JP2001112762A - 内視鏡用組織採取具 - Google Patents

内視鏡用組織採取具

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JP2001112762A
JP2001112762A JP29900799A JP29900799A JP2001112762A JP 2001112762 A JP2001112762 A JP 2001112762A JP 29900799 A JP29900799 A JP 29900799A JP 29900799 A JP29900799 A JP 29900799A JP 2001112762 A JP2001112762 A JP 2001112762A
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JP
Japan
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tissue
needle tube
endoscope
suction port
tube
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JP29900799A
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English (en)
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外側針管の直径を太くすることなく十分な量の
標本組織を容易に採取することができる内視鏡用組織採
取具を提供すること。 【解決手段】先端に前方に向けて形成された針先21と
針先21の近傍部分の側面に開口形成された組織吸い込
み口22とを有する外側針管20と、外側針管20内に
軸線方向に進退自在に挿通されて組織吸い込み口22に
入り込んだ組織を切り取るための刃11が先端に形成さ
れた内側針管10と、先端側において組織吸い込み口2
2に連通して両針管10,20の基端側に至る吸引路1
2とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の処置具
挿通チャンネルに挿脱されて膵生検や肝生検等を行うの
に用いられる内視鏡用組織採取具に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の内視鏡用組織採取具とし
て用いられているいわゆるメンギーニ組織採取針の先端
部分を示しており、棒状の針軸80の先端に尖った針先
81が形成されると共に、標本組織101を収納するた
めの組織収納凹部82が、針先81の近傍を側面から凹
ませた形状に形成されている。
【0003】そして、針軸80に軸線方向に進退自在に
被嵌された外側針管90の先端には、組織収納凹部82
に入り込んだ組織を切り取るための環状の刃91が内周
部分に形成されている。
【0004】なお、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿
脱される際には、針先81で処置具挿通チャンネルを傷
つけないように、四フッ化エチレン樹脂チューブ等から
なるガイドチューブ(図示せず)に通された状態で処置
具挿通チャンネルに通される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
構成された従来の内視鏡用組織採取具では、外側針管9
0の直径に比べて組織収納凹部82の深さが相当に浅く
ならざるを得ないので、十分な量の標本組織を採取でき
ない場合が少なくなかった。
【0006】そこで本発明は、外側針管の直径を太くす
ることなく十分な量の標本組織を容易に採取することが
できる内視鏡用組織採取具を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用組織採取具は、先端に前方に向け
て形成された針先と針先の近傍部分の側面に開口形成さ
れた組織吸い込み口とを有する外側針管と、外側針管内
に軸線方向に進退自在に挿通されて組織吸い込み口に入
り込んだ組織を切り取るための刃が先端に形成された内
側針管と、先端側において組織吸い込み口に連通して両
針管の基端側に至る吸引路とを設けたものである。
【0008】なお、吸引路が内側針管自体によって形成
されていてもよく、組織吸い込み口が、外側針管の側面
に形成された切り欠きであってもよい。また、内側針管
に形成された刃は、内側針管の外周部分に環状に形成さ
れていてもよい。
【0009】また、外側針管が軸線方向に進退自在に通
されるガイドチューブが設けられていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は内視鏡用組織採取具の全体構成を
示しており、全体が一定の径の円形パイプ状に形成され
た外側針管20の先端には、注射針状に斜めに切断され
て前方に向けて鋭く尖った形状の針先21が形成されて
いる。
【0011】そして、外側針管20の針先21の直後の
部分には、組織を内部に吸入するための組織吸い込み口
22が側面に開口形成されている。この組織吸い込み口
22は、パイプ状の外側針管20を側面から半径程度の
深さまで切り欠いて形成されている。
【0012】外側針管20内には、先端の外周部分に環
状の刃11が形成された円形パイプ状の内側針管10
が、軸線方向に進退自在にほぼ全長にわたって嵌挿配置
されており、手元側で内側針管10を進退操作すること
により、刃11が組織吸い込み口22部分を通過するよ
うになっている。
【0013】なお、外側針管20及び内側針管10は、
硬性内視鏡用の場合には金属パイプで形成し、可撓管の
挿入部を有する軟性内視鏡用の場合には可撓性のあるプ
ラスチック材又は可撓性を有する程度に肉厚の薄い金属
パイプ(例えばステンレス鋼パイプ)等で形成すればよ
い。
【0014】薄肉ステンレス鋼パイプを使用した例とし
て、外側針管20の外径1.0mm、内径0.9mm、
内側針管10の外径0.9mm、内径0.8mm程度に
形成すれば、しなやかに曲げることが可能で、軟性内視
鏡への使用が可能となる。
【0015】外側針管20の基端からさらに手元側に突
出する内側針管10の基端部には、例えば注射器のよう
な吸引具を接続するための吸引具接続口金13が取り付
けられている。したがって、吸引具接続口金13から吸
引を行うことにより、内側針管10の内孔が吸引路12
となって、組織吸い込み口22から吸引を行うことがで
きる。
【0016】外側針管20の基端に取り付けられた把持
部23は硬質部材によって形成されており、この把持部
23を指先で把持して、外側針管20に対して内側針管
10を進退操作することができ、また、後述するように
内視鏡の処置具挿通チャンネルに対して外側針管20を
進退操作することができる。
【0017】30は、この内視鏡用組織採取具を軟性内
視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱する際に針先21で
処置具挿通チャンネルを破らないようにするためのガイ
ドチューブであり、例えば四フッ化エチレン樹脂チュー
ブによって形成されている。
【0018】ガイドチューブ30の基端に固着連結され
た支持部材31には、内視鏡の処置具挿入口に連結固定
するための雌ネジ状の取り付け口金32が形成され、ま
た、把持部23を任意に固定することができる手動のロ
ックネジ33が取り付けられている。
【0019】図2は、内視鏡用組織採取具が軟性内視鏡
40にセットされた状態を示しており、41は、可撓管
によって外装された挿入部、42は操作部、43はビデ
オプロセッサ兼光源装置への連結部、44は処置具挿入
口部である。
【0020】ロックネジ33を締め付け固定した状態で
ガイドチューブ30が内視鏡の処置具挿通チャンネルに
通され、処置具挿入口部44に取り付け口金32が係合
固定されている。
【0021】この状態において、内側針管10を手元側
で進退操作すれば内側針管10だけが前後に進退し、ロ
ックネジ33を緩めて把持部23を進退操作すれば、外
側針管20が内側針管10を伴って前後に進退する。
【0022】図3ないし図5は、上記の実施の形態の内
視鏡用組織採取具で膵臓や肝臓等の生検組織の採取を行
っている状態を示しており、まず図3に示されるよう
に、組織吸い込み口22が内側針管10で塞がれる状態
にして外側針管20の針先21を組織100に突き刺し
ていく。
【0023】組織吸い込み口22が所定の位置まで差し
込まれた状態になったら、図4に示されるように、組織
吸い込み口22が露出するまで内側針管10を少し手元
側へ引き寄せ、吸引路12を通じて手元側に吸引をす
る。
【0024】すると標本組織101になる組織が組織吸
い込み口22から外側針管20内に吸い込まれ、さらに
一部分は内側針管10の吸引路12入口部分の内部にま
で吸い込まれる。
【0025】次に説明するように、このとき組織吸い込
み口22内から吸い込まれた組織100が全て標本組織
101として採取される。したがって、その太さは外側
針管20の内径寸法そのものであり、外側針管20の直
径に対して最大限の大きさを確保することができる。
【0026】次に、吸入状態のまま、図5に示されるよ
うに内側針管10を前方に押し込むと、標本組織101
が、外側針管20の内面に沿ってスライドする内側針管
10の刃11によって組織100から切り取られて組織
吸い込み口22内に収容された状態になる。
【0027】このようにして、大きな標本組織101を
容易に採取することができ、内側針管10は外側針管2
0内をスライドするので摺動抵抗が小さく、容易に押し
込み操作することができる。なお、一部の標本組織10
1は少し圧縮された状態で内側針管10内にもぐり込ん
だ状態になる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば吸引路12は内側針管10と外
側針管20との境界部分等を利用して形成してもよく、
また、図6に示されるように外側針管20の先端部分を
密閉してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、外側針管の側面に形成
された組織吸い込み口から外側針管内に吸い込まれた組
織が標本組織になるので、外側針管の直径に対して最大
限の大きさの標本組織を採取することができ、外側針管
の直径を太くすることなく十分な量の標本組織を容易に
採取することができる。
【0030】また、標本組織を切り取る際に内側針管を
外側針管内でスライドさせればよいので、摺動抵抗が小
さく、切り取り操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の形態の内視鏡用組
織採取具の全体構成を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具が軟性内視鏡に装着された状態の外観図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の使用状態における先端部分の側面断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用組織採取
具の先端部分の側面断面図である。
【図7】従来の内視鏡用組織採取具の使用状態における
先端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
10 内側針管 11 刃 12 吸引路 13 吸引具接続口金 20 外側針管 21 針先 22 組織吸い込み口 30 ガイドチューブ 40 軟性内視鏡

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に前方に向けて形成された針先と上記
    針先の近傍部分の側面に開口形成された組織吸い込み口
    とを有する外側針管と、 上記外側針管内に軸線方向に進退自在に挿通されて上記
    組織吸い込み口に入り込んだ組織を切り取るための刃が
    先端に形成された内側針管と、 先端側において上記組織吸い込み口に連通して上記両針
    管の基端側に至る吸引路とを設けたことを特徴とする内
    視鏡用組織採取具。
  2. 【請求項2】上記吸引路が上記内側針管自体によって形
    成されている請求項1記載の内視鏡用組織採取具。
  3. 【請求項3】上記組織吸い込み口が、上記外側針管の側
    面に形成された切り欠きである請求項1又は2記載の内
    視鏡用組織採取具。
  4. 【請求項4】上記内側針管に形成された刃は、上記内側
    針管の外周部分に環状に形成されている請求項1、2又
    は3記載の内視鏡用組織採取具。
  5. 【請求項5】上記外側針管が軸線方向に進退自在に通さ
    れるガイドチューブが設けられている請求項1、2、3
    又は4記載の内視鏡用組織採取具。
JP29900799A 1999-10-13 1999-10-21 内視鏡用組織採取具 Pending JP2001112762A (ja)

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US09/678,260 US6514215B1 (en) 1999-10-13 2000-10-03 Endoscopic tissue collecting instrument
DK200001515A DK200001515A (da) 1999-10-13 2000-10-11 Endoskopisk vævsindsamlingsinstrument
DE10050742A DE10050742B4 (de) 1999-10-13 2000-10-13 Endoskopisches Instrument zur Gewebeentnahme
DK200700664A DK200700664A (da) 1999-10-13 2007-05-02 Endoskopisk vævsindsamlingsinstrument

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Cited By (3)

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