JP3660846B2 - Fetバイアス回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、FET(電界効果トランジスタ)のバイアス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信機器の高周波回路においてはFETを用いた増幅器等が使用される。図3に、FETを用いた高周波増幅器の一例を示す。図中のFETは例えばGaAsFETであり、入力端INからコンデンサC1を介してそのゲートに供給される入力信号を増幅し、増幅した信号をそのドレインからコンデンサC2を介し出力端OUTへと供給する。なお、FETのドレインは抵抗Rdを介し正電源(+VDD)に、ソースは接地に、ゲートは抵抗Rg2を介し負電源(−VSS)に、それぞれ接続されている。
【0003】
また、図3中のFETをバイアスする回路は、FETのドレインバイアス電流Idsdcが常に一定に保持する定電流バイアス回路であり、バイポーラトランジスタTr1、抵抗Rb1、Rb2、Rg1、Rg2及びRd並びにダイオードD1から構成されている。抵抗Rb1の一端は正電源(+VDD)に、他端はダイオードD1のアノードに、それぞれ接続されており、抵抗Rb2の一端はダイオードD1のカソード及びトランジスタTr1のベースに、他端は接地に、それぞれ接続されている。従って、これら抵抗Rb1及びRb2並びにダイオードD1の直列回路は、電源電圧VDDを分圧して得られる電圧VbをトランジスタTr1のベースに印加する分圧回路であると共に、トランジスタTr1のベースエミッタ間電圧Vbeひいてはエミッタ電流に現れる温度依存性をダイオードD1により補償する温度補償回路でもある。トランジスタTr1のコレクタは抵抗Rg1を介してFETのゲートに接続され、エミッタはFETのドレインに接続されているため、仮に温度変化が生じても、主としてダイオードD1の作用によって、FETのドレインバイアス電流IdsdcはIdsdc=(VDD−Vb−Vbe)/Rdという一定値に保たれる。また、FETのゲートインピーダンスは、理想的には無限大であるが実際には有限値であるため、FETのゲートには、僅かではあるが電流が流れる。このゲート電流IgsdcがFETのゲートに接続されている抵抗Rg1及びRg2によって制限されるため、FETの長期信頼性が保たれる。更に、抵抗Rg1を設けているため、FET側からトランジスタTr1側を見たインピーダンスがその分高くなり、高周波増幅特性が安定になる。
【0004】
なお、ドレインバイアス電流Idsdcの定電流化については、特開平7−321561号公報も参照されたい。ダイオードD1による温度補償については特開平5−175747号公報も参照されたい。また、図中のVgsdc、Igsdc、Vdsdc、Idsdcは信号無入力時の、Vgsrf、Igsrf、Vdsdc、Idsrfは信号増幅時(出力信号レベルが高いとき)の、ゲートバイアス電圧、ゲート電流、ドレインバイアス電圧及びドレインバイアス電流である。以下の説明では、特に区別の必要がある場合を除き、Vgsdc、Igsdc、Vdsdc、Idsdcを記号・変数名として用いる。
【0005】
しかしながら、図3に示した回路では、トランジスタTr2のエミッタ電流が抵抗Rdを介して供給されているため後に述べる図4の回路に比べ抵抗Rdでの消費電力が大きい。また、ドレインバイアス電流Idsdcを定電流化しているため、入力信号レベルによりドレイン電流が変化するAB級やB級では使用できず、A級にしか対応できない。そのため、大電力増幅を高効率で実現するのは困難である。
【0006】
こういった問題点のない回路としては、図4に示す定電圧バイアス回路がある。この図に示す回路では、抵抗分圧回路、電圧レギュレータ、演算増幅器等により実現される定電圧源V1の出力電圧が抵抗Rgを介しFETのゲートに印加されている。FETのゲート側の回路がドレイン側の回路から完全に分離しているため、図3の回路と異なりドレインバイアス電流Idsdcをより自由に設定でき、従ってA級、AB級及びB級のいずれでもFETを動作させることができる。即ち、その出力電圧を可変調整できるよう定電圧源V1を構成しておき、定電圧源V1の出力電圧を適切な値に調整することにより、ゲートバイアス電圧Vgsdcを目標とする値に設定することができ、ひいてはドレインバイアス電流Idsdcを適切な値に設定することができる。そのため、図4に示す回路は、A級動作での小信号増幅からAB級或いはB級での大信号増幅に至る広い分野にて使用できる。また、抵抗Rgを介して定電圧源V1からゲートバイアス電圧Vgsdcを印加しているため、抵抗Rgによってゲートバイアス電流Idsdcが制限されFETの長期信頼性を確保することが可能になっており、また、FET側から定電圧源V1側を見たときのインピーダンスが高まり高周波増幅特性がより安定になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来回路には、いくつかの問題点がある。
【0008】
まず、図4に示す回路を実現する際には複雑な構成の補償回路が必要になる。ここでいう補償回路は、入力信号レベル、温度等の変化に伴うゲート電流Igsの変動を補償する回路である。ゲート電流Igsdcが変化すると、それに伴いゲートバイアス電圧Vgsdc、更にはドレインバイアス電流Idsdcも変化する。具体的には、ドレインバイアス電流Idsdcの変化分ΔIdsdcは、次の式
【数1】
によって表すことができる。この式中、ΔVgsdc1及びΔIgsdc1は入力信号レベル変化に伴うゲートバイアス電圧Vgsdc及びゲート電流Igsdcの変化分、ΔVgsdc2及びΔIgsdc2は温度変化に伴うゲートバイアス電圧Vgsdc及びゲート電流Igsdcの変化分、gmはFETの相互コンダクタンス、Δgmは温度変化に伴うgmの変化分である。
【0009】
一般に、この式中に現れているΔIgsdc2は温度の2次関数であり、Δgmは1次関数である。そのため、ドレインバイアス電流Idsdcの温度特性は、温度補償なしの場合例えば図5中の破線で示されるような特性、即ち2次関数(に近い)特性となる。この温度特性を好適に補償するためには2次関数特性の温度補償回路が必要である。そのような特性の温度補償回路は一般に回路構成が複雑であり、回路規模の増大やコストアップをもたらす。しかし、回路構成の複雑化を避けるために、仮に、1次関数特性の温度補償回路を用いたとしたら、温度補償後の特性は図5中で実線で示される特性となり、温度への依存性がかなり残存してしまう(補償しきれない)。
【0010】
また、信号無入力時においては、抵抗Rgにおける電圧降下により、ゲートバイアス電圧Vgsdcが定電圧源V1の出力電圧よりも高くなる。そのため、温度上昇によりゲート電流Idsdcが増加すると抵抗Rgにおける電圧降下が増大する結果ゲートバイアス電圧Vgsdcが更に高まり、ドレインバイアス電流Idsdcが増加する。この増加は上述のΔIgsdc2であり、2次関数的な増加である。温度補償が行われていない場合や、行われていても不十分な場合には、熱暴走を招くおそれもある。更に、GaAsFETを用いているとき、大信号増幅時においては、図3中に示されるように、ゲート電流Igsdcの流れる向きが反転する(Igsrfが流れる)。定電圧源V1からゲートに向けてゲート電流Igsrfが流れると、抵抗Rgにおける電圧降下により、FETのゲート電位が下がる(負側に大きく振れる)。これに伴いドレインバイアス電流Idsrfが低下すると、大信号増幅時にFETの信号飽和出力電力が低下してしまう。
【0011】
上述の各問題点は、FETのゲート電流及び相互コンダクタンスが温度や入力信号レベルに依存していることと、抵抗Rgを用いていることとが相俟って、発生している。特に、抵抗Rgを大きく設定すると、温度変化や入力信号レベルの変化に伴うゲート電流Igsdcの変化ひいてはドレインバイアス電流Idsdcの変化が大きくなる。しかし、抵抗Rgを廃止し又は小さくするのも、望ましくない。抵抗Rgがないと、或いは抵抗Rgが小さすぎると、FETの種類によっては長期信頼性が確保できなくなる。また、抵抗Rgが小さすぎると、FETの種類によっては高周波動作が不安定になる。
【0012】
本発明は、このような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、FETをA級、AB級及びB級のいずれでも動作させることができ、また、FETへの入力信号のレベルや温度の変化によるゲート電流Igsdcの変化を好適にかつ簡単な回路で補償・抑圧できるFETバイアス回路を提供することを、その目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明においては、FETのゲート側の回路とドレイン側の回路とを分離することによりA級、AB級及びB級のいずれにも対応できるようにすると共に、FETのゲートバイアス電圧について閉ループ制御を実施することにより入力信号レベルや温度の変化分を容易に補償できるようにしている。即ち、本発明に係るFETバイアス回路は、入力端子の一方が基準電圧発生回路に接続され、入力端子の他方がFETのゲートに接続され、入力端子間の電位差に相当する電圧を出力する誤差増幅器と、端子の一方が上記FETのゲートに接続され、端子の他方が上記誤差増幅器の出力端子に接続された電流制限抵抗Rgと、を有し、上記FETのゲートバイアス電圧Vgsdcが、所定の直流電圧で上記基準電圧発生回路から発生される基準電圧と等しくなるよう、上記電流制限抵抗Rgを介しFETのゲートに印加する直流電圧を制御する閉ループ制御回路を備えることを特徴としている。
【0014】
本発明によれば、図3に示した定電流バイアス回路と異なりゲート側の回路とドレイン側の回路とが分離しているため、信号入力レベルに応じてドレイン電流が変化するクラスの動作にも安定的に対応でき、A級での小信号増幅からAB級或いはB級での大信号増幅にいたるまで広い用途に対応できるFETバイアス回路が得られる。更に、ゲートバイアス電圧Vgsdcについて閉ループ制御を実施しているため、入力信号レベルや温度の変化に伴うゲートバイアス電圧Vgsdcの変化、ひいてはFETの動作点(ドレインバイアス電流Idsdc)の変化を、制限・抑圧できる。また、図4に示した従来の回路では、電流制限抵抗Rgにおける電圧降下が原因の一つとなって、高周波(増幅)特性の安定性が損なわれることや、入力信号レベルが高いときに飽和出力電圧が低下するという現象が生じていた。これに対して、本発明においてはゲート電流Igsdcの変動によるFET動作点の変動がゲートバイアス電圧Vgsdcの閉ループ制御により抑えられているため、電流制限抵抗Rgにおける電圧降下を無視でき、高周波特性の安定性を優先して電流制限抵抗Rgの値を選択・設計することが可能であり、上述した飽和出力電圧の低下も生じない。
【0015】
更に、本発明における閉ループ制御回路は、誤差増幅器を用いた簡素な回路構成にて実現できる。例えば、上述の基準電圧を発生させる基準電圧発生回路を、複数の抵抗を直列接続することにより得られる分圧回路として構成することができる。この場合における基準電圧発生回路は、所定値の直流電圧例えば電源電圧を分圧して、基準電圧を発生させる。このように、本発明に係るFETバイアス回路は、抵抗や演算増幅器等の誤差増幅器のみで実現することが可能である。なお、分圧以外の方法によって基準電圧を発生させることや、演算増幅器以外を用いて閉ループ制御を行うことも、可能である。
【0016】
また、相互コンダクタンスgmの変化によるドレインバイアス電流Idsdcの変化は残存するものの、これは温度に対して1次の特性であるから、温度補償を施さない場合でもFETの熱暴走は生じにくく、温度補償を施す場合にはそのための回路を1次関数特性の回路即ち簡素な構成の回路にすることができる。特に、閉ループ制御回路を、上述した通り演算増幅器及び基準電圧発生回路から構成される回路にするのであれば、基準電圧発生回路の温度特性の設定・選択のみによって、相互コンダクタンスgmの変化によるドレインバイアス電流Idsdcの変化を補償できる。例えば、基準電圧発生回路を分圧回路によって実現する場合、基準電圧発生回路を構成する抵抗のうち少なくとも一つを、FETの相互コンダクタンスの温度特性に起因してFETのドレイン電流に発生する温度特性が打ち消されるよう、FETの相互コンダクタンスの温度特性に対して相補的な温度特性を有するもの(感温抵抗等)にすればよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態に関し図面に基づき説明する。なお、図3及び図4に示した従来回路と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0018】
図1に、本発明の一実施形態に係るFETバイアス回路を用いた高周波増幅器の一例構成を示す。この図に示す回路においては、演算増幅器Aの非反転入力端子に基準電圧が、また、反転入力端子にFETのゲートバイアス電圧Vgsdcが、それぞれ印加されている。演算増幅器Aの出力は、抵抗Rgを介してFETのゲートに印加されている。FETのゲート側の回路とドレイン側の回路は分離されている。演算増幅器Aに入力される基準電圧は、抵抗RV,R1及びR2から構成される基準電圧発生回路にて生成されている。具体的には、負電源(−VSS)からの電源電圧が、これらの抵抗によって分圧され、それにより基準電圧が生成されている。なお、FETの種類によっては、−VSSに代え正の電源が用いられる。また、FETの種類としては、GaAsFETを例示できるが、本発明はそれ以外のFETにも適用できる。演算増幅器Aは比較増幅器又は誤差増幅器の一例であり、本発明は一般に比較増幅器又は誤差増幅器を用いて実施することができる。
【0019】
演算増幅器Aは電圧フォロワとして動作し、その反転入力端子に印加される電圧は演算増幅器Aの非反転入力端子に印加される基準電圧と等しくなる。FETからゲート電流Igsdcが流れ出すときは抵抗Rgを介し演算増幅器Aの出力端子にその電流が吸い込まれ、逆にFETにゲート電流Igsrfが流れ込むときは抵抗Rgを介し演算増幅器Aから電流が吐き出される。このとき、電流制限用の抵抗Rgによって電圧降下が生ずるものの、演算増幅器Aにて、FETのゲートバイアス電圧Vgsdcが基準電圧と等しくなるよう制御されているため、電圧降下の発生によらずゲートバイアス電圧Vgsdcが一定に保たれる。
【0020】
なお、RVは可変抵抗であり、その抵抗値の調整により基準電圧を調整することができる。演算増幅器Aの反転入力端子に回り込む入力信号を抑えるため、抵抗Rsが演算増幅器Aの反転入力端子前段に挿入されているが、これとともに、コイル、コンデンサ等を併用してもかまわない。
【0021】
このように、本実施形態においては、FETのゲートのバイアス電圧Vgsdcの閉ループ制御を行っており、FETのゲート側の回路とドレイン側の回路が分離されているため、図3に示した従来技術と異なり、A級,AB級及びB級のいずれにおいてもFETを動作させることができる。更に、入力信号レベルや温度が変化したときに生ずるゲートバイアス電圧Vgsdcの変化を、ゲートバイアス電圧Vgsdcの閉ループ制御によって抑圧することができるため、入力信号レベルや温度が変化したときでもFETを一定のゲートバイアス電圧Vgsdcで動作させることができ、入力信号レベル等によるドレイン電流Idsdcの変動を防ぎ、FET動作点の変動をなくすことができる。
【0022】
更に、抵抗Rgにおける電圧降下を無視することができるため、高周波特性の安定性を優先して抵抗Rgの値を選択・設計することが可能であり、また、図4に示した回路で生じていたような飽和出力電力の低下も防ぐことができる。
【0023】
また、前述したように、FETの相互コンダクタンスgmは1次の温度特性を有している。従って、この温度特性について温度補償を施さない場合、図2において破線で示すように、ドレインバイアス電流Idsdcは1次の温度特性を呈する。このような1次の温度特性は、簡素な構成の回路によって、好適に補償することが可能である。例えば、本実施形態の回路でいえば、基準電圧発生回路を構成する抵抗R1及びR2のうち少なくとも一方を感温素子とし、この感温素子の温度特性を以てFETの相互コンダクタンスgmの温度特性を補償することにより、図2において実線で示すような特性、すなわち温度に対するドレインバイアス電流Idsdcの変化が殆どない特性を実現できる。図2においては破線で示す温度特性が右肩上がりの1次特性であるため、実線で示す特性を実現するのに、抵抗R1として正の温度係数を有する感温素子を用いるか、抵抗R2として負の温度係数を有する感温素子を用いるか、あるいはその双方を用いるか、いずれかとする。更に、上述の様にドレインバイアス電流Idsdcの温度特性が1次の特性であるため、FETの熱暴走やそれによる破損等を好適に防止できる。
【0024】
加えて、本発明は、図1に示した回路以外の形態で実施することが可能である。すなわち、抵抗分圧回路及び演算増幅器A以外を用いて、ゲートバイアス電圧Vgsdcの閉ループ制御回路を構成するようにしてもかまわない。例えば、抵抗分圧による基準電圧発生回路に代えて、電圧レギュレータを用いてもよい。電圧レギュレータを用いて基準電圧を発生させる場合には、その電圧レギュレータの出力電圧を温度上昇とともに低下させるような設定・制御をすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るFETバイアス回路を用いた高周波増幅器の構成を示す回路図である。
【図2】 この実施形態における温度補償動作を示す図である。
【図3】 一従来技術に係る回路の構成を示す回路図である。
【図4】 他の従来技術に係る回路の構成を示す回路図である。
【図5】 図4に示した従来技術における温度補償動作を示す図である。
【符号の説明】
A 演算増幅器、FET 電界効果トランジスタ、Igsdc,Igsrf ゲート電流、Idsdc,Idsrf ドレインバイアス電流、Rd,Rg,R1,R2,RV 抵抗、Vgsdc,Vgsrf ゲートバイアス電圧、Vdsdc,Vdsrf ドレインバイアス電圧。
Claims (2)
- 入力端子の一方が基準電圧発生回路に接続され、入力端子の他方がFETのゲートに接続され、入力端子間の電位差に相当する電圧を出力する誤差増幅器と、
端子の一方が上記FETのゲートに接続され、端子の他方が上記誤差増幅器の出力端子に接続された電流制限抵抗と、
を有し、
上記FETのゲートバイアス電圧が、所定の直流電圧で上記基準電圧発生回路から発生される基準電圧と等しくなるよう、上記電流制限抵抗を介しFETのゲートに印加する直流電圧を制御する閉ループ制御回路を備えることを特徴とするFETバイアス回路。 - 請求項1記載のFETバイアス回路において、
上記基準電圧を発生し、FETの相互コンダクタンスの温度特性に起因してFETのドレイン電流に発生する温度特性が打ち消されるよう、FETの相互コンダクタンスの温度特性に対して相補的な温度特性を有する基準電圧発生回路を備えることを特徴とするFETバイアス回路。
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