JP2538417Y2 - コンテナ荷役車両 - Google Patents
コンテナ荷役車両Info
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- JP2538417Y2 JP2538417Y2 JP2022192U JP2022192U JP2538417Y2 JP 2538417 Y2 JP2538417 Y2 JP 2538417Y2 JP 2022192 U JP2022192 U JP 2022192U JP 2022192 U JP2022192 U JP 2022192U JP 2538417 Y2 JP2538417 Y2 JP 2538417Y2
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- Japan
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- container
- frame
- hook
- chassis
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車台上にコンテナを積
込むようにしたコンテナ荷役車両に関する。
込むようにしたコンテナ荷役車両に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、このようなコンテナ荷役車両に
おいては、例えば実開平3−118832号公報に開示
されるように、車台上に、車台の後端部に傾動自在に枢
支された傾動フレームと、該傾動フレームに対して起伏
可能にかつ前後方向に摺動可能に連結された略L字形の
起伏フレームとを備え、傾動フレームを傾動させない固
定状態で起伏フレームを後方へ回動させて起立させるこ
とにより、起伏フレームの先端に設けられたフックをコ
ンテナのフック係合部に近付けて係合させた後、起伏フ
レームを前方へ倒伏させて車台上にコンテナを積込むこ
とが行われている。また、コンテナを卸す際には、車台
上のコンテナを傾動フレームの後方への傾 動により後方
へ突出させてその自重により後端部を先に地面に卸した
後、起伏フレームを後方へ回動させて起立させることに
より、コンテナ全体が卸されるようになされている。
おいては、例えば実開平3−118832号公報に開示
されるように、車台上に、車台の後端部に傾動自在に枢
支された傾動フレームと、該傾動フレームに対して起伏
可能にかつ前後方向に摺動可能に連結された略L字形の
起伏フレームとを備え、傾動フレームを傾動させない固
定状態で起伏フレームを後方へ回動させて起立させるこ
とにより、起伏フレームの先端に設けられたフックをコ
ンテナのフック係合部に近付けて係合させた後、起伏フ
レームを前方へ倒伏させて車台上にコンテナを積込むこ
とが行われている。また、コンテナを卸す際には、車台
上のコンテナを傾動フレームの後方への傾 動により後方
へ突出させてその自重により後端部を先に地面に卸した
後、起伏フレームを後方へ回動させて起立させることに
より、コンテナ全体が卸されるようになされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、塵芥等が多
量に発生する建築現場などにおいては、塵芥がコンテナ
内に直接投棄されるよう,投棄面たる地面よりも低い竪
穴などの低所にコンテナを載置して、塵芥がコンテナの
上面に対して投棄し易いようにしている。
量に発生する建築現場などにおいては、塵芥がコンテナ
内に直接投棄されるよう,投棄面たる地面よりも低い竪
穴などの低所にコンテナを載置して、塵芥がコンテナの
上面に対して投棄し易いようにしている。
【0004】その場合、コンテナが載置される低所によ
っては、上述したコンテナ荷役車両の起伏フレーム先端
のフックと、コンテナのフック係合部との間に、起伏フ
レームの起立時においても届かない係合不能な上下方向
の距離を有することがある。このため、起伏フレーム先
端のフックをコンテナのフック係合部に対して係合する
ことができず、低所によってはコンテナを車台上に積込
むことができないことになる。
っては、上述したコンテナ荷役車両の起伏フレーム先端
のフックと、コンテナのフック係合部との間に、起伏フ
レームの起立時においても届かない係合不能な上下方向
の距離を有することがある。このため、起伏フレーム先
端のフックをコンテナのフック係合部に対して係合する
ことができず、低所によってはコンテナを車台上に積込
むことができないことになる。
【0005】本考案はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コンテナが載置される低
所に応じて起伏フレーム先端のフックの高さ位置が低く
なるよう,車台を傾斜させることにより、起伏フレーム
先端のフックとコンテナのフック係合部との係合を可能
とし、低所での載置に拘らずコンテナを車台上に積込め
るようにするものである。
で、その目的とするところは、コンテナが載置される低
所に応じて起伏フレーム先端のフックの高さ位置が低く
なるよう,車台を傾斜させることにより、起伏フレーム
先端のフックとコンテナのフック係合部との係合を可能
とし、低所での載置に拘らずコンテナを車台上に積込め
るようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の考案が講じた解決手段は、車台上に
コンテナを積込むようにしたコンテナ荷役車両として、
上記車台上に設けられ、車台の後端部に傾動自在に枢支
された傾動フレームと、該傾動フレームに起伏可能に連
結された略L字形の起伏フレームと、該起伏フレームの
先端に設けられ、コンテナとの係合を可能とするフック
と、上記車台の前端部左右位置に設けられ、伸長時に車
台を後傾させるジャッキ装置とを備える。そして、上記
コンテナが低い位置にあってフックとの間に係合不能な
上下方向の距離を有しているとき、上記ジャッキ装置を
伸長させて、上記起伏フレームのフックの位置をコンテ
ナ位置まで下げるように構成したものである。
め、請求項1記載の考案が講じた解決手段は、車台上に
コンテナを積込むようにしたコンテナ荷役車両として、
上記車台上に設けられ、車台の後端部に傾動自在に枢支
された傾動フレームと、該傾動フレームに起伏可能に連
結された略L字形の起伏フレームと、該起伏フレームの
先端に設けられ、コンテナとの係合を可能とするフック
と、上記車台の前端部左右位置に設けられ、伸長時に車
台を後傾させるジャッキ装置とを備える。そして、上記
コンテナが低い位置にあってフックとの間に係合不能な
上下方向の距離を有しているとき、上記ジャッキ装置を
伸長させて、上記起伏フレームのフックの位置をコンテ
ナ位置まで下げるように構成したものである。
【0007】また、請求項2記載の考案が講じた解決手
段は、上記請求項1記載の考案のジャッキ装置を限定
し、下端に車輪を有している構成としたものである。
段は、上記請求項1記載の考案のジャッキ装置を限定
し、下端に車輪を有している構成としたものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の考案では、
塵芥等が多量に発生する建築現場などにおいて、塵芥が
投棄される地面(投棄面)よりも低い低所にコンテナが
載置され、そのコンテナのフック係合部と、後方への回
動により起立させた起伏フレーム先端のフックとの間に
係合不能な上下方向の距離が存在している場合、車台の
前端部左右位置のジャッキ装置を車台が後傾するように
伸長させることにより、起伏フレーム先端のフックの位
置がコンテナ位置たるフック係合部まで下がってフック
とフック係合部との上下間の距離が詰められ、該両者が
係合されることになる。そして、起伏フレームを前方へ
回動させて倒伏させることにより、車台上にコンテナが
積込まれる。
塵芥等が多量に発生する建築現場などにおいて、塵芥が
投棄される地面(投棄面)よりも低い低所にコンテナが
載置され、そのコンテナのフック係合部と、後方への回
動により起立させた起伏フレーム先端のフックとの間に
係合不能な上下方向の距離が存在している場合、車台の
前端部左右位置のジャッキ装置を車台が後傾するように
伸長させることにより、起伏フレーム先端のフックの位
置がコンテナ位置たるフック係合部まで下がってフック
とフック係合部との上下間の距離が詰められ、該両者が
係合されることになる。そして、起伏フレームを前方へ
回動させて倒伏させることにより、車台上にコンテナが
積込まれる。
【0009】しかも、このように車台自体が左右一対の
ジャッキ装置によって後傾することから、車台の後傾に
伴い運転席も上方へ持ち上げられることになり、起伏フ
レームの起伏操作などを行う運転席からフックとフック
係合部との係合を確認することができ、フックとフック
係合部とを係合させる係合作業が容易に行える。
ジャッキ装置によって後傾することから、車台の後傾に
伴い運転席も上方へ持ち上げられることになり、起伏フ
レームの起伏操作などを行う運転席からフックとフック
係合部との係合を確認することができ、フックとフック
係合部とを係合させる係合作業が容易に行える。
【0010】また、請求項2記載の考案では、ジャッキ
装置の下端に車輪が設けられているので、フックとフッ
ク係合部との間に前後方向への距離が存在している場合
には、ジャッキ装置の伸長により車台が後傾している状
態で、後輪の駆動力によりコンテナ荷役車両を前後に移
動させることが可能となり、フックとフック係合部との
間の前後間の距離を詰めて、フックとフック係合部とを
容易に係合することができる。
装置の下端に車輪が設けられているので、フックとフッ
ク係合部との間に前後方向への距離が存在している場合
には、ジャッキ装置の伸長により車台が後傾している状
態で、後輪の駆動力によりコンテナ荷役車両を前後に移
動させることが可能となり、フックとフック係合部との
間の前後間の距離を詰めて、フックとフック係合部とを
容易に係合することができる。
【0011】
【考案の効果】以上の如く、請求項1記載の考案におけ
るコンテナ荷役車両によれば、低所に載置したコンテナ
に対して起伏フレームのフックとの間に係合不能な上下
方向の距離を有していても、ジャッキ装置の伸長による
車台の後傾により、フックの位置を下げてコンテナのフ
ック係合部との係合を可能とし、低所での載置に拘らず
コンテナを車台上に積込むことができる。しかも、ジャ
ッキ装置による車台の後傾に伴って運転席も上方へ持ち
上げられることから、運転席からの視認性が高められ
て、起伏フレームの操作性の向上および係合作業の容易
化を共に図ることができる。
るコンテナ荷役車両によれば、低所に載置したコンテナ
に対して起伏フレームのフックとの間に係合不能な上下
方向の距離を有していても、ジャッキ装置の伸長による
車台の後傾により、フックの位置を下げてコンテナのフ
ック係合部との係合を可能とし、低所での載置に拘らず
コンテナを車台上に積込むことができる。しかも、ジャ
ッキ装置による車台の後傾に伴って運転席も上方へ持ち
上げられることから、運転席からの視認性が高められ
て、起伏フレームの操作性の向上および係合作業の容易
化を共に図ることができる。
【0012】また、請求項2記載の考案におけるコンテ
ナ荷役車両によれば、下端に車輪を有するジャッキ装置
を伸長させることによる車台の後傾状態で、コンテナ荷
役車両を前後に移動させることにより、フックとフック
係合部との間に存在している前後間の距離を詰めて両者
を係合することができ、係合作業の容易化をさらに図る
ことができる。
ナ荷役車両によれば、下端に車輪を有するジャッキ装置
を伸長させることによる車台の後傾状態で、コンテナ荷
役車両を前後に移動させることにより、フックとフック
係合部との間に存在している前後間の距離を詰めて両者
を係合することができ、係合作業の容易化をさらに図る
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1ないし図4は本考案の実施例に係るコ
ンテナ荷役車両Vの構成を示し、Dは運転席、1は運転
席Dの後部に連設された車両Vの車台、TFおよびTR
は4輪(図では車両Vの左側のみ示す)全てが駆動輪と
なる前輪および後輪、SCは該車台1上に設けられたサ
ブシャーシ、2は該サブシャーシSCの後端部において
水平軸4回りに傾動自在に枢支された傾動フレーム、3
は該傾動フレーム2の前部において水平軸回りに起伏可
能にかつ前後方向に摺動可能に連結された起伏フレーム
である。該起伏フレーム3は、上記傾動フレーム2に連
結される後端から水平方向前方に延びたのち略垂直上方
に延びてなる略L字形に形成されていて、その先端に
は、コンテナC運搬用のフックFが設けられている。一
方、コンテナCの前面上端には、フックFが係合する水
平軸を有するバー状のフック係合部Caが設けられてい
る。
ンテナ荷役車両Vの構成を示し、Dは運転席、1は運転
席Dの後部に連設された車両Vの車台、TFおよびTR
は4輪(図では車両Vの左側のみ示す)全てが駆動輪と
なる前輪および後輪、SCは該車台1上に設けられたサ
ブシャーシ、2は該サブシャーシSCの後端部において
水平軸4回りに傾動自在に枢支された傾動フレーム、3
は該傾動フレーム2の前部において水平軸回りに起伏可
能にかつ前後方向に摺動可能に連結された起伏フレーム
である。該起伏フレーム3は、上記傾動フレーム2に連
結される後端から水平方向前方に延びたのち略垂直上方
に延びてなる略L字形に形成されていて、その先端に
は、コンテナC運搬用のフックFが設けられている。一
方、コンテナCの前面上端には、フックFが係合する水
平軸を有するバー状のフック係合部Caが設けられてい
る。
【0015】そして、上記起伏フレーム3の水平部の後
端に近い部位には、基端軸6aが上記サブシャーシSC
に固定された1対のリフトシリンダ6の先端が連結され
ていて、さらにこの先端部で水平軸7回りに回動自在に
支承されている。すなわち、このリフトシリンダ6が伸
長したときには、起伏フレーム3が後方へ回動して起立
状態に、リフトシリンダ6が収縮したときには起伏フレ
ーム3が前方へ回動して倒伏状態になるようになされて
いる。また、後述のように、起伏フレーム3と傾動フレ
ーム2とが一体に水平軸4回りに傾動するようになされ
ていて、上記起伏フレーム3及び傾動フレーム2により
荷役フレーム5が構成されている。
端に近い部位には、基端軸6aが上記サブシャーシSC
に固定された1対のリフトシリンダ6の先端が連結され
ていて、さらにこの先端部で水平軸7回りに回動自在に
支承されている。すなわち、このリフトシリンダ6が伸
長したときには、起伏フレーム3が後方へ回動して起立
状態に、リフトシリンダ6が収縮したときには起伏フレ
ーム3が前方へ回動して倒伏状態になるようになされて
いる。また、後述のように、起伏フレーム3と傾動フレ
ーム2とが一体に水平軸4回りに傾動するようになされ
ていて、上記起伏フレーム3及び傾動フレーム2により
荷役フレーム5が構成されている。
【0016】また、上記傾動フレーム2の前部には図示
しないが前後方向に延びる断面コ字状の案内部材が相対
向するように形成されていて、この案内部材に上記起伏
フレーム3の両側面に設けた摺動子12が前後方向に摺
動自在に嵌合されている。そして、上記案内部材の中間
部上面には切欠孔(図示せず)が設けられていて、上記
各摺動子12がこの切欠孔位置に来ると、各摺動子12
がこの切欠孔を通して抜け出られるようになされてい
る。
しないが前後方向に延びる断面コ字状の案内部材が相対
向するように形成されていて、この案内部材に上記起伏
フレーム3の両側面に設けた摺動子12が前後方向に摺
動自在に嵌合されている。そして、上記案内部材の中間
部上面には切欠孔(図示せず)が設けられていて、上記
各摺動子12がこの切欠孔位置に来ると、各摺動子12
がこの切欠孔を通して抜け出られるようになされてい
る。
【0017】また、上記傾動フレーム2の途中には横軸
14が固着されている一方、上記起伏フレーム3の後端
両側には起伏フレーム3の摺動後退時に上記横軸14に
係合しうるC字状の係止片15が設けられている。さら
に、上記横軸14の中央部には揺動腕18が揺動自在に
枢支されていて、該揺動腕18は車台1の前方に延びて
その自由端側方に設けられたピン状の係止部材19を介
して上記起伏フレーム3の後部内側面に設けられた被係
止部材(図示せず)と係合可能になされている。
14が固着されている一方、上記起伏フレーム3の後端
両側には起伏フレーム3の摺動後退時に上記横軸14に
係合しうるC字状の係止片15が設けられている。さら
に、上記横軸14の中央部には揺動腕18が揺動自在に
枢支されていて、該揺動腕18は車台1の前方に延びて
その自由端側方に設けられたピン状の係止部材19を介
して上記起伏フレーム3の後部内側面に設けられた被係
止部材(図示せず)と係合可能になされている。
【0018】そして、上記揺動腕18の基端部下方には
後方に向かったリンク17の基端が一体に連結され、こ
のリンク17の自由端と傾動フレーム2との間には小型
のロックシリンダ20が連結されていて、該ロックシリ
ンダ20により、上記揺動腕18をリンク17を介して
横軸14回りに揺動させるようになされている。尚、9
はサブシャーシSCの後端の両サイドに設けられ、コン
テナCを転動させるための案内ローラ、21は横軸14
を係脱自在に支持する略U字形の支持部材である。
後方に向かったリンク17の基端が一体に連結され、こ
のリンク17の自由端と傾動フレーム2との間には小型
のロックシリンダ20が連結されていて、該ロックシリ
ンダ20により、上記揺動腕18をリンク17を介して
横軸14回りに揺動させるようになされている。尚、9
はサブシャーシSCの後端の両サイドに設けられ、コン
テナCを転動させるための案内ローラ、21は横軸14
を係脱自在に支持する略U字形の支持部材である。
【0019】また、上記コンテナCは、塵芥等が多量に
発生する建築現場に載置されたものであり、塵芥がコン
テナC内に直接投棄されるよう,投棄面たる地面Xより
も低い低所たる竪穴X´内にコンテナCが載置されて、
塵芥がコンテナCの上面に対して投棄し易いようになさ
れている。
発生する建築現場に載置されたものであり、塵芥がコン
テナC内に直接投棄されるよう,投棄面たる地面Xより
も低い低所たる竪穴X´内にコンテナCが載置されて、
塵芥がコンテナCの上面に対して投棄し易いようになさ
れている。
【0020】ここで、運転席Dより行われる車台1上の
コンテナCの積卸しおよびダンプする際の動作について
述べる。
コンテナCの積卸しおよびダンプする際の動作について
述べる。
【0021】すなわち、車台1上のコンテナCを卸す際
には、ロックシリンダ20を収縮させて、リンク17を
介して揺動腕18を下方に回動させる。この状態では、
起伏フレーム3の被係止部材が揺動腕18の係止部材1
9と係合することなく、起伏フレーム3が後退可能とな
っているので、リフトシリンダ6を伸長させることによ
り、起伏フレーム3が後方に移動し、車台1上のコンテ
ナCを後退させてその後部を車台1の後端から外方に突
出させる。そして、さらにリフトシリンダ6を伸長させ
ると、起伏フレーム3後端の各係止片15が傾動フレー
ム2の横軸14に係合するとともに、上記起伏フレーム
3の各摺動子12の位置が傾動フレーム2の案内部材の
切欠孔位置と一致するようになる。この位置で、リフト
シリンダ6の伸長作動を続行させると、上記各係止片1
5が横軸14に係合した状態で起伏フレーム3が横軸1
4を中心に起立し、コンテナCをその自重により案内ロ
ーラ9,9上を滑動させながら地上に卸される。
には、ロックシリンダ20を収縮させて、リンク17を
介して揺動腕18を下方に回動させる。この状態では、
起伏フレーム3の被係止部材が揺動腕18の係止部材1
9と係合することなく、起伏フレーム3が後退可能とな
っているので、リフトシリンダ6を伸長させることによ
り、起伏フレーム3が後方に移動し、車台1上のコンテ
ナCを後退させてその後部を車台1の後端から外方に突
出させる。そして、さらにリフトシリンダ6を伸長させ
ると、起伏フレーム3後端の各係止片15が傾動フレー
ム2の横軸14に係合するとともに、上記起伏フレーム
3の各摺動子12の位置が傾動フレーム2の案内部材の
切欠孔位置と一致するようになる。この位置で、リフト
シリンダ6の伸長作動を続行させると、上記各係止片1
5が横軸14に係合した状態で起伏フレーム3が横軸1
4を中心に起立し、コンテナCをその自重により案内ロ
ーラ9,9上を滑動させながら地上に卸される。
【0022】そして、コンテナCを搭載するときには、
上記とは逆の動作を行えばよく、起伏フレーム3の後方
への移動位置において、横軸14を中心に起立する起伏
フレーム3先端のフックFをコンテナCのフック係合部
Caに対して係合させ、リフトシリンダ6を収縮させる
ことにより、起伏フレーム3が横軸14回りに前方へ倒
伏して、コンテナCを案内ローラ9,9上を滑動させな
がら、車台1上の後部にコンテナCの前部を搭載する。
そして、上述したコンテナCを卸す場合と同様になる,
起伏フレーム3の被係止部材と揺動腕18の係止部材1
9とが非係合状態のままで、さらにリフトシリンダ6を
収縮させると、起伏フレーム3が前進可能となってコン
テナCを前進させて車台1上に搭載される。
上記とは逆の動作を行えばよく、起伏フレーム3の後方
への移動位置において、横軸14を中心に起立する起伏
フレーム3先端のフックFをコンテナCのフック係合部
Caに対して係合させ、リフトシリンダ6を収縮させる
ことにより、起伏フレーム3が横軸14回りに前方へ倒
伏して、コンテナCを案内ローラ9,9上を滑動させな
がら、車台1上の後部にコンテナCの前部を搭載する。
そして、上述したコンテナCを卸す場合と同様になる,
起伏フレーム3の被係止部材と揺動腕18の係止部材1
9とが非係合状態のままで、さらにリフトシリンダ6を
収縮させると、起伏フレーム3が前進可能となってコン
テナCを前進させて車台1上に搭載される。
【0023】一方、コンテナCを上記起伏フレーム3と
傾動フレーム2の上に載置したままダンプする場合に
は、まずロックシリンダ20を伸長してリンク17を時
計方向に回動させて、揺動腕18も同方向に回動させ、
その先端の係止部材19を起伏フレーム3の被係止部材
に相対向する位置にする。この状態で、リフトシリンダ
6を僅かに伸長させることにより、被係止部材が係止部
材19に係合し、さらに、リフトシリンダ6の伸長動作
を継続させて傾動フレーム2と起伏フレーム3とが各摺
動子12と案内部材とを介して一体に連結されたまま水
平軸4回りに傾動し(図3参照)、コンテナCをダンプ
させる。そして、この状態からコンテナCを降下して車
台1の上に搭載するには、そのままリフトシリンダ6を
収縮することにより、傾動フレーム2と起伏フレーム3
とを反時計回りに回動させてコンテナCを車台1上に搭
載するようになされている。
傾動フレーム2の上に載置したままダンプする場合に
は、まずロックシリンダ20を伸長してリンク17を時
計方向に回動させて、揺動腕18も同方向に回動させ、
その先端の係止部材19を起伏フレーム3の被係止部材
に相対向する位置にする。この状態で、リフトシリンダ
6を僅かに伸長させることにより、被係止部材が係止部
材19に係合し、さらに、リフトシリンダ6の伸長動作
を継続させて傾動フレーム2と起伏フレーム3とが各摺
動子12と案内部材とを介して一体に連結されたまま水
平軸4回りに傾動し(図3参照)、コンテナCをダンプ
させる。そして、この状態からコンテナCを降下して車
台1の上に搭載するには、そのままリフトシリンダ6を
収縮することにより、傾動フレーム2と起伏フレーム3
とを反時計回りに回動させてコンテナCを車台1上に搭
載するようになされている。
【0024】さらに、本考案の特徴部分として、図1に
示すように、上記前輪TFの直後方に位置する車台1の
前端部左右位置にはジャッキ装置31(図では左側のみ
示す)が設けられている。このジャッキ装置31は、ジ
ャッキ部32と、該ジャッキ部32の下端に垂直軸回り
に回転可能に保持されたブラケット33と、該ブラケッ
ト33により水平軸回りに回転可能に保持された舵取り
可能な副輪34(車輪)とを備えている。また、上記ジ
ャッキ部32は、車台1に固定された有底角筒状の外筒
32aと、該外筒32a内に摺動自在に挿入された角筒
状の内筒32bと、一端が該内筒32bの中途部に、他
端が上記外筒32aの上端にそれぞれ連結されたシリン
ダ32cとからなり、このジャッキ部32では、シリン
ダ32cの伸長動作により内筒32bが外筒32aから
突出し上記副輪34が下方に押し下げられて車台1の前
端部を浮上させる一方、収縮動作により内筒32bが外
筒32a内に没入して前輪TFを接地させた収納状態に
させるようにしている。そして、竪穴X´内に載置され
たコンテナCによって、コンテナCのフック係合部Ca
と、コンテナCを搭載するときに起立している起伏フレ
ーム3先端のフックFとの間に係合不能な上下方向の距
離を有しているときには、運転席に設けられた操作スイ
ッチ(図示せず)により上記ジャッキ装置31を伸長さ
せて車台1を後傾させることにより、起伏フレーム3先
端のフックF位置がコンテナC位置まで下がって、フッ
クFとフック係合部Caとの間の上下方向の距離が詰め
られ、該両者F,Caが互いに係合することになる。
示すように、上記前輪TFの直後方に位置する車台1の
前端部左右位置にはジャッキ装置31(図では左側のみ
示す)が設けられている。このジャッキ装置31は、ジ
ャッキ部32と、該ジャッキ部32の下端に垂直軸回り
に回転可能に保持されたブラケット33と、該ブラケッ
ト33により水平軸回りに回転可能に保持された舵取り
可能な副輪34(車輪)とを備えている。また、上記ジ
ャッキ部32は、車台1に固定された有底角筒状の外筒
32aと、該外筒32a内に摺動自在に挿入された角筒
状の内筒32bと、一端が該内筒32bの中途部に、他
端が上記外筒32aの上端にそれぞれ連結されたシリン
ダ32cとからなり、このジャッキ部32では、シリン
ダ32cの伸長動作により内筒32bが外筒32aから
突出し上記副輪34が下方に押し下げられて車台1の前
端部を浮上させる一方、収縮動作により内筒32bが外
筒32a内に没入して前輪TFを接地させた収納状態に
させるようにしている。そして、竪穴X´内に載置され
たコンテナCによって、コンテナCのフック係合部Ca
と、コンテナCを搭載するときに起立している起伏フレ
ーム3先端のフックFとの間に係合不能な上下方向の距
離を有しているときには、運転席に設けられた操作スイ
ッチ(図示せず)により上記ジャッキ装置31を伸長さ
せて車台1を後傾させることにより、起伏フレーム3先
端のフックF位置がコンテナC位置まで下がって、フッ
クFとフック係合部Caとの間の上下方向の距離が詰め
られ、該両者F,Caが互いに係合することになる。
【0025】このように、竪穴X´内に載置したコンテ
ナCであっても、ジャッキ装置31を伸長させて車台1
の後傾させることにより、起伏フレーム3先端のフック
Fの位置をコンテナC位置まで下げてコンテナCのフッ
ク係合部Caとの係合を可能とし、低所での載置に拘ら
ずコンテナCを車台1上に積込むことができる。
ナCであっても、ジャッキ装置31を伸長させて車台1
の後傾させることにより、起伏フレーム3先端のフック
Fの位置をコンテナC位置まで下げてコンテナCのフッ
ク係合部Caとの係合を可能とし、低所での載置に拘ら
ずコンテナCを車台1上に積込むことができる。
【0026】しかも、上記の如く車台1自体が左右一対
のジャッキ装置31によって後傾することから、車台1
の後傾に伴い運転席Dも上方へ持ち上げられることにな
り、運転席DからフックFとフック係合部Caとの係合
が確認できるとともに、フックFとフック係合部Caと
を係合させる係合作業が容易に行え、よって運転席から
の視認性を高めつつ、起伏フレームの操作性の向上およ
び係合作業の容易化を共に図ることができる。
のジャッキ装置31によって後傾することから、車台1
の後傾に伴い運転席Dも上方へ持ち上げられることにな
り、運転席DからフックFとフック係合部Caとの係合
が確認できるとともに、フックFとフック係合部Caと
を係合させる係合作業が容易に行え、よって運転席から
の視認性を高めつつ、起伏フレームの操作性の向上およ
び係合作業の容易化を共に図ることができる。
【0027】さらに、ジャッキ装置31の下端にブラケ
ット33を介して副輪34が保持されているので、フッ
クFとフック係合部Caとの間に係合不能な前後方向の
距離が存在している場合には、ジャッキ装置31の伸長
により車台1が後傾している状態で、後輪TRの駆動力
により車両Vを前後に移動させることが可能となり、フ
ックFとフック係合部Caとの間の前後の距離を詰め
て、フックFとフック係合部Caとを容易に係合するこ
とができ、係合作業の容易化をさらに図ることができ
る。
ット33を介して副輪34が保持されているので、フッ
クFとフック係合部Caとの間に係合不能な前後方向の
距離が存在している場合には、ジャッキ装置31の伸長
により車台1が後傾している状態で、後輪TRの駆動力
により車両Vを前後に移動させることが可能となり、フ
ックFとフック係合部Caとの間の前後の距離を詰め
て、フックFとフック係合部Caとを容易に係合するこ
とができ、係合作業の容易化をさらに図ることができ
る。
【0028】尚、上記実施例では、ジャッキ装置31の
下端に副輪34を設けたが、地面に対して移動不能に固
定される通常のジャッキ装置であっても良い。
下端に副輪34を設けたが、地面に対して移動不能に固
定される通常のジャッキ装置であっても良い。
【図1】起伏フレームが単独で横軸回りに倒伏してコン
テナを竪穴から引上げる状態を示す車両の側面図であ
る。
テナを竪穴から引上げる状態を示す車両の側面図であ
る。
【図2】起伏フレームが単独で横軸回りに倒伏してコン
テナを竪穴から引上げる状態を示す各フレームの側面図
である。
テナを竪穴から引上げる状態を示す各フレームの側面図
である。
【図3】起伏フレームが単独で横軸回りに回動して車台
上に復帰する直前位置を示す側面図である。
上に復帰する直前位置を示す側面図である。
【図4】起伏フレームが傾動フレームと共に傾動して車
台上に復帰する直前位置を示す側面図である。
台上に復帰する直前位置を示す側面図である。
1 車台 2 傾動フレーム 3 起伏フレーム 31 ジャッキ装置 34 副輪(車輪) C コンテナ Ca フック支持部 F フック V コンテナ荷役車両
Claims (2)
- 【請求項1】 車台上にコンテナを積込むようにしたコ
ンテナ荷役車両において、上記車台上に設けられ、車台
の後端部に傾動自在に枢支された傾動フレームと、該傾
動フレームに起伏可能に連結された略L字形の起伏フレ
ームと、該起伏フレームの先端に設けられ、コンテナと
の係合を可能とするフックと、上記車台の前端部左右位
置に設けられ、伸長時に車台を後傾させるジャッキ装置
とが備えられており、上記コンテナが低い位置にあって
フックとの間に係合不能な上下方向の距離を有している
とき、上記ジャッキ装置を伸長させて、上記起伏フレー
ムのフックの位置をコンテナ位置まで下げるようにした
ことを特徴とするコンテナ荷役車両。 - 【請求項2】 ジャッキ装置は、下端に車輪を有してい
るものであることを特徴とする請求項1記載のコンテナ
荷役車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022192U JP2538417Y2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | コンテナ荷役車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022192U JP2538417Y2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | コンテナ荷役車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580874U JPH0580874U (ja) | 1993-11-02 |
JP2538417Y2 true JP2538417Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=12021115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022192U Expired - Lifetime JP2538417Y2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | コンテナ荷役車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538417Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP2022192U patent/JP2538417Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580874U (ja) | 1993-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970204 |