JPH08117232A - 穿刺具 - Google Patents

穿刺具

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JPH08117232A
JPH08117232A JP6258104A JP25810494A JPH08117232A JP H08117232 A JPH08117232 A JP H08117232A JP 6258104 A JP6258104 A JP 6258104A JP 25810494 A JP25810494 A JP 25810494A JP H08117232 A JPH08117232 A JP H08117232A
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JP
Japan
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ultrasonic
puncture
tip
endoscope
puncture needle
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Withdrawn
Application number
JP6258104A
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English (en)
Inventor
Akiko Mizunuma
明子 水沼
Takaaki Takemoto
高昭 武本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08117232A publication Critical patent/JPH08117232A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穿刺目的部位と、内視鏡先端部との相対位置
を固定し、確実かつ正確な超音波ガイド下穿刺を可能に
する。 【構成】 外筒1と、組織サンプルを採取できて超音波
で映像化できる穿刺針2とを持ち、穿刺具先端から手元
側まで連通し、穿刺具先端の端面と、手元側に設置され
た口金9以外の部分では気密である吸引管路8を持つ。
穿刺具先端を病変部表面に当接し、口金9より吸引を行
うと、病変部は吸引管路8により穿刺具先端に吸着固定
されているため、穿刺針2からの押圧力により逃げな
い。穿刺目的部位と超音波内視鏡先端部の相対位置を固
定したまま穿刺でき、穿刺対象部位を超音波観察領域内
に保持し続けることができ、穿刺針先端位置を確実に把
握した状態で穿刺可能で、確実に目的部位の組織を採取
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穿刺具に関するもので
あり、特に、超音波探触子及び穿刺針を体内に挿入し、
超音波ガイド下穿刺を行う際に用いる、穿刺具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】超音波検査、診断の下で処置を行う場
合、例えば被検体の超音波診断を行うと共に、吸引生
検、組織生検等の超音波診断の下で処置を行う場合、
に、超音波ガイド下穿刺を行うものは、従来、既知であ
る(特開昭62−74348号公報(文献1))。この
種の装置では、体腔内へ挿入する挿入部の先端に超音波
探触子を有する。
【0003】図27は、例えば、先端にコンベックス型
超音波探触子をもつ、超音波内視鏡の全体図を示す。超
音波内視鏡200は、その先端部200aにコンベック
ス型超音波探触子201が設けられ、手元操作部側の挿
入孔(挿入口)202より先端側の鉗子口(鉗子孔)2
23まで穿刺具を挿通可能な図示しないチャンネルが設
けられている。
【0004】図28は、穿刺具を示す。図のように、こ
こでは、軟性の外筒211の内部に、硬性で中空の穿刺
針212が収納されている。軟性の外筒211の後端に
は、グリップA213が接続されている。穿刺針212
の後端には、軟性のチューブ214が接続されている。
軟性のチューブ214の後端には、吸引孔(吸引口)2
15並びにグリップB216が接続されている。
【0005】吸引口から、穿刺針212先端までは連通
している。吸引孔215は、シリンジ(不図示)の先端
を接続できる寸法、構造になっている。また、使用前の
状態では、グリップA213と、吸引孔215との間に
は、50mm程度の間隔が開いている。
【0006】超音波ガイド下穿刺は、次のような手順で
進められる。被検部を、超音波画像として描出する。超
音波内視鏡の挿入口より、穿刺具を挿入する。穿刺具は
図示しないチャンネルを通過し、超音波内視鏡先端部に
設けられた鉗子口より突出する。必要に応じて、図示し
ない鉗子起上レバーを操作して、穿刺具先端を病変部表
面に当接する。
【0007】グリップA213を保持しながら、グリッ
プB216を押し込むと、穿刺針212が外筒211先
端より突出する。穿刺針212を病変内部に刺入れる。
そして、穿刺針212先端が目的部位に到達したこと
を、超音波画像により確認する。吸引孔215に、図示
しないシリンジを接続する。そして、シリンジの内筒を
引くことにより、穿刺針212内部を吸引する。このと
き、病変の内容物が、穿刺針212、チューブ214、
吸引孔215を介してシリンジに収容される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図29は、穿刺針の使
用状態の例を示す。同図(a)では、超音波探触子の走
査範囲に、穿刺目的部位である例えば病変部Pがとらえ
られている。ここで、病変部Pに穿刺針212を刺そう
とすると、同図(b)のように、反力により病変部Pと
内視鏡先端部とが離れ、相対位置が変化する。その結
果、図示のように、病変部Pが超音波探触子の走査範囲
から外れたり、走査範囲の端になるなどする。従って、
超音波画像で病変部P及び穿刺針212を観察しながら
確実に穿刺を行うことが困難となる。
【0009】ここで、次のような構成にして、内視鏡先
端部を保持する方法も考えられる。その一つは、超音波
内視鏡先端部を磁性体で形成するか、または、磁性体を
封入したバルーンを超音波内視鏡先端に装着するように
するものである。そして、使用に際し、被検者外部より
磁界を加え、その磁力により超音波内視鏡を保持、固定
するしようという手法である。
【0010】また、他の手段としては、穿刺具の一部
に、例えば20mm〜60mmの長さの硬性部を形成す
る手法によるものである。硬性部は、この場合、外筒2
11の外側に、薄い金属製パイプを通し、接着固定して
形成されているものとする。これによると、穿刺針21
2を生体組織に刺す際、その硬性部が超音波内視鏡のチ
ャンネル内で突っ張る。そのため、超音波内視鏡の軟性
蛇管が動くことを防げることになる。
【0011】このような方法で、内視鏡先端部を保持す
る方法を採用するといったことも考えられるが、しか
し、それらのものでも、生体組織の方は固定されないた
め、やはり、病変部等の穿刺目的部位と内視鏡先端の相
対位置関係を保持することはできない。
【0012】本発明は、穿刺目的部位と、体腔内挿入部
先端部との相対位置を固定し、確実、かつ正確な超音波
ガイド下穿刺を可能にしようというものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によって、外筒
と、組織サンプルを採取可能で、超音波で映像化できる
穿刺針とを備える穿刺具であって、穿刺具先端から手元
側まで連通し、かつ、該先端の端面側と、手元側に設置
された口金以外の部分では気密であるよう構成してなる
吸引管路を有することを特徴とする穿刺具が提供され
る。
【0014】
【作用】本発明においては、吸引管路手元側の口金より
吸引を行え、これにより穿刺目的部位表面を穿刺具先端
に固定し得て、穿刺針の押圧力により逃げない。よっ
て、穿刺目的部位と体腔内挿入部先端部との相対位置を
固定し、確実かつ正確な超音波ガイド下穿刺を可能なら
しめる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る穿刺具を示すもの
である。同図において、1は軟性の外筒を示し、外筒1
の内部に、図示例では、硬性で中空の穿刺針2が収納さ
れている。
【0016】軟性の外筒1の後端には、術者の扱うグリ
ップA(第1グリップ)3が接続されている。また、穿
刺針2の後端には、図示のように、軟性のチューブ4が
接続されている。更に、軟性のチューブ4の後端には、
第2グリップが接続される。ここでは、吸引孔(吸引
口)並びにグリップB(第2グリップ)が接続されてい
る。即ち、チューブ4の後端は端部材4′を備え、これ
に吸引孔5があり、グリップB6が設けられている。な
お、ここでは、吸引孔5部分から、穿刺針2先端までは
連通しており、また、吸引孔5は、シリンジ(不図示)
の先端を接続できる寸法、構造になっている。
【0017】更に、上記構成において、穿刺具に、下記
のような吸引管路、即ち穿刺針2の他に吸引管路を設
け、その吸引管路の先端側は、穿刺具の先端部の端面に
あり、また、その吸引管路の手元側には、吸引ポンプま
たはシリンジ等の吸引具が接続可能な口金を設けられ、
かつまた、その吸引管路は、先端及び当該口金以外の部
分では気密であるようにする。
【0018】図1をみると、ここでは、図示の如く、外
筒1とチューブ4の間には、気密を確保できるようにO
リング7が配置されている。Oリング7の配置位置は、
外筒1の後端位置である。また、穿刺針2及びチューブ
4と、外筒1内面との間に隙間があり、これにより吸引
管路8を形成している。吸引管路8の先端側、即ち外筒
1先端の端面は開口している。一方、外筒1の手元側に
は、吸引管路8と連通していて、ここでは、吸引ポンプ
(不図示)が接続可能な口金9が設けられている。な
お、図示のように、使用前の状態では、グリップA3
と、吸引孔5との間には、例えば50mm程度の間隔が
開いている。
【0019】本実施例においては、このように、吸引管
路8は、外筒1と穿刺針2との間の空間と、その空間に
気密に連通する口金9とで構成されている。また、穿刺
針2は、組織サンプルを採取できて超音波で映像化でき
るものであって、ここでは、具体的には、生体に刺入可
能で中空の硬性部部分(図の先端部部分)と、中空部に
気密に連通するチューブ4部分と、そのチューブ4部分
後端に設けられてチューブ4部分に気密に連通する吸入
孔5としての口金とで形成されている。
【0020】上記構成のものは、術者はこれを下記の如
くに使用し、良好な超音波ガイド下穿刺を行うことがで
きる。以下、手順の一例を示しつつ、作用、機能等を説
明する。 手順(1) 術者は、例えば超音波内視鏡の先端挿入部
(体腔内挿入部)を被検者体内に挿入し、生体内組織内
部を可視化できる超音波探触子により、被検部を、超音
波画像として描出する。ここに、超音波内視鏡は、例え
ば図27のようなタイプに従うのものであってもよく、
また、例えば後記例のような構成のものであってもよ
い。
【0021】手順(2) 超音波内視鏡の手元側挿入口
より、先端に穿刺針2を持つ本穿刺具を挿入する。 手順(3) この挿入に伴い、本穿刺具は、内部に延在
するチャンネルを通過し、超音波内視鏡先端部に設けら
れた鉗子口より突出する。 手順(4) ここで、例えば、鉗子起上レバー等を有す
るものなら、必要に応じて、鉗子起上レバー等(例え
ば、図19の起上台操作ノブ109)を操作して、穿刺
具先端を穿刺目的部位である病変部(例えば、図29の
病変部P参照)表面に当接する。
【0022】手順(5) 本実施例では、例えば、ここ
で、口金9に、図示しない吸引ポンプを接続する(吸引
ポンプの接続は、勿論、予め行っておいてもよい)。 手順(6) そして、吸引ポンプを作動させ、口金9よ
り吸引を行う。これにより、病変部P表面が、本穿刺具
先端に吸着され、固定されることとなる。このようにし
て、吸引管路8手元側の口金9より吸引を行うことがで
き、よって、病変部P表面を穿刺具先端に吸着でき、固
定させることができる。
【0023】手順(7) 上記のように病変部P表面の
吸着、固定後、術者は、グリップA3を保持しながら、
グリップB6を押し込むと、穿刺針2が外筒1先端より
突出するが、このとき、病変部P部分は、吸引管路8に
より、本穿刺具先端に吸着固定されているため、穿刺針
2からの押圧力により逃げない。 手順(8) かくて、このような状態で、術者は、穿刺
針2を病変内部に刺入する。このため、かかる刺入を確
実に行うことができる。即ち、穿刺目的部位と、超音波
内視鏡先端部との相対位置を保持したまま、穿刺針2を
刺すことができる。そのため、術者は、穿刺目的部位を
超音波画像上に捕らえ続けながら、穿刺操作を行えるの
である。
【0024】手順(9) しかして、術者は、穿刺針2
先端が目的部位に到達したことを、超音波画像により確
認する。 手順(10) そして、穿刺針2により生体組織を採取
するようにすればよく、こうして穿刺目的部位を確実に
把握しながら迅速的確に超音波ガイド下穿刺を行うこと
ができる。具体的には、この場合、吸引孔5に、シリン
ジ(図示せず)を接続し、そのシリンジの内筒を引くこ
とにより、穿刺針2内部を吸引する。これにより、病変
の内容物を、穿刺針2、チューブ4、吸引孔5を介して
シリンジに収容することができる。
【0025】本実施例によれば、以上のように、良好に
超音波ガイド下穿刺が行える。 即ち、穿刺目的部位と超音波内視鏡先端部の相対位置
を固定したまま穿刺できる。 従って、穿刺対象部位を、超音波観察領域内に適切に
保持し続けることができる。 また、穿刺針先端位置を確実に把握した状態で穿刺可
能なため、確実に目的部位の組織を採取できる。 つまり、正確な検査も可能となるものである。 また、穿刺針2の押圧力により移動した病変部位P
(穿刺目的部位)を再度探すといったようなことも不要
となり、このため、検査時間を短縮することもできる。
【0026】本実施例(第1実施例)はまた、それぞ
れ、次のようにして、実施することもできる。 〔第1実施例における第1変形例〕上記例では、手元側
に配置の口金9は吸引ポンプを接続するものとしたが、
口金9を、吸引ポンプの代わりにシリンジを接続できる
ようにしてもよい。この構成によると、同様に、穿刺目
的部位と、内視鏡先端部との相対位置を固定し、確実、
かつ正確な超音波ガイド下穿刺を可能にするほか、ポン
プの代わりにシリンジで病変部の吸引固定でき、また、
ポンプが不要となる結果、スペース及びコストの節約も
できる等の作用効果がある。
【0027】〔第1実施例における第2変形例〕また、
上記例では、穿刺針2として吸引針を使用したが、採取
針等、異なったタイプの穿刺針2を使用することもでき
る。これによると、吸引針は、膿胞の内容物等、液状に
なっている組織の検査に適しているのに対し、採取針は
組織の構造を保ったままで組織サンプルを採取できる。
適用する穿刺針としては、生体に刺入可能で、内部に生
体組織の一部を採取、保持可能な硬性部と、かかる硬性
部に接続する軟性部材とで形成されているものも使用で
きるものである。また、針の種類の使い分けは、臨床上
の検査目的に沿って選択され、従って、かような態様で
実施してもよいものである。
【0028】次に、他の実施例(第2実施例)につい
て、図2乃至図4により説明する。本実施例は、吸引管
路を、外筒と穿刺針との間に延在する内筒と、穿刺針と
の間の空間と、その空間に気密に連通する口金とで構成
しようとする場合の例である。図2は、本実施例による
場合の使用前の状態の断面図であり、図3は、同じく使
用前の状態を、先端側から見た図である。また、図4
は、使用状態を示すものである。
【0029】基本的な構成については、前記第1実施例
と同様であり、以下、第1実施例との主たる相違点、本
実施例の要部について述べる。本実施例では、外筒1の
内側に内筒10がある。内筒10の先端部には、フード
11がある。フード11は、図3に示すように、蛇腹状
に折り畳まれて、外筒1内に収納されている。フード1
1は、例えば、樹脂で形成されている。ここに、内筒1
0の先端部のそのフード11部分は、上記のように外筒
内に折り畳まれて収納されているとともに、外筒先端よ
りその内筒先端部分を突出させることにより、内筒先端
が広がる形状のものしてある。
【0030】フード11及び内筒10の内部は、吸引管
路8を形成している。口金9は、本実施例の場合、内筒
10の手元側にあり、吸引管路8と連通している。ま
た、内筒10の手元側の端には、術者が扱うグリップC
(第3グリップ)12が配置されている。内筒10とチ
ューブ4との間には、内筒10の手元側端位置におい
て、Oリング7が気密に配置されている。他の構成部分
については、第1実施例と同様であってよい。
【0031】本実施例によるものは、次のようにして使
用することができる。第1実施例について説明した前記
手順(1)〜(4)の部分に関しては、本実施例でも基
本的に同様でよいが、このとき、本穿刺具先端を、目的
部位の表面(例えば、病変部P表面)近傍に置く。
【0032】しかして、この状態から、術者は、グリッ
プA3を保持しながら、グリップC12を押す。する
と、フード11は、これを外筒先端より突出させること
により、広がる形状であるから、グリップC12を押す
のに伴い、外筒1先端よりフード11が押し出されて広
がる(図4参照)。こうしてフード11を広げた状態と
して、そのフード11を目的部位先端に当接する。そし
て、第1実施例での前記手順(5),(6)と同様に、
口金9に接続した吸引ポンプより吸引を行う。これによ
り、本実施例では、目的部位がフード11に吸着、固定
されることになる。それ以降の手順については、前記手
順(7)〜(10)と同様である。
【0033】本実施例によれば、第1実施例と同様の作
用効果を奏するとともに、それに加えて、目的部位を、
広く吸着するため、より確実に保持できるという作用効
果を奏する。なお、本実施例の場合も、前記第1実施例
における第1,第2変形例の態様を組み合わせて実施し
てもよい。
【0034】次に、更に他の実施例(第3実施例)につ
いて、図5乃至図7により説明する。本実施例は、前記
第2実施例の変形例にも相当するものである。以下、第
2実施例とは異なる点を対比しつつ、本実施例の要部を
述べる。
【0035】図5は、本実施例による構成の場合の外観
図を示す。図に示すように、本実施例では、第2実施例
の構成のものにおいて、手元側には、一以上の指標13
が付いている(図示例では、2箇所に指標13があ
る)。指標13には、ここでは、超音波内視鏡の機種名
が記されているものとする。
【0036】より具体的にいうと、付すべき指標につい
ては、本実施例穿刺具を各機種の超音波内視鏡の挿入孔
から挿入していき、挿入孔に指標13の位置まで挿入し
た際に、丁度先端が鉗子口から突出するような位置に当
該指標13があるようなものとして、構成することがで
きる。この場合において、指標13は、この穿刺具と組
み合わせて使用する各超音波内視鏡の機種に対応して付
けられている。
【0037】また、本実施例においては、内筒10の先
端は、図6に示すように、斜めにカットされている。こ
こでは、内筒10は軟性のものとし、内筒10の先端の
端面は、内筒10の軸と垂直でない平面をなす構成のも
のとしてある。他の構成部分については、第2実施例と
同様である。
【0038】本実施例によるものは、次のようにして使
用することができ、以下、作用、機能等を含めて説明す
る。超音波ガイド下穿刺に際しての手順は、第1実施例
の前記手順(1)〜(4)の部分、前記手順(7)〜
(10)の部分に関しては、本実施例でも基本的にそれ
らに準ずる手順とすることができる。ここで、内視鏡に
着目すると、これは、適用部位に応じて有効長が異な
る。しかるに、上記構成の場合、本穿刺具を、手元挿入
口から挿入していく際、組合せ使用する超音波内視鏡機
種に応じて予め付した指標13を目印として、その位置
まで速やかに挿入していくと、本穿刺具先端をその超音
波内視鏡の鉗子口位置まで誘導できる。本実施例のもの
に従うと、術者は、上記のようにして、前記手順(1)
〜(4)部分に準じた処理を進めることができる。
【0039】その後、第2実施例と同様、術者は、グリ
ップC12を押し、内筒10を押し出す。ここで、内筒
10は軟性なので、図7に示すように、生体組織に刺さ
らず、組織表面に沿って曲がる。こうして、本実施例で
は、図7のような状態として、口金9に接続した吸引ポ
ンプより、吸引を行い、生体組織を保持、固定するもの
である(前記手順(5),(6)に相当する処理)。し
かる後、前記手順(7)以降と同様、グリップB6を押
し、穿刺針2を突出させ、生体組織に刺すようにすれば
よい。
【0040】本実施例によれば、第1実施例と同様の作
用効果を奏し、かつ第2実施例におけると同様の作用効
果を奏するとともに、それに加えて、更に、次のような
作用効果が得られる。穿刺具が超音波内視鏡の鉗子口か
ら突出しているかどうかを確認しながら挿入しなくて
も、指標13の位置のみを確認していれば良いため、手
早く、しかも安全に穿刺具を挿入できる。また、第2実
施例のフード11に比べ、構造が簡単であり、コストが
低減できる。また、第2実施例よりも穿刺具を細径化可
能なため、より細いチャンネルしか持たない超音波内視
鏡とも組み合わせて使用できる。
【0041】本実施例(第3実施例)はまた、それぞ
れ、次のようにして、実施することもできる。 〔第3実施例における第1変形例〕指標13には、超音
波内視鏡の機種名を記載する代わりに、機種別に色分け
した環その他同様の作用を呈するものを描いても良い。
この構成によると、外筒1表面に機種名を記載するより
も簡単であるため、コストを低減できる等の作用効果
が、更に得られる。
【0042】〔第3実施例における第2変形例〕また、
図7のような構成で実施してもよい。即ち、本例は、外
筒1の、指標13の位置に溝14を設けるとともに、そ
の指標13に対応する超音波内視鏡の機種名を溝14の
近傍に記載するものである。これによれば、指標13の
位置が、触覚で把握できるため、指標13位置を視認し
続ける必要がない。従って、穿刺具を挿入しながら被検
者の状態等を観察することができる等の作用効果が、更
に得られる。
【0043】〔第3実施例における第3変形例〕また、
図8のように、上記図7の第2変形例の溝14の代わり
に、凸部15を設ける構成としてもよい。この場合も、
術者は、指標13の位置が、触覚で把握できるため、指
標13の位置を視認し続ける必要がない。従って、穿刺
具を挿入しながら被検者の状態等を観察することができ
る等の作用効果を奏する。
【0044】なお、本実施例の場合も、前記第1実施例
における第1,第2変形例の態様を組み合わせて実施し
てもよい。
【0045】次に、例をもって示すものは、弾性体で形
成され、使用前には穿刺具内に収納されていて、使用時
には穿刺針の突出方向を囲んで広がる把持具と、かかる
把持具と連結されたグリップとを備えるよう構成する場
合の好適実施例(第4実施例)である。図10は本実施
例に係る穿刺具の断面図、図11はその一部の説明拡大
図であり、図12は、使用状態を示すものである。以
下、本実施例の要部について説明する。
【0046】図10に示すように、本実施例のもので
は、チューブ4と外筒1との間には、中空のシャフト1
6がある。シャフト16の先端には、複数の、例えば8
本の金属製の把持部17がある(図11参照)。金属製
の把持部17はワイヤ状のものであり、その先端は、内
側に屈曲し、ツメ18を形成している。また、かかる金
属製の把持部17は、弾性変形した状態で、使用前では
図10に示す如く、外筒1内に収納されている。
【0047】上記シャフト16の手元側には、グリップ
C12が接合されている。このように、外筒1内に、把
持部17が収納され、把持部17の後端側には、軟性の
シャフト16が設けられ、シャフト16の後端側には、
グリップC12が設けられている。また、使用前の状態
では、図示のように、グリップA3と、上記グリップC
12との間には、例えば50mm程度の間隔が開いてい
る。なお、シャフト16の手元側において、チューブ4
との間には、Oリングは有していなくても差し支えな
い。また、シャフト16の手元側に吸引ポンプ等の接続
用の口金を設けないでよい。他の構成部分については、
第1実施例等と同様であってよい。
【0048】上記構成のものは、術者はこれを下記の如
くに使用して超音波ガイド下穿刺を実施でき、同様の目
的、即ち、穿刺目的部位と内視鏡先端部との相対位置を
固定し、確実かつ正確な超音波ガイド下穿刺を可能にす
る。以下、手順の一例(手順(41)〜(50))を示
しつつ、作用、機能等を説明する。
【0049】手順(41) 第1実施例での前記手順
(1)と同様で、被検部を超音波画像として描出する。 手順(42) 前記手順(2)と同様で、超音波内視鏡
の手元側挿入口より、本穿刺具を挿入する。 手順(43) 前記手順(3)と同様で、本穿刺具は、
内部のチャンネルを通過し、超音波内視鏡先端部に設け
られた鉗子口より突出する。 手順(44) 前記手順(4)と同様で、必要に応じ
て、鉗子起上レバー等を操作して、穿刺具先端を目的部
位表面(図12参照)近傍に誘導する(あるいは、目的
部位表面に当接する)。
【0050】手順(45) 術者が、グリップA3を保
持しながら、グリップC12を押し込むと、把持部17
が外筒1先端より突出する。このように、グリップC1
2を押すと、外筒1内に収納されていた把持部17が外
筒1外へ押し出される。従って、これに伴い、把持部1
7は、外筒1の外で、本来の形状に戻り、広がる(図1
1)。 手順(46) 把持部17を、目的部位に当接させ、目
的部位を把持させる。ここでは、把持部17先端のツメ
18を、目的部位の表面に当てる。 本実施例では、把持部17は8本あり、よって、図12
に示す如く、それらの各先端のツメ18が目的部位(例
えば、病変部P)部分を8方向から押さえ、固定する。
こうして、本実施例でも、穿刺具先端への固定を行わせ
ることができる。
【0051】手順(47) しかして、術者が、グリッ
プA3を保持しながら、グリップB6を押し込むと、穿
刺針2が外筒1先端より突出する。このとき、病変部P
等の目的部位部分は、本穿刺具先端に固定されているた
め、穿刺針2からの押圧力により逃げない。
【0052】その後の手順は、第1実施例での前記手順
(8)〜(10)でよい。 手順(48) 前記手順(8)と同様で、穿刺針2を病
変内部に刺入する。 手順(49) 前記手順(9)と同様で、穿刺針2先端
が目的部位に到達したことを、超音波画像により確認す
る。 手順(50) 前記手順(10)と同様で、穿刺針2に
より生体組織を採取する。これは、吸引孔5にシリンジ
を接続し、そのシリンジの内筒を引くことにより、穿刺
針2内部を吸引することで行える。これにより、病変の
内容物が、穿刺針2、チューブ4、吸引孔5を介してシ
リンジに収容されることとなる。
【0053】本実施例によると、第1実施例と同様の目
的を達成し得、前記及び(穿刺目的部位と超音波内
視鏡先端部との相対位置を保持したまま、穿刺針を刺す
ことができ、そのため、穿刺目的部位を超音波画像上に
捕らえ続けながら、穿刺操作を行える),及び,
等と同様の作用効果を得ることができる。更には、上記
に加え、第1実施例等における口金(9)も不要で、従
ってその吸引用のポンプ等の使用も必要としない構成と
できる。
【0054】本実施例(第4実施例)は、次のようにし
て、実施することもできる。 〔第4実施例における第1変形例〕把持部17は、8本
に限らず、6本、7本、あるいは10本等、任意の数を
選べる。この場合、把持部17を減らすことで、穿刺具
全体を細かくできる。一方、把持部17を増やすこと
で、より確実に目的部位を保持できる。
【0055】また、本実施例の場合も、前記第1実施例
における第2変形例の態様を組み合わせて実施してもよ
い。また、第3実施例における、前述した指標による手
法(第3実施例における各変形例の場合を含む)と組み
合わせて実施してもよい。
【0056】次に、更に他の実施例(第5実施例)につ
いて、図13及び図14により説明する。本実施例は、
前記第4実施例のものが、把持部17として、先端にツ
メ18を有する複数のワイヤで形成した構成を採用した
場合の例であったのに対し、環状のワイヤで形成するよ
うにしようとする場合の例である。
【0057】本実施例は、前記第4実施例の変形例にも
相当するものである。以下、第4実施例とは異なる点を
対比しつつ、本実施例の要部を述べる。図13は、本実
施例による構成の場合の使用前の断面図を示し、また、
図14は、使用状態の様子を示す。図示のように、本実
施例では、把持部17は、環状になっている。ここに、
該把持部17は、金属製のワイヤーで形成されている。
他の構成部分については、第4実施例と同様である。
【0058】本実施例によるものは、次のようにして使
用することができる。第4実施例について説明した前記
手順(41)〜(44)の部分に関しては、本実施例で
も基本的に同様で、本穿刺具先端を目的部位の表面近傍
に置く。その後、第4実施例と同様、術者は、グリップ
A3を保持しながら、グリップC12を押す。すると、
環状の把持部17が、図14に示す如くに、外筒1の外
に押し出される。しかして、凸状の目的部位の周囲に、
把持部17を掛ける。そして、術者がグリップC12を
軽く引くと、目的部位が把持部17で固定されることに
なる(図14)。それ以後の手順は、前記手順(47)
以降と同様である。
【0059】本実施例によると、穿刺目的部位を確実に
把握しながら迅速的確に超音波ガイド下穿刺が行える
等、前記第4実施例と同様の作用効果を奏し、かつま
た、凸状の目的部位を、簡単、かつ確実に保持すること
ができるという作用効果が得られる。
【0060】次に、図15及び図16を参照して、超音
波探触子及び穿刺針を体腔内に挿入し、超音波ガイド下
穿刺を行う際に用いる超音波内視鏡の構成に改良を加え
た穿刺用超音波内視鏡の好適構成例、より具体的には、
同様に、目的部位を確実に把持しながら迅速に超音波ガ
イド下穿刺を行うことを可能ならしめるよう、改良され
た超音波内視鏡の好適実施例について説明する。
【0061】先にも触れたような、鉗子起上機能を有す
る超音波内視鏡の場合、そのための操作を含めた手順で
超音波ガイド下穿刺が行える。例えば、特公昭62−5
8255号公報(文献2)に記載された装置において
は、鉗子口の出口付近に起上台を回動自在に設け、この
起上台の回動角度を調整することによって鉗子口より突
出させた穿刺針(内視鏡処置具)の突出角度を調整する
ことができるように構成されている。図29(A)に示
すものは、この種の超音波ガイド下穿刺に用いる超音波
内視鏡の先端部拡大図(先に触れた同図(a),(b)
に示したものも、同様の先端部拡大図に相当する)であ
る。
【0062】同図において、鉗子口203には、鉗子起
上台223が設置されている。鉗子起上台223には、
例えば鉗子起上ワイヤを介して、手元操作部に設けられ
た鉗子起上ノブに接続されている。穿刺具の先端(ここ
では、穿刺針212)は、生体組織に刺入させるため、
硬性になっている。
【0063】このような構成において、鉗子台起上機構
を使用したケースでの超音波ガイド下穿刺を考察する
と、これは次のようである。まず、被検部を超音波画像
として描出し、超音波内視鏡の挿入口より、穿刺具を挿
入する。穿刺具の先端は、内視鏡先端部200aまで延
在するチャンネルを通過し、超音波内視鏡先端部200
aに設けられた鉗子口203より突出する(図29
(A)参照)。
【0064】ここで、鉗子起上ノブを操作すると、これ
により鉗子起上台223が起上し、穿刺具先端(穿刺針
212)を持ち上げる(図29(a)相当)。かくて、
この状態から、穿刺具を挿入孔(例えば図27の挿入孔
202)より更に押し込むことにより、超音波観察視野
内の目的部位に向けて穿刺具先端が誘導されることとな
る(例えば図29(a),(b)の内視鏡先端部側の様
子に相当)。
【0065】ところが、実際に鉗子台を起上させたり、
その状態で穿刺具を更に挿入しようとすると、鉗子起上
台223と穿刺具先端の硬性部との間に反力が作用す
る。更に、内視鏡の挿入部は軟性であり、かつ、内視鏡
先端部には、挿入方向をコントロールするためのアング
ル機構がついている。従って、上記のような反力の大き
さ如何では、あるいはその挿入部の軟性、アングル機構
の影響如何では、それらに起因し、内視鏡先端部の形状
は図30に示すように変形してしまう場合がある。結
果、それにより、その変形の程度如何によっては、超音
波観察方向も変化し、目的部位が超音波視野内にとらえ
られなくなってしまう場合も生ずる。
【0066】そこで、以下に示すものでは、鉗子台を起
上させたり、その状態で穿刺具を挿入させる際の、内視
鏡先端の変形を少なくし、目的部位を確実に把握しなが
ら迅速に超音波ガイド下穿刺が行えるような穿刺用超音
波内視鏡を提供しようというものである。
【0067】図15及び図16に示す実施例(第6実施
例)では、超音波ガイド下穿刺が可能な超音波内視鏡に
おいて、鉗子チャンネルの先端側開口部近傍の向きと穿
刺針突出方向とを一致させる構成とする。図15は、本
実施例の超音波ガイド下穿刺用超音波内視鏡の全体図を
示す。図示のように、ここでは、生体組織内部を可視化
できる超音波探触子として、超音波内視鏡の先端部には
コンベックス型の超音波探触子51が設けられている。
【0068】本超音波内視鏡の挿入孔52から鉗子口
(鉗子孔)53まで鉗子チャンネル54(図16)が挿
通している。軟性の体腔内挿入部56内部に延在する鉗
子チャンネル4には、穿刺具55が挿通可能である。超
音波探触子51は、挿入部56、操作部57、電気コー
ド58、コネクタ59を介して、図示しない超音波観測
装置に電気的に接続される。
【0069】図16には、上記超音波内視鏡の先端部部
分が拡大されて示されている。同図に示す如く、超音波
探触子51より手元側に鉗子口53が開口している。鉗
子口53は、鉗子チャンネル54の終端の端面により形
成されている。鉗子チャンネル54は、超音波内視鏡の
挿入部56にほぼ平行に形成されている。しかして、超
音波探触子51の走査範囲は、図示のように、かかる鉗
子チャンネル54の延長線を描出可能な向きになってい
る。
【0070】本実施例では、上記のように、超音波内視
鏡の先端部には、図16のような向き、角度の状態で超
音波探触子51が設けられ、挿入孔52より鉗子口53
まで穿刺具55を挿入可能なチャンネル54が設けら
れ、該鉗子チャンネル54の先端部の方向と、穿刺具5
5の突出方向とを一致させるようにしてあり、突出させ
た際の穿刺具55の先端位置が、超音波観察領域に含ま
れるような位置関係にある。
【0071】上記構成のものは、下記のようにして使用
し、超音波ガイド下穿刺を行うことができる。以下、手
順の一例に則して、作用、機能等を説明する。手順(6
1) 被検部を、超音波画像として描出する。
【0072】これについては、次のようにしてなされ
る。本超音波内視鏡の体腔内挿入部56が被検者体内へ
挿入されている状態において、その先端部の超音波探触
子51には、図示しない超音波観測装置から駆動パルス
が供給され、これによって、超音波探触子511より超
音波が放射される。放射された超音波は被検体で反射
し、超音波探触子51で受信される。ここに、例えば電
子フォーカス方式により、超音波の送受方向は走査範囲
をスキャンする。受信エコーは、超音波観測装置に伝達
され、これに基づき図示しないモニター上に超音波画像
が表示される。こうして、穿刺目的部位(例えば病変部
P)を超音波観測視野に捉える(図16)。
【0073】手順(62) 本超音波内視鏡の挿入孔5
2より、穿刺具55を鉗子チャンネル54に挿入する。
ここで、穿刺具55は鉗子口53より突出するが、図1
6のようにして突出する。即ち、穿刺具55の先端は、
鉗子チャンネル54を通過し、超音波内視鏡先端部に設
けられた鉗子口53より真っ直ぐに突出する。手順(6
3) 穿刺具55を挿入孔52より更に押し込むことに
より、超音波観察視野内の目的部位に向け穿刺具55先
端が誘導される。このとき、図16に示されるように、
図30におけるものの如き内視鏡先端部の変形は生じて
いない。
【0074】手順(64) かくして穿刺具55を更に
挿入し、目的部位に刺入し、生体組織を採取する。上記
のようにして、超音波ガイド下で、目的位置に穿刺具を
刺し、生体組織を採取することができ、実際に鉗子台を
起上させたり、その状態で更に挿入させる際の、内視鏡
先端部の変形を少なくでき、それにより、目的部位を確
実に把持しながら迅速に超音波ガイド下穿刺が実施され
る。
【0075】本実施例によれば、従来例のように、穿刺
具と鉗子起上台223との間での反力が発生しないた
め、穿刺針を突出させた際に超音波内視鏡先端位置が変
化しない。従って、一度超音波視野内にとらえた目的部
位にスムーズに穿刺針を刺し、生体組織を採取すること
ができる。また、その結果、正確に、かつ短時間に検査
を行うこともできる等の作用効果を奏する。
【0076】本実施例(第6実施例)はまた、それぞ
れ、次のようにして実施することもできる。 〔第6実施例における第1変形例〕上記例では、コンベ
ックス型超音波探触子51を用いたが、それに代えて、
例えばリニア型超音波探触子を用いることもできる。こ
の場合は、コンベックス型よりも、遠方での方位分解能
が高いので、目的部位をより鮮明に観察しながら超音波
ガイド下穿刺を行える。
【0077】〔第6実施例における第2変形例〕また、
コンベックス型超音波探触子51の代わりに、セクタ型
超音波探触子を用いることもできる。これによるとき
は、コンベックス型に比べ、先端の振動子をより小さく
することができるため、超音波内視鏡の先端硬質部を短
くすることができる。その結果、超音波内視鏡の挿入性
を向上できる。
【0078】〔第6実施例における第3変形例〕また、
上記例では、超音波内視鏡は光学系を持たないが、光学
系等の機能を持つ内視鏡に適用することも可能である。
その場合は、光学観察と、超音波診断の両方を行うこと
ができ、よりスムーズ、かつ正確な診断ができる。
【0079】次に、図17及び図18を参照して、他の
実施例について説明する。本実施例(第7実施例)は、
前記第6実施例のものに対し、超音波探触子51の向
き、角度可変機構を組み込む等、更なる改良を実現しよ
うとするものである。基本的な構成については、同様と
できるので、以下、第6実施例と異なる点等を示しつ
つ、本実施例の要部を述べる。
【0080】本実施例では、例えば、超音波探触子51
の裏面側に、金属製ワイヤで形成した引っ張り部材66
の一端が取り付けられている。引っ張り部材66は、挿
入部56内を通り、その他端は操作部57内のレバー6
9に固定されている。レバー69の一端側は、支点A8
として操作部57の適宜の箇所に固定されている。一
方、そのレバー69の他端は操作部57の外部にあり、
術者が扱えるつまみ70を形成している。
【0081】また、超音波探触子51と、超音波内視鏡
の挿入部56との接続は、ここでは、図示の支点B11
を中心として回動可能に接続されている。よって、超音
波探触子51と、超音波内視鏡の挿入部56との接続部
は、超音波放射面の反対側の接続部を中心として回動可
能である。上記手段は、引っ張り部材66、レバー69
を含んで、超音波探触子51の長手方向と、鉗子チャン
ネル54の先端側開口部近傍の向きとの間の角度を可変
にする機構を構成する。また、支点B11以外の、超音
波探触子51と超音波内視鏡の挿入部56との接続部
は、弾性体、好ましくは例えば伸縮可能なゴム部材72
で接続されている。他の構成部分については、第6実施
例と同様である。
【0082】本実施例によるものは、次のようにして使
用することができる。術者は、超音波内視鏡挿入時に
は、挿入部56と超音波探触子51とを、ほぼ一直線の
状態(図17参照)にして挿入する。そして、超音波探
触子51を目的部位近傍に誘導した後、つまみ70を図
17中A方向に押す。これに伴い、レバー69は図中支
点A8を中心に回転し、よって、引っ張り部材66を引
く。すると、超音波探触子51は引っ張り部材66に引
かれ、図中支点B11を中心に図中B方向に回転する。
【0083】従って、超音波探触子51部分の状態を、
図17の状態から図18に示す状態へ体腔内で変えるこ
とができる。かくして、超音波内視鏡先端部について
は、その超音波探触子51部分を含んで、実質的に、前
記図16に相当する状態となる。以後は、第6実施例の
前記手順(61)以降の手順で進めればよい。
【0084】本実施例によれば、第6実施例と同様の作
用効果を奏するほか、生体に挿入する際には、超音波探
触子51と内視鏡挿入部56が真っ直ぐであるため、実
質的に有効径が細くなる構成とし得、従って、挿入性が
よく被検者への負担が小さい等の効果が得られる。
【0085】本実施例(第7実施例)は、それぞれ、次
のようにして実施することもできる。 〔第7実施例における第1変形例〕上記例では、超音波
探触子51はコンベックス型のものであったが、コンベ
ックス型超音波探触子51の代わりに、セクタ型超音波
探触子を用いることもできる。この場合は、更に、前記
第7実施例における第2変形例で述べたのと同様の作用
効果が得られる。
【0086】〔第7実施例における第2変形例〕また、
前記第7実施例における第3変形例の場合と同様の態様
で実施することもできる。
【0087】また、第6実施例及び第7実施例(それら
の各変形例も含む)における穿刺具55として、前記第
1実施例乃至及び第5実施例(それらにおける各変形例
をも含む)のいずれかの穿刺具を適用することもでき
る。そのようにして実施するとより良いものとなる。
【0088】次に、図19乃至図25を参照して、バル
ーンを有する構成の場合の、改良された体腔内超音波プ
ローブの好適実施例について説明する。これは、穿刺針
等の内視鏡処置具を超音波走査断面内に突没自在に導出
させるようにして被検体の超音波診断を行うとともに、
吸引生検、組織生検等の超音波診断の下で処置を行う場
合に使用して好適な、バルーン付きの構成例であって、
より詳しくは、たとえ内視鏡処置具のシースを鉗子口か
ら長く突出させた場合でも、超音波断層面から外れるな
どといったことを防止し得て、確実かつ容易に処置を行
うことを可能ならしめるよう、改良を加えたものであ
る。
【0089】超音波診断の下での処置において、鉗子起
上機構を有して穿刺針等の内視鏡処置具を突出角度を調
整するものについては、既に述べてあるとこであるが
(前掲文献2)、他に、超音波診断の下で処置を行える
ように構成した体腔内超音波プローブとして、例えば特
開平3−131243号公報(文献3)に記載された装
置は知られている。この装置では、鉗子口の出口を超音
波送受面に対して斜めに傾けるようして内視鏡処置具が
斜め上方に突出するように構成されている。
【0090】しかしながら、この場合、次のような点か
ら考察すると、内視鏡処置具の先端を鉗子口から突出さ
せるにあたって、その突出させる程度如何等によって
は、超音波ガイド下穿刺等の際、処置具先端が走査範囲
の端になったり、あるいは走査範囲から外れたりするな
どのおそれが生ずる場合がある。即ち、それら文献記載
の装置において、内視鏡処置具の先端を鉗子口から長く
突出させた場合に、その先端部が左右方向に曲がる可能
性があり、また、その場合に、超音波断層面から外れそ
うになっても、それを規制する手段は有してはおらず、
結果、長く突出させると、処置具先端の位置を超音波断
面内にとらえにくくなる場合がある。また、処置時にお
いてはバルーンを併用することができず、よって、体腔
臓器内に脱気水等の超音波媒体を貯めにくい場合、良好
な超音波画像が得られない場合がある。
【0091】そこで、次に示す実施例では、こうした考
察の下、かかる難点を解消すべく、内視鏡処置具のシー
ス等の挿入部を鉗子口から長く突出させた場合でも、突
出した挿入部が横方向に曲がらないようにし、これによ
り確実に挿入部の位置を超音波断面内にとらえることが
でき、従って、確実かつより安全に処置を行うことので
きる体腔内超音波プローブを提供しようというものであ
る。
【0092】図19乃至図25に示す実施例(第8実施
例)では、これがため、超音波プローブ外周にバルーン
を設け、そのバルーンに内視鏡処置具の倒れ防止手段を
設ける構成を採用する。
【0093】図19は、本実施例に係る体腔内超音波プ
ローブの一例の全体の構成を示す図である。図20及び
図21は、本実施例の超音波プローブの先端構成部の詳
細な構成につき、バルーン部分を除去した状態でを示す
図で、図20は先端構成部の平面図、また図21は正面
図である。また、図22は、本実施例超音波プローブに
組み合わせ使用するバルーンの図、図23、図24及び
図25は、バルーン装着状態で示す使用説明図で、穿刺
等の処置を行っている状態を示すものである。
【0094】図19に示すように、ここでは、要素は、
大別して、挿入部104、操作部110、接眼部111
及び接続部116から構成されている。挿入部104
は、可撓性の体腔内挿入部で、先端側から順に連続して
設けられた、図20,21及び図23,24,25に示
される構成を有する先端構成部101と、湾曲部102
と、軟性部103とを具える。また、操作部110は、
ここでは、処置具、脱気水等の挿入口105、送気送水
ボタン106、吸引ボタン107、前記湾曲部102を
上下左右の4方向に屈曲させるアングルノブ108、起
上台操作ノブ109を具える。
【0095】接続部116は、内部にライトガイド、吸
引チューブ、送気チューブ、送水チューブ等(図示せ
ず)が挿通されたユニバーサルコード112、このユニ
バーサルコード112を介して操作部110を図示しな
い光源装置に接続する内視鏡コネクタ113、前記ユニ
バーサルコード112から分岐した超音波コード11
4、及びこの超音波コード114を介して接続部116
を図示しない超音波診断装置に接続する超音波コネクタ
115とを具える。超音波プローブから超音波診断装置
に送られてきた超音波画像信号は、図示しないモニタ上
に超音波断層像として表示される。また、接眼部111
は内視鏡視野を確認するために設けられている。
【0096】上記先端構成部101は、例えば黒系統の
プラスチック等の絶縁部材でできており、振動子支持部
(振動子保持部)117内に、表面がコンベックス状の
超音波振動子118が約5〜15°程度、挿入方向前方
に傾くように装着されている。ここでは、これによりコ
ンベックス型の超音波探触子が構成される。本例では、
このようなタイプの超音波プローブの超音波送受信面側
かつ超音波プローブの手元側に鉗子口を設けて、当該鉗
子口を介して内視鏡処置具を突没自在にその超音波プロ
ーブの走査断面内に導出できるよう構成する。
【0097】即ち、振動子支持部117の手元側には、
鉗子口支持部124が設けられており、この鉗子口支持
部124と振動子支持部117との間には段差が形成さ
れている。この段差部には、本実施例では、内視鏡処置
具を挿通させる鉗子口121、この鉗子口121から突
出させた内視鏡処置具120(図23)の先端の導出角
度を調整する起上台122、対物レンズ125と照明レ
ンズ126とからなる観察光学系127、及び対物レン
ズ125の表面を洗浄する表面が黒く処理された送気送
水ノズル128が、それぞれ設けられている。
【0098】図23に示すように、対物レンズ125の
視野範囲129は、超音波振動子118の走査断面11
9の死角を補いつつ走査断面119にも重なるように構
成されている。振動子保持部117の両端には、バルー
ン固定用溝131a,131b(図20)が設けられて
いる。バルーン固定溝131a,131bは、後述する
バルーン150のOリング部154,155が水密的に
はまりこむようになっている。バルーン固定溝131a
と超音波振動子118の間には、バルーン内に脱気水等
の超音波媒体を注入する注入溝132が設けられてい
る。
【0099】更に、図20及び図21に示すように、鉗
子口121は、その中心が超音波振動子118の走査断
面119に一致する位置に設けられており、鉗子口12
1から突出した穿刺針等の内視鏡処置具120の先端が
超音波走査断面119内に導出されるように構成されて
いる。起上台122は、鉗子口121の先端側に設けら
れており、操作者(術者)が前述の操作部110に設け
た起上台操作ノブ109を操作して図示しない支点を中
心に回動させて、鉗子口121から突出した内視鏡処置
具の導出角度を調整することができる。
【0100】ここで、超音波プローブ外周に取り付けて
用いるバルーン150について、説明する。バルーン1
50の具体的構成の一例を示す図22において、バルー
ン150は、図示のように、バルーン本体151と穿刺
針管152により構成されている。穿刺針管152は、
バルーン本体151に埋めこまれている。バルーン本体
151に対する穿刺針管152の位置につていは、後述
する。穿刺針管152の両端は開口しており、内径部に
穿刺針138、シース130が通過可能な内径が確保さ
れている。また、穿刺針管152の両端部の露出部分1
53,153は、バルーン本体151に対して気密的に
密封されている。なお、バルーン150は、例えばシリ
コンゴム、ラテックスゴム等の弾性体から成っている。
【0101】図23に示す状態は、かかるバルーン15
0を体腔内超音波プローブに組み合わせて装着した状態
である。穿刺針管152は、バルーン本体151に対し
て、鉗子口121から突出する内視鏡処置具120が当
該穿刺針管152を通過する位置に埋めこまれている。
なお、バルーン150は、処置具120が穿刺針管15
2を通過する位置になるようにバルーン固定用溝131
a,131bに装着する。また、穿刺針管152の材質
は、やはり例えばシリコンゴム、ラテックスゴム等の弾
性体から成っている。
【0102】本実施例では、内視鏡処置具の倒れ防止手
段は、このようにして装着されたバルーン150の有す
る上記穿刺針管152を含んで構成される。本実施例に
あっては、かかる穿刺針管152は、内視鏡処置具12
0のシース130をバルーン150に設けた当該穿刺管
部内に通すことで該シースを超音波断面内に保持すると
いう作用を持つものとして機能する。以下、図24,2
5をも参照し、実施例の構成による体腔内超音波プロー
ブの作用、動作等につき、使用手順の一例を示しつつ説
明する。
【0103】手順(81) 挿入部104を被検者の体
腔内に経口的または経肛門的に挿入する。 手順(82) 体腔内の目的部位を内視鏡観察した後、
鉗子口121を介して脱気水134(図23)を体腔内
へ注入し、振動子118から体腔内へ超音波を送受して
超音波診断を行う。
【0104】手順(83) 次いで、バルーン150内
に、図示しない超音波媒体注入手段により、超音波媒体
を注入し、図23のように、バルーン150をごくわず
かふくらませる。 手順(84) 次いで、図24のように、内視鏡処置具
120を鉗子口121から突出させるとともに、若干起
上台122を起上させ、その先端をバルーン150に設
けられた穿刺針管152内へ挿入する。
【0105】手順(85) かかる状態で内視鏡処置具
120を更に押し進めるが、内視鏡処置具120は、可
撓性のシース130の先端に穿刺針138が取り付けら
れており、穿刺針管152からその可撓性のシース13
0が出て来たところでバルーン150内に超音波媒体を
注入してバルーン150をふくらませつつ、図25に示
すように起上台22を起上させる。この場合において、
本体腔内超音波プローブには、その先端部に、処置具の
倒れ防止手段としての穿刺針管152を有するバルーン
150を設けてあることから、たとえ内視鏡処置具12
0のシース130を鉗子口121から長く突出させるよ
うな場合にでも、従来のようには、突出した挿入部が横
方向に曲がり、超音波断層面から外れることがないもの
である。
【0106】手順(86) このようにして、図示の使
用例では、穿刺ターゲット側消化管壁135aに穿刺針
138を刺して穿刺ターゲット136に針先を到達さ
せ、その後、吸引生検、組織生検、エタノール局注ドレ
ナージチューブの挿入等の内視鏡的処置を行う。 手順(87) かくして処置が終了した後、内視鏡処置
具120を抜去する。その後、バルーン150をちぢめ
る。
【0107】本実施例によれば、以上のようにして超音
波診断の下で所要の処置を行うことができる。内視鏡処
置具120のシース130を鉗子口121から長く突出
させた場合でも、バルーン150に設けられた穿刺管部
152が処置具の倒れ防止手段として効果的に機能し、
該穿刺管部152内をシース130が通過して穿刺等の
処置を行うので、従来のように、突出した挿入部が横方
向に曲がることがない。よって、確実にシース130や
穿刺針138の位置を超音波断面内にとらえることがで
き、確実かつ安全に処置を行うことができる。
【0108】加えて、バルーン150がふくらみ、図2
5に併せて示すように、穿刺ターゲット側消化管壁13
5aの反対側消化管壁135bをも押さえるため、超音
波振動子118がより安定するとともに、内視鏡的処置
時(特に穿刺を行う場合)に挿入部104が穿刺ターゲ
ット側消化管壁135aから逃げることがなく(従っ
て、この場合は、穿刺目標部位である穿刺ターゲット側
と、挿入部104の先端構成部部分との相対位置関係が
安定なものとなることを確保する)、この点でも、容易
に処置できるようになる。更に、処置時においてもバル
ーン150が併用できるため、良好な超音波画像が得ら
れるようになる。
【0109】次に、図26を参照して、他の実施例につ
いて説明する。本実施例(第9実施例)も、前記第8実
施例と同様、確実かつより安全に処置を行うことができ
る体腔内超音波プローブを実現しようとするものである
が、処置具の倒れ防止を、次のようなバルーンにおける
長溝の構成によるものとして達成しようというものであ
る。以下、本実施例の要部を述べる。
【0110】図26は、本実施例の構成の要部を示す断
面図である。本実施例では、超音波振動子118、振動
子支持部117等の部分を含む超音波プローブ部分の外
周に例えばシリコンゴム、ラテックスゴム等の弾性体か
らなるバルーン140を取り付け、このバルーンの手元
側の走査断面119(図23,24参照)側の外周面
に、図26(a),(b)に示す如くに、長溝139を
成形している。
【0111】ここに、同図(a)は、バルーン140内
に脱気水134が注入される前、即ち超音波プローブの
挿脱時の状態を示しており、一方、同図(b)は、超音
波プローブを体腔内へ挿入してバルーン140内に脱気
水134を注入した状態を示すものである。本実施例に
あっては、上記長溝139は、内視鏡処置具120のシ
ース130を当該バルーン140に設けたこの長溝13
9内に通すことで該シースを超音波断面内に保持すると
いう作用を持つものとして機能する。他の基本的な構成
部分については、後述で触れる第8実施例における前記
起上台122等の起上機構関連の部分を除き、第8実施
例の場合と同様である。
【0112】本実施例によるものは、次のようにして使
用することができる。本実施例構成による、体腔内超音
波プローブの動作等を説明するに、挿入部104を被検
者の体腔内に挿入し、超音波診断を行うまでは、第8実
施例と同様である(前記手順(81)及び(82)参
照)。次いで、本実施例では、長溝139に内視鏡処置
具120を入れ、脱気水134をバルーン140内に注
入し、バルーン140を図26(b)の状態の如くにふ
くらませるものである。そのとき、この注入量のコント
ロールにより、長溝139を介して内視鏡処置具120
の起上角度を調整する。この後の作業は、第8実施例と
同様であり、前述したその後の手順に従えばよい。
【0113】本実施例によると、第8実施例における前
述の効果に加え、次のような作用効果が得られる。即
ち、バルーン140をふくらませることで、内視鏡処置
具120の起上角度調整を行うので、第8実施例に比し
その起上台122部分等の機構が不要となる。このため
また、その起上台122を動作させる図示しないワイ
ヤ、パイプ等の要素が挿入部104部分より不要ともな
るため、挿入部104の細径化も可能となり、患者の苦
痛も減少する。
【0114】なお、上記第8実施例及び第9実施例で
も、内視鏡処置具120として、前記第1実施例乃至及
び第5実施例(それらにおける各変形例をも含む)のい
ずれかの穿刺具を適用することもできる。
【0115】以上の実施例に記載された内容は、以下の
発明として捉えることもできる。 〔1〕外筒と、組織サンプルを採取できて超音波で映像
化できる穿刺針とをもつ穿刺具で、穿刺具先端から手元
側まで連通し、穿刺具先端の端面と、手元側に設置され
た口金以外の部分では気密である吸引管路を持つことを
特徴とする穿刺具である。 〔2〕前記吸引管路は、外筒と穿刺針との間の空間と、
その空間に気密に連通する口金とで構成されている、こ
とを特徴とする上記〔1〕記載の穿刺具である。 〔3〕前記吸引管路は、外筒と穿刺針との間に延在する
内筒と、穿刺針との間の空間と、その空間に気密に連通
する口金とで構成されている、ことを特徴とする上記
〔1〕記載の穿刺具である。
【0116】〔4〕前記内筒の先端部は、外筒内に折り
畳まれて収納されていて、外筒先端より内筒先端を突出
させることにより、内筒先端が広がる形状である、こと
を特徴とする上記〔3〕記載の穿刺具である。 〔5〕前記内筒の先端の端面は、内筒の軸と垂直でない
平面をなす、ことを特徴とする上記〔3〕記載の穿刺具
である。
【0117】〔6〕前記穿刺針は、生体に刺入可能で中
空の硬性部と、中空部に気密に連通するチューブと、チ
ューブ後端に設けられてチューブに気密に連通する口金
とで形成されている、ことを特徴とする上記〔1〕乃至
〔5〕のいずれかに記載の穿刺具である。 〔7〕前記穿刺針は、生体に刺入可能で、内部に生体組
織の一部を採取、保持可能な硬性部と、硬性部に接続す
る軟性部材とで形成されている、ことを特徴とする上記
〔1〕乃至〔5〕のいずれかに記載の穿刺具である。
【0118】〔8〕組織サンプルを採取でき、超音波で
映像化できる穿刺針と、弾性体で形成され、使用前には
穿刺具内に収納されていて、使用時には穿刺針の突出方
向を囲んで広がる把持具と、把持具と連結されたグリッ
プとを持つことを特徴とする穿刺具である。
〔9〕前記把持具は、先端に爪を持つ、複数のワイヤで
形成されている、ことを特徴とする上記〔8〕記載の穿
刺具である。 〔10〕前記把持具は、把持具は、環状のワイヤで形成
されている、ことを特徴とする上記〔8〕記載の穿刺具
である。
【0119】〔11〕生体組織内部を可視化できる超音
波探触子と、穿刺針を挿通することが可能で超音波内視
鏡の体腔内挿入部内部に延在する鉗子チャンネルとを備
え、超音波ガイド下穿刺が可能な超音波内視鏡におい
て、鉗子チャンネルの先端側開口部近傍の向きと穿刺針
突出方向とを一致させたことを特徴とする超音波内視鏡
である。 〔12〕前記超音波探触子の長手方向と、鉗子チャンネ
ルの先端側開口部近傍の向きとの間の角度が可変であ
る、ことを特徴とする上記〔11〕記載の超音波内視鏡
である。
【0120】〔13〕前記超音波探触子に引っ張り部材
の一端を取り付け、引っ張り部材の他端は、挿入部を介
して操作部に取り付けられたレバーに取り付けられた、
ことを特徴とする上記〔12〕記載の超音波内視鏡であ
る。 〔14〕前記引っ張り部材は、金属製のワイヤーであ
る、ことを特徴とする上記〔13〕記載の超音波内視鏡
である。 〔15〕前記超音波探触子と、超音波内視鏡の挿入部と
の接続部は、超音波放射面の反対側の接続部を中心とし
て回動可能である、ことを特徴とする上記〔12〕記載
の超音波内視鏡である。 〔16〕前記超音波探触子と、超音波内視鏡の挿入部と
の接続部は、回動中心以外では弾性体により接続されて
いる、ことを特徴とする上記〔16〕記載の超音波内視
鏡である。
【0121】〔17〕可撓性の挿入部の先端構成部に超
音波プローブを設け、この超音波プローブの超音波送受
信面側かつ超音波プローブの手元側に鉗子口を設けて、
該鉗子口を介して内視鏡処置具を突没自在に前記超音波
プローブの走査断面内に導出できるように構成した体腔
内超音波プローブにおいて、前記超音波プローブ外周に
バルーンを設け、該バルーンに内視鏡処置具の倒れ防止
手段を設けたことを特徴とする体腔内超音波プローブで
ある。 〔18〕前記バルーンの材質は、ラテックスゴムであ
る、ことを特徴とする上記〔17〕記載の体腔内超音波
プローブである。 〔19〕前記バルーンの材質は、シリコンゴムである、
ことを特徴とする上記〔17〕記載の体腔内超音波プロ
ーブである。
【0122】〔20〕前記倒れ防止手段は、ラテックス
ゴム製の管である、ことを特徴とする上記〔17〕記載
の体腔内超音波プローブである。 〔21〕前記倒れ防止手段は、シリコンゴム製の管であ
る、ことを特徴とする上記〔17〕記載の体腔内超音波
プローブである。 〔22〕前記倒れ防止手段は、前記バルーンに設けられ
た長溝である、ことを特徴とする上記〔17〕乃至〔1
9〕のいずれかに記載の体腔内超音波プローブである。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、穿刺目的部位と超音波
内視鏡先端部との相対位置を保持したまま穿刺針を刺す
ことができ、穿刺目的部位を超音波画像上に捕らえ続け
ながら、穿刺操作を行える。また、穿刺針先端位置を確
実に把握した状態で穿刺可能で、確実に目的部位の組織
を採取でき、正確な検査が可能であるとともに、穿刺針
の押圧力により移動した病変部位を再度探すというよう
なことが不要となるため、検査時間の短縮等も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る穿刺具を示す図であ
る。
【図2】他の実施例を示す図にして、使用前の状態の断
面図である。
【図3】同じく、使用前の状態を、先端側から見た図で
ある。
【図4】同じく、使用状態の説明に供する図である。
【図5】更に他の実施例に係る外観図である。
【図6】同じく、その断面図である。
【図7】同じく、使用状態の説明に供する図である。
【図8】同例の変形例の一例の要部を示す図である。
【図9】同じく、変形例の他の一例の要部を示す図であ
る。
【図10】更に他の実施例に係る穿刺具の使用前の状態
の断面を示す図である。
【図11】同例での一部の説明拡大図である。
【図12】同じく、使用状態の説明に供する図である。
【図13】更に他の実施例を示す図にして、使用前の状
態の断面を示す図である。
【図14】同じく、使用状態の説明に供する図である。
【図15】改良された超音波ガイド下穿刺用超音波内視
鏡の実施例に係る全体図構成を示す図である。
【図16】同例での超音波内視鏡の先端部拡大図にし
て、その作用説明にも供する図である。
【図17】同じく、他の実施例を示す図である。
【図18】同例での超音波内視鏡の作用説明にも供する
図である。
【図19】改良されたバルーン付き超音波プローブの実
施例に係る全体の構成を示す図である。
【図20】同例での先端構成部の詳細な構成を示す図に
して、その平面図である。
【図21】同正面図である。
【図22】同例において組み合わせ使用するバルーンの
構成を示す図である。
【図23】同例での使用状態の説明に供する図である。
【図24】同使用状態の説明に供する図である。
【図25】同使用状態の説明に供する図にして、穿刺等
の処置を行っている状態を示す図である。
【図26】他の実施例を示す図で、その要部説明に供す
る断面図である。
【図27】コンベックス型超音波探触子を有する、超音
波内視鏡の典型例の全体図である。
【図28】従来の穿刺具を示す図である。
【図29】従来の超音波ガイド下穿刺に用いる超音波内
視鏡の先端部拡大図(A)を示すとともに、従来の穿刺
針の使用状態を示す図((a),(b))である。
【図30】内視鏡先端部の変形の様子の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 外筒 2 穿刺針 3 グリップA(第1グリップ) 4 チューブ 5 吸引口(吸引孔) 6 グリップB(第2グリップ) 7 Oリング 8 吸引管路 9 口金 10 内筒 11 フード 12 グリップC(第3グリップ) 13 指標 14 溝 15 凸部 16 シャフト 17 把持部 18 ツメ 51 超音波探触子 52 挿入孔 53 鉗子口(鉗子孔) 54 鉗子チャンネル 55 穿刺具 56 挿入部 57 操作部 58 電気コード 59 コネクタ 66 引っ張り部材 69 レバー 70 つまみ 72 ゴム部材 101 先端構成部 102 湾曲部 103 軟性部 104 挿入部 105 挿入口 106 送気送水ボタン 107 吸引ボタン 108 アングルノブ 109 起上台操作ノブ 110 操作部 111 接眼部 112 ユニバーサルコード 113 内視鏡コネクタ 114 超音波コード 115 超音波コネクタ 116 接続部 117 振動子支持部(振動子保持部) 118 超音波振動子 119 走査断面 120 内視鏡処置具 121 鉗子口 122 起上台 124 鉗子口支持部 125 対物レンズ 126 照明レンズ 127 観察光学系 128 送気送水ノズル 129 視野範囲 130 シース 131a バルーン固定溝 131b バルーン固定溝 132 注入溝 134 脱気水 135a 穿刺ターゲット側消化管壁 135b 反対側消化管壁 136 穿刺ターゲット 138 穿刺針 139 長溝 140 バルーン 150 バルーン 151 バルーン本体 152 穿刺針管 153 露出部分 154,155 Oリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、組織サンプルを採取可能で、超
    音波で映像化できる穿刺針とを備える穿刺具であって、 穿刺具先端から手元側まで連通し、かつ、該先端の端面
    側と、手元側に設置された口金以外の部分では気密であ
    るよう構成してなる吸引管路を有することを特徴とする
    穿刺具。
JP6258104A 1994-10-24 1994-10-24 穿刺具 Withdrawn JPH08117232A (ja)

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