JP4867066B2 - 増幅回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号を増幅して出力する増幅回路に関し、特に、入力差動電流に応じた差動電圧を出力するトランスインピーダンス増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
比較的大きな利得を有する増幅回路の出力信号の一部が増幅回路の入力側へ負帰還されることにより、元の利得より小さい利得(閉ループ利得)で増幅動作が行なわれる負帰還増幅回路には、利得安定度や信号歪率、出力インピーダンスなど、増幅回路における種々の性能を向上させる利点がある。一般にこれらの性能は、増幅回路の入力から帰還回路を経て再び増幅回路の入力に負帰還される点までの系(開ループ系)における利得(開ループ利得)が大きいほど向上する。
【0003】
しかし、通常の増幅回路には幾つかの寄生的な容量成分が含まれているため、信号の周波数が高くなるとこれらの容量成分によって開ループ利得が低下するとともに、開ループ系において信号に位相の遅れが生じてしまう。この位相遅れがあるため、開ループ利得をあまり高くしてしまうと、負帰還の系が不安定となり発振してしまう場合がある。
【0004】
開ループ利得の低下と信号の位相遅れを生じさせるこの容量成分は、負帰還増幅回路の伝達関数における極に対応させることができ、1つの極によって開ループ系に(π/2)の位相遅れが生じる。また負帰還増幅回路では、開ループ利得が1より大きい周波数の範囲において、開ループ系における位相遅れがπを越えてしまうと、正帰還となって発振してしまう。したがって、2つ以上の極がある増幅回路においては、開ループ利得や極の周波数が適切に設定される必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図7は、従来の負帰還増幅回路の基本的な構成を示す回路図である。
図7の負帰還増幅回路は、MOSトランジスタM101およびMOSトランジスタM102、定電流回路I101および定電流回路I102、帰還抵抗Rf により構成されている。また図7において、キャパシタC101およびキャパシタC102は、MOSトランジスタM101およびMOSトランジスタM102のゲート寄生容量をそれぞれ示している。キャパシタCLは、次段に接続される回路の入力容量を示している。抵抗Rs101は、MOSトランジスタM102のソースにおける等価的な抵抗を示している。
【0006】
MOSトランジスタM101は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、ソースが接地電位に接続され、ドレインが定電流回路I101を介して電源電圧Vccに接続されている。また、ゲートが帰還抵抗Rf を介してMOSトランジスタM102のソースと接続されている。
定電流回路I101は、例えばカレントミラー回路などのMOSトランジスタによって構成される定電流回路であり、電源電圧Vccから一定電流をMOSトランジスタM101のドレインに出力している。
MOSトランジスタM102は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、定電流回路I101とMOSトランジスタM101のドレインとの接続点にゲートが接続され、ドレインが電源電圧Vccに接続されている。また、ソースが定電流回路I102を介して接地電位に接続されているとともに、帰還抵抗Rf を介してMOSトランジスタM101のゲートに接続されている。
定電流回路I102は、例えばカレントミラー回路などのMOSトランジスタによって構成される定電流回路であり、MOSトランジスタM102のソースおよび帰還抵抗Rf から一定の電流を接地電位に流している。
【0007】
MOSトランジスタM101および定電流回路I101は、大きい電圧利得を有する反転増幅回路を構成している。MOSトランジスタM101のゲート電圧viは、MOSトランジスタM101の相互コンダクタンスgm101 によってドレイン電流(gm101 ×vi)に変換され、このドレイン電流が定電流回路I101の出力インピーダンスによりドレイン電圧に変換されてMOSトランジスタM102のゲートに供給される。定電流回路I101の出力インピーダンスは、例えば数100kΩと非常に大きいので、MOSトランジスタM101のゲート電圧に対するドレイン電圧の利得は大きい。
【0008】
MOSトランジスタM102および定電流回路I102は、ソースフォロアによる電圧バッファ回路を構成している。電圧バッファであるため電圧の利得は無いが、MOSトランジスタM102のゲートに受けた信号が低い出力インピーダンスでソースから出力される。このソースから電圧voが出力される。
【0009】
電圧voが帰還抵抗Rf を介してMOSトランジスタM101に負帰還されることにより、電圧viに対する電圧voの利得は、MOSトランジスタM101および定電流回路I101による反転増幅回路の利得より小さくなる。電圧viに対する電圧voの閉ループ利得Avは次式のように表される。
【0010】
【数1】
Av = vo/vi = gm101 ×Rf ・・・(1)
【0011】
図7に示す負帰還回路は、寄生容量C101および寄生容量C102、負荷容量CLのそれぞれに対応する極P1、極P2および極P3を有している。極P1、極P2および極P3による位相遅れが(π/4)となる周波数f1、周波数f2および周波数f3はそれぞれ次式のように表される。
【0012】
【数2】
f1 = 1/(Rf ×C101) ・・・・(2)
f2 = gm101 /C102 ・・・・(3)
f3 = 1/(Rs101×CL) ・・・・(4)
【0013】
また、これらの極の周波数は、各定数の大きさから一般に次のような大小関係を有している。
【0014】
【数3】
f2 < f1 < f3 ・・・・(5)
【0015】
上述のように3つの極を有する負帰還増幅回路を安定に動作させるためには、1つの極を低域に配置させ、他の2つの極を開ループ利得が十分に低下する高域に配置させる手法が一般に用いられる。したがって、式(5)に示す関係を有した極の場合において、極P2が低域に配置されるとともに、極P1および極P2が高域に配置されることによって、負帰還は安定になる。
【0016】
一方、相互コンダクタンスgm101 が小さくなると、MOSトランジスタM101および定電流回路I101による反転増幅回路の利得が小さくなって開ループ利得が低下し、利得安定度や信号歪率、出力インピーダンスなどの性能が劣化してしまうので、相互コンダクタンスgm101 はあまり小さな値にはできない。
ところが、相互コンダクタンスgm101 の値を大きくするために、MOSトランジスタM101のチャンネル幅を広くすると、寄生容量C101も大きくなるので、式(2)の関係から極P1が低域に移動するとともに、式(3)の関係から極P2が高域に移動する。極P1と極P2の周波数が接近すると、この2つの極による位相遅れが加わるために開ループ系の位相遅れがπに近づき、位相余裕が少なくなって負帰還の安定性が低下してしまう。
【0017】
また、閉ループ利得Avを大きくするために帰還抵抗Rf を大きくすると、式(2)の関係により極P1が低域に移動してしまうため、この場合にも負帰還の安定性が低下してしまう。
【0018】
そこで、例えば寄生容量C102を増やすことよって、極P2を低域に配置させることもできるが、この場合には、極P2によって開ループ利得が減少し始める周波数が低域に移動するので、負帰還増幅回路の周波数帯域が狭くなってしまう。
【0019】
このように、図7に示す負帰還増幅回路においては、開ループ利得を増やすために相互コンダクタンスgm101 を増大させると、極P1と極P2が接近するためため、負帰還の安定性が低下してしまう。また、閉ループ利得Av増やすために帰還抵抗Rf を大きくする場合にも、極P1が低域に移動するため、負帰還の安定性が低下してしまう。
すなわち、閉ループ利得や開ループ利得を増やすことによって、負帰還が不安定になり易い問題があるので、大きな閉ループ利得や開ループ利得を得ながら、周波数帯域を広くすることが難しい。
【0020】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、負帰還を安定に保ちながら大きな閉ループ利得や開ループ利得が得られ、周波数帯域を広くすることができる増幅回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の増幅回路は、第1の電流と第2の電流との差動電流に応じた差動電圧である第1の電圧と第2の電圧とを出力するための増幅回路であって、上記第2の電圧に応じた第1の帰還電流を出力する第1の電流帰還回路と、上記第1の電流と上記第1の帰還電流との第1の合成電流を入力し、当該第1の合成電流に応じた第3の電流を出力する第1の電流バッファ回路と、上記第3の電流に応じた第1の電圧を出力する第1の電圧出力回路と、上記第1の電圧に応じた第2の帰還電流を出力する第2の電流帰還回路と、上記第2の電流と上記第2の帰還電流との第2の合成電流を入力し、当該第2の合成電流に応じた第4の電流を出力する第2の電流バッファ回路と、上記第4の電流に応じた第2の電圧を出力する第2の電圧出力回路とを有する。
【0022】
また、上記第1の電圧出力回路は、上記第3の電流に応じた第3の電圧を発生する第1の負荷回路と、上記第3の電圧に応じた上記第1の電圧を出力する第1の電圧バッファ回路とを有し、上記第2の電圧出力回路は、上記第4の電流に応じた第4の電圧を発生する第2の負荷回路と、上記第4の電圧に応じた上記第2の電圧を出力する第2の電圧バッファ回路とを有する。
【0023】
また、本発明の増幅回路は、上記第1の電圧と上記第2の電圧との同相電圧に応じた同相電圧帰還信号を出力する同相電圧帰還回路と、上記同相電圧帰還信号に応じた第5の電流を上記第1の電流バッファ回路に供給する第1の電流供給回路と、上記同相電圧帰還信号に応じた第6の電流を上記第2の電流バッファ回路に供給する第2の電流供給回路とを有する。
【0024】
また、上記第1及び第2の電流帰還回路はそれぞれ抵抗素子を有し、上記第1及び第2の電流バッファ回路はそれぞれ制御端子が固定電位に接続されたトランジスタを有し、上記第1及び第2の負荷回路はそれぞれ電流を供給する電流源を有し、上記第1及び第2の電圧バッファ回路はそれぞれソースフォロア又はエミッタフォロアを構成するトランジスタを有する。
【0025】
また、上記同相電圧帰還回路は上記第1の電圧の供給端子と上記第2の電圧の供給端子との間に直列接続された抵抗素子を有し、上記第1及び第2の電流供給回路はそれぞれ制御端子に上記同相電圧帰還信号を入力するトランジスタを有する。
【0026】
また、本発明の増幅回路は、入力信号に応じた差動電流を生成して上記第1及び第2の電流として供給する差動電流供給回路を有する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、本発明の2つの実施形態について説明する。
【0028】
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る増幅回路の第1の実施形態を示す回路図である。
図1に示す増幅回路は、増幅部1a、増幅部1b、帰還抵抗Rf1、帰還抵抗Rf2、抵抗R1および抵抗R2により構成されている。
帰還抵抗Rf1および帰還抵抗Rf2は、本発明の増幅回路における第1の電流帰還回路および第2の電流帰還回路の一実施形態である。
抵抗R1および抵抗R2は、本発明の増幅回路における同相電圧帰還回路の一実施形態である。
【0029】
増幅部1aおよび増幅部1bは、入力電流を電圧に変換して出力するトランスインピーダンス増幅回路である。この回路の詳細については後で説明する。
増幅部1aの入力には、端子A1からの電流i1と帰還抵抗Rf1に流れる電流との合成電流が入力され、この合成電流が増幅部1aのトランスインピーダンスに応じて電圧v1に変換されて、端子V1から出力されている。同様に、増幅部1bの入力には、端子A2からの電流i2と帰還抵抗Rf2に流れる電流との合成電流が入力され、この合成電流が増幅部1bのトランスインピーダンスに応じて電圧v2に変換されて、端子V2に出力されている。
増幅部1aの出力電圧v1は、帰還抵抗Rf2において電流に変換されて増幅部1bの入力に帰還されている。また、増幅部1bの出力電圧v2は、帰還抵抗Rf1において電流に変換されて増幅部1aの入力に帰還されている。
また、増幅部1aおよび増幅部1bの同相帰還端子CMは、端子V1と端子V2との間に直列接続された抵抗R1と抵抗R2との接続中点に接続されている。
【0030】
図2は、増幅部1aおよび増幅部1bの構成を示す回路図である。
図2に示す増幅部1aおよび増幅部1bは、MOSトランジスタM11〜MOSトランジスタM13、定電流回路I11、定電流回路I12、端子A、端子Vおよび同相帰還端子CMにより構成されている。また図2において、キャパシタC11およびキャパシタC12は、MOSトランジスタM11およびMOSトランジスタM12のゲート寄生容量をそれぞれ示している。キャパシタCLは、次段に接続される回路の入力容量を示している。抵抗Rs11および抵抗Rs12は、MOSトランジスタM11およびMOSトランジスタM12のソースにおける等価的な抵抗をそれぞれ示している。
MOSトランジスタM11は、本発明の増幅回路における第1の電流バッファ回路または第2の電流バッファ回路の一実施形態である。
MOSトランジスタM12および定電流回路I12は、本発明の増幅回路における第1の電圧バッファ回路または第2の電圧バッファ回路の一実施形態である。
MOSトランジスタM13は、本発明の増幅回路における第1の電流供給回路または第2の電流供給回路の一実施形態である。
定電流回路I11は、本発明の増幅回路における第1の負荷回路または第2の負荷回路の一実施形態である。
【0031】
MOSトランジスタM11は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、ソースが端子AおよびMOSトランジスタM13のドレインに接続され、ゲートが所定の電位、例えば電源電圧Vccに接続されている。また、ドレインに定電流回路I11による電流が入力されるとともに、ドレインとMOSトランジスタM12のゲートが接続されている。
定電流回路I11は、例えばカレントミラー回路などのMOSトランジスタによって構成される定電流回路であり、電源電圧Vccから一定電流をMOSトランジスタM11のドレインに出力している。
MOSトランジスタM12は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、定電流回路I11とMOSトランジスタM11のドレインとの接続点がゲートに接続され、ドレインが電源電圧Vccに接続されている。また、ソースが端子Vおよび定電流回路I12に接続されている。
定電流回路I12は、例えばカレントミラー回路などのMOSトランジスタによって構成される定電流回路であり、MOSトランジスタM12のソースおよび端子Vから一定の電流を接地電位に流している。
MOSトランジスタM13は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、ドレインが端子AおよびMOSトランジスタM11のソースに接続され、ゲートが同相帰還端子CMに接続されている。また、ソースが接地電位に接続されている。
【0032】
次に上述した構成を有する増幅回路の動作について説明する。
【0033】
図2のMOSトランジスタM11は、ゲート接地による電流バッファ回路を構成しており、ソース電流に応じたドレイン電流が出力される。したがって、例えば同相帰還端子CMに印加される一定の電圧によってMOSトランジスタM13のドレインに一定の電流i13が流れ、さらに端子Aから電流iaが流れ込んでいる場合には、MOSトランジスタM11のドレイン電流は(i13−ia)となる。このドレイン電流が、定電流回路I11の高い出力インピーダンスによって電圧に変換されて、MOSトランジスタM12のゲートに入力される。したがって、入力電流iaに対するMOSトランジスタM11のドレイン電圧のトランスインピーダンスは、定電流回路I11の出力インピーダンスに応じた大きな値を有している。
【0034】
端子Aから流入する電流iaが増大すると、MOSトランジスタM11のドレイン電流(i13−ia)が減少するので、定電流回路I11の出力インピーダンスによる電圧降下が減少し、ドレイン電圧が上昇する。逆に端子Aから流入する電流iaが減少すると、MOSトランジスタM11のドレイン電流(i13−ia)が増大するので、定電流回路I11の出力インピーダンスによる電圧降下が増大し、ドレイン電圧は低下する。すなわち、MOSトランジスタM11のドレイン電圧は、電流iaが増大するときに上昇し、電流iaが減少するときに低下する。
【0035】
また、MOSトランジスタM12および定電流回路I12は、ソースフォロアによる電圧バッファ回路を構成している。電圧バッファであるため電圧の利得は無いが、MOSトランジスタM12のゲートに受けた信号が低い出力インピーダンスでソースから出力される。ソースフォロアによって信号の極性は反転しないので、端子Vの出力電圧は、端子Aから流入する電流iaが増大するとき上昇し、電流iaが減少するときに低下する。
【0036】
したがって、もし図7に示す負帰還回路と同様に出力端子Vから入力端子Aへ帰還抵抗により電流が帰還されると、例えば出力端子Vの電圧上昇にともなって入力端子Aに帰還抵抗から流入する電流が増大する場合に、この電流の増大に応じて出力端子Vの電圧がさらに上昇してしまう。すなわち、出力端子Vと入力端子Aは同相であるので、直接帰還抵抗で接続されると正帰還になり発振を起こしてしまう。
【0037】
図1に示す増幅回路においては、このような正帰還になることを避けるために、増幅部1aおよび増幅部1bの出力から入力へ直接帰還は行なわれておらず、その代わりに、一方の増幅部の出力から他方の増幅部の入力へ帰還が行なわれている。そして、増幅部1aおよび増幅部1bの入力には、それぞれ電流i1および電流i2が入力され、この電流に応じた電圧v1および電圧v2が出力されている。
【0038】
例えば、電流i1と電流i2の間の差動電流が増大すると、電流i1が増大することによって電圧v1が増大するとともに電流i2が減少することによって電圧v2が減少するので、これにより、電圧v1と電圧v2の間の差動電圧が増大する。しかしその一方で、電圧v1が増大することによって帰還抵抗Rf2から端子A2の方向への帰還電流が増えるために電圧v2の減少が抑えられ、また、電圧v2が減少することによって端子A1から帰還抵抗Rf1の方向への帰還電流が増えるために電圧v1の増大も抑えられる。
また逆に、電流i1と電流i2の間の差動電流が減少すると、電流i1が減少することによって電圧v1が減少するとともに電流i2が増大することによって電圧v2が増大するので、これにより、電圧v1と電圧v2の間の差動電圧が減少する。しかしその一方で、電圧v1が減少することによって端子A2から帰還抵抗Rf2の方向への帰還電流が増えるために電圧v2の増大が抑えられ、また、電圧v2が増大することによって帰還抵抗Rf1から端子A1の方向への帰還電流が増えるために電圧v1の減少も抑えられる。
すなわち帰還抵抗Rf1および帰還抵抗Rf2によって、出力の差動信号が負帰還されている。
【0039】
増幅部1aおよび増幅部1bの利得は十分大きいので、負帰還の動作状態においては、増幅部1aおよび増幅部1bの入力に電流がほとんど流れず、電流i1は帰還抵抗Rf1に、電流i2は帰還抵抗Rf2に流れる。ここで、電流i1および電流i2の平均が一定の電流Iであり、差動電流Id によって電流i1が(I+Id )、電流i2が(I−Id )で表されるとすると、端子A1の電圧V1 および端子A2の電圧V2 からの電圧降下によって、端子V1の電圧v1と端子V2電圧v2の間の差動電圧vdは次式のように表される。
【0040】
【数4】
vd=v1−v2
={V2 −(I−Id )×Rf1}−{V1 −(I+Id )×Rf2}
=(Rf2−Rf1)×I+(Rf1+Rf2)×Id +(V2 −V1 )
・・・・(6)
【0041】
式(1)において、電圧(V2 −V1 )が電流Id に応じて変動しないものとすると、差動電流Id に対する差動電圧vdのトランスインピーダンスTZは次式のように表される。
【0042】
【数5】
TZ = ∂vd/∂Id = Rf1+Rf2・・・(7)
【0043】
ところで、抵抗R1と抵抗R2の抵抗値は、例えば等しい大きさに設定されており、この抵抗によって平均化された電圧が増幅部1aおよび増幅部1bの同相帰還端子CMを介してMOSトランジスタM13のゲートに印加されている。これらの構成は出力の同相電圧を負帰還するためのものである。
【0044】
例えば端子A1と端子A2を接続し、この接続点に同相電圧を印加すると、この場合増幅部1aの入出力間が帰還抵抗Rf1によって直接接続されるとともに、増幅部1bの入出力間が帰還抵抗Rf2によって直接接続されるので、各増幅部はいずれも正帰還となり、出力電圧は正または負の最大電圧で飽和してしまう。すなわち、端子A1および端子A2に入力される信号に同相電圧があると、同相の正帰還によって端子V1および端子V2の電圧が正または負に飽和してしまう。
【0045】
抵抗R1、抵抗R2および各増幅部のMOSトランジスタM13は、出力の同相電圧を負帰還することによって、上述した同相の正帰還を相殺するための構成要素である。
例えば、端子V1および端子V2の同相電圧が上昇すると、これに応じて抵抗R1と抵抗R2の接続点の電圧も上昇し、これによりMOSトランジスタM13のゲート電圧が上昇する。すると、MOSトランジスタM13のドレイン電流i13が増大するので、MOSトランジスタM11のドレイン電流も増大し、定電流回路I11の出力インピーダンスによる電圧降下によってMOSトランジスタM12のゲート電圧が低下する。これにより、各増幅部の出力電圧が低下して、端子V1および端子V2の同相電圧が低下する。
また逆に、端子V1および端子V2の同相電圧が低下すると、これに応じて抵抗R1と抵抗R2の接続点の電圧も低下し、これによりMOSトランジスタM13のゲート電圧が低下する。すると、MOSトランジスタM13のドレイン電流i13が減少するので、MOSトランジスタM11のドレイン電流も減少し、定電流回路I11の出力インピーダンスによる電圧降下が減少するためにMOSトランジスタM12のゲート電圧が上昇する。これにより、各増幅部の出力電圧が上昇して、端子V1および端子V2の同相電圧が上昇する。
このような動作によって、同相の正帰還による出力電圧の飽和が防止される。
【0046】
図3は、図1に示す増幅回路の同相信号に対する等価な2つの回路のうちの一方だけを示した図である。
図3と図2において同一の符号は同一の構成要素を示している。また、抵抗Rf は、図1の帰還抵抗Rf1または帰還抵抗Rf2を示している。
【0047】
図3の回路は、図2の回路における接続関係に加えて、端子Aと端子Vとの間に帰還抵抗Rf が接続されているとともに、MOSトランジスタM13のゲートが端子Vに接続されている。
【0048】
この回路は、例えば図1の回路の端子A1と端子A2を接続させることによって得られる。
なおこの場合、抵抗R1および抵抗R2がMOSトランジスタM13のゲートと端子Vとの間に接続されるが、ゲートのインピーダンスは抵抗R1や抵抗R2の抵抗値に比べて十分大きいので、図3の回路においてはこの抵抗R1および抵抗R2が省略されている。
【0049】
MOSトランジスタM11のソースには、入力電流x、帰還抵抗Rf による電流irfおよびMOSトランジスタM13による電流i13が入力され、これに応じた電流がドレインに流れる。このドレイン電流と定電流回路I11の出力インピーダンスによって発生する電圧がMOSトランジスタM12のゲートに入力され、このゲート電圧に応じた電圧yが端子Vに出力される。
例えば電圧yの増大に応じて帰還抵抗Rf による正帰還の電流irfも増大するが、この電流irfと逆極性の電流i13も増大する。このように、正帰還の電流irfがMOSトランジスタM13のドレイン電流i13によって相殺されることによって、正帰還が防止される。
【0050】
図4は、図3の回路のブロック図である。
図4のブロック図は、伝達要素TE1〜伝達要素TE3および加算点ADDにより構成されている。
【0051】
伝達要素TE1は、図3のMOSトランジスタM13に対応する。電圧yが相互コンダクタンスμ13によって電流i13に変換されて加算点ADDに入力される。
伝達要素TE2は、図3のMOSトランジスタM11、MOSトランジスタM12、定電流回路I11および定電流回路I12からなる増幅回路に対応する。
加算点ADDからの電流x、電流irfおよび電流i13は、トランスインピーダンスμ11によって電圧yに変換される。
伝達要素TE3は、図3の帰還抵抗Rfに対応する。電圧yがコンダクタンスβに応じた電流irfに変換されて、加算点ADDに入力される。
加算点ADDは、図3において、端子A、帰還抵抗RfおよびMOSトランジスタM13のドレインの接続点に対応する。この接続点からの電流がMOSトランジスタM11のソースに入力される。
【0052】
図4に示すブロック図における入力電流xと出力電圧yとの間の伝達関数Tは次の式で表される。
【0053】
【数6】
Figure 0004867066
【0054】
式(6)の分母において、コンダクタンスβは帰還抵抗Rf のコンダクタンスであり(1/Rf )に等しいので、MOSトランジスタM13の相互コンダクタンスμ13に比べて十分小さい。また、定電流回路I12の出力インピーダンスにほぼ等しいトランスインピーダンスμ11は大きな値を有しているので、(1/μ11)も相互コンダクタンスμ13に比べて十分小さい。したがって、式(6)の分母において相互コンダクタンスμ13が支配的となり、伝達関数Tは零に近い値となる。これにより、図4のブロック図に示す系は安定となる。
【0055】
また、図7に示す負帰還増幅回路と同様に、図1および図2に示す負帰還増幅回路の伝達関数も、寄生容量C11および寄生容量C12、負荷容量CLのそれぞれに対応する極P1’、極P2’および極P3’を有している。極P1’、極P2’および極P3’による位相遅れが(π/4)となる周波数f1’、周波数f2’および周波数f3’は、れぞれ次式のように表される。
【0056】
【数7】
f1’ = 1/(Rp ×C11) ・・・・(9)
f2’ = 1/(Rf ×C12) ・・・・(10)
f3’ = 1/(Rs12×CL) ・・・・(11)
【0057】
ただし抵抗値Rf は、抵抗値Rf1と抵抗値Rf2とが等しい場合の抵抗値である。また抵抗値Rp は、抵抗Rf と抵抗Rs11が並列接続された抵抗値をであり、以下の式で表される。
【0058】
【数8】
Rp =(Rf ×Rs11)/(Rf +Rs11) ・・・(12)
【0059】
抵抗値Rs11は抵抗値Rf に比べて十分小さいので、抵抗値Rp は抵抗値Rs11とほぼ等しい大きさを有している。よって式(9)〜式(11)から分かるように、極P1’および極P3’が極P2’に対して高域に配置される。また、抵抗Rf の大きさに応じて極P2’は移動するが、極P1’および極P3’は移動しない。さらに、図2に示す増幅部の利得は主に定電流回路I11の出力インピーダンスによって決まるが、この出力インピーダンスを可変しても極P1’〜極P3’は移動しない。
【0060】
したがって、本発明の第1の実施形態によれば、開ループ利得や閉ループ利得を増やしても高域と低域の極が接近しないので、位相余裕を大きくすることができ、安定に負帰還できる。
また、安定に負帰還させながら開ループ利得を増大させることができるので、利得安定度や利得誤差、信号歪率、出力インピーダンスなどの性能を向上させることができる。
また、安定に負帰還させながら、大きい閉ループ利得を得ることができる。
また、安定に負帰還させながら抵抗値Rf を大きくできるので、消費電力を低減できる。
また、開ループ利得を増大させても高域の極が移動しないので、低域の極P2’をさらに低い周波数域に移動させる必要がない。すなわち、安定に負帰還させながら利得の周波数帯域を広くすることができる。
【0061】
<第2の実施形態>
図5は、本発明に係る増幅回路の第2の実施形態を示す図である。
図5と図1において同一の符号は同一の構成要素を示している。その他、図5に示す増幅回路は、抵抗R3、増幅部2および増幅部3を有している。
増幅部2は、本発明の増幅回路における差動電流供給回路の一実施形態である。
増幅部3、抵抗R1、抵抗R2および抵抗R3は、本発明の増幅回路における同相電圧帰還回路の一実施形態である。
【0062】
増幅部2は、差動電圧を差動電流に変換するトランスコンダクタンス増幅回路であり、入力差動電圧viを受けて、この電圧に応じた差動電流を有する電流i1および電流i2を増幅部1aおよび増幅部1bに出力する。
増幅部1aの入力には、増幅部2からの電流i1と帰還抵抗Rf1に流れる電流との合成電流が入力され、この合成電流が増幅部1aのトランスインピーダンスに応じて電圧v1に変換されて、端子V1から出力されている。同様に、増幅部1bの入力には、増幅部2からの電流i2と帰還抵抗Rf2に流れる電流との合成電流が入力され、この合成電流が増幅部1bのトランスインピーダンスに応じて電圧v2に変換されて、端子V2に出力されている。
増幅部1aの出力電圧v1は、帰還抵抗Rf2において電流に変換されて増幅部1bの入力に帰還されている。また、増幅部1bの出力電圧v2は、帰還抵抗Rf1において電流に変換されて増幅部1aの入力に帰還されている。
また、増幅部1aおよび増幅部1bの同相帰還端子CMは、端子V1と端子V2との間に直列接続された抵抗R1と抵抗R2との接続中点に、抵抗R3を介して接続されている。
増幅部3は、端子V+と端子V−の間の差動電圧を、出力端子Aに流れる電流i3に変換するトランスコンダクタンス増幅回路であり、端子V−が抵抗R1と抵抗R2の接続中点に接続され、端子V+に所定の基準電圧Vrefが印加され、出力端子Aが同相帰還端子CMと抵抗R3の接続点に接続されている。
【0063】
図6は、増幅部3の構成を示す回路図である。
図6に示す増幅部は、MOSトランジスタM31〜MOSトランジスタM35、および定電流回路I31により構成されている。
【0064】
MOSトランジスタM31は、例えばpチャンネル型のMOSトランジスタであり、ゲートが端子V+に接続され、ドレインがMOSトランジスタM33のドレインに接続されているとともに、ソースに定電流回路I31からの電流が入力されている。
MOSトランジスタM32は、例えばpチャンネル型のMOSトランジスタであり、ゲートが端子V−に接続され、ドレインがMOSトランジスタM34のドレインに接続されているとともに、ソースに定電流回路I31からの電流が入力されている。
MOSトランジスタM33は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、ドレインがMOSトランジスタM31のドレインに接続され、ソースが接地電位に接続されているとともに、ゲートがドレインに接続されている。
MOSトランジスタM34は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、ドレインがMOSトランジスタM32のドレインに接続され、ソースが接地電位に接続されているとともに、ゲートがMOSトランジスタM33のゲートに接続されている。
MOSトランジスタM35は、例えばnチャンネル型のMOSトランジスタであり、ゲートがMOSトランジスタM32とMOSトランジスタM34のドレインの接続中点に接続され、ソースが接地電位に接続されているとともに、ドレインが端子Aに接続されている。
定電流回路I31は、例えばMOSトランジスタなどによって構成されるカレントミラー回路であり、電源電圧Vccから一定の電流をMOSトランジスタM31およびMOSトランジスタM32のソースへ出力している。
【0065】
上述した構成を有する増幅回路の動作について説明する。
【0066】
図5に示す増幅回路は、図1に示す増幅回路の端子A1および端子A2に増幅部2を縦続接続し、入力差動電圧viに応じた差動電圧voを端子V1と端子V2との間に発生させる電圧入出力型の差動増幅回路である。
差動電圧viに対する差動電圧voの利得は、増幅部2の相互コンダクタンスgmおよび式(7)から、次式のように表される。
【0067】
【数9】
vo/vi = gm×(Rf1+Rf2) ・・・(13)
【0068】
また図5において、増幅部3、抵抗R1、抵抗R2および抵抗R3は、出力の同相電圧を帰還させる回路を構成している。図1における同相電圧の帰還回路との違いは、同相電圧が所定の基準電圧Vrefと等しくなるように制御されることにある。
【0069】
MOSトランジスタM31およびMOSトランジスタM32のソースがともに定電流回路I31に接続されているので、MOSトランジスタM31のドレイン電流i31とMOSトランジスタM32のドレイン電流i32の和は、定電流回路I31の出力電流に等しくなる。また、MOSトランジスタM33とMOSトランジスタM34はカレントミラー回路を構成しているので、ドレイン電流i31とドレイン電流i32とが等しくなるように、MOSトランジスタM34のドレイン−ソース間抵抗が変化する。
【0070】
端子V+の電圧が端子V−の電圧より高くなると、MOSトランジスタM31のゲート−ソース間電圧が小さくなってドレイン電流i31が減少するとともに、ドレイン電流i32が増加する。MOSトランジスタM34のドレイン−ソース間抵抗はドレイン電流i31とドレイン電流i32が近づく方向に変化するために大きくなり、これによりMOSトランジスタM35のゲート電圧が上昇して、出力電流i3が増大する。
また逆に、端子V+の電圧が端子V−の電圧より低くなると、MOSトランジスタM31のゲート−ソース間電圧が大きくなってドレイン電流i31が増大するとともに、ドレイン電流i32が減少する。MOSトランジスタM34のドレイン−ソース間抵抗はドレイン電流i31とドレイン電流i32が近づく方向に変化するために小さくなり、これによりMOSトランジスタM35のゲート電圧が低下して、出力電流i3が減少する。
【0071】
したがって、抵抗R1と抵抗R2の接続中点から検出される同相電圧が基準電圧Vrefより小さい場合には、端子V+の電圧が端子V−の電圧より高くなるので出力電流i3が増大し、抵抗R3による電圧降下が増大して同相帰還端子CMの電圧が低下する。これにより、増幅部1aおよび増幅部1bの出力電圧が共に上昇して、同相電圧が大きくなる。
また逆に、抵抗R1と抵抗R2の接続中点から検出される同相電圧が基準電圧Vrefより大きい場合には、端子V+の電圧が端子V−の電圧より低くなるので出力電流i3が減少し、抵抗R3による電圧降下が減少して同相帰還端子CMの電圧が上昇する。これにより、増幅部1aおよび増幅部1bの出力電圧が共に低下して、同相電圧が小さくなる。
このような負帰還の制御が行われることによって、抵抗R1と抵抗R2の接続中点における同相電圧が、基準電圧Vrefと等しくなるように制御される。
【0072】
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態において説明した増幅回路の入力側に適当なトランスコンダクタンス増幅回路を接続させることによって、電圧入出力型の差動増幅回路を構成できる。これにより、電流のみならず電圧の入力信号も増幅させることができる。
加えて、入力側のトランスコンダクタンス増幅回路が十分に広帯域であれば、第1の実施形態における効果と同様に、開ループ利得や閉ループ利得を大きくさせながら周波数帯域を広くできる電圧入出力型の差動増幅回路を構成させることができる。
【0073】
また、本発明の第2の実施形態によれば、出力の同相電圧が所定の電圧と等しくなるように制御できる。これにより、増幅回路が出力する同相電圧を、出力に接続される他の回路のバイアスに合わせて任意に設定することができる。
【0074】
なお、本発明において使用されるトランジスタはMOSトランジスタに限定されるものではなく、例えばバイポーラトランジスタ等の他のトランジスタを適用させることも可能である。
【0075】
【発明の効果】
本発明の増幅回路によれば、開ループ利得を増やしても低域と高域の極が接近しないので、安定に負帰還させながら大きな開ループ利得を有ることができる。
また、低域の極を低い周波数域に移動させずに開ループ利得を増やしても安定に負帰還できるので、利得の周波数帯域を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増幅回路の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】増幅部1aおよび増幅部1bの構成を示す回路図である。
【図3】図1に示す増幅回路の同相信号に対する等価な2つの回路のうちの一方だけを示した図である。
【図4】図3の回路のブロック図である。
【図5】本発明に係る増幅回路の第2の実施形態を示す図である。
【図6】増幅部3の構成を示す回路図である。
【図7】従来の負帰還増幅回路の基本的な構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1a,1b,2,3…増幅部、Rf ,Rf1,Rf2,R1,R2,R3,Rs11,Rs12,Rs101…抵抗、C11,C12,C101,C102…キャパシタ、M11〜M13,M31〜M35,M101,M102…MOSトランジスタ、I11,I12,I31,I101,I102…定電流回路。

Claims (5)

  1. 第1の電流と第2の電流との差動電流に応じた差動電圧である第1の電圧と第2の電圧とを出力するための増幅回路であって、
    上記第2の電圧に応じた第1の帰還電流を出力する第1の電流帰還回路と、
    上記第1の電流と上記第1の帰還電流との第1の合成電流を入力し、当該第1の合成電流に応じた第3の電流を出力する第1の電流バッファ回路と、
    上記第3の電流に応じた上記第1の電圧を出力する第1の電圧出力回路と、
    上記第1の電圧に応じた第2の帰還電流を出力する第2の電流帰還回路と、
    上記第2の電流と上記第2の帰還電流との第2の合成電流を入力し、当該第2の合成電流に応じた第4の電流を出力する第2の電流バッファ回路と、
    上記第4の電流に応じた上記第2の電圧を出力する第2の電圧出力回路と、
    上記第1の電圧と上記第2の電圧との同相電圧に応じた同相電圧帰還信号を出力する同相電圧帰還回路と、
    上記同相電圧帰還信号に応じた第5の電流を上記第1の電流バッファ回路に供給する第1の電流供給回路と、
    上記同相電圧帰還信号に応じた第6の電流を上記第2の電流バッファ回路に供給する第2の電流供給回路と、
    を有する増幅回路。
  2. 上記第1の電圧出力回路は、上記第3の電流に応じた第3の電圧を発生する第1の負荷回路と、上記第3の電圧に応じた上記第1の電圧を出力する第1の電圧バッファ回路とを有し、
    上記第2の電圧出力回路は、上記第4の電流に応じた第4の電圧を発生する第2の負荷回路と、上記第4の電圧に応じた上記第2の電圧を出力する第2の電圧バッファ回路とを有する
    請求項1に記載の増幅回路。
  3. 上記第1及び第2の電流帰還回路はそれぞれ抵抗素子を有し、
    上記第1及び第2の電流バッファ回路はそれぞれ制御端子が固定電位に接続されたトランジスタを有し、
    上記第1及び第2の負荷回路はそれぞれ電流を供給する電流源を有し、
    上記第1及び第2の電圧バッファ回路はそれぞれソースフォロア又はエミッタフォロアを構成するトランジスタを有する
    請求項に記載の増幅回路。
  4. 上記同相電圧帰還回路は上記第1の電圧の供給端子と上記第2の電圧の供給端子との間に直列接続された抵抗素子を有し、
    上記第1及び第2の電流供給回路はそれぞれ制御端子に上記同相電圧帰還信号を入力するトランジスタを有する
    請求項1乃至3の何れかに記載の増幅回路。
  5. 入力信号に応じた差動電流を生成して上記第1及び第2の電流として供給する差動電流供給回路を有する請求項1乃至4の何れかに記載の増幅回路。
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