JPH10217828A - 伸縮ステップを備えたトラック - Google Patents

伸縮ステップを備えたトラック

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JPH10217828A
JPH10217828A JP2289197A JP2289197A JPH10217828A JP H10217828 A JPH10217828 A JP H10217828A JP 2289197 A JP2289197 A JP 2289197A JP 2289197 A JP2289197 A JP 2289197A JP H10217828 A JPH10217828 A JP H10217828A
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JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
truck
expansion step
telescopic
expansion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2289197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Togano
一 戸叶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧シリンダによって伸縮する伸縮ステップ
7を荷台2の後部に備えた車体傾斜式のトラックにおい
て、荷台2の後方の地面に高低があるような場合でも伸
縮ステップ7に損傷を生じないようにする。 【解決手段】 伸縮ステップ7の前端部にガイドローラ
11を設け、荷台2の後端部に伸縮ステップ7を支持す
る支持ローラ12を設けると共に、荷台2にガイドロー
ラ11の前後方向への走行を案内するガイドレール14
を設け、このガイドレール14を、前部はガイドローラ
11の上下変位を規制するよう上下の間隔を狭く、後部
はガイドローラ11の上下変位を許容するよう上下の間
隔を広く形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車、建設機
械、フォークリフト等の車両やその他の荷物を荷台上に
積載し運搬するトラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等を荷台に積載し運搬するトラック
には、積込積卸作業を容易にするため、荷台を後方へス
ライドし傾斜させるものや、図12に示すように、荷台
2の前端部位置においてシャシフレーム3にフロントア
ウトリガ4を設け、このフロントアウトリガ4でトラッ
ク1の前部をジャッキアップして車体全体を傾斜させる
ものがある。
【0003】車体傾斜式のトラックは、荷台スライド式
のトラックに比べると、スペースが少なくてすみ車高が
低いという利点がある。図12のトラック1では、車体
を傾斜させ後端のリアステー5が接地した状態で荷台2
の床面と地面Gとの間に段差があるので、図13に示す
ように、荷台2の後部に、油圧シリンダ6によって荷台
2と平行に後方へ伸長する伸縮ステップ7を備えてお
り、この伸縮ステップ7を伸長し後煽り8を後方に倒し
て、車両等を円滑に積込み積卸しできるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この伸縮ステップ7
は、荷台2の摺動枠9によって前後摺動可能に支持され
ており、荷台2と平行に後方へ伸長するようになってい
るので、ストロークSが小さすぎると最大伸長状態でも
後端が接地できない。また、ストロークSが大きすぎる
と伸長途中で接地してしまうが、目視操作では適切な位
置で伸長を停止させることが難しく、いずれの場合も荷
台2と伸縮ステップ7の接合部に負担がかかる。従っ
て、伸縮ステップ7は、最大伸長状態で後端が丁度接地
するようにストロークSを設定しなければならない。
【0005】しかし、伸縮ステップ7のストロークSが
最適に設定されていても、積込積卸作業現場の地面Gが
水平でない場合には問題がある。例えば、荷台2の後方
の地面Gが低くなっている場合には、伸縮ステップ7は
最大伸長状態でも後端が接地できない。また、荷台2の
後方の地面Gが高くなっている場合には、伸縮ステップ
7は伸長途中で接地してしまい、適切な位置で伸長を停
止させることができずにそのまま伸長して、荷台2と伸
縮ステップ7の接合部に過大な負荷がかかり損傷を生ず
るおそれがある。
【0006】また、伸縮ステップ7は摺動枠9との摺動
摩擦によって磨耗し易いという欠点がある。この発明
は、荷台の伸縮ステップにおけるかかる問題を解決する
ものであって、荷台の後方の地面に高低があるような場
合でも損傷を生ずるおそれがなく、磨耗が少なく耐久性
に優れた伸縮ステップを備えたトラックを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、油圧シリン
ダによって伸縮する伸縮ステップを荷台の後部に備えた
車体傾斜式のトラックにおいて、伸縮ステップの前端部
にガイドローラを設け、荷台の後端部に伸縮ステップを
支持する支持ローラを設けると共に、荷台にガイドロー
ラの前後方向への走行を案内するガイドレールを設け、
このガイドレールを、前部はガイドローラの上下変位を
規制するよう上下の間隔を狭く、後部はガイドローラの
上下変位を許容するよう上下の間隔を広く形成してい
る。
【0008】積込積卸作業時には、トラックを作業現場
に停車させ、車体を傾斜させた後、油圧シリンダによっ
て伸縮ステップを荷台後方へ伸長し、車両等の積込み積
卸しを行う。
【0009】伸縮ステップを伸長させるとき、ガイドレ
ールの前部はガイドローラの上下変位を規制するよう上
下の間隔を狭く形成しているので、伸縮ステップは当初
荷台と略平行に伸長するが、ガイドレールの後部はガイ
ドローラの上下変位を許容するよう上下の間隔を広く形
成しているので、ガイドローラが上下変位可能な位置ま
で後退すると伸縮ステップは後端部が下方及び上方へ変
位可能となる。
【0010】従って、荷台の後方の地面が低くなってい
る場合、伸縮ステップは最大伸長状態において後端が下
方に変位して接地する。また、荷台の後方の地面が高く
なっている場合には、伸縮ステップは伸長途中で接地す
るが、伸縮ステップは後端が上方へ変位できるので、そ
のまま伸長が継続されても荷台と伸縮ステップの接合部
には過大な負荷はかからず、損傷を生ずるおそれはな
い。
【0011】伸縮ステップは、ガイドローラと支持ロー
ラの転動によって移動するので、摺動する場合に比べる
と摩擦がはるかに少なく磨耗しにくい。積込積卸作業が
終わると、伸縮ステップを縮小して荷台内に格納し、車
体前部を下げて前輪を接地させた後、トラックを走行さ
せる。
【0012】このとき、ガイドローラはガイドレールの
前端部にあって上下変位を規制されているので、トラッ
クの走行中に伸縮ステップの上下動によるがたつきを生
ずることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
である伸縮ステップを備えたトラックの走行時の姿勢を
示す側面図、図2は伸縮ステップを備えたトラックの作
業時の姿勢を示す側面図、図3は伸縮ステップの縮小状
態の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図4
のB−B線断面図、図6は伸縮ステップの伸長状態の平
面図、図7は図6のC−C線断面図、図8は図7のD−
D線断面図、図9及び図10は伸縮ステップの作用の説
明図である。
【0014】このトラック1は、車体傾斜式のトラック
であって、シャシフレーム3には荷台2の前端部位置に
フロントアウトリガ4、荷台2の後端位置にリヤステー
5が設けられている。このフロントアウトリガ4を伸長
しトラック1の前部をジャッキアップすることにより車
体全体を傾斜させることができる。荷台2の後部には、
油圧シリンダ6によって後方へ伸長する伸縮ステップ7
を備えており、この伸縮ステップ7を伸長し後煽り8を
後方に倒して、車両等を円滑に積込み積卸しできるよう
になっている。
【0015】この伸縮ステップ7は、全幅の約1/3と
なる中央部分が前方に突出するように長く形成されてお
り、その前端部の左右にはガイドローラ11が設けら
れ、前端部の中央に油圧シリンダ6が連結されている。
荷台2の後端部には伸縮ステップ7を支持する支持ロー
ラ12と、伸縮ステップ7の左右への横振れを規制する
振れ止め13が設けられている。また、荷台2には、ガ
イドローラ11の前後方向への走行を案内するガイドレ
ール14が設けられている。
【0016】ガイドレール14は、断面がコ字状で、前
部はガイドローラ11の上下変位を規制するよう上下の
間隔が狭くなっており、途中の傾斜部15において上下
に拡幅されて、後部はガイドローラ11の上下変位を許
容するよう上下の間隔が広くなっている。
【0017】積込積卸作業時には、トラック1を作業現
場に停車させ、フロントアウトリガ4を伸長することに
よりトラック1の前部をジャッキアップして車体全体を
傾斜させた後、油圧シリンダ6によって伸縮ステップ7
を荷台2の後方へ伸長し、後煽り8を後方に倒して、車
両等の積込み積卸しを行う。
【0018】伸縮ステップ7を伸長させるとき、ガイド
レール14の前部はガイドローラ11の上下変位を規制
するよう上下の間隔を狭く形成しているので、伸縮ステ
ップ7は当初荷台2と略平行に伸長するが、ガイドレー
ル14の後部はガイドローラ11の上下変位を許容する
よう上下の間隔を広く形成しているので、ガイドローラ
11が傾斜部15を過ぎて上下変位可能な位置まで後退
すると伸縮ステップ7は、支持ローラ12を支点として
後端部が下方及び上方へ変位可能となる。
【0019】従って、図9に示すように、荷台2の後方
の地面Gがリヤステー5の下端面と接する水平面Hより
低くなっている場合、伸縮ステップは最大伸長状態にお
いて後端が下方に変位して接地する。また、図10に示
すように、荷台2の後方の地面Gがリヤステー5の下端
面と接する水平面Hより高くなっている場合には、伸縮
ステップ7は伸長途中で接地するが、伸縮ステップ7は
後端が上方へ変位できるので、そのまま伸長が継続され
ても荷台2と伸縮ステップ7の接合部には過大な負荷は
かからず、損傷を生ずるおそれはない。
【0020】伸縮ステップ7は、ガイドローラ11と支
持ローラ12の転動によって移動するので、摺動する場
合に比べると摩擦がはるかに少なく磨耗しにくい。ガイ
ドローラ11や支持ローラ12が磨耗しても、そこだけ
交換すればよい。
【0021】積込積卸作業が終わると、油圧シリンダ6
によって伸縮ステップを縮小7して荷台2内に格納し、
フロントアウトリガ4を縮小することによりトラック1
の前部を下げて前輪を接地させた後、トラック1を走行
させる。
【0022】このとき、ガイドローラ11はガイドレー
ル14の前端部にあって上下変位を規制されているの
で、トラック1の走行中に伸縮ステップ7の上下動によ
るがたつきを生ずることはない。
【0023】図11は他の実施の形態の説明図である。
ここでは、ガイドレール14後部の上下間隔を広く形成
するための拡幅用の傾斜部15を下側だけに設けている
のでガイドレール14の加工が容易である。伸縮ステッ
プ7の後端は上方へ変位を大きくすることができる。
【0024】このように、ガイドレール14の上下拡幅
の位置や幅を適宜選択することにより、伸縮ステップ7
の後端の変位する範囲は任意に設定することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伸縮ステ
ップを備えたトラックでは、伸縮ステップは、荷台の後
方の地面に高低があるような場合でも損傷を生ずるおそ
れがなく、磨耗も少なく、耐久性が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である伸縮ステップを備
えたトラックの走行時の姿勢を示す側面図である。
【図2】伸縮ステップを備えたトラックの作業時の姿勢
を示す側面図である。
【図3】伸縮ステップの縮小状態の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】伸縮ステップの伸長状態の平面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】伸縮ステップの作用の説明図である。
【図10】伸縮ステップの作用の説明図である。
【図11】他の実施の形態の説明図である。
【図12】従来の伸縮ステップを備えたトラックの作業
時の姿勢を示す側面図である。
【図13】従来の伸縮ステップの伸縮機構の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 トラック 2 荷台 3 シャーシフレーム 4 フロントアウトリガ 5 リヤステー 6 油圧シリンダ 7 伸縮ステップ 8 後煽り 11 ガイドローラ 12 支持ローラ 13 振れ止め 14 ガイドレール 15 傾斜部 G 地面 H 水平面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダによって伸縮する伸縮ステ
    ップを荷台の後部に備えた車体傾斜式のトラックであっ
    て、伸縮ステップの前端部にガイドローラを設け、荷台
    の後端部に伸縮ステップを支持する支持ローラを設ける
    と共に、荷台に前記ガイドローラの前後方向への走行を
    案内するガイドレールを設け、該ガイドレールを、前部
    はガイドローラの上下変位を規制するよう上下の間隔を
    狭く、後部はガイドローラの上下変位を許容するよう上
    下の間隔を広く形成したことを特徴とする伸縮ステップ
    を備えたトラック。
JP2289197A 1997-02-05 1997-02-05 伸縮ステップを備えたトラック Pending JPH10217828A (ja)

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JP2289197A JPH10217828A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 伸縮ステップを備えたトラック

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206131A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Nisshin Kogyo Kk 車載専用自動車
JP2007068834A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toyota Auto Body Co Ltd 車椅子のステップ装置
KR100918368B1 (ko) 2009-01-19 2009-09-22 방성출 크레인 셀프로더 트럭
WO2016093408A1 (ko) * 2014-12-08 2016-06-16 주식회사 정우테크놀러지 소형 트럭용 셀프로더

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051213