JP4346833B2 - ダンプ車輌の荷台降下防止装置 - Google Patents

ダンプ車輌の荷台降下防止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷台が少なくとも車体の側方に傾倒可能なダンプ車輌において、荷台を所定の傾動位置で支持して降下を防止するための荷台降下防止装置に関するもので、例えば三転ダンプトラックなどに利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体枠上に搭載された荷台が後方及び左右両側方に傾倒自在に搭載された三転ダンプトラックが提供されている。
【0003】
この三転ダンプトラックには、荷台が側方に傾倒した際に所定の傾斜角度で当該荷台を支持して降下を防止する安全棒が設けられている。具体的には、安全棒は、基端部が水平に配置された枢支ピンにより車体の側方に向かって上下方向に回動自在に設けられるとともに、先端部が前記荷台側に設けられた係合部材に係合自在になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の安全棒と係合部材とは、安全棒を水平に配置した枢支ピンを中心に回動させて所定の角度に立設配置した状態で、安全棒の先端部が係合部材と対峙するように同一垂直面上に配置されている。このため、荷台を車枠上に載置した際には、安全棒と係合部材とは上下に重なって配置されることになり、これら両者が干渉しないようにこの間に隙間を設ける必要があった。従って、この分、車体に対して荷台を高く配置しなければならず、これにより荷台の床面が高くなっていた。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、荷台を車体上に載置した際に、安全棒と係合部材とが干渉しないように前後にオフセットして配設することで、車体に対する荷台の高さを極力低くすることが可能になり、荷台の低床化を図ることのできるダンプ車輌の荷台降下防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のダンプ車輌の荷台降下防止装置は、車体上に荷台が当該車体の後方及び左右両側方に傾倒可能に設けられたダンプ車輌において、前記車体側には、右側方と左側方にそれぞれ傾動した荷台を所定の傾斜角度で支持して降下を防止する安全棒が左右一対設けられ、該安全棒は、基端部がそれぞれ枢支ピンにより車体の側方に向かって上下方向に回動自在に支持されるとともに、先端部が前記荷台側にそれぞれ設けられた係合部材に係合自在になされる一方、これら安全棒と対応する係合部材とは荷台を車体上に載置した際に干渉しないように前後にオフセットして配設され、また、これら安全棒が先端部を互いに対向させて配設され、さらに、車体側には、後方に傾動した荷台を所定の傾斜角度で支持して降下を防止する安全棒が側方傾動時の安全棒よりも前方に位置して配設されたものである。
【0007】
請求項2に係る発明のダンプ車輌の荷台降下防止装置は、前記枢支ピンが傾斜して配置され、この枢支ピンに前記安全棒の基端部が回動自在に支持されたものである。
【0008】
請求項3に係る発明のダンプ車輌の荷台降下防止装置は、前記側方傾動時の安全棒の基端部近傍には、当該安全棒を所定の回動位置で規制するストッパが設けられ、荷台を車体上に載置した際に上記ストッパの上面が荷台の底面に当接して支持する当接面になされたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、ダンプ車輌の概略構成を示している。
【0011】
このダンプ車輌は、所謂三転ダンプ車輌であり、車体1上に搭載された荷台2が荷台傾倒装置3により後方及び左右両側方に傾倒自在に構成されたものである。
【0012】
上記荷台傾倒装置3は、リフトアーム31と、テンションアーム32と、伸縮シリンダ33とを備えている。リフトアーム31とテンションアーム32とはその一端部同士が枢支ピン34により枢支されており、リフトアーム31の他端部が荷台側ブラケット35を介して荷台2の底部に左右方向且つ上下方向に回動自在に設けられるとともに、テンションアーム32の他端部が車体側ブラケット36を介して車体1に左右方向且つ上下方向に回動自在に設けられている。
【0013】
伸縮シリンダ33は、伸縮側先端部が前記リフトアーム31の途中部に枢支ピン37により枢支されるとともに、基端部がテンションアーム32の他端部寄りに枢支ピン38により枢支されており、この伸縮シリンダ33の伸縮作動によりリフトアーム31及びテンションアーム32を介して荷台2が傾倒される。
【0014】
また、車体1及び荷台2の4隅には荷台2の傾倒中心となるヒンジ部21がそれぞれ設けられている。これらヒンジ部21は適宜な係脱手段により係脱自在に構成されており、例えば、左右前方のヒンジ部21を離脱させて左右後方のヒンジ部21のみを係合させた状態で荷台傾倒装置3の伸縮シリンダ33を伸長させれば、荷台2は左右後方のヒンジ部21を中心に後方に傾動する。
【0015】
また、左側前後のヒンジ部21を離脱させて右側前後のヒンジ部21のみを係合させた状態で荷台傾倒装置3の伸縮シリンダ33を伸長させれば、荷台2は右側前後のヒンジ部21を中心に右側方に傾動し、さらに、右側前後のヒンジ部21を離脱させて左側前後のヒンジ部21のみを係合させた状態で荷台傾倒装置3の伸縮シリンダ33を伸長させれば、荷台2は左側前後のヒンジ部21を中心に左側方に傾動することになる。
【0016】
ここで、このようなダンプ車輌には、図2に示すように、荷台2が左右両側方に傾動した際に所定の傾斜角度で当該荷台2を支持して降下を防止するための荷台降下防止装置4が設けられている。
【0017】
荷台降下防止装置4は、車体1に設けられた安全棒41と、荷台2の下面に設けられた係合部材45とで構成されており、右側方と左側方にそれぞれ傾動した荷台2を支持するために、左右に一対配設されている。
【0018】
以下、一方(図2において左側)の荷台降下防止装置4について詳説し、他方の荷台降下防止装置4の説明は省略する。
【0019】
安全棒41は、基端部42が前後方向に配置された枢支ピン43により車体1に回動自在に設けられており、格納時においては図2及び図3に示すように上記基端部42を外側にして車体1上にその幅方向に配置されている。
【0020】
枢支ピン43は、図4に示すように水平ではなく後方下がりに傾斜した状態で配設されており、このように配設された枢支ピン43に安全棒41の基端部42が枢支されている。従って、安全棒41が格納位置から当該枢支ピン43を中心にして上方に回動すると、安全棒41は枢支ピン43の傾斜分だけ後方に傾斜しながら起立することになる。
【0021】
前記安全棒41の基端部42の外側近傍には、ストッパ5が設けられている。ストッパ5は、図2に示すように安全棒41の先端部44が係合部材45と係合する位置まで回動した際に、その当接部51に安全棒41の基端部42が当接することで、この安全棒41の回動を規制して起立させた状態で保持するよう構成されている。また、上記当接部51の上面は荷台2が伏倒して車体1上に載置された際に、当該荷台2の底面と当接して支持する当接面になされている。つまり、ストッパ5は、荷台2を支持する荷台受け部の機能も併有している。
【0022】
前記係合部材45は、図2に示すように荷台2が所定の傾斜角度で上記ストッパ5によって保持された安全棒41の先端部44が係合するように構成されており、この両者の係合により安全棒41で荷台2を所定の傾斜角度で支持して当該荷台2の降下を防止することができる。
【0023】
そして、これら安全棒41と係合部材45との位置関係は、安全棒41を枢支ピン43を中心に上方に回動させると、当該安全棒41が後方に傾斜して起立されることから、安全棒41の先端部44と係合する係合部材45は、安全棒41の基端部42に対しては後方にオフセットした位置に配置されている。従って、安全棒41を格納位置に配置した際には、当該安全棒41と係合部材45とは前後にズレることになり、荷台2を伏倒して車体1上に載置しても安全棒41と係合部材45とが上下で重なることがない。
【0024】
この結果、安全棒41を格納位置に配置して荷台2を車体1上に載置した状態では、安全棒41と係合部材45とは干渉することがなく、係合部材45を安全棒41の後方近傍に平行に配置させることができる。つまり、従来のように安全棒41の上方に係合部材45が配置されることがないので、その分だけ車体1に対する荷台2の高さを低くすることができ、荷台2の低床化を図ることができる。
【0025】
しかも、ストッパ5の上面で荷台2を支持することにより当該荷台2を車体1上に載置しているため、この部分では荷台2を支持する荷台受け部材を別途と設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることもできる。
【0026】
なお、図3に示す符号6は、後方に傾動した荷台2を所定の傾斜角度で支持して当該荷台2の降下を防止するための安全棒である。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に係る発明のダンプ車輌の荷台降下防止装置によれば、荷台を車体上に載置した際に安全棒と係合部材とを干渉しないように前後にオフセットして配設したことで、荷台を伏倒して車体上に載置しても安全棒と係合部材とが上下で重なることがない。この結果、荷台を車体上に載置した状態では、係合部材を安全棒の後方近傍に平行に配置させることができ、従来のように安全棒の上方に係合部材が配置されることがないので、その分だけ車体に対する荷台の高さを低くすることができ、荷台の低床化を図ることができる。
【0028】
請求項2に係る発明のダンプ車輌の荷台降下防止装置によれば、傾斜して配置した枢支ピンに安全棒の基端部を回動自在に支持したことで、簡単な構造により荷台を車体上に載置した際に安全棒と係合部材とを干渉しないように前後にオフセットして配設することができる。
【0029】
請求項3に係る発明のダンプ車輌の荷台降下防止装置によれば、安全棒の基端部近傍には、当該安全棒を所定の回動位置で規制するストッパを設け、荷台を車体上に載置した際には、上記ストッパの上面である当接面が荷台の底面に当接して支持することで、この部分では荷台を支持する荷台受け部材を別途と設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンプ車輌の概略構成を示す側面図である。
【図2】荷台降下防止装置の構成を示す背面図である。
【図3】同じく荷台降下防止装置の構成を示す平面図である。
【図4】安全棒の基端部の枢支状態を示す車輌側方から見た図である。
【符号の説明】
1 車体
2 荷台
4 荷台降下防止装置
41 安全棒
42 基端部
43 枢支ピン
44 先端部
45 係合部材
5 ストッパ

Claims (3)

  1. 車体上に荷台が当該車体の後方及び左右両側方に傾倒可能に設けられたダンプ車輌において、前記車体側には、右側方と左側方にそれぞれ傾動した荷台を所定の傾斜角度で支持して降下を防止する安全棒が左右一対設けられ、該安全棒は、基端部がそれぞれ枢支ピンにより車体の側方に向かって上下方向に回動自在に支持されるとともに、先端部が前記荷台側にそれぞれ設けられた係合部材に係合自在になされる一方、これら安全棒と対応する係合部材とは荷台を車体上に載置した際に干渉しないように前後にオフセットして配設され、また、これら安全棒が先端部を互いに対向させて配設され、さらに、車体側には、後方に傾動した荷台を所定の傾斜角度で支持して降下を防止する安全棒が側方傾動時の安全棒よりも前方に位置して配設されたことを特徴とするダンプ車輌の荷台降下防止装置。
  2. 前記枢支ピンが傾斜して配置され、この枢支ピンに前記安全棒の基端部が回動自在に支持されたことを特徴とする請求項1記載のダンプ車輌の荷台降下防止装置。
  3. 前記側方傾動時の安全棒の基端部近傍には、当該安全棒を所定の回動位置で規制するストッパが設けられ、荷台を車体上に載置した際に上記ストッパの上面が荷台の底面に当接して支持する当接面になされたことを特徴とする請求項1又は2記載のダンプ車輌の荷台降下防止装置。
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