JP3651767B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリセルから読み出されたデータと基準レベルとを比較して増幅することによりデータの読み出しを行う例えばマスクROM,EPROM、フラッシュメモリおよび強誘電体メモリなどの半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の半導体記憶装置は、設定した基準電圧レベルとメモリセルからのデータ電圧レベルを比較して増幅することでメモリデータを読み出すものであり、この半導体記憶装置の一般的な構成例を図6に示している。
【0003】
図6は、従来の半導体記憶装置の回路構成例を示すブロック図である。図6において、半導体記憶装置100は、複数のメモリセルMCを持つメモリセルアレイ110と、アドレス信号により選択されたワード線Wに信号を出力するロウデコーダ120と、アドレス信号により選択されたカラム選択信号線Baに信号出力することによってビット線を選択するカラムデコーダ130とを有している。
【0004】
メモリセルアレイ110は、MOSトランジスタからなるメモリセルMCが行方向および列方向にそれぞれn個づつ、マトリクス状に2次元配列されて構成されている。同一行のn個のメモリセルMCのコントロールゲートGが共通接続されて各ワード線W(W0・・Wn)を構成している。つまり、0番目の行方向のメモリセルMC000,・・,MC0n0〜n番目の行方向のメモリセルMC00n,・・,MC0nnはそれぞれ各行方向毎に一括して、メモリセルMCのコントロールゲートGがワード線W0,・・・,Wnにそれぞれ接続されている。また、同一列のn個のメモリセルMCのドレインDが共通接続されてビット線B00・・B0nを構成している。さらに、マトリクスを構成する列方向毎の全てのメモリセルMCのソースSも共通接続されて接地されている。
【0005】
ロウデコーダ120は、その各出力端がそれぞれメモリセルアレイ110の各ワード線W0・・Wnにそれぞれ接続され、入力アドレス信号の行選択信号値に応じて、所定のワード線Wにワード線選択信号を出力するものである。
【0006】
カラムデコーダ130は、アドレス信号が入力されるカラムプリデコーダ131と、カラムプリデコーダ131からのカラム選択信号によってオンする各スイッチ回路を構成するスイッチトランジスタS00,・・S0nとを有している。
【0007】
カラムプリデコーダ131は、メモリセルアレイ110に対するデータ読み出し時に、入力アドレス信号の列選択信号値に応じてデコードしたカラム選択信号をカラム選択信号線Ba0,・・Banの何れかに出力するようになっている。
【0008】
スイッチトランジスタS00,・・S0nはそれぞれ、メモリセルアレイ110の出力ビット線B00,・・B0nにそれぞれ介装されており、カラムプリデコーダ131からのカラム選択信号をゲートで受け、これによって選択されたビット線B00,・・B0nの何れかを出力側に接続するものである。
【0009】
また、半導体記憶装置100は、リファレンスビット線BBrの抵抗値を調整するためのスイッチ回路140と、基準電圧レベルを設定可能とするリファレンス回路150と、設定した基準電圧レベルとメモリセルMCからのデータ電圧レベルとを比較して増幅することによりメモリデータを出力可能とするセンスブロック160と、センスブロック160の出力を外部出力する出力回路170とを有している。
【0010】
スイッチ回路140は、スイッチトランジスタSrefで構成されており、メモリビット線B(BB0、B00,・・,B0n)とリファレンスビット線BBrとの抵抗値が等しくなるようにスイッチトランジスタSrefのオン抵抗が制御されるようになっている。つまり、そのスイッチトランジスタSrefのゲートにはカラム選択信号線Ba0、・・Banへのアクティブ電圧と同電圧値を入力することによって、カラムデコーダ130内の選択されたスイッチトランジスタS00、・・S0nの各オン抵抗値とスイッチトランジスタSrefのオン抵抗値とを等しくするようにしている。
【0011】
リファレンス回路150は、読み出し制御信号が入力されるWref制御回路151と、コントロールゲートGがワード線Wrefに接続され、ドレインDがリファレンスビット線BBrに接続され、ソースが接地されているリファレンスセルTrefとを有している。
【0012】
センスブロック160は、メモリビット線BB0にスイッチ161を介して接続されるプリチャージ回路162と、メモリビット線BB0に接続されるバイアス回路Bias0と、リファレンスビット線BBrにスイッチ163を介して接続されるプリチャージ回路164と、リファレンスビット線BBrに接続されるバイアス回路Biasrと、バイアス回路Bias0の出力端が一方入力端B0に接続されると共に、バイアス回路Biasrの出力端が他方入力端Brに接続されるセンスアンプSAとを有しており、センスアンプSAは、データ読み出し時に、メモリビット線BB0のデータ電圧をセンスし、それを増幅して外部にデータ出力するようになっている。
【0013】
プリチャージ回路162は、スイッチトランジスタS00〜S0nによって選択されたビット線の浮遊容量(または寄生容量)を高速に充電させるためにプリチャージ動作をし、充電が完了したらスイッチ161をオフしてプリチャージ動作を止めるようになっている。なお、プリチャージ回路164の構成はプリチャージ回路162の場合と同様である。
【0014】
バイアス回路Bias0は、フイードバック回路165、トランジスタT1および基準抵抗Rを有している。フイードバック回路165は、図7に示すように、基準抵抗rとトランジスタtとの直列回路で構成されており、基準抵抗rとトランジスタtとの接続点がトランジスタT1のゲートに接続され、トランジスタtのゲートはメモリビット線BB0に接続されている。なお、フィードバック回路165は、別の構成によっても実現することができ、図7に示すものに限定されないことは言うまでもないことである。また、バイアス回路Biasrの構成はフイードバック回路165、トランジスタT2および基準抵抗Rを有しており、バイアス回路Bias0の場合と同様である。
【0015】
出力回路170は、出力制御回路171および一時データ保持用の出力バファ172とを有しており、センスアンプSAからの出力を順次外部出力するようになっている。
【0016】
上記構成により、以下その動作を説明する。まず、アドレス信号がロウデコーダ120に入力されると、そのアドレス信号のアドレス情報に基づいて、選択された一行のメモリセルMCのコントロールゲートGに対して信号出力される。また、カラムプリデコーダ131にもアドレス信号が入力されており、そのアドレス信号のアドレス情報に基づいて、カラムプリデコーダ131からカラム選択信号がカラム選択信号線Ba0・・Banの何れかに出力されてスイッチトランジスタS00,・・S0nの各ゲートの何れかに出力されることにより、スイッチトランジスタS00,・・S0nの何れかを介してビット線B00,・・B0nの何れかが導通状態となる。
【0017】
このようにして、入力されたアドレス情報に応じて、ワード線Wおよびカラム選択信号線Baに所望の電圧が印加され、メモリセルアレイ110内の、メモリセルMC000,・・・MC0nnの中から任意の1つのメモリセルMCが選択される。アドレス情報によって選択されたメモリセルMCの閾値電圧に基づいて出力ビット線BB0に電圧が現れる。
【0018】
即ち、アドレス情報によって選択されたメモリセルMCの閾値電圧が、ワード線Wに印加される所望の電圧値よりも高く設定されている場合、選択された例えばメモリセルMC000(MOSトランジスタ)は導通しない。このため、プリチャージ回路162からの充電電流は、選択された例えばスイッチトランジスタS00を介して接続されたメモリセルMC000で遮断されているため、出力ビット線BB0の電圧はハイレベルに保たれる。その結果、フィードバック回路165のトランジスタt(図7)が導通して出力端子a’の電圧がロウレべルになり、転送ゲート用NチャネルトランジスタT1が高抵抗状態(オフ)となる。したがって、選択されたメモリセルMCの闘値電圧がワード線Wの電圧よりも高く設定されている場合には、センスアンプSAの一方入力端B0の電圧は、抵抗Rを介して印加されてハイレベルとなる。
【0019】
また、アドレス情報によって選択されたメモリセルMCの閾値電圧が、ワード線Wに印加される所望の電圧よりも低く設定されている場合、選択された例えばメモリセルMC000(MOSトランジスタ)は導通する。このため、出力ビット線BB0の電圧は、メモリセルMC000を介して充電電流が流れることによりロウレべルに保たれる。その結果、フィードバック回路165のトランジスタt(図7)が導通せず、その出カ端子aの電圧はハイレベルになり、転送ゲート用NチャネルトランジスタT1が低抵抗状態(オン)となる。したがって、選択されたメモリセルMCの闘値電圧がワード線Wの電圧よりも低く設定されている場合には、センスアンプSAの一方入力端B0の電圧はロウレベルとなる。
【0020】
次に、センスアンプSAの他方入力端Brに入力される基準電圧について説明する。外部からWref制御回路151に読み出し制御記号を入力すると、Wref制御回路151から、リファレンスセルTrefのゲートに接続されているワード線Wrefに、メモリセルアレイ110におけるメモリセルMCのゲートに印加されるのと同一の電圧が印加される。これによりリファレンスセルTrefの闘値電圧を適切に設定すると共にプリチャージ回路164およびバイアス回路Biasrの作用によって、センスアンプSAの他方入力端Brに入力される基準電圧(リファレンス電圧)は、センスアンプSAの一方入力端子B0に現れるハイレベルとロウレベルの略中間の電圧レベルになるように調整する。このとき、トランジスタSrefは導通状態とする。
【0021】
以上により、センスアンプSAの一方入力端子B0に入力されるハイレベルまたはロウレベルの電圧と、センスアンプSAの他方入力端Brに入力される基準電圧(リファレンス電圧)とを、センスアンプSAで比較して増幅する。センスアンプSAからの出力信号は出力制御回路171を経て出力バッファ172で一旦保持された後に外部に順次信号出力される。
【0022】
ここで、半導体記憶装置100に存在する浮遊容量(または寄生容量)について説明する。一般に、メモリ側の出力ビット線BB0には、多数のメモリセルMCが並列にスイッチトランジスタS00〜S0nを介して接続されている。これによりビット線B00・・B0nの配列が長くなっている。このような半導体記憶装置100では比較的大きな浮遊容量(または寄生容量)が存在する。このため、プリチャージ回路162は、スイッチトランジスタS00〜S0nによって選択されたビット線の浮遊容量(または寄生容量)を高速に充電させるために動作し、充電が完了したら動作を止める。つまり、センスアンプSAが動作する前に、プリチャージ回路162がプリチャージ動作を行い、センスアンプSAの動作中は、プリチャージ回路162は、出力ビット線BB0からスイッチ回路161によって切り離され、プリチャージ回路162によるプリチャージは行われない。
【0023】
メモリ側の出力ビット線BB0の浮遊容量(または寄生容量)と、リファレンスビット線BBrの浮遊容量(または寄生容量)とが異なると、リファレンスビット線BBrのプリチャージ期間とメモリ側の出力ビット線BB0のプリチャージ期間とが異なる。このため、プリチャージ期間を短い方に合わせてプリチャージ動作を終了し、センス動作を開始すると、プリチャージ期間が長くかかる方はプリチャージが完了していないために、センスアンプSAが、誤ったデータ出力(読み出し動作)を行ってしまうという問題があった。
【0024】
上記問題を解決するために、従来の半導体記憶装置100のリファレンスビット線BBrとメモリ側のビット線BB0との浮遊容量(または寄生容量)が等しくなるように、リファレンスビット線BBr側に調整用の負荷容量Crを付加している。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体記憶装置100で付加された調整用の負荷容量Crは、図6に示すように、センスブロック160に対して1つのビット線BB0が接続されている場合には負荷容量の調整効果があったが、複数のバンク(バンクとは、同一のビット線に接続されるメモリセルアレイの一つの集合体と定義する)を持つ構成の半導体記憶装置に対しては、図6の調整用の負荷容量Crでは十分な負荷容量の調整効果を発揮することができない。
【0026】
図8はバンク数をm個持つ半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図であり、図6と同一の作用効果を奏する部材には同一の符号を付けてその説明を省略する。図8において、各メモリセルアレイ110からのビット線B00,B01,B02,B03はそれぞれ、カラム選択信号がゲートに入力されるスイッチトランジスタS00,S01,S02,S03をそれぞれ介してビット線BB0_0に接続されている。これらの各メモリセルアレイ110、ビット線B00,B01,B02,B03、スイッチトランジスタS00,S01,S02,S03およびビット線BB0_0によって0番目のバンク0が構成されている。
【0027】
また、別の各メモリセルアレイ110からのビット線B10,B11,・・・B1nはそれぞれ、カラム選択信号がゲートに入力されるスイッチトランジスタS10,S11,・・・,S1nをそれぞれ介してビット線BB0_1に接続されている。これらの別の各メモリセルアレイ110、ビット線B10,B11,・・・B1n、スイッチトランジスタS10,S11,・・・,S1nおよびビット線BB0_1によって1番目のバンク1が構成されている。
【0028】
また、更に別の各メモリセルアレイ110からのビット線Bm0,Bm1,・・・Bmnはそれぞれ、カラム選択信号がゲートに入力されるスイッチトランジスタSm0,Sm1,・・・,Smnをそれぞれ介してビット線BB0_mに接続されている。これらによってm番目のバンクmが構成されている。これらの更に別の各メモリセルアレイ110、ビット線Bm0,Bm1,・・・Bmn、スイッチトランジスタSm0,Sm1,・・・,Smnおよびビット線BB0_mによってm番目のバンクmが構成されている。以上のビット線BB0_0,・・,BB0_mはバンク毎に異なっている。
【0029】
これらのビット線BB0_0,・・・,BB0_mはそれぞれ、各ゲートにバンク選択信号が入力可能であるバンク選択信号線Bsa0,Bsa1,・・・,Bsamがそれぞれ接続されたスイッチトランジスタSb0,Sb1,・・・,Sbmをそれぞれ介して、センスブロック160が接続されるビット線BB0に接続されている。このバンク選択信号はバンクデコーダ回路180により生成される。バンクデコーダ回路180は、入力されたアドレス信号からバンク選択信号(アクセスを行うメモリセルMCがどのバンクに属するかを示す信号)をデコードして、対応するバンク選択信号線BSa0・・Bsamに出力するようになっている。
【0030】
一方、リファレンスセルTrefに直列接続されるトランジスタSrefc、Srefbは、図6に示したトランジスタSrefと同様に、メモリ側のビット線とリファレンスビット線の抵抗値が等しくなるように挿入されている。図8ではビット線選択用のスイッチトランジスタS00〜Smnとバンク選択用のスイッチトランジスタSb0〜Sbmの直列2段のトランジスタがあるため、リファレンスビット線にも2段のトランジスタSrefc、Srefbを設け、その抵抗値を合わせるようにしている。
【0031】
ここで、図8の半導体記憶装置に存在する浮遊容量(または生容量)について説明する。各ビット線BB0_0,・・・,BB0_mに接続されるスイッチトランジスタの数の違い、即ちメモリセルアレイ110のサイズの違いや、センスブロック160から各バンク0〜mのメモリセルアレイ110が配置されている位置、即ちビット線BB0_0,・・・,BB0_mの長さの違いにより、浮遊容量(または生容量)の値が異なり、バンク数の増加などにより、バンク間の浮遊容量(または生容量)の差が大きくなる。
【0032】
浮遊容量(あるいは寄生容量)の小さいバンクと等しくなるようにリファレンスビット線に浮遊容量(または寄生容量)を付加すると、このように小さい浮遊容量に合わせ込みを行ったバンクの読み出しについては適切に行えるが、大きな浮遊容量(または寄生容量)のバンクを読み出すと、リファレンスビット線BBrが、メモリ側のビット線BB0よりも容量が小さいため、リファレンスビット線BBrがプリチャージ完了しても、メモリ側のビット線BB0のプリチャージは完了しておらず、この状態でセンスアンプSAがセンス動作を開始すると、誤ったデータの読み出しが行われてしまう。
【0033】
また、浮遊容量(または寄生容量)の大きいバンクと等しくなるようにリファレンスビット線BBrに浮遊容量(または寄生容量)を付けると、このように大きい浮遊容量に合わせ込みを行ったバンクの読み出しについては適切に行えるが、小さな浮遊容量(または寄生容量)のバンクを読み出すと、リファレンスビット線BBrが、メモリ側のビット線BB0よりも浮遊容量(または寄生容量)が大きいため、リファレンスビット線BBrがプリチャージを完了する前に、メモリ側のビット線BB0のプリチャージが完了しており、このメモリ側のビット線BB0のプリチャージが完了してから、リファレンスビット線BBrのプリチャージが完了するまでの時間の差はアクセスタイムを遅くしてしまう。
【0034】
さらに、プリチャージ回路162,164がメモリ側のビット線BB0およびリファレンスビット線BBrの充電を終了する時、即ち、プリチャージ回路162,164がメモリ側のビット線BB0およびリファレンスビット線BBrから切り離される時は、メモリ側のビット線BB0およびリファレンスビット線BBrにカップリングノイズ(電位の揺れ)を発生させる。このカップリングノイズは、メモリ側のビット線BB0およびリファレンスビット線BBrの浮遊容量(または寄生容量)に依存するため、メモリ側のビット線BB0およびリファレンスビット線BBrの浮遊容量(または寄生容量)が異なれば、カップリングノイズの大きさも異なり、メモリ側のビット線BB0とリファレンスビット線BBrの電位差が発生し、センスマージンを低下させてしまう。
【0035】
このように、半導体記憶装置に複数バンク構成を採用する限り、必ずどこかのメモリセルではセンスマージンの低下が起こりセンススピードが低下する。製造プロセス、ビット線の長さ、メモリセルアレイMCのサイズ、バンク構成にもよるが、浮遊容量(または寄生容量)の差は、配線容量、配線につながる拡散容量、ゲート容量を全て含め数pFから十数pF程度である。この値は、チップ面積の増大、プロセスの微細化に伴い大きくなる。
【0036】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、センスマージンを向上させ、アクセスタイムの高速化を図ることができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体記憶装置は、複数のメモリセルが設けられアドレス信号に応じたメモリセルを選択可能とする複数のメモリバンク手段と、リファレンスセルからのリファレンス電圧が出力されるリファレンスビット線と、メモリセルからの読み出し電圧が出力されるメモリビット線およびリファレンスビット線がそれぞれ各入力端にそれぞれ接続され、各入力端の入力電圧を比較して増幅出力する比較増幅手段と、アドレス信号により選択されたメモリバンク手段と略同一の負荷容量の負荷容量手段をリファレンスビット線に結合可能とする負荷容量調整手段とを備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0038】
上記構成により、負荷容量調整手段が、アドレス信号により選択されたメモリバンク手段と略同一の負荷容量の負荷容量手段をリファレンスビット線に結合するので、バンク数が増減した場合でも、メモリセルから比較増幅手段までの浮遊容量(または寄生容量)と、リファレンスセルから比較増幅手段までの浮遊容量(または寄生容量)とが等しくなって、センスマージンが良好になり、センススピードが高速化可能となる。
【0039】
また、好ましくは、本発明の半導体記憶装置における負荷容量調整手段は、複数の負荷容量手段と、この複数の負荷容量手段の少なくとも何れかをリファレンスビット線に結合可能とする複数の第1スイッチ手段とを有する。
【0040】
上記構成により、選択されるメモリバンク手段と略同一の負荷容量になるように、各負荷容量手段がそれぞれ接続された各第1スイッチ手段を切換えするようにしたので、負荷容量調整手段がより簡単な構成となる。
【0041】
さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶装置における第1スイッチ手段は、アドレス信号に応じてメモリバンク手段を選択するためのバンク選択信号が入力されるバンク選択信号線が制御端に接続され、選択されたメモリバンク手段が結合されたメモリビット線の容量に等しい容量を有する負荷容量手段をリファレンスビット線に結合する。
【0042】
上記構成により、第1スイッチのスイッチ切換え制御信号として、アドレス信号に応じてメモリバンク手段を選択するためのバンク選択信号をバンクの選択と共用したので、負荷容量調整手段がより簡単な構成となる。
【0043】
さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶装置における負荷容量調整手段は、アドレス信号に応じてメモリバンク手段を選択するバンク選択信号が入力されて、複数の第1スイッチ手段を切換え制御する論理回路を有し、第1スイッチ手段は、論理回路の論理出力端が制御端に接続され、選択されたメモリバンク手段が結合されたメモリビット線の容量に等しい容量を有する負荷容量手段をリファレンスビット線に結合する。
【0044】
上記構成により、どのメモリバンク手段が選択されたかを示すバンク選択信号が入力される論理回路を介して、選択されたメモリバンク手段と略同一の負荷容量となるように各負荷容量手段の組み合わせを行うので、選択するメモリバンク手段のサイズ毎に負荷容量手段を準備する必要がなく、より少ない負荷容量手段で済むことになる。
【0045】
さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶装置において、複数のメモリバンク手段は、複数のメモリセルアレイが複数の領域に分割された一または複数の領域を含む少なくとも第1メモリバンク手段および第2メモリバンク手段を有し、負荷容量手段は、領域毎の複数のメモリセルアレイが結合したときのメモリビット線の容量に等しい容量をそれぞれ有し、これら複数の負荷容量手段の一方電極が共通に接地され、複数の負荷容量手段の他方電極間にそれぞれ介装された複数の第2スイッチ手段を有し、複数の第2スイッチ手段による接続および遮断によって、第1メモリバンク手段に含まれるメモリセルアレイが結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量と、第2メモリバンク手段に含まれるメモリセルアレイが結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量とに分離することにより、第1メモリバンク手段が結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量と、第2メモリバンク手段が結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量とを形成する構成としている。また、好ましくは、本発明の半導体記憶装置において、複数の負荷容量手段の両端に設けられた各負荷容量手段の他方電極にそれぞれ、バンク選択用のバンク選択信号によって制御される第3スイッチ手段の一端がそれぞれ接続され、両第3スイッチ手段の他端はリファレンスビット線に接続されている。この第3スイッチ手段は、第1メモリバンク手段および第2メモリバンク手段を選択するバンク選択信号によって制御されるスイッチトランジスタにより構成される。また、第2スイッチ手段および第3スイッチ手段の接続制御方法としては、スイッチトランジスタによる接続制御の他、導電性配線の接続または切断によって行ってもよい。さらに、第1メモリバンク手段および第2メモリバンク手段の領域範囲は可変可能に構成されている。
【0046】
上記構成により、1バンクのメモリセルアレイのサイズが、半導体記憶装置が使用される用途やシステムの構成などによって異なっても、半導体記憶装置内のメモリセルアレイの総サイズは同じであっても、1バンクのメモリセルアレイのサイズを可変するような場合にも、メモリビット線の負荷容量と、リファレンス線の負荷容量とが等しくなるように容量調整が可能となって、センスマージンを向上させ、アクセスタイム(センススピード)の高速化を図ることが可能となる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る、複数のバンクを有する半導体記憶装置の各実施形態1〜3について図面を参照しながら説明する。
【0048】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1を示す半導体記憶装置の回路構成のブロック図であり、図6および図8と同様の作用効果を奏するものには同一の符号を付してその説明を省略する。なお、m,nは0以上の整数である。
【0049】
図1において、半導体記憶装置1は、複数のメモリセルMCが配設されアドレス信号に応じたメモリセルMCを選択可能とする複数のメモリバンク手段としてのバンク0A・・mAを有している。
【0050】
バンク0Aは、メモリセルアレイ110、ビット線B00,・・,B0n、スイッチトランジスタS00,・・,S0n、ビット線BB0_0およびスイッチトランジスタSb0によって構成されている。アドレス信号によりロウデコーダ(図示せず)で選択されるメモリセルアレイ110のビット線B00,・・B0nはそれぞれ、カラムプリデコーダ(図示せず)から出力されるカラム選択信号がゲートに入力されるスイッチ回路のスイッチトランジスタS00,・・S0nをそれぞれ介してビット線BB0_0に接続されている。ビット線BB0_0はスイッチトランジスタSb0を介してメモリビット線BB0(センスブロック160の入力端)に接続されている。スイッチトランジスタSb0は、そのゲートにバンク選択信号が入力可能であるバンク選択信号線Bsa0が接続されている。このバンク選択信号はバンクデコーダ回路180(図示せず、図8参照)により生成されるようになっている。このバンクデコーダ回路180は、アクセスを行うメモリセルMCがどのバンクに属するかを、入力されたアドレス信号からデコードしたバンク選択信号を、対応するバンク選択信号線に出力するものである。
【0051】
また、バンク1Aは、メモリセルアレイ110、ビット線B10,・・,B1n、スイッチトランジスタS10,・・,S1n、ビット線BB1_0およびスイッチトランジスタSb1によって構成されている。アドレス信号によりロウデコーダ(図示せず)で選択される別のメモリセルアレイ110からのビット線B10,・・B1nはそれぞれ、カラムプリデコーダ(図示せず)から出力されるカラム選択信号がゲートに入力されるスイッチ回路のスイッチトランジスタS10,・・S1nをそれぞれ介してビット線BB1_0に接続されている。ビット線BB1_0はスイッチトランジスタSb1を介してメモリビット線BB0(センスブロック160の入力端)に接続されている。スイッチトランジスタSb1は、そのゲートにバンク選択信号が入力可能であるバンク選択信号線Bsa1が接続されている。
【0052】
また、バンクmAは、メモリセルアレイ110、ビット線Bm0,・・,Bmn、スイッチトランジスタSm0,・・,Smn、ビット線BBm_0およびスイッチトランジスタSbmによって構成されている。アドレス信号によりロウデコーダ(図示せず)で選択される更に別のメモリセルアレイ110からのビット線Bm0,・・Bmnはそれぞれ、カラムプリデコーダ(図示せず)から出力されるカラム選択信号がゲートに入力されるスイッチ回路のスイッチトランジスタSm0,・・Smnをそれぞれ介してビット線BBm_0に接続されている。ビット線BBm_0はスイッチトランジスタSbmを介してメモリビット線BB0(センスブロック160の入力端)に接続されている。スイッチトランジスタSbmは、そのゲートにバンク選択信号が入力可能であるバンク選択信号線Bsamが接続されている。
【0053】
以上のように、メモリセルアレイ110の出力線である第1のビット線B00,・・・,B0n,B10,・・・,B1n,・・Bm0,・・・,Bmnは、各ゲートがそれぞれ、図6に示したカラム選択信号線に相当するカラム選択信号線Ba0,・・Banに接続されたスイッチトランジスタS00,・・・,S0n,S10,・・・,S1n,・・Sm0,・・・,Smnをそれぞれ介して、第2のビット線BB0_0,BB1_0,・・・,BBm_0にそれぞれ接続されている。さらに、第2のビット線BB0_0,BB1_0,・・・,BBm_0はそれぞれ、各ゲートにそれぞれ、図8に示したバンク選択信号線に相当するバンク選択信号線Bsa0,Bsa1,・・・,Bsamがそれぞれ接続されたスイッチトランジスタSb0,Sb1,・・・,Sbmをそれぞれ介して、第3のビット線としてのメモリビット線BB0を介してセンスブロック160に接続している。
【0054】
半導体記憶装置1は、リファレンスビット線BBrの抵抗値を調整するためのスイッチ回路141と、基準電圧レベルを設定可能とするリファレンス回路150と、メモリデータとして出力可能とするセンスブロック160と、センスブロック160の出力を外部出力する出力回路170と、リファレンスビット線BBrに複数の負荷容量(負荷容量手段)の少なくとも何れかを結合可能とした負荷容量調整手段としての負荷容量調整回路190とを有している。
【0055】
センスブロック160は、設定した基準電圧レベルとメモリセルMCからのデータ電圧レベル(後述する一方入力電圧)とを比較して増幅出力する比較増幅手段としてのセンスアンプSAと、高速充電用のプリチャージ回路162,164と、センスアンプSAの一方入力電圧を得るためのバイアス回路Bias0,Biasrとを有している。
【0056】
負荷容量調整回路190は、第1スイッチ手段としてのトランジスタLt0と調整用の負荷容量Cr0との直列回路、第1スイッチ手段としてのトランジスタLt1と調整用の負荷容量Cr1との直列回路、・・・、第1スイッチ手段としてのトランジスタLtmと調整用の負荷容量Crmとの直列回路のスイッチ手段側が、リファレンスビット線BBrに対して並列に接続されている。
【0057】
また、負荷容量調整回路190は、アドレス信号に応じてバンクを選択するバンクデコーダ(図示せず、図8参照)をスイッチ切換え制御手段としても共用しており、バンクデコーダからのバンク選択信号を入力するバンク選択信号線Bsa0,Bsa1、・・・、BsamがそれぞれトランジスタLt0,Lt1、・・・、Ltmのゲート(制御端)にそれぞれ接続されている。
【0058】
本実施形態では、調整用の負荷容量Cr0,Cr1,・・・,Crmは、m個の各バンクの負荷容量に対応してm個有しており、それぞれのバンクが結合したメモリビット線BB0の浮遊容量(または寄生容量)と、リファレンスビット線BBrの浮遊容量(または寄生容量)とが等しくなるように設定されている。つまり、調整用の負荷容量Cr0,Cr1,・・・,Crmは、メモリセルMCからセンスアンプSAまでの浮遊容量(または寄生容量)と同じ値となるように設定されている。
【0059】
アクセスされるメモリセルMCのアドレス(選択されたバンク)に対応した負荷容量に切り替えるようになっている。即ち、バンク0AのメモリセルMCからセンスアンプSAまでの浮遊容量(または寄生容量)と等しくなるような負荷容量Cr0と、バンク1AのメモリセルMCからセンスアンプSAまでの浮遊容量(または寄生容量)と等しくなるような負荷容量Cr1と、・・バンクmAのメモリセルMCからセンスアンプSAまでの浮遊容量(または寄生容量)と等しくなるような負荷容量Crmのm個の負荷容量を備えている。例えばバンク0AのメモリセルMCをアクセスするときは、リファレンス線BBrに負荷容量Cr0を接続し、バンク1Aのメモリセルをアクセスするときは、リファレンス線BBrに負荷容量Cr1を接続し、バンクmAのメモリセルをアクセスするときは、リファレンス線BBrに負荷容量Crmを接続するように、バンク選択信号を用いて制御される各スイッチトランジスタLt0〜Ltmの何れかによって切り換えるようになっている。
【0060】
上記構成により、以下その動作を説明する。まず、ロウデコーダ(図示せず)は、アドレス信号のアドレス情報に基づいて、選択された一行のメモリセルMCのゲートに対して信号出力されている(図6参照)。また、この入力されたアドレス信号に応じてカラムプリデコーダ(図示せず)によりカラム選択信号線Ba0,・・Banの何れか1つがアクティブ電圧となると共に、読み出しを行うバンクに対応するバンク選択信号線Bsa0,Bsa1,・・・,Bsamの何れか1つがアクティブ電圧となり、メモリビット線BB0には、選択されたバンクに対応した1つのメモリセルMCの閾値電圧に基づいて電圧が現れる。
【0061】
即ち、アドレス情報によって選択されたメモリセルMCの閾値電圧が、ワード線Wに印加される所望のアクティブ電圧よりも高く設定されている場合、選択されたメモリセルMCは導通しない。このため、プリチャージ回路162からの充電電流により、選択された例えばスイッチトランジスタS00およびスイッチトランジスタSbを介して、メモリビット線BB0の電圧はハイレベルに保たれる。その結果、フィードバック回路165のトランジスタt(図7)が導通して出力端子a’の電圧がロウレべルになり、転送ゲート用NチャネルトランジスタT1が高抵抗状態(オフ)となる。したがって、選択されたメモリセルMCの闘値電圧がワード線Wの電圧よりも高く設定されている場合には、センスアンプSAの一方入力端B0の電圧はハイレベルとなる。
【0062】
また、アドレス情報によって選択されたメモリセルMCの閾値電圧が、ワード線Wに印加される所望の電圧よりも低く設定されている場合、選択されたメモリセルMCは導通する。このため、選択された例えばスイッチトランジスタS00およびスイッチトランジスタSbを介して、メモリビット線BB0の電圧もロウレべルに保たれる。その結果、フィードバック回路165のトランジスタt(図7)が導通せず、その出カ端子aの電圧はハイレベルになり、転送ゲート用NチャネルトランジスタT1が低抵抗状態(オン)となる。したがって、選択されたメモリセルMCの闘値電圧がワード線Wの電圧よりも低く設定されている場合には、センスアンプSAの一方入力端B0の電圧はロウレベルとなる。
【0063】
次に、図6に示したワード線Wrefに相当する、リファレンスセルTrefのゲートに接続されているワード線Wrefに、メモリセルアレイ110のゲートに印加される電圧と同一の電圧が印加されると、リファレンスセルTrefの閾値電圧を適切に設定することにより、センスアンプSAの他方入力Brに一定の電圧、つまり基準電圧であるリファレンス電圧が現れる。このリファレンス電圧は、センスアンプSAの一方入力端子B0に現れるハイレべル電圧とロウレベル電圧の略中間のレベルになるように調整する。
【0064】
ここで、本発明の半導体記憶装置1に存在する浮遊容量(または寄生容量)について説明する。一般に、メモリ側の例えばビット線BB0_0には、多数のメモリセルMCが並列に例えばスイッチトランジスタS00〜S0nを介して接続されている。これによりビット線B00,・・,B0nの配線が長くなることにより、そのような半導体記憶装置1では比較的大きな浮遊容量(または寄生容量)が存在する。このため、プリチャージ回路162は、スイッチトランジスタS00〜S0nによって選択されたビット線B00,・・,B0nの浮遊容量(または寄生容量)に電荷の充電をするために、センスアンプSAが動作する前に、プリチャージ回路162がプリチャージ動作(充電動作)を行う。つまり、センスアンプSAの動作中は、プリチャージ回路162はスイッチトランジスタ161によってメモリビット線BB0から切り離され、プリチャージは行われない。
【0065】
リファレンスビット線BBrの浮遊容量(または寄生容量)と、メモリビット線BB0の浮遊容量(または寄生容量)とが異なると、リファレンスビット線BBrのプリチャージ期間とメモリビット線BB0のプリチャージ期間とが異なるため、それらを等しくするべく、負荷容量の調整が必要となる。
【0066】
例えばバンク0A内のメモリセルMCに対してアクセスするときには、バンク選択信号線Bsa0がアクティブとなり、バンク0Aに対応したトランジスタLt0が活性化されて、バンク0Aと略同一の負荷容量を持つ調整用の負荷容量Cr0がトランジスタLt0を介してリファレンスビット線BBrと接続されて、リファレンスビット線BBrの容量とバンク0Aが結合したメモリビット線BB0との浮遊容量とのバランスが等しくなる。
【0067】
また、例えばバンク1A内のメモリセルMCに対してアクセスするときには、バンク選択信号線Bsa1がアクティブとなり、バンク1Aに対応したトランジスタLt1が活性化され、バンク1Aと略同一の負荷容量を持つ調整用の負荷容量Cr1がトランジスタLt1を介してリファレンスビット線BBrと接続されて、リファレンスビット線BBrの容量と、バンク1Aが結合したメモリビット線BB0との浮遊容量とのバランスが等しくなる。
【0068】
さらに、例えばバンクmA内のメモリセルMCに対してアクセスするときには、バンク選択信号線Bsamがアクティブとなり、バンクmAに対応したトランジスタLtmが活性化され、バンクmAと略同一の負荷容量を持つ調整用負荷容量CrmがトランジスタLtmを介してリファレンス線BBrと接続されて、リファレンスビット線BBrの容量と、バンクmAが結合したメモリビット線BB0との浮遊容量が等しくなる。
【0069】
以上により、本実施形態1によれば、リファレンスセルを用い、リファレンス電圧レベルを発生させ、その電圧レベルとメモリセルMCからの電圧レベルとを比較して増幅出力するタイプの半導体記憶装置において、アドレス信号により選択されたバンク0A,・・,mAにそれぞれ対応した負荷容量Cr0、・・Crmをそれぞれ、対応するトランジスタLt0,・・,Ltmを用いてリファレンスビット線BBrに結合するようにしたため、バンク数が増減した場合であっても、入力されたアドレスによりリファレンス線BBrに付加する負荷容量の数を切換えて増減できる。このため、メモリセルMCからセンスアンプSAまでのビット線の負荷容量と、リファレンス線BBrの負荷容量とが等しくなるように調整できて、センスマージンを向上させ、アクセスタイム(センススピード)の高速化を図ることができる。
【0070】
(実施形態2)
図1の実施形態1では、バンク数と同数の調整用の負荷容量を用意したが、実施形態2では、調整用の負荷容量の数を削減する場合である。ここでは、バンク数が4つの場合を例にとって以下に説明を行うが、これに限るものではない。
【0071】
図2は本発明の実施形態2の半導体記憶装置における負荷容量調整回路の回路図である。図2において、負荷容量調整回路191のスイッチ切換え制御手段192は、アドレス信号に応じてバンク0A,・・,mAの少なくとも何れかを選択するバンク選択信号が入力される論理回路193を有している。論理回路193は、オアゲート194,195で構成されている。オアゲート194の入力端には、バンク選択信号線BsaA,BsaB,BsaCが接続されており、オアゲート195の入力端には、バンク選択信号線BsaC,BsaDが接続されている。
【0072】
リファレンスビット線BBrに対して、トランジスタLt0と負荷容量Craの直列回路と、トランジスタLt4と負荷容量Crdの直列回路とが並列に接続されている。第1スイッチ手段としてのトランジスタLt0,Lt4は、そのゲート(制御端)が、オアゲート194,195の論理出力端に接続され、選択されたバンク0A,・・,mAの何れかが結合されたメモリビット線BB0の容量に等しい容量を有する負荷容量Cra,Crdの少なくとも何れかをリファレンスビット線BBrに結合するようになっている。
【0073】
図3は図2の負荷容量調整回路191を説明するための回路図である。図3において、負荷容量CraはバンクAをアクセス時に使用する調整用の負荷容量であり、負荷容量CrbはバンクBをアクセス時に使用する調整用の負荷容量であり、負荷容量CrcはバンクCをアクセス時に使用する調整用の負荷容量であり、負荷容量CrdはバンクDをアクセス時に使用する調整用の負荷容量である。また、バンク選択信号線BsaAはバンクAをアクセス時にアクティブとなり、バンク選択信号線BsaBはバンクBをアクセス時にアクティブとなり、バンク選択信号線BsaCはバンクCをアクセス時にアクティブとなり、バンク選択信号線BsaDはバンクDをアクセス時にアクディブとなるものである。図3において、例えば負荷容量Craと負荷容量Crbが等しく、負荷容量Crcが負荷容量Craと負荷容量Crdの和に等しいものとするときには、調整用の負荷容量は4つを用意する必要はなく、図2に示すように、バンク選択信号線BsaA、BsaB、BsaC、BsaDをアクティブにするバンク選択信号を論理回路193によって適切にデコードすることにより、負荷容量Craと負荷容量Crdの2つに削減(負荷容量Crb,Crcを削減)することが可能である。
【0074】
上記構成により、図2に示すように、バンクAまたはバンクBのメモリセルMCに対してアクセスする場合には、バンク選択信号線BsaAまたはBsaBにバンク選択信号を出力するとオアゲート194から信号出力される。オアゲート194からの信号出力によってトランジスタLt0がオンすることで、調整用の負荷容量Craをリファレンスビット線BBrと結合する。
【0075】
また、バンクCのメモリセルMCに対してアクセスする場合には、バンク選択信号線BsaCにバンク選択信号を出力すると、オアゲート194,195から信号出力される。オアゲート194,195からの信号出力によってトランジスタLt0,Lt4をオンすることで、調整用の負荷容量Cra,Crdを共にリファレンスビット線BBrと結合する。
【0076】
さらに、バンクDのメモリセルMCに対してアクセスする場合には、バンク選択信号線BsaDにバンク選択信号を出力するとオアゲート195から信号出力される。オアゲート195からの信号出力によってトランジスタLt4がオンすることで、調整用の負荷容量Crdをリファレンスビット線BBrと結合する。
【0077】
以上のように、本実施形態2によれば、バンク選択信号をバンクの選択と共用して、負荷容量の調整をするべく論理回路193によってバンク選択信号から適切にデコードするようにしたため、論理回路193が新たに必要になるものの、バンク数が複数の場合でも、バンク数よりも遥かに少ない数種類の異なる調整用の負荷容量を用意して、リファレンスビット線BBrに接続する負荷容量を切り替えたり、組み合わせの数を変えたりすることにより、調整用の負荷容量およびスイッチトランジスタの直列回路の数を削減をすることができるものである。
【0078】
(実施形態3)
1バンクのメモリセルアレイ110のサイズは、半導体記憶装置が使用される用途やシステムの構成などにより異なるため、半導体記憶装置内のメモリセルアレイ110の総サイズは同じであっても、1バンクのメモリセルアレイ110のサイズは変化できる方が望ましい。本実施形態3では、1バンクのメモリセルアレイ110のサイズが可変の場合であり、リファレンスビット線BBrに接続する負荷容量も、可変したメモリセルアレイ110のサイズに応じて可変する場合である。
【0079】
図4は、本発明の実施形態3の半導体記憶装置における負荷容量調整回路の回路図である。図4において、負荷容量調整回路196は、調整用の負荷容量C0,C1,C2、・・・、C6,C7をリング状に配置し、調整用の負荷容量C0,C1,C2、・・・、C6,C7の負荷容量C0,C7の間以外の各間にそれぞれ第2スイッチ手段(接続手段)としてのスイッチa〜gをそれぞれ配設している。スイッチa〜gによって負荷容量C0,C7の間以外の負荷容量C0,C1,C2、・・・、C6,C7の各間を切り離し可能とした構成にしており、各バンクのメモリセルアレイ110のサイズが可変するのに対応して、メモリビット線BB0とリファレンスビット線BBrの負荷容量が同等になるように、調整用の負荷容量の切り替えを容易に行うことができるようになっている。
【0080】
また、負荷容量C0,C7の間には、第3スイッチ手段(接続手段)としてのトランジスタT3,T4が直列に介装されている。これらのトランジスタT3,T4の接続点をリファレンスビット線BBrに接続するようにしている。また、トランジスタT3,T4のゲート(制御端子)にはそれぞれ、バンク選択信号が入力されるバンク選択信号線Bsa1,Bsa2がそれぞれ接続されている。
【0081】
各バンクのサイズは、通常は、半導体記憶装置毎に固定であるので、切り離し手段としてのスイッチa〜gは、トランジスタなどを介装して電気的に切り離したり、直接配線間の接点を遮断(スイッチ)したり、直接配線を切断することなどで実現できる。このときの負荷容量は、バンクのメモリセルアレイ110のサイズを変更するときに、変更が必要となる負荷容量と等しくなるような容量にする。つまり、メモリセルアレイ110の領域構成を模式的に示したものが図5(a)であるが、図4の負荷容量C0は図5(a)のメモリセルアレイ110の領域0で必要となる調整用の負荷容量と同等であり、図4の負荷容量C1は図5(a)のメモリセルアレイ110の領域1で必要となる調整用の負荷容量と同等である。以下同様にして、図4の負荷容量C2,C3,C4,C5,C6,C7はそれぞれ図5(a)のメモリセルアレイ110の領域2、領域3、領域4、領域5、領域6、領域7でそれぞれ必要となる調整用の負荷容量と同等である。
【0082】
図5(a)で示している領域0と領域1がバンク1で、領域2〜領域7までがバンク2に属している場合には、バンク1とバンク2の境界は領域1と領域2の間であるので、図4に示すように、負荷容量C1とC2の間のスイッチbだけをオフにして切り離すようにする。
【0083】
また、図5(b)に示すように、領域0〜領域5までがバンク1で領域6と領域7がバンク2に属するように変わる場合には、バンクの境界が領域5と領域6間であるため、図4においてスイッチbをオンに戻し、負荷容量C5とC6の間のスイッチfをオフして切り離すことで容易に負荷容量の切り替えを行うことができるようになっている。以上のようにスイッチa〜gを、バンクの領域変更に応じてオンオフ制御するスイッチ制御手段(図示せず)が必要であり、スイッチ制御手段は、バンクの領域変更信号を論理回路によってデコードした論理信号でスイッチa〜gをオンオフ制御するようにしてもよい。
【0084】
上記構成により、図5(a)に示すバンク1の領域0,1をアクセスするときには、バンク選択信号Bsa1がアクティブとなってトランジスタT3が活性化(導通)すると共に、スイッチa〜gのうちスイッチbだけをオフする。これによって、図5(a)のメモリセルアレイ110の領域0,1に応じた調整用の負荷容量C0,C1を得ると共に、その領域区分に応じた調整用の負荷容量C0,C1がトランジスタT3を介してリファレンス線BBrに接続される。
【0085】
また、図5(a)に示すバンク2の領域2〜7をアクセスするときには、バンク選択信号Bsa2がアクティブとなってトランジスタT4が活性化(導通)すると共に、スイッチa〜gのうちスイッチbだけをオフする。これによって、図5(a)のメモリセルアレイ110の領域2〜7に応じた調整用の負荷容量C2〜C7を得ると共に、その領域区分に応じた調整用の負荷容量C2〜C7がトランジスタT4を介してリファレンス線BBrに接続される。
【0086】
さらに、図5(a)に示すバンク1の領域0,1から、図5(b)に示すバンク1の領域0〜領域5に変わる場合に、図5(b)に示すバンク1の領域0〜領域5をアクセスするときには、バンク選択信号Bsa1がアクティブとなってトランジスタT3が活性化(導通)すると共に、スイッチa〜gのうちスイッチfだけをオフする。これによって、図5(b)のメモリセルアレイ110の領域0〜5に応じた調整用の負荷容量C0〜C5を得ると共に、その領域区分に応じた調整用の負荷容量C0〜C5がトランジスタT3を介してリファレンス線BBrに接続される。
【0087】
以上により、本実施形態3によれば、リファレンスビット線BBrに接続する負荷容量を、可変したメモリセルアレイ110のサイズに応じて可変するようにしたため、1バンクのメモリセルアレイ110のサイズが、半導体記憶装置が使用される用途やシステムの構成などによって異なっても、半導体記憶装置内のメモリセルアレイ110の総サイズは同じであっても、1バンクのメモリセルアレイ110のサイズを可変することができると共に、この場合にも、メモリセルMCからセンスアンプSAまでのビット線の負荷容量と、リファレンス線BBRの負荷容量とが等しくなるように調整できて、センスマージンを向上させ、アクセスタイム(センススピード)の高速化を図ることができる。
【0088】
なお、上記実施形態1〜3では、負荷容量を調整するのに、複数の負荷容量を設け、それらを選択したり組み合わせたりして適切な負荷容量となるように調整したが、これに限らず、負荷容量を容量可変型としてもよいし、容量可変型の負荷容量を複数個設けてもよい。また、容量可変型の負荷容量と容量固定型負荷容量とを混合してもよい。
【0089】
また、上記実施形態1〜3において、便宜上、調整用の負荷容量はキャパシタで示したが、トランジスタの拡散容量や、トランジスタのゲート容量など、容量の調整を行えるもの全てを用いることができる。
【0090】
【発明の効果】
以上のように、請求項1によれば、アドレス信号により選択されたメモリバンク手段と略同一の負荷容量の負荷容量手段をリファレンスビット線に結合するようにしたため、バンク数が増減した場合でも、メモリセルから比較増幅手段までの浮遊容量(または寄生容量)と、リファレンスセルから比較増幅手段までの浮遊容量(または寄生容量)とを等しくできて、センスのマージンの向上、センススピード(アクセスタイム)の高速化を図ることができる。
【0091】
また、請求項2によれば、選択されるメモリバンク手段と略同一の負荷容量になるように、各負荷容量手段がそれぞれ接続された各第1スイッチ手段を切換えするようにしたため、負荷容量調整手段をより簡単な構成とすることができる。
【0092】
さらに、請求項3によれば、第1スイッチのスイッチ切換え制御信号として、アドレス信号に応じてメモリバンク手段を選択するためのバンク選択信号をバンクの選択と共用したため、負荷容量調整手段をより簡単な構成とすることができる。
【0093】
さらに、請求項4によれば、どのメモリバンク手段が選択されたかを示すバンク選択信号が入力される論理回路を介して、選択されたメモリバンク手段と略同一の負荷容量となるように各負荷容量手段の組み合わせを行うため、選択するメモリバンク手段のサイズ毎に負荷容量手段を準備する必要がなく、より少ない負荷容量手段とすることができる。
【0094】
さらに、請求項5,6によれば、1バンクのメモリセルアレイのサイズが、半導体記憶装置が使用される用途やシステムの構成などによって異なっても、半導体記憶装置内のメモリセルアレイの総サイズは同じであっても、1バンクのメモリセルアレイのサイズを可変することができると共に、この場合にも、メモリビット線の負荷容量と、リファレンス線の負荷容量とが等しくなるように容量の調整ができて、センスマージンを向上させ、センススピードの高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す半導体記憶装置の回路構成のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態2の半導体記憶装置における負荷容量調整回路の回路図である。
【図3】図2の負荷容量調整回路を説明するための回路図である。
【図4】本発明の実施形態3の半導体記憶装置における負荷容量調整回路の回路図である。
【図5】図4の半導体記憶装置における各バンクが属する分割領域例を示す図である。
【図6】従来の半導体記憶装置の回路構成例を示すブロック図である。
【図7】フイードバック回路の一例を示す回路図である。
【図8】バンク数をm個持つ半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置
110 メモリセルアレイ
150 リファレンス回路
160 センスブロック
180 バンクデコーダ回路
190,191,196 負荷容量調整回路
192 スイッチ切換え制御手段
193 論理回路
194,195 オアゲート
MC メモリセル
0A・・mA バンク
B00,・・,B0n、B10,・・,B1n、・・Bm0,・・,Bmn
ビット線
S00,・・,S0n、S10,・・,S1n、・・Sm0,・・,Smn
スイッチトランジスタ
BB0_0,BB1_0,・・・,BBm_0 ビット線
Sb0,Sb1,・・・,Sbm スイッチトランジスタ
BB0 メモリビット線
SA センスアンプ
Bsa0,Bsa1,・・・,Bsam バンク選択信号線
BBr リファレンスビット線
Cr0,Cr1,・・・,Crm、Cra,Crd、C0・・C7 調整用の負荷容量
Lt0,Lt1、・・・、Ltm、T3,T4 トランジスタ
a〜g スイッチ
Claims (6)
- 複数のメモリセルが設けられアドレス信号に応じた前記メモリセルを選択可能とする複数のメモリバンク手段と、リファレンスセルからのリファレンス電圧が出力されるリファレンスビット線と、前記メモリセルからの読み出し電圧が出力されるメモリビット線および前記リファレンスビット線がそれぞれ各入力端にそれぞれ接続され、該各入力端の入力電圧を比較して増幅出力する比較増幅手段と、前記アドレス信号により選択された前記メモリバンク手段と略同一の負荷容量の負荷容量手段を前記リファレンスビット線に結合可能とする負荷容量調整手段とを備えた半導体記憶装置。
- 前記負荷容量調整手段は、複数の負荷容量手段と、該複数の負荷容量手段の少なくとも何れかを前記リファレンスビット線に結合可能とする複数の第1スイッチ手段とを有する請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記第1スイッチ手段は、アドレス信号に応じてメモリバンク手段を選択するためのバンク選択信号が入力されるバンク選択信号線が制御端に接続され、選択されたメモリバンク手段が結合されたメモリビット線の容量に等しい容量を有する負荷容量手段を前記リファレンスビット線に結合させるようにした請求項2記載の半導体記憶装置。
- 前記負荷容量調整手段は、アドレス信号に応じてメモリバンク手段を選択するバンク選択信号が入力されて、前記複数の第1スイッチ手段を切換え制御する論理回路を有し、
前記第1スイッチ手段は、前記論理回路の論理出力端が制御端に接続され、選択されたメモリバンク手段が結合されたメモリビット線の容量に等しい容量を有する負荷容量手段を前記リファレンスビット線に結合させるようにした請求項2記載の半導体記憶装置。 - 前記複数のメモリバンク手段は、複数のメモリセルアレイが複数の領域に分割された一または複数の領域を含む少なくとも第1メモリバンク手段および第2メモリバンク手段を有し、前記負荷容量手段は、前記領域毎の複数のメモリセルアレイが結合したときのメモリビット線の容量に等しい容量をそれぞれ有し、これら複数の負荷容量手段の一方電極が共通に接地され、前記複数の負荷容量手段の他方電極間にそれぞれ介装された複数の第2スイッチ手段を有し、
前記複数の第2スイッチ手段による接続および遮断によって、前記第1メモリバンク手段に含まれるメモリセルアレイが結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量と、前記第2メモリバンク手段に含まれるメモリセルアレイが結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量とに分離することにより、前記第1メモリバンク手段が結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量と、前記第2メモリバンク手段が結合したメモリビット線の容量に等しい負荷容量とを形成する構成とした請求項1記載の半導体記憶装置。 - 前記複数の負荷容量手段の両端に設けられた各負荷容量手段の他方電極にそれぞれ、バンク選択用のバンク選択信号によって制御される第3スイッチ手段の一端がそれぞれ接続され、前記両第3スイッチ手段の他端はリファレンスビット線に接続されている請求項5記載の半導体記憶装置。
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