JP3639189B2 - 負荷駆動回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源電圧を昇圧するチャージポンプ回路と、その昇圧された電圧を用いて負荷への電源供給経路を開閉するスイッチ回路とを備えた負荷駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、自動車に搭載された負荷(リレー、ライトなど)を駆動するための負荷駆動回路の従来構成を示している。この図10において、負荷駆動回路1は、バッテリ(図示せず)と負荷2とを接続する電源線3(電源供給経路)に介在するMOSFET4、電源線3のバッテリ電圧Vbを入力して昇圧電圧Vcを出力するチャージポンプ回路5、このチャージポンプ回路5から昇圧電圧Vcの供給を受けて駆動指令信号Sdに従って前記MOSFET4を駆動するドライブ回路6、および低電圧検出回路7から構成されている。このうちチャージポンプ回路5、ドライブ回路6および低電圧検出回路7は、バッテリ電圧Vbを入力とする電源回路8から制御電源電圧の供給を受けて動作するようになっている。
【0003】
この構成において、低電圧検出回路7は、低電圧時出力オフ機能(いわゆるパワーオンリセット機能)を実行するためのものである。バッテリ電圧Vbが所定のしきい値Vdよりも低下している場合には、例えば電源回路8が安定した制御電源電圧を生成できなくなり、負荷駆動回路1が正常に動作しなくなる。そこで、低電圧検出回路7は、分圧回路によりバッテリ電圧Vbを検出し、その検出電圧が前記しきい値Vdに相当する基準電圧Vrよりも低下した場合(低電圧状態の場合)に、ドライブ回路6に対してHレベルの低電圧検出信号Seを出力するようになっている。ドライブ回路6は、このHレベルの低電圧検出信号Seを受けると、MOSFET4のオン駆動を停止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図11は、オンの駆動指令信号Sdが与えられた状態で、バッテリ電圧Vbが上記しきい値Vd付近において下降しその後上昇した場合における各部の電圧波形および低電圧検出信号Seの状態を示したものである。ここで、各部の電圧波形は以下のようになっている。
【0005】
波形A(太い実線) :バッテリ電圧Vb
波形B(太い実線) :バッテリ電圧Vbを分圧して得た検出電圧Va
波形C(細い実線) :出力電圧Vo
【0006】
この図11において、時刻t1以前にあってはバッテリ電圧Vb(検出電圧Va)がしきい値Vd(基準電圧Vr)以上あるので、低電圧検出回路7はLレベルの低電圧検出信号Seを出力し、ドライブ回路6はMOSFET4をオン駆動する。この場合、出力電圧Vo(MOSFET4のソース電圧)は、バッテリ電圧VbよりもMOSFET4のゲート・ソース間電圧だけ低下した電圧となっており、負荷2にはバッテリから電源線3およびMOSFET4を通して電流が流れている。
【0007】
やがて、時刻t1を過ぎてバッテリ電圧Vb(検出電圧Va)がしきい値Vd(基準電圧Vr)よりも低下すると、低電圧検出回路7は低電圧検出信号SeをLレベルからHレベルとし、これによりドライブ回路6はMOSFET4をオフ駆動する。MOSFET4がオフすると、負荷2への電流は遮断され、出力電圧Voは0V(アース電位)にまで低下する。
【0008】
この時、バッテリから電源線3を通して流れる電流が急激に減少するため、例えば電源線3が有するインダクタンス成分により、負荷駆動回路1において検出されるバッテリ電圧Vbは一時的に跳ね上がり、しきい値Vdを超えてしまう。その結果、低電圧検出信号SeがLレベルとなり、ドライブ回路6はMOSFET4を再びオン駆動するようになる。そして、オン駆動により電源線3を通して流れる電流が急激に増加すると、バッテリ電圧Vbがしきい値Vdよりも低下して低電圧検出信号SeがHレベルとなるので、ドライブ回路6はMOSFET4を再びオフ駆動するようになる。
【0009】
結局、バッテリ電圧Vbがしきい値Vdよりも前記跳ね上がり電圧幅だけ低下するまでの間(期間T1)、MOSFET4はオンとオフとを繰り返す発振状態に陥ってしまう。この現象は、バッテリ電圧Vbがしきい値Vdを超えて上昇する場合にも同様にして発生する(時刻t2からの期間T2)。
【0010】
MOSFET4が発振状態になると、MOSFET4のスイッチング損失が増大したりサージ電圧が発生したりするため、許容損失の大きい素子や高耐圧の素子を採用する必要があり、コストの上昇や部品サイズの大型化を招く。また、MOSFET4が発振状態にある期間、負荷2がリレーコイルの場合にはリレースイッチにチャタリングが発生し、負荷2がライトの場合にはライトが点滅するといった不具合が生じる虞もある。
【0011】
こうした発振状態の発生を防止する手段として、例えば低電圧検出回路7において、検出電圧Vaと基準電圧Vrとの比較回路にヒステリシス特性を付加することが考えられる。この場合、上述した跳ね上がり電圧幅はかなり大きいので、それに対応して下側しきい値と上側しきい値とからなるヒステリシス幅も大きく設定することになる。
【0012】
低電圧時出力オフ機能として、バッテリ電圧Vbが所定のしきい値Vdよりも低下している期間MOSFET4を確実にオフ駆動させるためには、下側のしきい値を上述したしきい値Vdに設定する必要がある。また、バッテリ電圧Vbが下側しきい値と上側しきい値との間(ヒステリシス電圧領域)にある場合には、バッテリ電圧Vbの上昇時にあってはMOSFET4はオフ駆動状態となり、バッテリ電圧Vbの下降時にあってはMOSFET4はオン駆動状態となる。従って、駆動指令信号Sdに従ってMOSFET4のオンオフ駆動が可能となる負荷駆動回路1の最低動作電圧が引き上げられてしまうという不都合があった。
【0013】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、負荷電流の急変により電源電圧が一時的に変化するような電源供給経路に設けられた場合であっても良好に動作する信頼性の高い低電圧時出力オフ機能を備えた負荷駆動回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、スイッチ回路は、チャージポンプ回路の出力電圧が供給された状態で、駆動指令信号に従って電源供給経路を開状態または閉状態とするように動作する。チャージポンプ回路は、一般に、電荷逆流防止用のダイオードとコンデンサとからなる充電回路が必要段数だけ縦続接続された構成を有しており、定電圧制御は行われていない。
【0015】
こうした構成により、チャージポンプ回路は、入力された電源電圧に応じた (例えば比例した)昇圧電圧を出力する。また、チャージポンプ回路において、電荷は入力側に位置する充電回路から出力側に位置する充電回路へと順次移動するので、入力された電源電圧の変動が出力に現れるまでには遅れが存在し、しかもコンデンサによるローパスフィルタとしての作用によって、出力に現れる電圧変動は入力された電源電圧の変動に比べて小さなものとなる。さらに、充電回路に電荷逆流防止用のダイオードが存在するために、入力された電源電圧の一時的な低下は出力に現れにくくなっている。
【0016】
その結果、低電圧検出回路は、チャージポンプ回路の出力電圧についての低電圧状態を検出することにより、間接的に電源電圧の低電圧状態を検出することが可能となる。そして、スイッチ回路は、この低電圧状態を検出している期間、駆動指令信号にかかわらず電源供給経路を開状態とするので、電源電圧低下に起因して発生する当該負荷駆動回路の不安定動作や誤動作の発生を防止でき、当該負荷駆動回路および負荷を保護することができる(低電圧時出力オフ機能)。
【0017】
ところで、一般に電源供給経路にはインダクタンス成分が存在するので、スイッチ回路が電源供給経路を開閉動作して負荷への通断電を行うと、電源供給経路の電圧が一時的に変動する現象が発生する。これに対し、本手段では、電源供給経路の電圧を直接検出するのではなく、チャージポンプ回路の出力電圧を介して間接的に検出するので、上述したチャージポンプ回路の特性によって、負荷への通断電に伴って発生する一時的な電圧変動が検出されにくくなる。その結果、フィルタ回路を別途設けることなく、電源電圧が低電圧状態となるしきい値付近において、スイッチ回路による電源供給経路の開動作と閉動作とが交互に繰り返される発振状態の発生を防止することができる。
【0018】
さらに、本手段によれば、電源供給経路の開閉動作に伴う一時的な電圧変動を防止するためにヒステリシスを付加する必要がないので、最低動作電圧を低く設定できる。
【0019】
請求項2に記載した手段によれば、リレーなどの機械的なスイッチ回路に比べて動作速度が速いため発振状態が発生し易いスイッチング素子を用いた場合であっても、その発振状態の発生を防止することができる。
【0020】
請求項3に記載した手段によれば、低電圧検出回路は、電圧検出回路、基準電圧発生回路および比較回路から構成され、比較回路は、電圧検出回路により検出されたチャージポンプ回路の出力電圧と基準電圧発生回路から出力される基準電圧とを比較することにより低電圧状態を検出する。
【0021】
請求項4に記載した手段によれば、電圧検出回路を抵抗分圧回路により構成したので構成が比較的簡単となる。また、請求項5に記載した手段によれば、電圧検出回路を、ダイオードと抵抗とが直列接続されたダイオード降圧回路により構成したので、チャージポンプ回路の出力電圧からダイオードの両端電圧だけ低下した電圧が検出される。
【0022】
請求項6に記載した手段によれば、電圧検出回路を、定電流駆動されたダイオード降圧回路により構成したので、チャージポンプ回路の出力電圧が上昇してもその出力電流が増大することがなくなる。また、ダイオード降圧回路には定電流が流れるので、チャージポンプ回路の出力電圧が変動しても降圧電圧を一定化でき、低電圧状態の電圧検出精度を一層高められる。
【0023】
請求項7に記載した手段によれば、電源電圧が所定の昇圧開始レベル以上になると、チャージポンプ回路は昇圧動作を開始する。この時のチャージポンプ回路からの出力電圧は、低電圧検出回路において用いられる判定レベルよりも高いので、低電圧検出回路は低電圧状態の検出状態から非検出状態へと移行する。このため、スイッチ回路は、オン駆動指令信号が与えられている場合、直ちに電源供給経路を閉状態とする。
【0024】
これに伴って、電源供給経路の電源電圧は、上述したインダクタンス成分の影響により一時的に低下し、昇圧開始レベルよりも低下した場合には、チャージポンプ回路は昇圧動作を一時的に停止する。その停止期間においてチャージポンプ回路の出力電圧は徐々に低下するが、上述したように低電圧検出回路の判定レベルは、この時のチャージポンプ回路の出力電圧に比べ低く設定されているので、昇圧動作の一時的な停止により低電圧検出回路が低電圧状態を検出することがなくなる。その結果、上述した発振状態の発生を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は、負荷駆動回路の電気的構成を概略的に示している。この図1において、負荷駆動回路11は自動車に搭載されており、図示しないバッテリ(電源に相当)から負荷12(リレー、ライトなど)に流れる電流の通断電を制御するようになっている。
【0026】
バッテリの正側端子に接続された電源線13と、負荷12の一端子に接続された出力線14との間には、Nチャネル型のMOSFET15(スイッチング素子に相当)のドレイン・ソース間が接続されており、MOSFET15はハイサイドスイッチとして動作するようになっている。負荷12の他端子は、車体アース16を介してバッテリの負側端子に接続されている。ここで、電源線13および出力線14は、それぞれ負荷駆動回路11の入力線および出力線となっており、ともに本発明でいう電源供給経路に相当する。
【0027】
負荷駆動回路11は、上記MOSFET15に加え、チャージポンプ回路17、ドライブ回路18および低電圧検出回路19を備えて構成されている。また、電源回路20は、電源線13からバッテリ電圧Vbを入力して制御電源電圧を生成するもので、チャージポンプ回路17、ドライブ回路18および低電圧検出回路19は、電源回路20から制御電源電圧の供給を受けて動作するようになっている。なお、MOSFET15とドライブ回路18は本発明でいうスイッチ回路に相当し、このうちドライブ回路18は素子駆動回路に相当する。
【0028】
チャージポンプ回路17は、電源線13から入力したバッテリ電圧Vbを昇圧し昇圧電圧Vcを出力するもので、具体的には図2に示す周知の電気的構成を有している。この図2において、チャージポンプ回路17は、ダイオード21aとコンデンサ22aとからなる充電回路23a、ダイオード21bとコンデンサ22bとからなる充電回路23b、…、ダイオード21eとコンデンサ22eとからなる充電回路23eが順に縦続接続された回路形態を有している。ここで、ダイオード21a、21b、…、21eは、それぞれコンデンサ22a、22b、…、22eに充電された電荷が入力側方向(前段方向)に逆流しないように設けられるものであって、これらは入力側をアノード、出力側をカソードとして直列接続された形態となっている。
【0029】
図示しないCPUからは、MOSFET15のオンオフ駆動を指令するための駆動指令信号Sdが出力されている。Hレベルの駆動指令信号SdはMOSFET15のオン駆動を指令し、Lレベルの駆動指令信号SdはMOSFET15のオフ駆動を指令する。
【0030】
発振回路24は、駆動指令信号SdがHレベルの期間において、所定周波数を有する矩形波状の昇圧動作電圧を出力するようになっている。この昇圧動作電圧は、コンデンサ22a、22cの各基準側端子(それぞれダイオード21a、21cと接続される端子とは反対側の端子)に与えられるとともに、インバータ25を通して反転信号とされた上でコンデンサ22b、22dの各基準側端子に与えられるようになっている。コンデンサ22eの基準側端子は、バッテリの負側端子に繋がるグランド端子26(0Vの電位)に接続されている。
【0031】
この構成により、チャージポンプ回路17は、駆動指令信号SdがHレベルの期間において昇圧動作を行い、駆動指令信号SdがLレベルの期間において昇圧動作を停止する。いま、昇圧動作電圧の振幅をVg(一定値)とし、チャージポンプ回路17から出力される電流が十分に小さいとすれば、図2に示すノードna、ノードnb、…、ノードne(出力端子)の電圧は、それぞれバッテリ電圧Vb、Vb+Vg、…、Vb+4・Vg(=昇圧電圧Vc)となる。従って、昇圧電圧Vcは、電源線13から入力したバッテリ電圧Vbにほぼ比例する。また、上記昇圧動作電圧の振幅Vgや周波数は、昇圧電圧Vcがバッテリ電圧Vbよりも少なくともMOSFET15のゲート・ソース間電圧以上高い電圧となるように決められている。
【0032】
なお、駆動指令信号SdがLレベルの期間において昇圧動作を停止させるのは、MOSFET15をオフ駆動するのに昇圧電圧Vcが不要となるため、およびチャージポンプ回路17に流れる動作電流(暗電流)をカットしてバッテリの電力消費を低減するためである。
【0033】
さて、図1に示すドライブ回路18は、チャージポンプ回路17の出力端子とMOSFET15のゲートとの間に接続された定電流回路27、MOSFET15のゲートとグランド端子26との間に接続されたNPN型のトランジスタ28、駆動指令信号Sdのレベルに従ってトランジスタ28を駆動するロジック回路29などから構成されている。
【0034】
ロジック回路29は、駆動指令信号Sdおよび後述する低電圧検出信号Seの各レベルに基づいてトランジスタ28を駆動するもので、駆動指令信号SdがHレベル且つ低電圧検出信号SeがLレベルの場合にのみトランジスタ28をオフ駆動するようになっている。
【0035】
また、定電流回路27は、定電流源30とPNP型のトランジスタ31、32からなるカレントミラー回路とから構成されている。トランジスタ31、32のエミッタは、チャージポンプ回路17の出力端子に接続され、トランジスタ31、32のコレクタは、それぞれ定電流源30、MOSFET15のゲートに接続されている。また、トランジスタ31、32のエミッタ・ベース間には抵抗33が接続されている。前記低電圧検出信号SeがHレベルになると、定電流源30はその動作を停止するようになっている。
【0036】
この構成により、駆動指令信号SdがHレベル且つ低電圧検出信号SeがLレベルの場合にあっては、MOSFET15のゲートに昇圧電圧Vcにほぼ等しい電圧が印加されてMOSFET15がオンとなり、それ以外の場合にあっては、MOSFET15のゲートがグランド電位となってMOSFET15がオフとなる。
【0037】
低電圧検出回路19は、チャージポンプ回路17の昇圧電圧Vcが所定のしきい値Vt(判定レベルに相当)よりも低下したかどうかを判定し、その判定結果である低電圧検出信号Seをドライブ回路18に対し出力するものである。具体的に、低電圧検出回路19は、チャージポンプ回路17の出力端子とグランド端子26との間に直列接続された抵抗34、35からなる分圧回路36(電圧検出回路、抵抗分圧回路に相当)、基準電圧Vrを発生する基準電圧発生回路37、および分圧回路36から出力される検出電圧Vaと基準電圧Vrとを比較するコンパレータ38(比較回路に相当)から構成されている。コンパレータ38の非反転入力端子および反転入力端子には、それぞれ基準電圧Vrおよび検出電圧Vaが入力され、その出力端子から低電圧検出信号Seが出力されるようになっている。また、基準電圧発生回路37は、バンドギャップレギュレータやツェナーダイオードから構成されている。
【0038】
以上説明した負荷駆動回路11の構成のうち、チャージポンプ回路17(コンデンサ22a〜22eを除く)、ドライブ回路18および低電圧検出回路19は、一つのICとして構成されている。
【0039】
次に、本実施形態の作用について図3も参照しながら説明する。
負荷駆動回路11には、上記構成により低電圧時出力オフ機能(いわゆるパワーオンリセット機能)が備わっている。すなわち、電源線13におけるバッテリ電圧Vbが所定のしきい値Vdよりも低下した低電圧状態となると、例えば電源回路20が安定した制御電源電圧を生成できなくなり、負荷駆動回路11のチャージポンプ回路17やドライブ回路18などが正常に動作しなくなる。このような状態では、ドライブ回路18がMOSFET15をオン駆動しても、定電流回路27が十分に動作しなかったり、昇圧電圧Vcが不足したりして、MOSFET15が線形領域において安定してオン状態を維持することができなくなる。
【0040】
そこで、低電圧検出回路19は上記低電圧状態を検出し、ドライブ回路18はその低電圧状態の検出期間においてMOSFET15をオフ駆動する。これにより、上記不安定なオン駆動を防止することができる。
【0041】
この場合において、チャージポンプ回路17から出力される昇圧電圧Vcは、上述したように電源電圧Vbにほぼ比例しているため、昇圧電圧Vcを検出することにより間接的に電源電圧Vbを検出することができる。従って、チャージポンプ回路17の昇圧電圧Vcのしきい値Vtを電源電圧Vbのしきい値Vdに対応した値とすると、低電圧検出回路19は、昇圧電圧Vcがしきい値Vtよりも低下した低電圧状態を検出することにより、間接的にバッテリ電圧Vbがしきい値Vdよりも低下した低電圧状態を検出可能となっている。
【0042】
低電圧検出回路19において、分圧回路36は、抵抗34と35の抵抗値から定まる分圧比により昇圧電圧Vcを分圧して検出電圧Vaを得る。また、基準電圧発生回路37は、しきい値Vtを前記分圧比で分圧したときの電圧値を持つ基準電圧Vrを発生する。その結果、上記低電圧状態となった場合には、コンパレータ38から出力される低電圧検出信号SeがHレベルとなる。
【0043】
以下、この低電圧時出力オフ機能についてさらに具体的に説明する。図3は、駆動指令信号SdがHレベルの時、バッテリ電圧Vbがしきい値Vd付近において下降しその後上昇した場合における各部の電圧波形および低電圧検出信号Seの状態を示している。この図3において、各部の電圧波形は以下のようになっている。
【0044】
波形A(実線) :バッテリ電圧Vb
波形B(実線) :昇圧電圧Vc
波形C(実線) :出力電圧Vo(出力線14の電圧)
波形D(実線) :検出電圧Va
【0045】
図3においては、駆動指令信号SdがHレベルであるため、チャージポンプ回路17は昇圧動作を行って昇圧電圧Vcを出力している。時刻t11以前にあっては、バッテリ電圧Vbがしきい値Vd以上となっており、従って昇圧電圧Vc(検出電圧Va)もしきい値Vt(基準電圧Vr)以上となり、低電圧検出回路19はLレベルの低電圧検出信号Seを出力し、ドライブ回路18はMOSFET15をオン駆動している。このとき、出力電圧Voは、バッテリ電圧VbよりもMOSFET15のゲート・ソース間電圧だけ低い値となっている。
【0046】
やがて、時刻t11を過ぎてバッテリ電圧Vbがしきい値Vdよりも低下すると、昇圧電圧Vc(検出電圧Va)がしきい値Vt(基準電圧Vr)よりも低下するので、低電圧検出回路19はHレベルの低電圧検出信号Seを出力し、ドライブ回路18は、駆動指令信号SdがHレベルであるにもかかわらずMOSFET15をオフ駆動する。
【0047】
MOSFET15がオフ駆動されると、バッテリから電源線13を通して負荷12に流れる電流が急激に減少するので、出力電圧Voが0Vに向かって急激に低下するとともに、電源線13が有するインダクタンス成分などの影響により負荷駆動回路11における電源線13の電圧(バッテリ電圧Vb)が一時的に跳ね上がる。
【0048】
チャージポンプ回路17は、バッテリ電圧Vbを入力として昇圧電圧Vcを生成しているので、この跳ね上がりにより昇圧電圧Vcもわずかに上昇する。しかし、チャージポンプ回路17において、コンデンサ22a〜22eにはローパスフィルタとしての作用があるため、昇圧電圧Vcに現れる電圧変動はバッテリ電圧Vbの電圧変動に比べて十分に小さくなる。また、電荷は入力側に位置する充電回路23aから出力側に位置する充電回路23eへと順次移動するので、入力された電源電圧Vbの変動が昇圧電圧Vcに現れるまでには若干の遅れが存在する。
【0049】
従って、昇圧電圧Vc(検出電圧Va)が徐々に低下してしきい値Vt(基準電圧Vr)未満となりMOSFET15がオフ状態となっても、その直後に上記跳ね上がりに起因して昇圧電圧Vc(検出電圧Va)が上昇してしきい値Vt (基準電圧Vr)を超えるといった現象が生じにくくなり、MOSFET15がオンとオフとを交互に繰り返す発振状態が発生しにくくなる。
【0050】
その後、時刻t12までの期間はバッテリ電圧Vbがしきい値Vdよりも低いので、MOSFET15はオフ駆動され続ける。そして、時刻t12においてバッテリ電圧Vbがしきい値Vd以上になると、昇圧電圧Vc(検出電圧Va)がしきい値Vt(基準電圧Vr)以上となるので、低電圧検出回路19はLレベルの低電圧検出信号Seを出力し、ドライブ回路18は(駆動指令信号SdがHレベルなので)MOSFET15をオン駆動する。
【0051】
この時、負荷12に流れる電流が急激に増加するので、出力電圧Voが急激に上昇するとともに、負荷駆動回路11における電源線13の電圧(バッテリ電圧Vb)が一時的に跳ね下がる。この場合も、跳ね上がりの場合と同様の理由により、昇圧電圧Vcに現れる電圧変動は、バッテリ電圧Vbの電圧変動よりも遅れて現れ、しかも十分に小さくなる。さらに、チャージポンプ回路17には電荷逆流防止用のダイオード21a〜21eが存在するために、特に電源線13の電圧が跳ね下がる場合にあっては、その変動が昇圧電圧Vcに現れにくくなっている。従って、この時刻t12においても、前述の発振状態は発生しにくくなる。
【0052】
以上述べたように、本実施形態の負荷駆動回路11は、ハイサイドスイッチとして動作するMOSFET15、チャージポンプ回路17、ドライブ回路18に加え、バッテリ電圧Vbの低下を検出するための低電圧検出回路19を備えている。その結果、低電圧状態が検出されている期間においてMOSFET15がオフ状態となる低電圧時出力オフ機能が動作するので、MOSFET15が飽和領域でオンしたりオンオフ状態が定まらないといった不安定な動作を防止することができる。
【0053】
この場合、低電圧検出回路19は、フィルタ作用および遅延作用を持つチャージポンプ回路17の昇圧電圧Vcについて低電圧状態を検出することにより、間接的にバッテリ電圧Vbの低電圧状態を検出するようになっている。このため、低電圧状態の検出開始時点または検出終了時点において、MOSFET15のオンオフ駆動状態の変化に伴ってバッテリ電圧Vbが一時的に変動する場合であっても、別途フィルタ回路などを付加することなくその変動が検出されにくくなる。その結果、MOSFET15がオンとオフとを交互に繰り返す発振状態に陥ることを防止でき、出力電圧Voを安定して制御でき、信頼性の高い低電圧時出力オフ機能を得ることができる。
【0054】
これにより、リレースイッチにチャタリングが発生することがなくなり(負荷12がリレーコイルの場合)、あるいはライトが点滅することがなくなる(負荷12がライトの場合)。また、MOSFET15について、スイッチング損失の増大やサージ電圧の発生を防ぐことができる。
【0055】
また、低電圧状態を検出するためのコンパレータ38には、ヒステリシスが付加されていないので、バッテリ電圧Vbが低電圧状態となるしきい値(本実施形態ではVd)の電圧設定を下げられ、最低動作電圧を低く設定できる。
【0056】
さらに、低電圧検出回路19は、チャージポンプ回路17から出力される昇圧電圧Vcを検出しているので、チャージポンプ回路17の故障による昇圧電圧Vcの低下を監視でき、チャージポンプ回路17の故障時にはMOSFET15をオフ状態とすることができる。
【0057】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図4および図5を参照しながら第1の実施形態と異なる構成部分について説明する。
図4は、負荷駆動回路の電気的構成を概略的に示しており、ここに示す負荷駆動回路39と図1に示した第1の実施形態における負荷駆動回路11とは、低電圧検出回路の構成が異なっている。なお、この図4において、図1と同一構成部分には同一符号が付されている。
【0058】
負荷駆動回路39の低電圧検出回路40は、以下のように構成されている。すなわち、チャージポンプ回路17の出力端子とグランド端子26との間には、電圧検出回路(ダイオード降圧回路)として、ツェナーダイオード41とダイオード42、43との直列回路44および抵抗45が直列に接続されている。直列回路44と抵抗45との共通接続点は、抵抗46を介してNPN型のトランジスタ47(基準電圧発生回路および比較回路に相当)のベースに接続され、そのエミッタおよびコレクタはそれぞれグランド端子26およびドライブ回路18に接続されている。コレクタはドライブ回路18内において図示しない抵抗によりプルアップされている。
【0059】
上記構成において、ツェナーダイオード41のツェナー電圧をVz、ダイオード42、43の順方向電圧およびトランジスタ47のベース・エミッタ間電圧をVfとした場合、低電圧検出回路40は以下のように動作する。
【0060】
(a)昇圧電圧Vc≧Vz+3・Vfの場合
チャージポンプ回路17の出力端子から直列回路44および抵抗45を介して電流が流れ、抵抗45の両端電圧すなわち検出電圧Vaは、Vc−Vz−2・Vfとなる。この場合、検出電圧VaはVf以上となるので、トランジスタ47はオン状態となり、そのコレクタから出力される低電圧検出信号SeはLレベルとなる。
【0061】
(b)Vz+3・Vf>昇圧電圧Vc≧Vz+2・Vfの場合
上述した(a)と同様に直列回路44および抵抗45を介して電流が流れ、検出電圧VaはVc−Vz−2・Vfとなる。この場合、検出電圧VaはVfよりも小さいので、トランジスタ47はオフ状態となり、低電圧検出信号SeはHレベルとなる。
【0062】
(c)Vz+2・Vf>昇圧電圧Vcの場合
直列回路44および抵抗45には電流が流れず、検出電圧Vaは0Vとなる。従って、トランジスタ47はオフ状態となり、低電圧検出信号SeはHレベルとなる。
【0063】
以上(a)〜(c)より、低電圧時出力オフ機能における昇圧電圧Vcのしきい値VtはVz+3・Vfとなり、そのしきい値Vtは、バッテリ電圧Vbのしきい値Vdに対応した値となるように設定されている。
【0064】
図5は、図3と同様に、駆動指令信号SdがHレベルの時、バッテリ電圧Vbがしきい値Vd付近において下降しその後上昇した場合における各部の電圧波形および低電圧検出信号Seの状態を示している。この図5における波形A〜波形Dは、それぞれ図3における波形A〜波形Dと同じ電圧を示している。ただし、検出電圧Vaは上述したように抵抗45の両端電圧であって、基準電圧Vrはトランジスタ47がオンするために必要なベース・エミッタ間電圧Vf(約0.7V)となっている。
【0065】
この図5において、時刻t11からt12までの間は、昇圧電圧Vc(検出電圧Va)がしきい値Vt(しきい値Vr)よりも低下するので、低電圧検出回路40は低電圧状態を検出し、低電圧検出信号SeがHレベルになる。また、時刻t11以前および時刻t12以降においては、昇圧電圧Vc(検出電圧Va)がしきい値Vt(しきい値Vr)以上となるので、低電圧検出信号SeがLレベルになる。ドライブ回路18は、この低電圧検出信号Seと駆動指令信号Sdとに基づいてMOSFET15をオンオフ駆動する。
【0066】
本実施形態においても、低電圧検出回路40は、直接バッテリ電圧Vbを検出するのではなくチャージポンプ回路17の昇圧電圧Vcを検出することにより、間接的にバッテリ電圧Vbについての低電圧状態を検出するようになっている。従って、低電圧時出力オフ機能、特には低電圧状態の検出開始時点または検出終了時点におけるMOSFET15のオンオフ動作について、第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0067】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図6および図7を参照しながら前述した第1、第2の実施形態と異なる構成部分について説明する。なお、図6において、図1または図4と同一構成部分には同一符号が付されている。
【0068】
図6に示す負荷駆動回路48は、図1、図4にそれぞれ示す負荷駆動回路11、39に対して低電圧検出回路の構成が異なっている。負荷駆動回路48の低電圧検出回路49は、以下のように構成されている。すなわち、チャージポンプ回路17の出力端子とグランド端子26との間には、前述の直列回路44とNPN型のトランジスタ50のコレクタ・エミッタ間とが直列に接続されている。直列回路44とトランジスタ50のコレクタとの共通接続点には検出電圧Vaが得られ、この共通接続点はコンパレータ38の反転入力端子に接続されている。トランジスタ50と51とはカレントミラー回路52を構成しており、そのカレントミラー回路52の入力側のトランジスタ51のコレクタには、定電流源53から一定電流が流れ込むようになっている。
【0069】
この構成によれば、昇圧電圧VcがVz+2・Vf以上ある場合には、定電流源53が出力する電流と同じ一定の電流が、チャージポンプ回路17の出力端子から直列回路44およびトランジスタ50を介して流れ、検出電圧VaはVc−Vz−2・Vfとなる。一方、昇圧電圧VcがVz+2・Vf未満の場合には、直列回路44には電流が流れず、検出電圧Vaはトランジスタ50の飽和電圧VCE(sat) (ほぼ0V)となる。なお、本実施形態においては、基準電圧発生回路37の基準電圧VrはVt−Vz−2・Vfに設定されている。
【0070】
図7は、図3と同様の場合における各部の電圧波形および低電圧検出信号Seの状態を示している。この図7における波形A〜波形Dは、それぞれ図3における波形A〜波形Dと同じ電圧を示している。
【0071】
本実施形態においても、低電圧検出回路49は、チャージポンプ回路17の昇圧電圧Vcを検出することにより、間接的にバッテリ電圧Vbについての低電圧状態を検出するようになっているので、低電圧時出力オフ機能について第1、第2の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0072】
また、チャージポンプ回路17の出力端子から直列回路44およびトランジスタ50を介して電流が流れる場合、その電流値は昇圧電圧Vcの大きさにかかわらず一定となる。チャージポンプ回路17は比較的出力インピーダンスが高いので、チャージポンプ回路17の出力電流が一定化されることにより、その出力電流による昇圧電圧Vcの低下を防止することができる。
【0073】
(第4の実施形態)
次に、上述した第3の実施形態に変更を加えた第4の実施形態について、図8および図9を参照しながら説明する。なお、負荷駆動回路の電気的構成を示す図8において、図6と同一構成部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる構成部分について説明する。
【0074】
図8に示す負荷駆動回路54は、図6に示す負荷駆動回路48に対してチャージポンプ回路の構成を異にする。負荷駆動回路54のチャージポンプ回路55は、第1ないし第3の実施形態で示したチャージポンプ回路17と同一構成を有する昇圧回路55aと、その昇圧回路55aの昇圧動作を制御する制御回路55bとから構成されている。
【0075】
制御回路55bは、バッテリ電圧Vbの検出回路、しきい値Vh(昇圧開始レベルに相当)に対応した基準電圧を発生する基準電圧発生回路、および検出したバッテリ電圧Vbと前記基準電圧とを比較して昇圧制御信号Scを出力するコンパレータ(何れも図示せず)から構成されている。また、この場合のしきい値Vhは、前述のしきい値Vdよりも高くなるように設定されている。
【0076】
昇圧回路55aは、その昇圧制御信号Scに従って、バッテリ電圧Vbがしきい値Vh以上の場合に昇圧動作を実行し、バッテリ電圧Vbがしきい値Vh未満の場合に昇圧動作を停止するようになっている。ただし、駆動指令信号SdがLレベルの期間においては、昇圧回路55aは昇圧制御信号Scにかかわらず昇圧動作を停止している。
【0077】
図9は、駆動指令信号SdがHレベルの時、バッテリ電圧Vbがしきい値Vh付近において上昇しその後下降した場合における各部の電圧波形、昇圧回路55aの昇圧動作状態、および低電圧検出信号Seの状態を示している。この図5における波形A〜波形Dは、それぞれ図3における波形A〜波形Dと同じ電圧を示している。
【0078】
時刻t21以前においては、バッテリ電圧Vbがしきい値Vhよりも小さいので、昇圧回路55aは昇圧動作を停止し、昇圧電圧Vcは0Vになっている。そのため、低電圧検出回路49から出力される低電圧検出信号SeはHレベル(低電圧検出状態)となって、MOSFET15はオフ状態となっている。
【0079】
時刻t21において、バッテリ電圧Vbがしきい値Vh以上になると、昇圧回路55aは昇圧動作を開始し、チャージポンプ回路55はその時のバッテリ電圧Vb(=Vh)に基づく昇圧電圧Vcを出力する。上述したように、しきい値Vhはしきい値Vdよりも高く設定されているので、この時の昇圧電圧Vc(検出電圧Va)は、バッテリ電圧Vbのしきい値Vdに対応したしきい値Vt(基準電圧Vr)よりも高くなり、低電圧検出信号SeがHレベルからLレベルになって、MOSFET15はオフ状態からオン状態になる(時刻t22)。
【0080】
この時、第1の実施形態で説明したように、負荷電流の急増によって電源線13の電圧(バッテリ電圧Vb)が一時的に跳ね下がる現象が発生する。以降時刻t23までの間、バッテリ電圧Vbがしきい値Vhよりも低下した状態となって、昇圧回路55aは昇圧動作を停止するため昇圧電圧Vcが低下する。しかしながら、昇圧回路55aは、その昇圧コンデンサ22a〜22eに電荷を蓄積しており、しかもダイオード21a〜21eによって電荷が入力側に逆流することが防止されているので、昇圧電圧Vcは急激に低下せず徐々に低下する。
【0081】
また、しきい値Vhはしきい値Vdよりも高く設定されているので、昇圧電圧Vc(検出電圧Va)が減少に転じても直ちにそのしきい値Vt(基準電圧Vr)にまで低下することはなく、しきい値Vtにまで低下する前の時刻t23において、一時的に跳ね下がったバッテリ電圧Vbがしきい値Vhまで回復する。これにより、昇圧回路55aは再び昇圧動作を開始する。
【0082】
一方、バッテリ電圧Vbが低下して、時刻t24を過ぎてしきい値Vh未満になると、昇圧回路55aは昇圧動作を停止し、昇圧電圧Vcは徐々に低下する。その後、昇圧電圧Vc(バッテリ電圧Vb)がしきい値Vt(しきい値Vd)よりも低下する時刻t25までの間、低電圧検出信号SeはLレベルを保持し、MOSFET15はオンし続ける。
【0083】
そして、時刻t25において、低電圧検出状態となってMOSFET15がオン状態からオフ状態になると、負荷電流の急減によってバッテリ電圧Vbが一時的に跳ね上がる。しかし、しきい値Vhはしきい値Vdよりも高く設定されているので、バッテリ電圧Vbに跳ね上がりが生じてもしきい値Vh以上とならず、従って昇圧回路55aが昇圧動作を再開することもない。
【0084】
以上説明したように、本実施形態におけるチャージポンプ回路55は、バッテリ電圧Vbがしきい値Vh以上の期間において昇圧動作を実行するように構成され、さらにそのしきい値Vhを低電圧時出力オフ機能におけるバッテリ電圧Vbのしきい値Vdよりも高く設定した。これにより、低電圧時出力オフ機能が動作してMOSFET15のオンオフ駆動状態が変化した場合におけるバッテリ電圧Vbの電圧変動が一層検出されにくくなり、MOSFET15のオンとオフとを交互に繰り返す発振状態の発生をより確実に防止することができる。
【0085】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
スイッチ回路(スイッチング素子)としてMOSFET15を用いたが、これに替えてIGBTやバイポーラトランジスタなどを使用しても良い。さらに、スイッチ回路としては、半導体スイッチング素子に限られず、例えば昇圧電圧Vcを用いてオンオフ駆動されるリレースイッチを用いても良い。
【0086】
電源線13に接続される電源はバッテリに限られない。また、チャージポンプ回路17(昇圧回路55a)は、図2に示す回路構成に限定されず、電荷逆流防止用のダイオードとコンデンサとから構成されるものであれば他の回路構成であっても良い。さらに、チャージポンプ回路17、55は、駆動指令信号Sdのレベルにかかわらず常に昇圧動作を行っても良い。
【0087】
低電圧検出回路40、49における直列回路44について、そのツェナーダイオードとダイオードの各直列接続数およびそれらの組み合わせを適宜変えても良い。また、チャージポンプ回路17の出力端子とグランド端子26との間に抵抗を接続し、その抵抗に定電流を流すことにより、昇圧電圧Vcから所定電圧だけ低下した検出電圧Vaを得るようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す負荷駆動回路の電気的構成図
【図2】チャージポンプ回路の電気的構成図
【図3】駆動指令信号SdがHレベルであって、バッテリ電圧Vbがしきい値Vd付近で下降および上昇した場合における各部の電圧波形および低電圧検出信号Seの状態を示す図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図5】図3相当図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図7】図3相当図
【図8】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【図9】駆動指令信号SdがHレベルであって、バッテリ電圧Vbがしきい値Vh付近で上昇および下降した場合における各部の電圧波形、昇圧回路55aの昇圧動作状態、および低電圧検出信号Seの状態を示す図
【図10】従来技術を示す図1相当図
【図11】図3相当図
【符号の説明】
11、39、48、54は負荷駆動回路、12は負荷、13は電源線(電源供給経路)、14は出力線(電源供給経路)、15はMOSFET(スイッチング素子)、17、55はチャージポンプ回路、18はドライブ回路(素子駆動回路)、19、40、49は低電圧検出回路、36は分圧回路(電圧検出回路、抵抗分圧回路に相当)、37は基準電圧発生回路、38はコンパレータ(比較回路)、47はトランジスタ(基準電圧発生回路、比較回路)である。
Claims (7)
- 電源電圧を入力して昇圧した電圧を出力するチャージポンプ回路と、
電源と負荷とを接続する電源供給経路に設けられ、前記チャージポンプ回路の出力電圧が供給された状態で、駆動指令信号に従って前記電源供給経路を開状態または閉状態とするスイッチ回路とを備えた負荷駆動回路において、
前記チャージポンプ回路の出力電圧が所定の判定レベルよりも低下しているとこれを低電圧状態として検出する低電圧検出回路を備え、
前記スイッチ回路は、前記低電圧検出回路が前記低電圧状態を検出している期間、前記駆動指令信号にかかわらず前記電源供給経路を開状態とするように構成されていることを特徴とする負荷駆動回路。 - 前記スイッチ回路は、前記電源供給経路に介在するスイッチング素子と、前記駆動指令信号に従って前記スイッチング素子をオンオフ駆動する素子駆動回路とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の負荷駆動回路。
- 前記低電圧検出回路は、前記チャージポンプ回路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、前記判定レベルに相当する基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記検出された電圧と前記基準電圧とを比較する比較回路とから構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の負荷駆動回路。
- 前記電圧検出回路は、抵抗分圧回路であることを特徴とする請求項3記載の負荷駆動回路。
- 前記電圧検出回路は、ダイオードと抵抗とが直列接続されたダイオード降圧回路であることを特徴とする請求項3記載の負荷駆動回路。
- 前記電圧検出回路は、定電流駆動されたダイオード降圧回路であることを特徴とする請求項3記載の負荷駆動回路。
- 前記チャージポンプ回路は、前記電源電圧が所定の昇圧開始レベル以上である場合に昇圧動作を行うように構成され、
その昇圧開始レベルは、当該昇圧開始レベルにおける前記チャージポンプ回路の出力電圧が前記判定レベルよりも高くなるように設定されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の負荷駆動回路。
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