JPH0231324Y2 - - Google Patents
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- JPH0231324Y2 JPH0231324Y2 JP1985125997U JP12599785U JPH0231324Y2 JP H0231324 Y2 JPH0231324 Y2 JP H0231324Y2 JP 1985125997 U JP1985125997 U JP 1985125997U JP 12599785 U JP12599785 U JP 12599785U JP H0231324 Y2 JPH0231324 Y2 JP H0231324Y2
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- chassis frame
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- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 239000003818 cinder Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、トラツク等の傾動荷台、特に積荷の
積卸しのため荷台がシヤーシフレーム上で車両後
端に向け移動するとともに後方に傾斜するように
した傾動荷台に関するものである。
積卸しのため荷台がシヤーシフレーム上で車両後
端に向け移動するとともに後方に傾斜するように
した傾動荷台に関するものである。
(従来の技術)
従来、荷台をシヤーシフレーム上で長さ方向移
動及び傾動させて積荷の積卸しを行ない得るよう
にしたものは、例えば、実公昭55−10176号公報
に記載されているように既知である。この公報に
記載の傾動荷台は、第9図に示すように、荷台1
の下面1aとシヤーシフレーム2の上面2aとの
間に傾斜案内部3aを有する荷台傾斜用ガイドレ
ール3が設けられ、荷台1のキヤブ側端1bに設
けた脚5の下端にコロ6を取付けてガイドレール
3上に転動自在に支持させ、これにより、荷台1
を車両後端側に移動させることにより、コロ6が
ガイドレール3上に転動し、荷台1が傾動され、
その最大傾斜位置において荷台1の後端1cが地
面7に接地し得るよう構成されている。
動及び傾動させて積荷の積卸しを行ない得るよう
にしたものは、例えば、実公昭55−10176号公報
に記載されているように既知である。この公報に
記載の傾動荷台は、第9図に示すように、荷台1
の下面1aとシヤーシフレーム2の上面2aとの
間に傾斜案内部3aを有する荷台傾斜用ガイドレ
ール3が設けられ、荷台1のキヤブ側端1bに設
けた脚5の下端にコロ6を取付けてガイドレール
3上に転動自在に支持させ、これにより、荷台1
を車両後端側に移動させることにより、コロ6が
ガイドレール3上に転動し、荷台1が傾動され、
その最大傾斜位置において荷台1の後端1cが地
面7に接地し得るよう構成されている。
このような構成では、荷台1の最大傾斜角度の
大小が、傾斜用ガイドレール3の傾斜案内部3a
によるセリ上り高さ代aに規制され、そのため
に、セリ上り高さ代の範囲で荷台1の後端1cが
地面7に接地するように傾斜用ガイドレール3を
シヤーシフレーム2の上面2aまでの地上高さを
勘案しながら決定する必要がある。実施面にい
て、特に、大型車に適用する場合、タイヤ8等も
それ相応に大径のものを用いているために、シヤ
ーシフレーム2の上面2aは地面よりかなり高い
位置となり、それに、荷台1とシヤーシフレーム
2との間の空間内に傾斜用ガイドレール3を装備
することになるため、傾斜用ガイドレール3の装
備高さが高い位置となり、この結果、セリ上り高
さ代aも相応に大きくしないと荷台1の後端1c
が地面7に接地しなくなる。したがつて、特に大
型車に装備する場合には、荷台床面の地上高さH
がかなり高いものとなり、荷台に積荷した場合、
車両重心が高くなり走行安定性が確保できない場
合が発生するという問題がある。
大小が、傾斜用ガイドレール3の傾斜案内部3a
によるセリ上り高さ代aに規制され、そのため
に、セリ上り高さ代の範囲で荷台1の後端1cが
地面7に接地するように傾斜用ガイドレール3を
シヤーシフレーム2の上面2aまでの地上高さを
勘案しながら決定する必要がある。実施面にい
て、特に、大型車に適用する場合、タイヤ8等も
それ相応に大径のものを用いているために、シヤ
ーシフレーム2の上面2aは地面よりかなり高い
位置となり、それに、荷台1とシヤーシフレーム
2との間の空間内に傾斜用ガイドレール3を装備
することになるため、傾斜用ガイドレール3の装
備高さが高い位置となり、この結果、セリ上り高
さ代aも相応に大きくしないと荷台1の後端1c
が地面7に接地しなくなる。したがつて、特に大
型車に装備する場合には、荷台床面の地上高さH
がかなり高いものとなり、荷台に積荷した場合、
車両重心が高くなり走行安定性が確保できない場
合が発生するという問題がある。
このような問題の対策として、第10図に示す
ように、傾斜用ガイドレール3のキヤブ側端3b
をシヤーシフレーム2の下方に位置させることも
提案されているが、一般に車両のシヤーシフレー
ム2には、シヤーシフレーム2の剛性を確保する
ため、梯子型のクロスメンバーが設置されてお
り、このクロスメンバーがコロ6の通過に邪魔に
なり、構造上かなりの制約を受け、実用が困難で
あるという問題がある。
ように、傾斜用ガイドレール3のキヤブ側端3b
をシヤーシフレーム2の下方に位置させることも
提案されているが、一般に車両のシヤーシフレー
ム2には、シヤーシフレーム2の剛性を確保する
ため、梯子型のクロスメンバーが設置されてお
り、このクロスメンバーがコロ6の通過に邪魔に
なり、構造上かなりの制約を受け、実用が困難で
あるという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は、上述したように従来問題となつてい
る荷台床面とシヤーシフレーム2との間隔を小さ
くして荷台床面の地上高さを低くし、これにより
車両重心を低くして車両の走行安定性を確保し得
るトラツク等の傾動荷台を提供することを目的と
する。
る荷台床面とシヤーシフレーム2との間隔を小さ
くして荷台床面の地上高さを低くし、これにより
車両重心を低くして車両の走行安定性を確保し得
るトラツク等の傾動荷台を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段)
本考案によれば、上述した目的を達成するた
め、第1図に示すように、荷台1の長さ方向に延
在した荷台ガイドレール9をシヤーシフレーム2
の後端部2bにシヤーシフレーム2を横切る方向
に延びる水平枢軸10によつて傾動自在に枢着
し、荷台1の下側にこの荷台1と一体に設けた溝
形荷台フレーム15を荷台ガイドレール9に摺動
自在に掛合させて荷台1を荷台ガイドレール9に
よつて案内および保持し、荷台傾動用シリンダ装
置11を荷台1の長さ方向に延長してその一端を
前記荷台ガイドレール9に連結すると共に他端を
前記溝形荷台フレーム15と掛合して荷台1の長
さ方向に転動自在とした案内コロ25の枢軸24
に連結し、さらにこの枢軸24とシヤーシフレー
ム2の適所に設けた枢軸26とを傾動リンク12
を介して連結し、荷台1を荷台ガイドレール9に
沿つて車両前後方向に摺動させる荷台摺動用シリ
ンダ装置13を荷台1の長さ方向に延長して、荷
台1と荷台ガイドレール9又は荷台傾動用シリン
ダ装置11との間に連結し、両シリンダ装置11
および13を荷台1とシヤーシフレーム2との間
の空間14内に実質的に設けたことを特徴とす
る。
め、第1図に示すように、荷台1の長さ方向に延
在した荷台ガイドレール9をシヤーシフレーム2
の後端部2bにシヤーシフレーム2を横切る方向
に延びる水平枢軸10によつて傾動自在に枢着
し、荷台1の下側にこの荷台1と一体に設けた溝
形荷台フレーム15を荷台ガイドレール9に摺動
自在に掛合させて荷台1を荷台ガイドレール9に
よつて案内および保持し、荷台傾動用シリンダ装
置11を荷台1の長さ方向に延長してその一端を
前記荷台ガイドレール9に連結すると共に他端を
前記溝形荷台フレーム15と掛合して荷台1の長
さ方向に転動自在とした案内コロ25の枢軸24
に連結し、さらにこの枢軸24とシヤーシフレー
ム2の適所に設けた枢軸26とを傾動リンク12
を介して連結し、荷台1を荷台ガイドレール9に
沿つて車両前後方向に摺動させる荷台摺動用シリ
ンダ装置13を荷台1の長さ方向に延長して、荷
台1と荷台ガイドレール9又は荷台傾動用シリン
ダ装置11との間に連結し、両シリンダ装置11
および13を荷台1とシヤーシフレーム2との間
の空間14内に実質的に設けたことを特徴とす
る。
(作用)
荷台摺動用シリンダ装置13を縮小作動するこ
とによつて、荷台1はシヤーシフレーム2の後端
部に枢着されたいる荷台ガイドレール9によつて
案内されてシヤーシフレーム2上を後方に向け引
き寄せられて後方に移動する。このように荷台1
をシヤーシフレーム2の後方に向け移動した後、
荷台傾動用シリンダ装置11を縮小作動すること
によつて、傾動用リンク12がシヤーシフレーム
2との連結ピン26を中心として右回りに回動
し、荷台ガイドレール9をシヤーシフレーム2上
の水平枢軸10を中心として後方に回動させ、こ
れによつて荷台1は第2図に示すように傾斜す
る。
とによつて、荷台1はシヤーシフレーム2の後端
部に枢着されたいる荷台ガイドレール9によつて
案内されてシヤーシフレーム2上を後方に向け引
き寄せられて後方に移動する。このように荷台1
をシヤーシフレーム2の後方に向け移動した後、
荷台傾動用シリンダ装置11を縮小作動すること
によつて、傾動用リンク12がシヤーシフレーム
2との連結ピン26を中心として右回りに回動
し、荷台ガイドレール9をシヤーシフレーム2上
の水平枢軸10を中心として後方に回動させ、こ
れによつて荷台1は第2図に示すように傾斜す
る。
なお、積荷の積卸し作業終了後、第2図に示す
ように後方に傾斜させた荷台1を第1図に示すよ
うにシヤーシフレーム2上に収納する作動は、上
述したとは逆に、先づ、荷台傾動用シリンダ装置
11を伸長作動して荷台1をシヤーシフレーム2
上に水平姿勢状態に戻した後、荷台摺動用シリン
ダ装置13を伸長作動することによつて第1図に
示す状態に収納することができる。
ように後方に傾斜させた荷台1を第1図に示すよ
うにシヤーシフレーム2上に収納する作動は、上
述したとは逆に、先づ、荷台傾動用シリンダ装置
11を伸長作動して荷台1をシヤーシフレーム2
上に水平姿勢状態に戻した後、荷台摺動用シリン
ダ装置13を伸長作動することによつて第1図に
示す状態に収納することができる。
また、本考案によれば、上述したように荷台1
の摺動および傾動を独立して行なうことができる
ので、荷台1を摺動させることなく、走行姿勢の
ままで、荷台1を傾動させることによつて荷台1
をシヤーシフレーム後端部2bの水平枢軸10の
周りに大きく傾斜させることも可能であり、これ
によつてダンプ車と同様に土砂、砂利等のばら積
み積荷の排出または卸し作業を行なわせることも
できる。
の摺動および傾動を独立して行なうことができる
ので、荷台1を摺動させることなく、走行姿勢の
ままで、荷台1を傾動させることによつて荷台1
をシヤーシフレーム後端部2bの水平枢軸10の
周りに大きく傾斜させることも可能であり、これ
によつてダンプ車と同様に土砂、砂利等のばら積
み積荷の排出または卸し作業を行なわせることも
できる。
(実施例)
第1〜6図は本考案による傾動荷台の好適実施
例の一つを示している。図示の例では、荷台1の
下面1aに長さ方向に伸びる2個の溝形荷台フレ
ーム15が互いに平行に所定間隔で離間して固着
されている(第4図参照)。荷台1は溝形荷台フ
レーム15の下面に取付けられた摺動用パツド1
6を介してシヤーシフレーム2上に摺動可能に支
持され、さらに各溝形溝形荷台フレーム15の溝
17にそれぞれ摺動自在に掛合する2個の平行に
離間した荷台ガイドレール9によつてシヤーシフ
レーム2上に保持されている。各荷台ガイドレー
ル9は荷台1の長さ方向への摺動を案内するよう
荷台1の長さ方向に適当な長さでそれぞれ延長さ
れ、またその前端部9aにおいて、第4図に示す
ように、連結横棒18によつて相互に一体に連結
され、さらにその前端部9aに設けた枢支部18
aにおいてシヤーシフレーム2の後端部2bにシ
ヤーシフレーム2を横切る方向に延長して取付け
られた水平枢軸10上に回動自在に枢着され、そ
の後端部9cに後方下方に傾斜して延びる支持脚
19を一体に有する。
例の一つを示している。図示の例では、荷台1の
下面1aに長さ方向に伸びる2個の溝形荷台フレ
ーム15が互いに平行に所定間隔で離間して固着
されている(第4図参照)。荷台1は溝形荷台フ
レーム15の下面に取付けられた摺動用パツド1
6を介してシヤーシフレーム2上に摺動可能に支
持され、さらに各溝形溝形荷台フレーム15の溝
17にそれぞれ摺動自在に掛合する2個の平行に
離間した荷台ガイドレール9によつてシヤーシフ
レーム2上に保持されている。各荷台ガイドレー
ル9は荷台1の長さ方向への摺動を案内するよう
荷台1の長さ方向に適当な長さでそれぞれ延長さ
れ、またその前端部9aにおいて、第4図に示す
ように、連結横棒18によつて相互に一体に連結
され、さらにその前端部9aに設けた枢支部18
aにおいてシヤーシフレーム2の後端部2bにシ
ヤーシフレーム2を横切る方向に延長して取付け
られた水平枢軸10上に回動自在に枢着され、そ
の後端部9cに後方下方に傾斜して延びる支持脚
19を一体に有する。
11は荷台傾動用シリンダ装置でシリンダ20
とピストンロツド21とを具え、シリンダ基端2
0aが車両キヤブ側に位置するとともにピストン
ロツド先端21aが荷台後端側に位置するよう荷
台1とシヤーシフレーム2との間の空間14内で
荷台1の長さ方向に延長して配設されている。ピ
ストンロツド21の先端21aはガイドレール連
結横棒18の中央部に固着されたブラケツト22
にピン23によつて連結され、シリンダ20の基
端20aには第5図に示すように案内コロ軸24
が取付けられ、この案内コロ軸24の両端に回転
自在に取付けられた案内コロ25が溝形荷台フレ
ーム15の溝17内に自由に転動し得るよう挿入
されている。案内コロ25は鍔付構造として荷台
の横方向のぶれ止め機能をも有するようにするの
がよい。案内コロ軸24は傾動リンク12によつ
てシヤーシフレーム2上の枢軸26の周りに回転
可能に連結されている。
とピストンロツド21とを具え、シリンダ基端2
0aが車両キヤブ側に位置するとともにピストン
ロツド先端21aが荷台後端側に位置するよう荷
台1とシヤーシフレーム2との間の空間14内で
荷台1の長さ方向に延長して配設されている。ピ
ストンロツド21の先端21aはガイドレール連
結横棒18の中央部に固着されたブラケツト22
にピン23によつて連結され、シリンダ20の基
端20aには第5図に示すように案内コロ軸24
が取付けられ、この案内コロ軸24の両端に回転
自在に取付けられた案内コロ25が溝形荷台フレ
ーム15の溝17内に自由に転動し得るよう挿入
されている。案内コロ25は鍔付構造として荷台
の横方向のぶれ止め機能をも有するようにするの
がよい。案内コロ軸24は傾動リンク12によつ
てシヤーシフレーム2上の枢軸26の周りに回転
可能に連結されている。
上述した構成とすることにより荷台傾動用シリ
ンダ装置11が縮小作動される際、第2および第
3図に示すように、シンダ20、したがつて案内
コロ25が、荷台ガイドレール9に向けて引き寄
せられ、これによつて傾動リンク12が枢軸26
の周りに右回りに回動して立ち上り、案内コロ2
5を介してこれと掛合している溝形荷台フレーム
15を押し上げ、荷台1はシヤーシフレーム2上
の水平枢軸10を中心として後方に傾動される。
ンダ装置11が縮小作動される際、第2および第
3図に示すように、シンダ20、したがつて案内
コロ25が、荷台ガイドレール9に向けて引き寄
せられ、これによつて傾動リンク12が枢軸26
の周りに右回りに回動して立ち上り、案内コロ2
5を介してこれと掛合している溝形荷台フレーム
15を押し上げ、荷台1はシヤーシフレーム2上
の水平枢軸10を中心として後方に傾動される。
13は荷台摺動用シリンダ装置で、シリダ27
とピストンロツド28とを具え、第4図に示すよ
うに、荷台傾動用シリンダ装置11と同様に荷台
1とシヤーシフレーム2との間の空間14内に荷
台1の長さ方向に延長して荷台傾動用シリンダ装
置11の下方位置に配設されている。シリンダ2
7はその基端を、第4図に示すように、荷台傾動
用シリンダ装置11のシリダ20上のブラケツト
29に連結ピン30によつて連結され、ピストン
ロツド28の先端を、第6図に示すように、両溝
形荷台フレーム15間に延びる横連結フレーム3
1に固着されたブラケツト32に連結ピン33に
よつて連結されている。
とピストンロツド28とを具え、第4図に示すよ
うに、荷台傾動用シリンダ装置11と同様に荷台
1とシヤーシフレーム2との間の空間14内に荷
台1の長さ方向に延長して荷台傾動用シリンダ装
置11の下方位置に配設されている。シリンダ2
7はその基端を、第4図に示すように、荷台傾動
用シリンダ装置11のシリダ20上のブラケツト
29に連結ピン30によつて連結され、ピストン
ロツド28の先端を、第6図に示すように、両溝
形荷台フレーム15間に延びる横連結フレーム3
1に固着されたブラケツト32に連結ピン33に
よつて連結されている。
このように構成することによつて、荷台摺動用
シリンダ装置13が縮少作動する際、第2図に示
すようにピストンロツド28は荷台1との連結ピ
ン33をシヤーシフレーム2の後端に向け引き寄
せ、荷台1を車両後端に向け後方に移動し、これ
により荷台1の前端の掛止突起34を掛合窪み3
5から抜き出して荷台1を傾動可能状態にするこ
とができ、また、荷台1の後端部1cをシヤーシ
フレーム2の後端2bより後方に適当な長さで突
出させ、第2図に示すように荷台1が後方に傾動
されて荷台ガイドレール9の後端の支持脚19の
下端が地面7に接地した状態で、荷台後端1cま
たはこれにヒンジピン36によつてヒンジ連結さ
れた踏み板37の先端を地面7上に下ろすことが
できる。
シリンダ装置13が縮少作動する際、第2図に示
すようにピストンロツド28は荷台1との連結ピ
ン33をシヤーシフレーム2の後端に向け引き寄
せ、荷台1を車両後端に向け後方に移動し、これ
により荷台1の前端の掛止突起34を掛合窪み3
5から抜き出して荷台1を傾動可能状態にするこ
とができ、また、荷台1の後端部1cをシヤーシ
フレーム2の後端2bより後方に適当な長さで突
出させ、第2図に示すように荷台1が後方に傾動
されて荷台ガイドレール9の後端の支持脚19の
下端が地面7に接地した状態で、荷台後端1cま
たはこれにヒンジピン36によつてヒンジ連結さ
れた踏み板37の先端を地面7上に下ろすことが
できる。
車両の荷台1の長さによつて、荷台摺動用シリ
ンダ装置13の配置を種々に変えることができ
る。例えば、荷台1が比較的に短い場合には、第
7図に示すように、荷台摺動用シリンダ装置13
のシリンダ27の基端をピン30によつて荷台ガ
イドレール9に連結することができる。また、荷
台1が比較的に長い場合には、荷台傾動用シリン
ダ装置11にこの荷台摺動用シリンダ装置13を
直列的に連結することもでき、例えば、両シリン
ダ装置11,13のシリンダ20および27の基
端部20a、および27aをピン24によつて連
結することができる。
ンダ装置13の配置を種々に変えることができ
る。例えば、荷台1が比較的に短い場合には、第
7図に示すように、荷台摺動用シリンダ装置13
のシリンダ27の基端をピン30によつて荷台ガ
イドレール9に連結することができる。また、荷
台1が比較的に長い場合には、荷台傾動用シリン
ダ装置11にこの荷台摺動用シリンダ装置13を
直列的に連結することもでき、例えば、両シリン
ダ装置11,13のシリンダ20および27の基
端部20a、および27aをピン24によつて連
結することができる。
(考案の効果)
本考案によれば、荷台1の長さ方向に延在する
荷台ガイドレール9をシヤーシフレーム2の後端
部2bの水平枢軸10の周りに傾動自在に設け、
この荷台ガイドレール9上に荷台1を荷台長さ方
向に摺動自在とし、荷台1を水平枢軸の周りに傾
動させる荷台傾動用シリンダ装置11および荷台
1を荷台ガイドレール9に沿つてシヤーシフレー
ム2の長さ方向に摺動させる荷台摺動用シリンダ
装置13を、荷台長さ方向に延在させて荷台下側
空間内に配置し、これらのシリンダ装置の荷台長
さ方向の伸縮作動により荷台1を摺動および傾動
させるよう構成したことによつて、荷台1を摺動
および傾動させる装置を荷台1とシヤーシフレー
ム2との間の小間〓寸法の空間内に収めることが
でき、これにより傾動荷台付トラツクの車両重心
を低くし、走行安定性を向上させることができ
る。
荷台ガイドレール9をシヤーシフレーム2の後端
部2bの水平枢軸10の周りに傾動自在に設け、
この荷台ガイドレール9上に荷台1を荷台長さ方
向に摺動自在とし、荷台1を水平枢軸の周りに傾
動させる荷台傾動用シリンダ装置11および荷台
1を荷台ガイドレール9に沿つてシヤーシフレー
ム2の長さ方向に摺動させる荷台摺動用シリンダ
装置13を、荷台長さ方向に延在させて荷台下側
空間内に配置し、これらのシリンダ装置の荷台長
さ方向の伸縮作動により荷台1を摺動および傾動
させるよう構成したことによつて、荷台1を摺動
および傾動させる装置を荷台1とシヤーシフレー
ム2との間の小間〓寸法の空間内に収めることが
でき、これにより傾動荷台付トラツクの車両重心
を低くし、走行安定性を向上させることができ
る。
また、本考案によれば、荷台1の摺動と傾動と
は独立して行なわれるので、例えば、荷台1を摺
動させることなく、走行姿勢より傾動させること
によつて、荷台1の傾斜角度を大きくすることが
でき、これによりダンプ車と同様に砂、砂利等を
下すこともできる。。
は独立して行なわれるので、例えば、荷台1を摺
動させることなく、走行姿勢より傾動させること
によつて、荷台1の傾斜角度を大きくすることが
でき、これによりダンプ車と同様に砂、砂利等を
下すこともできる。。
さらにまた、荷台ガイドレール9およびシリン
ダ装置等が荷台側に装備された構造であるので既
存の全ての形式のトラツクシヤーシに僅かな造作
を加えだけで容易に取付けることができるという
利点がある。
ダ装置等が荷台側に装備された構造であるので既
存の全ての形式のトラツクシヤーシに僅かな造作
を加えだけで容易に取付けることができるという
利点がある。
第1図は本考案による傾動荷台をトラツクに取
付けて示す線図的部分縦断面図、第2図は第1図
に示す傾動荷台を傾斜させた状態で示す説明図、
第3図は第2図の一部の拡大図、第4図は第1図
の−線上の断面図、第5図は第1図の−
線上の断面図、第6図は第1図の−線上の断
面図、第7図および第8図は本考案の他の実施例
を示す線図的部分断面図、第9図および第10図
は従来の傾動荷台の概略線図である。 1……荷台、2……シヤーシフレーム、9……
荷台ガイドレール、10……水平枢軸、11……
荷台傾動用シリンダ装置、12……傾動リンク、
13……荷台摺動用シリンダ装置、14……空
間、15……溝形荷台フレーム、16……摺動用
パツド、24……案内コロ軸、25……案内コ
ロ、26……枢軸。
付けて示す線図的部分縦断面図、第2図は第1図
に示す傾動荷台を傾斜させた状態で示す説明図、
第3図は第2図の一部の拡大図、第4図は第1図
の−線上の断面図、第5図は第1図の−
線上の断面図、第6図は第1図の−線上の断
面図、第7図および第8図は本考案の他の実施例
を示す線図的部分断面図、第9図および第10図
は従来の傾動荷台の概略線図である。 1……荷台、2……シヤーシフレーム、9……
荷台ガイドレール、10……水平枢軸、11……
荷台傾動用シリンダ装置、12……傾動リンク、
13……荷台摺動用シリンダ装置、14……空
間、15……溝形荷台フレーム、16……摺動用
パツド、24……案内コロ軸、25……案内コ
ロ、26……枢軸。
Claims (1)
- シヤーシフレーム2の後端部2bにおいてシヤ
ーシフレーム2を横切る方向に伸びる水平枢軸1
0に傾動自在に枢着して荷台1の長さ方向に延在
した荷台ガイドレール9と、この荷台ガイドレー
ル9と掛合して荷台1をこの荷台1の長さ方向に
案内保持するよう荷台1の長さ方向に延在してこ
の荷台1の下部両端位置にそれぞれ固設した左右
2個の溝形荷台フレーム15,15と、これらの
各溝形荷台フレーム15,15とそれぞれ掛合し
て荷台1の長さ方向に転動自在とした案内コロ2
5,25と、これらの各案内コロ25,25の枢
軸を互いに連結すると共にその連結枢軸24と前
記荷台ガイドレール9との間に介装した荷台傾動
用シリンダ装置11と、前記案内コロ25,25
の連結枢軸24とシヤーシフレーム2の適所に設
けた枢軸26との間に介装したリンク12と、荷
台1の前端部適所と荷台傾動用シリンダ装置11
又は荷台ガイドレール9との間に介装した荷台摺
動用シリンダ装置13とを具え、前記荷台傾動シ
リンダ装置11及び荷台摺動用シリンダ装置13
が、前記荷台1の下面1a、左右の溝形荷台フレ
ーム15,15、シヤーシフレーム2で囲まれる
空間内に配設されていることを特徴とするトラツ
ク等の傾動荷台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985125997U JPH0231324Y2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985125997U JPH0231324Y2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6233937U JPS6233937U (ja) | 1987-02-28 |
JPH0231324Y2 true JPH0231324Y2 (ja) | 1990-08-23 |
Family
ID=31019389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985125997U Expired JPH0231324Y2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0231324Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0536744Y2 (ja) * | 1988-05-09 | 1993-09-17 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56131435A (en) * | 1980-03-17 | 1981-10-15 | Kanto Tokushiya Hanbai Kk | Device for moving and tilting bed of autotruck |
-
1985
- 1985-08-20 JP JP1985125997U patent/JPH0231324Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56131435A (en) * | 1980-03-17 | 1981-10-15 | Kanto Tokushiya Hanbai Kk | Device for moving and tilting bed of autotruck |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6233937U (ja) | 1987-02-28 |
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