JP2001104314A - 内視鏡用組織採取具 - Google Patents

内視鏡用組織採取具

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JP2001104314A
JP2001104314A JP28642999A JP28642999A JP2001104314A JP 2001104314 A JP2001104314 A JP 2001104314A JP 28642999 A JP28642999 A JP 28642999A JP 28642999 A JP28642999 A JP 28642999A JP 2001104314 A JP2001104314 A JP 2001104314A
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tissue
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tool
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JP28642999A
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
Tomoshi Kidooka
智志 木戸岡
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置を大きくすることなく十分な量の標本組織
を確実に採取することができる内視鏡用組織採取具を提
供すること。 【解決手段】前方に向けて針先11が形成されると共
に、その針先11の近傍部分を側面から凹ませた形状の
組織収納凹部12が形成された針軸10と、針軸10に
軸線方向に進退自在に被嵌されて組織収納凹部12に入
り込んだ組織を切り取るための刃21が先端に形成され
た筒状の外套管20とを有する内視鏡用組織採取具にお
いて、組織収納凹部12の先側壁面121が、底面側へ
近づくほど奥まる斜面状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の処置具
挿通チャンネルに挿脱されて肝生検等を行うのに用いら
れる内視鏡用組織採取具に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の内視鏡用組織採取具と
して用いられているいわゆるメンギーニ組織採取針の先
端部分を示しており、棒状の針軸10の先端には尖った
針先11が形成されると共に、切り取った標本組織を収
納するための組織収納凹部12が、針先11の近傍を側
面から凹ませた形状に形成されている。
【0003】そして、針軸10に軸線方向に進退自在に
被嵌された外套管20の先端には、組織収納凹部12に
入り込んだ組織を切り取るための環状の刃21が内周側
に形成されている。
【0004】図14と図15は、そのような従来の内視
鏡用組織採取具を用いて生検組織を採取している状態を
示しており、まず図14に示されるように組織100に
突き刺さした内視鏡用組織採取具の外套管20を少し引
き戻して組織収納凹部12内に組織100の目標部分を
入れ込み、次いで図15に示されるように、外套管20
を瞬時に送り出して組織収納凹部12内に入り込んでい
る組織100から標本組織101を切り取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
用いられる従来の内視鏡用組織採取具では、組織収納凹
部12の大きさより大きな標本組織を採取することがで
きないだけでなく、実際には図16に示されるように組
織収納凹部12内では標本組織101との間に隙間がで
き、また図17に示されるように外套管20を押し込ん
で標本組織101を切り取る際に、標本組織101が外
套管20で押しやられて組織収納凹部12内から浮き上
がってしまい、組織収納凹部12に比べて小さな標本組
織101しか採取することができなかった。
【0006】そこで本発明は、装置を大きくすることな
く十分な量の標本組織を確実に採取することができる内
視鏡用組織採取具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用組織採取具は、前方に向けて針先
が形成されると共に、その針先の近傍部分を側面から凹
ませた形状の組織収納凹部が形成された針軸と、針軸に
軸線方向に進退自在に被嵌されて組織収納凹部に入り込
んだ組織を切り取るための刃が先端に形成された筒状の
外套管とを有する内視鏡用組織採取具において、組織収
納凹部の先側壁面を、底面側へ近づくほど奥まる斜面状
に形成したものである。
【0008】なお、組織収納凹部の後側端部も、底面側
へ近づくほど奥まる斜面状に形成してもよい。また、組
織収納凹部内に後方から達する吸引路を針軸に設けても
よい。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1と図2は本発明の第1の実施の形態
の内視鏡用組織採取具の先端部分を示しており、図1は
外套管20が所定の最先端まで押し出された状態を示
し、図2は、外套管20が手元側に引き寄せられて組織
収納凹部12が開口した状態を示している。また、図3
は、図1におけるIII−III断面を示している。
【0010】全体として断面形状が円形のロッド状の針
軸10の先端には、前方に向けて尖った無孔の針先11
が形成されており、針先11の直後の部分には、標本組
織を収納するための組織収納凹部12が、針軸10を側
面から凹ませた形状に形成されている。
【0011】ただし、この組織収納凹部12の形状は、
針軸10を単純に側面から凹ませた形状ではなく、先側
壁面121と後側壁面122が共に、底面側へ近づくほ
ど奥まる斜面状に形成されている。即ち、θ1及びθ2
が共に鋭角である。
【0012】針軸10には、パイプ状の外套管20が軸
線方向に進退自在に略全長にわたって被嵌されている。
外套管20の先端部分は先細りのテーパ状に形成されて
おり、その結果、環状の刃21が外套管20の内周先端
部分に形成されている。
【0013】このように構成された実施の形態の内視鏡
用組織採取具は、内視鏡や超音波内視鏡等の処置具挿通
チャンネルに挿脱して使用される。ただし、挿脱の際に
針先11で処置具挿通チャンネルを傷つけないように、
四フッ化エチレン樹脂チューブ等からなるガイドチュー
ブに通された状態で処置具挿通チャンネルに通してもよ
い。
【0014】図4ないし図8は、上記の実施の形態の内
視鏡用組織採取具で生検組織の採取を行っている状態を
示しており、まず図4に示されるように、組織収納凹部
12が外套管20で塞がれるように外套管20の先端を
針軸10の先端近傍にセットし、針先11を組織100
に突き刺す。
【0015】組織収納凹部12が所定の位置まで差し込
まれた状態になったら、図5に示されるように、外套管
20を少し手元側へ引き寄せ、組織収納凹部12を露出
させる。すると、組織100が組織収納凹部12内に入
り込んでくる。
【0016】そこで、図6に示されるように針軸10を
少し前方に押し進めると、組織収納凹部12内で組織1
00が後側壁面122に押し付けられた状態になり、後
側壁面122の隅部にまで組織100が入り込む。
【0017】続いて、図7に示されるように外套管20
を先側に押し込むと、外套管20の刃21によって組織
100が切断され、組織収納凹部12内に標本組織10
1が切り取られていく。その際に、組織収納凹部12の
先寄りの部分では、外套管20によって前方に押された
組織100が先側壁面121の裏側に押し込まれ、組織
収納凹部12内から飛び出さない。
【0018】したがって、図8に示されるように、組織
収納凹部12に完全に被さる元の位置まで外套管20を
押し進めると、組織収納凹部12内にほとんど隙間のな
い状態に標本組織101が採取される。
【0019】なお、図9に示される第2の実施の形態の
ように、組織収納凹部12の先側壁面121さえ上述の
第1の実施の形態と同様の斜面に形成されていれば、後
側壁面122は軸線に対して垂直であっても従来より大
きな標本組織101を採取することができる。
【0020】図10は、本発明の第3の実施の形態の内
視鏡用組織採取具の先端部分を示しており、図11はそ
のXI−XI断面図である。この実施の形態では組織収納凹
部12に後方から連通する吸引路13が針軸10内に形
成されている。
【0021】その結果、吸引路13を通じて吸引を行い
ながら外套管20を先側に押し込めば、組織収納凹部1
2内から吸引路13の入口部分の内部にまで入り込んだ
大きな標本組織101を採取することができる。
【0022】また、図12に示されるように、吸引路1
3の入口より少し後方に側孔17を形成すれば、側孔1
7に細い棒等を通して採取後の標本組織101を容易に
取り出すことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、組織収納凹部の先側壁
面を、底面側へ近づくほど奥まる斜面状に形成したこと
により、外套管を先側に押し込んで組織収納部内に標本
組織を切り取る際に、外套管によって前方に押された標
本組織が組織収納凹部の先側壁面の裏側に押し込まれ
て、組織収納凹部内から飛び出さないので、装置を大き
くすることなく十分な量の標本組織を確実に採取するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の組織収納凹部が閉じた状態の先端部分の側面断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の組織収納凹部が開いた状態の先端部分の側面断面図
である。
【図3】図1におけるIII−III断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具により標本組織が採取された状態の側面断面図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の先端部分の側面断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の内視鏡用組織採
取具の先端部分の側面断面図である。
【図11】図10におけるXI−XI断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態の内視鏡用組織採
取具の先端部分の側面断面図である。
【図13】従来の内視鏡用組織採取具の先端部分の側面
断面図である。
【図14】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態におけ
る先端部分の側面断面図である。
【図15】従来の内視鏡用組織採取具の組織収納凹部内
に標本組織が収納された状態の側面断面図である。
【図16】従来の内視鏡用組織採取具において組織から
標本組織が切り取られる状態の側面断面図である。
【図17】従来の内視鏡用組織採取具において組織から
標本組織が切り取られる状態の側面断面図である。
【符号の説明】
10 針軸 11 針先 12 組織収納凹部 20 外套管 21 刃 121 先側壁面 122 後側壁面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方に向けて針先が形成されると共に、そ
    の針先の近傍部分を側面から凹ませた形状の組織収納凹
    部が形成された針軸と、上記針軸に軸線方向に進退自在
    に被嵌されて上記組織収納凹部に入り込んだ組織を切り
    取るための刃が先端に形成された筒状の外套管とを有す
    る内視鏡用組織採取具において、 上記組織収納凹部の先側壁面が、底面側へ近づくほど奥
    まる斜面状に形成されていることを特徴とする内視鏡用
    組織採取具。
  2. 【請求項2】上記組織収納凹部の後側端部も、底面側へ
    近づくほど奥まる斜面状に形成されている請求項1記載
    の内視鏡用組織採取具。
  3. 【請求項3】上記組織収納凹部内に後方から達する吸引
    路が上記針軸に設けられている請求項1又は2記載の内
    視鏡用組織採取具。
JP28642999A 1999-10-07 1999-10-07 内視鏡用組織採取具 Withdrawn JP2001104314A (ja)

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