JP2018035531A - 建物の基礎構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】底板部の上面とプレキャストコンクリート部材の底面との間からの基礎内部への浸水を簡単に防ぐことが可能な建物の基礎構造を提供する。【解決手段】プレキャストコンクリート部材を有する建物の基礎構造10である。そして、基礎スラブ1と、基礎スラブ1の上面11の周縁に沿って間隔を置いて配置されたPCコーナー部2A及びT型PC部2Bとを備えている。また、プレキャストコンクリート部材の外側面21の下縁には、切欠き部23が設けられ、切欠き部には、バックアップ材233が配置されるとともに、水膨張シーリング材231及び充填材232が充填されている。【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材を有する建物の基礎構造に関するものである。
特許文献1には、プレキャストコンクリート基礎梁部材によってべた基礎の周縁が形成された基礎構造が開示されている。このプレキャストコンクリート基礎梁部材には、下面から止水壁が垂れ下がっており、基礎内部への水分及びシロアリの侵入を防止できる構造となっている。
また、特許文献2には、PC基礎の傾き、レベル及び並び具合を調整することが可能な調整治具が開示されている。この調整治具は、複数のボルトと鋼板とによって構成され、PC基礎の重量を支持できるような高耐力の治具となっている。
特開2016−89509号公報 特開平8−4028号公報
しかしながら、基礎スラブの上面とプレキャストコンクリート部材の底面との間に隙間があると、そこから基礎内部に水が浸入するおそれがある。他方、プレキャストコンクリート部材の下面から止水壁が垂下された断面のように底面が平らになっていない部材は、設置に手間がかかる。
そこで、本発明は、底板部の上面とプレキャストコンクリート部材の底面との間からの基礎内部への浸水を簡単に防ぐことが可能な建物の基礎構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の建物の基礎構造は、プレキャストコンクリート部材を有する建物の基礎構造であって、スラブ状に形成された底板部と、前記底板部の上面の少なくとも周縁に沿って間隔を置いて配置された複数のプレキャストコンクリート部材とを備え、前記プレキャストコンクリート部材の外側面の下縁には、切欠き部が設けられ、前記切欠き部にはシール材が充填されていることを特徴とする。
ここで、前記底板部の上面と前記プレキャストコンクリート部材の底面との間には、低摩擦材が介在される構成とすることができる。また、前記底板部の上面と前記プレキャストコンクリート部材の底面との間に瞬間接着剤が塗布されている構成とすることができる。
さらに、前記底板部には、前記プレキャストコンクリート部材の底面から下方に突出させた連結材を埋設させるための連結穴が設けられている構成とすることができる。また、前記底板部の上面となる前記連結穴の周縁は、堰部によって囲繞されている構成とすることができる。そして、前記堰部は、低摩擦材によって形成されていてもよい。
また、前記プレキャストコンクリート部材の底面が設置される前記底板部の上面は、レベリング材によって形成されている構成とすることができる。
このように構成された本発明の建物の基礎構造は、スラブ状に形成された底板部の上面の周縁に沿って間隔を置いて複数のプレキャストコンクリート部材が配置される。そして、プレキャストコンクリート部材の外側面の下縁には切欠き部が設けられ、その内空にはシール材が充填される。
このため、底板部の上面とプレキャストコンクリート部材の底面との間から水が浸入しようとしても、シール材によって阻止されて基礎内部への浸水を簡単に防ぐことができる。
また、底板部の上面とプレキャストコンクリート部材の底面との間に低摩擦材が介在されていれば、プレキャストコンクリート部材の平面位置の微調整が容易に行えるようになる。
さらに、底板部の上面とプレキャストコンクリート部材の底面との間に瞬間接着剤を介在させる構成であれば、プレキャストコンクリート部材の仮固定を迅速に行うことができる。
また、底板部にプレキャストコンクリート部材の底面から下方に突出された連結材を埋設させるための連結穴が設けられていれば、プレキャストコンクリート部材を底板部に強固に固定することができる。
そして、底板部の上面となる連結穴の周縁が堰部によって囲繞されていれば、連結穴に堰部の高さまで充填材を充填することが可能となり、充填不足を防ぐことができる。
さらに、堰部を低摩擦材によって形成することで、プレキャストコンクリート部材の平面位置の微調整がさらに容易になる。また、プレキャストコンクリート部材の底面が設置される底板部の上面をレベリング材によって形成することで、傾きの発生やレベル誤差を最小限に抑えることができる。
本実施の形態の建物の基礎構造の構成を拡大して説明する断面図である。 本実施の形態の建物の基礎構造の全体構成を説明する平面図である。 基礎スラブの上面にPCコーナー部とT型PC部とが配置された状態を説明する斜視図である。 建物の基礎構造の構成を説明する斜視図である。 図1の全体構成を説明する断面図である。 目地部の構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の建物の基礎構造10の構成を拡大して説明する断面図であり、図2は、基礎構造10の平面図を示している。
本実施の形態の基礎構造10は、建物のべた基礎を現場打ちコンクリートとプレキャストコンクリート部材とを用いて構成したものである。すなわち基礎構造10は、図2に示すように、建物の基礎施工領域となる例えば平面視長方形領域に、鉄筋コンクリートによってスラブ状に構築された底板部としての基礎スラブ1と、その基礎スラブ1の周縁及び内部に間隔を置いて配置されたプレキャストコンクリート部材(2A,2B,2C,20A,20B)とによって、主に構成される。
基礎スラブ1は、図1及びその全体図である図5に示すように、水平方向に向けて配筋された複数の鉄筋によって構成される配筋部13と、現地で打設されるコンクリートとによって主に構成される。
基礎スラブ1の下方には、栗石や捨てコンクリートなどによって下地層14が形成される。また、板状の基礎スラブ1の下部は地面Gの下に埋め戻され、上部は地面Gから突出される。すなわち基礎スラブ1の側面12の上部及び上面11は、地面Gから突出されて露出された状態になる。
また、プレキャストコンクリート部材(2A,2B,2C,20A,20B)を設置する領域の基礎スラブ1の上面11は、図1,3,5に示すように、レベリング材18によって形成される。
このレベリング材18には、セルフレベリング材などが使用できる。セルフレベリング材は、自己水平性の高いスラリー状のセメント系材料で、流動性が高い材料であるため、トンボなどで均すことによって容易に平滑な水平面を形成させることができる。
要するに、工場で製作されるため底面が高い精度で成形されたプレキャストコンクリート部材(2A,2B,2C,20A,20B)を設置する上面11は、レベリング材18によって高精度の水平レベルに仕上げられる。それ以外の上面11は、施工性を優先して基礎スラブ1本体用に打設されたコンクリートによって形成される。
そして、図2に示すように、基礎スラブ1の周縁に沿って、複数のプレキャストコンクリート部材(2A−2C)が間隔を置いて配置される。ここで、基礎スラブ1の隅角部に配置されるプレキャストコンクリート部材をPCコーナー部2Aとし、PCコーナー部2A,2A間に配置されるプレキャストコンクリート部材をT型PC部2B又は中間PC部2Cとする。
プレキャストコンクリート部材は、工場で製作される鉄筋コンクリート製又はPCコンクリート製のブロックで、PCコーナー部2Aは平面視略L字形に成形される。また、T型PC部2Bは、平面視略T字形に成形される。さらに、中間PC部2Cは、平面視略長方形に成形される。
さらに、基礎スラブ1の内部にも、複数のプレキャストコンクリート部材(20A,20B)が間隔を置いて配置される。対峙するT型PC部2B,2B同士の交点には、平面視略十字形の十字型PC部20Aが配置され、T型PC部2Bと十字型PC部20Aの間には、平面視略I字形のI型PC部20Bが配置される。
ここで、図5を参照しながら、PCコーナー部2Aを例にしてプレキャストコンクリート部材の構成についてさらに説明する。PCコーナー部2Aには、基礎スラブ1の上面11から壁状に立ち上げられる外側面21が形成される。この外側面21は、基礎スラブ1の側面12とほぼ連続する鉛直面を形成する。
PCコーナー部2Aの上面26には、アンカーボルト241を介して建物本体101を連結させるための補強プレート24が配置される。また、PCコーナー部2Aの内部には、鉄筋によって配筋部22が設けられ、鉛直方向に向けられた鉄筋の下部は、PCコーナー部2Aの底面から下方に突出されて連結材221となる。
連結材221の下端には支圧プレート222が設けられ、基礎スラブ1に設けられた連結穴15に挿入されて、周囲に充填された充填コンクリート151によって埋設される。
PCコーナー部2Aには、図1の下半に詳細を示すように、外側面21の下縁に沿って直方体状の切欠き部23が設けられる。さらに詳細に説明すると、図3に示すように、PCコーナー部2Aには、外側面21に対となる縦溝部27,27が設けられる。
この縦溝部27,27は、後述する外装材(3A,3B)間の目地部30を挟んだ両側に設けられる(図6参照)。そして、切欠き部23は、この目地部30に跨って設けられる。
直方体状に形成される切欠き部23には、図1に示すように、一番奥にバックアップ材233が配置される。このバックアップ材233によって、シール材を充填する深さ(充填量)が調節される。また、バックアップ材233は、切欠き部23の奥行き面とシール材との接着を防いで縁切りさせる機能を有する。
そして、バックアップ材233に隣接して、切欠き部23には水膨張シーリング材231がシール材として充填される。さらに、水膨張シーリング材231の外側には、ポリマーセメントモルタルなどの充填材232が充填されて、切欠き部23の開口が塞がれる。
図3に示すように基礎スラブ1の側面12に隣接する基礎スラブ1の周縁に配置されたプレキャストコンクリート部材(2A,2B,2C)の外側面21側には、図4に示すように外装材(3A,3B)が配置される。
外装材(3A,3B)には、PCコーナー部2Aの出隅に配置されるコーナー外装材3Aと、PCコーナー部2AとT型PC部2Bとの間、T型PC部2B,2B間及び中間PC部2CとT型PC部2Bとの間に配置される平型外装材3Bとがある。
これらの外装材(3A,3B)には、図1及び図5に示すように、水平方向に延びて鉛直方向に間隔を置いて略平行に配列される複数の中空部31,・・・が設けられる。この中空部31は、直方体状に形成され、外装材(3A,3B)の幅方向となる両側の側端部32,32間で貫通している。
このような外装材(3A,3B)は、押出成形セメント板等によって製作される。以下では、主にコーナー外装材3Aを例にして説明を続ける。
PCコーナー部2Aの外側面21側には、図1及び図5に示すように、上面26,36の位置を揃えてコーナー外装材3Aが取り付けられる。このコーナー外装材3Aの上面36は、建物本体101から張り出された水切材101aによって覆われる。さらに、コーナー外装材3Aの上面36とPCコーナー部2Aの上面26との隙間は、防水テープ17によって塞がれる。
コーナー外装材3Aの外側面側は、成形時に凹凸ローラなどで模様を付けた化粧部33とすることができる。また、模様が施された化粧材やタイルなどを外側面側に一体となるように取り付けることもできる。さらに、コーナー外装材3Aの下端面34は、地面Gより上方に離隔した位置に配置される。
そして、図3に示したPCコーナー部2Aの縦溝部27,・・・には、図6に示すようにコーナー外装材3A及び平型外装材3Bとの間に介在させる防水材4,・・・が配置される。防水材4には、特殊軟質ポリウレタンや特殊ポリウレタンなどを主原料とする発泡ウレタン樹脂体などが使用できる。
また、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)及び平型外装材3Bの基礎スラブ1の内部側の側面には、図4,5に示すように、断熱材5A,5B,5Cが連続して配置される。さらに、これらの断熱材5A−5Cに隣接して、基礎スラブ1の上面11にも断熱材5Dが配置される。
外装材(3A,3B)は、図1,5に示すように、係留金具6によってプレキャストコンクリート部材(2A−2C)の外側面21に連結される。係留金具6は、側面視略Z字形に形成された金具で、ボルト65とナット64によって外装材(3A,3B)に固定される。
一方、外装材(3A,3B)の側端部32から突出された係留金具6の端部は、ボルト612によってPCコーナー部2Aの外側面21に固定される。また、コーナー外装材3Aと平型外装材3Bとの間には、面調金具7が差し渡される。面調金具7は、中央にボルト71を挿し込むネジ用穴を有する金具であって、その両側縁には緩衝材72,72が取り付けられている。
次に、本実施の形態の建物の基礎構造10の構築方法について説明する。この基礎構造10の構築方法は、プレキャストコンクリート部材(2A−2C,20A,20B)を用いたべた基礎の構築方法である。
まず、基礎施工領域となる地面Gを掘削し、栗石(砕石)が敷き均された後に、捨てコンクリートを打設することで下地層14を設ける。そして、下地層14の上に配筋部13を設けて、基礎スラブ1用のコンクリートを打設する。
ここで、連結穴15とする箇所には、予め箱抜き用の型枠を設置しておく。また、レベリング材18を敷き均す領域は、その周囲の上面11より一段低い窪んだ状態にしておく。
そして、その窪んだ領域にレベリング材18を流し込み、高精度の水平レベルに基礎スラブ1の上面11を仕上げる。さらに基礎スラブ1の上面11には、プレキャストコンクリート部材(2A−2C,20A,20B)を設置する位置に合わせて、図3に示すように墨出し線19,・・・を付けておく。
また、図1に示すように、連結穴15の周縁を、変成シリコーンなどの低摩擦材によって囲繞させて、高さ1cm程度、幅1cm程度の堰部16を設ける。ここで、低摩擦材は、連結穴15の堰部16以外の基礎スラブ1の上面11とPCコーナー部2Aの底面との間にも介在させる。低摩擦材を介在させておくことで、PCコーナー部2Aの平面位置の微調整が容易に行えるようになる。
また、連結穴15には、PCコーナー部2Aを設置する前に、堰部16の高さを超えないように充填コンクリート151を充分に充填しておく。さらに、PCコーナー部2Aの底面が載せられるレベリング材18の上面11には、瞬間接着剤を塗布しておく。
そして、小型重機などで吊り上げられたPCコーナー部2Aを基礎スラブ1の上面11の隅角部まで移動させ、充填コンクリート151が充填された連結穴15に対して底面から突出された連結材221を挿し込む。
この際、連結穴15の周縁は堰部16によって囲繞されているが、変成シリコーンなどの低摩擦材によって形成された堰部16は、連結穴15から溢れ出た充填コンクリート151と混じり合って、上面11に薄く広がることができる。
上面11と底面との間に介在された低摩擦材を利用して、PCコーナー部2Aを微調整して正確な平面位置に設置させる。位置合わせは、図3に示すように、墨出し線19にプレキャストコンクリート部材(2A−2C,20A,20B)の側面に設けられたマーク28の位置を合わせることで行われる。そして、瞬間接着剤が硬化するまでの時間、PCコーナー部2Aを保持して、仮固定を行う。
続いて、図1に示すように、切欠き部23の奥にバックアップ材233を装填する。さらに、その前方に水膨張シーリング材231を充填する。そして、切欠き部23の開口にポリマーセメントを充填材232として充填し、表面を平滑に仕上げる。このようにして目地部30の位置の基礎スラブ1の上面11とPCコーナー部2Aの底面との間に、止水処理が施される。
同様にして、基礎スラブ1の上面11の周縁に沿って、T型PC部2B,・・・及び中間PC部2C,・・・を配置する。また、基礎スラブ1の内部側には、十字型PC部20A,・・・及びI型PC部20B,・・・を配置する。
続いて、図4に示すように、PCコーナー部2Aの外側面21に対して、コーナー外装材3Aを取り付ける。ここで、PCコーナー部2Aの外側面21には、ボルト612,71をねじ込むためのインサート材25,・・・が予め埋設されている(図3参照)。
一方、コーナー外装材3Aの側端部32からは、係留金具6の端部が突出されており、その端部にボルト612をインサート材25に向けてねじ込んで仮固定する。続いて、コーナー外装材3Aの上面36をPCコーナー部2Aの上面26の高さに合わせて、ボルト612を本固定する。
続いて、コーナー外装材3Aの高さ方向の中間にある中空部31に対して、長方形板状の面調金具7の一端を挿し込む。さらには、PCコーナー部2Aに連結されたコーナー外装材3Aに隣接して、平型外装材3Bの一端がPCコーナー部2Aの外側面21に連結される。
平型外装材3Bの中空部31には、一端がコーナー外装材3Aに挿し込まれた面調金具7の他端が挿し込まれる。このようにしてコーナー外装材3Aと平型外装材3Bとの間に差し渡された面調金具7に対して、外側面21に向けてボルト71をねじ込み、緩衝材72,72及び防水材4,4を圧縮変形させて、コーナー外装材3Aと平型外装材3Bの面外方向の位置を揃える。
このようにして面外方向の位置調整が行われて固定されたコーナー外装材3Aと平型外装材3Bとの目地部30の隙間には、図6に示すように、ガスケット301が挿入される。
次に、本実施の形態の建物の基礎構造10の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の建物の基礎構造10は、基礎スラブ1の上面11の周縁に沿って間隔を置いて複数のプレキャストコンクリート部材(2A−2C)が配置される。
そして、外装材(3A,3B)間の目地部30が設けられるプレキャストコンクリート部材(2A−2C)の外側面21には、下縁に沿って切欠き部23が設けられる。この切欠き部23には、水膨張シーリング材231や充填材232などのシール材が充填される。
このため、基礎スラブ1の上面11とプレキャストコンクリート部材(2A−2C)の底面との間から水が浸入しようとしても、充填材232や水膨張シーリング材231によって阻止されて、底面と上面11との隙間や連結穴15などの基礎内部への浸水を防ぐことができる。また、切欠き部23に水膨張シーリング材231などを充填する止水処理の施工は、簡単に実施することができる。
また、基礎スラブ1の上面11とプレキャストコンクリート部材(2A−2C)の底面との間に低摩擦材が介在されていれば、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)が移動させやすくなって、平面位置の微調整が容易に行えるようになる。特に、プレキャストコンクリート部材(2A−2C,20A,20B)の側面に設けられたマーク28を墨出し線19に合わせる位置合わせであれば、迅速に行うことができる。
さらに、基礎スラブ1の上面11とプレキャストコンクリート部材(2A−2C)の底面との間に瞬間接着剤を介在させる構成であれば、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)の仮固定を迅速に行うことができる。
また、基礎スラブ1にプレキャストコンクリート部材(2A−2C)の底面から下方に突出された連結材221を埋設させるための連結穴15が設けられていれば、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)を基礎スラブ1に強固に固定することができる。
そして、基礎スラブ1の上面11となる連結穴15の周縁が堰部16によって囲繞されていれば、連結穴15に対する充填コンクリート151の充填不足を防ぐために、多めに充填を行うことができる。
また、連結材221の挿入によって溢れ出た充填コンクリート151は、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)の重量によって変形した堰部16と混ざり合って広がり、底面と上面11との隙間を埋める目詰材として機能することができる。
さらに、堰部16を低摩擦材によって形成することで、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)の平面位置の微調整機能と、連結穴15に充填コンクリート151を充填する際の堰き止め機能の両方を発揮させることができる。
また、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)の底面が設置される基礎スラブ1の上面11をレベリング材18によって形成することで、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)の傾きの発生や、その上面26のレベル誤差を最小限に抑えることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、建築現場で構築する基礎スラブ1を底板部として説明したが、これに限定されるものではなく、プレキャスト製の底板部であってもよい。
また、前記実施の形態では、目地部30が設けられる位置に隣接した箇所にだけ切欠き部23を設けてシール材を充填する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、基礎スラブ1の側面12に隣接する外側面21の下縁に連続して切欠き部を設けてシール材を充填することができる。さらに、プレキャストコンクリート部材(2A−2C)の底面を囲繞するように切欠き部を設けてシール材を充填することもできる。
10 基礎構造
1 基礎スラブ(底板部)
11 上面
15 連結穴
16 堰部(低摩擦材)
2A PCコーナー部(プレキャストコンクリート部材)
2B T型PC部(プレキャストコンクリート部材)
2C 中間PC部(プレキャストコンクリート部材)
21 外側面
221 連結材
23 切欠き部
231 水膨張シーリング材(シール材)
232 充填材(シール材)
4 防水材

Claims (7)

  1. プレキャストコンクリート部材を有する建物の基礎構造であって、
    スラブ状に形成された底板部と、
    前記底板部の上面の少なくとも周縁に沿って間隔を置いて配置された複数のプレキャストコンクリート部材とを備え、
    前記プレキャストコンクリート部材の外側面の下縁には、切欠き部が設けられ、前記切欠き部にはシール材が充填されていることを特徴とする建物の基礎構造。
  2. 前記底板部の上面と前記プレキャストコンクリート部材の底面との間には、低摩擦材が介在されることを特徴とする請求項1に記載の建物の基礎構造。
  3. 前記底板部の上面と前記プレキャストコンクリート部材の底面との間に瞬間接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の基礎構造。
  4. 前記底板部には、前記プレキャストコンクリート部材の底面から下方に突出させた連結材を埋設させるための連結穴が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物の基礎構造。
  5. 前記底板部の上面となる前記連結穴の周縁は、堰部によって囲繞されていることを特徴とする請求項4に記載の建物の基礎構造。
  6. 前記堰部は、低摩擦材によって形成されていることを特徴とする請求項5に記載の建物の基礎構造。
  7. 前記プレキャストコンクリート部材の底面が設置される前記底板部の上面は、レベリング材によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の建物の基礎構造。
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