JP2005204767A - 内視鏡用組織採取穿刺針装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘膜表層より深部の組織に突き刺してその部分の組織を針内に確実かつ容易に切り取って採取することができる内視鏡用組織採取穿刺針装置を提供すること。
【解決手段】手元側に吸引手段30を接続することができる穿刺針2が外套管1内に軸線方向に進退自在に設けられて、穿刺針2を手元側で進退操作することにより穿刺針2の先端2aが外套管1の先端から出入りするように構成された内視鏡用組織採取穿刺針装置において、穿刺針2の先端形状を軸線周りの回転対称位置にある複数の最先端部分2bが各々尖った波状に形成して、その波状の稜線部分2cを刃状に形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】手元側に吸引手段30を接続することができる穿刺針2が外套管1内に軸線方向に進退自在に設けられて、穿刺針2を手元側で進退操作することにより穿刺針2の先端2aが外套管1の先端から出入りするように構成された内視鏡用組織採取穿刺針装置において、穿刺針2の先端形状を軸線周りの回転対称位置にある複数の最先端部分2bが各々尖った波状に形成して、その波状の稜線部分2cを刃状に形成する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して用いられる内視鏡用組織採取穿刺針装置に関する。
内視鏡用組織採取穿刺針装置は、内視鏡(特に超音波内視鏡)の処置具挿通チャンネルに挿通して粘膜表層より深部の患部に穿刺し、その部分の組織を針内に吸引しながら切り取って採取するため等に用いられる。
そのような目的に用いられる従来の内視鏡用組織採取穿刺針装置においては、穿刺針の先端が注射針状に斜めにカットされた形状に形成されていた(例えば、特許文献1)。
特開平7−178098
しかし、先端が斜めにカットされた形状の穿刺針は、生体組織に対してよく突き刺さるものの、組織を針内に切り取る機能が高くないので、基端側から吸引をしても組織を有効に切り取って採取できない場合があった。
そこで本発明は、粘膜表層より深部の組織に突き刺してその部分の組織を針内に確実かつ容易に切り取って採取することができる内視鏡用組織採取穿刺針装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用組織採取穿刺針装置は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通して用いられる内視鏡用組織採取穿刺針装置であって、手元側に吸引手段を接続することができる穿刺針が外套管内に軸線方向に進退自在に設けられて、穿刺針を手元側で進退操作することにより穿刺針の先端が外套管の先端から出入りするように構成されたものにおいて、穿刺針の先端形状を軸線周りの回転対称位置にある複数の最先端部分が各々尖った波状に形成して、その波状の稜線部分を刃状に形成したものである。
なお、穿刺針内に手元側から全長にわたって挿脱自在なスタイレットが設けられていてもよく、吸引手段として、穿刺針の手元側端部にコックを介して注射筒が接続自在であってもよい。
本発明によれば、穿刺針の先端を粘膜表層より深部の組織に容易に突き刺すことができ、さらに吸引手段で穿刺針内を負圧の状態にしてから穿刺針を回転させながら押し込むことにより、穿刺針の先端内に組織を引き込んだ状態にして刃状に形成されている穿刺針の波状の稜線部分で組織を容易に切断採取することができる。
内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通して用いられる内視鏡用組織採取穿刺針装置であって、手元側に吸引手段を接続することができる穿刺針が外套管内に軸線方向に進退自在に設けられて、穿刺針を手元側で進退操作することにより穿刺針の先端が外套管の先端から出入りするように構成されたものにおいて、穿刺針の先端形状を軸線周りの回転対称位置にある複数の最先端部分が各々尖った波状に形成して、その波状の稜線部分を刃状に形成する。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図4は本発明の実施例の内視鏡用組織採取穿刺針装置を示しており、1は、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される可撓性の外套管であり、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ等によって形成されている。
図4は本発明の実施例の内視鏡用組織採取穿刺針装置を示しており、1は、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される可撓性の外套管であり、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ等によって形成されている。
外套管1内には、薄肉の金属パイプ又は硬質プラスチックパイプからなる穿刺針2が軸線方向に進退自在かつ軸線周りに回転自在に全長にわたって挿通配置されていて、その穿刺針2内には、ステンレス鋼線等からなるスタイレット3が軸線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置されている。
10は、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルの入口部分に係脱自在な支持筒であり、外套管1の基端が連結固定された外套管操作筒体11が、支持筒10内に軸線方向に進退自在に嵌挿されている。
そして外套管操作筒体11は、支持筒10に取り付けられている固定ネジ10Aによって任意の進退位置で支持筒10に固定することができる。11Aは、支持筒10から突出した位置にある外套管操作筒体11の端部に形成された摘み部である。
外套管操作筒体11内には、穿刺針2の基端が連結固定された穿刺針操作筒体12が軸線方向に進退自在かつ軸線周りに回転自在に嵌挿されていて、外套管操作筒体11から突出した位置にある穿刺針操作筒体12の端部には例えばルアーロック口金等のような注射針口金状の基端口金12Aが取り付けられている。
スタイレット3は、そのような穿刺針操作筒体12内を通過する状態に配置されていて、スタイレット3の基端部分に取り付けられたスタイレット操作摘み3Aが基端口金12Aに対して手元側から係脱自在になっている。
そのような構成により、スタイレット操作摘み3Aを基端口金12Aに係合させた状態ではスタイレット3の先端が穿刺針2の先端部分2aから突出した状態になり、矢印Pで示されるようにスタイレット操作摘み3Aを軸線方向に引っ張ることにより、矢印pで示されるようにスタイレット3の先端が穿刺針2内に引き込まれる。
そして、さらにスタイレット3を穿刺針2内から全長にわたって引き出すことにより、基端口金12Aに吸引手段を接続して、穿刺針2を通してその先端部分2aから吸引を行うことができる。
また、矢印Qで示されるように穿刺針操作筒体12を外套管操作筒体11に対して軸線方向に進退操作することにより、矢印qで示されるように穿刺針2の先端部分2aが外套管1の先端から突没して外套管1の先端からの穿刺針2の突出長を任意に可変することができる。
また、矢印Rで示されるように穿刺針操作筒体12を外套管操作筒体11に対して軸線周りに回転操作することにより、矢印rで示されるように穿刺針2の先端部分2aが外套管1に対して軸線周りに回転する。
図1は、穿刺針2の先端部分2a付近を拡大して示す斜視図、図2はその正面図、図3は側面図であり、穿刺針2の先端部分2aは軸線周りの180°対称位置にある二ヵ所の最先端部分2bが各々尖った波状に形成されていて、その波状の稜線部分2cが鋭利な刃状に形成されている。したがって、図5に示されるように、穿刺針2の先端部分2aを体内の深部の組織100まで容易に突き刺すことができる。
そして、図6に示されるように、スタイレット3を抜き取った後の基端口金12Aに例えば三方活栓状のコック20を介して吸引手段としての注射筒30を取り付け、コック20を開状態にしてから矢印Eに示されるように注射ピストン31を引き出し方向(吸引方向)に操作し、それからコック20を閉状態にすると、穿刺針2が負圧の状態に保持される。
そこで、その状態を保って、穿刺針操作筒体12を矢印Fで示されるように軸線周りに回転操作しながら矢印Gで示されるように押し込み操作をすると、矢印gで示されるように穿刺針2の先端部分2aが組織内に押し込まれると共に、矢印eに示されるように組織100が穿刺針2の先端部分2a内に引き込まれ、それと同時に矢印fで示されるように穿刺針2の先端部分2aが軸線周りに回転するので、鋭利な刃状に形成された波状の稜線部分2cにより組織100が切断されて穿刺針2内に容易に採取される。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば穿刺針2の先端形状は、尖った最先端部分2bを、180°対称に限らず、90°毎に四ヵ所又は120°毎に三ヵ所のごとく軸線周りの回転対称位置に複数設けたものであればよい。
1 外套管
2 穿刺針
2a 先端部分
2b 最先端部分
2c 稜線部分
3 スタイレット
11 外套管操作筒体
12 穿刺針操作筒体
12A 基端口金
20 コック
30 注射筒(吸引手段)
2 穿刺針
2a 先端部分
2b 最先端部分
2c 稜線部分
3 スタイレット
11 外套管操作筒体
12 穿刺針操作筒体
12A 基端口金
20 コック
30 注射筒(吸引手段)
Claims (3)
- 内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通して用いられる内視鏡用組織採取穿刺針装置であって、手元側に吸引手段を接続することができる穿刺針が外套管内に軸線方向に進退自在に設けられて、上記穿刺針を手元側で進退操作することにより上記穿刺針の先端が上記外套管の先端から出入りするように構成されたものにおいて、
上記穿刺針の先端形状を軸線周りの回転対称位置にある複数の最先端部分が各々尖った波状に形成して、その波状の稜線部分を刃状に形成したことを特徴とする内視鏡用組織採取穿刺針装置。 - 上記穿刺針内に手元側から全長にわたって挿脱自在なスタイレットが設けられている請求項1記載の内視鏡用組織採取穿刺針装置。
- 上記吸引手段として、上記穿刺針の手元側端部にコックを介して注射筒が接続自在である請求項1又は2記載の内視鏡用組織採取穿刺針装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004012663A JP2005204767A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | 内視鏡用組織採取穿刺針装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004012663A JP2005204767A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | 内視鏡用組織採取穿刺針装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005204767A true JP2005204767A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34898967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004012663A Withdrawn JP2005204767A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | 内視鏡用組織採取穿刺針装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005204767A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016067431A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用穿刺針 |
CN117064456A (zh) * | 2023-10-17 | 2023-11-17 | 江西省水产科学研究所(江西省鄱阳湖渔业研究中心、江西省渔业资源生态环境监测中心) | 一种鲫鱼类免疫组织自动取样装置 |
-
2004
- 2004-01-21 JP JP2004012663A patent/JP2005204767A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117064456A (zh) * | 2023-10-17 | 2023-11-17 | 江西省水产科学研究所(江西省鄱阳湖渔业研究中心、江西省渔业资源生态环境监测中心) | 一种鲫鱼类免疫组织自动取样装置 |
CN117064456B (zh) * | 2023-10-17 | 2024-02-02 | 江西省水产科学研究所(江西省鄱阳湖渔业研究中心、江西省渔业资源生态环境监测中心) | 一种鲫鱼类免疫组织自动取样装置 |
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