JP4450873B2 - 内視鏡用穿刺針操作補助器具 - Google Patents

内視鏡用穿刺針操作補助器具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡のチャンネルに挿通される内視鏡用穿刺針装置の穿刺の補助をする内視鏡用穿刺針操作補助器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、超音波内視鏡による超音波断層像観察下において、超音波内視鏡の処置具挿通用チャンネルから挿入した吸引生検針で、病変組織に穿刺し、組織を吸引採取して病理確定診断を行うという手技が行われるようになった。
【0003】
そのような手技に用いられる内視鏡用穿刺装置は、穿刺針を外套管内に進退自在に挿通して構成されており、穿刺を補助する穿刺針を固定した筒を進退させることによって、穿刺を行っている。
【0004】
従来技術としては、特開平7−178098号公報があり、内視鏡の処置具を挿通するチャンネルの入口部分に対して任意に固定できる外套管固定手段を持ち、突出長さを調節可能な外套管を備えた内視鏡用穿刺装置を提供している。
【0005】
また、独実案G9409233.8では、穿刺針を固定した中空ロッドを進退させることにより、針自体を操作せず、間接的に刺入可能な内視鏡用穿刺装置を提供している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平7−178098号公報は以下の欠点がある。
内視鏡の処置具挿通用チャンネルから突き出された外套管を病変組織に押しつけるための調整機構は術中に行われるが、術者が内視鏡を持ちながら、独りで外套管の長さの調整を行い、かつ外套管の固定をするという操作を行うことが困難であった。
【0007】
外套管の長さ調整手段と外套管の固定手段が異なる位置にあるため、術中に調整を行うときには、これらの操作を行うのに時間がかかって、患者に与える苦痛が増大する。
さらに、細い穿刺針を直接押し込もうとするため、先端部に十分な力が伝わり難く、穿刺操作を行うことが困難であった。
【0008】
また、独実案G9409233.8は穿刺針を中空ロッドに固定して、中空ロッドを内視鏡の処置具挿通用チャンネルに任意に固定可能な固定手段を介して進退させ、間接的に穿刺針を進退させて穿刺を行うというものであるが、しかし、製造上、長さにバラツキの出る内視鏡処置具挿通用チャンネル、外套管、穿刺針及びスタイレット(芯金)を挿入するため、それぞれの先端位置調整ができず、以下のようなことが起こる。
【0009】
(a)外套管が穿刺針よりも短い場合、外套管先端部から穿刺針が突出した状態で、上記チャンネルを挿通するので、穿刺針でチャンネルに穴をあける恐れがある。
【0010】
(b)外套管先端部付近に必ずしも穿刺針先端部が存在しないため、穿刺針を突出させたときに、内視鏡内で、湾曲した外套管の先端中空内壁に、穿刺針の先端が突き刺さってしまうことがあった。
【0011】
(c)穿刺針先端部からスタイレット(芯金)が引っ込んでいる場合に、穿刺時に目的の病変組織以外の組織を吸引する可能性が増える。
【0012】
(d)中空ロッドを用いた針の進退の際に、針を組織に刺入した後の中空ロッドを固定する手段がないため、組織吸引を行う際に針が刺入した組織から抜けてしまう恐れがあった。
【0013】
(e)内視鏡の処置具挿通用チャンネルから突き出された外套管の長さが決まっており、外套管を病変組織に押しつけるための調整機構が設けてないため、穿刺針を病変組織に刺入するときに病変組織が押しつけた針によって移動してしまい、目的部位への確実な刺入が困難であった。
【0014】
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、内視鏡の処置具挿通用チャンネルの長さ、穿刺針長さ、スタイレット(芯金)長さ、外套管長さ、が製造公差内でばらついたとしても、使用時に適正な位置にセッティングができて、かつ使用者のニーズに合わせた穿刺針及び外套管の突出量調整を、独りの術者により容易に行える内視鏡用穿刺針操作補助器具を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の内視鏡用穿刺針操作補助器具は、内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通して穿刺を行うための細長な穿刺針及びこの穿刺針に進退自在に挿入される線材で構成されるスタイレットからなる穿刺針装置とともに内視鏡用穿刺装置を構成して、前記穿刺針装置を連結し穿刺操作を補助する内視鏡用穿刺針操作補助器具において、前記スタイレットを挿入した穿刺針内部に進退自在に挿通可能とすると共に、自らは前記処置具挿通用チャンネルに挿通可能とした外套管と、当該内視鏡用穿刺針操作補助器具を前記処置具挿通用チャンネルの入口部分に固定する固定部を先端に有すると共に、前記外套管の基端部を内包する、中空円筒形状を呈する穿刺操作部と、前記穿刺操作部に対して長手軸方向に進退自在に当該穿刺操作部内に配設された管状部材であって、当該穿刺操作部内において前記外套管の基端側部と係合すると共に、前記外套管を長手軸方向に進退させて内視鏡先端部からの突出長さを調整可能とした外套管固定操作部と、前記穿刺操作部内に配設される前記外套管固定操作部の当該穿刺操作部に対する長手軸方向の任意の移動の禁止及び当該移動の禁止の解除を設定して前記外套管固定操作部に係合した前記外套管の移動を規制する外套管移動規制手段と、前記外套管固定操作部の基端側から自らの先端部を長手軸方向に挿入し当該外套管固定操作部に対して固定可能に配設された、前記外套管とは別体の部材であって、前記外套管内に一部が進退自在に挿入され当該外套管の基端部より後方に向けて延出し、さらに前記外套管固定操作部より後方に向けて延出して配設された前記穿刺針における、当該外套管固定操作部より後方に向けて延出した部分の最基端部と一体的に結合すると共に、前記外套管固定操作部に挿入された自らの先端部先端面と前記穿刺針を結合する部分にかけて当該穿刺針を長手軸方向に覆い当該穿刺針の進退方向の移動を案内し、かつ固定する穿刺針固定進退部と、を具備したことを特徴とする。
【0016】
1.内視鏡の処置具挿通用チャンネルに任意に固定、連結する手段を有する。
2.内視鏡先端部に外套管先端面を合わせるための外套管先端位置調整手段を備えている。
3.外套管の内視鏡先端部からの突出長さ調整手段と外套管の固定手段の両方を備えた操作部は、外套管を進退させ、かつ固定する手段を有する。
4.内視鏡先端部にある外套管先端内部に穿刺針の先端を合わせるための穿刺針先端位置調整手段を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では内視鏡の処置具挿通用チャンネルから突き出された外套管を病変組織に押しつけるための外套管突出長さ調整機構と、外套管先端部内付近に穿刺針先端部を位置決めできる位置調整機構を設けており、その操作がユーザに対して容易な内視鏡用穿刺針操作補助器具を提供することを目的とし、この目的を達成するために以下の構成にした。
【0018】
図1は第1の実施の形態が使用される内視鏡としての例えば、コンベックス型超音波内視鏡41を示し、このコンベックス型超音波内視鏡41は湾曲操作ノブ45等が設けられた操作部1と、この操作部1の前端に連設された細長の挿入部2と、操作部1の後端に設けられ、接眼窓を有する接眼部46と、操作部1の側部から延出されたユニバーサルコード47とから構成されている。
【0019】
操作部1における把持部の前部には、患者の体内に鉗子類等の処理具を挿入する処置具チャンネル入口(鉗子チャンネル入口と記す)4が設けてある。この鉗子チャンネル入口4は挿入部2内に形成された処置具を挿通するための処置具チャンネル(鉗子チャンネルと記す)36(図9参照)と連通し、この鉗子チャンネル36の先端は鉗子チャンネル出口34(図2参照)で開口している。
【0020】
細長の挿入部2は、可撓性を有する長尺の軟性管部3と、遠隔操作により上下左右に湾曲自在の湾曲部6と、その先端に電気的にビームフォーカシングを行うコンベックス型超音波振動子7を備えた硬質樹脂でできた先端硬質部5とから構成されている。このコンベックス型超音波振動子7は挿入部2内及び操作部1を経てユニバーサルコード47内を挿通されたケーブルと接続され、ユニバーサルコード47の末端側の超音波コネクタを図示しない超音波観測装置に接続することにより、コンベックス型超音波振動子7を電子的に駆動して超音波断層画像を得ることができるようになっている。
【0021】
図2は、図1の先端硬質部5の詳細図である。
鉗子チャンネル出口34は挿入部2内に、この挿入部2の長手方向に設けられた鉗子チャンネル36(図9)を介して操作部1の鉗子チャンネル入口4と通じている。
【0022】
鉗子チャンネル出口34の前には鉗子類等の処置具を起上するための鉗子起上台35が先端硬質部5に取り付けられている。この鉗子起上台35はその基端側が軸に取り付けられ、この軸により先端硬質部5に対して鉗子起上台35を回動自在に支持し、この鉗子起上台35により鉗子チャンネル出口34から突出される処置具の方向を可変制御できるようにしている。
【0023】
また、この先端硬質部5には照明窓48と観察窓49とが設けられ、内視鏡の機能を備えている。つまり、照明窓48には照明レンズが取り付けられ、図示しないライトガイドによって外部の光源装置から供給される照明光を先端面に伝送し、対向する照明レンズにより拡開して出射し、対象物側を照明する。照明された対象物は観察窓49に取り付けた対物レンズによりその焦点面に結像する。この焦点面にはイメージガイドの先端面が配置され、このイメージガイドによるその後端面まで像を伝送する。そして、後端面に対向して接眼窓に取り付けた接眼レンズを介して肉眼で拡大観察することができるようになっている。
【0024】
この超音波内視鏡41の鉗子チャンネル入口4に固定可能な第1の実施の形態の内視鏡用穿刺針操作補助器具(以下、単に穿刺針操作補助器具と記す)50を図3に示す。図3(A)が正面図で、(B)が側面図を表す。
【0025】
この穿刺針操作補助器具50は耐熱、耐薬部材でできており、鉗子チャンネル入口4に先端が固定され、この穿刺針操作補助器具50に図6に示す穿刺針装置51を連結することにより穿刺針装置51による穿刺の操作の補助を行う。
【0026】
この穿刺針操作補助器具50は鉗子チャンネル入口4に(この穿刺針操作補助器具50を)固定する固定部14を先端に設けた操作部としての中空円筒状の穿刺操作部9、この穿刺操作部9上にその長手軸と平行に部分的に開いた溝穴8に取り付けられるスライドノブ15と連動する外套管固定操作部としての穿刺針外套管スライド部10、穿刺針固定進退部としての穿刺針突出スライド部11、穿刺針20を固定する穿刺針固定部12からなり、いわゆるルアーロック13を備えた金属製の固定部14を介して鉗子チャンネル入口4と着脱自在に連結、固定する。
【0027】
穿刺操作部9は中空円筒状で長手軸と平行に溝穴8があり、その内部には図4(A)のように、溝穴8を通るネジ37を介してスライドノブ15と連結した外套管スライダ16が収納されている。穿刺針外套管スライド部10と外套管スライダ16は、操作部9の長手方向の中心軸に対して回転可能な状態で結合している。つまり、穿刺針外套管スライド部10の前端は内側に突出して外套管スライダ16の周溝内に回転自在に係入されて連結されている。そして、この穿刺針外套管スライド部10は穿刺操作部9内にスライド自在の外径をしている。
【0028】
外套管スライダ16にはその内側の微調パイプ18側に突出するようにピン17が固定されており、このピン17は図4(B)に示すように微調パイプ18の長手方向に長く形成された溝44に係入されており、微調パイプ18が回転するのを規制している。
【0029】
微調パイプ18の一端寄り、具体的には後端寄りの外周面にはネジ部18aが形成されており、このネジ部18aは、穿刺針外套管スライド部10のネジ部と噛み合って結合している。従って、穿刺操作部9に対して穿刺針外套管スライド部10を回転すると、微調パイプ18は回転が規制されているので、微調パイプ18は長手方向に移動する。
【0030】
また、微調パイプ18の他端、つまり前端はネジ固定部24によって、(穿刺を行うための)穿刺針20が挿通される外套管19の後端が接続されている。従って、外套管19は微調パイプ18と共に長手方向に移動する。従って、後述するようにこの穿刺針外套管スライド部10を回転することにより、外套管19の先端位置を微調整することが可能となり、外套管先端位置の微調整機構を形成している。
【0031】
また、穿刺操作部9における溝穴8付近の外表面を押圧する状態にして外套管スライダ16を固定するスライドノブ15を緩めることにより、スライドノブ15と共に外套管スライダ16側を溝穴8の長手方向に移動させることができ、この移動により、(鉗子チャンネル36に対して)外套管スライダ16側、具体的には外套管19、穿刺針20の先端位置を調整できる。
【0032】
図5は可撓性を有する金属製の外套管19を示す。
この外套管19は中空で長尺の円筒形状で、この内側に穿刺針20を挿通できる内径を有し、この外套管19の後端付近には、図4(A)の微調パイプ18の前端にネジ固定されるネジ固定部24が設けてあり、外套管19の後端は微調パイプ18と結合される。外套管19の先端部には半田等で硬化させた硬化部40が設けてあり、外套管19の先端部を真っ直ぐに硬化して、突出される穿刺針20の方向を規制或いはガイドするようにしている。
硬化部40外観は体腔内壁及びチャンネル内壁を傷つけないように滑らかに仕上げられている。
【0033】
図6は線材からなるスタイレット(芯金)21が全長に進退自在に挿入され、穿刺を行う穿刺針20を有する穿刺針装置51を示し、穿刺針20の手元側には穿刺針20の後端が固着等で結合されたルアーロック固定部22と、この穿刺針20の後端から後方に突出するスタイレット(芯金)21の後端が固着等により結合されたスタイレット操作部23が設けてある。
この細長の穿刺針20部分が穿刺針操作補助器具50内の外套管19、微調パイプ18、穿刺針外套管スライド部10、穿刺針突出スライド部11内を挿通される穿刺針挿入部を形成し、穿刺針20の後端のルアーロック固定部22が穿刺針操作補助器具50の後端の穿刺針固定部12で固定される。
【0034】
ルアーロック固定部22とスタイレット操作部23には、互いに噛み合うネジ部が設けてある。具体的にはルアーロック固定部22の外周の後端に雄ネジが形成され、スタイレット操作部23の内周に設けた雌ネジと螺合により連結されている。
【0035】
そして、ルアーロック固定部22に対してスタイレット操作部23を回転する操作を行うことにより、穿刺針20に対してスタイレット(芯金)21をスライドすることができるスタイレット調整機構を形成している。従って、この操作により、穿刺針20の先端側からスタイレット(芯金)21を突出する状態等に設定することが行えるようにしている。
ルアーロック固定部22のスタイレット操作部23が挿入される挿入口39はシリンジテーパとなっている。
【0036】
図7は穿刺針操作補助器具50に穿刺針装置51を結合した内視鏡用穿刺装置(以下、単に穿刺装置と記す)52の後端側の部分を示す。つまり、穿刺針外套管スライド部10と、穿刺針突出スライド部11と、穿刺針固定部12と、ルアーロック固定部22とスタイレット操作部23と、穿刺針20とがそれぞれ結合された図である。穿刺針外套管スライド部10の内部にはバネ25が設けてある。
【0037】
穿刺針外套管スライド部10の穿刺針突出スライド部11側となる後端部には穿刺針突出スライド部11の部材をロックするための3箇所のロック部材(具体的には第1ロック部材26、第2ロック部材27、及び第3ロック部材29)を設けたロックノブ30が固定されている。
【0038】
第1ロック部材26と、第2ロック部材27は穿刺針外套管スライド部10の部材長手方向中心軸に垂直な同平面に存在し、穿刺針突出スライド部11の先端に結合された穿刺針突出スライダ28と係着している。第3ロック部材29はロックノブ30の凹部に設けられている。
【0039】
穿刺針突出スライダ部11にはその外周面に設けたネジ部に噛み合っているネジ部31aを内周面に設けたストッパ31が取り付けられている。このストッパ31の外周面には第3ロック部材29と係着可能なストッパ溝38が全周に渡って形成されている。
【0040】
穿刺針固定部12には、穿刺針突出スライダ部11の後端部にネジ固定された微調ネジ32と、この微調ネジ32に前端がネジ固定され、後端に穿刺針20のルアーロック固定部22に接続されるルアー口金部33とが設けてある。
微調ネジ32のネジ部32aとルアー口金部33のネジ部とは互いに螺号して噛み合い結合(螺着)している。
【0041】
ルアー口金部33に、穿刺針20のルアーロック固定部22が連結され、このルアーロック固定部22にスタイレット操作部23が螺着で連結されており、穿刺操作部9、穿刺針外套管スライド部10、穿刺針突出スライド部11それぞれの内部に穿刺針20及びスタイレット(芯金)21が挿入されている状態である。
【0042】
図7において、微調ネジ32に対してルアー口金部33を回転する操作を行うことにより、ルアー口金部33側を穿刺針突出スライダ部11の長手方向に移動調整することができる。後述するようにこの操作により、外套管19に対して穿刺針20の先端側の位置を調整することができる。つまり、穿刺針20の先端位置調整機構を形成している。
【0043】
また、穿刺針突出スライド部11を前方側に移動させる力を加えると穿刺針突出スライダ28が第1及び第2ロック部材26,27から解除され、穿刺針外套管スライド部10内をスライドする。この操作により外套管19内で進退移動させることができ、外套管19の先端開口から突出させることができる。この場合の突出量はストッパ31のストッパ溝38にロックノブ30の第3ロック部材29が係入される位置までとなる。
【0044】
また、この係入により、穿刺針20を外套管19の先端から突出させた状態にロックすることができる。そして、穿刺針突出スライド部11を後方側に移動させるように引っ張る力を加えると、ストッパ溝38と第3ロック部材29との係合が解除され、バネ25の弾性力により、穿刺針突出スライド部11は後方側に移動する(穿刺針20を外套管19の先端位置に退避させることができる)。
【0045】
また、穿刺針突出スライド部11に螺合により取り付けられているストッパ31を回転して、穿刺針突出スライド部11上での長手方向の位置を調整することによって、穿刺針20の突出ストロークを調整することができるようにしている。
【0046】
次に上記構成により、本実施の形態では鉗子チャンネル36の長手方向に外套管19、穿刺針20、穿刺針内のスタイレット(芯金)21を進退できるようにした長さ調整機構を設けていることが特徴となっており、これらの調整機構を調整することににより、以下に説明するようにチャンネル36、穿刺針20、スタイレット(芯金)21、外套管19の各長さが製造公差内でばらついても使用時に適切な位置に設定できるようにすると共に、術者が一人で穿刺針20及び外套管19の突出量を調整できるようにしている。次に本実施の形態の作用を説明する。
(作用1)図8に示すように穿刺針外套管スライド部10を軸方向に対して矢印Aのように回転させると、ピン17によって回転を阻止された微調パイプ18は、穿刺針外套管スライド部10とネジ部18aで噛み合っているために、矢印Bで示す軸方向にスライドして移動する。
外套管19と結合しているネジ固定部24はネジ固定で微調パイプ18と連結しているため、微調パイプ18と共に外套管19もスライドする。
【0047】
図9は穿刺針装置51が結合された穿刺針操作補助器具50の穿刺操作部9が鉗子チャンネル入口4に連結された超音波内視鏡41の操作部1の一部と挿入部2の鉗子チャンネル36を示す概略図である。
【0048】
図8で説明したように穿刺針外套管スライド部10を矢印Aのように回転させることにより外套管19が矢印Bで示すように軸方向にスライドし、この外套管19が軸方向に移動することにより、先端硬質部5の鉗子チャンネル出口34付近にある外套管19の先端部が鉗子起上台35付近をスライドする。
【0049】
このときの先端硬質部5付近の詳細図を示したのが図10である。
図10(A)が回転操作前の状態を示し、(B)が回転操作後の外套管19の様子を示した一例である。この作用では、外套管19内の穿刺針20及びスタイレット(芯金)21はスライドしない。
【0050】
外套管19先端位置の微調整機能(図10参照)を設けることにより、例えば外套管19及び鉗子チャンネル36の長さに多少のばらつきがある場合でも(例えば図10(A)の状態)、図10(B)に示すように内視鏡先端部に外套管19の先端を合わせることが可能となる。
【0051】
(作用2)また、図11において、ルアー口金部33を微調ネジ32のネジ部32aに対して回転させると、微調ネジ32は矢印Cのように軸方向にスライドする。
【0052】
このときの先端硬質部5付近の様子を示したのが図12である。
図12(A)が上記操作前、図12(B)が上記操作後の状態を示した一例である。このように微調ネジ32がスライドすると穿刺針20及びスタイレット(芯金)21の先端位置もスライドする。この操作では、外套管19はスライドしないので図12(A)と図12(B)に示すように外套管19は同じ状態を維持する。
【0053】
従って、例えば図12(A)に示すように穿刺針20と鉗子チャンネル36の長さが製造公差内でずれていても、上記の操作により図12(B)に示すように内視鏡先端位置に穿刺針20の先端を設定できる。
【0054】
(作用3)また、図13に示すように穿刺針突出スライド部11を矢印Dの方向に力を加えると穿刺針突出スライダ28が第1及び第2ロック部材26,27から解除され、穿刺針外套管スライド部10内をスライドし、バネ25によって矢印Eの方向に反力を受ける。
【0055】
さらに矢印Dの方向に力を加えると穿刺針突出スライド部11と結合しているストッパ31は、ロックノブ30の第3ロック部材29先端によって一時的に固定される。
【0056】
この操作前後の先端硬質部5の詳細断面図を示したのが図14である。
図14(A)は操作前の状態を示しており、外套管19の先端内部に穿刺針20及びスタイレット(芯金)21が位置している。
【0057】
図14(B)は操作後の穿刺針20及びスタイレット(芯金)21の様子を示したものである。この図のように、穿刺針20及びスタイレット(芯金)21は矢印Fの方向に進退する。
【0058】
図14(A)及び図14(B)の比較から分かるように、この操作では、外套管19は固定されている。この操作により、外套管19から穿刺針20が突出するストローク長を適切な値に設定できる。
ストッパ31をロックノブ30から解除すると、バネ25の弾性力によって穿刺針が固定された穿刺針突出スライド部11は手元側に引き戻される。
【0059】
(作用4)また、図15に示すように穿刺針突出スライド部11のネジ山に噛み合っているストッパ31を、回転させることにより、穿刺針突出スライド部11の長さ方向に矢印Gのように移動し、穿刺針突出スライド部11の突出ストロークを可変させることができる。
【0060】
(作用5)また、図9と同様な図16において、スライドノブ15のネジ37を緩め、スライドノブ15を矢印Hのようにスライドさせるとネジ37と結合している外套管スライダ16が穿刺操作部9の溝穴8の範囲を自由にスライドする。スライド後はスライドノブ15を締めることによって、外套管スライダ16を穿刺操作部9に固定する。
【0061】
このとき、外套管スライダ16に連結されている、外套管19、穿刺針突出スライド部11、穿刺針突出スライド部11と連結している穿刺針固定部12、穿刺針固定部12と連結しているルアーロック固定部22とスタイレット操作部23は、同時にスライドし、図16の矢印Iに示すように鉗子起上台35上を進退する。
【0062】
なお、外套管19内の穿刺針20及びスタイレット(芯金)21も外套管19と連動してスライドする。
このときの先端硬質部5の詳細断面図を示したのが図17である。図17(A)は操作前、図17(B)はこの操作を行った時の図である。
【0063】
(作用6)図18は穿刺針装置51を示す。この図18においてネジ山によって連結しているスタイレット操作部23とルアーロック固定部22はスタイレット操作部23を軸方向に対して回転させることによって、ルアーロック固定部22との相対位置が矢印Jのように変化する。
【0064】
このとき、穿刺針20の先端部では、スタイレット(芯金)21が穿刺針20に対して矢印Kのように進退する。
スタイレット(芯金)21と結合しているスタイレット操作部23はルアーロック固定部22から、挿脱自在に取り外し可能である。
この第1の実施の形態は以下の効果を有する。
【0065】
(1)作用1の外套管先端位置の微調整機能(図10参照)を設けることにより、外套管19及び鉗子チャンネル36の長さに多少のばらつきが生じても、内視鏡先端部に外套管先端を合わせることが可能となる。
【0066】
(2)作用2の穿刺針先端位置を調整することにより、効果(1)と同様、穿刺針20についても、外套管先端部内に穿刺針先端を合わせることが可能となる。
(3)作用3の穿刺針20を突出させるときのバネ25による安全機構により、誤って必要以上の力を加えることがない。
【0067】
ロックが解除された途端に針先が勢い良く突出することを避けることができる。また、穿刺針20を突出する前の一時的に固定するロック機構により、穿刺針20と外套管19を超音波内視鏡41に挿入するときに誤って穿刺針20が超音波内視鏡41の鉗子チャンネル36内で突出しない。
【0068】
なお、上記ロック機構を解除するだけで、穿刺針20を組織から抜去することが可能であるので、穿刺針20を組織に刺したまま、誤って超音波内視鏡41を抜去することはない。
【0069】
(4)作用4の穿刺針41の突出量を調整することにより、術中の誤った穿刺(つまり、必要以上に深く刺し過ぎた場合等)を防ぐことが可能となる。
また、作用3の穿刺針突出量の一時的固定手段によって、穿刺針20を刺した状態に保つことができる。
これによって、刺入後の組織吸引操作で穿刺針20が誤って病変組織から抜ける心配がなくなる。
【0070】
(5)作用5,6の外套管19及び穿刺針20を連動した調整機能により、患者の病変組織に外套管19を突きつけて穿刺を行うような、術者の手技に対応した刺し方が可能である。また、この調整機能を行う手段がひとつの固定ノブ(具体的にはスライドノブ15)を操作することにより可能となるため、操作が容易となる。
【0071】
(6)作用6のスタイレット調整機構により、効果(2)と同様、穿刺針先端部にスタイレット(芯金)21の先端部を確実に突出させることができ、これによって穿刺針20内径部に病変組織以外の組織を吸引させずに済む。
【0072】
(7)上記効果(1),(2),(6)の組み合わせにより、穿刺針20の外套管19内でのスタックを避けることができる。
(8)ルアーロック固定部22にはシリンジを簡単に着脱可能である。
また、上記作用1〜6の操作は穿刺の処置を行う術者が一人で容易に行うことができる。
【0073】
なお、第1の実施の形態において、コンベックス型超音波内視鏡41以外の処置具挿通用の鉗子チャンネル36を備えた超音波内視鏡を用いた場合に対しても同様な効果が得られる。
【0074】
(第2の実施の形態)
本実施の形態は第1の実施の形態の目的に加え、穿刺後の組織吸引中に穿刺針の進退を確実に防ぐ機能を持った穿刺針操作補助具を提供することを目的としている。この目的を達成するために以下の構成にした。
【0075】
第2の実施の形態の穿刺操作補助器具50及びこの穿刺操作補助器具50に結像された穿刺針装置51とからなる穿刺装置52における主要部の構成を図19に示す。この図19は第1の実施の形態の図15と同様に穿刺針突出スライド部11周辺の断面図である。
【0076】
穿刺針20及びスタイレット(芯金)21を突出させる穿刺針突出スライド部11には図15に示すストッパ31の代わりにネジを切ったストッパ42が連結されている。
【0077】
また、穿刺針外套管スライド部10に固定されたロックノブ41には、ストッパ42のネジ山に螺号するネジ部41aが設けてある。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。次に作用を説明する。
【0078】
ストッパ42のネジはロックノブ41のネジ部41aと螺合し、一時的に固定される。
その他の作用は第1の実施の形態と同様である。
【0079】
矢印Lの方向に穿刺針突出スライド部11をスライドさせると穿刺針突出スライド部11と結合しているストッパ42は、ロックノブ41のネジ部41aにより、一時的に固定される。
【0080】
本実施の形態によれば穿刺針突出量の確実な固定手段によって、刺入後の一連の組織吸引操作で穿刺針20が誤って病変組織から抜ける心配がなくなり、穿刺針20を刺した状態を保つことができる効果がある。
その他の効果は第1の実施の形態と同様である。
【0081】
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態の目的に加え、穿刺を容易に行うための穿刺針を備えた穿刺針操作補助具を提供することを目的とし、以下の構成にした。
第3の実施の形態における穿刺針装置51を図20に示す。
【0082】
組織に刺入する穿刺針装置20は、穿刺針20及びスタイレット(芯金)21の先端部43の材質が形状記憶合金で構成されている。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。次に作用を説明する。
形状記憶合金でできた穿刺針20及びスタイレット(芯金)21の先端部43は、曲がっても再び、初期の状態に戻る。
【0083】
その他の作用は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、穿刺針20及びスタイレット(芯金)21の先端部43が形状記憶合金でできているため、湾曲した内視鏡内で曲がっても、ストレートの形状に戻るため、内視鏡から突出して病変組織に刺入する作業が容易になる。
その他の効果は第1の実施の形態と同様である。
【0084】
[付記]
1.内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通して用いるものであって、外套管内に挿入され、穿刺を行うための穿刺針と、穿刺針に挿入される線材からなる内視鏡用穿刺針装置に対して、上記チャンネルの入口部分に対して任意に固定する固定部を有する操作部と、操作部に対して穿刺針挿入部の長手軸方向に任意に進退する外套管を固定した外套管固定操作部と、外套管固定操作部に対して穿刺針挿入部の長手軸方向に任意に進退する穿刺針を固定する穿刺針固定進退部と、を具備し、外套管と穿刺針と線材をチャンネルの長手軸方向に対して長さ調整をする調整手段を設けたことを特徴とする内視鏡用穿刺針操作補助器具。
【0085】
2.外套管固定操作部を上記操作部に対して進退させ、かつ上記操作部に対して固定する手段を備えた付記1記載の内視鏡用穿刺操作補助器具。
3.上記穿刺針固定進退部に、その進退を制限する手段を設けた付記1記載の内視鏡用穿刺操作補助器具。
4.上記穿刺針の先端部の材質を形状記憶合金にした付記1記載の内視鏡用穿刺操作補助器具。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内視鏡の処置具挿通用チャンネルから突き出された外套管を病変組織に押しつけるための外套管調整機構と、外套管先端部内付近に穿刺針先端部を位置決めできる位置調整機構を設けているので、
1.外套管の長さ調整手段により、外套管を病変組織に押し当てることができるため、穿刺位置を確実に定めることができる。
【0087】
2.外套管の長さ調整手段と外套管の位置固定手段が同一箇所にあるため、これらの操作を片手で容易に行えるので、穿刺時間が短くなり、患者に与える苦痛を軽減できる。
【0088】
3.穿刺針先端位置調整手段があるため、外套管先端部付近に穿刺針先端部を位置付ける調整が可能となり、穿刺針を突出時に、内視鏡内で湾曲した外套管の先端中空内壁に、穿刺針の先端が突き刺さってしまうことがなくなった。
【0089】
従って、最終的に内視鏡の処置具挿通用チャンネルの長さ、穿刺針長さ、スタイレット(芯金)長さ、外套管長さ、が製造公差内でばらついたとしても、使用時に適正な位置にセッティングができて、かつ使用者のニーズに合わせた針及び外套管の突出量調整を、独りの術者により容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンベックス型超音波内視鏡の外観図。
【図2】図1の先端硬質部の詳細図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の穿刺針操作補助器具を示す正面図及び側面図。
【図4】穿刺操作部のスライドノブ付近の構造及び微調パイプを示す図。
【図5】外套管を一部切り欠いて示す側面図。
【図6】穿刺針を示す図。
【図7】穿刺針外套管スライド部に穿刺針突出スライド部と穿刺針固定部等が結合された状態の断面図。
【図8】穿刺針外套管スライド部を回転した場合に微調パイプ側が移動することを説明する図。
【図9】穿刺操作部が鉗子チャンネル入口に連結された超音波内視鏡の操作部と挿入部内のチャンネル等を示す概略図。
【図10】穿刺針外套管スライド部を回転する操作前及び後におけるチャンネル出口側での外套管の先端側の作用の説明図。
【図11】ルアー口金部を微調ネジに対して回転した場合に微調ネジが移動する様子を示す説明図。
【図12】ルアー口金部を回転する操作を行う前後における先端硬質部側での穿刺針の動作の説明図。
【図13】穿刺針突出スライド部を前方に押す力を加えて、穿刺針突出スライダをロックノブによるロックを解除して前方に移動し、さらに前方に移動させてストッパをロックノブにロックした作用の説明図。
【図14】穿刺針突出スライド部を前方に押す力を加えて、穿刺針突出スライド部を前方に移動させる操作の前後における先端硬質部側での穿刺針の動作の説明図。
【図15】ストッパを回転させることにより穿刺針突出スライド部の長さ方向に移動させることにより、穿刺針突出スライド部の突出ストロークを可変させる動作の説明図。
【図16】スライドノブを緩めてその固定位置を移動させた場合に対する動作の説明図。
【図17】スライドノブを緩めてその固定位置を移動させる操作の前後における先端硬質部側での外套管、穿刺針等の動作の説明図。
【図18】ルアーロック固定部22に対しスタイレット操作部を軸方向に対して回転させる操作を行った場合のスタイレットの動作の説明図。
【図19】本発明の第2の実施の形態における穿刺針突出スライド部周辺の断面図。
【図20】本発明の第3の実施の形態における穿刺針装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…操作部
2…挿入部
4…鉗子チャンネル入口
5…先端硬質部
7…コンベックス型超音波振動子
8…溝穴
9…穿刺操作部
10…穿刺針外套管スライド部
11…穿刺針突出スライド部
12…穿刺針固定部
13…ルアーロック
14…固定部
15…スライドノブ
16…外套管スライダ
17…ピン
18…微調パイプ
19…外套管
20…穿刺針
21…スタイレット(芯金)
22…ルアーロック固定部
23…スタイレット操作部
24…ネジ固定部
25…バネ
26…第1ロック部材
27…第2ロック部材
28…穿刺針突出スライダ
29…第3ロック部材
30…ロックノブ
31…ストッパ
32…微調ネジ
33…ルアー口金部
34…鉗子チャンネル出口
35…鉗子起上台
36…鉗子チャンネル
37…ネジ
38…ストッパ溝
39…挿入口
40…硬化部
41…超音波内視鏡
44…溝
50…穿刺針操作補助器具
51…穿刺針装置
52…穿刺装置

Claims (1)

  1. 内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通して穿刺を行うための細長な穿刺針及びこの穿刺針に進退自在に挿入される線材で構成されるスタイレットからなる穿刺針装置とともに内視鏡用穿刺装置を構成して、前記穿刺針装置を連結し穿刺操作を補助する内視鏡用穿刺針操作補助器具において、
    前記スタイレットを挿入した穿刺針内部に進退自在に挿通可能とすると共に、自らは前記処置具挿通用チャンネルに挿通可能とした外套管と、
    当該内視鏡用穿刺針操作補助器具を前記処置具挿通用チャンネルの入口部分に固定する固定部を先端に有すると共に、前記外套管の基端部を内包する、中空円筒形状を呈する穿刺操作部と、
    前記穿刺操作部に対して長手軸方向に進退自在に当該穿刺操作部内に配設された管状部材であって、当該穿刺操作部内において前記外套管の基端側部と係合すると共に、前記外套管を長手軸方向に進退させて内視鏡先端部からの突出長さを調整可能とした外套管固定操作部と、
    前記穿刺操作部内に配設される前記外套管固定操作部の当該穿刺操作部に対する長手軸方向の任意の移動の禁止及び当該移動の禁止の解除を設定して前記外套管固定操作部に係合した前記外套管の移動を規制する外套管移動規制手段と、
    前記外套管固定操作部の基端側から自らの先端部を長手軸方向に挿入し当該外套管固定操作部に対して固定可能に配設された、前記外套管とは別体の部材であって、前記外套管内に一部が進退自在に挿入され当該外套管の基端部より後方に向けて延出し、さらに前記外套管固定操作部より後方に向けて延出して配設された前記穿刺針における、当該外套管固定操作部より後方に向けて延出した部分の最基端部と一体的に結合すると共に、前記外套管固定操作部に挿入された自らの先端部先端面と前記穿刺針を結合する部分にかけて当該穿刺針を長手軸方向に覆い当該穿刺針の進退方向の移動を案内し、かつ固定する穿刺針固定進退部と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡用穿刺針操作補助器具。
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