JP2600788Y2 - オープンルーフ車のルーフ固定構造 - Google Patents
オープンルーフ車のルーフ固定構造Info
- Publication number
- JP2600788Y2 JP2600788Y2 JP1991052357U JP5235791U JP2600788Y2 JP 2600788 Y2 JP2600788 Y2 JP 2600788Y2 JP 1991052357 U JP1991052357 U JP 1991052357U JP 5235791 U JP5235791 U JP 5235791U JP 2600788 Y2 JP2600788 Y2 JP 2600788Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- fixing structure
- vehicle
- hook
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はオープンルーフ車のルー
フ固定構造に関する。
フ固定構造に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】オープンルーフ車には、図３
に示すようにルーフ１をセンタールーフ１ａと２つのサ
イドルーフ１ｂ，１ｃに３分割したものがある。これら
のルーフ１ａ，１ｂ，１ｃは、トグルロック機構によっ
て車体フレームに固定するのが一般的である。このう
ち、センタールーフ１ａの前方側を車体に固定する際に
は、インサイドミラーのベース部近傍に、該ベース部と
別体に設けたフック部材にセンタールーフ１ａ前端のト
グルロック機構の係止リングを係合させている。このた
め、上記インサイドミラーのベース部とは別に独自にフ
ック部材を溶接接合しなければならず、溶接工数と部品
点数が増え、コストアップを招くことになる。
に示すようにルーフ１をセンタールーフ１ａと２つのサ
イドルーフ１ｂ，１ｃに３分割したものがある。これら
のルーフ１ａ，１ｂ，１ｃは、トグルロック機構によっ
て車体フレームに固定するのが一般的である。このう
ち、センタールーフ１ａの前方側を車体に固定する際に
は、インサイドミラーのベース部近傍に、該ベース部と
別体に設けたフック部材にセンタールーフ１ａ前端のト
グルロック機構の係止リングを係合させている。このた
め、上記インサイドミラーのベース部とは別に独自にフ
ック部材を溶接接合しなければならず、溶接工数と部品
点数が増え、コストアップを招くことになる。
【０００３】本考案は、このような事情に鑑み、センタ
ールーフの前方側を固定するためのフック部材の溶接作
業を省いてコストダウンを図ることができるオープンル
ーフ車のルーフ固定構造を提供することを目的とする。
ールーフの前方側を固定するためのフック部材の溶接作
業を省いてコストダウンを図ることができるオープンル
ーフ車のルーフ固定構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ウィンドシールドガラス３を支持したフ
ロントヘッダ２の下面にインサイドミラー６を設け、係
止リング９を有するトグルロック機構８を用いてルーフ
１を車体に着脱可能にしたオープンルーフ車のルーフ固
定構造において、上記インサイドミラー６のベース部６
ａの後端部を上方に延設し、その上端を下方に折曲げ
て、上記トグルロック機構８の一構成部材をなすフック
７を車両後方に向けて形成し、上記トグルロック機構８
をルーフ１前端部の裏面に配設してなり、該トグルロッ
ク機構８の係止リング９を上記フック７に係止させて上
記ルーフ１の前方側を車体に固定したことにある。
め、本考案は、ウィンドシールドガラス３を支持したフ
ロントヘッダ２の下面にインサイドミラー６を設け、係
止リング９を有するトグルロック機構８を用いてルーフ
１を車体に着脱可能にしたオープンルーフ車のルーフ固
定構造において、上記インサイドミラー６のベース部６
ａの後端部を上方に延設し、その上端を下方に折曲げ
て、上記トグルロック機構８の一構成部材をなすフック
７を車両後方に向けて形成し、上記トグルロック機構８
をルーフ１前端部の裏面に配設してなり、該トグルロッ
ク機構８の係止リング９を上記フック７に係止させて上
記ルーフ１の前方側を車体に固定したことにある。
【０００５】
【実施例】図１は、図２に示したセンタールーフ１ａの
固定構造を示している。同図において、２はフロントヘ
ッダ、３はウィンドシールドガラス、４はウィンドウェ
ザーストリップ、５はルーフウェザーストリップであ
る。フロントヘッダ２には、インサイドミラー６が取付
けてあり、該ミラー６のベース部６ａの後端にフック７
を一体成形により延設してある。また、センタールーフ
１ａの裏面側には、トグルロック機構８が取付けてあ
り、該機構８の係止リング９をインサイドミラー６のフ
ック７に係合してセンタールーフ１ａを固定するように
なっている。
固定構造を示している。同図において、２はフロントヘ
ッダ、３はウィンドシールドガラス、４はウィンドウェ
ザーストリップ、５はルーフウェザーストリップであ
る。フロントヘッダ２には、インサイドミラー６が取付
けてあり、該ミラー６のベース部６ａの後端にフック７
を一体成形により延設してある。また、センタールーフ
１ａの裏面側には、トグルロック機構８が取付けてあ
り、該機構８の係止リング９をインサイドミラー６のフ
ック７に係合してセンタールーフ１ａを固定するように
なっている。
【０００６】図２はこのセンタールーフ１ａを分解して
示す図で、該ルーフ１ａの前後両端にそれぞれトグルロ
ック機構８，８を設けてある。このうち、後方側のトグ
ルロック機構８は、ロールバー１０に固設したフック部
材（図示せず）に係合させるようになっている。次に、
本考案に係るルーフ固定構造の作用を説明する。まず、
分割されたセンタールーフ１ａおよびサイドルーフ１
ｂ，１ｃをウィンドシールドガラス３とロールバー１０
との間に載置する。次いで、センタールーフ１ａ前端の
トグルロック機構８のレバーを下げた状態で係止リング
９をフック７に掛け、トグルロック機構８のレバーを上
方に上げてロックする。これによってセンタールーフ１
ａの前方側を車体に固定することができる。また、上述
したように、後方側のトグルロック機構８は、ロールバ
ー１０に固設したフック部材（図示せず）に係合し、サ
イドルーフ１ｂ，１ｃは従来と同じ要領にて取り付け
る。
示す図で、該ルーフ１ａの前後両端にそれぞれトグルロ
ック機構８，８を設けてある。このうち、後方側のトグ
ルロック機構８は、ロールバー１０に固設したフック部
材（図示せず）に係合させるようになっている。次に、
本考案に係るルーフ固定構造の作用を説明する。まず、
分割されたセンタールーフ１ａおよびサイドルーフ１
ｂ，１ｃをウィンドシールドガラス３とロールバー１０
との間に載置する。次いで、センタールーフ１ａ前端の
トグルロック機構８のレバーを下げた状態で係止リング
９をフック７に掛け、トグルロック機構８のレバーを上
方に上げてロックする。これによってセンタールーフ１
ａの前方側を車体に固定することができる。また、上述
したように、後方側のトグルロック機構８は、ロールバ
ー１０に固設したフック部材（図示せず）に係合し、サ
イドルーフ１ｂ，１ｃは従来と同じ要領にて取り付け
る。
【０００７】
【考案の効果】本考案におけるルーフ固定構造では、イ
ンサイドミラー６のベース部６ａの後端部を上方に延設
し、その上端を下方に折曲げて、上記トグルロック機構
８の一構成部材をなすフック７を車両後方に向けて形成
しているので、フック部材を別途に設ける必要がなくな
るため、部品点数が減少し、コスト低減を図ることがで
き、フック部材の取付作業も不要になる。また、本考案
は、上記トグルロック機構８をルーフ１前端部の裏面に
配設しているので、上記フック７がインサイドミラー６
のベース部６ａに一体に形成され、その形状が逆Ｊ字状
になっていることと合わせて考慮すると、トグルロック
機構８の係止リング９を、スペースの広い室内側から車
両前方に向けて回動させ、フック７に係止させる作業を
簡単に行うことができる。さらに、ロックを解除する場
合も、トグルロック機構８のレバーを下方に引き下げ、
係止リング９をスペースの広い車両後方側に回動させれ
ばよいため、その作業性が良好である。
ンサイドミラー６のベース部６ａの後端部を上方に延設
し、その上端を下方に折曲げて、上記トグルロック機構
８の一構成部材をなすフック７を車両後方に向けて形成
しているので、フック部材を別途に設ける必要がなくな
るため、部品点数が減少し、コスト低減を図ることがで
き、フック部材の取付作業も不要になる。また、本考案
は、上記トグルロック機構８をルーフ１前端部の裏面に
配設しているので、上記フック７がインサイドミラー６
のベース部６ａに一体に形成され、その形状が逆Ｊ字状
になっていることと合わせて考慮すると、トグルロック
機構８の係止リング９を、スペースの広い室内側から車
両前方に向けて回動させ、フック７に係止させる作業を
簡単に行うことができる。さらに、ロックを解除する場
合も、トグルロック機構８のレバーを下方に引き下げ、
係止リング９をスペースの広い車両後方側に回動させれ
ばよいため、その作業性が良好である。
【図１】本考案に係るルーフ固定構造の要部を示す縦断
面図である。
面図である。
【図２】図１のセンタールーフを分解して示す斜視図で
ある。
ある。
【図３】オープンルーフ車の斜視図である。
１ ルーフ １ａ センタールーフ ２ フロントヘッダ ６ インサイドミラー ６ａ ベース部 ７ フック ８ トグルロック機構 ９ 係止リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−135825（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−56231（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−190719（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−105018（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−16320（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60J 7/185 B60R 1/04
Claims (1)
- 【請求項１】 ウィンドシールドガラス３を支持したフ
ロントヘッダ２の下面にインサイドミラー６を設け、係
止リング９を有するトグルロック機構８を用いてルーフ
１を車体に着脱可能にしたオープンルーフ車のルーフ固
定構造において、上記インサイドミラー６のベース部６
ａの後端部を上方に延設し、その上端を下方に折曲げ
て、上記トグルロック機構８の一構成部材をなすフック
７を車両後方に向けて形成し、上記トグルロック機構８
をルーフ１前端部の裏面に配設してなり、該トグルロッ
ク機構８の係止リング９を上記フック７に係止させて上
記ルーフ１の前方側を車体に固定したことを特徴とする
オープンルーフ車のルーフ固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052357U JP2600788Y2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | オープンルーフ車のルーフ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052357U JP2600788Y2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | オープンルーフ車のルーフ固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04135821U JPH04135821U (ja) | 1992-12-17 |
| JP2600788Y2 true JP2600788Y2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=31928786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991052357U Expired - Lifetime JP2600788Y2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | オープンルーフ車のルーフ固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600788Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0338014Y2 (ja) * | 1985-05-22 | 1991-08-12 | ||
| JPH0518179Y2 (ja) * | 1987-06-26 | 1993-05-14 | ||
| DE3728267A1 (de) * | 1987-08-25 | 1989-03-09 | Porsche Ag | Vorrichtung zum festlegen eines verdecks eines kraftfahrzeuges |
| JPH0728022Y2 (ja) * | 1988-07-19 | 1995-06-28 | マツダ株式会社 | オープンカーのルーフロック構造 |
| JPH0728023Y2 (ja) * | 1989-02-08 | 1995-06-28 | マツダ株式会社 | 着脱式ルーフのロック機構 |
| JP2897038B2 (ja) * | 1989-10-20 | 1999-05-31 | スズキ株式会社 | 自動車の上部車体構造 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP1991052357U patent/JP2600788Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04135821U (ja) | 1992-12-17 |
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