JP3662207B2 - 建築用コンクリート基礎の連結ブロック及び建築用コンクリート基礎の施工方法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、一般住宅等の建築物の基礎施工に用いられ、予め工場等で大量生産されたコンクリート基礎本体を施工現場で連結する建築用コンクリート基礎の連結ブロック及び建築用コンクリート基礎の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
縦断面形状が方形状のコンクリート基礎本体に水平方向及び垂直方向に補強鉄筋を埋設し、水平方向に埋設された補強鉄筋の端部を前記基礎本体の端面から突出させた建築用コンクリート基礎構造体は、例えば特開平8−177058号公報で知られている。
【0003】
前記建築用コンクリート基礎構造体は、基礎本体の水平方向に埋設された補強鉄筋の端部を基礎本体の端面から突出させるとともに、その突出端部をU字状に屈曲してフック部を形成したものである。そして、連結すべき隣接する基礎本体の端面から突出するフック部相互を重ね、重ね合ったフック部の内部にポスト鉄筋を挿入してフック部相互を連結し、この連結部の空間にコンクリートを打設してポスト鉄筋を含むフック部を埋設して基礎本体相互を連結するようにしたものである。
【0004】
このような建築用コンクリート基礎構造体を用いることにより、施工現場で型枠を組み、この型枠内に補強鉄筋を配設した後、型枠内にコンクリートを打設するという従来の一般的なコンクリート施工とは異なり、施工が簡単で短期間に工事が完了するという効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の建築用コンクリート基礎構造体は、基礎本体の水平方向に埋設された補強鉄筋の端部を基礎本体の端面から突出させるとともに、その突出端部をU字状に屈曲したフック部相互を接合空間部で連結する。そして、隣合う建築用コンクリート基礎構造体相互の接合空間部を一対の型板によって覆い、両型板相互をボルト・ナットによって連結した状態で、一対の型板によって覆われた建築用コンクリート基礎構造体相互の接合空間部にコンクリートを打設して補強鉄筋を埋設して隣合う建築用コンクリート基礎構造体相互をコンクリートによって結合していた。
【0006】
従って、隣合う建築用コンクリート基礎構造体相互の接合空間部を一対の型板によって覆い、両型板相互をボルト・ナットによって連結するという面倒な現場作業が必要となる。
【0007】
しかも、コンクリートが固化したのち、型枠を取り外すと、工場で製造した建築用コンクリート基礎構造体相互と、現場で打設したコンクリートとではコンクリート色が異なり、基礎コンクリートに一体感が得られないとともに、外観的美観を損なうという事情がある。
【0008】
この発明は前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、隣合う基礎本体相互を型枠等を用いることなく、簡単かつ強固に連結できるとともに、基礎本体と同色で、基礎コンクリートに一体感が得られるとともに、外観的美観を向上できる建築用コンクリート基礎の連結ブロック及び建築用コンクリート基礎の施工方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、縦断面方形状に形成したコンクリート基礎本体に、略格子状に連結された補強鉄筋を埋設し、前記補強鉄筋のうち水平方向に埋設された補強鉄筋を基礎本体の横方向の端面から突出させ、前記補強鉄筋の端部相互を連結し、隣合う基礎本体相互間に間隔部が形成された建築用コンクリート基礎の前記間隔部を連結ブロック本体を介して連結する連結ブロックであって、前記連結ブロック本体は、前記基礎本体と同一幅に形成され、前記基礎本体相互間の間隔部に介装されるとともに、前記間隔部の前記補強鉄筋を跨ぐように縦断面が略逆U字状に形成され、かつ前記連結ブロック本体の上面には前記基礎本体相互間の間隔部に連結ブロック本体を介装したとき、連結ブロック本体の内部に形成される空間部に連通するコンクリート打設用の開口部を設けたことを特徴とする建築用コンクリート基礎の連結ブロックにある。
【0010】
請求項2は、請求項1の前記連結ブロック本体は、上面に換気口用の凹部を有し、この凹部の底面に前記開口部を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項3は、請求項1の前記連結ブロック本体は、下部両側面に前記補強鉄筋を露出させる切欠部を有し、この切欠部間に複数の脚部を形成したことを特徴とする。
【0012】
請求項4は、請求項3の前記連結ブロック本体の下部両側面に、前記切欠部に開口するアンカーボルトインサート用の嵌合部を有していることを特徴とする。
【0013】
請求項5は、請求項1の前記連結ブロック本体は、施工面にレベル板を介して設置されたレベル調整金具に載置され、このレベル調整金具には連結ブロック本体のレベル及び傾きを調整するねじが設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項6は、基礎地盤に縦断面方形状に形成した複数のコンクリート基礎本体を間隔部を介して立設し、前記基礎本体に埋設された補強鉄筋のうち基礎本体の横方向の端面から突出する補強鉄筋の端部相互を前記間隔部で連結する第1の工程と、前記基礎本体と同一幅に形成され、前記間隔部の前記補強鉄筋を跨ぐように縦断面が略逆U字状に形成されているとともに、前記基礎本体相互間の間隔部に介装したとき、前記基礎本体との間に空間部が形成される連結ブロックを介装する第2の工程と、前記連結ブロックの空間部にコンクリートを打設し、隣合う基礎本体相互を連結する第3の工程とからなることを特徴とする建築用コンクリート基礎の施工方法にある。
【0015】
前記構成によれば、連結ブロック本体は縦断面が略逆U字状に形成されているため、基礎本体の相互間の間隔部の上方から補強鉄筋を跨いだ状態で基礎本体の相互間に介装される。このとき、連結ブロック本体の脚部にはガイド面が形成されているため、連結ブロック本体の介装時に多少左右方向にずれていても脚部が基礎本体の端面にガイドされながら介装される。
【0016】
連結ブロック本体が間隔部に介装されると、脚部が施工面に接地され、補強鉄筋は切欠部から露出した状態となる。そして、連結ブロック本体の上面は隣合う基礎本体1の上面と一致する。
【0017】
この状態で、連結ブロック本体の開口部からコンクリートを打設すると、流動化状態のコンクリートは連結ブロック本体の内部の補強鉄筋を埋設するとともに、隣合う基礎本体との間に形成される空間部に充填され、コンクリートによって隣合う基礎本体と連結ブロック本体とが結合される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図4は第1の実施形態を示し、図1は建築用コンクリート基礎の連結構造を示し、基礎本体1と、この基礎本体1相互間の間隔部に介装される連結ブロック3とから構成されている。基礎本体1は、特開平8−177058号公報に示すように、底面の短辺から起立する端面1a,1aと、底面の長辺から起立する側面1b,1bを有する縦断面方形状の略長方体状に形成されている。
【0020】
図3に示すように、基礎本体1内には予め略格子状に連結された補強鉄筋2が埋設されている。これら補強鉄筋2のうち、水平方向に埋設された複数本の補強鉄筋2aは基礎本体1の端面1a,1aから突出している。
【0021】
基礎本体1の下部側面1b,1bには略逆凹字状の切欠部1c,1cが設けられ、切欠部1c,1cを挟んで両端部に脚部4,4が設けられている。従って、前記補強鉄筋2の一部は切欠部1c,1cは露出している。基礎本体1の上面1dには長手方向に所定間隔を存して凹部が設けられ、この凹部によって換気口5を形成している。
【0022】
前述のように構成された基礎本体1は、工場によって製造されるもので、型枠内に補強鉄筋2を配置した後、型枠内にコンクリートを打設することにより製造される。従って、大量生産が可能であるとともに、寸法精度が高く、品質の安定した基礎本体1を得ることができる。
【0023】
前記基礎本体1は工場から住宅等の建築物の施工現場に輸送され、施工現場において、基礎地盤に施工される。ここで、施工方法を簡単に述べると、図4に示すように、基礎地盤は、従来と同様に、整地、丁張、床堀、採石、転圧、水平調整等を行い、前記基礎本体1の設置場所となる施工面6を施工する。
【0024】
施工面6の上面に底鉄筋7を敷設し、この底鉄筋7によって囲まれた施工面6上に複数の基礎本体1を間隔を存して立設する。ここで、基礎本体1と基礎本体1との間隔部8は例えばジョイントダミーを用いて間隔を一定に保ち、基礎本体1の端面1a,1aから突出する補強鉄筋2の端部相互を連結索等を用いて連結する。
【0025】
次に、底鉄筋7を施工面6から持ち上げるとともに、ベース型3を設置し、基礎本体1のレベル、長さ、通り、対角を確認し、ベース型にコンクリートを打設して基礎本体1を施工面6に固定する。
【0026】
前述のように、施工面6に複数の基礎本体1が施工されると、基礎本体1の相互間には間隔部8が形成され、間隔部8には補強鉄筋2が露出した状態にある。この間隔部8には後述する連結ブロックが介装され、基礎本体1相互が連結される。
【0027】
図2は連結ブロックを示し、工場等によって連結ブロック用型枠内にクラック防止のためにメッシュ筋をセットした後、コンクリートを打設して製造される。
【0028】
連結ブロック本体10は、基礎本体1の幅(側面1bの肉厚)と同一で、縦断面が略逆U字状に形成され、上面10aの長辺から垂下する側面10b,10bを有している。連結ブロック本体10の側面10b,10bの横幅寸法及び高さ寸法は施工面6に施工された基礎本体1相互間の間隔部8の寸法に略等しく形成されている。さらに、連結ブロック本体10の上面10aには基礎本体1の上面1dと同様に長手方向に所定間隔を存して凹部が設けられ、この凹部によって換気口11を形成している。換気口11を形成する凹部の底面には連結ブロック本体10の内部と連通するコンクリート打設用の開口部15が設けられている。
【0029】
また、連結ブロック本体10の下部側面10b,10bには略逆凹字状の切欠部10c,10cが設けられ、切欠部10c,10cを挟んで両端部に脚部12,12が設けられている。さらに、連結ブロック本体10の下部両側面10b,10bには切欠部10c,10cに開口するアンカーボルトインサート用の略半円状の嵌合部13が設けられている。また、連結ブロック本体10の長手方向の両端には脚部12,12が先端に向かって僅かに挟幅となるようにテーパ面からなるガイド面14が形成されている。
【0030】
このように構成された連結ブロック本体10は縦断面が略逆U字状に形成されているため、基礎本体1の相互間の間隔部8の上方に位置決めしたのち、下降することにより、間隔部8に露出する補強鉄筋2を跨いだ状態で基礎本体1の相互間の間隔部8に連結ブロック本体10が介装される。このとき、連結ブロック本体10の脚部12にはガイド面14が形成されているため、連結ブロック本体10の下降時に多少左右方向にずれていても脚部12が基礎本体1の端面1aにガイドされながら介装される。
【0031】
連結ブロック本体10が間隔部8に介装されると、脚部12,12が施工面6に接地され、補強鉄筋2は切欠部10c,10cから露出した状態となる。そして、連結ブロック本体10の上面10aは隣合う基礎本体1の上面1dと一致する。
【0032】
次に、連結ブロック本体10の切欠部10c,10cにアンカーボルト16を横方向に挿通して嵌合部13の下方に位置決めし、アンカーボルト16の頭部を一方の側面10bの外側に接合するとともに、他方の側面10bにナット16aを接合してアンカーボルト16の両端部を嵌合部13に嵌合する。そして、ナット16aを締め付けることにより、アンカーボルト16を連結ブロック本体10の側面10b,10bに固定する。
【0033】
この状態で、連結ブロック本体10の開口部15からコンクリートを打設すると、流動化状態のコンクリートは連結ブロック本体10の内部の補強鉄筋2を埋設するとともに、隣合う基礎本体1との間に形成される空間部に充填される。
【0034】
さらに、コンクリートの一部は切欠部10c,10cから施工面6に流出し、底鉄筋7を埋設する。このとき、打設されるコンクリートの重量によって連結ブロック本体10の側面10b,10bを内側から外側に向かって押圧されるが、アンカーボルト16によって連結ブロック本体10の側面10b,10bの間隔が規制されているため拡開することはなく、隣合う基礎本体1の側面1b,1bと連結ブロック本体10の側面10b,10bとの間に段差が無く、一体感が得られる。
【0035】
従って、基礎本体1相互間の間隔部8に介装された連結ブロック本体10はコンクリートによって基礎本体1と結合されるとともに、施工面6と結合される。このとき、コンクリートは切欠部10c,10cから施工面6に流出し、底鉄筋7を埋設するため、連結ブロック本体10を施工面6に対して強固に結合できる。
【0036】
前述した構成によれば、隣合う基礎本体1相互を型枠等を用いることなく、連結ブロック本体10及びこの連結ブロック本体10に打設するコンクリートによって簡単かつ強固に連結できる。しかも、基礎本体1及び連結ブロック本体10はいずれも工場で製造されるため、砂利、セメント及び水の配合量を同一条件で製造できることから、施工現場に輸送して施工したとき基礎本体1及び連結ブロック本体10は同色で、基礎コンクリートに一体感が得られるとともに、外観的美観を向上できる。
【0037】
なお、前記実施形態においては、予め施工面に施工された基礎本体相互間の間隔部の間隔が同一であり、間隔部に介装される連結ブロックも同一サイズの場合について説明したが、間隔部の間隔寸法は同一であることに限定されず、サイズの異なる複数種類の連結ブロックを用意して選択的に使用することも可能である。
【0038】
また、連結ブロックはメッシュ筋が埋設されたコンクリートブロックであり、カッターで容易に切断することも可能である。従って、間隔部の間隔に応じて連結ブロックを切断して寸法調節することも可能であり、二分、三分割して使用することも可能である。
【0039】
さらに、連結ブロックは、予め施工面に施工された基礎本体相互間の間隔部の介装する場合について説明したが、施工面に補強鉄筋を構築した後、連結ブロックを前記補強鉄筋を跨ぐように設置したのち、同様にコンクリートを打設して施工することも可能である。
【0040】
図5〜図7は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
【0041】
施工面6にはレベル板21を介してレベル調整金具22が設けられ、このレベル調整金具22には連結ブロック本体10が載置されている。レベル調整金具22は、矩形状の金属板からなる金具本体23の四隅に互いに対向する2対の切起し片24が設けられ、これら切起し片24には横方向にねじ孔25が設けられている。さらに、金具本体23の底面には左右方向に離間して縦方向に一対のねじ孔26が設けられている。そして、ねじ孔25には固定ねじ27が螺合され、ねじ孔26にはレベル調整ねじ28が螺合されている。
【0042】
前記レベル調整金具22によれば、2対の切起し片24相互間に連結ブロック本体10の脚部12を介在し、固定ねじ27を締め付けることにより、金具本体23と連結ブロック本体10とを結合できる。また、レベル調整ねじ28を回すことにより、連結ブロック本体10の高さと傾きを調整することができる。
【0043】
従って、レベル板21の設置誤差と連結ブロック本体10の寸法誤差によって生じる高さ、傾きを許容誤差以内に調整することができる。また、隣接する基礎本体1と連結ブロック本体10との継ぎ目29との間に設けることにより、両者間のずれを防止できる。さらに、打設されるコンクリートの重量によって連結ブロック本体10の側面10b,10bを内側から外側に向かって押圧されるが、レベル調整金具22によって連結ブロック本体10の側面10b,10bの間隔が規制されているため拡開することはなく、隣合う基礎本体1の側面1b,1bと連結ブロック本体10の側面10b,10bとの間に段差が無く、一体感が得られる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、隣合う基礎本体相互を型枠等を用いることなく、連結ブロック本体及びこの連結ブロック本体に打設するコンクリートによって簡単かつ強固に連結できる。しかも、基礎本体及び連結ブロック本体はいずれも工場で製造されるため、砂利、セメント及び水の配合量を同一条件で製造できることから、施工現場に輸送して施工したとき基礎本体及び連結ブロック本体は同色で、基礎コンクリートに一体感が得られるとともに、外観的美観を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す建築用コンクリート基礎の連結構造を示す斜視図。
【図2】同実施形態の連結ブロック本体を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図。
【図3】同実施形態の基礎本体を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図。
【図4】同実施形態の基礎本体の施工状態を示す断面図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示し、レベル調整金具の設置状態の側面図。
【図6】同実施形態のレベル調整金具をブロックの継ぎ目に設置した状態の側面図。
【図7】同実施形態の金具本体の斜視図。
【符号の説明】
1…基礎本体
2…補強鉄筋
8…間隔部
10…連結ブロック本体
15…開口部
Claims (6)
- 縦断面方形状に形成したコンクリート基礎本体に、略格子状に連結された補強鉄筋を埋設し、前記補強鉄筋のうち水平方向に埋設された補強鉄筋を基礎本体の横方向の端面から突出させ、前記補強鉄筋の端部相互を連結し、隣合う基礎本体相互間に間隔部が形成された建築用コンクリート基礎の前記間隔部を連結ブロック本体を介して連結する連結ブロックであって、
前記連結ブロック本体は、前記基礎本体と同一幅に形成され、前記基礎本体相互間の間隔部に介装されるとともに、前記間隔部の前記補強鉄筋を跨ぐように縦断面が略逆U字状に形成され、かつ前記連結ブロック本体の上面には前記基礎本体相互間の間隔部に連結ブロック本体を介装したとき、連結ブロック本体の内部に形成される空間部に連通するコンクリート打設用の開口部を設けたことを特徴とする建築用コンクリート基礎の連結ブロック。 - 前記連結ブロック本体は、上面に換気孔用の凹部を有し、この凹部の底面に前記開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の建築用コンクリート基礎の連結ブロック。
- 前記連結ブロック本体は、下部両側面に前記補強鉄筋を露出させる切欠部を有し、この切欠部間に複数の脚部を形成したことを特徴とする請求項1記載の建築用コンクリート基礎の連結ブロック。
- 前記連結ブロック本体の下部両側面に、前記切欠部に開口するアンカーボルトインサート用の嵌合部を有していることを特徴とする請求項3記載の建築用コンクリート基礎の連結ブロック。
- 前記連結ブロック本体は、施工面にレベル板を介して設置されたレベル調整金具に載置され、このレベル調整金具には連結ブロック本体のレベル及び傾きを調整するねじが設けられていることを特徴とする請求項1記載の建築用コンクリート基礎の連結ブロック。
- 基礎地盤に縦断面方形状に形成した複数のコンクリート基礎本体を間隔部を介して立設し、前記基礎本体に埋設された補強鉄筋のうち基礎本体の横方向の端面から突出する補強鉄筋の端部相互を前記間隔部で連結する第1の工程と、
前記基礎本体と同一幅に形成され、前記間隔部の前記補強鉄筋を跨ぐように縦断面が略逆U字状に形成されているとともに、前記基礎本体相互間の間隔部に介装したとき、前記基礎本体との間に空間部が形成される連結ブロックを介装する第2の工程と、
前記連結ブロックの空間部にコンクリートを打設し、隣合う基礎本体相互を連結する第3の工程と
からなることを特徴とする建築用コンクリート基礎の施工方法。
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