JPH066136U - 車両洗浄装置 - Google Patents

車両洗浄装置

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JPH066136U
JPH066136U JP112711U JP11271191U JPH066136U JP H066136 U JPH066136 U JP H066136U JP 112711 U JP112711 U JP 112711U JP 11271191 U JP11271191 U JP 11271191U JP H066136 U JPH066136 U JP H066136U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単であるにも拘らず、走行フレーム
の前後方向と、左右方向にそれぞれ独立して傾斜あるい
は揺動できる洗浄ブラシを備えた車両洗浄装置を提供す
る。 【構成】 走行フレーム1に設けられた台車レール4上
を、左右方向に移動する一対の台車5a、5bのそれぞ
れに洗浄ブラシ8a、8bが設けられている洗浄装置に
おいて、洗浄ブラシ8a、8bを、支持軸11により前
後方向にそれぞれ独立的に傾斜あるいは揺動できるよう
に台車5a、5bに設け、さらに台車5a、5bを回動
腕23の回動により、台車レール4に対して左右方向に
傾斜できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フレームに設けられた台車レール上を、左右方向に移動する一対の 台車に少なくとも洗浄ブラシが設けられている車両洗浄装置に関し、特に大型車 両の洗浄に好適な車両洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両洗浄装置は、文献名を挙げるまでもなく従来周知で、一般に次のように構 成されている。すなわち床面上に敷設された走行レール上を往復動する門形をし た走行フレームを主構成要素とし、この走行フレームにトップブラシ、サイドブ ラシ等の回転ブラシ類、水、洗剤、ワックス等を噴射する各種ノズル、乾燥用の ブロワ装置、制御装置等が搭載されている。したがって、これらの装置を使用し て自動車のあらゆる面を自動的に洗車あるいは洗浄するとこができるが、特に洗 浄ブラシを車体の表面に接触させながら回転させ、車体の表面に付着している泥 、砂等を洗い落とすことができる。 ところで、上記のような車両洗浄装置に設けられている洗浄ブラシは、例えば 特開平3ー79455号に記載されているように、台車レール上を左右方向に移 動する台車に設けられている。そして台車レールは、門型をした走行フレームに 横架されている。洗浄ブラシは、走行フレームの往復動方向に対して前後方向と 左右方向とに傾斜できるように、台車に対して左右方向に傾斜自在に設けられ、 また台車レールも所定量回動できるようになっている。したがって、洗浄ブラシ を左右方向に傾け、自動車の側面を洗浄することができる。また台車レールを例 えば油圧ピストンで回動すると、台車と共に洗浄ブラシも前後方向に傾くので、 自動車の前後面を洗浄することができる。 また台車レール上を左右方向に移動する台車にターンテーブルを設け、このタ ーンテーブルに洗浄ブラシを揺動自在に設けた洗浄装置も、例えば実開昭59ー 54349号により提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述の特開平3ー79455号に記載されている洗浄ブラシも、左右方向に傾 くことができ、自動車の側面を形状に合わせて洗浄することができる。また台車 レールを回動すると洗浄ブラシも前後方向に傾くので、自動車の前後面も効果的 に洗浄することはできる。 しかしながら、洗浄ブラシの前後方向の傾きは、台車レールを回動して傾斜さ せる構造になっているので、台車レールに乗っている台車は、すべて傾く欠点が ある。すなわち両サイドの洗浄ブラシが同時に同じ角度だけ傾くので、洗浄ブラ シも同じ角度傾き、使い勝手が悪く目的に応じた洗浄ができないことがある。こ れに対し、実開昭59ー54349号に記載されている洗車装置は、ターンテー ブルが独立して設けられているので、必要な洗浄ブラシのみを傾斜させることは できる。しかしながら、ターンテーブル自体の構造も、またターンテーブルを駆 動する構造も複雑でコストアップになる欠点がある。 したがって本考案は、構造が簡単であるにも拘らず、フレームの前後方向と、 左右方向にそれぞれ独立して傾斜あるいは揺動できる洗浄ブラシを備えた車両洗 浄装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、フレームに設けられた台車レール上を 、左右方向に移動する一対の台車のそれぞれに洗浄ブラシが設けられている洗浄 装置において、 前記洗浄ブラシは、前記台車に対して前後方向にそれぞれ独立的に揺動あるい は傾斜自在であると共に、前記台車は前記台車レールに対して左右方向に傾斜自 在に構成される。
【0005】
【作用】
本考案は、上記のように構成されているので、フレームが門型をした走行フレ ームである時は、自動車をフレームの略中央部に停車させてフレームを移動させ ながら、固定フレームの時は自動車を移動させながら次のようにして洗浄する。 すなわち車両の前後面を洗浄するときは、必要な洗浄ブラシを前後方向に揺動さ せた状態で回転駆動し、あるいは所定角度傾斜させて固定した状態で回転駆動し てブラシング洗浄する。車両の両側面を洗浄するときは、一対の台車を車両の形 状、凹凸等に合わせてそれぞれ適宜傾けた状態で回転駆動してブラシング洗浄す る。
【0006】
【実施例】
本考案は、色々な形で実施できる。例えば図示の実施例では、台車は回動腕の 回動により傾斜されるように示されているが、回動腕に代えて油圧ピストン・シ リンダユニットでも、さらにはネジ、カム機構等でも実施できる。また台車を傾 斜させる角度は、回動腕の回動により作動するリミットスイッチでも、また回動 腕の回動と連動する例えば枢軸の回転から得られるパルスをカウントしても決定 できる。洗浄ブラシは、合成樹脂のブラシ毛から構成された従来周知の回転ブラ シが適用できるし、また本出願人が、本出願と同時に出願した特許願に記載され ているような、繊維質の布、不織布、紙状の化学繊維等から形成された柔軟な洗 浄板を円周方向の断面が波型になるように形成し、これを回転体に取り付けた回 転洗浄具を適用することもできる。
【0007】 以下、本考案の実施例を説明する。図1は、本考案の1実施例の概略を模式的 に示す正面図であるが、同図を参照すると、図において左側の洗浄ブラシ8aは 、台車5aが台車レール4に対して傾むくことにより、右方向に傾いているとい うことが一見して理解される。また洗浄ブラシ8aは、台車5aの下面のブラケ ットに設けられている支持軸11により前後方向にも揺動自在であることも容易 に理解される。さらには、台車レール4の略中央部には、中間リミットスイッチ 30が、また両端部には、開きリミットスイッチ28、29が設けられているこ とも理解される。また本実施例によると、洗浄ブラシ8a、8bは、上方部分の 径は下方の径より大きく、図において左側に位置する洗浄ブラシ8bは、他方の 洗浄ブラシ8aより短いことも理解される。
【0008】 門型をした走行フレーム1は、従来の洗車装置と同様に、床面上に敷設された 一対の走行レール2、2上に、転動自在の走行車輪3、3を介して乗っている。 台車レール4は、走行フレーム1に横架され、そしてこの台車レール4に、以下 詳しく述べるように、台車5a、bが左右方向に移動自在に乗っている。 門型をしたフレーム1には、走行車輪3、3を駆動するためのモータをはじめ 、洗車に必要な水、洗剤、ワックス等の噴射ノズル、乾燥装置、自動洗車に必要 な制御装置等が搭載されているが図には示されていない。
【0009】 台車レール4上には、台車5a、5bが一対設けられ、これらの台車5a、5 bには各種のモータ、スプロケット、車輪、洗浄ブラシ等が設けられているが、 これらは構造的には同じであるので、以下一方の台車5a関係について説明する 。 台車5aには、図2、3に示されているように、洗浄ブラシ8aを駆動するた めのギヤードモータ9、台車5aを傾けるためのウオーム減速機付きモータ20 、台車5aを左右方向に移動させるための駆動モータ13等が搭載されている。 一方台車5aの下側には、駆動輪19、遊輪24、一対のブラケット40、40 等が、以下に詳述するように設けられている。 ギヤードモータ9の出力軸は、カップリング14を介してシャフト7に結合さ れ、このシャフト7により洗浄ブラシ8aが駆動されるようになっている。シャ フト7は、筒状部材6を貫通している。この筒状部材6は、一対のブラケット4 0、40に設けられている支持軸11により、紙面に対して垂直方向すなわち前 後方向に揺動自在に支持されている。このように、筒状部材6が紙面に対して垂 直方向に揺動自在であるので、洗浄ブラシ8aも前後方向に揺動自在である。洗 浄ブラシ8aの前後方向の傾きは、油圧ピストン・シリンダユニット等で強制的 に保持しても良いが、本実施例では図3に示されているように、ショックアブソ ーバ10により中立位置が保たれるようになっている。
【0010】 駆動モータ13の出力軸には、スプロケット15が固定され、このスプロケッ ト15と駆動輪19側のスプロケット16との間には、チエーン17が掛け回さ れ、駆動モータ13により駆動輪19が、正逆両方向に適宜駆動されるようにな っている。台車レール4は、図3に示されているように、溝型鋼を呈し、その溝 が互いに向き合うように走行フレーム1に横架されている。そしてそのウエブに 台車5aの駆動輪19及び遊輪24が転動自在に乗っている。
【0011】 台車5aの下面には、一対の軸受27、27によって枢軸26が軸受けされて いる。枢軸26は、図に示す実施例では、台車5aの左方に設けられている。そ して枢軸26に回動腕23の一方端が固着され、他方端はピン25により遊輪2 4が回動自在に軸受けされている。このような構成により、枢軸26が回動する と、回動腕23は、図1に示されているように、立った位置と水平になった位置 とを取り、台車5aしたがって洗浄ブラシ8a、8bは左右方向に傾斜すること になる。枢軸26を所定量回動させるために、枢軸26のスプロケット22とウ オーム減速機付きモータ20の出力軸に固定されているスプロケット21との間 にチエーン41が掛け回されている。なおスットパ42、43により回動腕23 の回動量が制限されるようになっている。
【0012】 次に図4〜6を参照して本実施例の作用、すなわち洗浄ブラシ8a、8bのみ を使用した作用を、タンクローリー車の自動洗浄を例に採り説明する。タンクロ ーリー車は、周知のように、キャブC部分はタンクT部分より幅が広く、リヤバ ンパも他の車に比較して大きいので、図に示されているように長短の洗浄ブラシ 8a、8bで洗車する。 図2に示されているように、タンクローリー車Sを走行レール2、2に平行に 略その中心に停車させる。そして洗車スタートボタンを押す。そうすると、門型 をした走行フレーム1は走行レール2、2の一端部のスタート位置から、実線矢 印で示されている後部方向へ図示されない原動機により往行し洗車を開始する。 同時にギヤードモータ9により長い方の洗浄ブラシ8aが駆動され、台車5aは 図4に示されているように、水平状態を保ったままで駆動モータ13により駆動 輪19を駆動して、図6の開き位置aから中央位置bへ移動する。台車レール4 に設けられているリミットスイッチ30が中央位置を検知すると、台車5aは一 端停車する。 往行によって、台車5aより鉛直に懸架されている長い方の洗浄ブラシ8aは 、キャブCの前面に当接すると、支持軸11と共に揺動し、図示されない例えば リミットスイッチが作動して走行フレーム1は、一時停止する。 次に門型をした走行フレーム1が停止した状態で、台車5aは図6に示されて いる位置c、d、e、cを移動し、洗浄ブラシ8aは回転してキャブCの前面を ブラシング洗浄する。キャブCの車高は比較的大きいが、洗浄ブラシ8aは長い ので前面は一度に洗浄される。 なお、前面をブラシング洗浄するための台車5aの移動距離は、車種により異 なるが、制御装置内のタイマ計測で、台車5aが移動を開始し、設定時間経過す ると、所定距離移動してと見なして前面のブラシング洗浄を終了するようになっ ている。
【0013】 次に台車5aは、台車レール4の中央位置で一時停止し、、門型をした走行フ レーム1は任意位置まで、点線矢印で示す復行する。そして洗浄ブラシ8aは開 き位置aまで移動する。開き位置aをリミットスイッチ29が検知したら、台車 5aは停止する。引き続き門型をした走行フレーム1は再び往行を開始し、走行 フレーム1の先方部に設けられている図示されていない車長光電スイッチにより 、タンクローリー車Sの前面部を検出し、そこからタイマ計測により往行移動距 離を設定し、図6の位置f、f’で洗浄ブラシ8bが回転され、洗浄ブラシ8a 、8bはタンクローリー車幅の適正位置で停止し、位置f、f’からh、h’ま でLー2、Rー2ラインに沿って往行しながら洗浄する。このLー2、Rー2ラ インで洗浄する面は、タンクローリー車Sの運転席、助手席すなわちキャブC廻 りの側面部であるため、図4に示されているように、大きな凹凸はなく台車5a 、5bは水平位置で、洗浄ブラシ8a、8bは鉛直状態でブラシング洗浄する。
【0014】 前述の車長光電スイッチによりタンクローリー車Sの前面位置を検出し、そこ からタンクT前端部の位置h、h’までの往行移動距離をタイマ計測し、所定時 間経過後、位置h、h’で、ウオーム減速機付きモータ20は起動して、台車5 a、5bは図5に示されているように傾斜保持され、且つ台車5a、5bはLー 2、Rー2ラインからLー3、Rー3ラインの方へ閉じ方向の方へ移動し、タン クTの側面の洗浄をする。なおウオーム減速機付きモータ20の出力軸が所定量 回転すると、枢軸26がスプロケット22、21間に掛け回されているチエーン 41により、所定量回転し、その結果回動腕23が、図5に示されているように 、所定角度立った位置をとる。したがって台車5aが傾き、洗浄ブラシ8a、8 bも左右方向に所定角度傾斜して保持される。また台車5a、5bのLー2、R ー2ラインからLー3、Rー3ラインまでの移動距離は小さいので、タンクロー リー車Sのタンク等の形状、寸法は、車種において大差はないので、閉じる移動 補正距離を予め設定しておき、タイマ計測でもって台車5a、5bを移動、停止 させ、Lー3、Rー3ラインを設定し、且つそのラインを保ってタンクTの側面 をブラシング洗浄する。
【0015】 門型をした走行フレーム1が、往行して台車5a、5bが位置i、i’になり 車長光電スイッチがタンクT後部の位置を検知したら、位置i、i’で台車5a 、5bしたがって洗浄ブラシ8a、8bの左右方向の傾斜・保持は解除し鉛直位 置を保つ。同時に台車5a、5bはLー2、Rー2ラインまで開き移動し、一時 待機する。車長光電スイッチがタンク後部面を検出した位置から、走行フレーム 1がタンク後部面まで移動し、台車5a、5bは位置i、i’で一時停止する。 そして片方の短い洗浄ブラシ8bが位置j’からkまで移動してブラシング洗浄 する。位置kで洗浄ブラシ8bの回転方向は逆になり、Rー2ラインの位置j’ まで戻りタンク後部面のブラシング洗浄が終わる。このとき洗浄ブラシ8bは、 タンクT後部面と接触して前後方向に揺動し、タンクT後部面の凸形状に沿って 移動する。なお、タンクローリー車Sのリヤバンパは大きいので、タンク後部面 は短い洗浄ブラシ8bでブラシング洗浄する。
【0016】 復行時もブラシング洗浄をするときは、洗浄ブラシ8a、8bの回転方向は往 行時と逆に切り換わり、L、Rラインの逆順序に沿って台車5a、5bは復行し 、同じ位置あるいはポイントi、h等で洗浄ブラシ8a、8bの傾斜角度の設定 、保持、解除を行い復行洗浄する。台車5a、5bがLー2、Rー2ラインの位 置f、f’で開き移動し、リミットスイッチ28、29がこれを検知したら台車 5a、5bの移動は停止し、洗浄ブラシ8a、8bの回転も停止する。門型をし た走行フレーム1がスタート位置a、a’まで戻ってタンクローリー車Sの洗浄 が終了する。
【0017】 以上のように、本実施例によると、左右の洗浄ブラシ8a、8bの傾斜あるい は揺動角度を独立して変更できるので、車両の形状、部位等に応じたブラシング 洗浄ができ、たとえ凹凸があっても洗い残すことはない。したがって、前述した タンクローリ車のような大型特殊車両からバス、パネルバン車をはじめ一般乗用 車のような小型車までブラシング洗浄することができる。また左右方向へ傾斜さ せたときに洗浄ブラシ8a、8bは、持ち上がるので、その分洗浄ブラシを短く することができる。
【0018】 図7に、台車5a、5bが傾斜するとき、台車レール4を挟持するようになっ ている実施例が示されている。前述した実施例の部材と同じような部材には同じ 参照符号あるいは同じ参照符号にサーフイックス文字を付けて重複説明はしない が、本実施例によると、枢軸26にはL字型回動部材23aが固定されている。 そしてその一方の腕の端部に遊車24が回転自在に設けられ、この遊車24は溝 型鋼から構成されている台車レール4の下側のウエブの上を転動するようになっ ている。L字型回動部材23aの他方の腕の端部には、図7の(イ)に示されて いるように、台車5aが水平位置を採るとき台車レール4の上方のウエブを上方 から押さえる第1押さえローラ25bが設けられている。また枢軸26にはL字 型回動部材23aの他方の腕と同様に延びた回動腕23bが固定され、この回動 腕の先端部に第2押さえローラ25cが設けられている。第2押さえローラ25 cは、台車5aが水平位置を採るときは台車レール4の上方に離間しているが、 台車5aが傾斜すると、図7の(ロ)に示されているように、台車レール4の上 方のウエブを上方から押さえるようになっている。 なお、回動腕23は、図2に示されている実施例とは逆に、筒状部材6側へ回 動できるようにして、洗浄ブラシ8a、8bを鉛直にするときは、筒状部材6側 へ回動し、傾斜させるときは図2に示されているように立った位置になるように することもできる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、洗浄ブラシは、台車に対して前後方向にそれぞ れ独立的に傾斜自在であると共に、台車は前記台車レールに対して左右方向に傾 斜自在であるので、小は一般乗用車から大は特殊車両まで、車両の凹凸の形状に 合わせて、洗浄ブラシを左右方向に独立して傾斜あるいは揺動させてブラシング 洗浄できる。しかも本考案によると、台車を傾けることにより、洗浄ブラシを左 右方向に傾斜させるようになっているので、洗浄装置の構造が簡単であると共に 、傾斜させるための構造も簡単になる。
【提出日】平成4年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 次に図4〜6を参照して本実施例の作用、すなわち洗浄ブラシ8a、8bのみ を使用した作用を、タンクローリー車の自動洗浄を例に採り説明する。タンクロ ーリー車は、周知のように、キャブC部分はタンクT部分より幅が広く、リヤバ ンパも他の車に比較して大きいので、図に示されているように長短の洗浄ブラシ 8a、8bで洗車する。 図6に示されているように、タンクローリー車Sを走行レール2、2に平行に 略その中心に停車させる。そして洗車スタートボタンを押す。そうすると、門型 をした走行フレーム1は走行レール2、2の一端部のスタート位置から、実線矢 印で示されている後部方向へ図示されない原動機により往行し洗車を開始する。 同時にギヤードモータ9により長い方の洗浄ブラシ8aが駆動され、台車5aは 図4に示されているように、水平状態を保ったままで駆動モータ13により駆動 輪19を駆動して、図6の開き位置aから中央位置bへ移動する。台車レール4 に設けられているリミットスイッチ30が中央位置を検知すると、台車5aは一 端停車する。 往行によって、台車5aより鉛直に懸架されている長い方の洗浄ブラシ8aは 、キャブCの前面に当接すると、支持軸11と共に揺動し、図示されない例えば リミットスイッチが作動して走行フレーム1は、一時停止する。 次に門型をした走行フレーム1が停止した状態で、台車5aは図6に示されて いる位置c、d、e、cを移動し、洗浄ブラシ8aは回転してキャブCの前面を ブラシング洗浄する。キャブCの車高は比較的大きいが、洗浄ブラシ8aは長い ので前面は一度に洗浄される。 なお、前面をブラシング洗浄するための台車5aの移動距離は、車種により異 なるが、制御装置内のタイマ計測で、台車5aが移動を開始し、設定時間経過す ると、所定距離移動しと見なして前面のブラシング洗浄を終了するようになっ ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 門型をした走行フレーム1が、往行して台車5a、5bが位置i、i’になり 車長光電スイッチがタンクT後部の位置を検知したら、位置i、i’で台車5a 、5bしたがって洗浄ブラシ8a、8bの左右方向の傾斜・保持は解除し鉛直位 置を保つ。同時に台車5a、5bはL−2、R−2ラインまで開き移動し、一時 待機する。車長光電スイッチがタンク後部面を検出した位置から、走行フレーム 1がタンク後部面まで移動し、台車5a、5bは位置j、j’で一時停止する。 そして片方の短い洗浄ブラシ8bが位置j’からkまで移動してブラシング洗浄 する。位置kで洗浄ブラシ8bの回転方向は逆になり、R−2ラインの位置j’ まで戻りタンク後部面のブラシング洗浄が終わる。このとき洗浄ブラシ8bは、 タンクT後部面と接触して前後方向に揺動し、タンクT後部面の凸形状に沿って 移動する。なお、タンクローリー車Sのリヤバンパは大きいので、タンク後部面 は短い洗浄ブラシ8bでブラシング洗浄する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を模式的に示す図で、一方には
台車が傾斜した状態の実施例を、そして他方には水平状
態の実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示す実施例の拡大正面図である。
【図3】図1において左側で示されている洗浄ブラシの
側面図である。
【図4】本実施例な係わる車両洗浄装置を使用してタン
クローリ車のキャブ部分を洗浄している状態を示す正面
図である。
【図5】本実施例な係わる車両洗浄装置を使用してタン
クローリ車のタンク部分を洗浄している状態を示す正面
図である。
【図6】本実施例な係わる車両洗浄装置を使用してタン
クローリ車の洗浄順序を示す平面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す正面図で、(イ)は
台車が水平状態の、そして(ロ)は傾斜状態の実施例を
示す正面図である。
【符号の説明】
1 門型をした走行フレーム 4 台車レール 5a、5b 台車 8a、8b 洗浄ブラシ 23 回動腕 26 枢軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月30日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに設けられた台車レール上を、
    左右方向に移動する一対の台車のそれぞれに洗浄ブラシ
    が設けられている洗浄装置において、 前記洗浄ブラシは、前記台車に対して前後方向にそれぞ
    れ独立的に揺動あるいは傾斜自在であると共に、前記台
    車は前記台車レールに対して左右方向に傾斜自在である
    ことを特徴とする車両洗浄装置。
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