JP3631403B2 - 穿刺針システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、経内視鏡的に生体の組織或いは細胞を生検する穿刺針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、超音波内視鏡等では、超音波断層像観察下において、超音波内視鏡の処置具挿通用チャンネルから挿入した穿刺針を、病変組織に穿刺し、組織を吸引採取して病理確定診断を行うという手技が行われている。
【0003】
このような穿刺針の穿刺針システムとしては、特開平10−216134号公報に、シースと、管状の外針と、この外針内を進退自在に移動し、先端部近傍に切り欠き部を有する内針とを具備し、外針内に内針を挿通した状態で、これらを体腔内に刺入することにより体腔組織を採取する穿刺針システムの一例が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の先行技術に代表される従来の穿刺針システムでは、外針刺入を手動にて行う構造になっているが、手動では刺入速度に限界がある。このため、外針の刺入が低速の場合、外針の刺入により、内針の切り欠き部に取り込まれた組織が逃げてしまい、十分な量の検体が得られない虞がある。また、超音波内視鏡を用いた超音波画像ガイド下の生検の場合、術者が手動で急激な刺入操作を行うと術者の動きにより内視鏡自体がぶれ、超音波画像から穿刺針が消えてしまう可能性がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作で、確実に十分量の検体を採取することができる穿刺針システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明による穿刺針システムは、内視鏡の処置具用チャンネルに挿通自在なシースと、上記シース内を進退自在で基端に中空の針基を有する略管状の外針と、上記外針内を進退自在で先端部近傍に切り欠き部を有する内針と、上記内視鏡の処置具用チャンネルの入口に固定自在なハンドル本体と、上記シースを上記ハンドル本体に対して進退自在に保持するシーススライダと、上記針基を上記シーススライダに対して進退自在に保持する針スライダと、上記針基と上記外針とを付勢力により先端方向に急速に移動する付勢手段と、上記付勢手段の上記付勢力を規制する規制手段と、上記規制手段による上記付勢力の規制を解除して上記外針を刺入自在な規制解除手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
上記請求項1記載の穿刺針システムは、まず、内視鏡の処置具用チャンネルにシースを挿入する前に、ハンドル本体に対してシーススライダを最も後端に位置させ、また、シーススライダに対して針スライダを最も後端に位置させて、内針および外針がシース先端から突出していない状態にする。次いで、内視鏡の処置具用チャンネルにシースを挿入し、ハンドル本体を処置具用チャンネルの入口に固定する。そして、シーススライダを前進することにより、シースと外針と内針を一体的に内視鏡先端の処置具出口から突出させ、適当量突出後、ハンドル本体とシーススライダを固定する。次に、針スライダを前進させることにより、外針と内針を一体的にシースから突出させ、外針先端が穿刺対象部位付近まで刺入したら、シーススライダと針スライダを固定する。次いで、内針のみを穿刺対象部位に刺入し、切り欠き部に穿刺対象部位の組織を取り込む。その後、規制解除手段を作動させて付勢手段に対する規制を取り除き、付勢手段により、針基と外針とを付勢力により先端方向に急速に移動する。このため、内針の切り欠き部に取り込まれていた組織は逃がすことなく切り取られる。そして、内針をハンドル本体から引き抜き、内針の切り欠き部に採取された組織を回収する。こうして、穿刺対象部位の組織が組織診断に十分量採取される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図11は本発明の実施の形態を示し、図1は穿刺針システムのハンドルの断面説明図、図2は穿刺針システムを超音波内視鏡と組み合わせた全体構成図、図3は超音波内視鏡の先端説明図、図4は穿刺針システムの全体構成図、図5は図1のV−V断面図、図6はハンドルを処置具用チャンネル入口に固定した際の穿刺針システムの説明図、図7はシースを処置具用チャンネル出口から突出した際の穿刺針システムの説明図、図8はシースから外針を突出した際の穿刺針システムの説明図、図9は外針から内針を突出した際の穿刺針システムの説明図、図10は外針を先端に移動した際の穿刺針システムの説明図、図11は液体状の穿刺対象部位を吸引する際の穿刺針システムの説明図である。
【0009】
図2に示すように、本発明による穿刺針システム1は、本実施の形態においては、超音波内視鏡2と組み合わされて使用されるようになっている。
【0010】
上記超音波内視鏡2は、体腔内に挿入される細長の挿入部3を有し、この挿入部3の後端には、操作部4及び接眼部5が設けられている。また、操作部4からは、外方にユニバーサルコード6が延出されており、このユニバーサルコード6の末端には内視鏡コネクタ7が設けられ、この内視鏡コネクタ7からは、末端に超音波コネクタ8を有する超音波ケーブル9が延出されている。
【0011】
上記挿入部3は、先端から硬質の樹脂で形成された先端硬質部10と、この先端硬質部10の後端に形成された湾曲自在の湾曲部11と、この湾曲部11の後端から上記操作部4の前端に至る細径かつ長尺で可撓性を有する可撓部12とから成る。上記先端硬質部10の材質としては、例えば、耐薬品性や生体適合性が良好なポリスルフォンが用いられている。
【0012】
上記操作部4には、湾曲部11を制御する為のアングルノブ13と、送気・送水ボタン14、吸引ボタン15が設けられている。また、上記操作部4の先端部側には処置具を挿入する処置具用チャンネル入口16が設けてあり、この処置具用チャンネル入口16には、穿刺針システム1のハンドル31が固定されている。
【0013】
上記挿入部3内に形成された処置具用チャンネル17は、図3に示すように、先端硬質部10に設けられた斜面部18の処置具出口19で開口している。
【0014】
また、上記先端硬質部10の処置具出口19近傍には、鉗子起上台20が揺動自在に設けられ、操作部4に設けられた鉗子起上レバー21により操作自在になっている。更に、上記先端硬質部10の斜面部18には、照明光学系22、観察光学系23、送気・送水ノズル24も設けられている。
【0015】
上記先端硬質部10の先端には、超音波を送受する為のコンベックス型の超音波振動子25が先端硬質部10と着脱自在に装着されており、挿入軸と平行な方向に、図3中の矢視範囲で示す如く超音波走査面を形成している。
【0016】
処置具用チャンネル17の処置具出口19近傍は、その中心軸が上記超音波走査面に含まれるように形成されている。図3では、処置具出口19から穿刺針システム1の先端が突出した状態を示しており、後述する穿刺針システム1のシース32と、外針33と、内針34が超音波走査面内に位置している。
【0017】
すなわち、穿刺針システム1は、図4に示すように、ハンドル31と、上記超音波内視鏡2の処置具用チャンネル17に挿通自在な可撓性を有する金属コイル製のシース32と、このシース32内に挿通自在な略管状の外針33と、この外針33内に挿通自在な内針34とを有しており、この内針34の先端近傍には切り欠き部35が形成されている。
【0018】
上記ハンドル31は、図1に示すように、上記超音波内視鏡2の処置具用チャンネル入口16に着脱自在に連結固定できるよう、先端側に例えば2条雌ねじからなるチャンネル入口固定部36を形成したハンドル本体37を備えて構成されている。
【0019】
上記ハンドル本体37は、中空構造となっており、ハンドル本体37内を進退自在にシーススライダ38が設けられ、このシーススライダ38先端には、上記シース32の基端がネジ固定されている。
【0020】
上記シーススライダ38外周の軸(縦)方向には、溝形状のシーススライダガイド39が形成されており、ハンドル本体37に取り付けられたシーススライダ固定ネジ40の先端が、上記シーススライダガイド39に突出し係合して、ハンドル本体37に対するシーススライダ38の進退動作をガイドするようになっている。また、上記シーススライダ固定ネジ40を締めることにより、所望の位置でハンドル本体37とシーススライダ38とを固定できる。ここで、上記シーススライダガイド39の先端は、シーススライダ38の先端面からわずかに基端側に位置しており、不用意にハンドル本体37からシーススライダ38が外れることを防止している。
【0021】
また、上記シーススライダ38もまた、中空構造となっており、このシーススライダ38内を進退自在に針スライダ41が設けられている。そして、この針スライダ41には、上記外針33とこの外針33基端に接着固定された中空の針基42が装着されている。
【0022】
上記針スライダ41外周の軸(縦)方向には、溝形状の針スライダガイド43が形成されており、上記シーススライダ38に取り付けられた針スライダ固定ネジ44の先端が、上記針スライダガイド43に突出し係合して、シーススライダ38に対する針スライダ41の進退動作をガイドするようになっている。また、上記針スライダ固定ネジ44を締めることにより、所望の位置でシーススライダ38と針スライダ41とを固定できる。ここで、上記針スライダガイド43の先端は、針スライダ41の先端面からわずかに基端側に位置しており、不用意にシーススライダ38から針スライダ41が外れることを防止している。
【0023】
上記針基42は、上記針スライダ41内に格納される前端側の前端面には、大径の鍔状端面45が形成されており、この鍔状端面45の後面と上記針スライダ41の底面との間には、針基42を針スライダ41に対して先端方向に常時所定の強い力で付勢するコイルスプリング46が配設されている。
【0024】
また、上記針スライダ41の底面は、一部が側方に突出して形成されており、突出した底面の先端からは、弾性を有する弾性板(以降、フック弾性板と称する)47が所定のアングルで先端に向けて延出されている。そして、このフック弾性板47の先端のフック先端部47aは、上記針スライダ41の側面に形成したフック穴41aからこの針スライダ41内に臨まされ、上記針基42の鍔状端面45前端に掛かって上記針基42の先端に向けての移動を規制自在になっている。
【0025】
さらに、上記針基42の後端には、シリンジ61等が取り付け可能なルアー口金55が形成されている。
【0026】
上記外針33および針基42内に挿通された内針34の後端には、円盤状のボタン48が接着固定されており、上記針基42と上記ボタン48の間には、図5の断面図に示すように、Cリング形状のスペーサ49が設けられている。このスペーサ49は、C状の開口幅が、内針34の直径太さよりやや小さい寸法に形成されており、スペーサ49を広げて内針34に対して横方向に取付取り外しが可能になっている。
【0027】
また、上記ボタン48には、トリガーロッド50が、上記内針34と平行に、先端方向に向けて固定されている。上記針スライダ41には、上記トリガーロッド50が底面側から挿入可能で、底面から軸方向に貫通する穴が、トリガーロッドガイド51として設けられており、このトリガーロッドガイド51の先端は、上記トリガーロッド50を先端側に進めた際に、上記フック弾性板47に接触する位置に開口している。
【0028】
そして、上記スペーサ49を取り外して上記ボタン48をさらに先端方向に進めると、上記トリガーロッド50の先端が上記弾性板47を移動して、上記フック先端部47aを移動させ、上記針基42の先端に向けての移動規制を解除するようになっている。
【0029】
また、上記内針34は、ハンドル31を内視鏡に固定したまま、ハンドル31の後方から抜去可能な構造となっている。
【0030】
ここで、上記シース32、外針33及び内針34の長さは以下の通り設定されている。上記シース32の長さは、ハンドル31を超音波内視鏡2に固定し、シーススライダ38をハンドル本体37に対して最も後端に位置させた時に、内視鏡先端からシース32が突出しない長さに形成されている。
【0031】
上記外針33の長さは、スペーサ49を取り付けた状態で、外針33先端から内針34の先端テーパ部が突出し、かつ切り欠き部35が突出しない長さに形成されている。
【0032】
上記内針34の長さは、針スライダ41をシーススライダ38に対して最も後端に位置させ、なおかつスペーサ49を取り付けた状態でシース32先端から内針34先端が突出しない長さに形成されている。
【0033】
次に、上記構成の穿刺針システム1を用いた具体的な作用の一例を、図6〜図11を基に説明する。まず、図6(a),(b)に示すように、ハンドル本体37に対してシーススライダ38を最も後端に位置させ、シーススライダ固定ネジ40を締めて固定する。これにより、ハンドル31からのシース32の突出長を最短にする。
【0034】
また、シーススライダ38に対して針スライダ41を最も後端に位置させ、針スライダ固定ネジ44を締めて固定する。これにより、内針34及び外針33がシース32の先端から突出していない状態にする。
【0035】
超音波内視鏡2を患者に挿入し、超音波断層像にて穿刺対象部位60を描出する。そして、この超音波内視鏡2の処置具用チャンネル17にシース32を挿入し、ハンドル31を処置具用チャンネル入口16に固定する。
【0036】
次いで、図7(a),(b)に示すように、シーススライダ固定ネジ40を緩め、シーススライダ38を前進することにより、シース32と外針33と内針34を、一体的に、超音波内視鏡2先端の処置具出口19から突出させる。適当量突出後、再びシーススライダ固定ネジ40を締め、ハンドル本体37とシーススライダ38を固定する。
【0037】
次いで、図8(a),(b)に示すように、針スライダ固定ネジ44を緩め、針スライダ41を前進させることにより、外針33と内針34を、一体的にシース32から突出させる。外針33先端を穿刺対象部位60付近まで刺入したら、再び針スライダ固定ネジ44を締め、シーススライダ38と針スライダ41を固定する。
【0038】
その後、図9(a),(b)に示すように、スペーサ49を外し、ボタン48を押すことにより、内針34のみを穿刺対象部位60に刺入し、切り欠き部35に穿刺対象部位60の組織を取り込む。
【0039】
そして更に、図10(a),(b)に示すように、ボタン48を押し込むことにより、トリガーロッド50の先端で、フック弾性板47を変形させて移動し、フック先端部47aを移動して、フック先端部47aによる針基42の先端方向への移動に対する規制を解除する。これにより、針基42および外針33は、コイルスプリング46の付勢力により先端方向へ自動的かつ急速にスライド移動され、内針34の切り欠き部35に取り込まれていた組織は逃がすことなく切り取られる。また、この時、トリガーロッド50は、フック弾性板47を変形させて移動し、フック先端部47aを移動させるのに、必要なわずかな距離しか前進しない為、外針33が自動刺入されても内針34は、ほとんど前進しない。
【0040】
そして、内針34をハンドル31後端から引き抜き、内針34の切り欠き部35に採取された組織を回収する。
【0041】
ここで、内針34の切り欠き部35に組織が採取されず、穿刺対象部位60が液体状であることが判明した場合、図11(a),(b)に示すように、針基42後端のルアー口金55にシリンジ61等を取り付け吸引を行うことにより、外針33の先端から穿刺対象部位60の液体を吸引する。
【0042】
こうして、以上の作業により、穿刺対象部位60の組織が、組織診断に十分な量採取される。
【0043】
このように、本実施の形態によれば、外針33が先端方向に、自動的かつ急速に移動される為、内針34の切り欠き部35に取り込まれた組織を外針33の刺入により逃げてしまう前に切り取ることが可能となり、確実に大量の組織を採取することができる。
【0044】
また、外針33の刺入が、ボタン48を押し込む操作のみでなされる為、手動により刺入する場合と比較して術者の手の動きが少なくなり、術者の不要な動きによる超音波内視鏡2のぶれが軽減され、超音波走査面から穿刺針システム1の先端がずれ、超音波断層像からの穿刺針像の消失を防止できる。
【0045】
更に、穿刺針システム1のハンドル31が、超音波内視鏡2に固定可能である為、超音波内視鏡2の操作者または介助者が、穿刺針システム1のハンドル31を把持固定している必要が無く、内視鏡操作者または介助者に対する作業上の負担が軽減される。
【0046】
また、外針33の自動刺入時、内針34の前進が規制される構造である為、外針33の自動刺入時に内針34を術者が保持している必要が無く、意図しない内針34の刺入が防止でき操作性が向上する。
【0047】
更に、穿刺対象部位60が、液体状であることが判明した場合、シリンジ61による吸引が可能である為、改めて吸引用生検針システムを準備・使用する必要が無く、検査時間の短縮による患者への負担の軽減と、検査費用の軽減が可能となる。
【0048】
また、外針33及び内針34が、シース32内に収容可能である為、内視鏡の処置具用チャンネル17への挿入時に、処置具用チャンネル17内に接触することがなく、処置具用チャンネル17内を傷付けることを防止できる。
【0049】
更に、針基42後端と内針34基端のボタン48の間にスペーサ49を設けたので、不用意にシース32の先端から内針34が突出することが無く、内視鏡の処置具用チャンネル17や意図しない検査対象外の組織に接触することを有効に防止できる。
【0050】
[付記]
(1) 内視鏡の処置具用チャンネルに挿通自在なシースと、上記シース内を進退自在で基端に中空の針基を有する略管状の外針と、上記外針内を進退自在で先端部近傍に切り欠き部を有する内針と、上記内視鏡の処置具用チャンネルの入口に固定自在なハンドル本体と、上記シースを上記ハンドル本体に対して進退自在に保持するシーススライダと、上記針基を上記シーススライダに対して進退自在に保持する針スライダと、上記針基と上記外針とを付勢力により先端方向に急速に移動する付勢手段と、上記付勢手段の上記付勢力を規制する規制手段と、上記規制手段による上記付勢力の規制を解除して上記外針を刺入自在な規制解除手段とを備えたことを特徴とする穿刺針システム。
【0051】
(2) 前記外針が、前記付勢手段による付勢力で先端方向に移動する際に、前記内針の上記先端方向への移動を規制する内針移動規制手段を備えたことを特徴とする付記項1に記載の穿刺針システム。
【0052】
(3) 前記針基の後端に、吸引手段を接続自在な接続部を形成したことを特徴とする付記項1又は付記項2に記載の穿刺針システム。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、外針が、先端方向に自動的かつ急速に移動して内針の切り欠き部に取り込まれた組織を切り取るようになっているため、切り欠き部に取り込まれた組織を外針の刺入により逃げてしまう前に切り取ることができ、簡単な操作で、確実に十分量の検体を採取することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】穿刺針システムのハンドルの断面説明図
【図2】穿刺針システムを超音波内視鏡と組み合わせた全体構成図
【図3】超音波内視鏡の先端説明図
【図4】穿刺針システムの全体構成図
【図5】図1のV−V断面図
【図6】ハンドルを処置具用チャンネル入口に固定した際の穿刺針システムの説明図
【図7】シースを処置具用チャンネル出口から突出した際の穿刺針システムの説明図
【図8】シースから外針を突出した際の穿刺針システムの説明図
【図9】外針から内針を突出した際の穿刺針システムの説明図
【図10】外針を先端に移動した際の穿刺針システムの説明図
【図11】液体状の穿刺対象部位を吸引する際の穿刺針システムの説明図
【符号の説明】
1 穿刺針システム
2 超音波内視鏡
16 処置具用チャンネル入口
17 処置具用チャンネル
19 処置具出口
31 ハンドル
32 シース
33 外針
34 内針
35 切り欠き部
36 チャンネル入口固定部
37 ハンドル本体
38 シーススライダ
39 シーススライダガイド
40 シーススライダ固定ネジ
41 針スライダ
42 針基
43 針スライダガイド
44 針スライダ固定ネジ
45 鍔状端面
46 コイルスプリング
47 フック弾性板
47a フック先端部
48 ボタン
49 スペーサ
50 トリガーロッド
51 トリガーロッドガイド

Claims (1)

  1. 内視鏡の処置具用チャンネルに挿通自在なシースと、
    上記シース内を進退自在で基端に中空の針基を有する略管状の外針と、
    上記外針内を進退自在で先端部近傍に切り欠き部を有する内針と、
    上記内視鏡の処置具用チャンネルの入口に固定自在なハンドル本体と、
    上記シースを上記ハンドル本体に対して進退自在に保持するシーススライダと、
    上記針基を上記シーススライダに対して進退自在に保持する針スライダと、
    上記針基と上記外針とを付勢力により先端方向に急速に移動する付勢手段と、
    上記付勢手段の上記付勢力を規制する規制手段と、
    上記規制手段による上記付勢力の規制を解除して上記外針を刺入自在な規制解除手段と
    を備えたことを特徴とする穿刺針システム。
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