JP3732990B2 - 内視鏡用組織採取具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されて膵生検や肝生検等を行うのに用いられる内視鏡用組織採取具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来の内視鏡用組織採取具として用いられているいわゆるメンギーニ組織採取針の先端部分を示しており、棒状の針軸10の先端には尖った針先11が形成されると共に、切り取った標本組織を収納するための組織収納凹部12が、針先11の近傍を側面から凹ませた形状に形成されている。
【0003】
そして、針軸10に軸線方向に進退自在に被嵌された外套管20の先端には、組織収納凹部12に入り込んだ組織を切り取るための環状刃21が内周側に形成されている。
【0004】
図12と図13は、そのような従来の内視鏡用組織採取具を用いて生検組織を採取している状態を示しており、図12に示されるように、組織100に突き刺した内視鏡用組織採取具の外套管20を少し引き戻して組織収納凹部12内に組織100の目標部分を入れ込み、次いで図13に示されるように、外套管20を瞬時に送り出して、組織収納凹部12内に入り込んでいる組織100から標本組織101を切り取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし実際には、図14に示されるように、環状刃21を組織100に対して直角に当てた状態で外套管20を前方に押し出すだけの動作では、組織100がスパッと切断されずに前方に押し出されてしまい、少量の標本組織101しか採取できない場合が少なくない。
【0006】
そこで本発明は、外套管の環状刃によって組織を確実に切断して大きな標本組織を採取することができる内視鏡用組織採取具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用組織採取具は、前方に向けて針先が形成されると共にその針先の近傍部分を側面から凹ませた形状の組織収納凹部が形成された針軸と、針軸に軸線方向に進退自在に被嵌された筒状体であって組織収納凹部に入り込んだ組織を切り取るための環状刃が先端に形成された外套管とを有する内視鏡用組織採取具において、環状刃が組織収納凹部上を通過する際に、外套管が軸線方向に進退動作するのに伴って軸線周りに回転するようにしたものである。
【0008】
なお、外套管が、内視鏡の処置具挿通チャンネルの入口に固定される支持筒内に進退自在に通されていて、外套管の基端部分から突設された突片が支持筒に形成された螺旋溝に係合していてもよい。
【0009】
その場合、突片を軸線方向に移動操作するためのスライド操作摘みが設けられていてもよく、突片を軸線周りに回転操作するための回転操作摘みが設けられていてもよい。
【0010】
また、針軸内を通って後方から組織収納凹部内に達する吸引路が設けられていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具を示しており、外套管20が最も手元側位置まで引き寄せられた状態を示している。
【0012】
針軸10の先端には、前方に向けて尖った無孔の針先11が形成されており、針先11の直後の部分には、組織を収納するための組織収納凹部12が、針軸10を側面から凹ませた形状に形成されている。
【0013】
そして、組織収納凹部12に連通する吸引路13が、組織収納凹部12より後方の針軸10内に全長にわたって形成されている。したがって、針軸10の組織収納凹部12より後方部分はパイプ状に形成されている。ただし、本発明において吸引路13は必須ではなく、省略しても差し支えない。
【0014】
針軸10の基端には、術者が指先で摘んで針軸10を軸線方向に進退操作するための針軸摘み14が取り付けられており、図示されていない吸引具を接続することができる吸引口金15が、吸引路13に連通して針軸摘み14に形成されている。
【0015】
針軸10には、外套管20が、軸線方向に進退自在に且つ軸線周りに回転自在に略全長にわたって被嵌されている。外套管20の先端部分は先細りのテーパ状に形成されており、その結果、外套管20の内周先端部分が環状刃21になっている。
【0016】
外套管20の基端近傍部分は支持筒30に緩く通されている。支持筒30の先端部分には、内視鏡の処置具挿通チャンネル51の入口口金52に固定/解除自在な、例えばルアーロック雌口金からなる取付口金31が形成されている。50は、内視鏡の操作部である。
【0017】
全体として円筒状に形成された支持筒30の円筒壁部分には、図2に示されるように、螺旋溝32が形成されている。螺旋溝32のピッチや長さは適宜選択すればよい。
【0018】
図1に戻って、外套管20の基端から側方に突設された突片22が、螺旋溝32に係合している。したがって、支持筒30が内視鏡の処置具挿通チャンネル51の入口口金52に固定された状態では、外套管20は軸線周りに回転しながら軸線方向に進退する。内側の針軸10は、それとは独立して針軸摘み14により操作される。
【0019】
支持筒30の外周面に軸線周りに回転自在に嵌合するスライド操作摘み40には、螺旋溝32を貫通した突片22の頭部と係合する円周溝41が内面に形成されている。したがって、スライド操作摘み40を指先で摘んで軸線方向に移動操作することにより、外套管20が軸線周りに回転しながら軸線方向に進退する。
【0020】
図1はスライド操作摘み40が最も手元側に引き寄せられた状態を示しており、この状態においては、外套管20の先端の環状刃21が組織収納凹部12より後方に退避した位置にある。
【0021】
スライド操作摘み40を先側へスライド操作すると、図3に示されるように、外套管20の環状刃21が、軸線周りに回転しながら組織収納凹部12の表面を前方に移動し、図4に示されるように、スライド操作摘み40が最先端位置に達すると、環状刃21が組織収納凹部12より先側まで移動する。
【0022】
このように構成された実施例の内視鏡用組織採取具は、内視鏡や超音波内視鏡等の処置具挿通チャンネル51に挿脱して使用される。ただし、挿脱の際に針先11で処置具挿通チャンネル51を傷つけないように、四フッ化エチレン樹脂チューブ等からなるガイドチューブに通された状態で処置具挿通チャンネル51に通してもよい。
【0023】
図5ないし図9は、上記の実施例の内視鏡用組織採取具で肝臓や膵臓等の生検組織の採取を行っている状態を示しており、まず図5に示されるように、組織収納凹部12が外套管20で塞がれるように外套管20の先端を針軸10の先端近傍にセットして、針先11を組織100に突き刺していく。
【0024】
所定の深さまで穿刺されたら、図6に示されるように外套管20を手元側へ引き寄せ、組織収納凹部12を露出させる。すると、組織100が組織収納凹部12内に入り込んでくる。
【0025】
そこで、図示されていない吸引具を作用させ、吸引路13を介して組織収納凹部12から吸引を行うと、図7に示されるように標本組織101になる組織100が組織収納凹部12内に隅々まで吸い込まれ、さらに吸引路13内の入口近傍の内部にまで吸い込まれる。
【0026】
その状態でスライド操作摘み40を押し込めば、図8及び図9に示されるように、外套管20の環状刃21が軸線周りに回転しながら標本組織101を切り取っていく。このように、単なる押し切りではなく、環状刃21が刃の方向に滑りながら切断が行われるので、組織100が容易に切り取られる。
【0027】
図10は、本発明の第2の実施例の内視鏡用組織採取具を示しており、第1の実施例のスライド操作摘み40に代えて回転操作摘み45を配置したものである。
【0028】
回転操作摘み45は、軸線方向には移動不能で軸線周りに回転自在に支持筒30に取り付けられており、突片22の頭部が係合する直線溝(軸線と平行な溝)46が内周面に形成されている。
【0029】
したがって、回転操作摘み45を回転操作すれば、第1の実施例と同様に外套管20が軸線周りに回転しながら軸線方向に移動する。その他の構成は第1の実施例と同じである。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、外套管の先端に形成された環状刃が、組織収納凹部上を通過する際に軸線周りに回転しながら軸線方向に移動するので、組織が外套管によって前方に押し出されることなく容易に切断され、組織を確実に切断して大きな標本組織を採取することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の組織収納凹部が開いた状態の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の支持筒の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の組織収納凹部が半ばまで閉じた状態の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の組織収納凹部が完全に閉じた状態の側面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図9】本発明の第1の実施例の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例の内視鏡用組織採取具の側面断面図である。
【図11】従来の内視鏡用組織採取具の先端部分の側面断面図である。
【図12】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図13】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図14】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
10 針軸
11 針先
12 組織収納凹部
20 外套管
21 環状刃
22 突片
30 支持筒
32 螺旋溝
40 スライド操作摘み
50 回転操作摘み

Claims (3)

  1. 前方に向けて針先が形成されると共にその針先の近傍部分を側面から凹ませた形状の組織収納凹部が形成された針軸と、上記針軸に軸線方向に進退自在に被嵌された筒状体であって上記組織収納凹部に入り込んだ組織を切り取るための環状刃が先端に形成された外套管とを有する内視鏡用組織採取具において、
    上記外套管を、内視鏡の処置具挿通チャンネルの入口に固定される支持筒内に進退自在に通して、上記外套管の基端部分から突設された突片を上記支持筒に形成された螺旋溝に係合させることにより、上記環状刃が上記組織収納凹部上を通過する際に、上記外套管が軸線方向に進退動作するのに伴って軸線周りに回転するようにすると共に、
    上記突片を軸線方向に移動操作するためのスライド操作摘みを設けたことを特徴とする内視鏡用組織採取具。
  2. 前方に向けて針先が形成されると共にその針先の近傍部分を側面から凹ませた形状の組織収納凹部が形成された針軸と、上記針軸に軸線方向に進退自在に被嵌された筒状体であって上記組織収納凹部に入り込んだ組織を切り取るための環状刃が先端に形成された外套管とを有する内視鏡用組織採取具において、
    上記外套管を、内視鏡の処置具挿通チャンネルの入口に固定される支持筒内に進退自在に通して、上記外套管の基端部分から突設された突片を上記支持筒に形成された螺旋溝に係合させることにより、上記環状刃が上記組織収納凹部上を通過する際に、上記外套管が軸線方向に進退動作するのに伴って軸線周りに回転するようにすると共に、
    上記突片を軸線周りに回転操作するための回転操作摘みを設けたことを特徴とする内視鏡用組織採取具。
  3. 上記針軸内を通って後方から上記組織収納凹部内に達する吸引路が設けられている請求項1又は2記載の内視鏡用組織採取具。
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