JP2001198130A - 内視鏡用組織採取具 - Google Patents
内視鏡用組織採取具Info
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Abstract
大きな標本組織を採取することができる内視鏡用組織採
取具を提供すること。 【解決手段】環状刃21が組織収納凹部12上を通過す
る際に、外套管20が軸線方向に進退動作するのに伴っ
て軸線周りに回転するようにした。
Description
挿通チャンネルに挿脱されて膵生検や肝生検等を行うの
に用いられる内視鏡用組織採取具に関する。
して用いられているいわゆるメンギーニ組織採取針の先
端部分を示しており、棒状の針軸10の先端には尖った
針先11が形成されると共に、切り取った標本組織を収
納するための組織収納凹部12が、針先11の近傍を側
面から凹ませた形状に形成されている。
被嵌された外套管20の先端には、組織収納凹部12に
入り込んだ組織を切り取るための環状刃21が内周側に
形成されている。
鏡用組織採取具を用いて生検組織を採取している状態を
示しており、図12に示されるように、組織100に突
き刺した内視鏡用組織採取具の外套管20を少し引き戻
して組織収納凹部12内に組織100の目標部分を入れ
込み、次いで図13に示されるように、外套管20を瞬
時に送り出して、組織収納凹部12内に入り込んでいる
組織100から標本組織101を切り取る。
4に示されるように、環状刃21を組織100に対して
直角に当てた状態で外套管20を前方に押し出すだけの
動作では、組織100がスパッと切断されずに前方に押
し出されてしまい、少量の標本組織101しか採取でき
ない場合が少なくない。
組織を確実に切断して大きな標本組織を採取することが
できる内視鏡用組織採取具を提供することを目的とす
る。
め、本発明の内視鏡用組織採取具は、前方に向けて針先
が形成されると共にその針先の近傍部分を側面から凹ま
せた形状の組織収納凹部が形成された針軸と、針軸に軸
線方向に進退自在に被嵌された筒状体であって組織収納
凹部に入り込んだ組織を切り取るための環状刃が先端に
形成された外套管とを有する内視鏡用組織採取具におい
て、環状刃が組織収納凹部上を通過する際に、外套管が
軸線方向に進退動作するのに伴って軸線周りに回転する
ようにしたものである。
ンネルの入口に固定される支持筒内に進退自在に通され
ていて、外套管の基端部分から突設された突片が支持筒
に形成された螺旋溝に係合していてもよい。
ためのスライド操作摘みが設けられていてもよく、突片
を軸線周りに回転操作するための回転操作摘みが設けら
れていてもよい。
部内に達する吸引路が設けられていてもよい。
説明する。図1は本発明の第1の実施例の内視鏡用組織
採取具を示しており、外套管20が最も手元側位置まで
引き寄せられた状態を示している。
無孔の針先11が形成されており、針先11の直後の部
分には、組織を収納するための組織収納凹部12が、針
軸10を側面から凹ませた形状に形成されている。
路13が、組織収納凹部12より後方の針軸10内に全
長にわたって形成されている。したがって、針軸10の
組織収納凹部12より後方部分はパイプ状に形成されて
いる。ただし、本発明において吸引路13は必須ではな
く、省略しても差し支えない。
針軸10を軸線方向に進退操作するための針軸摘み14
が取り付けられており、図示されていない吸引具を接続
することができる吸引口金15が、吸引路13に連通し
て針軸摘み14に形成されている。
進退自在に且つ軸線周りに回転自在に略全長にわたって
被嵌されている。外套管20の先端部分は先細りのテー
パ状に形成されており、その結果、外套管20の内周先
端部分が環状刃21になっている。
緩く通されている。支持筒30の先端部分には、内視鏡
の処置具挿通チャンネル51の入口口金52に固定/解
除自在な、例えばルアーロック雌口金からなる取付口金
31が形成されている。50は、内視鏡の操作部であ
る。
の円筒壁部分には、図2に示されるように、螺旋溝32
が形成されている。螺旋溝32のピッチや長さは適宜選
択すればよい。
に突設された突片22が、螺旋溝32に係合している。
したがって、支持筒30が内視鏡の処置具挿通チャンネ
ル51の入口口金52に固定された状態では、外套管2
0は軸線周りに回転しながら軸線方向に進退する。内側
の針軸10は、それとは独立して針軸摘み14により操
作される。
に嵌合するスライド操作摘み40には、螺旋溝32を貫
通した突片22の頭部と係合する円周溝41が内面に形
成されている。したがって、スライド操作摘み40を指
先で摘んで軸線方向に移動操作することにより、外套管
20が軸線周りに回転しながら軸線方向に進退する。
に引き寄せられた状態を示しており、この状態において
は、外套管20の先端の環状刃21が組織収納凹部12
より後方に退避した位置にある。
作すると、図3に示されるように、外套管20の環状刃
21が、軸線周りに回転しながら組織収納凹部12の表
面を前方に移動し、図4に示されるように、スライド操
作摘み40が最先端位置に達すると、環状刃21が組織
収納凹部12より先側まで移動する。
織採取具は、内視鏡や超音波内視鏡等の処置具挿通チャ
ンネル51に挿脱して使用される。ただし、挿脱の際に
針先11で処置具挿通チャンネル51を傷つけないよう
に、四フッ化エチレン樹脂チューブ等からなるガイドチ
ューブに通された状態で処置具挿通チャンネル51に通
してもよい。
用組織採取具で肝臓や膵臓等の生検組織の採取を行って
いる状態を示しており、まず図5に示されるように、組
織収納凹部12が外套管20で塞がれるように外套管2
0の先端を針軸10の先端近傍にセットして、針先11
を組織100に突き刺していく。
れるように外套管20を手元側へ引き寄せ、組織収納凹
部12を露出させる。すると、組織100が組織収納凹
部12内に入り込んでくる。
せ、吸引路13を介して組織収納凹部12から吸引を行
うと、図7に示されるように標本組織101になる組織
100が組織収納凹部12内に隅々まで吸い込まれ、さ
らに吸引路13内の入口近傍の内部にまで吸い込まれ
る。
めば、図8及び図9に示されるように、外套管20の環
状刃21が軸線周りに回転しながら標本組織101を切
り取っていく。このように、単なる押し切りではなく、
環状刃21が刃の方向に滑りながら切断が行われるの
で、組織100が容易に切り取られる。
用組織採取具を示しており、第1の実施例のスライド操
作摘み40に代えて回転操作摘み45を配置したもので
ある。
能で軸線周りに回転自在に支持筒30に取り付けられて
おり、突片22の頭部が係合する直線溝(軸線と平行な
溝)46が内周面に形成されている。
すれば、第1の実施例と同様に外套管20が軸線周りに
回転しながら軸線方向に移動する。その他の構成は第1
の実施例と同じである。
れた環状刃が、組織収納凹部上を通過する際に軸線周り
に回転しながら軸線方向に移動するので、組織が外套管
によって前方に押し出されることなく容易に切断され、
組織を確実に切断して大きな標本組織を採取することが
できる。
組織収納凹部が開いた状態の側面断面図である。
る。
組織収納凹部が半ばまで閉じた状態の側面断面図であ
る。
組織収納凹部が完全に閉じた状態の側面断面図である。
使用状態における先端部分の側面断面図である。
使用状態における先端部分の側面断面図である。
使用状態における先端部分の側面断面図である。
使用状態における先端部分の側面断面図である。
使用状態における先端部分の側面断面図である。
の側面断面図である。
断面図である。
る先端部分の側面断面図である。
る先端部分の側面断面図である。
る先端部分の側面断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】前方に向けて針先が形成されると共にその
針先の近傍部分を側面から凹ませた形状の組織収納凹部
が形成された針軸と、上記針軸に軸線方向に進退自在に
被嵌された筒状体であって上記組織収納凹部に入り込ん
だ組織を切り取るための環状刃が先端に形成された外套
管とを有する内視鏡用組織採取具において、 上記環状刃が上記組織収納凹部上を通過する際に、上記
外套管が軸線方向に進退動作するのに伴って軸線周りに
回転するようにしたことを特徴とする内視鏡用組織採取
具。 - 【請求項2】上記外套管が、内視鏡の処置具挿通チャン
ネルの入口に固定される支持筒内に進退自在に通されて
いて、上記外套管の基端部分から突設された突片が上記
支持筒に形成された螺旋溝に係合している請求項1記載
の内視鏡用組織採取具。 - 【請求項3】上記突片を軸線方向に移動操作するための
スライド操作摘みが設けられている請求項2記載の内視
鏡用組織採取具。 - 【請求項4】上記突片を軸線周りに回転操作するための
回転操作摘みが設けられている請求項2記載の内視鏡用
組織採取具。 - 【請求項5】上記針軸内を通って後方から上記組織収納
凹部内に達する吸引路が設けられている請求項1、2、
3又は4記載の内視鏡用組織採取具。
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Publications (2)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3732990B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006006465A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Olympus Corp | 内視鏡用穿刺針 |
JP2008521510A (ja) * | 2004-11-29 | 2008-06-26 | グラニット メディカル イノヴェーションズ, リミティッド ライアビリティ カンパニー | コア組織サンプリング用回転細針 |
JP2010274123A (ja) * | 2010-07-12 | 2010-12-09 | Olympus Corp | 内視鏡用穿刺針 |
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2000
- 2000-01-18 JP JP2000008439A patent/JP3732990B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4578868B2 (ja) * | 2004-06-23 | 2010-11-10 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用穿刺針 |
JP2008521510A (ja) * | 2004-11-29 | 2008-06-26 | グラニット メディカル イノヴェーションズ, リミティッド ライアビリティ カンパニー | コア組織サンプリング用回転細針 |
JP2010274123A (ja) * | 2010-07-12 | 2010-12-09 | Olympus Corp | 内視鏡用穿刺針 |
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---|---|
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