JPH05226995A - パワーオンリセット回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路

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JPH05226995A
JPH05226995A JP29533291A JP29533291A JPH05226995A JP H05226995 A JPH05226995 A JP H05226995A JP 29533291 A JP29533291 A JP 29533291A JP 29533291 A JP29533291 A JP 29533291A JP H05226995 A JPH05226995 A JP H05226995A
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JP
Japan
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circuit
reference voltage
power
resistor
voltage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29533291A
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English (en)
Inventor
Kentaro Kitamura
謙太郎 北村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】どのような電源電圧の立上りに対しても十分な
パルス幅のリセットパルスを出力し内部回路を正常に初
期化する。 【構成】パワーオン時、設定遅延時間後に基準電圧V2
が立上がるように基準電圧回路2を駆動する初期駆動回
路4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワーオンリセット回路
に関し、特に電源投入時に初期化信号を出力する単一電
源系用のパワーオンリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパワーオンリセット回路の第一の
例は、図4に示すように、高電位電源VDと低電位電源
VSとの間に直列接続された抵抗R1と順方向に直列接
続のダイオードD1,D2とからなる基準電源回路1
と、高電位電源VDと低電位電源VSとの間に直列接続
された抵抗R1,R2と順方向接続のダイオードD3と
からなる基準電源回路2と、それぞれ基準電圧回路1,
2の出力である基準電圧V1,V2を比較する比較器3
とを備えて構成されていた。
【0003】次に、従来のパワーオンリセット回路の動
作について説明する。
【0004】図5は、従来のパワーオンリセット回路の
電源電圧VDの変化に対する各基準電圧V1,V2の変
化特性を示すタイムチャートである。
【0005】まず、電源電圧VDは0から上昇すると、
基準電源回路1のA点に基準電圧V1が、基準電源回路
2のB点に基準電圧V2がそれぞれ出力される。基準電
圧V1は、ダイオードD1,D2の順方向電圧に達する
とその電位を維持する。一方、基準電圧V2は、ダイオ
ードD3の順方向電圧に抵抗R3の電圧降下分を加えた
ものである。電源電圧VDが電圧VRに達するまでは、
基準電圧V2の方が基準電圧V1より低い。この状態で
は、比較器3はハイレベルのリセットパルスを出力端子
TOを介して出力し、それによって内部回路が初期化さ
れる。
【0006】次に、電源電圧VDが電圧VR以上になる
と、基準電圧V1,V2の関係は逆転し、基準電圧V1
の方が基準電圧V2よりも低くなるので比較器3の出力
がロウレベルとなり、内部回路の初期化動作が解除され
るというものであった。
【0007】従来のパワーオンリセット回路の第二の例
は、図6に示すように、高電位電源VDと低電位電源V
Sとの間に直列接続された抵抗R5,R6からなる基準
電源回路5と、高電位電源VDと低電位電源VSとの間
に直列接続された抵抗R7とコンデンサC2とからなる
基準電源回路6と、それぞれ基準電圧回路5,6の出力
である基準電圧V1,V2を比較する比較器3とを備え
て構成されていた。
【0008】本回路は、電源の立上り時におけるコンデ
ンサC2の充電電圧を基準電圧信号V2として利用する
ものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパワー
オンリセット回路は、電源投入後2つの基準電圧信号の
レベルが逆転するまでの時間がリセットパルス幅となる
ため、ダイオードの順方向電圧を用いた第一の例におい
て電源電圧が急激に立上るような場合には、リセットパ
ルス幅が極端に狭くなり、比較器の動作可能となるまで
の待機時間や内部回路に対する最小リセットパルス幅が
確保できず正常に初期化できないという欠点があった。
また、コンデンサを用いた第二の例では、電源電圧が緩
やかに立上るような場合には、2つの基準電圧信号のレ
ベルが逆転することがなくなるため、リセットパルスは
出力されず正常に初期化できないという欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のパワーオンリセ
ット回路は、第一の基準電圧信号を出力する第一の基準
電圧回路と、第二の基準電圧信号を出力する第二の基準
電圧回路と、前記第一および第二の基準電圧信号を入力
しリセット信号を出力する電圧比較器と、パワーオン時
に予め定めた時間遅延して前記第二の基準電圧が立上が
るように前記第二の基準電圧回路を駆動する初期駆動回
路とを備えて構成されている。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は、本発明のパワーオンリセット回路
の第一の実施例を示す回路図である。
【0013】本実施例のパワーオンリセット回路は、図
1に示すように、従来例と同様の高電位電源VDと低電
位電源VSとの間に直列接続された抵抗R1と順方向に
直列接続のダイオードD1,D2とからなる基準電源回
路1と、高電位電源VDと低電位電源VSとの間に直列
接続された抵抗R2,R3と順方向接続のダイオードD
3とからなる基準電源回路2と、それぞれ基準電圧回路
1,2の出力である基準電圧V1,V2を比較する比較
器3とに加えて、高電位電源VDと低電位電源VSとの
間に直列接続されたコンデンサC1と抵抗R4と抵抗R
4に逆極性に並列接続されたダイオードD4とNチャン
ネルトランジスタN1とからなる初期駆動回路4を備え
て構成されている。NチャンネルトランジスタN1のゲ
ートはコンデンサC1と抵抗R4との共通接続点にコレ
クタは基準電圧回路2の抵抗R2,R3の共通接続点に
それぞれ接続されている。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
【0015】図2は、本実施例のパワーオンリセット回
路の動作の一例を示すタイムチャートである。
【0016】まず、電源電圧VDが急激に立上がる場合
の初期駆動回路4のC点の電圧V3と、基準電源回路
1,2のA,B点の各電圧V1,V2との関係について
説明する。
【0017】まず、電源電圧VDが急激に立上がると、
コンデンサC1に直列接続された抵抗R4に過度電流が
流れ、初期駆動回路4のC点の電圧V3が一時的に上昇
する。これにより、トランジスタN1がオン状態とな
り、基準電圧回路2のB点を接地電位に短絡して基準電
圧V2の上昇を抑える。次に、一定の遅延時間t0経過
後、初期駆動回路4のC点の電圧V3が低下すると、ト
ランジスタN1がオフ状態となり、基準電圧回路2のB
点の基準電圧V2が基準電圧回路1のA点の基準電圧V
1より時間t0だけ遅れて上昇し始める。この遅延時間
t0は、比較器3の動作可能となるまでの待機時間およ
び内部回路の最小リセットパルス幅を確保するように設
定する。
【0018】遅延時間t0は、周知のように、コンデン
サC1と抵抗R4との時定数で決定されるので、これら
の値を適切に設定すればよい。
【0019】以上以外の回路は前述の従来の技術の例で
示したものと共通部分であり、説明が重複するので冗長
とならないよう省略する。
【0020】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。
【0021】図3は、本発明のパワーオンリセット回路
の第二の実施例を示す回路図である。
【0022】前述の第一の実施例に対する本実施例の相
違点は、前述の遅延時間t0の設定を容易に調整できる
ように、初期駆動回路4の代りにトランジスタN1のゲ
ートの入力側にパルス遅延回路71を設けた初期駆動回
路7を備えたことである。
【0023】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限られることなく種々の変形が可能で
ある。
【0024】たとえば、本実施例では、パルス遅延回路
として、周知のバッファ回路の直列接続による遅延素子
とナンドゲートとを用いた回路としているが、これに限
ることはなく同様の機能を有するものであれば、本発明
の主旨を逸脱しない限り適用できることは勿論である。
【0025】また、ダイオードの代りにゲートとドレイ
ンとを短絡しダイオード接続としたトランジスタを用い
ることも、本発明の主旨を逸脱しない限り適用できるこ
とは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパワーオ
ンリセット回路は、パワーオン時の設定遅延時間t0後
に第二の基準電圧が立上がるように第二の基準電圧回路
を駆動する初期駆動回路を備えることにより、電源電圧
が急激に立上るような場合でも比較器の動作可能となる
までの待機時間や内部回路に対する最小リセットパルス
幅を十分確保でき、また、電源電圧が緩やかに立上るよ
うな場合でも2つの基準電圧信号のレベルは確実に逆転
するので、どのような電源電圧の立上りに対しても十分
なパルス幅のリセットパルスが出力され正常に初期化で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーオンリセット回路の第一の実施
例を示す回路図である。
【図2】本実施例のパワーオンリセット回路における動
作の一例を示すタイムチャートである。
【図3】本発明のパワーオンリセット回路の第二の実施
例を示す回路図である。
【図4】従来のパワーオンリセット回路の第一の例を示
す回路図である。
【図5】従来のパワーオンリセット回路における動作の
一例を示すタイムチャートである。
【図6】従来のパワーオンリセット回路の第二の例を示
す回路図である。
【符号の説明】
1,2,5,6 基準電圧回路 3 比較器 4,7 初期駆動回路 71 パルス遅延回路 C1,C2 コンデンサ D1〜D4 ダイオード N1 トランジスタ R1〜R7 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の基準電圧信号を出力する第一の基
    準電圧回路と、 第二の基準電圧信号を出力する第二の基準電圧回路と、 前記第一および第二の基準電圧信号を入力しリセット信
    号を出力する電圧比較器と、 パワーオン時に予め定めた時間遅延して前記第二の基準
    電圧が立上がるように前記第二の基準電圧回路を駆動す
    る初期駆動回路とを備えることを特徴とするパワーオン
    リセット回路。
  2. 【請求項2】 前記第一の基準電圧回路は第一および第
    二の電源の間に直列接続された第一の抵抗と順方向に直
    列接続された1個またはそれ以上のダイオードからなる
    第一のダイオード回路とを備え前記第一の抵抗と前記第
    一のダイオード回路との共通接続点から前記第一の基準
    電圧を出力し、 前記第二の基準電圧回路は前記第一および第二の電源の
    間に直列接続された第二および第三の抵抗と順方向に直
    列接続された1個またはそれ以上のダイオードからなる
    第二のダイオード回路とを備え前記第二の抵抗と前記第
    三の抵抗との共通接続点から前記第二の基準電圧を出力
    し、 前記初期駆動回路は前記第一および第二の電源に直列接
    続されたコンデンサと第四の抵抗と前記第四の抵抗に並
    列接続された逆方向の第三のダイオード回路と前記第二
    の抵抗と前記第三の抵抗との共通接続点と前記第二の電
    源間に並列接続したトランジスタとを備え前記コンデン
    サと前記第四の抵抗との共通接続点に前記トランジスタ
    のゲートを接続することを特徴とする請求項1記載のパ
    ワーオンリセット回路。
  3. 【請求項3】 前記第一および第二のダイオード回路は
    それぞれドレインとゲートとを短絡したダイオード接続
    のトランジスタであることを特徴とする請求項2記載の
    パワーオンリセット回路。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサと前記第四の抵抗との共
    通接続点と前記トランジスタのゲートとの間に前記遅延
    時間を設定するパルス遅延回路を備えることを特徴とす
    る請求項2記載のパワーオンリセット回路。
JP29533291A 1991-11-12 1991-11-12 パワーオンリセット回路 Withdrawn JPH05226995A (ja)

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Effective date: 19990204