JPH1088585A - コンクリート基礎 - Google Patents

コンクリート基礎

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JPH1088585A
JPH1088585A JP26657996A JP26657996A JPH1088585A JP H1088585 A JPH1088585 A JP H1088585A JP 26657996 A JP26657996 A JP 26657996A JP 26657996 A JP26657996 A JP 26657996A JP H1088585 A JPH1088585 A JP H1088585A
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foundation
base
concrete
anchor bolt
horizontal reinforcing
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JP26657996A
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Akira Ikeda
晃 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の低価格化に加え、最近では大地震に
も耐えうる耐震性の高い建築物が強く要望されており、
この要望に応えるべく、施工床、基礎ブロックの周囲に
打設したコンクリート、基礎ブロック、建築物の土台及
び柱等の固着性をより高めた耐震性、耐久性の高いコン
クリート基礎を提供することにある。 【解決手段】 格子状に連結して埋設した縦鉄筋13と
横鉄筋14の一部を、両端下部に設けた脚部10bの間
から露出させると共に、横鉄筋14の端部を接合端面1
0aから突出させて成型した基礎ブロック10を、施工
床5上の所定位置に載置し、各基礎ブロック10の横鉄
筋14同士を連結すると共に、これらの横鉄筋14に、
上端を基礎ブロック10の上面より上方に突出させかつ
下端を施工床5の適所に設けた窪部18内に挿入したア
ンカーボルト6を連結し、さらに、この窪部18内にコ
ンクリートを打設してアンカーボルト6を埋設固定し、
かつ、施工床5上にコンクリートを打設して基礎ブロッ
ク10同士を連繋した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の基礎施工
に用いられ、予め、工場などで大量生産可能な基礎ブロ
ックを用いたコンクリート基礎に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の基礎を施工するには、現
場で型枠を組み、この型枠内に補強鉄筋を配設し、次い
で、この型枠内にコンクリートを打設し、一定期間コン
クリートを養生させる等の期間を経て施工するのが一般
的であるが、精度が低いため、熟練者による作業が必要
であり、また、工期が長期にわたるため人件費が高いな
どの問題があった。
【0003】そこで、近年では、コンクリート基礎をで
きるだけ均一に分割した各部分を、基礎ブロックとし
て、予め工場などで量産する技術が注目され、数多くの
提案がなされている。
【0004】これらの技術は、各種、基礎ブロックの接
合方法に違いはあるものの、基礎ブロックを施工図に従
って施工床上に載置し、これらの基礎ブロック同士を接
合しコンクリート基礎を形成するもので、施工が容易
で、安価に提供することができる点で有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、建築物の低価格
化に加え、最近では大地震にも耐えうる耐震性の高い建
築物が強く要望されている。本発明は、上記要望に応え
るべくなされたものであり、その目的とするところは、
上述した従来技術の有効性に加え、施工床、基礎ブロッ
クの周囲に打設したコンクリート、基礎ブロック、建築
物の土台及び柱等の固着性をより高めた耐震性、耐久性
の高いコンクリート基礎を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、格子状に連結して埋設した縦鉄筋と横鉄筋の一部
を、両端下部に設けた脚部の間から露出させると共に、
横鉄筋の端部を接合端面から突出させて成型した基礎ブ
ロックを、施工床上の所定位置に載置し、各基礎ブロッ
クの横鉄筋同士を連結すると共に、これらの横鉄筋に、
上端を基礎ブロックの上面より上方に突出させかつ下端
を施工床の適所に設けた窪部内に挿入したアンカーボル
トを連結し、さらに、この窪部内にコンクリートを打設
してアンカーボルトを埋設固定し、かつ、施工床上にコ
ンクリートを打設して基礎ブロック同士を連繋したもの
である。
【0007】窪部内にアンカーボルトを埋設して、施工
床とアンカーボルトを固着すると共に、窪部内にコンク
リート基礎となる一部を延設して、施工床とコンクリー
ト基礎を固着することができる。更に、窪部内に埋設し
たアンカーボルトと基礎ブロックの横鉄筋を連結し、基
礎ブロックの横鉄筋同士を連結し、基礎ブロック間にコ
ンクリートを打設しているので、コンクリート基礎を一
体的に成形することができ、かつ、成形されたコンクリ
ート基礎は、施工床に強固に固着される。
【0008】また、格子状に連結して埋設した縦鉄筋と
横鉄筋の一部を、両端下部に設けた脚部の間から露出さ
せると共に、横鉄筋の端部を接合端面から突出させて成
型した基礎ブロックを、施工床上の所定位置に載置し、
各基礎ブロックの横鉄筋同士を連結すると共に、これら
の横鉄筋に、上端を基礎ブロックの上面より上方に突出
させかつ下端を施工床の適所に設けた窪部内に挿入した
アンカーボルトを連結し、さらに、この窪部内にコンク
リートを打設してアンカーボルトを埋設固定し、かつ、
施工床上にコンクリートを打設して基礎ブロック同士を
連繋してコンクリート基礎本体を形成し、前記アンカー
ボルを、前記コンクリート基礎本体に固定する土台と、
土台に立設する柱とに連結するようにしたものである。
【0009】一体的に形成したコンクリート基礎本体上
に、下端を施工床の窪部内に固着したアンカーボルトの
上端を突出し、このアンカーボルトとコンクリート基礎
本体に固定する土台及び柱とを連結したので、施工床、
コンクリート基礎本体及び建築物とが、アンカーボルト
を介して連結される。これにより、建築物全体の耐震性
が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の好ま
しい実施の形態を詳細に説明する。図1は施工床に施工
したコンクリート基礎本体に、建築物の土台及び柱を固
定した状態を示す概略正面図、図2は図1に示すコンク
リート基礎本体の断面図、図3と図4は基礎ブロックの
横鉄筋同士を連結した状態を示す概略正面図と概略平面
図、図5はコンクリート基礎のアンカーボルトを土台及
び柱に連結した状態の一例を示す斜視図、図6はアンカ
ーボルトを土台及び柱に連結した状態の他の例を示す斜
視図である。
【0011】図において、1はコンクリート基礎本体
(以下、基礎本体とする)、2は建築物の土台、3は土
台2上に立設される柱、4は基礎1と土台2との間に介
在させるパッキン、5はコンクリート基礎1を施工する
施工床、6は施工床5下に埋設するアンカーボルト(以
下、長アンカーボルトとする)、7は長アンカーボルト
6を土台2及び柱3に連結するための連結部材である。
【0012】基礎本体1は、工場において予め成形され
るコンクリート製の基礎ブロック10と、現場において
コンクリートを打設して成形される底盤部11及び接合
部12とから成る。
【0013】基礎ブロック10は略直方体状に成形さ
れ、複数本の縦鉄筋13(図において、5本)と複数本
の横鉄筋14(図において4本)とが格子状に固着さ
れ、かつ横鉄筋9の両端を基礎ブロック10の接合端面
10aから突出させて、内部に埋設されている。さら
に、基礎ブロック10の正面底部中央を台形状に切り欠
くことで、基礎ブロック10の両端下部に脚部10bを
形成し、これら脚部10b,10b間から基礎ブロック
10に埋設した一部の縦鉄筋13と最下位の横鉄筋14
を露出させている。
【0014】また、基礎ブロック10の上端部分には、
上面に雌ネジ部8aの開口端面を露呈させたアンカーイ
ンサート8が複数埋設され、このアンカーインサート8
には、土台2を貫通して基礎ブロック10と土台2を固
定するインサートボルト9が適宜螺合される。さらに、
基礎ブロック10の接合端面10aには、台形状の凹部
10cが形成されており、基礎ブロック10間に一体的
に成形する接合部12との固着性が良くなると共に、振
動によるずれを防止する。さらに、脚部10bの底面に
雌ネジ管10dを埋め込み、この雌ネジ管10dに基礎
ブロック10上面の高さを微調節するアジャスター10
eを螺合している。
【0015】底盤部11は、施工図に従って施工床5上
に組み立てた底盤用の型枠30内で、基礎ブロック10
の脚部10b間に露出した横鉄筋14と、この横鉄筋1
4に固着される略格子状のベース鉄筋15とを内蔵する
ようにして成形され、基礎ブロック10及び接合部12
と一体的に固着される。
【0016】接合部12は、施工図に従って基礎ブロッ
ク10の正面及び背面に接合部用の型枠(図示せず)を
固定して成形される。成形される位置によって形状が異
なるが、基礎ブロック10及び底盤部11に一体的に固
着して、基礎ブロック10同士を連繋している。例え
ば、平面が略L字形状、略T形状、略十字形状、直線形
状などで、垂直断面は、基礎ブロック10の垂直断面と
略同形状に成形される。また、連繋固着する基礎ブロッ
ク10の横鉄筋14に加え、これらの横鉄筋14同士を
連結する際に補強のために一緒に連結された長アンカー
ボルト6、アンカーボルト16、スターラップ17など
を内蔵している。さらに、基礎本体1のコーナー部分に
当たる接合部12では、横鉄筋14などに肋状の補強筋
20を連結し、内部に埋設するとよい。なお、長アンカ
ーボルト6、アンカーボルト16は、接合部12の上面
より上に上端を突出して埋設され、土台2を貫通した上
端部分にナット6aを螺合することによって土台2を基
礎本体1に固定する。
【0017】また、接合部12の位置によっては、通常
より長い長アンカーボルト6を内蔵させるため、長アン
カーボルト6の下端を挿入するための窪部18を施工床
5に設け、この窪部18内にも接合部12を成形するコ
ンクリートを一緒に打設して、接合部12の下端に没入
部12aを延設する。ここで、窪部18は、施工床5に
筒状部材19を埋設することによって形成される。な
お、筒状部材19の形状は、円、方形状などで、素材は
ダンボールなどコストがかからないものが好ましいが、
樹脂、アルミ、鋼管などでも良い。また、単に、施工床
5面に穴を形成するだけでも良い。
【0018】パッキン4は、施工した基礎本体1の上面
適所に、所定間隔以内に位置するように配置され、基礎
本体1と土台2との間に間隙を形成して床下の換気を行
う。また、摩擦係数が高く、基礎本体1と土台2の滑り
が起こりにくく、かつ耐久性にも優れているので、安全
性も高い。
【0019】連結部材7は、図1に示すように、略L字
形状に形成され、釘やネジなどによって土台2と柱3の
角部に固定される。そして、長アンカーボルト6に螺合
したナット6aで底辺部分7aを土台2に押圧し、長ア
ンカーボルト6と、土台2及び柱3とを連結すると共
に、土台2と柱3を強固に固定することができる。な
お、この連結部材7は、通常の長さのアンカーボルト1
6を土台2及び柱3に連結する際に用いることもでき
る。
【0020】なお、長アンカーボルト6と、土台2及び
柱3との連結は、上述した連結部材7を用いるほか、以
下に説明するように連結することもできる。
【0021】図5では、土台用固定具22と、柱用固定
具23を用いて、長アンカーボルト6と、土台2及び柱
3とを連結し、さらに、土台2と柱3の角部に金属性の
略L字形状板部材から成る補強具24を固定している。
【0022】土台用固定具22は、中心に長アンカーボ
ルト6を貫通させる貫通孔を有する方形板部材25と、
長アンカーボルト6の土台近傍を挟持する一対の挟圧固
定板部材26とから成る。
【0023】方形板部材25は、土台2と柱3の角部に
固定する補強具24の底辺部分24aに方形板部材25
と同一幅で開口させた開口孔24cに沿ってスライド可
能に配設され、適当位置で土台2に固定される。一方、
挟圧固定板部材26は、長アンカーボルト6の土台近傍
を挟圧し、補強具24の底辺部分24aと方形板部材2
5を土台2に押圧するようにして土台2に固定される。
前述した方形板部材25と挟圧固定板部材26は、ネジ
若しくは釘により土台2に固定される。
【0024】柱用固定具23は、長アンカーボルト6を
挿通するリング部27aからネジ部27bを突設した係
合部材27と、土台2と柱3の角部に固定する補強具2
4の直立部分24bに係止される係止部材28と、係合
部材27と係止部材28とを繋ぐターンバックル29と
から成る。
【0025】係合部材27は、係合部材27のネジ部2
7bが略水平になるように、長アンカーボルト6に挿通
させたリング部27aの高さを調節し、螺合した2つの
ナット6a,6bによってリング部27aを挟圧固定す
る。一方、係止部材28は、略雄ネジ形状に形成され、
係止部材28のネジ部28bをターンバックル29に螺
合し、補強具24の直立部分24bに形成された鍵穴状
の係止孔24dに係止部材28の頭部28aを挿入す
る。
【0026】従って、上述した土台用固定具22及び柱
用固定具23を用いることによって、長アンカーボルト
6を土台2及び柱3に連結することができる。なお、上
述した柱用固定具23は、補強具24の直立部分24b
に係止する構成となっているが、柱2に直接固定する構
成として、補強具24を使わないようにすることも可能
である。
【0027】また、図6に示す連結構造は、上述した補
強具24と柱用固定具23とを一体に形成したような構
造で、土台2と柱3の角部に固定される金属製のコ字形
板部材31と、このコ字形板部材31の天井部分31a
に長アンカーボルト6の上端部を固定する方形板部材3
2と、土台2に長アンカーボルト6の土台近傍を固定す
る一対の挟圧板部材33とを用いて、長アンカーボルト
6を土台2及び柱3に連結する。
【0028】コ字形板部材31は、天井部分31a及び
底辺部分31bに、長アンカーボルト6を挿通する開口
孔31c,31dが形成され、柱2から天井部分31a
が水平に突出するように、釘又はネジなどを用いて土台
2及び柱3に固定される。
【0029】方形板部材32は、コ字形板部材31の開
口孔31cよりも大きい方形状で、中心に長アンカーボ
ルト6を貫通させる孔が形成されている。そして、長ア
ンカーボルト6に螺合したナット6aによって、コ字形
板部材31の天井部分31aに押圧固定される。従っ
て、この方形板部材32の孔に長アンカーボルト6を貫
通させ、ナット6aを締め付けることで、長アンカーボ
ルト6が柱2に連結される。
【0030】一対の挟圧板部材33は、コ字形板部材3
1の底辺部分31bに形成した開口孔31d内でスライ
ド可能に形成され、長アンカーボルト6を挟持した状態
で土台2に固定され、更に長アンカーボルト6に螺合し
たナット6bで土台2に押圧される。
【0031】なお、従来同様、長アンカーボルト6にナ
ット6aを螺合することにより、土台2を基礎本体1に
固定しても良い。
【0032】次に、基礎本体の施工工程を説明する。整
地,根切り,丁張り,地業,転圧,捨てコンクリートの
打設,水平調整等を行い施工床5を施工し、さらに、施
工床5の所定位置(例えば、基礎本体1のコーナー部分
や、柱2が立設される部分)に窪部18を設ける。
【0033】施工図に従って、施工床5の所定位置に基
礎ブロックを載置する。そして、連繋する基礎ブロック
10の横鉄筋14同士、アンカーボルト16及びスター
ラップ17を針金結束若しくは溶接によって連結し、さ
らに、窪部18を設けた位置では、長アンカーボルト6
を使用し、長アンカーボルト6の下端を窪部18内に侵
入させた状態で横鉄筋14などに連結し、コーナー部分
では補強筋20なども連結する。この際、上端が基礎本
体1に固定する土台2よりも上に突出するように長アン
カーボルト6、アンカーボルト16を横鉄筋14に連結
する。
【0034】底盤部11内に埋設する格子状のベース鉄
筋15を、基礎ブロック10の脚部10b間から露出し
ている横鉄筋14に、針金結束若しくは溶接によって連
結し、さらに、近隣の基礎ブロック10のベース鉄筋1
5にも連結する。
【0035】基礎ブロック10の周囲に底盤部用の型枠
30を組み立て、接合部用の型枠(図示せず)をセパレ
ータ(図示せず)を用いて基礎ブロック10に固定す
る。なお、接合部用の型枠(図示せず)は、接合部12
の形状に対応したものが各個所で用いられる。
【0036】基礎ブロック10の水平や高さを、アジャ
スター10eを回すことにより調節し、長アンカーボル
ト6、アンカーボルト16及びインサートボルト9等の
位置や高さ、長アンカーボルト6、スターラップ17及
び各鉄筋13,14などの連結状態をチェックする。
【0037】コンクリートを打設、養生して、まず、底
盤部11と、接合部12の底盤部11と同一高さまでを
成形し、続いて接合部12の残り上部を成形する。
【0038】以上の工程により、底盤部11と接合部1
2は互いに固着すると共に基礎ブロック10にも固着
し、一体的な基礎本体1が成形される。そして、底盤部
11にはベース鉄筋15が埋設され、接合部12には横
鉄筋14、長アンカーボルト6、アンカーボルト16、
スターラップ17、補強筋20などが埋設される。
【0039】次に、基礎本体1の内外周囲に、内側基本
地盤高、外側基本地盤高まで土を埋め戻す。
【0040】適宜、アンカーインサート8にインサート
ボルト9を螺合し、基礎本体1にインサートボルト9を
立設する。そして、基礎本体1の上面適所(例えば、長
アンカーボルト6、アンカーボルト16及びインサート
ボルトの位置、柱3立設位置、土台2の継手位置などに
加え、間隔が1000mm以内と成る位置)に、パッキ
ン4を配置する。
【0041】基礎本体1に立設する長アンカーボルト
6、アンカーボルト16及びインサートボルト9を貫通
させて、パッキン4の上面に土台2を設置し、アンカー
ボルト16およびインサートボルト9にナットを螺合
し、土台2を基礎本体1に固定する。さらに、土台2に
立設した柱3と土台2の角部に固定した連結部材7に、
長アンカーボルト6を貫通させ、ナット6aで固定す
る。
【0042】なお、本発明は、基礎ブロック10の接合
端面10aから鉄筋が突出してればよく、基礎ブロック
10の形状は上述した形状に限定されるものではない。
例えば、垂直断面がT字やL字形状であったり、平面が
L字、T字若しくは十文字形状であっても良い。更に、
本発明は、上述した施工工程に限定されるものではな
く、基礎ブロックの形状に対応した施工工程を用いれば
良い。
【0043】上述したように、予め成形した基礎ブロッ
ク10を用いて、現場で打設するコンクリートの量を減
らしているので、コンクリートが硬化するまでの時間が
むだにならず、工期を短縮することができる。
【0044】上述した基礎本体1は、基礎ブロック10
の横鉄筋14の一部を露出させ、この横鉄筋14を底盤
部11内に埋設するようにして底盤部11を形成したの
で、基礎ブロック10と底盤部11との固着性が良い。
また、基礎ブロック10を画一的に成形でき、かつ、運
搬などの取り扱いが容易で、コストを大幅に抑えること
ができる。さらに、施工法もマニュアル化しやすいた
め、誰でも簡単に基礎本体1を施工でき、工期の短縮が
可能である。
【0045】さらに、接合部12が施工床5の窪部18
内まで延設され、かつ、長アンカーボルト6もこの窪部
18内にまで達して埋設されているので、基礎本体1と
施工床5とが強固に固着され、耐震性、耐久性に優れて
いる。また、長アンカーボルト6は、土台2に加え、柱
3にも連結されるので、建築物全体の耐震性が向上す
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
基礎ブロックの横鉄筋に連結して基礎本体内に強固に埋
設したアンカーボルトを、施工床下まで埋設しているの
で、従来工法以上に耐震性、耐久性に優れたコンクリー
ト基礎を安価に提供することができる。
【0047】さらに、アンカーボルトを土台及び柱に連
結するようにした本発明の基礎本体を用いることによ
り、建築物全体の耐震性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート基礎本体に、建築物の土
台及び柱を固定した状態を示す概略正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】基礎ブロックの横鉄筋同士を連結した状態を示
す概略正面図である。
【図4】基礎ブロックの横鉄筋同士を連結した状態を示
す概略平面図である。
【図5】アンカーボルトを土台及び柱に連結した状態の
一例を示す斜視図である。
【図6】アンカーボルトを土台及び柱に連結した状態の
他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリート基礎本体(基礎本体) 2 土台 3 柱 5 施工床 6 アンカーボルト(長アンカーボルト) 10 基礎ブロック 10a 接合端面 10b 脚部 13 縦鉄筋 14 横鉄筋 16 アンカーボルト 18 窪部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に連結して埋設した縦鉄筋と横鉄
    筋の一部を、両端下部に設けた脚部の間から露出させる
    と共に、横鉄筋の端部を接合端面から突出させて成型し
    た基礎ブロックを、施工床上の所定位置に載置し、各基
    礎ブロックの横鉄筋同士を連結すると共に、これらの横
    鉄筋に、上端を基礎ブロックの上面より上方に突出させ
    かつ下端を施工床の適所に設けた窪部内に挿入したアン
    カーボルトを連結し、さらに、この窪部内にコンクリー
    トを打設してアンカーボルトを埋設固定し、かつ、施工
    床上にコンクリートを打設して基礎ブロック同士を一体
    的に連繋したことを特徴とするコンクリート基礎。
  2. 【請求項2】 格子状に連結して埋設した縦鉄筋と横鉄
    筋の一部を、両端下部に設けた脚部の間から露出させる
    と共に、横鉄筋の端部を接合端面から突出させて成型し
    た基礎ブロックを、施工床上の所定位置に載置し、各基
    礎ブロックの横鉄筋同士を連結すると共に、これらの横
    鉄筋に、上端を基礎ブロックの上面より上方に突出させ
    かつ下端を施工床の適所に設けた窪部内に挿入したアン
    カーボルトを連結し、さらに、この窪部内にコンクリー
    トを打設してアンカーボルトを埋設固定し、かつ、施工
    床上にコンクリートを打設して基礎ブロック同士を連繋
    してコンクリート基礎本体を形成し、前記アンカーボル
    を、前記コンクリート基礎本体に固定する土台と、土台
    に立設する柱とに連結するようにしたことを特徴とする
    コンクリート基礎。
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JP2004169279A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Fujita:Kk べた基礎の立上り隅部構築用鉄筋ユニット
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