JP3685807B2 - 塵芥収集車のコンテナ傾倒装置 - Google Patents

塵芥収集車のコンテナ傾倒装置 Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は塵芥収集車に付設されるコンテナ傾倒装置に係り、特にコンテナ内の塵芥を効率よく積込装置に排出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、工場や家庭に塵芥用のコンテナを設置しておき、塵芥収集時にはこのコンテナごと塵芥ステーションに搬出する方式が一部で実施されている。塵芥収集作業員は各塵芥ステーションを巡回し、集積されたコンテナ内の塵芥を塵芥収集車のテールゲートの塵芥投入口に投入して塵芥収集を行う。
【0003】
テールゲートの塵芥投入口へ塵芥を投入するにはコンテナを反転させる必要があるが、これを人力で行うことは、作業員に多大な労力を負担させることになり、改善が望まれていた。
そこで、特開昭69−258003号公報では、テールゲートの後端部にリフトアームを回動自在に取付け、このリフトアームのチャック機構でコンテナの上縁を咥えて持上げた後、塵芥投入口に向けて反転させるコンテナ反転装置が提案されている。
また、米国特許第3894642号の明細書には、テールゲートの後端部に揺動アームを回動自在に取付け、この揺動アームのロック機構でコンテナに形成された凹部の上端とピンとを係止し、そのまま塵芥投入口に向けて反転させるコンテナダンプ機構が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の装置や機構には、それぞれ問題点があった。
すなわち、特開昭69−258003号公報のものでは、持上げおよび反転の際にコンテナの上縁を咥える方式を採っているため、搬送時や反転時(塵芥排出時)等に上縁が破損変形した場合、チャック機構で咥えることが全くできなくなりコンテナ自体の交換を余儀なくされる。
また、これは米国特許第3894642号のものも同様であるが、コンテナを単に反転させることにより塵芥の排出を行うため、コンテナ内に塵芥の詰まりや引っ掛かりがあった場合、塵芥の完全な排出が行えない虞があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来技術の有する問題点を解消し、安定した作動と塵芥の完全な排出とを実現した塵芥収集車のコンテナ傾倒装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、
塵芥用コンテナに設けた水平に延びるコンテナピンに塵芥収集車側の係合手段を係合させることにより前記塵芥用コンテナを持ち上げて傾倒させ、前記塵芥用コンテナ内の塵芥を前記塵芥収集車の塵芥投入口に落とし込む塵芥収集車のコンテナ傾倒装置であって、
前記係合手段は、
前記コンテナピンを受け入れるときには上下方向に延びつつ下方に開口する長溝をその内側に有するととともに、前記コンテナピンを受け入れるときにはその上方に位置するU字形状のピン受けと、
前記長溝の開口に対して回動自在であり、かつ前記コンテナピンと係合するときには前記長溝に向かって前記コンテナピンを持ち上げつつ前記開口を閉鎖するキャッチと、
前記キャッチを回動させて前記長溝の開口を開閉させるキャッチ駆動手段と、
前記長溝が上下方向に延びる状態と前記塵芥投入口の側に傾倒する状態との間で前記ピン受けおよび前記キャッチと前記塵芥用コンテナを一体に傾動させる傾動手段と、
前記コンテナピンが設けられている前記塵芥用コンテナの前面に当接して転動するガイドローラと、を備え、
前記塵芥用コンテナの前面は、前記ガイドローラに係脱自在に係合する突起を有し、
かつ前記突起は、
前記塵芥用コンテナが傾動すると、前記ガイドローラに係合して前記塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動を阻止するとともに、
前記塵芥用コンテナがさらに傾動すると、前記ガイドローラに対する係合が外れ、前記コンテナピンが前記長溝内を移動することにより前記塵芥用コンテナが前記塵芥投入口に向かって滑落し、前記コンテナピンが前記長溝の端部に突き当たることにより前記塵芥用コンテナが停止して前記塵芥用コンテナに衝撃が加わるように形成されている、ことを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した塵芥収集車のコンテナ傾倒装置において、
前記ガイドローラは、前記ピン受けの上側および下側にそれぞれ設けられた上部ガイドローラおよび下部ガイドローラであり、
前記突起は、前記コンテナピンの上側および下側にそれぞれ形成された上部突起および下部突起であり、
前記上部突起および前記下部突起は、
前記塵芥用コンテナが傾動すると前記下部突起が前記下部ガイドローラに係合するとともに、
前記塵芥用コンテナがさらに傾動すると前記下部突起の前記下部ガイドローラへの係合が外れるが前記上部ガイドローラが前記上部ガイドローラに係合し、
かつ前記塵芥用コンテナがより一層傾動すると前記上部突起の前記上部ガイドローラへの係合が外れて前記塵芥用コンテナが前記塵芥投入口に向かって滑落する、
ように形成されていることを特徴としている。
【0008】
また、請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した塵芥収集車のコンテナ傾倒装置において、
前記コンテナピンが、前記塵芥用コンテナの前面に凹設されて上下方向に延びる凹溝内に配設され、
かつ前記ピン受けおよび前記キャッチは、前記凹溝内に進退自在に形成されている、
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1に記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置によれば、塵芥用コンテナが傾動してその傾動角度が小さいときには、塵芥用コンテナの前面に設けた突起がガイドローラに係合するので、塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動が阻止される。ところが、塵芥用コンテナがさらに傾動すると、突起とガイドローラとの係合が外れるので、塵芥用コンテナは塵芥投入口に向かって一気に滑落する。これにより、コンテナピンが長溝の端部に勢い良く衝突して塵芥用コンテナの移動が急激に停止するから、コンテナ内の塵芥を確実に排出することができる。
なお、塵芥用コンテナが塵芥投入口に向かって滑落し始めるときの塵芥用コンテナの傾動角度は、突起の形状等を適宜変更することにより、任意に設定することができる。
【0010】
請求項2に記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置によれば、塵芥用コンテナが傾動すると下部突起が下部ガイドローラに係合するので、塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動が阻止される。
塵芥用コンテナがさらに傾動すると、下部突起と下部ガイドローラとの係合が外れるものの、今度は上部突起と上部ガイドローラとが係合するので、引き続き塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動が阻止される。
そして、塵芥用コンテナがより一層傾動して初めて、上部突起と上部ガイドローラとの係合が外れるので、塵芥用コンテナは塵芥投入口に向かって一気に滑落する。
すなわち、請求項2に記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置においては、下部突起と下 部ガイドローラとの係合および上部突起と上部ガイドローラとの係合を組み合わせることにより、請求項1に記載のものと比較して塵芥用コンテナの傾動がより一層大きくなるまで塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動を阻止することができる。
これにより、コンテナピンが長溝の端部により一層勢い良く衝突して塵芥用コンテナの移動がより一層急激に停止するので、コンテナ内の塵芥をより一層確実に排出することができる。
【0011】
請求項3に記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置においては、塵芥用コンテナの前面に凹設した凹溝内にコンテナピンを配設するので、コンテナピンを堅固に保持することができるばかりでなく、塵芥用コンテナの剛性および強度を高めて耐久性を向上させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明による塵芥収集車のコンテナ傾倒装置の一実施例について添付の図面を参照して説明する。
【0013】
図1,図2(図1中の半裁A矢視図),図3(図2中のB−B断面図)に示したように、本実施例の塵芥収集車では、テールゲート1の塵芥投入口2の側壁を構成する左右のサイドパネル3の側面から、後方に向けてアームブラケット4が突設されている。
左右のアームブラケット4には各1個のリフトアーム5がピン6を支点に回動自在に支持されている。
左右のリフトアーム5は、上下方向中間位置で角鋼管製のサポートチューブ7で連結され、下端位置では鋼管製のトルクチューブ8で連結されている。
また、サイドパネル3の下方とリフトアーム5の上部とには、リフトアーム駆動手段である油圧作動のリフトシリンダ9のシリンダ本体10とロッド11の各端部が連結しており、リフトシリンダ9が伸縮することによってリフトアーム5が回動する。
図中、12はサイドパネル3に溶接されたシリンダブラケットである。
【0014】
サポートチューブ7の後端面には、略U字形状のピン受け13が溶接され、その内側が下端部が開放された上下方向の長溝14となっている。
ピン受け13の直下方にはフック状のキャッチ15が配設されており、図1〜図3の状態ではピン受け13の長溝14の下端部を閉鎖している。
リフトアーム5内にはキャッチ駆動手段である油圧作動のキャッチ用シリンダ16が内蔵されている。
キャッチ用シリンダ16は、シリンダ本体17の端部がリフトアーム5に固定されると共に、ロッド18の端部がリンク19およびドライブシャフト20を介してキャッチ15に連結されており、伸縮することによってキャッチ15を開閉する。
尚、ドライブシャフト20は、リフトアーム5とトルクチューブ8に取付けられたボス21とに回動自在に支持されている。
【0015】
サポートチューブ7の上端面には鋼板製のローラブラケット22が2組立設されており、ピン受け13の左右上方で上部ガイドローラ23を回動自在に支持している。
また、トルクチューブ8の前面にはこれも鋼板製のローラブラケット24が2組水平に突設されており、ピン受け13の左右下方で下部ガイドローラ25を回動自在に支持している。
尚、以上の記載はテールゲート1の左側についてのものであるが、右側もこれと全く対称に構成されている。
【0016】
一方、図4,図5に示したように、本実施例のコンテナ26は矩形であり、本体27の上端部に後方に向けて開閉自在な蓋28を有すると共に、後端下部に一対の回動自在な車輪29を備えている。
また、本体27の前面には前述した凹溝35が上下方向に形成され、この凹溝35内に鋼管製のコンテナピン30が配設されている。
また、本体27における凹溝35の左右の面は転動面31となっており、前述した上部および下部のガイドローラ23,25が当接し転動する。
そして、転動面31におけるコンテナピン30の上方と下方とには所定の間隔をもってそれぞれ上部突起32と下部突起33とが形成されている。
【0017】
以下、本実施例の作用を述べる。
【0018】
本実施例では、作業にあたって先ず、図6に示したようにコンテナ26をテールゲート1に寄せ、コンテナ傾倒装置のピン受け13を凹溝35に嵌合させながら、転動面31を上部ガイドローラ23に当接させる。
この際、コンテナピン30はピン受け13の下方に位置しており、また、キャッチ15は開放状態となっている。
【0019】
次に、図7に示したようにキャッチ用シリンダ16を伸長させ、リンク19およびドライブシャフト20を介して、キャッチ15を図中反時計回りに回動させる。
すると、キャッチ15がコンテナピン30を保持しながら若干持上げ、同時にピン受け13の長溝14の下端を閉鎖する。
尚、コンテナ26はコンテナピン30と共に前部が持ち上げられるため、その下端面が地表面34から浮き上がり、車輪29のみが接地した状態となる。
【0020】
次に、リフトシリンダ9を伸長させ、図8に示したようにリフトアーム5を反時計回りに回動させる。
すると、キャッチ15に保持されたコンテナピン30が上昇し、コンテナ26が地表面34から完全に浮き上がる。
尚、当然のことながらコンテナ26の重心Gがコンテナピン30の後方にあるため、コンテナ26には時計回りのモーメントが働き、転動面31には下部ガイドローラ25が当接する。
【0021】
リフトシリンダ9を伸長させてリフトアーム5を更に回動させると、図9に示したようにコンテナ26が略水平になる。
この時点では、コンテナ26の重心Gはコンテナピン30と下部ガイドローラ25との間に移動する。
したがって、コンテナ26はコンテナピン30と転動面31とが、それぞれピン受け13の長溝14の前面と下部ガイドローラ25とにより支持される。
そして、コンテナ26の前方への移動は、下部ガイドローラ25と転動面31の下部突起33との係合により阻止される。
【0022】
図9の状態からリフトアーム5を更に回動させると、図10に示したようにコンテナ26の重心Gがコンテナピン30より前方に移動する。
すると、コンテナピン30を軸にコンテナ26が反時計回りに若干回動し、今度は上部ガイドローラ23が転動面31に当接するようになる。
この状態では、コンテナ26を前方へ移動させる力も大きくなるが、上部ガイドローラ23と上部突起32との係合によって前方への移動が阻止される。
【0023】
図10の状態からリフトアーム5を更に回動させると、コンテナ26の重心は更に前方に移動し、コンテナ26を前方へ移動させる力も非常に大きくなる。
すると、図11に示したように上部突起32と上部ガイドローラ23との係合が外れ、コンテナ26がテールゲート1の塵芥投入口2に向けて急激に移動する。
この移動は、コンテナピン30が長溝14内を斜め下方に移動してその端部に突き当たることにより停止し、その際に大きな衝撃がコンテナ26に加わる。
その結果、コンテナ26内の塵芥は、詰まりや引っ掛かりがあっても、塵芥投入口2内に排出されるのである。
【0024】
図12,図13(図12中の半裁C矢視図)には上述した実施例の変形例を示し、図14,図15にはこの変形例に使用するコンテナを示してある。
この変形例ではコンテナ26の前面にコンテナピン30を左右に突出した状態で設け、その両端部を左右各一対ずつのピン受け13とキャッチ15とで保持するようにしてある。
また、この変形例では転動面31に上部および下部のガイドローラ23,25を係止する突起が形成されていない。
【0025】
以上で具体的実施例の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施例に限るものではない。
例えば、上記実施例ではテールゲートに塵芥投入装置を左右2連装したが、中央にも配置して3連装としてもよい。
また、リフトアームを塵芥投入口の中央寄りに配置し、このリフトアームに直接ピン受けやキャッチを取り付けるようにしてもよい。
更に、リフトアーム駆動手段やキャッチ用駆動手段に、油圧シリンダに代えて、電動モータ等を用いてもよいし、転動面に形成する突起の形状や大きさを適宜設定することも可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のコンテナ傾倒装置によれば、塵芥用コンテナが大きく傾動すると、突起とガイドローラとの係合が外れて塵芥用コンテナが塵芥投入口に向かって一気に滑落するので、コンテナピンが長溝の端部に勢い良く衝突して塵芥用コンテナの移動が急激に停止するからコンテナ内の塵芥をより確実に排出することができる。
また、下部突起と下部ガイドローラとの係合および上部突起と上部ガイドローラとの係合を組み合わせることにより、塵芥用コンテナの傾動がより一層大きくなるまで塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動を阻止することができるから、コンテナピンが長溝の端部により一層勢い良く衝突し、塵芥用コンテナの移動がより一層急激に停止するので、コンテナ内の塵芥をより一層確実に排出することができる。
また、塵芥用コンテナの前面に凹設した凹溝内にコンテナピンを配設するので、コンテナピンを堅固に保持することができるばかりでなく、塵芥用コンテナの剛性および強度を高めて耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるコンテナ傾倒装置の一実施例を示した側面図。
【図2】 図1中の半裁A矢視図。
【図3】 図2中のB−B断面図。
【図4】 本発明によるコンテナを示した側面図。
【図5】 同正面図。
【図6】 実施例の作用を示した説明図。
【図7】 実施例の作用を示した説明図。
【図8】 実施例の作用を示した説明図。
【図9】 実施例の作用を示した説明図。
【図10】 実施例の作用を示した説明図。
【図11】 実施例の作用を示した説明図。
【図12】 本発明によるコンテナ傾倒装置の変形例を示した側面図。
【図13】 図12中の半裁C矢視図。
【図14】 変形例に用いられるコンテナを示した側面図。
【図15】 同正面図。
【符号の説明】
1 テールゲート
2 塵芥投入口
3 サイドパネル
4 アームブラケット
5 リフトアーム
7 サポートチューブ
8 トルクチューブ
9 リフトシリンダ
13 ピン受け
14 長溝
15 キャッチ
16 キャッチ用シリンダ
19 リンク
20 ドライブシャフト
23 上部ガイドローラ
25 下部ガイドローラ
26 コンテナ
29 車輪
30 コンテナピン
31 転動面
32 上部突起
33 下部突起
35 凹溝

Claims (3)

  1. 塵芥用コンテナに設けた水平に延びるコンテナピンに塵芥収集車側の係合手段を係合させることにより前記塵芥用コンテナを持ち上げて傾倒させ、前記塵芥用コンテナ内の塵芥を前記塵芥収集車の塵芥投入口に落とし込む塵芥収集車のコンテナ傾倒装置であって、
    前記係合手段は、
    前記コンテナピンを受け入れるときには上下方向に延びつつ下方に開口する長溝をその内側に有するととともに、前記コンテナピンを受け入れるときにはその上方に位置するU字形状のピン受けと、
    前記長溝の開口に対して回動自在であり、かつ前記コンテナピンと係合するときには前記長溝に向かって前記コンテナピンを持ち上げつつ前記開口を閉鎖するキャッチと、
    前記キャッチを回動させて前記長溝の開口を開閉させるキャッチ駆動手段と、
    前記長溝が上下方向に延びる状態と前記塵芥投入口の側に傾倒する状態との間で前記ピン受けおよび前記キャッチと前記塵芥用コンテナを一体に傾動させる傾動手段と、
    前記コンテナピンが設けられている前記塵芥用コンテナの前面に当接して転動するガイドローラと、を備え、
    前記塵芥用コンテナの前面は、前記ガイドローラに係脱自在に係合する突起を有し、
    かつ前記突起は、
    前記塵芥用コンテナが傾動すると、前記ガイドローラに係合して前記塵芥用コンテナの傾動方向前方への移動を阻止するとともに、
    前記塵芥用コンテナがさらに傾動すると、前記ガイドローラに対する係合が外れ、前記コンテナピンが前記長溝内を移動することにより前記塵芥用コンテナが前記塵芥投入口に向かって滑落し、前記コンテナピンが前記長溝の端部に突き当たることにより前記塵芥用コンテナが停止して前記塵芥用コンテナに衝撃が加わるように形成されている、
    ことを特徴とする塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
  2. 前記ガイドローラは、前記ピン受けの上側および下側にそれぞれ設けられた上部ガイドローラおよび下部ガイドローラであり、
    前記突起は、前記コンテナピンの上側および下側にそれぞれ形成された上部突起および下部突起であり、
    前記上部突起および前記下部突起は、
    前記塵芥用コンテナが傾動すると前記下部突起が前記下部ガイドローラに係合するとともに、
    前記塵芥用コンテナがさらに傾動すると前記下部突起の前記下部ガイドローラへの係合が外れるが前記上部ガイドローラが前記上部ガイドローラに係合し、
    かつ前記塵芥用コンテナがより一層傾動すると前記上部突起の前記上部ガイドローラへの係合が外れて前記塵芥用コンテナが前記塵芥投入口に向かって滑落する、
    ように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載した塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
  3. 前記コンテナピンは、前記塵芥用コンテナの前面に凹設されて上下方向に延びる凹溝内に配設され、
    かつ前記ピン受けおよび前記キャッチは、前記凹溝内に進退自在に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載した塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
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