JP5945651B1 - 生検針 - Google Patents

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Abstract

生検針の針先部(34)は、管状部(31)の管軸(X1)と交差する方向に広がる平面からなる第一斜角面(36)と、第一斜角面(36)に対して角度を有して第一斜角面(36)に隣接するとともに管状部(31)の内周面(33)に隣接する平面からなる第二斜角面(37)と、開口部(35)を間に挟んで第二斜角面(37)の反対側において第一斜角面(36)に対して角度を有して第一斜角面(36)に隣接するとともに管状部(31)の内周面(33)に隣接する平面からなる第三斜角面(38)と、第一斜角面(36)と第二斜角面(37)との境界となる第一境界線(40)と、第一斜角面(36)と第三斜角面(38)との境界となる第二境界線(43)とを含み、第一境界線(40)及び第二境界線(43)は、管状部(31)の管軸(X1)方向において第二端部(31b)から第一端部(31a)へ向かう方向へ行くに従ってその間隔が漸次広がる非平行の直線である。

Description

本発明は、生検針に関する。
本願は、2015年2月19日に、日本に出願された特願2015−030449号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、様々な針先形状を有する医療用の針が知られている。たとえば、特許文献1には、複数の面から構成され穿刺時の痛みを軽減できる針先形状を備えた注射針が開示されている。また、特許文献2には、生検対象となる組織の損傷を抑えるために冷却気体を組織に供給することができる針先構造を備えた生検用針体が開示されている。組織の採取量を増やすために有効と思われる針先形状としては、特許文献3に開示されているような針先開口の全周に渡って鋭利な刃が形成されるように加工されたメンギーニ型の針が公知である。
特開平10−57490号公報 特開2011−214号公報 特開2008−154842号公報
生検針の針先は、生検対象となる組織に針先が刺入されることで組織を切離し、組織の一部を生検針の内部へと案内する。このような生検針には、細径であるとともに十分な量の組織を採取可能であることが求められている。しかし、特許文献3に開示されたようなメンギーニ型の針は針先を全周に渡って加工するため加工コストが高く大量生産にも向いていない。生検針は、感染防止の観点から使い捨てとされることが一般的であるので、生産が容易であることが好ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、生産が容易であり組織の採取量が多い、生産性に優れた生検針を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、中空の管状であり管軸方向の第一端部及びその反対の第二端部を有する管状部と、前記管状部の内部と連通する開口を有し前記管状部の前記第一端部を含む位置に形成された針先部と、を備え、前記針先部は、前記管状部の管軸と交差する方向に広がる平面からなり前記開口部の輪郭の一部を規定する第一斜角面と、前記第一斜角面に対して角度を有して前記第一斜角面に隣接するとともに前記管状部の内周面に隣接する平面からなり前記内周面との交線が前記開口部の輪郭の一部を規定する第二斜角面と、前記開口部を間に挟んで前記第二斜角面の反対側において前記第一斜角面に対して角度を有して前記第一斜角面に隣接するとともに前記管状部の内周面に隣接する平面からなり前記内周面との交線が前記開口部の輪郭の一部を規定する第三斜角面と、前記第一斜角面と前記第二斜角面との境界となる第一境界線と、前記第一斜角面と前記第三斜角面との境界となる第二境界線と、を含み、第一境界線及び第二境界線は、前記管状部の管軸方向において前記第二端部から第一端部へ向かう方向へ行くに従ってその間隔が漸次広がる非平行の直線であることを特徴とする生検針である。
前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第二斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第二斜角面と前記内周面とのなす角は常に90°未満であり、前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第三斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第三斜角面と前記内周面とのなす角は常に90°未満であってもよい。
前記開口部は、前記管状部の管軸方向において最も前記第一端部に近い位置で前記開口部の輪郭を構成する第一開口端部と、前記管状部の管軸方向において最も前記第二端部に近い位置で前記開口部の輪郭を構成する第二開口端部と、を含んでいてもよく、前記第一開口端部と前記第二開口端部とを結ぶ線分の中点を通り前記管状部の管軸に対して直交する断面は、前記第二斜角面と前記内周面との交線および前記第三斜角面と前記内周面との交線と交差していてもよい。
前記第一開口端部と前記第二開口端部とを結ぶ線分の中点を通り前記管状部の管軸に対して直交する断面において、前記第二斜角面と前記内周面とのなす角は70°未満であってもよく、前記断面において、前記第三斜角面と前記内周面とのなす角は70°未満であってもよい。
前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第二斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第二斜角面と前記内周面とのなす角は常に70°未満であり、さらに前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第三斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第三斜角面と前記内周面とのなす角は常に70°未満であってもよい。
上記態様の生検針は、前記第一斜角面よりも前記第二端部に近い位置において前記開口部の輪郭の一部を規定し前記第二斜角面及び前記第三斜角面に隣接して前記第二斜角面と前記第三斜角面との間に位置する平面からなる第四斜角面をさらに有していてもよい。
前記針先部は、第一斜角面と対向する側の前記管状部の外周面に、前記管状部の内部と連通する側孔を有していてもよい。
本発明によれば、生産が容易であり組織の採取量が多い、生産性に優れた生検針を提供することができる。
本発明の一実施形態の生検針が超音波内視鏡に取り付けられた状態を示す全体図である。 同超音波内視鏡の先端部分の断面図である。 同生検針の斜視図である。 同生検針の針管を示す斜視図である。 同針管の平面図である。 同針管の正面図である。 図5のA−A線における断面図である。 図5のB−B線における断面図である。 図5のC−C線における断面図である。 図5のD−D線における断面図である。 図5のE−E線における断面図である。 図5のF−F線における断面図である。 図5のH−H線における断面図である。 図13のG−G線における断面図である。 同針管の平面図である。 同針管の刃角及び公知の他の針管の刃角を示すグラフである。 同生検針の作用を説明するための図である。 組織に対して同針管を用いて生検を行う一過程を示す模式図である。 公知の針管の管軸に直交する断面を示す模式図である。 同実施形態の針管の管軸に直交する断面を示す模式図である。 組織に対して同針管を用いて生検を行う一過程を示す模式図である。
本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態の生検針が超音波内視鏡に取り付けられた状態を示す全体図である。図2は、超音波内視鏡の先端部分の断面図である。
図1に示す本実施形態の内視鏡用生検針1(以下、単に「生検針1」と称する。)は、生検システムの一部として、超音波内視鏡100と組み合わせて生検に使用される生検針である。
まず、本実施形態の生検針1とともに使用される内視鏡の一例について説明する。なお、本実施形態の生検針1とともに使用可能な内視鏡の構成は特に限定されない。
超音波内視鏡100は、先端から体内に挿入される挿入部101と、挿入部101の基端に取り付けられた操作部109と、操作部109の側部に一端が接続されたユニバーサルコード112と、ユニバーサルコード112の他端に分岐ケーブル112aを介して接続された光源装置113と、ユニバーサルコード112の他端に分岐ケーブル112bを介して接続された光学的観察部114と、ユニバーサルコード112の他端に分岐ケーブル112cを介して接続された超音波観察部115とを備える。
挿入部101は、先端硬質部102、湾曲部105、および可撓管部106を先端側からこの順に並べて有している。
先端硬質部102は、光学的観察を行うための光学撮像機構103と、超音波観察を行うための超音波走査機構104とを備える。
光学撮像機構103は、先端硬質部102の斜め前方に視野が向けられた撮像光学系と、撮像光学系を通じて入射した被写体の像を検出するCCDやCMOSなどのイメージセンサと、イメージセンサの動作を制御するCPU等の不図示の各種構成を備える。
超音波走査機構(プローブ)104は、超音波を出射し、受信する図示しない超音波振動子を備える。超音波走査機構104は、超音波振動子が発した超音波が観察対象に当たって反射した反射波を超音波振動子によって受信し、超音波振動子が受信した超音波に基づいた信号を超音波観察部115へ出力する。本実施形態の超音波走査機構104は、生検対象となる組織の超音波画像を取得し、また、生検の手技の過程で針管3の超音波画像を取得するために使用される。
湾曲部105は、筒状に形成されている。湾曲部105の先端105a(図2参照)に固定され操作部109まで延びる図示しないアングルワイヤを操作部109において牽引操作することによって、湾曲部105は所定の方向へ湾曲する。本実施形態の湾曲部105は、超音波の走査方向に沿って2方向に湾曲可能である。
本実施形態では、例えば呼吸器の治療のために、挿入部の外径が細く2方向に湾曲可能な内視鏡を用いているが、例えば消化器の処置を行う場合等には、外径は太いが操作自由度の高い4方向に湾曲可能な内視鏡を用いてもよい。
可撓管部106は、湾曲部105の先端105aの基端105bに固定された筒状部材である。可撓管部106は、管腔組織内や体腔内において先端硬質部102を所望の位置に案内できるように柔軟に形成されている。
湾曲部105と可撓管部106とのそれぞれの内部には、生検針1が挿通されるチャンネル107と、送気送水や吸引などを行うための図示しない管路とが設けられている。
チャンネル107の一端(先端)は先端硬質部102の先端部近傍に開口され、チャンネル107の他端(基端)は操作部109の先端側の側面に開口されている。チャンネル107の他端(基端)には、フランジ状に形成された基端口金108が固定されている。基端口金108には、超音波内視鏡100とともに使用される生検針1を固定することができる。
図1に示す操作部109は、超音波内視鏡100を使用する術者が手に持つことができるように形成された外面を有している。さらに、操作部109は、アングルワイヤを牽引して湾曲部105を湾曲動作させるための湾曲操作機構110と、管路を通じて送気、送水、あるいは吸引をするための複数のスイッチ111とを備えている。
光源装置113は、光学撮像機構103によって撮像するための照明光を発するための装置である。
光学的観察部114は、光学撮像機構103のイメージセンサによって撮像された映像をモニター116に映し出すように構成されている。
超音波観察部115は、超音波走査機構104から出力された信号を受信し、この信号に基づいて画像を生成してモニター116に映し出すようになっている。
次に、生検針1の構成について説明する。図3は、生検針1の斜視図である。
図1及び図3に示すように、生検針1は、体内に挿入される挿入体2と、挿入体2を操作するための操作部(処置具操作部)8と、スタイレット(芯金)27とを備える。
挿入体2は、超音波内視鏡100の挿入部101の先端から突出可能にチャンネル107に取り付け可能な長尺部材である。挿入体2は、針管3と、針管3が内部に挿通された筒状のシース7とを備える。
本実施形態の生検針1の針管3の構成について詳述する。
図4は、生検針1の針管を示す斜視図である。図5は、針管の平面図である。図6は、針管の正面図である。図7は、図5のA−A線における断面図である。図8は、図5のB−B線における断面図である。図9は、図5のC−C線における断面図である。図10は、図5のD−D線における断面図である。図11は、図5のE−E線における断面図である。図12は、図5のF−F線における断面図である。図13は、図5のH−H線における断面図である。図14は、図13のG−G線における断面図である。
図4に示すように、針管3は、管状部31と、針先部34とを備える。針管3は、操作部8によりシース7内で進退操作される。針管3の針先部34は、シース7の先端部分の開口から突没可能である。
管状部31は、外周面32と内周面33とを有する中空の筒状をなしている。管状部31は、管軸X1方向の第一端部31a及びその反対の第二端部31bを有する。管状部31の管軸X1方向における第一端部31aには、針先部34が形成されている。管状部31の管軸X1方向における第二端部31bには、後述する操作部8が取り付けられている。
管状部31は、可撓性を有しているとともに、外力により曲げられても容易に直線状態に復元する弾性を有する。たとえば、管状部31の材料としては、ステンレス合金、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの合金材料を採用することができる。
本実施形態では、管状部31の第一端部31aは、穿刺針1の使用時において、組織に穿刺される先端である。そして、管状部31の第二端部31bは、穿刺針1の使用時において、操作部8とともに操作者の手元に位置する基端である。
図4から図6までに示すように、針先部34は、組織に針管3を穿刺するために鋭利とされているとともに、針管3の内部の組織を吸引するための開口部35を有する。
針先部34は、開口部35の輪郭35aを規定する複数の斜角面(第一斜角面36,第二斜角面37,第三斜角面38,及び第四斜角面39)を含んでいる。また、針先部34は、第一斜角面36と第二斜角面37との境界となる直線状の第一境界線40と、第一斜角面36と第三斜角面38との境界となる直線状の第二境界線43とを含んでいる。
針先部34の開口部35は、針管3の外部と針管3の内部とを連通する。開口部35は、管状部31の管軸X1方向において最も第一端部31aに近い位置で開口部35の輪郭35aを構成する第一開口端部35a1と、管状部31の管軸X1方向において最も第二端部31bに近い位置で開口部35の輪郭35aを構成する第二開口端部35a2とを含んでいる。
第一斜角面36は、管状部31の管軸X1と交差する方向に広がる平面からなり開口部35の輪郭35aのうち、第一開口端部35a1を含んだ一部を規定する。また、第一斜角面36は、針管3を組織に刺入するための刺入端36aを含む。
図6に示すように、第二斜角面37は、第一斜角面36に対して角度を有して第一斜角面36に隣接する。さらに第二斜角面37は、図9に示すように、管状部31の内周面33に隣接する平面からなり、内周面33との交線(第一交線41)が開口部35の輪郭35aの一部を規定する。
図9に示すように、管状部31の管軸X1に直交する断面において、第二斜角面37と内周面33とのなす角とは、この断面と第一交線41との交点Paにおける内周面33の接線Laと第二斜角面37とのなす角θ1のことである。
第一開口端部35a1と第二開口端部35a2とを結ぶ線分の中点M(図5参照)を通り管状部31の管軸X1に対して直交する断面において、第二斜角面37と内周面33とのなす角θ1は90°未満である。特に本実施形態では、管状部31の管軸X1に対して直交する断面のうち第二斜角面37と内周面33との第一交線41と交差する断面において、第二斜角面37と内周面33とのなす角は常に90°未満である。このため、第一交線41がある領域は、組織を切り開くことができる刃として機能する。
図6に示すように、第三斜角面38は、開口部35を間に挟んで第二斜角面37の反対側において第一斜角面36に対して角度を有して第一斜角面36に隣接している。さらに、第三斜角面38は、図9に示すように、管状部31の内周面33に隣接する平面からなる。第三斜角面38は、管状部31の内周面33との交線(第二交線44)が開口部35の輪郭35aの一部を規定する。
図9に示すように、管状部31の管軸X1に直交する断面において、第三斜角面38と内周面33とのなす角とは、この断面と第二交線44との交点Pbにおける内周面33の接線Lbと第三斜角面38とのなす角θ2のことである。
第一開口端部35a1と第二開口端部35a2とを結ぶ線分の中点M(図5参照)を通り管状部31の管軸X1に対して直交する断面において、第三斜角面38と内周面33とのなす角θ2は90°未満である。特に本実施形態では、管状部31の管軸X1に対して直交する断面のうち第三斜角面38と内周面33との第二交線44と交差する断面において、第三斜角面38と内周面33とのなす角は常に90°未満である。このため、第二交線44がある領域は、組織を切り開くことができる刃として機能する。
図4から図6までに示すように、第一境界線40及び第二境界線43は、管状部31の管軸X1方向において第二端部31bから第一端部31aへ向かう方向へ行くに従ってその間隔が漸次広がる非平行の直線である。
図5及び図6に示すように、第四斜角面39は、第二斜角面37及び第三斜角面38に隣接して第二斜角面37と第三斜角面38との間に位置する平面からなる。第四斜角面39と第二斜角面37との交線42は、図5に示す第一境界線40と同軸をなす直線である。第四斜角面39と第三斜角面38との交線45は、図5に示す第二境界線43と同軸をなす直線である。第四斜角面39は、第一斜角面36よりも第二端部31bに近い位置において、開口部35の輪郭35aのうち第二開口端部35a2を含んだ一部を規定する。
また、本実施形態の生検針1の針先部34には、刺入端36aから第一斜角面36とは反対側に向かって傾斜するようにバックカット加工が施されている。図6に示すように、生検針1の針先部34には、バックカット加工により形成された面(第五斜角面46及び第六斜角面47)が設けられている。第五斜角面46及び第六斜角面47が針先部34に設けられていることにより、針先部34の刺入端36aは、第一斜角面36,第五斜角面46,及び第六斜角面47の3つの平面の交点となる。このため、本実施形態では刺入端36aを組織に穿刺する際の穿刺性能が高い。さらに本実施形態のようにバックカット加工が施されていると、内視鏡のチャンネル107の湾曲部分を針先部34が通過する過程で刺入端36aがチャンネル107の内壁に刺さりにくい。
なお、針先部34にバックカット加工が施されていることは必須ではない。
また、さらに、本実施形態の生検針1の針管3は、図13及び図14に示すように、管状部31の内部と外部とを連通するように略矩形形状の貫通孔が形成された側孔部48を有していてもよい。
このような側孔部48を有することで、開口部35から取り込んだ組織を側孔部48の縁で係止して脱落しにくくする、もしくは側孔部48を介して管状部31にさらに組織を取り込む事で組織採取量をより増やすことができる。
なお、側孔部48の開口の形状は略矩形形状に限らず、開口の形状が円形形状であっても良い。また、側孔部48は、必ずしも管状部31の内部と外部とを連通する必要はなく、管状部31の内周面33に対して窪んで形成された凹部であっても良い。
次に、本実施形態の針先部34の構造について、筒を単純に斜めにカットした従来の針及び公知のメンギーニ針と比較してさらに詳細に説明する。図15は、針管3の平面図である。図16は、針管3の刃角及び公知の他の針管の刃角を示すグラフである。
図16は、針管3の管軸X1に直交する断面における、管状部31の内周面33と、内周面33に隣接する他の面とのなす角(以下、「刃角α」という。図7から図12までを参照。)を示している。図16における横軸は管軸X1方向において、第一開口端部35a1の位置を原点とし、第二開口端部35a2の位置を1としたときの管軸X1方向における上記の断面の位置を示している。縦軸は、各位置における刃角αを示している。
図16において、□は本実施形態の生検針1に関し、◆はメンギーニ針に関し、△は単純な斜めカットにバックカット加工が施された針に関する。図16における□,◆,及び△は、管軸X1方向における原点(0)と第二開口端部35a2の位置(1)との間を16の領域に均等に分割して刃角αを示している。また、図16において、●は、本実施形態の生検針1における管軸X1方向における位置O,A,B,C,D,E,Fにおける刃角αを示している。
生検針1における管軸X1方向における位置O,A,B,C,D,E,F(図5及び図15参照)は、以下の通り定義された位置である。
位置Oは、第一開口端部35a1を含む断面の位置である。
位置Aは、第一境界線40及び第二境界線43のうち最も第一端部31aに近い端を含む断面の位置である。位置Aでは、内周面33と第一斜角面36とによって刃角αが定義される。
位置Bは、内周面33,第一斜角面36,第二斜角面37,及び第三斜角面38を含む断面の位置である。位置Bでは、内周面33と第一斜角面36とによって刃角αが定義される。
位置Cは、第一境界線40及び第二境界線43のうち最も第二端部31bに近い端を含む断面の位置である。位置Cでは、内周面33と第二斜角面37、又は内周面33と第三斜角面38とによって刃角αがそれぞれ定義される。
位置Dは、内周面33と第二斜角面37と第四斜角面39との交点、及び内周面33と第三斜角面38と第四斜角面39との交点を含む断面の位置である。位置Dでは、内周面33と第二斜角面37、又は内周面33と第三斜角面38とによって刃角αがそれぞれ定義される。
位置Eは、内周面33,第二斜角面37,第三斜角面38,及び第四斜角面39を含む断面の位置である。位置Eでは、内周面33と第四斜角面39とによって刃角αが定義される。
位置Fは、第二開口端部35a2を含む断面の位置である。
図16に示すように、本実施形態の生検針1は、位置Cから位置Dまでの領域において、刃角αが単純な斜めカットの針よりも小さくなっている。本実施形態の生検針1における位置Cから位置Dまでの領域における刃角α(図9及び図10参照)は、メンギーニ針と略同様の構成となっている。位置Cは、管軸X方向における第一開口端部35a1と第二開口端部35a2との中点よりも第一端部31a側の位置である。ここで、本実施形態の生検針1では、開口部35は、第一開口端部35a1と第二開口端部35a2との中点から第二端部31b側へ行くに従って、幅が漸次狭くなってゆくように概ね楕円状をなす輪郭形状を有している。
本実施形態の生検針1における位置Cでの刃角αは90°未満であり、管軸X方向における第一開口端部35a1と第二開口端部35a2との中点においても刃角αは90°未満である。
なお第一開口端部35a1と第二開口端部35a2との中点は、管軸X1方向において第二斜角面37と管状部31の内周面33との交線(第一交線41)及び、第三斜角面38と管状部31の内周面33との交線(第二交線44)が形成される範囲(位置Cと位置Dの間)に位置する。
このように、本実施形態の針先部34は、筒を単純に斜めにカットした針では刃角αが90°程度となっている中間領域(位置C及び中点M)において、刃角αが90°未満、特に本実施形態では70°未満(より具体的にはメンギーニ針と略同等の60°程度)、となっている。すなわち、本実施形態の針先部34には、上記の位置Cから位置Fに亘って、メンギーニ針と同程度またはそれ以上に組織を切り開く作用を有する刃が形成されている。なお、位置Dから位置Fに至るまでの領域では刃角α(図11及び図12参照)は、図16に示すようにメンギーニ針の場合よりも大きいが、位置Dから位置Fまでの間の刃角αは90°より十分に小さいので、組織を切り開く作用としては十分である。
生検針1の他の構成について説明する。
図3に示すように、シース7は、針管3が内部に挿入された筒状部材である。シース7は、樹脂や金属等から構成されている。シース7の先端は、針管3が突出することができるように開口されている。シース7の基端は、操作部8の先端部分に固定されている。
操作部8は、図3に示すように、操作本体9と、操作本体9の先端側に設けられたシースアジャスター18と、操作本体9の基端側に設けられた針スライダ23とを備える。
操作本体9は、例えばABS樹脂等で形成されており、針管3およびシース7が挿通可能な管腔を有する。操作本体9の先端側は、管状に形成されたシースアジャスター18に挿入されている。操作本体9の基端側は、管状に形成された針スライダ23に挿入されている。操作本体9とシースアジャスター18、および操作本体9と針スライダ23は、外周面に形成された図示しない溝あるいは凸部等が互いに係合することにより、軸線まわりの相対回転が抑制されつつ軸線方向に摺動可能である。操作本体9には、針スライダ23の位置決めをするためのストッパ10が設けられている。
シースアジャスター18の先端部は、超音波内視鏡100に取り付け可能である。
シースアジャスター18の先端部の外周面には、術者が把持しやすいように凹凸が設けられていてもよい。
図3に示す針スライダ23は、針管3の管状部31の第二端部31b(図5参照)を保持する筒状部材である。針管3の基端側(第二端部31b側)部分は、図3に示すシース7の基端から突出して図3に示すように針スライダ23の内部まで延びている。針スライダ23は、操作本体9に対して移動可能となるように操作本体9に連結されている。
本実施形態では、針スライダ23による針管3の操作ストローク長は、40mm以上とされている。なお、針スライダ23による針管3の操作ストローク長は40mm未満であってもよい。
針スライダ23の先端部の外周面には、術者が把持しやすいように凹凸が設けられていてもよい。
図3に示すスタイレット27は、針スライダ23に取り付け可能なツマミを有し針管3の内面形状に対応した断面形状を有するワイヤ状部材である。
本実施形態の生検針1の作用について説明する。図17は、生検針1の作用を説明するための図である。図18は、組織に対して針管3を用いて生検を行う一過程を示す模式図である。図19は、公知の針管の管軸に直交する断面を示す模式図である。図20は、本実施形態の針管3の管軸X1に直交する断面を示す模式図である。図21は、組織に対して針管3を用いて生検を行う一過程を示す模式図である。
図17に示すように、本実施形態の生検針1は、シース7から針管3の針先部34が突出した状態で生検対象の組織Tに刺入される。針管3の針先部34が組織に刺入される過程で、まず、針管3の刺入端36a(図4参照)が組織に刺さり、管状部31の外周面32と第一斜角面36との交線部分が組織を切り開く。
図18に示すように針管3の刺入端36aが組織に刺さった後さらに針管3が組織に刺入されると、図4に示す第二斜角面37と管状部31の内周面33との交線(第一交線41)及び、第三斜角面38と管状部31の内周面33との交線(第二交線44)が組織に接する。本実施形態では、第一交線41及び第二交線44がある領域は、組織を切り開くことができる刃として機能するので、第一交線41及び第二交線44の位置で組織は切り開かれ、管状部31の内部へ案内される組織片と、管状部31の外部に残される組織片とに分離される。このため、図18に示すように、針管3が組織に刺入されると、組織片が略円柱形状に切り取られながら管状部31の内部に案内される。
図19は、筒を単純に斜めにカットした針管の、図5に示す中点Mに対応する点を通り管軸に垂直な断面を示している。このような従来の針管では、本実施形態における刃角αに対応する刃角(図19において符号βで示す。)は、図20に示す刃角αよりも大きい。刃角が小さい方が組織に食い込みやすいので、本実施形態の針管3は、筒を単純に斜めにカットした従来の針管よりも、中点M近傍において組織を切り開く性能に優れている。
針管3が組織に刺入された後、吸引を行うことで組織を管状部31内にさらに取り込む。たとえば生検針1の基端側には図示されない吸引装置等が接続されてもよく、この吸引装置等を使用して生検針1を通して吸引が可能である。このとき、本実施形態の針管3は筒を単純に斜めにカットした従来の針管に比べ、中点よりも基端側における鋭利な刃面(刃角αが90度未満、より好ましくは70°未満)の範囲が広いため、より多くの組織が切除されている。これら切除された組織を吸引により確実に管状部31内に取り込む事ができる。
針管3が第二端部31b側へと引き戻されると、図21に示すように管状部31内に組織の一部が保持された状態で針管3を組織から引き抜くことができる。管状部31内に組織の一部が保持された状態で生検針1を体外に抜去することにより、生検対象の組織を採取することができる。
以上に説明したように、本実施形態では、第一交線41及び第二交線44の位置で組織を切り開くことができるように第二斜角面37及び第三斜角面38が設けられているので、組織が管状部31の内部に入り込むきっかけとなる切開を、針管3の刺入動作により行うことができる。
また、筒を単純に斜めにカットした従来の針管に比べ、組織を切開するための鋭利な刃面(刃角αが90度未満、より好ましくは70°未満、さらに好ましくはメンギーニ針と略同等の60°程度)を広範囲に形成する事ができる。特に、針管の開口部の基端側おいて広範囲に形成する事ができる。
また、本実施形態では、第一斜角面36,第二斜角面37,第三斜角面38,及び第四斜角面39がいずれも平面であるので、従来のメンギーニ針のように全周を加工する必要がなく、針先部34を成形するための加工が容易である。その結果、本実施形態の生検針は生産性に優れる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の生検針は、生体組織を採取するために利用することができる。
1 生検針
2 挿入体
3 針管
7 シース
8 操作部(処置具操作部)
9 操作本体
10 ストッパ
18 シースアジャスター
23 針スライダ
24 保持部
27 スタイレット
31 管状部
31a 第一端部
31b 第二端部
32 外周面
33 内周面
34 針先部
35 開口部
35a 輪郭
35a1 第一開口端部
35a2 第二開口端部
36 第一斜角面
36a 刺入端
37 第二斜角面
38 第三斜角面
39 第四斜角面
40 第一境界線
41 第一交線
42 交線
43 第二境界線
44 第二交線
45 交線
46 第五斜角面
47 第六斜角面
48 側孔部
49 遠位角部
50 近位角部
100 超音波内視鏡
101 挿入部
102 先端硬質部
103 光学撮像機構
104 超音波走査機構
105 湾曲部
106 可撓管部
107 チャンネル
108 基端口金
109 操作部
110 湾曲操作機構
111 スイッチ
112 ユニバーサルコード
112a 分岐ケーブル
112b 分岐ケーブル
112c 分岐ケーブル
113 光源装置
114 光学的観察部
115 超音波観察部
116 モニター

Claims (7)

  1. 中空の管状であり管軸方向の第一端部及びその反対の第二端部を有する管状部と、
    前記管状部の内部と連通する開口部を有し前記管状部の前記第一端部を含む位置に形成された針先部と、
    を備え、
    前記針先部は、
    前記管状部の管軸と交差する方向に広がる平面からなり前記開口部の輪郭の一部を規定する第一斜角面と、
    前記第一斜角面に対して角度を有して前記第一斜角面に隣接するとともに前記管状部の内周面に隣接する平面からなり前記内周面との交線が前記開口部の輪郭の一部を規定する第二斜角面と、
    前記開口部を間に挟んで前記第二斜角面の反対側において前記第一斜角面に対して角度を有して前記第一斜角面に隣接するとともに前記管状部の内周面に隣接する平面からなり前記内周面との交線が前記開口部の輪郭の一部を規定する第三斜角面と、
    前記第一斜角面と前記第二斜角面との境界となる第一境界線と、
    前記第一斜角面と前記第三斜角面との境界となる第二境界線と、
    を含み、
    第一境界線及び第二境界線は、前記管状部の管軸方向において前記第二端部から第一端部へ向かう方向へ行くに従ってその間隔が漸次広がる非平行の直線である
    ことを特徴とする生検針。
  2. 前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第二斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第二斜角面と前記内周面とのなす角は常に90°未満であり、
    前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第三斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第三斜角面と前記内周面とのなす角は常に90°未満である
    ことを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  3. 前記開口部は、
    前記管状部の管軸方向において最も前記第一端部に近い位置で前記開口部の輪郭を構成する第一開口端部と、
    前記管状部の管軸方向において最も前記第二端部に近い位置で前記開口部の輪郭を構成する第二開口端部と、
    を含み、
    前記第一開口端部と前記第二開口端部とを結ぶ線分の中点を通り前記管状部の管軸に対して直交する断面は、前記第二斜角面と前記内周面との交線および前記第三斜角面と前記内周面との交線と交差する
    ことを特徴とする請求項2に記載の生検針。
  4. 前記第一開口端部と前記第二開口端部とを結ぶ線分の中点を通り前記管状部の管軸に対して直交する断面において、前記第二斜角面と前記内周面とのなす角は70°未満であり、
    前記断面において、前記第三斜角面と前記内周面とのなす角は70°未満である
    ことを特徴とする請求項3に記載の生検針。
  5. 前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第二斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第二斜角面と前記内周面とのなす角は常に70°未満であり、
    前記管状部の管軸に対して直交する断面のうち前記第三斜角面と前記内周面との交線と交差する断面において、前記第三斜角面と前記内周面とのなす角は常に70°未満である
    ことを特徴とする請求項4に記載の生検針。
  6. 前記第一斜角面よりも前記第二端部に近い位置において前記開口部の輪郭の一部を規定し前記第二斜角面及び前記第三斜角面に隣接して前記第二斜角面と前記第三斜角面との間に位置する平面からなる第四斜角面をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  7. 前記針先部は、第一斜角面と対向する側の前記管状部の外周面に、前記管状部の内部と連通する側孔を有することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
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