JP3614623B2 - トンネル清掃車の清掃ブラシ装置 - Google Patents

トンネル清掃車の清掃ブラシ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、傾斜したトンネル壁面を清掃ブラシで清掃するトンネル清掃車の清掃ブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるトンネル清掃車の清掃ブラシ装置は、特開昭60−98100号公報に記載されているように既に知られている。
【0003】
このトンネル清掃車の清掃ブラシ装置は、トンネル壁面から一定の距離を保つように敷設したレールに前後の車輪を案内されて走行する車体にアームを支持し、このアームの先端に設けた清掃ブラシをトンネル壁面に当接させて清掃するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、清掃ブラシを格納位置から張出位置に移動させるためのシリンダと、張出位置において清掃ブラシの傾斜角度をトンネル壁面の傾斜角度に沿わせるためのシリンダとを備えているため、両シリンダを別個に作動させる必要があって作業性が悪いだけでなく、シリンダの数が増加して構造の複雑化およびコストの増加を招く問題がある。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、清掃ブラシの格納位置から張出位置への移動と、張出位置における清掃ブラシの傾斜とを単一の駆動手段で行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、傾斜したトンネル壁面を清掃する清掃ブラシを回転自在に支持するブラシホルダを架台に揺動自在に支持し、架台が格納位置にあるときに、ブラシホルダを起立姿勢で車体上に格納するとともに、架台が張出位置にあるときに、ブラシホルダを傾斜姿勢で車体から張り出して清掃ブラシをトンネル壁面に当接させるトンネル清掃車の清掃ブラシ装置であって、ブラシホルダを起立姿勢から傾斜姿勢に向けて付勢する傾斜用付勢手段と、架台を格納位置および張出位置の間で移動自在に支持するリンク機構と、リンク機構を駆動して架台を格納位置および張出位置の間で強制的に移動させる駆動手段と、車体に設けられて、架台が格納位置にあるときにブラシホルダを傾斜用付勢手段の付勢力に抗して起立姿勢に保持するようにブラシホルダに当接するストッパとを備えてなり、架台を格納位置から張出位置に移動させたときに、その移動に伴いストッパから離間したブラシホルダを傾斜用付勢手段の付勢力で起立姿勢から傾斜姿勢に自動的に揺動させることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、架台が格納位置にあるとき、傾斜用付勢手段の付勢力で傾斜姿勢に向けて付勢されたブラシホルダは、車体に設けたストッパに当接して起立姿勢に保持される。駆動手段でリンク機構を駆動して架台を格納位置から張出位置に強制的に移動させると、その移動に伴いブラシホルダはストッパから離反して傾斜用付勢手段の付勢力で自動的に傾斜姿勢になるため、清掃ブラシを傾斜したトンネル壁面に均一に当接させることができる。このように、架台を格納位置から張出位置に移動させるだけで、ブラシホルダを自動的に傾斜させて清掃ブラシを傾斜したトンネル壁面に当接させることができるので、作業性が大幅に向上するだけでなく、ブラシホルダを傾斜させるための特別の駆動手段が不要になってコスト削減に寄与することができる。
【0008】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、前記ブラシホルダはトンネル壁面に当接可能なガイド部材を備えており、前記駆動手段は、架台が張出位置に移動するようにリンク機構を付勢する張出用付勢手段と、架台が格納位置に移動するようにリンク機構を駆動するシリンダとを備えており、シリンダとリンク機構とをロストモーション手段を介して連結したことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、格納位置にある架台は張出用付勢手段で張出位置に向けて付勢されるが、架台の張出位置への移動はリンク機構に接続されたシリンダにより拘束される。シリンダを駆動して架台の拘束を解除すると、張出用付勢手段の付勢力でリンク機構が作動して架台は格納位置に移動し、ブラシホルダに設けたガイドローラがトンネル壁面に当接する。清掃ブラシによるトンネル壁面の清掃中に、ガイドローラがトンネル壁面から受ける反力で架台が格納位置に向けて押されても、リンク機構の動きをロストモーション手段で吸収することができるので、シリンダに荷重が加わるのを防止できるだけでなく、トンネル壁面に多少の突出物がある場合でもその都度清掃ブラシを退避させる必要がないので作業性が向上する。張出用付勢手段の付勢力に抗してシリンダを駆動すると、リンクが作動して架台が張出位置から格納位置へと移動する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図11は本発明の一実施例を示すもので、図1はトンネル清掃車の側面図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図1の要部拡大図、図4は図3の4−4線矢視図、図5は図3の5方向矢視図、図6は図3の6−6線矢視図、図7は張出用付勢手段の拡大図、図8は傾斜用付勢手段の拡大図、図9は図6に対応する作用説明図、図10は図4に対応する作用説明図、図11はトンネルの横断面図である。
【0012】
図11に示すように、トンネルTの側部には自動車が走行する路面より一段高い監視員通路Pが設けられており、この監視員通路Pの内側端と自動車が走行する路面との間に略鉛直な監視員通路下側壁WLが形成される。監視員通路Pの路面には、トンネル清掃車を案内するための断面「I」字状のレールRが敷設される。監視員通路Pの外側端から上方に連なるトンネル側壁は、鉛直な下側トンネル側壁WUaと、トンネル内側に向かって傾斜する上側トンネル側壁WUbとから構成される。
【0013】
図1および図2に示すように、トンネル清掃車は図示せぬ動力車の後部に連結器1を介して連結される第1清掃車Vと、この第1清掃車Vの後部に連結器2,3を介して連結される第2清掃車Vとを備える。
【0014】
第1清掃車Vはシャシユニット4を支持する前部台車5および後部台車6を備えており、前部台車5はモータ7により駆動されて監視員通路Pの路面上を転動する左右一対の駆動輪8,8と、レールRの両側面にガイドされる左右各2個のガイド輪9…とを備えるとともに、後部台車6は監視員通路Pの路面上を転動する左右一対の従動輪10,10と、レールRの両側面にガイドされる左右各2個のガイド輪11…とを備える。第1清掃車Vのシャシユニット4上には、清掃用の水を収納する水タンクユニット12と、配電盤ユニット13と、監視員通路下側壁WLを清掃する第1清掃ブラシユニットBUとが設けられる。
【0015】
第2清掃車Vはシャシユニット14を支持する前部台車15および後部台車16を備えており、前部台車15はモータ17により駆動されて監視員通路Pの路面上を転動する左右一対の駆動輪18,18と、レールRの両側面にガイドされる左右各2個のガイド輪19…とを備えるとともに、後部台車16は監視員通路Pの路面上を転動する左右一対の従動輪20,20と、レールRの両側面にガイドされる左右各2個のガイド輪21…とを備える。第2清掃車Vのシャシユニット14上には、下側トンネル側壁WUaを清掃する第2清掃ブラシユニットBUと、配電盤ユニット22と、上側トンネル側壁WUbを清掃する第3清掃ブラシユニットBUと、オペレータが位置する運転室24と設けられる。運転室24には、配電盤ユニット22の左右両側に設けたCCDカメラ25,25で撮影したトンネルT内の映像を映し出すモニター26と、オペレータが操作する各種スイッチ類が設けられた操作盤27が設けられる。
【0016】
次に、本発明の要旨に関連した第2清掃車Vの第3清掃ブラシユニットBUの構造を、図3〜図8を参照しながら詳述する。
【0017】
先ず、図3および図6を参照して張出機構31の構造を説明する。第2清掃車Vのシャシユニット14の上面に固定した2個の軸受け32,33に第1支軸34および第2支軸35が回転自在に支持されており、これら第1支軸34および第2支軸35に本発明のリンク機構を構成する等長の第1リンクアーム36および第2リンクアーム37の基端がそれぞれ固定される。第1リンクアーム36および第2リンクアーム37の先端にそれぞれ固定した第3支軸38および第4支軸39が、架台40の下面に固定した2個の軸受け41,42に回転自在に支持される。
【0018】
第1支軸34の側壁から水平方向に突出する上下一対のレバー43,43の先端と、シャシユニット14の上面に固定したブラケット44とに、上下一対の張出用付勢手段45,45の両端が接続される。図7を併せて参照すると明らかなように、張出用付勢手段45は、レバー43の先端にピン46で枢支された外筒47と、ブラケット44にピン48で枢支されて外筒47の内部に摺動自在に嵌合する内軸49と、外筒47および内軸49の外周に配置されて内軸49が外筒47から突出する方向に付勢するスプリング50とから構成される。而して、張出用付勢手段45により第1リンクアーム36は車体外側に張り出す方向(図6の矢印A方向)に付勢される。
【0019】
更に他のレバー51が第1支軸34の側壁から水平方向に突出しており、このレバー51は前記上下一対のレバー43,43の間に挟まれ、かつ上下方向に重なるように配置される。シャシユニット14の上面に固定したブラケット52にシリンダ53がピン54で左右揺動自在に支持される。シリンダ53の出力ロッド53の先端にピン55でリンク56の基端が枢支されており、このリンク56の先端に形成した長孔56にピン57で前記レバー51が枢支される。張出用付勢手段45,45およびシリンダ53は本発明の駆動手段を構成し、長孔56およびピン57は本発明のロストモーション手段を構成する。
【0020】
次に、第3ブラシユニットBUの本体部分の構造を、図3〜図5を参照して説明する。架台40の上端にブラシホルダ61の中央部が一対のピン62,62で揺動自在に支持される。ブラシホルダ61の上壁および下壁に、清掃ブラシ63の回転軸64が回転自在に支持される。図5から明らかなように、架台40に支持した清掃ブラシ用モータ65の出力軸65に設けた駆動プーリ66と、回転軸64の下端に設けた従動プーリ67とが無端ベルト68で接続される。従って、清掃ブラシ用モータ65を駆動すると、駆動プーリ66、無端ベルト68および従動プーリ67を介して清掃ブラシ63が回転駆動される。
【0021】
図4から明らかなように、ブラシホルダ61の上下方向中央部に設けたブラケット69と架台40の底部上面に設けたブラケット70とが、傾斜用付勢手段71で接続される。図8に示すように、傾斜用付勢手段71は、架台40のブラケット70にピン72で枢支した外筒73と、ブラシホルダ61のブラケット69にピン74で枢支した内軸75と、外筒73に対して内軸75が退没する方向に付勢するスプリング76とから構成される。而して、傾斜用付勢手段71によってブラシホルダ61はピン62,62回りに図4の矢印C方向に付勢されるが、シャシユニット14の上面に立設したフレーム77から前方に延びるストッパ78にブラシホルダ61の上部が当接することにより、該ブラシホルダ61は図4に示す起立位置に保持される。
【0022】
ブラシホルダ61に設けた上下一対のブラケット79,79に上下方向の軸80,80を介してガイドローラ81,81が回転自在に支持される。ガイドローラ81,81は本発明のガイド部材を構成する。ガイドローラ81,81は傾斜した上側トンネル側壁WUb(図11参照)に当接可能であり、清掃ブラシ63の傾斜角を上側トンネル側壁WUbに沿わせて一定の面圧を与える機能を有する。またブラシホルダ61の両側部には洗浄水を噴射する多数の洗浄水ノズル82…が設けられる。
【0023】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0024】
第3ブラシユニットBUが格納位置にあるとき、張出機構31は図6に示す状態にある。即ち、シリンダ53は収縮状態にあり、その出力ロッド53に連結されたリンク56の長孔56の前端によってピン57を牽引されたレバー51は、矢印B方向に回転した状態にある。このとき、前記レバー51と共に第1支軸34に固定された上下一対のレバー43,43も矢印B方向に回転し、張出用付勢手段45,45はシリンダ53の収縮力により圧縮される。而して、前記第3ブラシユニットBUが格納された状態では、第1リンクアーム36および第2リンクアーム37は車体前後方向に延びており、これら第1、第2リンクアーム36,37の上部に架台40を介して支持された清掃ブラシ63は、図4に示すように起立姿勢を保ってシャシユニット14の上方に支持されている。
【0025】
この格納位置から第3ブラシユニットBUを張出位置に移動させるべくシリンダ53を伸長駆動すると、伸長方向に付勢された張出用付勢手段45,45に押圧されて上下一対のレバー43,43が図9の矢印A方向に揺動する。その結果、前記レバー43,43が固定された第1支軸34が第1リンクアーム36を矢印A方向に回転させると、第1リンクアーム36と協働してリンク機構を構成する第2リンクアーム37も第2支軸35回りに矢印A方向に回転し、清掃ブラシ63を支持する架台40を車体側方に張り出させる。その間、レバー51の先端に設けたピンは、リンク56の長孔56の前端に当接した状態に保持される。
【0026】
架台40が図4に示す格納位置にあるとき、傾斜用付勢手段71により矢印C方向に付勢されたブラシホルダ61はその上部がストッパ78に当接して起立姿勢に保たれる。しかしながら、上述のようにして架台40が車体側方(図4において左側)に張り出すと、図10に鎖線で示すように、収縮方向の付勢力を発生する傾斜用付勢手段71により、ブラシホルダ61はその上部をストッパ78に当接させた状態でピン62,62回りに矢印C方向に揺動する。ブラシホルダ61および清掃ブラシ63の揺動角が上側トンネル側壁WUbの傾斜角に達すると、図示せぬストッパによりブラシホルダ61および清掃ブラシ63の更なる揺動が規制される。
【0027】
架台40が車体側方に更に張り出すと、ブラシホルダ61はストッパ78から離れて上側トンネル側壁WUbに向かって平行移動し、やがて上下一対のガイドローラ81,81が上側トンネル側壁WUbに当接する位置で停止する。このとき、上下一対のガイドローラ81,81が上側トンネル側壁WUbから受ける反力でブラシホルダ61はピン62,62回りに僅かに揺動し、清掃ブラシ63を全長に亘って均一な面圧で上側トンネル側壁WUbに当接させる。
【0028】
而して、清掃ブラシ用モータ65で清掃ブラシ63を回転駆動させ、且つ洗浄水ノズル82…から洗浄水を噴出させながらトンネル清掃車を走行させることにより、上側トンネル側壁WUbを効果的に洗浄することができる。上記洗浄中に上下一対のガイドローラ81,81は張出用付勢手段45,45の弾発力で上側トンネル側壁WUbに押し付けられるが、上側トンネル側壁WUbの凹凸等により前記ガイドローラ81,81が押し返されると、架台40も張出用付勢手段45,45を圧縮しながら格納位置に向けて押し返される。
【0029】
その際に、図9においてレバー51が矢印B方向に揺動しても、そのレバー51のピン57はシリンダ53に連なるリンク56の長孔56の内部を空動するため、シリンダ53に負荷が加わって損傷するのが確実に防止される。また、上側トンネル側壁WUbに多少の突起物等が存在する場合でも、その都度清掃ブラシ63を格納位置に戻すことなく清掃を続行することができるので、作業性が大幅に向上する。
【0030】
第3ブラシユニットBUを格納状態に復帰させるべく、シリンダ53を収縮駆動して架台40を車体内側に向けて移動させると、図10に示すように、先ずブラシホルダ61は傾斜姿勢を保ったまま車体内側に移動し、やがてブラシホルダ61がストッパ78に当接すると、ブラシホルダ61は傾斜用付勢手段71を伸長させながら矢印D方向に揺動して起立姿勢になる。
【0031】
このように、単一のシリンダ53で架台40(即ち、清掃ブラシ63)の格納位置および張出位置間の移動と、ブラシホルダ61の起立姿勢および傾斜姿勢間の揺動とを行わせることができるので、前記それぞれの動作を別個の駆動源で行わせる場合に比べて作業性が向上するだけでなく、構造を簡略化してコストを削減することができる。
【0032】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0033】
例えば、実施例ではガイド部材として上下一対のガイドローラ81,81を採用しているが、清掃ブラシ63の上下方向長さと略等しい長さを有する1個のガイドローラを採用することも可能である。またガイド部材はローラに限定されず、上側トンネル側壁WUbを摺動するものでも良い。またストッパ78の形状が実施例のものに限定されないのは勿論のこと、このストッパ78にスムーズに当接するガイド部材をブラシホルダ61側に設けることも可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、駆動手段でリンク機構を駆動して架台を格納位置から張出位置に強制的に移動させると、その移動に伴いブラシホルダがストッパから離反して傾斜用付勢手段の付勢力で自動的に傾斜姿勢になるようにしている。そして、このように駆動手段でリンク機構を駆動して架台を格納位置から張出位置に移動させるだけで、ブラシホルダを自動的に傾斜させて清掃ブラシを傾斜したトンネル壁面に当接させることができるので、作業性が大幅に向上するだけでなく、ブラシホルダを傾斜させるための特別の駆動手段が不要になってコスト削減に寄与することができる。
【0035】
また請求項2に記載された発明によれば、清掃ブラシによるトンネル壁面の清掃中に、ガイドローラがトンネル壁面から受ける反力で架台が格納位置に向けて押されても、リンク機構の動きをロストモーション手段で吸収することができるので、シリンダに荷重が加わるのを防止できるだけでなく、トンネル壁面に多少の突出物がある場合でもその都度清掃ブラシを退避させる必要がないので作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】トンネル清掃車の側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】図3の4−4線矢視図
【図5】図3の5方向矢視図
【図6】図3の6−6線矢視図
【図7】張出用付勢手段の拡大図
【図8】傾斜用付勢手段の拡大図
【図9】図6に対応する作用説明図
【図10】図4に対応する作用説明図
【図11】トンネルの縦断面図
【符号の説明】
14 シャシユニット(車体)
36 第1リンクアーム(リンク機構)
37 第2リンクアーム(リンク機構)
40 架台
45 張出用付勢手段(駆動手段)
53 シリンダ(駆動手段)
56 長孔(ロストモーション手段)
57 ピン(ロストモーション手段)
61 ブラシホルダ
63 清掃ブラシ
71 傾斜用付勢手段
78 ストッパ
81 ガイドローラ(ガイド部材)
WUb トンネル壁面(上側トンネル側壁)

Claims (2)

  1. 傾斜したトンネル壁面(WUb)を清掃する清掃ブラシ(63)を回転自在に支持するブラシホルダ(61)を架台(40)に揺動自在に支持し、架台(40)が格納位置にあるときに、ブラシホルダ(61)を起立姿勢で車体(14)上に格納するとともに、架台(40)が張出位置にあるときに、ブラシホルダ(61)を傾斜姿勢で車体(14)から張り出して清掃ブラシ(63)をトンネル壁面(WUb)に当接させるトンネル清掃車の清掃ブラシ装置であって、
    ブラシホルダ(61)を起立姿勢から傾斜姿勢に向けて付勢する傾斜用付勢手段(71)と、
    架台(40)を格納位置および張出位置の間で移動自在に支持するリンク機構(36,37)と、
    リンク機構(36,37)を駆動して架台(40)を格納位置および張出位置の間で強制的に移動させる駆動手段(45,53)と、
    車体(14)に設けられて、架台(40)が格納位置にあるときにブラシホルダ(61)を傾斜用付勢手段(71)の付勢力に抗して起立姿勢に保持するようにブラシホルダ(61)に当接するストッパ(78)とを備えてなり、
    架台(40)を格納位置から張出位置に移動させたときに、その移動に伴いストッパ(78)から離間したブラシホルダ(61)を傾斜用付勢手段(71)の付勢力で起立姿勢から傾斜姿勢に自動的に揺動させることを特徴とする、トンネル清掃車の清掃ブラシ装置。
  2. 前記ブラシホルダ(61)はトンネル壁面(WUb)に当接可能なガイド部材(81)を備えており、
    前記駆動手段(45,53)は、架台(40)が張出位置に移動するようにリンク機構(36,37)を付勢する張出用付勢手段(45)と、架台(40)が格納位置に移動するようにリンク機構(36,37)を駆動するシリンダ(53)とを備えており、
    シリンダ(53)とリンク機構(36,37)とをロストモーション手段(561 ,57)を介して連結したことを特徴とする、請求項1に記載のトンネル清掃車の清掃ブラシ装置。
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