JP2000175930A - 穿刺処置具 - Google Patents

穿刺処置具

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JP2000175930A
JP2000175930A JP10360104A JP36010498A JP2000175930A JP 2000175930 A JP2000175930 A JP 2000175930A JP 10360104 A JP10360104 A JP 10360104A JP 36010498 A JP36010498 A JP 36010498A JP 2000175930 A JP2000175930 A JP 2000175930A
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catheter
puncture
suction
needle
puncture needle
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Toshikazu Tanaka
俊積 田中
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Fujinon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテーテルの内部に穿刺針を出没可能に設け
ると共に、先端が自由状態でループ部を有し、遠隔操作
によりカテーテルの先端から出没可能な抱持部材を挿通
させて設けることによって、不安定な状態にある穿刺箇
所を安定的に保持した上で、容易かつ迅速に、しかも確
実に穿刺針を刺入できるようにする。 【解決手段】 基端部に操作ユニット22を接続した穿
刺処置具20の挿入部21はカテーテル23内に穿刺部
材24が挿通され、穿刺針26の通路27内に吸引用ピ
ストン28が挿通されており、さらにカテーテル23内
には先端から所定の長さ分がループ部33aとなった抱
持ワイヤ33が挿通される。抱持ワイヤ33の先端部分
をカテーテル23から突出させて、ループ部33aを拡
開させて腫瘍Cを囲繞させて、腫瘍Cをカテーテル23
の先端面に押し当てることにより腫瘍Cを固定でき、吸
引用ピストン28を穿刺針26から突出している状態で
カテーテル23から押し出すようにして腫瘍Cに刺入さ
せる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡の処置具挿通
通路等を介して体腔内等に挿入して、病変部における体
内組織の吸引その他の処置を行うために用いられる穿刺
処置具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体腔内に挿入して検査や診断を行うため
の装置として、内視鏡や超音波検査装置があり、また内
視鏡観察機構と超音波検査機構とを備えた超音波内視鏡
も近年広く用いられるようになってきている。内視鏡観
察機構や超音波検査機構により体腔内の検査や診断を行
っている際に、病変部等が発見されると、その組織をサ
ンプリングしたり、また病変組織を除去する等の処置を
施すために、所定の処置具が用いられる。ここで、体内
組織を吸引するためには、処置具の先端を体腔内壁から
体内に刺入する必要があり、このために穿刺処置具が用
いられる。この種の穿刺処置具は、内視鏡や超音波内視
鏡等に設けた処置具挿通通路内に挿通されて、体腔内の
所定の位置にまで導かれるのが一般的である。
【0003】そこで、前述した穿刺処置具を超音波内視
鏡に挿通させて、体内組織の吸引処置を行っている状態
を図10に示す。同図から明らかなように、超音波内視
鏡の挿入部1の先端部分は硬質の部材からなる先端部本
体1aとなっており、この先端部本体1aの最先端位置
には電子超音波走査を行う超音波トランスデューサ2が
設けられ、またこの超音波トランスデューサ2の基端側
の位置に観察窓3が設けられている。さらに、図示は省
略するが、体腔内を照明する照明窓も観察窓3の左右両
側の位置に装着され、これら観察窓3と照明窓とにより
内視鏡観察機構が構成される。そして、超音波トランス
デューサ2と観察窓3との間の位置には、処置具を導出
するための処置具挿通通路4が形成されており、穿刺処
置具10が挿通されるようになっている。
【0004】穿刺処置具10は図11に示したように構
成される。即ち、同図から明らかなように、穿刺処置具
10は可撓性を有するカテーテル11を有し、このカテ
ーテル11の基端部には硬質筒状の操作本体部12が連
設されている。また、カテーテル11内には穿刺針13
が挿通されており、穿刺針13にはワイヤ(図示せず)
が連結されており、このワイヤの端部は操作本体部12
に連設した吸引操作部14に連結されている。穿刺針1
3をカテーテル11の先端から突出させた状態で、体内
に刺入して吸引操作部14でこの穿刺針13を引き込む
ように操作することによって、カテーテル11の先端部
分に負圧吸引力を作用させ、この負圧吸引力により体内
組織等をカテーテル11内に吸引保持させる。そして、
穿刺針13をカテーテル11の先端から突出させた位置
と、カテーテル11内に引き込んだ位置とに位置決めす
るために、操作本体部12の周胴部には穿刺針13と連
動して動く係合ピン15をガイドするガイド溝16が形
成されており、このガイド溝16の両端にストッパ部1
6a,16bが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、体内組織等
の吸引を行う必要のある体腔内壁としては、平面状の部
位や多少盛り上がった部位等もあるが、さらに、例えば
図12に示したように、概略球形に膨出し、かつその根
元部分が極端に括れている腫瘍Cに対する吸引処置を行
う場合もある。この腫瘍Cに前述した穿刺処置具10を
刺入する際には、この穿刺処置具10の先端部分を腫瘍
Cの膨出部分に刺入させるが、体腔内壁から膨出してい
る腫瘍Cは極めて不安定なものであり、先端を押し当て
ても、この腫瘍Cはこの押圧力で同図に仮想線で示した
ように、前方または左右の方向に逃げるように移動して
しまい、腫瘍Cに有効に刺入するのが極めて困難になる
等といった問題点がある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、不安定な状態にある
穿刺箇所を安定的に保持した上で、容易かつ迅速に、し
かも確実に穿刺針を刺入できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、カテーテルの内部に穿刺針を出没可
能に設けた穿刺処置具であって、前記カテーテル内に
は、さらに先端が自由状態でループ部となる抱持部材を
挿通させて設け、この抱持部材は遠隔操作によって、こ
のカテーテルの先端から出没可能な構成としたことをそ
の特徴とするものである。
【0008】そして、穿刺処置具の具体的な構成として
は、例えばカテーテル内の先端側に、内部に挿通路を有
する穿刺針を可撓性チューブに接続した穿刺部材と、こ
の穿刺針内に挿入され、操作ワイヤにより押し引きされ
る吸引用ピストンとが装着され、またカテーテルの基端
部には、吸引本体部と吸引用ピストンとを同時に押し引
き操作する穿刺操作部と、吸引用ピストンを穿刺針内で
引き込み操作する吸引操作部と、抱持部材を押し引きす
る抱持操作部とを設ける構成とすることができる。そし
て、吸引用ピストンの先端部分に鋭利な尖端部を形成す
ると、この吸引用ピストンを直接体内に刺入することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1に穿
刺処置具の外観を示し、また図2にはその拡大断面を示
す。
【0010】図中において、穿刺処置具20はそのほぼ
全体が軟性構造となった挿入部21の基端部に操作ユニ
ット22を接続したものから構成される。挿入部21
は、その外周側から可撓性を有するチューブ材で構成し
たカテーテル23を有し、このカテーテル23内には穿
刺部材24が挿通されている。穿刺部材24は、可撓性
チューブ25の先端に金属や硬質プラスチック等からな
る硬質の穿刺針26を連設したものであり、穿刺針26
の先端部は斜めに切断されて、鋭利な針先26aとなっ
ている。また、穿刺部材24には、その可撓性チューブ
25から穿刺針26に至るまで所定の内径を有する通路
27が形成されている。そして、穿刺針26における通
路27内には先端が尖った尖端部28aとなった硬質ロ
ッドからなる吸引用ピストン28が挿通されており、こ
の吸引用ピストン28には引き込み用のワイヤ29の先
端が接続されている。
【0011】次に、操作ユニット22としては、カテー
テル23の基端部に接続した硬質パイプ状の部材からな
る操作本体部30を有し、この操作本体部30内には、
穿刺部材24を構成する可撓性チューブ25の基端部が
接続されたスライド部材31が挿入されている。スライ
ド部材31は、操作本体部30内に摺動可能に挿入した
筒体部31aを有し、この筒体部31aの基端部は操作
本体部30から所定長さ突出して、その端部に大径のフ
ランジ部31bが連設され、さらに吸引操作接続部31
cが連設されている。そして、このフランジ部31bを
押し引き操作することによりスライド部材31は操作本
体部30内で所定のストロークだけ摺動するようになっ
ている。また、スライド部材31には通路が軸線方向に
貫通する状態に形成されており、吸引用ピストン28に
連設したワイヤ29はこのスライド部材31を貫通する
ように延在されている。
【0012】スライド部材31には、その吸引操作接続
部31cに吸引操作部材32に連結されるようになって
おり、この吸引操作部32によりワイヤ29を引き込む
ことができるようになっている。吸引操作部材32は、
スライド部材31の吸引操作接続部31cに、例えばル
アーロック等の機構で連結されるガイド筒32a内に引
き込み用駒32bを摺動可能に装着したものからなり、
ワイヤ29の端部はこの引き込み用駒32bの先端部に
連結されている。さらに、引き込み用駒32bの端部に
は操作用フランジ部32cが形成されている。従って、
引き込み用駒32bをガイド筒32aから引き出す方向
に操作することによって、吸引用ピストン28は穿刺針
26内に引き込まれるようになる。
【0013】カテーテル23内には、さらに抱持部材と
しての抱持ワイヤ33が挿通されている。この抱持ワイ
ヤ33は、先端から所定の長さ分がループ部33aとな
り、このループ部33aは拡開する方向に癖付けされて
おり、外力を加えると扁平化できるようになったもので
ある。抱持ワイヤ33は穿刺部材24等と共にカテーテ
ル23内に挿通されており、その基端部は、操作本体部
30の途中位置から斜め方向に延在させたワイヤガイド
筒34内に導入され、このワイヤガイド筒34に摺動可
能に挿入した操作杆35に連結されている。また、操作
杆35の端部にはリング状の指掛け部35aが連設され
ている。従って、この抱持ワイヤ33は、前述した穿刺
針26及びピストン28とは独立にカテーテル23から
出没できるようになっている。
【0014】以上の構成を有する穿刺処置具20は、図
2に示した状態から、操作杆35を図3に矢印で示した
ように、ワイヤガイド筒34内に押し込むように操作す
ることによって、抱持ワイヤ33の先端部分をカテーテ
ル23から所定の長さだけ突出させることができる。そ
して、この状態では、抱持ワイヤ33のループ部33a
が拡開することになる。
【0015】次に、図4に矢印で示したように、スライ
ド部材31を操作本体部30内に押し込むように操作す
ると、穿刺部材24がカテーテル23から突出すること
になる。ここで、引き込み用駒32を操作しなければ、
このスライド部材31の押し込みにより吸引用ピストン
26も穿刺部材24と所定の位置関係、つまり吸引用ピ
ストン26の尖端部28aが穿刺鉢26から所定長さ突
出した状態でカテーテル23の軸線方向に移動すること
になる。従って、スライド部材31の操作により穿刺部
材24及び吸引用ピストン26を一体として動かすこと
ができるようになっており、しかもカテーテル23内に
引き込んだ退避位置(図2の位置)と、所定量突出した
作動位置(図4の位置)との間で位置決めできるように
なっている。この位置決め機構としては、操作本体部3
0の周胴部には軸線方向に向けて穿設した長孔からなる
ガイド溝36を有する。ガイド溝36は前述した退避位
置と作動位置との間のストローク分に相当する長さを有
し、両端は90°曲げたストッパ部36a,36bとな
っている。そして、スライド部材31にはこのガイド溝
36にガイドされる係合ピン37が突設されており、従
って係合ピン37がストッパ部36a内に係合する状態
では、穿刺部材24はカテーテル23内に引き込まれた
退避位置となり、係合ピン37がストッパ部36bに係
合する状態では、穿刺部材24は作動位置まで突出した
状態となる。
【0016】また、図5に矢印で示したように、吸引操
作部材32を構成する引き込み用駒32bをガイド筒3
2aから引き出す方向に作動させることによって、吸引
用ピストン28は穿刺部材24に対して、その尖端部2
8aの部位が穿刺針26から所定長さ突出する突出位置
から、穿刺針26の内奥にまで引き込んだ引き込み位置
とに変位することになる。このように、吸引用ピストン
28を穿刺針26内に引き込むと、穿刺針26の先端部
分に空所が生じるようになり、穿刺針26の先端が体内
組織等で閉塞されていると、この空所が負圧となって、
体内組織を吸引できるようになる。このために、吸引用
ピストン28は穿刺針26の内面に対して実質的に隙間
がない状態に保持される。
【0017】以上のように、吸引操作部材32の操作に
より吸引用ピストン28は突出位置と引き込み位置とに
変位するが、これら2つの位置に位置決めできるように
構成されている。この位置決め機構としては、ガイド筒
32aに設けたクリックボール38と、引き込み用駒3
2bの外周面に円環状に形成した前後一対のクリック溝
39a,39bとで構成される。従って、引き込み用駒
32bのクリック溝39aにクリックボール38が係合
する位置が吸引用ピストン28の突出位置であり、また
凹溝39bにクリックボール38が係合する位置が吸引
用ピストン28の引き込み位置となる。
【0018】以上のように構成される穿刺処置具20
は、例えば、前述した従来技術で説明したと同様、超音
波内視鏡の挿入部1に設けた処置具挿通通路4を介して
被験者の体内に挿入し、体腔内における検査を行うべき
部位に刺入して、体内組織をサンプリングしたり、病変
部を吸引除去したりするために用いられる。病変部が体
腔内壁のうちの平面乃至平面に近い状態や、多少膨らみ
があったとしても、操作ユニット22を構成するスライ
ド部材31を操作することによって、容易に吸引用ピス
トン28の尖端部28aを刺入して、穿刺針26の針先
26aまで体内に刺し込むことができる。この刺入操作
と並行して吸引操作部材32を操作して、吸引用ピスト
ン28を穿刺針26内に引き込むように操作すると、体
内組織を穿刺針26の内部に吸引して取り出すことがで
きる。
【0019】ところで、病変部が、図6にCで示したよ
うに、球形に膨出した腫瘍であり、かつ体腔壁からの突
出部分が大きく括れている状態のものに前述した穿刺処
置具20を用いて体内組織等の吸引を行うには、吸引用
ピストン28及び穿刺針26をカテーテル23から突出
させただけでは、この腫瘍Cに対して実質的に穿刺でき
ない場合がある。
【0020】そこで、図6にあるように、抱持ワイヤ3
3をカテーテル23から突出させて、ループ部33aを
拡開させて、腫瘍Cを囲繞するように操作する。この抱
持ワイヤ33を突出させる操作は図2の状態から図3の
状態に移行すれば良い。そして、カテーテル23から突
出してループ部33aが拡開した抱持ワイヤ33のルー
プ部33aを腫瘍Cに引っ掛けるようにする。これと共
に、腫瘍Cをカテーテル23の先端面に押し当てるよう
に、抱持ワイヤ33を所定長さだけカテーテル23内に
引き込むと、腫瘍Cはみだりに動かないように固定でき
る。
【0021】そこで、吸引用ピストン28を穿刺針26
から突出する位置関係を保ちながら、カテーテル23の
先端から押し出すようにすると、つまり図4の状態に変
位させると、図7に示したように、吸引用ピストン28
から腫瘍C内に刺入され、穿刺針26の針先26aの部
位まで刺し込まれることになる。なお、この時に、抱持
ワイヤ33を引き込むように操作すると、さらに刺入操
作が円滑かつ確実に行うことができる。
【0022】そして、吸引操作部材32を操作して、吸
引用ピストン28を穿刺針26に引き込むように操作す
ると共に、さらに穿刺針26を押し込むように操作す
る。つまり、スライド部材31を押し込みながら、吸引
操作部材の引き込み用駒32bを引き込むように操作す
る。これによって、腫瘍Cにおける体内組織が穿刺針2
6内に引き込まれる。クリック溝39bがクリックボー
ル38が係合する位置まで引き込み用駒32bをガイド
筒32aから引き出すと、その位置で引き込み用駒32
bが位置決めされて、安定的に保持される。そこで、操
作杆35を押動して、把持ワイヤ33を押し出すように
操作することによって、腫瘍Cに対する把持ワイヤ33
の係合を解除するようになし、さらに図8に示したよう
に、穿刺針26及び操作ワイヤ33をカテーテル23内
に引き込むようにする。そして、穿刺処置具20を処置
具挿通路4から引き出すようにすれば、体内組織を外部
に取り出すことができる。
【0023】以上のように、穿刺処置具20は、根元部
が極端に括れる等、安定性が極めて悪い腫瘍等に穿刺し
て、体内組織等の吸引を行う上で、抱持ワイヤ33によ
りこの腫瘍等を抱持することにより固定できるようにな
っているから、この種の処置を円滑かつ確実に、しかも
迅速に行えるようになる。ここで、穿刺処置具20にお
ける穿刺部材24の穿刺針26の先端は鋭利な針先26
aとなっているので、吸引用ピストン28の先端部分に
は必ずしも尖端部28aを形成しなくても、体内に刺入
は可能である。また、穿刺針26から可撓性チューブ2
5に至る通路が設けられていることから、図9に示した
ように、スライド部材31における吸引操作接続部31
cに注射筒40を装着すれば、薬液等の注入を行うため
の器具として使用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、カテー
テルの内部に穿刺針を出没可能に設けると共に、先端が
自由状態でループ部となる抱持部材を挿通させて設け、
この抱持部材は遠隔操作によって、このカテーテルの先
端から出没可能な構成としたので、不安定な状態にある
穿刺箇所を安定的に保持した上で、容易かつ迅速に、し
かも確実に穿刺針を刺入できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す穿刺処置具の全体
構成図である。
【図2】図1の拡大断面図である。
【図3】抱持ワイヤをカテーテルから突出させた状態に
して示す図2と同様の断面図である。
【図4】穿刺部材をカテーテルから突出させた状態にし
て示す図2と同様の断面図である。
【図5】突出した穿刺部材に対して吸引用ピストンを引
き込んだ状態の図2と同様の断面図である。
【図6】穿刺処置具により腫瘍を固定する動作時を示す
作動説明図である。
【図7】穿刺処置具における穿刺作業時を示す作動説明
図である。
【図8】穿刺処置具における吸引作業時を示す作動説明
図である。
【図9】穿刺処置具を用いて薬液の注入を行うように構
成した操作ユニットの断面図である。
【図10】従来技術の穿刺処置具を超音波内視鏡をガイ
ドとして体内に刺入する状態を示す構成説明図である。
【図11】従来技術による穿刺処置具の外観図である。
【図12】従来技術による穿刺処置具を腫瘍に穿刺しよ
うとする状態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
20 穿刺処置具 21 挿入部 22 操作ユニット 23 カテー
テル 25 可撓性チューブ 26 穿刺針 28 吸引用ピストン 29 ワイヤ 30 操作本体部 31 スライ
ド部材 32 吸引操作部材 32a ガイ
ド筒 32b 引き込み用駒 33 抱持ワ
イヤ 33a ループ部 34 ワイヤ
ガイド筒 35 操作杆

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルの内部に穿刺針を出没可能に
    設けた穿刺処置具において、前記カテーテル内には、さ
    らに先端が自由状態でループ部となる抱持部材を挿通さ
    せて設け、この抱持部材は遠隔操作によって、このカテ
    ーテルの先端から出没可能な構成としたことを特徴とす
    る穿刺処置具。
  2. 【請求項2】 前記カテーテル内の先端側には、内部に
    挿通路を有する穿刺針を可撓性チューブに接続した穿刺
    部材と、この穿刺針内に挿入され、操作ワイヤにより押
    し引きされる吸引用ピストンとが装着され、また前記カ
    テーテルの基端部には、吸引本体部と吸引用ピストンと
    を同時に押し引き操作する穿刺操作部と、前記吸引用ピ
    ストンを前記穿刺針内で引き込み操作する吸引操作部
    と、前記抱持部材を押し引きする抱持操作部とを設ける
    構成としたことを特徴とする請求項1記載の穿刺処置
    具。
  3. 【請求項3】 前記吸引用ピストンの先端部分に鋭利な
    尖端部を形成する構成としたことを特徴とする請求項2
    記載の穿刺処置具。
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