JPH07331Y2 - 自動車の幌骨装置 - Google Patents

自動車の幌骨装置

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Publication number
JPH07331Y2
JPH07331Y2 JP1987193799U JP19379987U JPH07331Y2 JP H07331 Y2 JPH07331 Y2 JP H07331Y2 JP 1987193799 U JP1987193799 U JP 1987193799U JP 19379987 U JP19379987 U JP 19379987U JP H07331 Y2 JPH07331 Y2 JP H07331Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
cloth
vehicle body
roll bar
bone
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987193799U
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English (en)
Other versions
JPH0196330U (ja
Inventor
晃太郎 杉山
行哉 高田
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、幌布の一部を車体に対して開閉するようにし
た自動車において、幌布にたるみが生じないようにし
た、自動車の幌骨装置に関するものである。
(従来の技術) 自動車のうち、特にオフロード走行もできるような型式
のものでは、屋根部分の一部または前部を幌布で形成
し、必要に応じて取外しや巻取り、あるいは折畳みがで
きるようになっている(従来例として実公昭38-12413号
公報参照および実公昭41-24005号公報参照)。屋根の全
部を幌布で形成した場合、その一部、たとえば運転席の
上方部分のみを他の部分とは独立して車体から離せるよ
うにすると実際の使用に当たっては著しく便利である。
車体に対する幌布の取付けは雌雄のホック止めで行なう
のが普通であるため、上記要請に応えるために車体全部
に設けられたホックの幌布との結合を解き、これによっ
て自由となった幌布を後方に折曲げ、あるいは巻回する
ことが考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) このような構成とすれば、運転席上部を覆う部分の幌布
の開閉を行なうことができることになるが、ここに一つ
問題が生ずる。すなわち、この場合には幌布を車体に固
定するのがホック結合であるため、車体の上部全体を覆
う場合に幌布にどうしてもたるみが生じてしまうことに
なる。本考案はこの点を解決することを目的として成さ
れたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、車体1のほぼ中
央に上部が幌布3に近接する高さのロールバー7を設け
ると共に、このロールバー7の前方に、中間部分に板部
材10を取付け両端の支持部を中心にして車体1の前後方
向に傾倒する幌骨4を設け、この幌骨4に車体1上部を
覆う幌布3の前端を前記板部材10の裏面との間でホック
11で結合することにより係着し、幌布3の裏面の前記ロ
ールバー7の上方部分に対応するところにはロールバー
7を前部から回り込んで裏面に至る長さの布片18を設け
てその後端を幌布3に縫着し、布片3の前端とロールバ
ー7の下面とをホック8,19で結合した構成としたもので
ある。
(作用) このような構成とすれば、車体1の中間部両側に設けら
れた幌骨4を車体1の前方に倒すことによって車体1の
上部の全体を幌布3で覆うことができ、またこの幌骨4
を車体1の後方に倒すことによって運転席上部を開放す
ることができること、になる。そして幌骨4が車体1の
前方に倒れるとき、その状態でのロック位置を適切に設
定することにより、幌布3に適度のテンションを与える
ことができることにある。そして幌布3と幌骨4の板部
材10とはホック11で結合で係着されていることから着脱
が容易であり、幌骨4を後方に倒したときには幌布3に
縫着された布片18によってテンションが与えられて、た
るみを防止することができることになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図について説明すると、第1
図において1は自動車の車体であって、2はフロントガ
ラス、3は屋根部屋の全体を覆う幌布である。幌布3は
前端部分を後述する幌骨4にホック結合により係着され
ている。また、後端部分は基端を車体1に回動自在に保
持された幌骨5によってL字状に張設され、その端部
(後端)は車体1の後壁を形成するようになっている。
なお、この垂下部分には透明材による窓が設けられる。
幌骨(幌フロントフレーム)4は後方に開いたコ字状の
ものであり、その両端部分において車体1の運転席上部
両側部分(後述のロールバー7の前部にに位置するルー
フサイドレール8)に設けられたブラケット6に、車体
1に対して前後方向に傾倒自在に支持される。
第2図は第1図の屋根部分の断面を示すものである。こ
の図において符号7で示すものはロールバーである。こ
のロールバー7はアウタパネルとインナパネルを接合し
て断面方形の筒状にしたコ字形のものであり、下端(両
端)の開口部を車体1に一体に取付けたものである。こ
のロールバー7の上方部分の下面には雄ホック8が取付
けられている。このロールバー7とフロントガラス2と
の間にはルーフサイドレール9が設けられており、前述
のブラケット6は、このルーフサイドルーフ9上に取付
けられている。
第2図および第3図に示すように、幌骨4の中間部分に
は板部材10が取付けられている。この板部材10の材質と
しては硬質の布、樹脂のほか金属板等が考えられる。こ
の板部材10の裏面には雄のホック11が取付けられてお
り、幌布3の前端に設けられる雌のホック(図示せず)
に嵌合するようになっている。幌布3は第2図に示すよ
うに後端部分が車体1に固着されている(符号12で示す
部分)。この部分もホック等の手段により、必要に応じ
て車体1から取り外せるようにしてある。車体1のこれ
より前の部分には裏13,14が取付けられており、ブラケ
ット13には斜め後方に傾斜させた幌骨5の下端が回動可
能に支持されている。この幌骨5の上端部は幌布3を押
え、これによって幌布3の垂下部分が形成される。幌骨
5の中間部にはブラケット15が設けられており、このブ
ラケット15とブラケット13の間にはステーとして機能す
る幌骨16が設けられている。
このように構成されたこの装置は、前述のように幌骨4
を車体1の前方に倒して車体側にロックすることによ
り、幌布3を車体上部の全体を覆うようにし、またロッ
クを解いて幌骨4を自由にし後方に倒すことにより運転
席の上部のみを開放することができることになる。この
場合の幌骨4のロック機構としてはどのようなものでも
よいが、たとえば幌骨4に取付けられた板部材10の裏面
にフックを取付けておき、車体1のフロントガラス2の
上部にこのフックに係合するロック金具を取付けておけ
ば係合、離脱が容易に行なわれることになる。
幌骨4を前方に倒して幌布3で車体1の上部全体を覆う
ようにすると、幌骨4の回動軌跡により、第2図に符号
lで示す分だけ幌布3を引張ることになる。したがって
幌布3は全体的に緊張することになる。幌骨4の車体1
(フロントガラス上部)に対するロックを解除して後方
に倒し、幌布3の運転席上方部分を開ければ、その開い
た部分により後方の部分にたるみが出やすいことにな
る。本考案はおいては、このたるみを防止する手段とし
て、幌布3の裏面中央部(ロールバー7の前後部分)に
後端を幌布3に縫着17した布片18を設け、この布片18を
ロールバー7の前部から回り込ませ、布片18の前端に取
付けた雌ホックをロールバー7の下面に設けた雄ホック
8に結合させるようにしてある。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成した自動車の幌骨装置
であるから、車体の運転席上方部分の幌布を後方に開く
ことができる自動車において、幌布を車体上方の全体を
覆うような状態としたときに従来生じ易かったたるみ
を、幌骨の回動で自動的に緊張させることができる。ま
た、幌布の運転席上方部分のものを後方に開いたときに
は、幌布に縫着された布片がロールバーに係着すること
によって、たるみ防止をすることができいる。幌布は幌
骨とロールバーの両方に対してホック結合で係着するの
で、着脱が容易である。そしてこの構造によれば、外部
に露出するホックが少ないので外観性にも優れる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は第1図中
の幌骨と幌布の部分を示す断面図、第3図は幌骨部分の
斜視図である。 1……車体、3……幌布 4……幌骨、6……ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のほぼ中央に上部が幌布に近接する高
    さのロールバーを設けると共に、該ロールバーの前方
    に、中間部分に板部材を取付け両端の支持部を中心にし
    て車体の前後方向に傾倒する幌骨を設け、該幌骨に車体
    上部を覆う幌布の前端を前記板部材の裏面との間でホッ
    ク結合することにより係着し、該幌布の裏面の前記ロー
    ルバーの上方部分に対応するところには該ロールバーを
    前部から回り込んで裏面に至る長さの布片を設けてその
    後端を幌布に縫着し、該布片の前端とロールバーの下面
    とをホックで結合したことを特徴とする自動車の幌骨装
    置。
JP1987193799U 1987-12-21 1987-12-21 自動車の幌骨装置 Expired - Lifetime JPH07331Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987193799U JPH07331Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21 自動車の幌骨装置

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JP1987193799U JPH07331Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21 自動車の幌骨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0196330U JPH0196330U (ja) 1989-06-27
JPH07331Y2 true JPH07331Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31484573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987193799U Expired - Lifetime JPH07331Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21 自動車の幌骨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07331Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378811A (ja) * 1986-09-24 1988-04-08 Ota Sheet:Kk 自動車用幌の張設装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0196330U (ja) 1989-06-27

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