JP6284464B2 - 内視鏡用穿刺針 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡用穿刺針に関する。
従来、微量の体組織を採取し、顕微鏡で観察する、生検といわれる検査方法が知られている。臓器等の深部の組織を採取する場合は、光学内視鏡による観察が困難であるため、超音波内視鏡等による当該臓器の超音波断層像を取得し、超音波観察下で当該臓器に穿刺針を刺入して組織を採取することがある。
たとえば特許文献1には、生検に利用可能な超音波内視鏡用穿刺針が開示されている。特許文献1に記載された超音波内視鏡は、細径の挿入部を有している。特許文献1に記載された超音波内視鏡の挿入部は、穿刺針の向きを穿刺目標へ向けるために、穿刺針の通路となる管路の一部に屈曲部を有している。このような超音波内視鏡では、屈曲部の内壁によって穿刺針が押されて屈曲部内で穿刺針が曲げられる。
特開2013−103061号公報
穿刺針は、生検の対象となる組織に穿刺される鋭利な先端を有している。穿刺針の先端が鋭利なので、内視鏡の挿入部の屈曲部などに穿刺針の先端が触れないようにして、内視鏡の損傷や穿刺性能の低下を防止することが望まれている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、内視鏡の損傷や穿刺性能の低下が起こりにくい内視鏡用穿刺針を提供することである。
本発明の一態様は、屈曲したチャンネルを有する内視鏡に取り付けて使用される内視鏡用穿刺針であって、前記チャンネルに挿通可能で先端部に傾斜面を有する針管と、前記針管の中心線が延びる方向に前記針管を移動させる針スライダと、を有し、前記針管は、前記針スライダに対して前記針管の前記中心線を回転中心として回転自在であり、前記チャンネルの屈曲部を前記針管が通過する過程で前記先端部の一部が前記チャンネルから押圧力を受けて、前記屈曲部の基端部分に対する前記屈曲部の先端部分の傾斜方向に前記傾斜面が略沿うまで、前記針スライダに対して、回転する内視鏡用穿刺針である。
前記針管は、前記針管の内部と連通する貫通孔を有してシリンジに接続可能な筒状をなし前記針管の径方向に延びて前記針スライダに係止されるフランジ部が形成された口金部材を有していてもよい。
上記態様の内視鏡用穿刺針は、前記針スライダを前記針管の前記中心線が延びる方向に進退可能に支持し前記内視鏡に取り付け可能な操作本体を有していてもよい。
前記針管の前記中心線に対する前記傾斜面の傾斜角度は、前記屈曲部の屈曲角度よりも大きくてもよい。
前記針管の先端は、前記針管の前記中心線に対して傾斜している前記傾斜面を端面とする開口が設けられてもよい。前記針管の前記先端部の近傍の一部は、一定の長さにわたり径方向につぶされ、長軸と長軸より短い短軸とを有する扁平部が形成されてもよい。前記扁平部の前記短軸が延びる方向は、前記開口の向きと略一致であってもよい。前記針管は、前記チャンネルの前記屈曲部を前記針管が通過する過程で前記扁平部が前記チャンネルから前記押圧力を受けて、前記屈曲部の前記基端部分に対する前記屈曲部の前記先端部分の前記傾斜方向に前記傾斜面が略沿うまで、前記針スライダに対して回転してもよい。
本発明によれば、内視鏡の損傷や穿刺性能の低下が起こりにくい内視鏡用穿刺針を提供することができる。
本発明の第1実施形態の内視鏡用穿刺針および超音波内視鏡を備えた本実施形態の生検システムの概略構成を示す図である。 同生検システムの内視鏡である超音波内視鏡の先端部分の断面図である。 同内視鏡用穿刺針の部分断面図である。 同内視鏡用穿刺針の針管の先端部分を示す平面図である。 同内視鏡用穿刺針の針管の先端部分を示す正面図である。 同内視鏡用穿刺針の針管の先端部分を示す側面図である。 同内視鏡用穿刺針の針管の先端部分を示す底面図である。 同内視鏡用穿刺針の針管の扁平部を示す断面図である。 同内視鏡用穿刺針の操作部の基端部分を示す断面図である。 図9のA1−A1線における断面図である。 図9のB1−B1線における断面図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための断面図である。 図12のA2−A2線における断面図である。 図12のB2−B2線における断面図である。 同内視鏡用穿刺針の操作部の平面図である。 同内視鏡用穿刺針が内視鏡に取り付けられた状態を示す斜視図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための図である。 同内視鏡用穿刺針の作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の内視鏡用穿刺針の操作部の基端部分を示す断面図である。 同操作部の背面図である。 図23のA3−A3線における断面図である。 内視鏡用穿刺針の針管の先端部分の別の構成を示す平面図である。 内視鏡用穿刺針の針管の先端部分の別の構成を示す正面図である。 内視鏡用穿刺針の針管の先端部分の別の構成を示す側面図である。 内視鏡用穿刺針の針管の先端部分の別の構成を示す底面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、内視鏡用穿刺針および超音波内視鏡を備えた本実施形態の生検システムの概略構成を示す図である。図2は、生検システムの内視鏡である超音波内視鏡の先端部分の断面図である。
図1に示す本実施形態の内視鏡用穿刺針1(以下、単に「穿刺針1」と称する。)は、生検システム150の一部として、超音波内視鏡100と組み合わせて生検に使用される生検針である。
まず、本実施形態の穿刺針1とともに使用される内視鏡の一例について説明する。なお、本実施形態の穿刺針1とともに使用可能な内視鏡の構成は特に限定されない。
本実施形態で例示する超音波内視鏡100は、呼吸器に対する診断や治療を行うために適用されることが想定された細径の内視鏡である。超音波内視鏡100は、先端から体内に挿入される挿入部101と、挿入部101の基端に取り付けられた操作部109と、操作部109の側部に一端が接続されたユニバーサルコード112と、ユニバーサルコード112の他端に分岐ケーブル112aを介して接続された光源装置113と、ユニバーサルコード112の他端に分岐ケーブル112bを介して接続された光学的観察部114と、ユニバーサルコード112の他端に分岐ケーブル112cを介して接続された超音波観察部115とを備える。
挿入部101は、先端硬質部102、湾曲部105、および可撓管部106が先端側からこの順に並べて設けられている。
先端硬質部102は、光学的観察を行うための光学撮像機構103と、超音波観察を行うための超音波走査機構104とを備える。
光学撮像機構103は、先端硬質部102の斜め前方に視野が向けられた撮像光学系と、撮像光学系を通じて入射した被写体の像を検出するCCDやCMOSなどのイメージセンサと、イメージセンサの動作を制御するCPU等の不図示の各種構成を備える。
超音波走査機構(プローブ)104は、超音波を出射し、受信する図示しない超音波振動子を備える。超音波走査機構104は、超音波振動子が発した超音波が観察対象に当たって反射した反射波を超音波振動子によって受信し、超音波振動子が受信した超音波に基づいた信号を超音波観察部115へ出力する。本実施形態の超音波走査機構104は、生検対象となる組織の超音波画像を取得し、また、生検の手技の過程で針管3の超音波画像を取得するために使用される。
湾曲部105は、筒状に形成されており、湾曲部105の先端105a(図2参照)に固定され操作部109まで延びる図示しないアングルワイヤを操作部109において牽引操作することによって、所定の方向へ湾曲する能動湾曲部である。本実施形態の湾曲部105は、超音波の走査方向に沿って2方向に湾曲可能である。
本実施形態では、例えば呼吸器の治療のために、挿入部の外径が細く2方向に湾曲可能な内視鏡を用いているが、例えば消化器の処置を行う場合等には、外径は太いが操作自由度の高い4方向に湾曲可能な内視鏡を用いてもよい。
可撓管部106は、管腔組織内や体腔内において先端硬質部102を所望の位置に案内できるように柔軟に形成された筒状部材である。
湾曲部105と可撓管部106とのそれぞれの内部には、チャンネル107と、送気送水や吸引などを行うための図示しない管路とが設けられている。
図1及び図2に示すチャンネル107は、穿刺針1を挿通するための筒状部である。
チャンネル107の一端は先端硬質部102の先端部近傍に開口され、チャンネル107の他端は操作部109の先端側の側面に開口されている。チャンネル107の他端には、フランジ状に形成された基端口金108が固定されている。基端口金108には、超音波内視鏡100とともに使用される穿刺針1を固定することができる。本実施形態のチャンネル107の内径は、2.0mm以上2.2mm以下である。これは、消化器用の内視鏡におけるチャンネルよりも小さい。
チャンネル107は、図2に示すように、先端硬質部102内において挿入部101の軸線C1に対して傾斜したスロープ部107aと、スロープ部107aの基端に接続されたアングルチューブ107bと、アングルチューブ107bの基端に接続されたチャンネルチューブ107cとを有する。
スロープ部107aは、挿入部101の軸線C1に対して傾斜する直線を中心線とする貫通孔が先端硬質部102に形成されていることによって先端硬質部102に設けられている。スロープ部107aに形成された貫通孔の中心線C2は、超音波走査機構104の走査面(上述の湾曲面と略同一)に含まれる位置にある。このため、スロープ部107aに穿刺針1が挿通されたときに、スロープ部107aは、穿刺針1の針管3を上述の走査面へと案内し超音波走査機構104の振動子に対して傾斜して針管3を突出させることができる。
挿入部101の軸線C1に対するスロープ部107aの中心線C2の傾斜角度は、処置対象となる部位等に対応して適宜設定されてよい。本実施形態では、スロープ部107aの中心線C2は、挿入部101の軸線C1に対して、針管3が超音波画像として取得可能な向きに突出する角度(たとえば23°以上28°以下)をなして傾斜している。
アングルチューブ107bは、チャンネルチューブ107cからスロープ部107aへと案内される穿刺針1の先端の向きをスロープ部107aの中心線C2に沿う方向へと変化させるために所定の角度を有して屈曲したチューブ状の屈曲部である。アングルチューブ107bは、スロープ部107aとチャンネルチューブ107cとを繋ぐ。本実施形態では、アングルチューブ107bは、一定の曲率で曲げられた弧状である。
チャンネルチューブ107cは、先端硬質部102の基端近傍において、挿入部101の軸線C1方向と平行な方向で挿入部101の先端側に向けて開口されており、挿入部101の軸線C1と略平行に挿入部101の基端側に延びて基端口金108に固定されている。
図1に示す操作部109は、超音波内視鏡100を使用する術者が手に持つことができるように形成された外面を有し、アングルワイヤを牽引して湾曲部105を湾曲動作させるための湾曲操作機構110と、管路を通じて送気、送水、あるいは吸引をするための複数のスイッチ111とを備えている。
光源装置113は、光学撮像機構103によって撮像するための照明光を発するための装置である。
光学的観察部114は、光学撮像機構103のイメージセンサによって撮像された映像をモニター116に映し出すように構成されている。
超音波観察部115は、超音波走査機構104から出力された信号を受信し、この信号に基づいて画像を生成してモニター116に映し出すようになっている。
次に、穿刺針1の構成について説明する。図3は、穿刺針1の部分断面図である。図4は、針管3の先端部分を示す平面図である。図5は、針管3の先端部分を示す正面図である。図6は、針管3の先端部分を示す側面図である。図7は、針管3の先端部分を示す底面図である。図8は、針管3の扁平部を示す断面図である。図9は、操作部8の基端部分を示す断面図である。図10は、図9のA1−A1線における断面図である。図11は、図9のB1−B1線における断面図である。図12は、穿刺針1の作用を説明するための断面図である。図13は、図12のA2−A2線における断面図である。図14は、図12のB2−B2線における断面図である。図15は、穿刺針1の操作部8の平面図である。
図1及び図3に示すように、穿刺針1は、体内に挿入される挿入体2と、挿入体2を操作するための操作部(処置具操作部)8と、スタイレット(芯金)27とを備える。
挿入体2は、超音波内視鏡100の挿入部101の先端から突出可能にチャンネル107に取り付け可能な長尺部材である。挿入体2は、針管3と、針管3が内部に挿通された筒状のシース7とを備える。
図3に示すように、針管3は、先端と基端とを有する金属筒部31と、金属筒部31の基端に固定された口金部材34とを有する。針管3は、操作部8によりシース7内で進退操作される。針管3の先端は、シース7の先端部分の開口から突没可能である。
金属筒部31は、可撓性を有しているとともに、外力により曲げられても容易に直線状態に復元する弾性を有する筒状部材である。たとえば、金属筒部31の材料としては、ステンレス合金、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの合金材料を採用することができる。
金属筒部31の先端は、組織に針管3を穿刺するために鋭利とされているとともに針管3の内部の組織を吸引するために開口されている。
金属筒部31の先端に設けられた開口32は、金属筒部31自身の中心線X1に対して斜めに傾斜している。開口32の端面は、組織に針管3を刺入するために傾斜面状の刃面となっている。開口32は、生体組織に刺入できる鋭利な刺入端33を有している。鋭利な刺入端33は、金属筒部31となる筒状部材の先端をこの筒状部材自身の中心線X1に対して斜めに切り落とすことにより形成されている。
開口32の傾斜角度は、図2に示す挿入部101の軸線C1に対するスロープ部107aの中心線C2の傾斜角度を考慮して定められてもよい。たとえば、開口32の傾斜角度は、挿入部101の軸線C1に対するスロープ部107aの中心線C2の傾斜角度よりも大きくなっていてもよい。この場合、シース7内に配された針管3がチャンネル107のアングルチューブ107bを通過する過程で針管3の刺入端33がシース7の内面に触れにくい。
図4から図7までに示すように、針管3の刺入端33の外周面には、開口32の傾斜方向とは略反対方向に傾斜したバックカット加工が施されている。針管3にバックカット加工が施されていることにより、針管3の開口32の先端部分では、針管3がチャンネル107の内壁に接している時に針管3の鋭利な刺入端33がチャンネル107の内壁から離間していて刺入端33がチャンネル107の内壁に刺さりにくくなっている。
針管3の先端部分の具体的形状は、対象とする組織等を考慮して、バックカット加工が施されたものの他、公知の各種形状から適宜選択されてよい。
金属筒部31の刺入端33よりも基端側の領域のうち針管3の先端近傍の一部は、図3及び図8に示すように、一定の長さにわたり径方向につぶされており、針管3の中心線X1に直交する方向の断面(図8参照)において、長軸A1と短軸A2とを有する扁平部31aとされている。短軸A2の長さは、金属筒部31の基本形状における外径d1未満の値である。
針管3の中心線X1方向における扁平部31aの長さ、扁平部31aの先端の位置、及び扁平部31aの基端の位置は、後述する穿刺針1の使用時の動作において、常に超音波内視鏡100の湾曲部105の全長にわたって扁平部31aが位置するように設定される。すなわち、使用時において超音波内視鏡100から針管3が最も突出された状態、および針管3がチャンネル107内で最も後退された状態の両方において、扁平部31aは湾曲部105の全長にわたるように位置する。
扁平部31aにおいて、長軸A1が延びる方向を面方向、短軸A2が延びる方向を厚さ方向と定義すると、扁平部31aの厚さ方向は、開口32の向きと略一致しているのが好ましい。なお、本発明において「開口の向き」とは、開口32における金属筒部31の端面が位置する開口面と中心線X1との交点における、開口面に対する法線が延びる方向を意味し、「厚さ方向と開口の向きが一致する」とは、短軸A2と当該法線とが同一面上に位置していることを意味する。
扁平部31aの先端側と基端側は、それぞれ扁平部31aと円筒状の領域とを接続するようにテーパー状をなしている。
図9に示すように、口金部材34は、針管3の金属筒部31の内部と連通する貫通孔35が形成された略筒状の部材である。口金部材34の基端には、口金部材34にシリンジを固定するためのロック部36が形成されている。口金部材34の外周面には、針管3の径方向に口金部材34の外周面から外側へ向かって広がるフランジ部37が形成されている。フランジ部37は、後述する操作部8の針スライダ23に係止される。詳細は後述するが、フランジ部37が針スライダ23に係止された状態で、口金部材34は、針管3の中心線X1を回転中心として針スライダ23に対して回転自在である。
図3に示すシース7は、針管3が内部に挿入された筒状部材である。シース7は、樹脂や金属等から構成されている。シース7の先端は、針管3が突出することができるように開口されている。シース7の基端は、操作部8の先端部分に固定されている。
操作部8は、図3に示すように、操作本体9と、操作本体9の先端側に設けられたシースアジャスター18と、操作本体9の基端側に設けられた針スライダ23とを備える。
操作本体9は、例えばABS樹脂等で形成されており、針管3およびシース7が挿通可能な管腔を有する。操作本体9の先端側は、管状に形成されたシースアジャスター18に挿入されている。操作本体9の基端側は、管状に形成された針スライダ23に挿入されている。操作本体9とシースアジャスター18、および操作本体9と針スライダ23は、外周面に形成された図示しない溝あるいは凸部等が互いに係合することにより、軸線まわりの相対回転が抑制されつつ軸線方向に摺動可能である。
シースアジャスター18の先端部には、超音波内視鏡100の基端口金108に着脱可能なスライドロック51が設けられている。スライドロック51を操作部8の軸線に直交する方向にスライドして基端口金108と係合させることで、操作部8を超音波内視鏡100に固定することができる。スライドロック51の先端側には、図15に示すように、一対の壁部52a、52bを有するホルダ(固定部)52が設けられている。ホルダ52は、シースアジャスター18に対して固定されている。ホルダ52の一対の壁部52a、52bは、略平行であり、その距離は、超音波内視鏡100の操作部109の先端側がガタつかずに収まる程度の値に設定されている。
シースアジャスター18の先端部からは、例えばステンレス製の支持パイプ53が突出している。支持パイプ53の先端部は、穿刺針1を超音波内視鏡100に取り付ける際に、チャンネル107内に挿入される。支持パイプ53は操作本体9内に挿入されている。支持パイプ53の基端は、針スライダ23が操作本体9に対して最も前進された状態において、針スライダ23の先端よりも基端側(例えば図15に示す位置P1)に位置している。シース7は支持パイプ53内に挿通されており、基端部が支持パイプ53の基端から突出して接着等により操作本体9に固定されている。
図3に示すように、シースアジャスター18には、固定ネジ54が取り付けられている。固定ネジ54は、シースアジャスター18を貫通して操作本体9に設けられた図示しないネジ穴に嵌合している。固定ネジ54を操作本体9に対して締め込むと、シースアジャスター18が操作本体9に押し当てられてシースアジャスター18と操作本体9とを摺動不能に固定することができる。シースアジャスター18と操作本体9との位置関係を変化させることで、操作部8を超音波内視鏡100に固定した際の、チャンネル107からのシース7の突出長を調節することができ、固定ネジ54により当該突出長を固定することができる。
図1に示すように、固定ネジ54の軸線は、ホルダ52に収まった操作部109の軸線に向かうように配置されるのが好ましい。これにより、操作部8を正面に位置させたときに固定ネジ54が左右に偏らないため、術者の利き手によらず容易に操作することができる。固定ネジ54の軸線がホルダ52に収まった操作部109の軸線に向かっていれば、固定ネジ54が図1と反対側に向いて取り付けられていても、概ね同様の効果を得ることができる。
シースアジャスター18の先端部の外周面には、術者が把持しやすいように凹凸が設けられている。
図9から図11までに示すように、針スライダ23は、針管3の口金部材34を保持する保持部24を内部に有する筒状部材である。針管3の基端側は、図3に示すシース7の基端から突出して図9に示すように針スライダ23の内部まで延びている。針スライダ23は、操作本体9に対して移動可能となるように操作本体9に連結されている。
針スライダ23の先端部の外周面には、術者が把持しやすいように凹凸が設けられている。
図9に示すように、針スライダ23の基端部では、針管3の口金部材34の基端部分が針スライダ23の外部に突出している。口金部材34の基端側の開口からは、スタイレット27を挿入することができる。
さらに、図12から図14までに示すように、針スライダ23の基端部分Pは、針スライダ23の外面から針スライダ23を押し潰すように外力がかかることで弾性変形可能であり、針スライダ23の弾性変形時には、針スライダ23の内面が口金部材34の外面に押し付けられることで、針スライダ23に対して口金部材34を固定することができる。
図9及び図12に示す保持部24は、針管3の中心線を回転中心として針管3が回転自在となるように口金部材34を保持している。本実施形態では、保持部24は、口金部材34のフランジ部37を挟むようにフランジ部37の先端側と基端側とに離間して配された一対の壁部(先端壁部25,基端壁部26)を有している。
先端壁部25及び基端壁部26は、針管3の中心線方向には針スライダ23に対して針管3が移動しないように針管3の口金部材34の移動を規制している。このため、針スライダ23を操作本体9に対して摺動することで、シース7の先端から針管3を突没させることができる。先端壁部25と基端壁部26との間の隙間の大きさは、フランジ部37が先端壁部25と基端壁部26との間で針管3の中心線を回転中心として回転することができる程度の大きさとされている。また、本実施形態では、保持部24は、保持部24に対する口金部材34の回転可能範囲を制限しない。
図3及び図15に示すように、針スライダ23の先端側において、ストッパ61が操作本体9に対して移動可能に取り付けられている。ストッパ61は固定ネジ62を有し、固定ネジ62を締め込むことで、操作本体9に対して固定することができる。図1に示すように、固定ネジ62の軸線は、ホルダ52に収まった操作部109の軸線に向かうように配置されるのが好ましい。これにより、操作部8を正面に位置させたときに固定ネジ62が左右に偏らないため、術者の利き手によらず容易に操作することができる。固定ネジ62の軸線がホルダ52に収まった操作部109の軸線に向かっていれば、固定ネジ62が図1と反対側に向いて取り付けられていても、概ね同様の効果を得ることができる。
固定ネジ62は、上述の固定ネジ54と同じ方向に向けられていてもよいし、互いに逆方向に向けられていてもよい。
図15に示すように、針スライダ23は、ストッパ61と接触する位置までしか操作本体9に対して前進できないので、操作本体9に対するストッパ61の固定位置を調節することで、針管3のシース7からの最大突出長を調節することができる。本実施形態では、針スライダ23による針管3の操作ストローク長(最大移動量)L2は、シース7の全長の5%以上の長さである。処置対象部位の位置にも影響されるが、本実施形態では、針スライダ23による針管3の操作ストローク長L2は、40mm以上であることが好ましい。
操作本体9の基端側に針スライダ23が限界まで移動した位置に針スライダ23がある状態が、穿刺針1の使用開始前における初期状態である。初期状態では、針管3の先端はシース7内にある。
操作本体9に対する針スライダ23の移動量は、シース7に対する針管3の先端の移動量に略対応する(図3参照)。すなわち、針スライダ23が針管3をシース7に対して移動させることで、シース7に対する針管3の先端の移動量(相対ストローク長L1)は、針スライダ23の実際の移動量(操作ストローク長L2)に針管3の伸びあるいは縮みを加味した分となる。針管3の伸びあるいは縮みは、針管3自身の伸縮性(弾性)、シース7自身の伸縮性(弾性)、針管3とシース7との間の摩擦抵抗の大きさ、チャンネル107内におけるシース7の蛇行状態、及びシース7内における針管3の蛇行状態の影響を受ける。
操作本体9の先端側に針スライダ23が限界まで移動した位置に針スライダ23があるときに、針管3の先端はシース7の先端から突出されている。操作本体9の先端側に針スライダ23が限界まで移動した位置に針スライダ23があるときの針管3の突出長は、針スライダ23の操作ストローク長L2よりは短くなるが、少なくとも40mmあることが好ましい。
図3に示すスタイレット27は、口金部材34のロック部36に取り付け可能なツマミを有し針管3の内面形状に対応した断面形状を有するワイヤ状部材である。
以上の構成を有する穿刺針1の使用時の動作について説明する。図16は、穿刺針1が超音波内視鏡100に取り付けられた状態を示す斜視図である。図17から図22は、穿刺針1の作用を説明するための図である。
以下では、肺の深部に位置する病変を対象組織として穿刺針1の針管3を刺入し、針管3の内部を通じて病変の細胞などを回収する生検の処置を例に説明する。
まず術者は、図1に示す超音波内視鏡100の挿入部101を体内に挿入し、光学撮像機構103で観察しながら、適宜湾曲部105を湾曲させつつ対象組織の付近まで挿入部101の先端部を導入する。導入後、術者は、光学撮像機構103および超音波走査機構104による観察結果に基づいて、生検を行う部位を決定する。
次に、術者は、超音波内視鏡100の操作部109に設けられた基端口金108からチャンネル107の内部へ、穿刺針1の挿入体2を先端側から挿入する。さらに、術者は、図16及び図17に示すように操作部109の先端側をホルダ52の一対の壁部52a、52b間に進入させてから、穿刺針1の操作部8に設けられたスライドロック51を基端口金108に係合させる。これにより、穿刺針1の操作部8は、操作部109に対して回転しないように超音波内視鏡100に固定される。
穿刺針1の針管3は、シース7とともにチャンネル107に挿入されるので、シース7に対して針管3の相対移動は、シース7や針管3の伸縮による相対移動の他はほとんど生じない。このため、挿入部101が湾曲していても、針管3の刺入端33がシース7の内面に刺さることはなく挿入部101の先端部分まで挿入体2が案内される。
挿入部101に挿入体2を挿入する過程で、基端口金108とアングルチューブ107bとの間の領域内に蛇行が蓄積された後にこの蛇行が解消されると、針管3に対してシース7が相対的に先端側へ移動することとなる。挿入体2をチャンネル107内に挿入する過程では、シース7の蛇行が蓄積されたり解消されたりを繰り返すこととなるので、チャンネル107の先端からシース7が突出された時点でどの程度蛇行が蓄積されているのかは一定ではない。また、シース7の蛇行が解消されるきっかけの一つとして、シース7に対する針管3の進退移動が挙げられる。
本実施形態では、針管3にバックカット加工が施されているので、シース7の内面に刺入端33が触れにくいので、挿入体2をチャンネル107内に挿入する過程でのシース7に対する針管3のわずかな移動では、シース7に針管3が刺さりにくい。
次に、術者は、固定ネジ54を緩め、光学撮像機構103および超音波走査機構104によってシース7および体内を観察しながら、シースアジャスター18と操作本体9とを相対的に摺動させて、図17に示すように超音波内視鏡100の挿入部101の先端からのシース7の突出量を適切な量に調整する。調整後、術者は固定ネジ54を締め込んで当該突出量を固定する。
次に、超音波走査機構104による観察結果に基づいて、生検を行う対象組織Tまでの距離を考慮しつつストッパ61を移動させて所望の位置で操作本体9に固定し、針管3の最大突出長を調節する。
次に、術者は、図17に示す針スライダ23を操作部8の先端側へと前進させる。すると、図18に示すように、針管3がシース7内でシース7の先端側へとシース7に対して移動する。本実施形態では、針管3の刺入端33がアングルチューブ107bを通過するときには、シース7の内面に刺入端33近傍の外周面が接して、針管3の先端部分はシース7の内面から押圧力を受ける。図19に示すように、針管3の先端部分は、シース7の内面から受ける力によって、針管3の中心線X1を回転中心として針管3を回転させるように捩じれる。針管3の先端部分の捩じれにより、この捩じれを解消するように、針管3の基端が回転する(図9参照)。針管3の基端は、口金部材34によって針スライダ23に対して回転自在であるので、針管3には、針管3の中心線X1を中心とした捩じれは蓄積されない。
アングルチューブ107bの基端側からアングルチューブ107b内に針管3の先端部分が入り込むと、図19及び図20に示すように、アングルチューブ107bの基端部分に対するアングルチューブ107bの先端部分の傾斜方向に開口32の傾斜面が略沿うまで、すなわち、アングルチューブ107bの曲率中心位置O1に刺入端33が最も近づくように、シース7の中で針管3の中心線を回転中心として回転する。アングルチューブ107bの基端側から先端側へと針管3が通過すると、開口32の開口端の最も基端部分32a(図20参照)がシース7から押圧される状態となるので、アングルチューブ107bの曲率中心位置O1に刺入端33が最も近づく位置で、針管3は安定する。
アングルチューブ107bの曲率中心位置に刺入端33が最も近づいた状態で針管3が針スライダ23によってさらに先端側に移動されると、開口32の最も基端部分がシース7の内面に接した状態で針管3がアングルチューブ107bの屈曲形状に倣って弾性変形して、針管3の先端部分はシース7の先端へ向かって移動する。
針スライダ23を操作部8の先端側へと術者が前進させることにより、図21に示すように、針管3の刺入端33は組織に穿刺され、生検を行う対象組織Tへと押し進められる。このとき、組織の表面から外部に露出している針管3は光学撮像機構103によって観察することができ、組織の内部に差し込まれた針管3の先端側部分は超音波走査機構104によって観察することができる。
チャンネル107の先端部分から針管3が突出するまで針管3がシース7内を移動する過程で、扁平部31aは湾曲部105を通過してチャンネル107のアングルチューブ107bに達する。穿刺針1の針管3は扁平部31aを有し、かつ扁平部31aの厚さ方向と湾曲部105の湾曲面とは平行となっている。このため、針管3は湾曲部105の湾曲方向に曲がりやすく、さらに湾曲部105の先端側にあるアングルチューブ107b内においても、アングルチューブ107bの屈曲方向に針管3が曲がりやすい。このため、本実施形態では、アングルチューブ107bによって針管3の先端の向きが変更され、その後、針管3の扁平部31aによって針管3の先端の向きが維持される。
術者は、超音波走査機構104において受信された超音波に基づく超音波画像を図1に示す超音波観察部115によって観察することができる。超音波観察部115に鮮明に映し出された針管3の像を参照し、術者は、針管3の先端を、図22に示すように、生検を行う対象組織Tに到達させる。
次に、術者は、針管3内に入り込んだ生検対象でない組織をスタイレット27(図1参照)で押し出す。さらに、術者は、挿入体2および操作部8からスタイレット27を引き抜く。これにより、針管3の先端から針スライダ23の基端まで延びる貫通孔が生じる。術者は、針スライダ23の基端に配された口金部材34にシリンジ等を接続して針管3内を吸引し、生検を行う対象組織Tの細胞などを針管3の先端から吸引して採取する。
シリンジは、口金部材34に配された二条ネジにより口金部材34に固定される。口金部材34は、通常は針スライダ23に対して回転自在であるが、針スライダ23の基端部分を潰すように術者が針スライダ23の基端部分を押すことで、針スライダ23に対する口金部材34の回転が規制される。術者は、針スライダ23の基端部分を潰すように押すことで針スライダ23に対する口金部材34の回転を規制したときに、シリンジを口金部材34の二条ネジに容易に固定することができる。
必要量の細胞などが採取できたら、針スライダ23を操作部8の基端側に後退させ、針管3の先端をシース7内に収容する(図17参照)。針管3の先端をシース7内に収容することにより、針管3は組織から抜ける。針管3が組織から抜けたら、超音波内視鏡100の操作部109の基端口金108からスライドロック51をはずし、穿刺針1をチャンネル107から抜去する。最後に超音波内視鏡100を患者から抜去して一連の処置を終了する。
以上に説明したように、本実施形態では、チャンネル107の屈曲部となるアングルチューブ107b内で針管3の刺入端33がシース7の内面に接しても針管3の刺入端33がシース7の内面から離れるように回転する。針スライダ23に対して針管3が回転自在なので、針管3の先端部分においてシース7の内面から力をうけて針管3が回転する動作で針管3が捩じれることはなく針管3の全体がシース7内で回転する。このため、アングルチューブ107bを通過する過程で、針管3は、刺入端33がシース7の内面に最も刺さりにくい位置に刺入端33が退避した状態で安定する。その結果、針管3の刺入端33がシース7の内面によって変形する可能性を低く抑えることができ、針管3の組織への穿刺性能が悪化しにくい。さらに、本実施形態のように針管3がシース7内で回転可能であることによって、針管3の刺入端33がシース7を突き破ってさらにチャンネル107の内面を傷つけることが防止される。
また、フランジ部37が形成された口金部材34を介して金属筒部31と針スライダ23とが連結されているので、針管3の中心線方向への針管3の移動が針スライダ23により行われている最中でも、針管3の中心線を回転中心とした針管3の回転が可能である。
また、アングルチューブ107b内での針管3の回転により刺入端33がシース7の内面に最も刺さりにくい位置で安定しているときに、針スライダ23の基端部分を潰すように操作者が針スライダ23を押しながら針スライダ23を操作本体9に対して先端側へ移動させると、組織に対して好適に針管3を刺入できる向きに刺入端33が向けられたまま、針管3がシース7の先端から押し出される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図23は、本実施形態の内視鏡用穿刺針の操作部の基端部分を示す断面図である。図24は、操作部の背面図である。図25は、図23のA3−A3線における断面図である。
本実施形態では、上記第1実施形態で説明した口金部材34が、図23から図25までに示すように、針スライダ23の外部で術者の手によって口金部材34の回転を止めるためのストッパ34aを有している。
本実施形態では、針スライダ23の基端部分を第1実施形態のように押して口金部材34の回転を止めるのではなく、術者がストッパ34aに触れることで、針スライダ23に対する口金部材34の、針管3の中心線を回転中心とした相対回転を止めることができる。
本実施形態では、口金部材34の回転中心から離れた位置までストッパ34aが延びているので、ストッパ34aの突出端を術者が支えることで、第1実施形態よりも軽い力で口金部材34の回転を止めることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、上記実施形態において、扁平部31aは、針管3の先端の向きを変更するために必須の構成ではない。すなわち、上記実施形態において、針管3の金属筒部31は扁平部31aを有していなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、針管3に対してバックカット加工が施されている例が示されているが、針管3の先端部分は、バックカット加工を有する構成に限られない。たとえば、第1実施形態で説明した針管3(図3参照)に代えて、図26から図29に示すメンギーニ針3Aが採用されていてもよい。メンギーニ針3Aにおける開口32Aの端面は、メンギーニ針3Aの中心線X1にから離れた位置に頂点が位置する円錐面に沿った形状をなして傾斜した傾斜面状の刃面となっている。
1 内視鏡用穿刺針
2 挿入体
3 針管
31 金属筒部
31a 扁平部
32 開口
33 刺入端
34 口金部材
34a ストッパ
35 貫通孔
36 ロック部
37 フランジ部
7 シース
8 操作部
9 操作本体
18 シースアジャスター
23 針スライダ
24 保持部
25 先端壁部
26 基端壁部
27 スタイレット
27a ツマミ
27b 芯
51 スライドロック
52 ホルダ
52a、52b 一対の壁部
53 支持パイプ
54 固定ネジ
61 ストッパ
62 固定ネジ
100 超音波内視鏡
101 挿入部
102 先端硬質部
103 光学撮像機構
104 超音波走査機構
105 湾曲部
105a 先端
105b 基端
106 可撓管部
107 チャンネル
107a スロープ部
107b アングルチューブ
107c チャンネルチューブ
108 基端口金
109 操作部
110 湾曲操作機構
111 複数のスイッチ
112 ユニバーサルコード
112a 分岐ケーブル
112b 分岐ケーブル
112c 分岐ケーブル
113 光源装置
114 光学的観察部
115 超音波観察部
116 モニター

Claims (5)

  1. 屈曲したチャンネルを有する内視鏡に取り付けて使用される内視鏡用穿刺針であって、
    前記チャンネルに挿通可能で先端部に傾斜面を有する針管と
    記針管の中心線が延びる方向に前記針管を移動させる針スライダと、
    を有し、
    前記針管は
    前記針スライダに対して前記針管の前記中心線を回転中心として回転自在であり、
    記チャンネルの屈曲部を前記針管が通過する過程で前記先端部の一部が前記チャンネルから押圧力を受けて、前記屈曲部の基端部分に対する前記屈曲部の先端部分の傾斜方向に前記傾斜面が略沿うまで、前記針スライダに対して、回転する
    内視鏡用穿刺針。
  2. 請求項1に記載の内視鏡用穿刺針であって、
    前記針管は、前記針管の内部と連通する貫通孔を有してシリンジに接続可能な筒状をなし前記針管の径方向に延びて前記針スライダに係止されるフランジ部が形成された口金部材を有する
    内視鏡用穿刺針。
  3. 請求項1に記載の内視鏡用穿刺針であって、
    前記針スライダを前記針管の前記中心線が延びる方向に進退可能に支持し前記内視鏡に取り付け可能な操作本体を有する
    内視鏡用穿刺針。
  4. 請求項1に記載の内視鏡用穿刺針であって、
    前記針管の前記中心線に対する前記傾斜面の傾斜角度は、前記屈曲部の屈曲角度よりも大きい
    内視鏡用穿刺針。
  5. 請求項1に記載の内視鏡用穿刺針であって、
    前記針管の先端は、前記針管の前記中心線に対して傾斜している前記傾斜面を端面とする開口が設けられ、
    前記針管の前記先端部の近傍の一部は、一定の長さにわたり径方向につぶされ、長軸と長軸より短い短軸とを有する扁平部が形成され、
    前記扁平部の前記短軸が延びる方向は、前記開口の向きと略一致であり、
    前記針管は、前記チャンネルの前記屈曲部を前記針管が通過する過程で前記扁平部が前記チャンネルから前記押圧力を受けて、前記屈曲部の前記基端部分に対する前記屈曲部の前記先端部分の前記傾斜方向に前記傾斜面が略沿うまで、前記針スライダに対して回転する
    内視鏡用穿刺針。
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