JP3686495B2 - 塵芥収集車の塵芥押込装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は塵芥収集車の塵芥押込装置に関し、特に着脱自在に搭載されるコンテナ型塵芥収容箱を備えた塵芥収集車の塵芥押込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭等から出る塵芥を、コンテナ型の塵芥収容箱を着脱自在に設けた塵芥収集車により収集し、塵芥を収集した塵芥収集車をターミナルに運び、このターミナルにおいて、塵芥を収容した塵芥収容箱を塵芥収集車より降ろして回収し、回収した塵芥収容箱をこのターミナルから鉄道車両或いはコンテナ輸送車等を用いて処理施設に運び、処理施設において回収された塵芥を処理する塵芥車を用いたコンテナ式輸送システムが提案されている。
【0003】
このコンテナ式輸送システムに用いられる塵芥収集車の先行技術としては、例えば特公昭52ー23447号公報がある。
【0004】
この先行技術に開示される塵芥収集車は、図7に示すように架台51の後端に立設した支柱52に塵芥投入箱53を設けると共に、後端開口に押込板55を具備するコンテナ型の塵芥収容箱54を上記架台51上に着脱自在に搭載し、塵芥投入口53aから塵芥投入箱53内に投入された塵芥を塵芥押上板56によって押し上げ、塵芥押上板56によって押し上げられた塵芥を押込板55の揺動によって塵芥収容箱54内に押し込むものである。
【0005】
次に押込板55及びこの押込板55を揺動駆動する押込装置60を図7及び図8に示す要部斜視図によって説明する。
【0006】
押込板55は支軸57によって塵芥収容箱54の後端開口部54aに揺動自在に軸着される一方、押込装置60は、塵芥投入箱53から延設された一対の支持部材61の先端に中央部が揺動可能に軸着63された揺動板62と揺動板62と塵芥投入箱53との間に架設された流体圧シリンダ64を有し、塵芥収容箱54を架台51上の所定位置に搭載し、かつ塵芥投入箱53を使用時状態の定位置にに設置した状態では支持部材61の先端が押込板55に開口する開口部55a内に挿入されて押込板55が塵芥収容箱54に軸着される揺動軸芯と支持部材61に軸着63される揺動板62の揺動軸芯との両軸芯中心線が同軸芯上に位置し、かつ揺動板62の上端62a及び下端62bが押込板55に当接するように構成されている。
【0007】
そして、流体圧シリンダ64を伸長することによって支持部材61の先端の軸着63を中心に揺動する揺動板62の下端62bによって押込板55を押動して支軸57を中心に前進揺動せしめて塵芥押上板56によって押し上げられた塵芥を塵芥収容箱53内に押し込み、かつ流体圧シリンダ64を収縮することによって支持部材61の先端の軸着63を中心に揺動する揺動板62の上端62aによって押込板55の上部を押動して押込板55を支軸57を中心に後退揺動させるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術によると、塵芥収容箱の後端開口部に揺動可能に軸着される押込板に、塵芥投入箱から延設された支持部材の先端に軸支された揺動板を当接させて流体圧シリンダの伸縮によって押込板を揺動することによって塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱内に押し込むことが可能になり、押込板と押込装置との係合及び係合解除操作が不要になり作業の簡素化が得られる。
【0009】
しかし、押込板が塵芥収容箱に軸着される揺動軸芯と支持部材に軸着される揺動板の揺動軸芯の両軸芯中心線を同軸芯上に設置することは、塵芥収容箱及び塵芥投入箱の組立寸法誤差や上記架台上に塵芥収容箱を搭載する際の搭載位置の許容誤差等に起因して極めて困難であり、両軸芯の偏倚、例えば押込板を塵芥収容箱に軸着する軸芯中心に対して支持部材に軸着される揺動板の軸芯中心が塵芥収容箱内方側に偏倚すると両軸着部に偏芯荷重が発生して円滑な作動が妨げられると共にそれらの軸着部の摩耗や損傷を誘発し、かつ押込装置に過大な負荷が作用する等の不具合を有し、一方押込板を塵芥収容箱に軸着する軸芯中心に対して支持部材に軸着される揺動板の軸芯中心が塵芥投入箱外方側に偏倚すると揺動板の上下端と押込板との間に間隙が生じ流体圧シリンダ装置の伸縮に伴って揺動板が押込板に対して相対的に揺動し、流体圧シリンダ装置の伸長による押込板を前進揺動せしめる際に下端が押込板に激しく衝打し、また流体圧シリンダ装置の収縮による押込板を後退揺動する際に上端が押込板に激しく衝打して騒音を発生すると共に押込板及び揺動板の損傷、即ち塵芥押込装置の損傷を誘発するおそれがある。
【0010】
従って、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、押込板や押込装置の損傷が回避されて円滑に作動して騒音の低減が得られる高品質の塵芥収集車の塵芥押込装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明による塵芥収集車の塵芥押込装置は、塵芥収集車の架台後部に傾動自在に塵芥投入箱を支持すると共に、架台上に塵芥収容箱を着脱自在に搭載し、塵芥収容箱に開口する後端開口に揺動自在に軸支されて後部開口を開閉する押込板を揺動せしめて塵芥投入箱内の塵芥を塵芥収容箱内に押し込む塵芥収集車の塵芥押込装置において、上記押込板の揺動軸芯の軸芯中心と同軸芯上乃至略同軸芯上に揺動軸芯の軸芯中心を有して塵芥投入箱に揺動自在に中央部が軸支された揺動アームと、揺動アームの上端近傍に配設されて一端が揺動アームに揺動自在に支持されて先端が弾力を有して押込板に当接するように付勢された緩衝アームを備えた押圧部と、揺動アームの下端近傍に配設されて押込板に当接する下部支持部と、塵芥投入箱と揺動アームとの間に架設されて揺動アームを揺動する揺動アーム駆動装置とを有することを特徴とする。
【0012】
従って、揺動アームの上端近傍が揺動アームに揺動自在に支持され付勢された緩衝アームの先端を介して、また下端近傍が下部支持部を介して常時押込板 に圧接することから、揺動アームの揺動軸芯中心と押込板の揺動軸中心がずれている場合でも押込板の支軸や揺動アームを支持する軸支部等に作用する偏荷重が回避され、かつ押込板と揺動アーム等の押込装置の激しい当接、即ち衝打が防止され押込板及び押込装置の損傷や騒音が防止されて円滑な安定した作業が確保できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による塵芥収集車の塵芥押込装置の一実施の形態を図によって説明する。
【0014】
図1は、塵芥収集車の概要を説明する側面図、図2は押込装置の要部を示す側面図、図3は図2のA−A線断面図であり、符号1は塵芥収集車である。
【0015】
塵芥収集車1は、シャシー2に搭載された架台3の上にコンテナ型の塵芥収容箱5が固縛装置(図示せず)を介して着脱自在に搭載されている。塵芥収容箱5は後面に後端開口6を有し、後端開口6には後端開口6を開閉する押込板7が設けられている。
【0016】
押込板7は、車幅方向に沿って水平に配設される一対の支軸8によって両側中央部が後部開口6の縁部に揺動可能に軸支され、自重によって後部開口6を閉鎖した位置に保持されるよう構成されると共に後部開口部6を閉鎖した状態に維持する係止装置(図示せず)を有し、かつ外面に後述する軸支部25を収容する一対の凹部7aが形成されている。
【0017】
塵芥収容箱5の後方には上端が架台3の後端に立設する支柱4の上端にブラケットを介して揺動可能に支持され、下端が架台3の後端に固縛装置によって係止固定される塵芥投入箱9が設けられ、塵芥投入箱9内に塵芥押込装置10が配設されている。
【0018】
塵芥押込装置10は、塵芥投入箱9に車幅方向に沿って配設された回転軸11に設けられた回転板12と、回転軸11の上方で車幅方向に沿って塵芥投入箱9に設けられた掻上板支軸13に揺動自在に支持された掻上板14と、押込板7を揺動駆動する押込板駆動手段20とを有し、回転板12は回転軸11を介して例えば油圧モータ(図示せず)によって、掻上板14は掻上板14と塵芥投入箱9との間に架設される油圧シリンダ15の伸縮によって揺動する。
【0019】
押込板駆動装置20は、塵芥投入箱9のフレーム9aに基端が固着された一対の揺動アーム支持部21を有し、各揺動アーム支持部21は相対向する板状の支持部材22によって構成され、揺動アーム支持部21の先端に揺動アーム24が揺動可能に軸支されている。
【0020】
揺動アーム24は、断面略コ字形であって、上部が相対向するように分岐しかつ中央部が塵芥収容箱5側に突出し、この突出部24aが上記揺動アーム支持部21の支持部材22の間に嵌入して車幅方向に沿って水平に配設される回動軸23によって揺動アーム支持部21の先端に揺動自在に揺動アーム24が軸支されている。
【0021】
架台3上の所定位置に塵芥収容箱5を搭載して固縛装置によって係止固定すると共に塵芥投入箱9を使用状態の定位置に固縛装置によって固定した状態において、揺動アーム支持部21の先端に回動軸23によって揺動アーム24を揺動可能に支持する軸支部25は上記押込板7の外面に形成される凹部7a内に収容されて揺動アーム24の揺動軸芯aと支軸8によって後部開口6の縁部に揺動可能に軸支される押込板7の揺動軸芯bの両軸芯中心が同軸芯上乃至略同軸芯上に配置されるよう設定されている。
【0022】
更に、揺動アーム24の下端近傍に押込板7の外面と対向する下部支持部26となる押込パット27がパット支軸27aを介して揺動自在に軸支され、押込板7の重心Gが押込板7の揺動軸芯bと押込パット26との当接面3aとの間に位置している。
【0023】
一方揺動アーム24の上端近傍には押込板7の外面と対向する押面28が一体的に固設されると共に、押込板7の外面に弾力を有して圧接する押圧部29が設けられている。
【0024】
この押圧部29は、一端が揺動アーム24の上端にピン30によって揺動自在に支持され、先端にローラ32を回転自在に保持する緩衝アーム31と、緩衝アーム31と揺動アーム24との間に張設されるスプリング33とを有し、スプリング33の張力によってローラ32を押込板7の外面に圧接するよう矢印c方向に緩衝アーム31を付勢している。
【0025】
更に揺動アーム駆動装置、例えば軸支部25とパット支軸27aとの間において一端が揺動アーム24に軸支され他端が塵芥投入箱9に軸支されて揺動アーム24と塵芥投入箱9との間に架設された油圧シリンダ35を具備し、この油圧シリンダ35の伸縮によって揺動アーム24が揺動アーム支持部21の先端に配設された回動軸23を中心に揺動するよう構成されている。
【0026】
次にこのように構成される塵芥収集車の塵芥押込装置10の作動について説明する。
【0027】
先ず、図5の(a)に示すよう架台3の後端に立設する支柱4と塵芥投入箱9との間に架設された油圧シリンダ36を伸長させた塵芥投入箱9が支柱4の上端のブラケットを中心に上方に揺動した状態で塵芥収容箱5を例えば、フォークリフト(図示せず)等によって上方から下降させて同図(b)に示すように架台3上の所定位置に載置し、固縛装置によって係止固定する。そして油圧シリンダ36の収縮によって同図(c)のように塵芥投入箱9を下降させてその下端を固縛装置によって架台3の後端に固縛装置によって係止固定することによって図1に示す塵芥収容箱5の後方に塵芥投入箱9が連続して配設される使用時における所定位置に固定して準備する。
【0028】
この塵芥投入箱9の下端を固縛装置によって架台3の後端に固定した状態において、塵芥押込装置10は、図2に示すように押込パット27が押込板7の外面の当接面3aに当接し、緩衝アーム31の先端に設けられたローラ32がスプリング33の張力によって押込板7の外面に弾力を有して圧接付勢されると共に、揺動アーム支持部21の先端の軸支部25は上記押込板7の外面に形成される凹部7a内に収容されて揺動アーム24の揺動軸芯aと支軸8によって後部開口6の縁部に揺動可能に軸支される押込板7の揺動軸芯bの両軸芯中心が同軸芯上乃至略同軸芯上に配置される。
【0029】
そして、塵芥を投入口から塵芥投入箱9に投入し、操作盤(図示せず)の操作によって塵芥押込装置10を作動させる。
【0030】
操作盤の操作により油圧モータが作動して回転軸11が回転駆動され、回転する回転板12によって塵芥投入箱9内の底板9a上に投入された塵芥を前部底板9bの下端と連続する位置まで掻き上げて回転板12の回転を停止する一方、回転板12の回転途中に油圧シリンダ15の収縮によって掻上板14を掻上板支軸13に揺動自在に支持された掻上板14を揺動前端位置より揺動後端位置まで揺動させて停止する。
【0031】
更に、上記油圧シリンダ15と同時に油圧シリンダ35も収縮によって揺動アーム24を揺動アーム支持部21の先端に配設された回動軸23を中心に図4に示す揺動後端位置まで揺動させて停止する。
【0032】
この揺動アーム24の揺動に伴って押込板7はその上部がスプリング33によって押込板7に圧接するよう付勢された緩衝アーム31の先端に設けられたローラ32によって押圧されて押込板7と押込パット27との圧接が維持された状態で図2に示す揺動前端位置から支軸8を中心に揺動アーム24と共に図4に示す揺動後端位置まで揺動して停止する。
【0033】
続いて油圧シリンダ15を伸長せしめて掻上板支軸13に揺動自在に支持された掻上板14をその揺動後端位置より揺動前端位置に向けて揺動させることによって回転板12によって掻き上げられた回転板12上の塵芥を前部底板9bの上面に沿って前部底板9bの上端まで掻き上げて停止する。
【0034】
次に、油圧シリンダ35を伸長せしめ、油圧シリンダ35の伸長によって揺動アーム24を揺動アーム支持部21の先端に配設された回動軸23を中心に図4に示す揺動後端位置から図2に示す揺動前端位置まで揺動させて停止することにより塵芥投入箱9内に投入された塵芥を塵芥収容箱5内に押し込むことによって塵芥を積み込む。
【0035】
押し込み終了後、再び回転板12を回転させると、油圧シリンダ35を収縮せしめて揺動アーム24及び押込板7を、図1に示す揺動前端位置から図4に示す揺動後端位置まで揺動せしめると共に、油圧シリンダ15を伸長収縮せしめて掻上板14をその揺動前端位置より揺動後端位置に揺動させて停止する。
【0036】
これら回転板12による塵芥投入箱9内の底板9a上に投入された塵芥の掻き上げから油圧シリンダ35の収縮による押込板7の揺動後端位置への揺動及び油圧シリンダ15の収縮による掻上板14の揺動後端位置への揺動までの各作動を繰り返すことによって連続的に塵芥投入箱9内に投入された塵芥は順次塵芥収容箱5内に積み込まれる。このサイクル運動による各部の作動は操作盤の操作によってシーケンス制御されて自動的になされる。
【0037】
しかし、上記押込板7が揺動作動中、押込板7の揺動範囲Eの途中で掻上板14と押込板7との隙間に万一堅い塵芥が挟まり、押込板7の揺動前進が不可能になった場合押込板7が停止する。この状態を回避するため、押込板7を揺動後退させるが、この揺動後退により押込板7によるローラ32の押圧が解除され、スプリング33の付勢力が及ばなくなり、ローラ32が矢印d方向に回動し、ついには、押面28が押込板7を機械的に受け止め押込板7を揺動後退できるようにする。
【0038】
塵芥収容箱5内が塵芥によって満たされると、塵芥収容箱5の後端開口6を押込板7によって閉鎖する揺動前端位置に係止装置によって係止固定する。そしてターミナルに搬送し、ターミナルにおいて油圧シリンダ36を伸長せしめて塵芥投入箱9を上昇して塵芥収容箱5と塵芥押込装置10を分離する。
【0039】
次に、固縛装置による係止を解除して架台3上より塵芥収容箱5をフォークリフト等によって上昇せしめて塵芥収集車の架台3より搬出する。
【0040】
以上説明した本実施の形態によると、油圧シリンダ35の伸長によって押込板7を揺動後端位置から揺動前端位置へ揺動する際、揺動アーム支持部材21の先端に配置された回動軸23を中心に揺動する揺動アーム24の下端近傍にパット軸27aによって支持された押込パット27によって塵芥の押し込みにより作用する負荷が比較的大きい押込板7の下方部分を主に確実に押動すると共に、押圧部29のスプリング33によって緩衝アーム31を介して付勢されたローラ32が押込板7に押接した状態で押込板7が支軸8を中心に揺動する。
【0041】
一方、油圧シリンダ35の収縮によって押込板7を揺動前端位置から揺動後端位置へ揺動する際は、揺動アーム24の上端近傍に配設される押圧部29のスプリング33に付勢された緩衝アーム31の先端に設けられたローラ32によって押込板7の上部を揺動せしめると共に、押込板7の下方部分がパット軸27aを介して揺動アーム24の下端近傍に支持された押込パット27に圧接した状態が維持さて押込板7は支軸8を中心に揺動する。
【0042】
従って、揺動アーム24の上端近傍がスプリング33によって付勢された緩衝アーム31に設けられたローラ32を介して、下端近傍が押込パット27を介して常時押込板7に圧接することから揺動アーム24の揺動軸芯中心aと、押込板7の揺動軸芯中心bがずれている場合でも押込板7の支軸8や揺動アーム24を支持する回動軸23等に作用する偏荷重が回避され、かつ押込板7と揺動アーム24等の押込装置10の激しい当接が防止され押込板7及び押込装置10の損傷や騒音が防止されて円滑な安定した作業が確保できる。
【0043】
また上記実施の形態では揺動アーム24の下端近傍に下部支持部26としてパット支軸27aを介して押込パット27を揺動可能に設けたが、図6に図2と対応する部分に同一符号を付することによって詳細な説明は省略するが、揺動アーム24の下端近傍に押込板7に当接可能な突出部37を設けることにより押込パット27を廃止して下部支持部26の簡素化を図ることも可能であり、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した本発明による塵芥収集車の塵芥押込装置によると、揺動アーム駆動装置によって揺動される揺動アームの上端近傍が弾力を有して当接する押圧部を介して、また下端近傍が下部支持部を介して常時押込板に圧接することから揺動アームの揺動軸芯中心と、押込板の揺動軸芯中心がずれている場合でも押込板の支軸や揺動アームを支持する軸支部等に作用する偏荷重が回避され、かつ押込板と揺動アーム等の押込装置の激しい当接、即ち衝打が防止され押込板及び押込装置の損傷が防止され、かつ騒音の低減が得られ高品質の塵芥収集車の塵芥押込装置が得られる等本発明特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塵芥収集車の塵芥押込装置の一実施の形態の概要を説明する側面図である。
【図2】同じく、本実施の形態の要部を示す側面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】同じく、本実施の形態の作動を説明する側面図である。
【図5】同じく、本実施の形態の作動を説明する示す側面図である。
【図6】本発明による塵芥収集車の塵芥押込装置の他の実施の形態を説明する要部側面図である。
【図7】従来の塵芥収集車の押込装置を説明する側面図である。
【図8】同じく、従来の塵芥収集車の押込装置を説明する要部斜視図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車
3 架台
4 支柱
5 塵芥収容箱
6 後端開口
7 押込板
9 塵芥投入箱
10 塵芥押込装置
24 揺動アーム
26 下部支持部
27 押込パット
28 押面
29 押圧部
31 緩衝アーム
32 ローラ
33 スプリング
35 油圧シリンダ
a 揺動アームの揺動軸芯
b 押込板の揺動軸芯

Claims (5)

  1. 塵芥収集車の架台後部に傾動自在に塵芥投入箱を支持すると共に、架台上に塵芥収容箱を着脱自在に搭載し、塵芥収容箱に開口する後端開口に揺動自在に軸支されて後部開口を開閉する押込板を揺動せしめて塵芥投入箱内の塵芥を塵芥収容箱内に押し込む塵芥収集車の塵芥押込装置において、
    上記押込板の揺動軸芯の軸芯中心と同軸芯上乃至略同軸芯上に揺動軸芯の軸芯中心を有して塵芥投入箱に揺動自在に中央部が軸支された揺動アームと、
    揺動アームの上端近傍に配設されて一端が揺動アームに揺動自在に支持されて先端が弾力を有して押込板に当接するように付勢された緩衝アームを備えた押圧部と、
    揺動アームの下端近傍に配設されて押込板に当接する下部支持部と、
    塵芥投入箱と揺動アームとの間に架設されて揺動アームを揺動する揺動アーム駆動装置と、を有する塵芥収集車の塵芥押込装置。
  2. 上記押圧部が、一端が揺動アームに揺動自在に支持された緩衝アームと、緩衝アームの先端に設けられ押込板に当接するローラと、緩衝アームと揺動アームとの間に設けられて緩衝アームをローラが押込板に圧接する方向に付勢するスプリングと、を有することを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車の塵芥押込装置。
  3. 上記下部支持部が、揺動アーム下端の近傍に揺動自在に支持されて押込板に当接する押込パッドである、ことを特徴とする請求項1または2に記載の塵芥収集車の塵芥押込装置。
  4. 上記揺動アーム駆動装置が、揺動アームと塵芥投入箱との間に架設された油圧シリンダである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の塵芥収集車の塵芥押込装置。
  5. 揺動アームが、押込板に当接して揺動アームに対する揺動を規制する押面を有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の塵芥収集車の塵芥押込装置。
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