JPH06316399A - 履帯式フォークリフト車 - Google Patents

履帯式フォークリフト車

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JPH06316399A
JPH06316399A JP13116693A JP13116693A JPH06316399A JP H06316399 A JPH06316399 A JP H06316399A JP 13116693 A JP13116693 A JP 13116693A JP 13116693 A JP13116693 A JP 13116693A JP H06316399 A JPH06316399 A JP H06316399A
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JP
Japan
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forklift
mast
fork
pantograph
link
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Application number
JP13116693A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umeda
博之 梅田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不整地での荷役作業や狭所における荷役・積
込作業等において、有効性を発揮する全旋回可能な履帯
式フォクリフト車を提供する。 【構成】 履帯式下部走行体と、該下部走行体の上部
に、水平面内で旋回可能に装着された上部旋回体と、該
上部旋回体上に、荷役時にはその下端が下部走行体の履
帯上面より下方まで下降可能であり、上部旋回体の旋回
時にはその下端が下部走行体の履帯上面まで上昇でき
る、リーチ可能なフォークリフト装置を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不整地での荷役作業や
狭所における荷役・積込作業等において、有効性を発揮
する全旋回可能な履帯式フォークリフト車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の履帯式フォークリフト車として
は、実開昭56−107797、実開昭58−3069
5など知られている。図13,図14に示す実開昭58
−30695では大径の遊動輪52を前方に、小径の駆
動輪53を後方に軸支して、これらに無限軌道履帯54
が巻装されている履帯式トラクタ本体51と、該トラク
タ本体51の前部において、チルトシリンダ55により
後方傾斜角度が20度〜30度、前方傾斜角度が5度〜
10度となる範囲で回動可能に取付けられる支持柱56
とからなり、該支持柱56に沿い上下動するフォーク5
7が荷物Wを不整地においても略水平に支持するように
構成した履帯式フォークリフト車が記載されている。ま
た、図15〜図17に示す実開昭56−107797で
は、本体61を左右の履帯62により支持すると共に、
エンジンおよび操縦席ならびに油圧装置等を本体61の
前端側に取りまとめて設置して、本体61上面の中央部
から後端側に向かう間に前後に長い荷台60aを形成
し、その荷台60aの前端部に、突出端が後方に向かう
フォーク63を昇降自在に設置したリフト60bを、平
面図においてフォーク63の突出端63aが履帯62の
後端部より前方に位置するよう配置し、かつリフト60
bをフォーク63の基端部63bが平面図において履帯
62の後端部後方に位置する荷台60aの後端部に向け
て移動自在に荷台60a上に装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記実開昭5
8−30695はミニバックホーとフォークリフト車を
組み合わせた構成であり、当然、フォークリフト装置に
はリーチ機構がないばかりでなく、フォークリフト装置
は車体に対して水平面内で旋回できないため、フォーク
リフト車に対して所定の方向や位置にある荷物をフォー
クリフト上に積載・荷卸しするには、無限軌道履帯54
によりフォークリフト車を走行、あるいは操向駆動する
必要があるが、無限軌道車は真横方向への移動ができな
いため、無限軌道履帯54の真横方向での積荷・荷卸し
は不可能である。特に、狭い作業場ではオペレータの疲
労を増大させると共に、作業能率が低下する問題があっ
た。
【0004】また、前記実開昭56−107797で
は、リフト60bを長い荷台60aの範囲内で車体の前
後方向に移動させるフォーク63のリーチ機構はある
が、リフト60bを車体に対して水平面内で旋回できな
いため、フォークリフト車に対して所定の方向にある荷
物をフォーク63上に積載、またはフォーク63上から
荷卸しするには、無限軌道履帯62によりフォークリフ
ト車を操向駆動する必要があり、特に、狭い作業場では
やはりオペレータの疲労を増大させると共に、作業能率
が低下する問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の技術
における問題を解決するためになされたもので、請求項
1は、履帯式下部走行体と、該下部走行体の上部に、水
平面内で旋回可能に装着された上部旋回体と、該上部旋
回体上にリーチ可能に設置されたフォークリフト装置
と、該フォークリフト装置の下端は荷役時には下部走行
体の履帯上面より下方まで下降可能であり、上部旋回体
の旋回時には下部走行体の履帯上面まで上昇可能であ
り、請求項2は、前記フォークリフト装置はマストと、
該マストに支持されて昇降、下降するフォークと、前記
マストを枢着するマスト支持装置と、該マスト支持装置
とマスト間に枢着された傾動シリンダよりなり、請求項
3は、前記フォークリフト装置を上部旋回体上にリーチ
可能に設置するリーチ機構はパンタグラフ形リンクであ
り、
【0006】請求項4は、前記フォークリフト装置を上
部旋回体上にリーチ可能に設置するリーチ機構は油圧シ
リンダであり、請求項5は、前記フォークリフト装置を
上部旋回体上にリーチ可能に設置するリーチ機構を支持
する支持装置と、該支持装置を上下動可能に上部旋回体
上に取着する上下駆動装置からなり、請求項6は、前記
上下駆動装置は平行四節リンクよりなり、請求項7は、
前記上下駆動装置は車体に固設され、車体の前方向に傾
斜したレール上を移動する、リーチ機構の支持装置より
なる。
【0007】
【作用】前記構成による請求項1では、搬送する荷物が
下部走行体の履帯上面より下方に有る場合には、上部旋
回体上にリーチ可能に設置されたフォークリフト装置を
下部走行体の履帯に干渉しない位置までリーチして、フ
ォークリフト装置を下降させて荷物を載置したのち、フ
ォークリフト装置を下部走行体の履帯上面まで上昇させ
て上部旋回体を所要方向に旋回する。その後、フォーク
リフト装置を下部走行体の履帯に干渉しない位置までリ
ーチして、フォークリフト装置を下降させて荷物を降ろ
せばよい。請求項2は、前記フォークリフト装置はマス
トと、該マストに支持されて昇降、下降するフォーク
と、前記マストを枢着するマスト支持装置と、該マスト
支持装置とマスト間に枢着された傾動シリンダよりな
り、フォークに荷物を載置するときはマストを前傾さ
せ、荷物の載置後はマストを後傾させて荷物を確実に支
持することができる。請求項3は、パンタグラフ形リン
クを駆動して伸長・収縮すると、フォークリフト装置は
上部旋回体に対してリーチ可能となる。
【0008】請求項4は、油圧シリンダを伸長・収縮す
ると、フォークリフト装置は上部旋回体に対してリーチ
可能となる。請求項5は、リーチ機構を支持する支持装
置を上下駆動装置により下降させて、支持装置下端を接
地させた後、リーチ機構を伸長させてフォークリフト装
置に荷物を載置し、再びリーチ機構を収縮させた後、上
下駆動装置によりフォークリフト装置下面を履帯上面以
上まで上昇させて、上部旋回体を所要方向まで旋回させ
た後、前記荷物の載置操作と同様な操作をすればフォー
クリフト装置上の荷物を降ろすことができる。請求項6
は、平行四節リンクを駆動して、リーチ機構を支持する
支持装置を上下駆動すれば、フォークリフト装置は上
昇、または下降する。請求項7は、車体に固設され、車
体の前方向に傾斜したレール上でリーチ機構の支持装置
を上下駆動すれば、フォークリフト装置は上昇、または
下降する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例につき添付図面により詳述す
る。図1〜図3は、本発明の第1実施例を示す図で、図
1はマストと、該マストに支持されて昇降、下降するフ
ォークと、前記マストを枢着するマスト支持装置と、該
マスト支持装置とマスト間に枢着された傾動シリンダ
と、前記マスト支持装置のリーチ機構であるパンタグラ
フ形リンクと、該パンタグラフ形リンク支持柱よりなる
履帯式フォクリフト車において、パンタグラフ形リンク
が最も収縮した状態を示す図、図2はパンタグラフ形リ
ンクが最も伸長した状態を示す図、図3は図2の平面図
である。図1〜図3において、1は履帯、2は下部走行
体、3は上部旋回体、4はカウンタウェイト、5は機械
室、6は運転室、7は作動油タンク、8は上部旋回体3
に固定されたパンタグラフ形リンク支持柱、9は上部旋
回体3上を移動するフォークリフト支持装置、10はパ
ンタグラフ形リンク支持柱8と可動支持柱9間を連結す
るパンタグラフ形リンク、11はパンタグラフ形リンク
10のスライダー10aをパンタグラフ形リンク支持柱
8に形成された溝内を上下にスライドさせるための油圧
シリンダ、12はフォークリフト支持装置9の下端に枢
着されたローラ、13はフォークリフト装置のマスト、
14は該マスト13に支持されて昇降、下降するフォー
ク、15はマスト13の下端を枢着すると共に、フォー
クリフト支持装置9に固定されたブラケット、16はマ
スト支持装置15とマスト13間に枢着されたチルトシ
リンダ、17は左右のマスト13,13間を連結する連
結ロッドである。
【0010】次に前記本発明における第1実施例の作動
について説明する。パンタグラフ形リンク10が最も収
縮した図1における状態から車両走行面GL上にあるパ
レット18上に載置された荷物Wをフォーク14上に積
載する場合について説明する。先ず、油圧シリンダ11
を収縮すると、該油圧シリンダ11によりパンタグラフ
形リンク10のスライダー10aが下降する。これに伴
ってパンタグラフ形リンク10が伸長してフォークリフ
ト支持装置9のスライダー10bも下降すると共に、フ
ォークリフト支持装置9の下端に枢着されているローラ
12が上部旋回体上3を転動してマスト13が車両の履
帯1より前方位置となると、図示しない駆動装置により
フォーク14を車両走行面GL上まで下降させる。続い
て、更にパンタグラフ形リンク10を伸長させるか、車
両を進行させて図2に示すように荷物Wの載置されてい
るパレット18にフォーク14を挿入させて、フォーク
14を履帯2の上面以上に上昇させながら、油圧シリン
ダ11を伸長すると、マジックハンド10が収縮して図
1の状態で、フォーク14上に荷物Wが載置されている
パレット18のある状態となる。この状態において上部
旋回体3を所要の方向に旋回し、積載時と同様の操作を
すれば荷物Wの載置されているパレット18を所要の方
向と、位置に荷降ろしすることができる。なお、荷物W
の積載時にはチルトシリンダ16を伸長させてフォーク
14が荷物Wを積載し易くし、荷物Wを積載後はチルト
シリンダ16を収縮させてフォーク14に荷物Wを確実
に積載するようにする。このチルトシリンダ16の作動
については以下の第2〜第4実施例についても同様のた
め説明を省略する。図3は図2の上面図であるが、以
下、第2〜第4実施例についても図3と同様のため、第
2〜第4実施例においては各上面図を省略する。
【0011】図4,および図5は、本発明の第2実施例
を示す図で、図1〜図3と同一部品に付いては同一符号
を付し、その説明を省略する。図4,図5において、2
0aは上部旋回体3に固定された第1ブーム、20bは
この第1ブーム20a内を摺動する第2ブーム、20c
はこの第2ブーム20b内を摺動する第3ブームで、前
記上部旋回体3に固定された第1ブーム20a、この第
1ブーム20a内を摺動する第2ブーム20b、この第
2ブーム20b内を摺動する第3ブーム20cは左右に
各一組づつ設置されている。このような第3ブーム20
cの先端にはマスト13下端が枢着されていると共に、
第3ブーム20cの先端とマスト13間にはチルトシリ
ンダ16が枢着されている。
【0012】次に前記本発明の第2実施例の作動につい
て説明する。上部旋回体3上の第2ブーム20bと第3
ブーム20cが最も収縮した図4における状態から車両
走行面GL上にあるパレット18上に載置された荷物W
をフォーク14上に積載する場合について説明する。先
ず、第2ブーム20bと第3ブーム20cを図示しない
油圧シリンダにより伸長し、マスト13が履帯1の前方
端より前方位置となると、図示しない駆動装置によりフ
ォーク14を車両走行面GLに近接する位置まで下降さ
せる。続いて、更に第2ブーム20bと第3ブーム20
cを図示しない油圧シリンダにより伸長させるか、車両
を進行させて図5に示すように荷物Wの載置されている
パレット18にフォーク14を挿入させて、フォーク1
4を履帯2の上面以上に上昇させながら、第2ブーム2
0bと第3ブーム20cを図示しない油圧シリンダによ
り収縮させながらフォーク14下面が履帯1の上面以上
まで上昇すると、図4に示す位置までリーチさせるこの
状態において所要の方向に上部旋回体3を旋回させて、
積載時と同様な操作をすれば荷物Wの載置されているパ
レット18を所要の方向、および位置に荷降ろしするこ
とができる。
【0013】図6〜図8は、本発明の第3実施例を示す
図で、図1〜図3と同一部品に付いては同一符号を付
し、その説明を省略する。図6はパンタグラフ形リンク
支持柱が最も上昇し、且つフォークリフト装置のリーチ
機構であるパンタグラフ形リンクが最も収縮した状態を
示す図、図7はパンタグラフ形リンク支持柱が下降し、
且つパンタグラフ形リンクが最も収縮した状態を示す
図、図8はパンタグラフ形リンク支持柱が下降し、且つ
パンタグラフ形リンクが最も伸長した状態を示す図であ
る。図6〜図8において、30は上部旋回体3に固定さ
れた固定支持柱、31はパンタグラフ形リンク支持柱、
32a,32bは前記固定支持柱30とパンタグラフ形
リンク支持柱31と共に平行四節リンクを構成するリン
ク、33は該平行四節リンクの駆動シリンダ、34はフ
ォークリフト装置のマスト13の下端を枢支し、マスト
13との間にチルトシリンダ16を枢支したフォークリ
フト支持装置、35はパンタグラフ形リンク支持柱31
とフォークリフト支持装置34間を連結するパンタグラ
フ形リンク、パンタグラフ形リンク35のスライダー3
5aは図1の10aと同様なスライダで、図1の駆動シ
リンダ11と同様な駆動源により固定支持柱30に形成
された溝内を上下にスライドする。36はフォークリフ
ト支持装置34の下端に枢着されたローラである。
【0014】次に前記本発明における第3実施例の作動
について説明する。フォークリフト装置のリーチ機構で
あるパンタグラフ形リンク35が最も収縮し、且つパン
タグラフ形リンク支持柱34が最も上昇した、図6の状
態から平行四節リンクの駆動シリンダ33を伸長する
と、該平行四節リンクを構成するパンタグラフ形リンク
支持柱31が前下方に移動して、該パンタグラフ形リン
ク支持柱31の下端がGLに当接する図7に示す状態と
なる。その後、パンタグラフ形リンク35のスライダー
35aを第1実施例と同様な駆動シリンダによりパンタ
グラフ形リンク支持柱31に形成された、やはり第1実
施例と同様な溝内を下方にスライドさせると、フォーク
リフト支持装置34の下端に枢支されたローラ36がG
L上を転動しながらパンタグラフ形リンク35が伸長
し、同時にスライダー35bも第1実施例と同様な溝内
を下方にスライドして、図8に示す状態となり、パレッ
ト18上に載置された荷物Wをフォーク14上に積載す
る。
【0015】つぎに、図示しない公知のリフトシリンダ
によりフォーク14を所定量上昇させた状態で、パンタ
グラフ形リンク35のスライダー35aを第1実施例と
同様な駆動シリンダにより固定支持柱30に形成され
た、やはり第1実施例と同様な溝内を上方にスライドさ
せると、パンタグラフ形リンク支持柱34の下端に枢支
されたローラ36がGL上を転動しながらパンタグラフ
形リンク35が収縮して図7に示す状態となる。この状
態から平行四節リンクの駆動シリンダ33を収縮する
と、該平行四節リンクを構成するパンタグラフ形リンク
支持柱31が後上方に移動して、図6においてフォーク
14上に荷物Wの載置されたパレット18が積載された
状態となる。この状態で上部旋回体3を所定の方向に旋
回させて、積載時と同様な操作をすると、荷物Wの載置
されているパレット18をフォーク14から荷降ろしす
ることができる。
【0016】図12は前記第3実施例において、水平の
車両走行面に対して荷物W、即ち、ローラ36,46の
転動面が傾斜している場合には、チルトシリンダ16に
より荷物の水平を保持しながらマジックハンド35,4
5によりフォークリフトを移動させることもできる使用
例を示す。この場合には平行四節リンクの代わりに図1
2のようなリンク機構を用いればよい。
【0017】図9〜図11は、本発明の第4実施例を示
す図で、図1〜図3と同一部品に付いては同一符号を付
し、その説明を省略する。図9はフォークリフト装置の
リーチ機構であるパンタグラフ形リンクが最も収縮し、
且つパンタグラフ形リンク支持装置が最も上昇した状態
を示す図、図10はパンタグラフ形リンク支持装置が下
降し、且つパンタグラフ形リンクが最も収縮した状態を
示す図、図10はパンタグラフ形リンク支持装置が下降
し、且つパンタグラフ形リンクが最も伸長した状態を示
す図である。
【0018】図9〜図11において、40はパンタグラ
フ形リンク支持柱41に固定されたブラケット、39は
該ブラケット40に枢着されたローラ、25は上部旋回
体3と、該上部旋回体3に固定された支持柱26に固定
され、前記ローラ39をガイドするレール、27はレー
ル25に枢着された定滑車、28は上部旋回体3に枢着
された油圧シリンダ、29は前記定滑車27に巻回して
前記ブラケット41と油圧シリンダ28のピストンロッ
ドとに連結されたロープ、44はフォークリフト装置の
支持柱、45は前記パンタグラフ形リンク支持柱41と
フォークリフト支持装置44とに連結されたパンタグラ
フ形リンク、パンタグラフ形リンク45のスライダー4
5aは第1実施例と同様な駆動源によりパンタグラフ形
リンク支持柱41に形成された、やはり第1実施例と同
様な溝内を上下にスライドする。46はフォークリフト
支持装置44の下端に枢着されたローラである。
【0019】次に前記本発明の第4実施例の作動につい
て説明する。フォークリフト装置のリーチ機構であるパ
ンタグラフ形リンク45が最も収縮し、且つパンタグラ
フ形リンク支持柱41が最も上昇した、図9の状態から
油圧シリンダ28を伸長すると、ローラ39がレール2
5のガイド溝内を転動してブラケット40が下前方に移
動するためパンタグラフ形リンク支持柱41以降の要素
も下前方に移動して、パンタグラフ形リンクパンタグラ
フ形リンク支持柱41の下端がGLに当接する、図10
に示す状態となる。その後、パンタグラフ形リンク45
のスライダー45aを第1実施例と同様な駆動シリンダ
によりパンタグラフ形リンク支持柱41に形成された、
やはり第1実施例と同様な溝内を下方にスライドさせる
と、フォークリフト支持装置44の下端に枢支されたロ
ーラ46がGL上を転動しながらパンタグラフ形リンク
45が伸長し、同時にスライダー45bも第1実施例と
同様な溝内を下方にスライドして、図11に示す状態と
なり、パレット18上に載置された荷物Wをフォーク1
4上に積載する。
【0020】つぎに、図示しない公知のリフトシリンダ
によりフォーク14を所定量上昇させた状態で、パンタ
グラフ形リンク45のスライダー45aを第1実施例と
同様な駆動シリンダによりパンタグラフ形リンク支持柱
44に形成された、やはり第1実施例と同様な溝内を上
方にスライドさせると、フォークリフト支持装置44の
下端に枢支されたローラ46がGL上を転動しながらパ
ンタグラフ形リンク45が収縮して、図10に示す状態
となる。この状態から油圧シリンダ28を収縮すると、
ローラ39がレール25のガイド溝内を転動してブラケ
ット40が上昇するため、パンタグラフ形リンク支持柱
41以降の要素も上昇して図9において、フォーク14
が荷物Wが積置されたパレット18を積載している状態
となる。この状態で上部旋回体3を所定の方向に旋回さ
せて、積載時と同様な操作をすると、荷物Wの載置され
ているパレット18を所定位置にフォーク14から荷降
ろしすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるときは
次のような効果を得ることができる。 (1)マストが履帯に干渉することなく、上部旋回体を
360度旋回させることができるので、狭隘な作業場で
も大幅な作業効率の向上を図ることができると共に、オ
ペレータの疲労を軽減できる。 (2)リーチ機能により旋回半径を小さくできるので、
狭隘な作業場でも作業効率を大幅に向上することができ
る。 (3)リーチ機能により車両を走行させることなく荷物
を引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す第1側面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す第2側面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す第1側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す第2側面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す第1側面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す第2側面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す第3側面図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す第1側面図である。
【図10】本発明の第4実施例を示す第2側面図であ
る。
【図11】本発明の第4実施例を示す第3側面図であ
る。
【図12】本発明の第3実施例における別の使用例を示
図である。
【図13】第1の従来の技術を示す側面図である。
【図14】第1の従来の技術を示す一部平面図である。
【図15】第2の従来の技術を示す平面図である。
【図16】第2の従来の技術を示す第1側面図である。
【図17】第2の従来の技術を示す第2側面図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・履帯 2 ・・・・・下部走行体 3 ・・・・・上部旋回体 8,31,41・・・パンタグラフ形リンク支持柱 9,34,44・・・フォークリフト支持装置 10,35,45・・・パンタグラフ形リンク 10a,35a,45a・・・スライダー 11 ・・・・・油圧シリンダ 12,36,46・・・ローラ 13 ・・・・・マスト 14 ・・・・・フォーク 15,40・・・・・ブラケット 16 ・・・・・チルトシリンダ 17 ・・・・・連結ロッド 20a・・・・・第1シリンダ 20b・・・・・第2シリンダ 20c・・・・・ピストンロッド 25 ・・・・・レール 26 ・・・・・支持柱 27 ・・・・・定滑車 28 ・・・・・油圧シリンダ 29 ・・・・・ロープ 30 ・・・・・固定支持柱 32a,32b・・・リンク 33,47・・・油圧シリンダ 39 ・・・・・ローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯式下部走行体と、該下部走行体の上
    部に、水平面内で旋回可能に装着された上部旋回体と、
    該上部旋回体上にリーチ可能に設置されたフォークリフ
    ト装置と、該フォークリフト装置の下端は荷役時には下
    部走行体の履帯下面まで下降可能であり、上部旋回体の
    旋回時には下部走行体の履帯上面まで上昇可能であるこ
    とを特徴とする履帯式フォークリフト車。
  2. 【請求項2】 前記フォークリフト装置はマストと、該
    マストに支持されて昇降、下降するフォークと、前記マ
    ストを枢着するマスト支持装置と、該マスト支持装置と
    マスト間に枢着された傾動シリンダよりなる請求項1の
    履帯式フォクリフト車。
  3. 【請求項3】 前記フォークリフト装置を上部旋回体上
    にリーチ可能に設置するリーチ機構はパンタグラフ形リ
    ンクである請求項1の履帯式フォークリフト車。
  4. 【請求項4】 前記フォークリフト装置を上部旋回体上
    にリーチ可能に設置するリーチ機構は油圧シリンダであ
    る請求項1の履帯式フォークリフト車。
  5. 【請求項5】 前記フォークリフト装置を上部旋回体上
    にリーチ可能に設置するリーチ機構を支持する支持装置
    と、該支持装置を上下動可能に上部旋回体上に取着する
    上下駆動装置からなる請求項1の履帯式フォークリフト
    車。
  6. 【請求項6】 前記上下駆動装置は平行四節リンクより
    なる請求項5の履帯式フォークリフト車。
  7. 【請求項7】 前記上下駆動装置は車体に固設され、車
    体の前方向に傾斜したレール上を移動する、リーチ機構
    の支持装置よりなる請求項5の履帯式フォークリフト
    車。
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