JP3658849B2 - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示素子に関する。特に画素電極が複数に分割された液晶表示素子に関する。また、本発明は、このような液晶表示素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとしている課題】
液晶表示装置において特に5インチ以上のアクティブマトリクス型の液晶表示装置においては、液晶パネルの広視野角技術は高性能表示のための必須技術になってきている。例えば、フラットパネルディスプレイ1994「大型への飛躍に必須の広視野角技術TFTの量産パネルに適用始まる」(1993年12年10日、日経BP社出版、P166)に見られるように、液晶パネルの広視野角技術としては様々な方法が試みられている。代表的なものとしては(1)ラビング処理等の工夫により液晶配向を制御する方法、(2)制御コンデンサを用いて液晶分子に印加される電圧を制御する方法などが挙げられる。
【0003】
上記(1)の方法は、同一方向に揃っている液晶分子の向きを全方向に均一化する方法であるが、しかしこの方法には、工程が複雑になる・再現性が良くない等の様々な問題がある。
【0004】
一方、上記(2)の手法としては、例えば特開平4−348323、特開平5−107556、特開平3−122621等の従来技術が知られている。しかしながらこれらの従来技術には制御コンデンサ(制御電極)、付加コンデンサを形成するために、特別な電極工程、誘電体膜(絶縁層)形成工程等を付加する必要があり、工程が長くなる等の問題点があった。
【0005】
同様に上記(2)の手法として、例えば特開平6−102537、特開平5−341318、特開平6−95144、特開平5−289108等の従来技術が知られている。これらの従来技術では、ゲート絶縁膜、遮光層上の誘電体膜等を用いて制御コンデンサを形成されている。これらのゲート絶縁膜、誘電体膜では、ピンホール形成による画素欠陥、線欠陥の防止のために、絶縁膜を2層にするかもしくは膜厚を増加する必要がある。このため制御コンデンサ電極の単位面積当たりの容量が小さくなる。単位面積当たりの容量が小さいと、必要とされる容量を得るためには、制御コンデンサの形成面積を大きくする必要があり、これにより液晶パネルの開口率(光透過特性)等が悪化する。また制御コンデンサの形成面積が大きいと、欠陥等も生じやすくなる。
【0006】
本発明では以上述べた技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易なプロセスで液晶パネルの視覚特性を改善できる液晶表示素子及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極を有する薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続され、対向電極との間に封入される液晶層を駆動する画素電極と、を少なくとも含む液晶表示素子であって、前記薄膜トランジスタの上方に形成される当該薄膜トランジスタのソース電極と、前記ソース電極の延長上に形成される第1の制御コンデンサ電極と、前記ソース電極および第1の制御コンデンサ電極と分離して島状に形成された第2の制御コンデンサ電極と、前記薄膜トランジスタ、前記ソース電極ならびに前記第1および第2の制御コンデンサ電極上に形成される保護絶縁膜と、前記保護絶縁膜上に前記画素電極を分割し形成された第1〜第N(Nは4以上の整数)の副画素電極と、を有し
前記第1の副画素電極前記薄膜トランジスタのソース電極と接続され、かつ前記保護絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第2の制御コンデンサ電極と接続されてなり、
前記第2の副画素電極は前記第1の制御コンデンサ電極の上方に形成され、前記第3〜第Nの副画素電極は前記第2の制御コンデンサ電極の上方に形成され、
前記第2の副画素電極と前記第1の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第1の制御コンデンサと、前記第3〜第Nの副画素電極と前記第2の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第2〜第(N−1)の制御コンデンサとを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、ゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極を有する薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続され、対向電極との間に封入される液晶層を駆動する画素電極と、を少なくとも含む液晶表示素子の製造方法であって、
(A)前記薄膜トランジスタのドレイン電極およびソース電極と、前記ソース電極の延長上に形成される第1の制御コンデンサ電極と、前記第1の制御コンデンサ電極と分離して島状に形成された第2の制御コンデンサ電極を形成する工程と、
(B)前記薄膜トランジスタ、前記ソース電極ならびに前記第1および第2の制御コンデンサ電極上に保護絶縁膜を形成する工程と、
(C)前記保護絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、
(D)前記画素電極が分割して形成された第1〜第N(Nは4以上の整数)の副画素電極を前記保護絶縁膜上に形成する工程と、を含み、
前記工程(A)〜(D)により、前記第1の副画素電極は前記薄膜トランジスタのソース電極と接続され、かつ前記保護絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第2の制御コンデンサ電極と接続されてなり、前記第2の副画素電極は前記第1の制御コンデンサ電極の上方に形成され、第3〜第Nの副画素電極は前記第2の制御コンデンサ電極の上方に形成され、前記第2の副画素電極と前記第1の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第1の制御コンデンサと、前記第3〜第Nの副画素電極と前記第2の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第2〜第(N−1)の制御コンデンサが形成されることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、第Nの副画素電極と第1および第2の制御コンデンサ電極との間に第(N−1)の制御コンデンサが形成される。制御コンデンサの面積を変化させることにより、第1〜第(N−1)の副画素電極に印加させる電圧と第Nの副画素電極にかかる印加電圧を変化させることができる。これにより第Nと第1〜第(N−1)の副画素電極領域にある液晶層の視覚特性を異ならすことができる。この結果、これらの視覚特性の異なる領域がお互いに補完しあうことによって、1画素全体の視覚特性を向上できる。また本発明は、保護絶縁膜を誘電体として第1〜第(N−1)の制御コンデンサが形成される。そしてゲート絶縁膜を誘電体として利用する場合に比較して、保護絶縁膜を誘電体とする場合にはこの保護絶縁膜を薄くすることが可能になるので、単位面積当たりの制御コンデンサ容量を大きくすることが可能になる。この結果、制御コンデンサ面積を小さくすることが可能になる。その結果、開口率の向上が可能になる。
【0015】
また前記第2の制御コンデンサ電極と第1の副画素電極を、保護絶縁膜にコンタクトホールを形成し接続する。これにより各副画素電極上の液晶層の視覚特性を異ならすことが可能である。
【0017】
この場合、第1および第2の制御コンデンサ電極を前記ソース電極と同一材料で形成する。この場合、第1および第2の制御コンデンサ電極を前記ソース電極を同一工程で形成する。これにより制御コンデンサ電極形成のための新たな工程を追加する必要が無く、製造コストの低減、信頼性の向上につながる。
【0019】
また本発明では、前記保護絶縁膜の単位面積当たりの容量を、前記薄膜トランジスタのゲート電極上方に設けられたゲート絶縁膜の単位面積当たりの容量より大きくすることが望ましい。これは保護絶縁膜の膜厚がゲート絶縁膜の膜厚より小さくすれば容易に成り立つ。これにより制御コンデンサ電極を小さくすることが可能になり、開口率の向上を図れる。
【0020】
また本発明では、前記第1および第2の制御コンデンサ電極を遮光層となるブラックマトリクスの一部としても良い。制御コンデンサ電極が遮光層の材料で構成される場合にはこれを前記ブラックマトリクスの一部にして、光漏れを防止しコントラストを防止する。また制御コンデンサ電極が透過性の透明導電膜で形成される場合にも透明導電膜上の液晶層の電界を変化させ、光漏れを防止しコントラストを向上できる。
【0021】
また本発明では、前記第1および第2の制御コンデンサ電極と同一層に形成される配線電極との距離を離して、かつ副画素電極の隙間の一部を覆うように前記制御コンデンサ電極を形成しても良い。このようにすれば、開口率の向上を図れると共に、ゴミの付着を原因とする製造不良の発生等を防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
1.第1の参考例
図1は第1の参考例の平面的構成を示す図であり、図2は図1のA−B断面を示す図である。
【0023】
図1、図2に示すように、この液晶表示素子は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと呼ぶ)56と、第1、第2の副画素電極10、12に分割された画素電極とを含み、この画素電極により、対向電極66との間に封入される液晶層76を駆動する。TFT56は、少なくともゲート電極51、ソース電極53、ドレイン電極55、真性シリコン膜70、n型シリコン膜72、73を含む。また必要ならばエッチングストッパ層74を含む。第1の副画素電極10は、コンタクトホール54を介してソース電極53に接続される。複数のこれらの走査線50、信号線52をマトリクス状に交差して配置すると共に、交差位置にTFTを配置することで、液晶パネルが構成される。
【0024】
図2に示すように、ソース電極53等の保護膜となる保護絶縁膜60の下方には第1の制御コンデンサ電極20が設けられている。本参考例では、この第1の制御コンデンサ電極20をソース電極53の延長上に形成している。従って、第1の制御コンデンサ電極20の形成のための新たな工程を付加する必要がなく、この結果、製造工程の煩雑さの防止・製造コストの低減を図れる。但し、延長上に形成される制御コンデンサ電極20をソース電極53と異なる材料により形成し、さらに前記ソース電極53と接続することも可能である。
【0025】
保護絶縁膜60を誘電体とし、第2の副画素電極12を上部電極、第1の制御コンデンサ20を下部電極として制御コンデンサ(制御容量)C1が形成される。一方、第1の副画素電極10と対向電極66とにより、液晶層76を誘電体とした液晶コンデンサCLC1が形成され、第2の副画素電極12と対向電極66とにより、液晶コンデンサCLC2が形成される。
【0026】
図3に、本参考例の等価回路図を示す。TFT56のソース電極である端子Eには液晶コンデンサCLC1が接続される。さらに端子Eには、制御コンデンサC1及び液晶コンデンサCLC2が直列接続される。走査線50が選択されTFT56がオンした場合の端子Eの電圧をVEとした場合、CLC1にはこのVEがそのまま印加される。一方、端子Fの電圧は、C1、CLC2により容量分割されるため、CLC2にはVF=VE×C1/(C1+CLC2)の電圧が印加される。このようにCLC1に印加される電圧VEと、CLC2に印加されるVFを異ならさせることで、CLC1、CLC2の領域にある液晶の光透過率を異ならすことが可能になる。これによりこれらの液晶層の視覚特性を異ならせることができ、これらの異なる視覚特性が互いに補間し合うことで、1画素全体(あるいは液晶パネル全体)の視角特性を向上できる。
【0027】
参考例の特徴は、まず保護絶縁膜60を誘電体として制御コンデンサC1を形成した点にある。これに対して特開平6−102537等の従来例として、図4に平面的構成を示す。また図5に図4のA−B断面図を示す。この時、従来例ではゲート絶縁膜49を誘電体として制御コンデンサC41を形成している。通常ゲート絶縁膜は基本的にピンホールの形成による画素欠陥の防止のために厚くする必要がある。絶縁膜の膜厚が増加すると、単位面積当たりの容量が小さくなるため制御コンデンサ電極420の面積(第2副画素電極12との重なり面積)を大きくする必要性が生じ、これにより開口率等が悪化する。これに対し、本参考例では保護絶縁膜60を誘電体として使用している。従って、単位面積当たりの容量を大きくすることが可能になり、制御コンデンサ電極20の面積を小さくできる。保護絶縁膜の目的は液晶層からの水分等の進入を防ぐ等であり、ゲート絶縁膜の様にピンホールの防止のために厚くする必要が無いためである。
【0028】
次に、図6(A)〜(E)に本参考例の製造プロセスを説明するための工程断面図について示す。まずガラス基板(例えば、無アルカリ基板もしくは下地絶縁膜付き無アルカリ基板)68上に、スパッタリング及びフォトエッチングによって、例えば500〜2000オングストローム程度の厚さのCr(クロム)、Ta(タンタル)、Al(アルミニウム)、Mo(モリブデン)、Ti(チタニウム)もしくはこれらの合金等からなるゲート電極51を形成する(図6(A))。
【0029】
次に例えばプラズマCVD法、熱CVD法等により、シリコン窒化膜SiNxを材料とするゲート絶縁膜49、真性シリコン膜70、n型シリコン膜71を連続的に形成し、フォトエッチングにより70、71をアイランド化する(図6(B))。この場合、ゲート絶縁膜49、真性シリコン膜70、n型シリコン膜71の厚さは、各々、例えば2000〜4000オングストローム、500〜3000オングストローム、200〜500オングストローム程度になる。またゲート絶縁膜49は、シリコン窒化膜SiNxの下に例えば500〜1500オングストローム程度の厚さのシリコン酸化膜SiOxを設けても良いし、TaもしくはAlもしくはこれらの合金等の熱もしくは陽極酸化膜からなる、TaOxやAlOxを500〜2000オングストローム設ける構成にしても良い。またこれらの酸化膜を設ける場合にはシリコン窒化膜を1000〜4000オングストロームにしても良い。
【0030】
次に、例えばCr、Ta、Al、Mo、Tiもしくはこれらの合金等からなる1000〜2000オングストローム程度のソース電極53、ドレイン電極55、制御コンデンサ電極20を、スパッタリング及びフォトエッチングで形成し、更にn型シリコン膜72、73を分離しソース・ドレイン分離を行う。(図6(C))。このように本参考例ではソース電極53等と、制御コンデンサ電極20とを同一材料で形成している。従って制御コンデンサを生成するための新たの製造工程を追加する必要がなく、低コスト化が図れる。なおソース・ドレインの分離領域にエッチストッパー(ES)を設ける手法を採用しても良い。
【0031】
次にソース電極53等の保護膜となる保護絶縁膜60を形成する(図6(D))。この保護絶縁膜60は、例えば500〜3000オングストローム程度、望ましくは水分吸着効果の上昇のために1000〜3000オングストローム、望ましくはコスト削減のために1000〜2000オングストロームのシリコン窒化膜SiNx、もしくはAl、Taもしくはこれらの合金のスパッタ膜、さらにはAl、Taもしくはこれらの合金の陽極酸化膜等で形成される。このように保護絶縁膜60の膜厚は、ゲート絶縁膜46よりも薄くすることが可能なために、制御コンデンサC1(図2参照)の単位面積当たりの容量を大きくでき、これにより開口率の向上を図れる。
【0032】
次にコンタクトホール54を、例えば制御コンデンサ電極20とソース電極53との間、もしくは制御コンデンサ電極20の延長上に開口し、例えばITO(酸化インジウム膜)等からなる500〜2000オングストローム程度、望ましくは低コスト化のために500オングストローム程度の厚さの第1、第2の副画素電極10、12を、スパッタリング及びフォトエッチング法にて形成する(図6(E))。その後、図2に示すように、配向膜62を形成する。そして、このように形成されたTFT側基板と、ガラス基板69、対向電極66、配向膜64等からなる対向基板とで、液晶層76を封入し、液晶パネルを完成する。
【0033】
参考例によれば、制御コンデンサ電極20を、遮光層となるブラックマトリクスの一部とすることができる。図7には本参考例の制御コンデンサ電極と、ブラックマトリクスとの関係について示す。図7(A)では、例えば対向基板に設けられたブラックマトリクス17と、制御コンデンサ電極20とにより、光漏れを防止し、コントラストの向上を図っている。本参考例によれば、上記したように単位面積当たりの制御コンデンサの容量を大きくできるため、第2の副画素電極12と制御コンデンサ電極20とのオーバラップを小さくできる。従ってこの場合においても、本参考例によれば開口率等の向上が図れる。なお、図7(B)に示すように、制御コンデンサ電極20を完全に覆うようにブラックマトリクス18を設けても良いし、ブラックマトリクスをTFT基板側に設ける構成にしても構わない。
【0034】
また本参考例によれば、単位面積当たりの制御コンデンサの容量を大きくでき、制御コンデンサ電極20の面積を小さくできる。図8には本参考例の信号線と制御コンデンサ電極との関係を示す。本参考例では、第2の副画素電極12に接続する制御コンデンサ電極20の面積を小さくすることが可能になる。そしてこのように構成すると、図8のCに示す距離、即ち制御コンデンサ電極20と信号線52との間の距離を離すことが可能になる。制御コンデンサ電極20はソース電極53の延長上に構成され、信号線52と同じ材料で形成されている。従って、本参考例は、例えば従来例の特開平5−289108のように、ゲート電極を制御コンデンサ電極に使用する例と比べても、電極と配線間の距離が広いため、ゴミの付着等を原因とした製造不良を著しく減少できる。即ち、本参考例によれば制御コンデンサ電極20の面積を小さくできるため、距離Cを大きくでき、ゴミ等の付着を原因とする製造不良を低減できる。これに対し、図4の様にゲート金属を制御コンデンサ電極に用いた場合には制御コンデンサ電極と走査線50との距離Dが極めて近いために上記のような製造不良は問題になる。
【0035】
2.第2の参考例
図9は、第2の参考例の平面的構成を示す図であり、図10は、図9のA−B断面を示す図である。
【0036】
第1の参考例と異なるのは、制御コンデンサ電極20に透明電極として例えばITO膜を500〜2000オングストローム使用している点にある。従って、本参考例では第1の参考例に比べて開口率が増加する利点がある。
【0037】
また本参考例において、制御コンデンサ電極20上では対向電極66との間に液晶層76と保護絶縁膜層60が形成されている。従って、制御コンデンサ電極20上には液晶層76及び保護絶縁膜層60を誘電体とした、CLC3及びC2が形成される。これにより第2の参考例の等価回路としては図11に示すようになる。本参考例ではたとえCLC2=CLC3になるように設定しても、C1≠C2にする事が可能であるため、TFT56がオンした場合の端子Eの電圧をVEとすると、このVEと端子Fの電圧VF、端子Gの電圧VGを異ならすことが可能になる。これにより、CLC1、CLC2、CLC3の領域にある液晶層の光透過率を異ならすことができ、これらの液晶層の視覚特性を異ならすことが可能になる。そして、これらの異なる視覚特性が互いに補間し合うことによって、1画素全体(あるいは液晶パネル全体)の視覚特性を第1の参考例に比べて更に向上できる。また、透過電極があることにより光透過率が下がっても本参考例では、第1の参考例と同様に制御コンデンサ電極を小さくすることが可能で、1画素全体の光透過率を向上することができる。このように本参考例では、第1の参考例と同様に制御コンデンサ容量を小さくし、開口率の向上を行い1画素全体の光透過率の向上を行うとともに、さらに視角特性の向上も可能になる。
【0038】
また、本参考例においても、例えばブラックマトリクスの一部として制御コンデンサ電極20もしくはその一部を持ってくること、また光漏れの防止のための電極として使用し、コントラストの向上をはかることも可能である。
【0039】
3.第3の参考例
図12は第3の参考例の平面的構成について示しており、図13は、図12のA−B断面を示す図である。
【0040】
第1、第2の参考例と異なるのは、制御コンデンサ電極20に新たに第3の副画素電極15が設けられ、制御コンデンサC4が形成される点である。これにより、この参考例における等価回路は図14に示すようになる。この時、制御コンデンサ電極と副画素電極間のオーバラップ面積を変化させることによって、制御コンデンサC1及び制御コンデンサC4の値を変化させ、端子Eの電圧VEと端子Fの電圧VFと端子Iの電圧VIを異ならすことができる。これによりCLC1、CLC2、CLC5の領域にある液晶層の光透過率を異ならすことができ、これらの液晶層の視角特性を異ならすことができる。そして、これらの異なる視覚特性がお互いに補間しあうことで、1画素全体あるいは液晶パネル全体の視角特性を第1、第2の参考例に比べてさらに向上できる。
【0041】
この図12、13、14には画素電極を3分割する場合の例が示されるが、4分割以上にすることも可能である。即ち、本参考例によれば、画素電極を第1〜第N(Nは2以上の整数)の副画素電極に分割し、第1〜第(K−1)(Kは整数で、1<K≦N)の制御コンデンサ電極を設けることができる。そしてこれら第1〜第(K−1)の制御コンデンサ電極と第1〜第Nの副画素電極間に、第1〜第(M−1)の制御コンデンサを保護絶縁膜を介して形成することができる。そしてこの第1〜第(M−1)の制御コンデンサの面積、もしくは第1〜第Nの副画素の面積を変化させることにより、第1〜第Nの各副画素電極上の液晶層にかかる電圧を変化させ視角特性の向上が可能になる。
【0042】
また、本参考例では第1の参考例と同様制御コンデンサ電極の面積を小さくできるので、このように画素を多数に分割しても開口率が、従来技術に比べてそれほど悪化しない、従って本実施例によれば、開口率をそれほど悪化させずに、画素電極を多数に分割することでさらなる視覚特性の向上を図ることができる。
【0043】
なお第3の参考例においても、当然に、制御コンデンサ電極20を図7(A)、(B)に示すようにブラックマトリクスの一部としたり、さらに図8のCに示すように制御コンデンサ20の面積を小さくすることによってCの距離を信号線52から離すことが可能である。
【0044】
4.第1の実施例
図15は第1の実施例の平面的構成を示す図であり、図16は、図15のA−
B断面を示す図である。
【0045】
第1の参考例、第2の参考例、第3の参考例と異なるのは、第1の副画素電極10上に、第2の制御コンデンサ電極22、第3の副画素電極14が設けられ、制御コンデンサC3が形成される点である。また第2の制御コンデンサ電極22上にコンタクトホール55を設け、第1の副画素電極10との間で導通を取る。これによって第4の実施例の等価回路は図17に示すようになる。そして端子電圧Eの電圧をVEとすると、例えば、このVEと、端子Fの電圧VF、端子Hの電圧VHを異ならすことができる。これによりCLC1、CLC2、CLC4の領域にある液晶層の光透過率を異ならすことができ、これらの液晶層の視覚特性を異ならすことができる。そして、これらの異なる視覚特性が互いに補完し合うことによって、1画素全体(あるいは液晶パネル全体)の視覚特性を第1の参考例に比べて更に向上できる。
【0046】
もちろん、コンタクトホール55を第3の副画素電極14と第2の制御コンデンサ電極22の間に設けることも本実施例では十分可能である。この場合、制御コンデンサC3は第1の副画素電極10と制御コンデンサ電極22との間に設けられる。さらにコンタクトホール55を使用せずに副画素電極14、10下部に第2の制御コンデンサ電極22を形成することも可能である。
【0047】
ここで図15、16、17には画素電極を3分割にする場合の例が示されているが、4分割以上にすることも可能である。すなわち本実施例によれば、前記副画素電極14上にさらに制御コンデンサ電極23さらに副画素電極16を形成し、制御コンデンサとコンタクトホールを形成することが可能である。
【0048】
さらに本実施例では制御コンデンサ電極の面積を小さくできるため、このように画素電極を多層に分割しても開口率が、従来技術に比べてもそれほど悪化しない。従って本実施例によれば、開口率等をそれほど悪化させずに、画素電極を多数に分割することで更なる視覚特性の向上を図ることが可能となる。
【0049】
さらに本実施例は先の図12、13、14による分割の手段とは独立であるため、第2の制御コンデンサ電極22と第2の副画素電極12上を、コンタクトホール55を介して接続し、第2の制御コンデンサ電極22と第3の副画素電極14との間に制御コンデンサC3を設けることも可能である。この時には第2の副画素電極上の電圧と第3の副画素電極上の電圧が違うため、更に副画素間の視角特性を異ならすことが可能になる。
【0050】
さらに本実施例では制御コンデンサ電極をお互いに接続することも可能である。図18は本実施例の別の平面的構成を示す図である。本構成では制御コンデンサ電極22、24をお互いに接続し、第1の副画素電極10とコンタクトホール55を介して接続することによりコンタクトホールの削減し、第1の参考例よりさらに視角特性の向上を行いながら、開口率の向上と製造不良の防止が可能になる。
【0051】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形形態が可能である。
【0052】
例えば薄膜トランジスタの構造は上記実施例で説明したものとは限らず、アモルファス(非晶質)シリコン薄膜トランジスタにおけるすべての逆スタガー構造、あるいは正スタガー構造、多結晶シリコン薄膜トランジスタにおけるプレーナ、正スタガー構造等、種々のものを採用できる。
【0053】
また液晶表示素子の製造プロセスも上記実施例で説明したものに限らず、陽極酸化を用いる等の種々の方法を採用可能である。
【0054】
またカラーフィルタ、ブラックマトリクス等をTFT基板に形成する構成も本発明の範囲に含まれる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、視角特性の向上を図りながらも、製造プロセスを容易にでき、また開口率の向上を図ることが可能になる。これにより、高性能で低コストの液晶表示素子を提供できる。またゴミの付着等を原因とする製造不良の発生等を防止でき、信頼性、歩留まりの向上等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の参考例の平面的構成を示す図である。
【図2】 図1のA−B断面を示す図である。
【図3】 第1の参考例の等価回路図である。
【図4】 従来例の平面的構成を示す図である。
【図5】 図4のA−B断面を示す図である。
【図6】 図6(A)〜(E)は、第1の参考例の製造プロセスを説明するための工程断面図である。
【図7】 第1の参考例の制御コンデンサ電極とブラックマトリクスの関係について示す図である。
【図8】 第1の参考例の信号線と制御コンデンサ電極の関係を示す図である。
【図9】 第2の参考例の平面的構成を示す図である。
【図10】 図9のA−B断面を示す図である。
【図11】 第2の参考例の等価回路図である。
【図12】 第3の参考例の平面的構成を示す図である。
【図13】 図12のA−B断面を示す図である。
【図14】 第3の参考例の等価回路図である。
【図15】 第1の実施例の平面的構成を示す図である。
【図16】 図15のA−B断面を示す図である。
【図17】 第1の実施例の等価回路図である。
【図18】 第1の実施例の別の平面的構成を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の副画素電極
12 第2の副画素電極
15 第3の参考例における第3の副画素電極
14 第1の実施例における第3の副画素電極
16 第1の実施例における第4の副画素電極
20 第1の制御コンデンサ電極
22 第2の制御コンデンサ電極
23 第3の制御コンデンサ電極
24 第1の実施例の別の例における第3の制御コンデンサ電極
420 従来例における制御コンデンサ電極
49 ゲート絶縁膜
50 走査線
51 ゲート電極
52 信号線
53 ソース電極
54 第1の副画素電極10とソース電極53との間のコンタクトホール
55 第1の副画素電極10と第2の制御コンデンサ電極22との間のコンタクトホール
56 TFT
57 ドレイン電極
60 保護絶縁膜
62、64 配向膜
66 対向電極
68、69 ガラス基板
70 真性シリコン膜
71、72、73 n型シリコン膜
76 液晶層

Claims (5)

  1. ゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極を有する薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続され、対向電極との間に封入される液晶層を駆動する画素電極と、を少なくとも含む液晶表示素子であって、前記薄膜トランジスタの上方に形成される当該薄膜トランジスタのソース電極と、前記ソース電極の延長上に形成される第1の制御コンデンサ電極と、前記ソース電極および第1の制御コンデンサ電極と分離して島状に形成された第2の制御コンデンサ電極と、前記薄膜トランジスタ、前記ソース電極ならびに前記第1および第2の制御コンデンサ電極上に形成される保護絶縁膜と、前記保護絶縁膜上に前記画素電極を分割し形成された第1〜第N(Nは4以上の整数)の副画素電極と、を有し
    前記第1の副画素電極前記薄膜トランジスタのソース電極と接続され、かつ前記保護絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第2の制御コンデンサ電極と接続されてなり、
    前記第2の副画素電極は前記第1の制御コンデンサ電極の上方に形成され、前記第3〜第Nの副画素電極は前記第2の制御コンデンサ電極の上方に形成され、
    前記第2の副画素電極と前記第1の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第1の制御コンデンサと、前記第3〜第Nの副画素電極と前記第2の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第2〜第(N−1)の制御コンデンサとを有することを特徴とする液晶表示素子。
  2. 請求項1に記載の液晶表示素子において、前記保護絶縁膜の単位面積当たりの容量が、前記ゲート絶縁膜の単位面積当たりの容量よりも大きいことを特徴とする液晶表示素子。
  3. 請求項1または2に記載の液晶表示素子において、前記第1または第2の制御コンデンサ電極の少なくとも一部が、遮光層となるブラックマトリクスの一部になることを特徴とする液晶表示素子。
  4. ゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極を有する薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続され、対向電極との間に封入される液晶層を駆動する画素電極と、を少なくとも含む液晶表示素子の製造方法であって、
    (A)前記薄膜トランジスタのドレイン電極およびソース電極と、前記ソース電極の延長上に形成される第1の制御コンデンサ電極と、前記第1の制御コンデンサ電極と分離して島状に形成された第2の制御コンデンサ電極を形成する工程と、
    (B)前記薄膜トランジスタ、前記ソース電極ならびに前記第1および第2の制御コンデンサ電極上に保護絶縁膜を形成する工程と、
    (C)前記保護絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、
    (D)前記画素電極が分割して形成された第1〜第N(Nは4以上の整数)の副画素電極を前記保護絶縁膜上に形成する工程と、を含み、
    前記工程(A)〜(D)により、前記第1の副画素電極は前記薄膜トランジスタのソース電極と接続され、かつ前記保護絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記第2の制御コンデンサ電極と接続されてなり、前記第2の副画素電極は前記第1の制御コンデンサ電極の上方に形成され、第3〜第Nの副画素電極は前記第2の制御コンデンサ電極の上方に形成され、前記第2の副画素電極と前記第1の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第1の制御コンデンサと、前記第3〜第Nの副画素電極と前記第2の制御コンデンサ電極との間に前記保護絶縁膜を介して形成される第2〜第(N−1)の制御コンデンサが形成されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  5. 請求項4に記載の液晶表示素子の製造方法において、前記工程(B)において、前記保護絶縁膜の単位面積当たりの容量が、前記薄膜トランジスタのゲート電極の上方に形成されるゲート絶縁膜の単位面積当たりの容量より大きくなるように形成する事を特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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