JP2736204B2 - 貨物自動車 - Google Patents

貨物自動車

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JP2736204B2
JP2736204B2 JP4145436A JP14543692A JP2736204B2 JP 2736204 B2 JP2736204 B2 JP 2736204B2 JP 4145436 A JP4145436 A JP 4145436A JP 14543692 A JP14543692 A JP 14543692A JP 2736204 B2 JP2736204 B2 JP 2736204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボデーを地上に水平状
態に降ろして荷物を積載することができる貨物自動車に
関する。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車としては、本出願人によって
最近提案され、図6(A),(B),(C)に示すようにボデー
を地上に水平状態に降ろして荷物を積載するようにした
ものがある。
【0003】この貨物自動車は、まず、図6(A)に示す
シャーシフレーム61とサブフレーム62からなる車体
上に搭載され、下方に屈曲した屈曲部66を後端側に有
するリフトフレーム63を、リフトシリンダ71とリフ
トアーム68からなるリフトフレーム駆動手段によっ
て、図6(B)に示すように、上記車体に対して後方にス
ライドさせつつ後方が下降するように、上記車体の後端
に取り付けたヒンジローラ72を支点としながら傾動さ
せる。
【0004】すると、上記リフトフレーム63の屈曲部
66は地上に接地し、あるいは地上にごく近い位置に位
置するようになる。その後、上記リフトフレーム63に
設けた図示しないボデー駆動手段によって、ボデー65
をリフトフレーム63に沿って後方にスライドさせ、更
に、ボデー65の前端ををリフトフレーム63の後側の
屈曲部66に沿ってスライドさせて下降させ、図6(C)
に示すように、ボデー65を地上にほぼ水平に降ろす。
【0005】次に、この地上に水平に降ろされたボデー
65上に荷物を積載して、固縛する。その後、上記ボデ
ー駆動手段を駆動して、ボデー65をリフトフレーム6
3の屈曲部66に沿って上昇させ、さらに、このリフト
フレーム63に沿ってボデー65を前方にスライドさせ
る。その後、上記リフトフレーム駆動手段によってリフ
トフレーム63を水平な状態に復帰させるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の貨物自動車では、ボデー65の前端の軸方向の一端
だけがリフトフレーム63に連結されているので、ボデ
ー65をリフトフレーム63上をスライドさせて、ボデ
ー65を地面に対して昇降させる際に、ボデー65がリ
フトフレーム63に対して左右に振られ、ボデー65の
幅方向中心線がリフトフレーム63の幅方向中心線に対
して左右方向に傾いてしまうことがある。
【0007】この場合、上記ボデー65をリフトフレー
ム63上にスライドさせることができなくなったり、上
記リフトフレーム63に対するボデー65の搭載状態が
不安定になり、危険であるという問題がある。
【0008】そこで、この問題を解決するために、図7
(A),(B)に示すように、貨物Cが積載される主桁73
の幅方向の両側にテーパー状の先端部を有する案内部材
74を取り付け、上記主桁73を支持する案内ローラ1
0の両側にテーパー面71を形成した積卸案内装置があ
る(実公平1ー8436)。上記案内部材74のテーパー
状の先端部は、上記主桁73が上記案内ローラ10上を
前方にスライドしているときに、上記案内ローラ10の
テーパー面71に当接して、上記主桁73の左右方向の
振れを矯正するようになっている。
【0009】ところが、図7に示した積卸案内装置で
は、主桁73の左右方向の振れの矯正だけのために、ロ
ーラ10のテーパー面71を相当程度強度アップさせる
必要があるという欠点がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、ボデーに設けた
案内部材によってリフトフレームに対するボデーの左右
方向のズレを矯正できる上に、リフトフレームに設けた
支持部材が、リフトフレームを補強する役目をする貨物
自動車を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の貨物自動車は、車体と、上記車体上に傾動
およびスライド可能に搭載され、下方に屈曲した屈曲部
を後端側に有するリフトフレームと、上記車体の後端に
取り付けられ、上記リフトフレームの傾動の支点となる
ヒンジローラと、上記リフトフレームの屈曲部の下側に
固定される支持部材と、上記リフトフレームを車体に対
して傾動およびスライドさせるリフトフレーム駆動手段
と、上記リフトフレーム上にスライド可能に搭載され、
上記屈曲部に沿ってスライドし、地上に降ろされるボデ
ーと、上記ボデーの下側に固定され、前後方向に延びる
主桁と、上記ボデーの主桁に固定され、上記ボデーが上
記リフトフレーム上を前方へスライドしているときに、
上記ボデーが地面から浮いた後に、上記リフトフレーム
の屈曲部と当接して、上記ボデーをリフトフレームに対
して左右に寄せて、ボデーの幅方向中心線を上記リフト
フレームの幅方向中心線に略一致させるガイド部材と、
上記ボデーをリフトフレームに対してスライドさせるボ
デー駆動手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、上記ボデーの主桁に固定さ
れたガイド部材は、上記ボデーが上記リフトフレーム上
を前方へスライドしているときに、上記ボデーが地面か
ら浮いた後に、上記リフトフレームの屈曲部と当接し
て、上記ボデーをリフトフレームに対して左右に寄せ
て、上記リフトフレームの幅方向中心線とボデーの幅方
向中心線とを一致させる。したがって、リフトフレーム
に対するボデーの左右方向のズレを矯正できる。
【0013】また、上記支持部材は、上記ガイド部材が
当接するリフトフレームの屈曲部を補強する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1,2において、1はシャーシフレーム、2
はサブフレーム、3はリフトフレーム、5はボデーであ
る。上記シャーシフレーム1とサブフレーム2とで車体
を構成している。上記リフトフレーム3は後端側に斜め
下方に屈曲した屈曲部6を有し、この屈曲部6の下側に
は、この屈曲部6を補強する支持部材9を固定してい
る。この支持部材9は、図5(B)に示すように、断面L
字状の部材と断面棒状の部材からなる。図1,2に示す
ように、上記リフトフレーム3は上記サブフレーム2の
後端上側に設けたヒンジローラ7に沿ってスライドおよ
び傾動できるようになっている。
【0015】また、上記リフトフレーム3の前端側に
は、一端をシャーシフレーム1に枢着したリフトアーム
8の他端を枢着しており、このリフトアーム8の略中央
部に、一端をシャーシフレーム1に枢着したリフトシリ
ンダ11の他端を枢着して、このリフトシリンダ11の
作動によって、リフトフレーム3を上記ヒンジローラ7
に沿って後方にスライドさせると共に、後端が下降する
ように傾動し得るようにしている。
【0016】上記リフトフレーム3の後端の屈曲部6の
下端は、図1(A),(B),(C)に示すように、リフトフレ
ーム6を最大限に下方にスライドし、かつ傾動させた状
態ではほとんど地上に接するようになっている。上記リ
フトアーム8とリフトシリンダ11とでリフトフレーム
駆動手段を構成している。
【0017】一方、上記リフトフレーム3の屈曲部6と
水平部の境目になる箇所にはボデーガイド用のローラ1
2を設けて、このローラ12に案内されてボデー5がリ
フトフレーム3上をスライドできるようにしている。
【0018】図3(B)に示すように、ボデー5の下側
に、前後方向に延びる主桁16,16が固定されてい
る。この主桁16,16は、上記ローラ12に支持さ
れ、案内されるようになっている。上記主桁16,16
の幅方向内側には、ガイド部材15,15を固定してい
る。
【0019】上記ガイド部材15は、図1に示すよう
に、ボデー5の後端部側に固定されており、図2に示す
ように、上記ボデー5が地上から浮いた後に、上記リフ
トフレーム3上を前方にスライドしているときに、上記
リフトフレーム3の屈曲部6に当接するようになってい
る。そして、上記ガイド部材15は、上記当接時に、上
記ボデー5をリフトフレーム3に対して左右に寄せて、
上記リフトフレーム3の幅方向中心線とボデー5の幅方
向中心線とを一致させるようになっている。
【0020】上記ガイド部材15の斜視図である図4
(C)および上記ガイド部材15を上方から見た図である
図4(D)に示すように、上記ガイド部材15は、下方に
向かって先細のテーパー側部15Aと、主桁16の先端
側に向かって先細になっているテーパー先端部15Bと
を有している。
【0021】上記ボデー5は、図2(G)に示すような構
造によってスライドさせるようにしている。すなわち、
一端を上記リフトフレーム3の前端に固定し、他端を上
記リフトフレーム3の後端に固定してリフトフレーム3
上に張り渡したチェーン19が、上記ボデー5の前端に
設けた駆動用のスプロケット18およびアイドラー2
0,21を巻回している。上記スプロケット18は上記
ボデー5に固定した図示しない油圧モータによって駆動
する。したがって、上記油圧モータの駆動によってスプ
ロケット18をチェーン19に沿って走行させることに
よって、屈曲部6を含めてリフトフレーム3の全体に渡
ってボデー5がスライドできるようになっている。上記
スプロケット18とアイドラー20,21とチェーン1
9および上記油圧モータとでボデー駆動手段を構成して
いる。
【0022】また、図1,2に示すように、ボデー5の
後端には、ローラ29と歩み板兼用のテイルゲート31
を設けている。さらに、ボデー5の前端には垂直板40
を設けている。
【0023】上記構成の貨物自動車は、次のように荷物
たとえば自動車を積み込む。まず、この貨物自動車が図
2(F)に示す状態にあるとして、リフトシリンダ11を
伸長させて、リフトアーム8を介してリフトフレーム3
をヒンジローラ7上を後方にスライドさせると共に、後
方に傾動させ、図2(E)に示す状態にする。
【0024】次に、上記油圧モータを駆動して、図2
(D)および図1(C),(B)に示すように、ボデー5の前
端に設けた駆動用のスプロケット18をリフトフレーム
3に沿って張り渡したチェーン19に沿って走行させ
て、上記油圧モータ,スプロケット18とともにボデー
5をリフトフレーム3に沿って後方にスライドさせ、そ
して屈曲部6に沿ってボデー5の前端を下降させる。こ
のとき、ボデー5の後端のローラ29は地上に接地して
ボデー5を地上に対してスムーズに後退させる。なお、
このときテイルゲート31は起立している。
【0025】このように、ボデー5が後方にスライドす
る過程においては、ボデー5の後端および中央をリフト
フレーム3の後側に設けたローラ12が支持する。
【0026】上記ボデー5をリフトフレーム3の屈曲部
6に沿って最も下降させると、図1(A)に示すような状
態になる。この状態ではボデー5は地上にほぼ水平に降
ろされている。そしてテイルゲート31を水平に倒し
て、ボデー5上に自動車を積み込む。
【0027】このように、水平状態になったボデー5に
自動車を積み込むため、運転者は何等不安感を抱くこと
なく、ボデー5の前端ぎりぎりまで自動車を前進させる
ことができ、自動車を容易にボデーに乗せることができ
る。また、運転者が自動車から降りる際には、ボデー5
は地上に水平にあるため、何ら危険を伴うことなく、自
動車から運転者は降りることができる。さらに、自動車
あるいは他の荷物をこの水平状態のボデーに積み込んで
固縛する際には、ボデー5が水平状態になっているた
め、荷物の固縛が容易であり、また荷物がばらける恐れ
もない。また、このように水平状態のボデーに荷物を積
み込むため、後方のみならず横からも荷物をボデー5に
容易に積み込むことができる。
【0028】次に、図1(B),(C)に示すように、上記
油圧モータを駆動してスプロケット18,チェーン19
を介してボデー5をまず屈曲部6に沿って上昇させ、さ
らにリフトフレーム3に沿って前方にスライドさせる。
このとき、自動車の自重によってリフトフレーム3の屈
曲部6の下端は接地し、このリフトフレーム3の屈曲部
6は支持脚の役目をし、車体の後転を防止する。更にボ
デー5が屈曲部6を移動する際に屈曲部6に集中する応
力を支持部材9の補強にて受け止める。
【0029】更に、上記ボデー5の幅方向の中心線が上
記リフトフレーム3の幅方向の中心線に対して左右にズ
レている場合には、図2(D)に示すように、上記ボデー
5が上記リフトフレーム3上を前方へスライドし、上記
ボデー5の後端が地面から浮き上がった後に、図4(B)
に示すように、上記ボデー5の主桁16に固定したガイ
ド部材15のテーパー先端部15Bが上記リフトフレー
ム3の屈曲部6と当接して、上記ボデー5をリフトフレ
ーム3に対して左右(図4(B)において左方向)に寄せ
て、上記ボデー5の幅方向の中心線を上記リフトフレー
ム3の幅方向の中心線と一致させる。したがって、リフ
トフレーム3に対するボデー5の左右方向のズレを矯正
できる。そして、更に、上記ボデー5が前進すると、図
3,図5に示すように、上記ガイド部材15のテーパー
側部15Aが上記リフトフレーム3に当接して、上記ボ
デー5の幅方向位置を一定に維持する。したがって、リ
フトフレーム3に対するボデー5の左右方向のズレを防
止できる。
【0030】また、図3〜5に示すように、上記支持部
材9は、上記ガイド部材15が当接するリフトフレーム
3の屈曲部9を補強する役目をする。
【0031】次に、図2(E)に示すように、ボデー5を
リフトフレーム3上に十分に前進させた後、リフトシリ
ンダ11を収縮させてリフトアーム8を介してリフトフ
レーム3を水平状態に復帰させると共に、サブフレーム
2に対して前方にスライドさせ、図2(F)に示す状態に
する。このとき、上記リフトフレーム3の屈曲部6の下
側に固定した支持部材9は、図5(A)に示すように、ヒ
ンジローラ7の上に案内され乗り上げるので、上記屈曲
部6の下端は、上記支持部材9が上記ヒンジローラ7に
乗り上げた分だけ、支持部材9を設けない場合に較べて
より地上から上方へ位置することになる。このため、上
記支持部材9を設けない場合に較べて、走行時のディパ
ーチャーアングルθ(図2(F)参照)を大きくでき、走行
中、特にバック時に、上記リフトフレーム3の屈曲部6
が地上の障害物に衝突し難くくでき、走行中の安全性を
向上できる。しかも、上記支持部材9は、上記リフトフ
レーム3の屈曲部6の補強の役目を兼ねているのであ
る。
【0032】上記実施例ではボデー駆動手段は油圧モー
タ,チェーン19,スプロケット18などで構成したが、
ボデー駆動手段はこれに限らずロープ,プーリなどで構
成してもよい。また、上記実施例ではリフトフレーム駆
動手段を油圧シリンダ11およびリフトアーム8で構成
したが、リフトフレーム駆動手段はこれに限らず、リフ
トフレームを傾動かつスライドできるようなものであれ
ばどのようなものであってもよい。また、リフトフレー
ム3をサブフレーム2にスライド可能としているが、サ
ブフレームのない場合はシャーシフレームにスライド可
能としてもよい。さらに、油圧モータをボデー5に取り
付けているが、リフトフレーム3に取り付けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の貨物自動車は、ボデーの主桁に固定したガイド部材
が、ボデーがリフトフレーム上を前方へスライドしてい
るときに、ボデーが地面から浮いた後に、リフトフレー
ムの屈曲部と当接して、上記ボデーをリフトフレームに
対して左右に寄せて、上記リフトフレームの幅方向中心
線とボデーの幅方向中心線とを一致させる。したがっ
て、リフトフレームに対するボデーの左右方向のズレを
矯正できる。
【0034】さらに、上記屈曲部の下側に固定した支持
部材は、上記ガイド部材が当接するリフトフレームの屈
曲部を補強する役目もする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の貨物自動車の動作説明図で
ある。
【図2】 本発明の実施例の貨物自動車の動作説明図と
ボデー駆動手段の側面図を含む図である。
【図3】 上記実施例のボデーとリフトフレームの側面
図と断面図とを含む図である。
【図4】 上記実施例のボデーとリフトフレームとガイ
ド部材を示す図である。
【図5】 上記実施例のボデーとリフトフレームとガイ
ド部材を示す図である。
【図6】 従来の貨物自動車の動作説明図である。
【図7】 積卸案内装置の要部平面図と要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1,61…シャーシフレーム、2,62…サブフレーム、
3,63…リフトフレーム、5,65…ボデー、6,66
…屈曲部、7,72…ヒンジローラ、8,68…リフトア
ーム、9…支持部材、11,71…リフトシリンダ、1
2…ローラ、15…ガイド部材、16…主桁 18…スプロケット、19…チェーン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、 上記車体上に傾動およびスライド可能に搭載され、下方
    に屈曲した屈曲部を後端側に有するリフトフレームと、 上記車体の後端に取り付けられ、上記リフトフレームの
    傾動の支点となるヒンジローラと、 上記リフトフレームの屈曲部の下側に固定される支持部
    材と、 上記リフトフレームを車体に対して傾動およびスライド
    させるリフトフレーム駆動手段と、 上記リフトフレーム上にスライド可能に搭載され、上記
    屈曲部に沿ってスライドし、地上に降ろされるボデー
    と、 上記ボデーの下側に固定され、前後方向に延びる主桁
    と、 上記ボデーの主桁側面に固定され、上記ボデーが上記リ
    フトフレーム上を前方へスライドしているときに、上記
    ボデーが地面から浮いた後に、上記リフトフレームの屈
    曲部と当接して、上記ボデーをリフトフレームに対して
    左右に寄せて、ボデーの幅方向中心線を上記リフトフレ
    ームの幅方向中心線に略一致させるガイド部材と、 上記ボデーをリフトフレームに対してスライドさせるボ
    デー駆動手段とを備えたことを特徴とする貨物自動車。
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