JP5985131B1 - 内視鏡用穿刺針及び生検システム - Google Patents
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たとえば特許文献1には、超音波内視鏡等の処置具チャンネルに挿通可能なシース内に外針及び内針が配された穿刺針装置が開示されている。特許文献1に開示された穿刺針装置では、シースが設けられているので、処置具チャンネルの内面が外針及び内針の鋭利な先端により傷つけられにくい。
特許文献2に開示された穿刺針装置において、外筒チューブの主成分はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であり、内筒チューブの主成分はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)であることが開示されている。
本発明の第八の態様は、内視鏡のチャンネルに挿通可能なシースと、針先を有し、前記シースの内部に配置された針管と、前記シースの基端に接続された操作本体と、前記針管の基端に接続され、前記操作本体に対して前記操作本体の長手軸に沿って移動自在に設けられた針スライダと、前記操作本体に対して前記針スライダが前記操作本体の長手軸方向に係止される係止構造と、を備え、前記シースは、前記操作本体に前記針スライダが係止された状態で前記シース内に位置決めされた前記針先の位置よりも先端側に位置する先端領域と、前記針先の位置よりも基端側に位置する基端領域と、を有し、前記先端領域の内周表面は、前記基端領域の内周表面に対して相対的に硬質である内視鏡用穿刺針である。
能動湾曲部105と可撓管部106とのそれぞれの内部には、チャンネル107と、送気送水や吸引などを行うための図示しない管路とが設けられている。
図2に示すように、チャンネル107の先端(先端開口107a)は先端硬質部102の先端部近傍に開口されている。図1に示すように、チャンネル107の基端は操作部109の先端側の側面に開口されている。チャンネル107の先端から穿刺針1のシース部7が突出される過程で、穿刺針1のシース部7の外面には起上台108が接触可能である。チャンネル107の基端には、フランジ状に形成された基端口金107bが固定されている。基端口金107bには、超音波内視鏡100とともに使用される穿刺針1を固定することができる。
図3に示すように、穿刺針1は、挿入体2と、操作部8と、スタイレット27とを備える。
針管3の材質としては、可撓性を有しているとともに、外力により曲げられても容易に直線状態に復元する弾性を有する材質であることが好ましい。たとえば、針管3の材料としては、ステンレス合金、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの合金材料を採用することができる。
アウターシース71は、コイル体72と、筒状の先端チップ73とを備える。コイル体72は、金属製の素線がコイル状に巻かれて構成されている。先端チップ73は、コイル体72の先端に固定されている。
なお、先端側インナーチューブ74Aの先端74aAが先端チップ73に固定されず、コイル体72に直接固定されても良い。また、先端側インナーチューブ74Aの先端74aAは、コイル体72には固定されずに、先端側インナーチューブ74Aの基端74bAが基端側インナーチューブ74Bの先端74aBに接続されても良い。この場合、後述する基端側インナーチューブ74Bがコイル体72もしくは後述する操作部8(好ましくは操作本体9)に固定される。
係止面9bと当接面23bとが互いに接している状態で、操作本体9に対して針スライダ23は操作本体9の長手軸方向に係止される。針スライダ23を操作本体9の基端側へ移動させる際、針スライダ23は、図5に示す係止構造24により係止される位置(凸部23aの当接面23bと操作本体9の係止面9bが当接する位置)まで移動できるように構成されている。この係止構造24により針スライダ23が操作本体9に対して係止されたときに、針管3の先端は、先端側インナーチューブ74Aの基端74bAから先端側インナーチューブ74Aの内部に進入し、先端側インナーチューブ74Aの内部に配置される。
なお、基端側インナーチューブ74Bの基端が操作部8に直接固定されていなくてもよい。例えば、基端側インナーチューブ74Bはアウターシース71に固定され、そのアウターシース71の基端に操作部8が固定されても良い。
(条件1)
先端側インナーチューブ74Aと基端側インナーチューブ74Bとが互いに異なる材料からなり、先端側インナーチューブ74Aの内面(内周表面)の方が基端側インナーチューブ74Bの内面(内周表面)よりも硬質である。
(条件2)
先端側インナーチューブ74Aと基端側インナーチューブ74Bとの材質は特に限定されないが、先端側インナーチューブ74Aの内面(内周表面)には、基端側インナーチューブ74Bの内面(内周表面)よりも硬質なコーティングが形成されている。
(条件3)
先端側インナーチューブ74Aは、外周部と内周部とを有する多層チューブであり、最内周に位置する層が、基端側インナーチューブ74Bの内面(内周表面)よりも硬質な内面(内周表面)を有する。
操作部8は、操作本体9と、取付アダプタ18と、針スライダ23とを備える。取付アダプタ18は、操作本体9の先端側に設けられている。針スライダ23は、操作本体9の基端側に設けられている。
取付アダプタ18と操作本体9とは、固定ネジ10により固定可能である。固定ネジ10を操作本体9に対して締め込むと、取付アダプタ18が操作本体9に押し当てられて取付アダプタ18と操作本体9とを摺動不能に固定することができる。固定ネジ10が緩められている状態では、取付アダプタ18の中心線に沿って、取付アダプタ18に対して操作本体9を移動させることができる。操作部8は、取付アダプタ18に対して操作本体9を取付アダプタ18の先端側に向かって移動させると、針管3と共にシース部7が前進するように構成されている。よって、取付アダプタ18と操作本体9との位置関係を変化させることで、操作部8を超音波内視鏡100に固定した際の、チャンネル107からのシース部7の突出長を調節することができ、固定ネジ10により当該突出長を固定することができる。
取付アダプタ18の先端部の外周面には、術者が把持しやすいように凹凸が設けられていてもよい。
針スライダ23の先端部の外周面には、術者が把持しやすいように凹凸が設けられていてもよい。
このように、本実施形態では、操作部8が、針管3の先端の移動領域を規定している。
本実施形態に係る生検システム150(図1参照)において、図4及び図6に示すように、穿刺針1は、アウターシース71の内部で針管3がアウターシース71のコイル体72の内面ではなくインナーシース74の内面に接して移動する。特に、針管3の針先5は、先端側インナーチューブ74A内を進退し、先端側インナーチューブ74Aの先端の開口から突出可能である。
対象組織Tの位置に向かって針管3が押し出されるように、図8に示すように、チャンネル107の先端開口107aからの挿入体2の突出方向を、起上台108を用いて設定する。
3 針管
5 針先
8 操作部
9 操作本体
18 取付アダプタ
23 針スライダ
24 係止構造
71 アウターシース
74A 先端側インナーチューブ
74B 基端側インナーチューブ
100 超音波内視鏡(内視鏡)
105 能動湾曲部(湾曲付与手段)
107 チャンネル
108 起上台(湾曲付与手段)
150 生検システム
Claims (8)
- 内視鏡のチャンネルに挿通可能なアウターシースと、
針先を有し、前記アウターシースの内部に配置される針管と、
前記アウターシースの基端に接続された操作本体と、
前記針管の基端に接続され、前記操作本体に対して前記操作本体の長手軸に沿って移動自在に設けられた針スライダと、
前記操作本体に対して前記針スライダが前記操作本体の長手軸方向に係止される係止構造と、
前記アウターシースの基端部の内側に配置された樹脂製の基端側インナーチューブと、
前記アウターシースの先端部の内側に配置され、前記針管を挿通可能であり、且つ前記基端側インナーチューブよりも相対的に硬質な内周表面を有した樹脂製の先端側インナーチューブと、を備え、
前記操作本体に対して前記針スライダが係止されたときに、前記針管の先端は、前記先端側インナーチューブの内部に配置されている
内視鏡用穿刺針。 - 前記操作本体をスライド自在に支持すると共に前記内視鏡に取り付け可能な取付アダプタをさらに備え、
前記アウターシースの先端は、前記取付アダプタが前記内視鏡に取り付けられたときに、前記チャンネルを湾曲形状に変形させる能動湾曲部の基端よりも先端側に配置され、
前記先端側インナーチューブは、前記能動湾曲部の基端から前記アウターシースの先端までの範囲で前記アウターシースの中心線に沿って前記アウターシースの内部に配されている
請求項1に記載の内視鏡用穿刺針。 - 前記操作本体をスライド自在に支持すると共に前記内視鏡に取り付け可能な取付アダプタをさらに備え、
前記アウターシースの先端は、前記取付アダプタが前記内視鏡に取り付けられたときに、前記内視鏡の起上台の基端よりも先端側に配置され、
前記先端側インナーチューブは、前記起上台の基端から前記アウターシースの先端までの範囲で前記アウターシースの中心線に沿って前記アウターシースの内部に配されている
請求項1に記載の内視鏡用穿刺針。 - 前記操作本体をスライド自在に支持すると共に前記内視鏡に取り付け可能な取付アダプタをさらに備え、
前記アウターシースの先端は、前記取付アダプタが前記内視鏡に取り付けられたときに、前記内視鏡の前記チャンネルの中心軸線に対して傾斜した管路状のスロープ部の基端よりも先端側に配置され、
前記先端側インナーチューブは、前記スロープ部の基端から前記アウターシースの先端までの範囲で前記アウターシースの中心線に沿って前記アウターシースの内部に配されている
請求項1に記載の内視鏡用穿刺針。 - 前記操作本体をスライド自在に支持すると共に前記内視鏡に取り付け可能な取付アダプタをさらに備え、
前記取付アダプタが前記内視鏡に取り付けられたときに、
前記アウターシースの先端は、前記内視鏡の起上台の基端よりも先端側に位置し、
前記先端側インナーチューブの基端は、前記起上台の基端よりも前記アウターシースの基端側に位置し、且つ、前記基端側インナーチューブの先端は、前記内視鏡の能動湾曲部によって湾曲される前記アウターシースの内部に位置している
請求項1に記載の内視鏡用穿刺針。 - 前記先端側インナーチューブの内面のショア硬度が前記基端側インナーチューブの内面のショア硬度よりも高い
請求項1に記載の内視鏡用穿刺針。 - 処置具を挿通可能なチャンネルと、前記チャンネル内の処置具を湾曲させる湾曲付与手段と、を備えた内視鏡と、
前記内視鏡に取り付け可能な内視鏡用穿刺針と、
を備え、
前記内視鏡用穿刺針は、
前記内視鏡の前記チャンネルに挿通可能なアウターシースと、
針先を有し、前記アウターシースの内部に配置される針管と、
前記アウターシースの基端に接続された操作本体と、
前記針管の基端に接続され、前記操作本体に対して前記操作本体の長手軸に沿って移動自在に設けられた針スライダと、
前記操作本体に対して前記針スライダが前記操作本体の長手軸方向に係止される係止構造と、
前記アウターシースの基端部の内側に配置された樹脂製の基端側インナーチューブと、
前記アウターシースの先端部の内側に配置され、前記針管を挿通可能であり、且つ前記基端側インナーチューブよりも相対的に硬質な内周表面を有した樹脂製の先端側インナーチューブと、備え、
前記操作本体に対して前記針スライダが係止されたときに、前記針管の先端は、前記先端側インナーチューブの内部に配置されている
生検システム。 - 内視鏡のチャンネルに挿通可能なシースと、
針先を有し、前記シースの内部に配置された針管と、
前記シースの基端に接続された操作本体と、
前記針管の基端に接続され、前記操作本体に対して前記操作本体の長手軸に沿って移動自在に設けられた針スライダと、
前記操作本体に対して前記針スライダが前記操作本体の長手軸方向に係止される係止構造と、を備え、
前記シースは、前記操作本体に前記針スライダが係止された状態で前記シース内に位置決めされた前記針先の位置よりも先端側に位置する先端領域と、前記針先の位置よりも基端側に位置する基端領域と、を有し、
前記先端領域の内周表面は、前記基端領域の内周表面に対して相対的に硬質である
内視鏡用穿刺針。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044880 | 2015-03-06 | ||
JP2015044880 | 2015-03-06 | ||
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2015
- 2015-12-02 JP JP2016535082A patent/JP5985131B1/ja active Active
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