JP3671376B2 - ロッキングクラッチ、特に自動車用ロッキングクラッチ - Google Patents

ロッキングクラッチ、特に自動車用ロッキングクラッチ Download PDF

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Description

本発明は、ケーシングと流体力学的カップリング機構のタービンホイールとの間で作動する、特に自動車用ロッキングクラッチに関する。
かかるクラッチは、例えばフランス国特許公開第2,488,362号明細書に記載されている。この明細書では、クラッチはトーションダンパーと、軸方向に移動できるように取り付けられたピストン(ダイヤフラム式)と、このピストンと連動し、ケーシングの横方向壁によりピストンとケーシングに形成されたカウンタピストンとの間にクランプすることができる少なくとも1つの摩擦ライニングとを含む。
トーションダンパーは、入口部分と、出口部分と、これら入口部分と出口部分とを接続するよう、これらの間にて周方向に介在されたスプリングを有する。
このトーションダンパーは、ケーシングの外周部に配置されており、よって周方向に作用するスプリングに抗して互いに移動するよう取り付けられた2つの同軸状部分、すなわち連続ガイドワッシャーが設けられた入口部分と、ウェブが設けられた出口部分とを有する。ガイドワッシャーは、ピストンに固定され、ウェブはタービンホイールに接合されている。
ガイドワッシャーは、スプリングを径方向に内側かつ外側へガイドするようなU字形状となっている。更に、このガイドワッシャーは、スプリングの周方向端部と協働し、これらスプリングを周方向に動かないようにする径方向にずれたストッパー、すなわち支持部分を有する。ウェブは、スプリングを支持するようなラグ状をした支持部分を有する。
この結果、ガイドワッシャーは形状が複雑となり、プレス装置で製造することが困難である。米国特許64 875 562号明細書(図5)では、トーションダンパーの入口部分は、ロッキングクラッチのピストンに固定的に取り付けられた複数のガイドプレートからなり、各ガイドプレートは、2つの側方ウィングと、このウィングに対して径方向に突出し、2つの連続するスプリングの周方向端部の間に挿入された中心部分を有する。
この実施例では、各側方ウィングは、スプリングを径方向内側で保持する保持部分を有し、ピストンの外周部には、スプリングを径方向外側に係止するような形状にされた、軸方向に配置された環状ショルダーが設けられている。このピストンは、スプリングを支持するための突起を有する。
実際には、各側方ウィングは第2の中心部分を有するよう、周方向に延びている。この結果、多量の材料が使用され、プレートを嵌合することが困難となっている。更に、ピストンは形状が簡単ではない。
本発明の目的は、これらの欠点を少なくし、製造が容易で、簡略化されたロッキングクラッチを提供することにある。
本発明によれば、上記タイプのロッキングクラッチは、各側方ウィングが前記スプリングの対応する周方向端部に対する支持体となるよう、保持部分を延長する第2支持部分を有し、中心部分が連続するスプリングの対抗する周方向端部に対する支持体となるよう、第2支持部分に対して径方向外側にずれた第1支持部分を有することを特徴とする。
本発明によれば、ガイドプレートは、スプリングを外側で係止する必要はないので構造が簡単であり、スプリングに対する第1支持部分を有するのは支持プレートであるので、プレートは形状がより簡単となる。
これらプレートは、プレス装置においてカットし、曲げることによって容易に製造できる。ピストンも形状が簡単であり、そのショルダーによって強度が強化されている。このショルダーは、スプリングに対する支持体を設けなくてもスプリングを保持できる。従って、このピストンも製造が容易である。
更に、プレートは2つの連続するスプリングの2つの対抗する周方向端部の間で簡単なシムとして働くので、これらプレートによって材料を節約できる。
更に、本発明によれば、ピストンのショルダーとガイドプレートの第1支持部分の間に径方向にバランスプレートを介在させることができる。
有利なことに、これを行うため、第1支持部分は、バランスプレートを周方向に係止するための変形部、例えば突起を、その周方向端部に有する。
一実施例では、これらプレートは、スプリングを径方向に外側で係止するよう、ピストンショルダー内に設けられた中空部に進入できる突出領域を有する。
従って、バランスプレートの嵌合は、スナップ嵌合するだけで行うことができる。
次に、添付図面を参照して本発明について説明する。
図1は、本発明に係わるロッキングクラッチが設けられた流体力学的カップリング機構の軸方向断面図である。
図2は、本発明に係わるロッキングクラッチの側面図である。
図3は、図2における3−3線に沿った断面図である。
図4は、図2における4−4線に沿った断面図である。
図5は、図2における入口部分5の拡大図である。
図6は、図5における6−6線に沿った図である。
図7は、ガイドプレートを曲げる前のガイドプレートの側面図である。
図8は、別の実施例のための、図4に類似する図である。
図示した図では、流体力学的カップリング機構1内に、本発明に係わるロッキングクラッチが取り付けられる。
このクラッチ1(図1)は、オイルサンプを形成する単一のシールされたケーシング2内に配置されたトルクコンバータ3とロッキングクラッチ4とを有する。ケーシング2は駆動機素を形成し、自動車の内燃機関のクランクシャフトに回転自在に接続することができる。
形状が環状となっているこのケーシング2は、環状の横方向壁6を有する第1シェル5と、この第1シェル5に対抗し、ブレード9と共にインペラーホイールを構成するような形状にされた第2シェル7から成る。
ブレード9は、第2シェル7の内側面にクランプにより接合されている。
シェル5、7は、それらの外周部が本例では、溶接により互いにシールされるように接続されており、壁6はその中心部に中心を有し、その外周部にケーシング2をクランクシャフトに回転自在に接合するための、ネジ切りされた部分を有する。トルクコンバータの他の部分は、ブレード9に対抗し、ブレード11がクランプされたタービンホイール10と反作用ホイール12を含む。
タービンホイール10は、プレート100(図1)によって中心ハブ18に固定された被動シャフト17(ギアボックスの入力シャフト)に回転自在に接続されている。
ハブ18は、溝付きマウントにより被動シャフト17に回転自在に結合され、他方、反作用ホイール12は、フライホイール15が介在することによりスリーブ14に接続されている。
スリーブ14は、反作用スリーブを形成する固定シャフト(図示せず)に溝付きマウントにより回転自在に固定されている。
固定シャフトは、中心部が中空となっており、よって本例ではオイルが通過できるよう、それ自体の中心が中空となっている内部被動シャフト17が通過できるようになっている。
この被動シャフト17は、上記のようにハブ18に回転自在に固定されており、ハブ18の内側ボアは、この固定のために溝が付けられている。
このハブ18は、ロッキングクラッチ4と連動する被動機素を構成している。
第2シェル7は、固定シャフトに嵌合されたスリーブ13を有し、クラッチ4は壁6とタービンホイール10との間に軸方向に配置されており、前記ホイール10およびケーシング2の外周部に設けられている。
通常ロックアップクラッチと称されるロッキングクラッチ4は、トーションダンパー20と被動機素18に対して軸方向に移動できるよう取り付けられたピストン21(ダイヤフラム式)と、このピストン21と連動し、前記ピストン21と第1シェル5の横方向全体の壁6によって形成されたカウンターピストン5との間にグリップできるようになっている、少なくとも1つの摩擦ライニング24を有する。
トーションダンパー20は、入口部分40と、出口部分60(図1)、160(図2)、260(図8)と、前記入口部分40と出口部分60、160、260を弾性的に接合するようこれらの間に周方向に介在されたスプリング50、52、53を有する。
従ってダンパー20は、周方向に作用するスプリング50、52、53に抗して互いに移動できるように取り付けられた2つの同軸状部分40−60、160、260を有する。
入口部分40は、ピストン21に固定されており、他方、出口部分は、タービンホイール10に固定されたウェブから成る。
図1において、本例では溶接によりハブ18に固定されたフランジ100に対しウェブ60が、タービンホイール10と同時に経済的にリベット締結されている。
図4では、ウェブは、本例では溶接によりタービンホイール10の外周部に直接固定されている。
これについては、図8でも同じであるが、図8ではアセンブリの軸線に向いた円形の連続部分によってウェブ260が、タービンホイール10に固定されているが、図4ではウェブ160は、アセンブリの軸線に対し径方向に反対方向に向いた円形連続部分によりタービンホイールに固定されている。
いずれの場合でも、ウェブ60、160、260は、スプリング50、52、53の両端を周方向に支持するよう、軸方向に向いた支持ラグ状をした支持部分65を有する。前記支持ラグ65は、2つの連続するスプリング50、52、53の周方向端部の間に介在され、ピストン20および壁6に向いている。
ここで、トーションダンパー20の入口部分40は、ロッキングクラッチ4のピストン21に固定的に取り付けられた複数のガイドプレート40から成る。各ガイドプレートは、スプリング50、52、53を径方向に内側で保持するための保持部分41と、2つの連続するスプリング50、52、53の対抗する周方向端部に対する直接の支持体となるための、本発明に係わる支持部分45、145を有する。ウェブ60、160、260の外周部には、スプリング50、52、53を外部に係止するような形状とされた軸方向に向いた環状ショルダー28が設けられている。
ここで、ガイドプレート40、はピストンおよび流体力学的カップリング機構1の他の構成部品と同じように金属製である。
これらプレート40は、連続するスプリング50、52、53の対抗する端部の間に挿入されるシムを形成する。
支持部分45、145および保持部分41は、下記に記載したようなラグから成る。
1つの特徴によれば、ピストン21の外周部は、例えばスプリング50、52、53と接触できるよう、侵炭窒化処理され、前記ピストンの摩耗および前記スプリングへの付着物の形成を防止するようになっている。
図1〜図6および図8に良好に示されるように、ピストン21の環状ショルダー28の内部の61は中空にされ、スプリング50、52、53を外側で係止するようになっている。
従って、ショルダー28は前記スプリングの外周部と整合する中空部61を有する。この中空部61は、連続して環状に延びるので、横断面が円の一部の弧の形状をしている。こうしてスプリングは、前記中空部61に嵌合できるようになっている。
図2および5から良好に理解できるように、これらスプリングは、複数のコイルスプリングから成り、これらコイルスプリングは、2つの連続するガイドプレート40の間に取り付けられ、周方向に一定の間隔に分散されている。これらスプリングの数は、用途に応じて決まる。これらスプリングは、本実施例では予め湾曲されているが、必ずしもこのようにする必要はない。
より詳細には、スプリング50は振動を良好に除去できるように、同軸状に取り付けられた一対のスプリング52および53と周方向に交互に配置されており、内側スプリング52は、スプリング53よりも周方向の長さが短く、それ自体公知の態様で弾性の走行端部ストッパーを形成しており、このスプリング52は、両端の一方が支持プレート51に載り、他方、スプリング52の他端とスプリング53と連動する他方のプレート51との間には、周方向の間隙が形成されている。
従って、コイルスプリング50、53は、これらスプリングをセンタリングする中心スタッドを有するプレート51を介してガイドプレート40上に載っている。
プレート51は、プレート40の支持部分145、45上に載っている。
図5から理解できるように、各ガイドプレート40は、本発明により中心部分47と2つの側方ウィング49を有し、前記中心部分は側方ウィングに対して径方向外側に突出している。この中心部分47は、その外周部に、ラジアルショルダー28と同じようにタービンホイール10側を向き、軸方向に配置された第1支持ラグ145を有する。この軸方向ラグ145は、ショルダー28とウェブ60、160、260の支持ラグ65との間で径方向に延びている。従って、ラグ145は、これらのラグに向いたラグ65の上で延びており、各周方向端部にプレート51を局部的に支持し、後述するバランスプレート70を周方向に係止するための突起146を有する。
従って、ラグ145は、支持部分に属し、ショルダー28およびラグ65に対して平行に延び、一方、前記支持ラグ65に対しては、軸方向に逆に向いている。
保持部分は、全体が軸方向に配置され、タービンホイール10に向いた2つの保持ラグ41も含む。これらラグ41は、それら自由端がスプリング(図3)の内周部に一致する湾曲した形状となっている。これらラグ41は、本発明の1つの特徴によれば、中心部分47が第2支持ラグ45によって延長されており、この第2支持ラグは、全体が横方向(または径方向)に配置され、ショルダー28の方向に全体が径方向外側に向いている。
第1ラグ145は、ラグ45の上にて径方向に延びている。
従って、プレート40の各ウィング49は、その外周部にその横方向支持ラグ45により延長された保持ラグ41を含む、アングルブラケット41、45の形状をした部分を有する。これらプレート40は対称的であり、第1支持ラグ45の両側に配置され、前記部分に覆いかぶさるアングルブラケット41、45の形状をした2つの部分を有することが理解できると思う。
第2ラグ45は、プレート41の内部エッジのための支持部分を形成するが、一方、第1軸方向ラグ145は、プレート51の外部エッジのための支持部分146を形成する。切り欠き部46は、ラグ145とラグ45、41とを分離し、よって全体が径方向に配置された第2支持ラグ45がラグ41に対して突出するように延びている。従って、これらラグは、ラグ45を支持している。
従って、各プレート40は形状が簡単であり、ほとんど材料を使用しない。その理由は、2つの連続するスプリング50、52、53の対抗する周方向端部の間にプレートの中心部分47が挿入されるからである。前記スプリングの各対抗する端部には、側方ウィング49が割り当てられる。
より詳細に説明すれば、プレート40は最初は(図6)平面状であり、部品47のレベルに小孔48および切り欠き部148を有している。
番号147には、カットすべきラインがあるが、その他にも符号の付いていない垂直および水平曲げラインを見ることができよう。このプレートを製造するには、まずプレート47の両端をスタンプで抜き、製造するカット部147を備えた突起146を形成し、図6の底部に向けて曲げ、ラグ45を予め形成し、スタンピングを行ってラグ41の湾曲した端部を形成する。次に、中心部分47およびウィング49の周辺部分を、図6の上部に向けて折り曲げ、最後にラグ45、41および145ならびに切り欠き部46を得る。
ここで、リベット締めによりピストン21にはプレートが取り付けられる。このリベット締めのために、ピストン21(図3)はリベットシャフト25が通過できるよう、プレート40の底部部分に製造された小孔125と一致する通路225を有する。
従って、ラグ1は、プロフィールが決められ、スプリング50、52、53の内周部と一致するように変形された(図3)自由端を有する。
これは、プレート40の側方ウィング49の外周部が最初に傾斜した形状(図6)を有しているという結果生じるものである。
従って、軸方向ラグ145と中空部61との間には、径方向にギャップが存在する。このギャップからバランスプレート70を挿入することが可能となっている。
図6は、中空部61に進入できる、全体が台形をした突出ゾーン71を、その外周部に有するプレート70を示している。
各プレートは、突起146によって境界が定められた空間に進入するようになっており、この理由から、ラグ145の主要部分は、突起146の頂部に対し径方向中心に向き、ラグ145の前記主要部分とショルダー28との間の径方向の距離はプレート71の厚さに応じて決まる。
従って、プレート70は、ラグ145とショルダー28との間の任意の位置にて径方向にスナップ嵌合できる。従って、ロッキングクラッチのバランスをとるのにドリル作業は不要であり、プレート70をスナップ嵌合により固定する。これらプレート70は、突起146によって移動しないように固定され、抜ける恐れはない。
他に、ピストン21の両側には、流体チャンバ22、23が形成されており、ハブ18と壁6との間にて軸方向に介在された支持リング101が、それ自体公知の態様でラジアル通路を有し、シャフト17内を循環するオイルとチャンバ23とを連通させるようになっている。
作動中、タービンホイール10は、ケーシング2内に収容された流体が循環するので、インペラーホイール8によって駆動される。
自動車がスタートした後、ロッキングクラッチ4は、ホイール8と10との間のスリップ現象を防止するため、被動シャフトと駆動シャフトとを結合する。換言すれば、駆動機素2は、摩擦により被動機素18に回転自在に固定される。
これは、チャンバ22内に広がる制御流体圧力の作用によりピストン21が、このピストンと壁26との間に摩擦ライニング24をグリップし、これから生じたロッキング作用によりクランクシャフトに回転自在に結合されたケーシング2により、シャフト17のウェブ60、160、260を介し、直接駆動することになる。
これら図では、ピストンはこのような目的のためハブ18の外周部上を軸方向にスライドするように取り付けられている。
クラッチを切るには、チャンバ22、23内の圧力を反転する。
当然ながら、摩擦ライニング24は図1〜図8に示すように、ピストンに固定する代わりに、変形例として、例えば接着により壁6に固定することができる。
当然ながら、本発明は、上記実施例のみに限定されるものではない。特に、ガイドプレート40は溶接によりピストン21に固定できる。
ショルダー28は、スプリング50、52、53の外周部に一致し、これらスプリングを径方向に係止するよう、中心が折り曲げられた自由端を有することができる。
従って、ショルダー28は、先の図面に示されているように、中空とする代わりに湾曲される。この場合、ラグ145の主要部分は、プレート70を挿入できるよう、中心側により多くずらさなければならない。
いずれの場合にせよ、ロッキングクラッチ4の構造は極めて簡単となることが理解できると思う。

Claims (13)

  1. ピストン(21)と、該ピストン(21)に固定された複数のガイドプレート(40)から成る入口部分(40)およびタービンホイール(10)に固定できるウェブ状をした出口部分(60、160、260)を有するトーションダンパー(20)を含み、前記ウェブが、スプリング(50、52、53)に抗して互いに移動できるように取り付けられた前記入口部分(40)と出口部分(60、160、260)との間で、周方向に作用するスプリング(50、52、53)の周方向端部に対する支持体となるように、ラグ状をした支持部分(65)を有し、ピストン(21)の外周部にはスプリング(50、52、53)を径方向外側で係止するような形状とされた、軸方向に配置された環状ショルダー(28)が設けられており、各ガイドプレート(40)が2つの側方ウィング(49)および該ウィングに対して径方向に突出し、2つの連続するスプリング(50、52、53)の周方向端部の間に挿入された中心部分(47)を有し、各側方ウィング(49)がスプリング(50、52、53)を径方向内側で保持するための保持部分(41)を有するタイプの、流体力学的カップリング機構(1)のタービンホイール(10)とケーシング(2)との間で作用できる、特に自動車用ロッキングクラッチにおいて、
    各側方ウィング(49)が、前記スプリングの対応する周方向端部に対する支持体となるよう、保持部分(41)を延長する第2支持部分(45)を有し、中心部分(47)が、連続するスプリング(50、52、53)の対抗する周方向端部に対する支持体となるよう、第2支持部分に対して径方向外側にずれた第1支持部分(145)を有することを特徴とするロッキングクラッチ。
  2. ピストン(21)の環状ショルダー(28)が、前記スプリングの外周部に一致する中空部(61)を有することを特徴とする、請求項1記載のクラッチ。
  3. 中空部(61)が環状に延び、横断面が円の一部の弧の形状をしていることを特徴とする、請求項2記載のクラッチ。
  4. 第1支持部分(145)が、前記中心部分(47)の外周部に形成された軸方向に配置された第1支持ラグから成り、ピストン(21)のショルダー(28)とウェブ(60、160、260)の支持ラグ(60)との間で径方向に延びることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ。
  5. 第2支持部分(45)が、全体に径方向に延びるラグから成り、前記第2支持ラグ(45)が、第1支持ラグ(145)の下方で延びていることを特徴とする、請求項4記載のクラッチ。
  6. ガイドプレート(40)の第1ラグ(145)が、ウェブ(60、160、260)の支持ラグ(65)の上方を径方向に延び、各ラグが、その周方向端部に前記突起(146)と前記スプリング(50、52、53)との間に介在されたプレート(51)を支持する突起(146)を有することを特徴とする、請求項5記載のクラッチ。
  7. プレート(40)の保持部分が、全体に軸方向に配置された保持ラグから成り、プレート(40)の側方ウィング(49)が、その外周部に支持ラグ(45)によって延長された保持ラグ(41)を有するアングルブラケット状をした部分を有することを特徴とする、請求項5記載のクラッチ。
  8. 保持ラグ(41)の自由端が、スプリング(50、52、53)の形状に一致するように変形されていることを特徴とする、請求項7記載のクラッチ。
  9. 保持ラグ(41)が、第2支持ラグ(45)によって延長されていることを特徴とする、請求項8記載のクラッチ。
  10. 切り欠き部(46)が、第1支持ラグ(145)を保持ラグ(41)およびプレート(40)のウィング(49)の第2支持ラグ(45)から分離することを特徴とする、請求項9記載のクラッチ。
  11. 第1軸方向支持ラグ(145)と、前記スプリングの外周部を整合するようピストン(21)のショルダー(28)が有する中空部との間にバランスプレート(70)が介在されていることを特徴とする、請求項6記載のクラッチ。
  12. バランスプレート(70)が、中空部(61)に進入できる突出したゾーン(71)を、その外周部に有することを特徴とする、請求項11記載のクラッチ。
  13. バランスプレート(70)が、第1支持ラグ(145)上の突起によって移動しないように固定されていることを特徴とする、請求項12記載のクラッチ。
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