JP2006187471A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で、性能及び使い勝手に優れ、且つ使い捨てに対応した内視鏡用処置具を提供すること。
【解決手段】穿刺針4の操作ハンドル部42には、ハンドル本体46と、細長な長孔47bを有する挿入部長調整部材47aと、ツマミ部52a及び長孔47b内に配置されるネジ部52bを有する固定ネジ52とで構成され、固定ネジ52の締め付け状態を変化させることによって、ハンドル本体46に対して挿入部長調整部材47aが摺動可能な状態と一体固定された状態とに変化させて、処置具挿入部41の長さ調整を行う挿入部長調整機構部47が設けられている。操作ハンドル部42を構成する各部を樹脂部材で形成する構成において、固定ネジ52を締め付けて挿入部長調整部材47aとハンドル本体46とを一体固定状態にしたとき、面部52cが長孔47b近傍に食い込むことにより、一体固定状態が確実に保持される。
【選択図】図4

Description

本発明は、処置具操作ハンドル部から延出する挿入部が内視鏡のチャンネルを介して体腔内に導入される内視鏡用処置具に関する。
近年、超音波内視鏡に設けられた処置具挿通用チャンネルを介して体腔内に内視鏡用処置具の1つである超音波用穿刺針を導入し、超音波内視鏡による超音波断層像観察下において超音波用穿刺針を構成する針管を観察目的部に穿刺して採取した生体組織によって病理確定診断が行われている。
このような診断で使用される内視鏡用処置具として、例えば特開2001−275947号公報には穿刺スイッチを使用者の所望する位置にしてハンドル部を内視鏡の鉗子チャンネル入口に確実に固定することの可能な内視鏡用穿刺針操作器具が示されている。この内視鏡用穿刺針操作器具は、洗浄消毒して再使用される金属製のハンドル部と、手技毎に廃棄される穿刺針とで構成されていた。
このため、超音波検査を行う際には、一般に、ハンドル部と穿刺針とを予め一体に組み付けた状態で準備されるのではなく、洗浄済みのハンドル部と滅菌袋に梱包された穿刺針とが準備される。そして、検査中に術者が穿刺を行う必要が生じたと判断したとき、検査室内の医療従事者によってハンドル部と穿刺針とを一体に組み付けた後、生体組織の採種が行われていた。したがって、術者が穿刺を必要と判断したとき、直ちに穿刺を行うことができないという不具合が生じる。
この不具合を解消するため、滅菌袋から取り出すことによって、組み付け作業を行うことなく直ちに生体組織の採取を行える使い捨ての内視鏡用処置具が望まれている。この使い捨ての内視鏡用処置具を構成する場合、コスト低減を図る目的で、金属部材で形成されている部品を樹脂部材で形成する必要がある。
しかしながら、内視鏡用処置具には処置具操作部から延出する挿入部の延出長を調整するため、処置具操作部に挿入部長を調整するための機構部として挿入部長調整部を設けたものがある。挿入部長調整部は、延出長を変化させる処置具挿入部長調整部材と、この処置具挿入部長調整部材を締結した状態と長さ調整可能な状態とに切替可能で、処置具挿入部長調整部材の摺動位置の固定を行うねじ部材とで構成するのが一般的である。そして、ねじ部材については、処置具挿入部長調整部材を確実に所定位置に固定保持することができるように、十分な締結強度を得られる金属製のものを使用していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、安価で、性能及び使い勝手に優れ、且つ使い捨てに対応した内視鏡用処置具を提供することを目的にしている。
本発明の内視鏡用処置具は、内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルを介して体腔内へ導入可能な処置具挿入部と、この処置具挿入部の基端側に配設されて前記内視鏡の操作部に取り付け可能な処置具操作ハンドル部とを具備し、
前記処置具操作ハンドル部に、該処置具操作ハンドル部を構成する本体部材と、この本体部材に対して摺動自在な処置具挿入部長調整部材と、前記本体部材と前記処置具挿入部長調整部材とを固定するための固定ネジとで構成され、
前記固定ネジの締め付け状態を変化させることによって前記本体部材に対して前記処置具挿入部長調整部材が摺動可能な状態と一体固定された状態とに変化させて、前記処置具挿入部の長さ調整を行う処置具挿入部長調整機構部を設けた内視鏡用処置具であって、前記処置具操作ハンドル部を構成する各部を樹脂部材で形成し、
前記処置具挿入部長調整部材又は前記固定ネジの少なくとも一方は、該固定ネジを締め付けて、かつ前記固定ネジを食い込ませて前記処置具挿入部長調整部材と前記本体部材とを一体固定状態にするとき、この一体固定状態を保持する固定状態保持手段を有している。
この構成によれば、処置具操作ハンドル部の各部が樹脂部材で構成されることにより穿刺針が安価に提供される。加えて、固定ネジを締め付け食い込ませることにより、処置具挿入部長調整部材と本体部材とを一体固定状態にしたとき、固定状態保持手段によって、その一体固定状態が確実且つ安定して保持される。
本発明によれば、安価で、性能及び使い勝手に優れ、且つ使い捨てに対応した内視鏡用処置具を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図8は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡装置の構成例を説明する図、図2は鉗子栓の構成を説明する図、図3は超音波用穿刺針の構成を説明する図、図4は図3のA−A線断面図、図5は穿刺針の針管を観察目的部位に穿刺した状態を示す図、図6は固定ネジ及び太径部の他の構成例を説明する図、図7は固定ネジの別の構成例を説明する図、図8は歯付座金を配設した構成例を説明する図である。
図1に示すように本実施形態の内視鏡装置1は、例えば超音波内視鏡2と、内視鏡用鉗子栓(以下、鉗子栓と略記する)3と、内視鏡用処置具である例えば超音波用穿刺針(以下、穿刺針と略記する)4とで主に構成されている。
超音波内視鏡2は、体腔内に挿入される細長の挿入部2aと、この挿入部2aの基端に設けられた操作部2bと、この操作部2bの側部から延出するユニバーサルコード2cとで主に構成されている。ユニバーサルコード2cの基端部には、図示しない光源装置に接続される、内視鏡コネクタが設けられている。この内視鏡コネクタからは、図示しない超音波観測装置に接続される、超音波ケーブルが延出している。
挿入部2aは、先端側から順に先端硬質部21、湾曲部22、可撓管部23を連設して構成されている。先端硬質部21の先端には例えば超音波を送受する複数の圧電素子を配列したコンベックス型の超音波振動子を備えた超音波振動子部24が配設されている。
操作部2bには湾曲部22を所望の方向に湾曲動作させるためのアングルノブ25と、送気及び送水操作を行うための送気・送水ボタン26a、吸引操作を行うための吸引ボタン26b、穿刺針4等の内視鏡用処置具を体腔内に導入するための処置具挿通口27が設けられている。符号28は口金部であり、この口金部28に鉗子栓3が取り付けられるようになっている。
処置具挿通口27は、挿入部2a内に設けられている図示しない処置具挿通用チャンネルに連通する開口部である。この処置具挿通口27及び処置具挿通用チャンネルを介して挿通される処置具は先端硬質部21に形成されている図示しない開口である鉗子出口から突出される。また、処置具挿通用チャンネルの基端側には図示しない分岐部があり、一方が前述の処置具挿通口27へ、他方が図示しない吸引管路へ連通している。
図2を参照して鉗子栓3の構成を説明する。
図2に示すように鉗子栓3は、略筒状の外殻部材である鉗子栓外装部材(以下、外装部材と略記する)3aと、略管状の第1弾性弁部材である気密閉塞部材3bと、第2弾性弁部材である処置具密着部材3cとで構成されている。外装部材3aは、弾性を有する樹脂部材で形成されている。気密閉塞部材3b及び処置具密着部材3cは合成ゴムや弾性を有する樹脂部材等の弾性部材で形成されており、外装部材3aの内部空間(後述する符号34)内にそれぞれ配置される。
外装部材3aには、穿刺針4の後述する処置具操作ハンドル部(図1の符号42、以下ハンドル部と略記する)に設けられている着脱機構部50が着脱自在に取り付け可能な処置具操作ハンドル部係止部(以下ハンドル部係止部と略記する)30と、超音波内視鏡2の処置具挿通口27に設けられている口金部28に配置される口金保持部31とが設けられている。
ハンドル部係止部30は、上部側で外周側部に突出したフランジ部として構成されたハンドル部係止部(以下、処置具係止部と略記する)32と、この処置具係止部32に取り付けられる操作ハンドル部42の先端面が当接配置される鍔部33とを有して構成されている。外装部材3aの処置具係止部32を有する上面の略中央には内部空間部34に連通する処置具挿入用貫通孔(以下、貫通孔と略記する)35が形成されている。
内部空間部34は、気密閉塞部材3b及び処置具密着部材3cが主に配設される弁部材配置空間34aと、口金部28が主に配置される口金配置空間34bとで構成されている。口金配置空間34bの内周面所定位置には凸部36が形成されている。この凸部36は口金部28の段部28aに所定の弾性力で当接して鉗子栓3が口金部28から脱落することを防止するとともに、処置具密着部材3cが外装部材3aから脱落することを防止している。
気密閉塞部材3bにはOリング状部37aと、連通部となるスリット37bを有する閉塞部37cと、嵌合部を構成する凸部37dとが設けられている。Oリング状部37aの内径寸法は、穿刺針4の後述する処置具操作部支持パイプ部材(符号51参照、以下操作部支持パイプと略記する)の外径寸法より小径に形成してある。スリット37bは閉塞部37cの略中央部に、例えば操作部支持パイプ51が挿通するように形成されている。
処置具密着部材3cは例えば弁部材配置空間34a側に配設される細径部と口金配置空間34b側に配設される太径部とで構成されている。処置具密着部材3cには例えば操作部支持パイプ51が挿通する小孔38aを有する仕切部38bと、嵌合部を構成する凹部38cとが設けられている。小孔38aの内径寸法は、穿刺針4の後述するシース(図3の符号43)の外径寸法より小径に形成してある。仕切部38bには穿刺針4の後述するシース(符号43)を小孔38aにスムースに導くための、例えば曲面で構成した、案内面部38dが設けられている。
気密閉塞部材3b及び処置具密着部材3cを弁部材配置空間34a内に配設した状態のとき、気密閉塞部材3bに設けられている凸部37dに対して、処置具密着部材3cに設けられている凹部38cが外嵌配置される。このことによって、気密閉塞部材3bと処置具密着部材3cとが確実に位置決め固定される。このため、シースや操作部支持パイプ51がスリット37bに挿通されてスリット37bが開状態にされた場合に、気密閉塞部材3bと処置具密着部材3cとが位置ずれすることが防止される。
また、気密閉塞部材3b及び処置具密着部材3cを弁部材配置空間34a内に配設した状態のとき、気密閉塞部材3bに設けられているスリット37bは気密閉塞部材3bの有する弾性力によって密着した状態になって閉塞が保持される。
なお、鉗子栓3の口金保持部31の例えば下部外周側部には、この側部より所定量突出した破断用ツマミ部39が設けられている。この破断用ツマミ部39の両側部には下部から鍔部33に至る図示しない切り込み溝が形成されている。鉗子栓3が口金部28に圧入配置されている状態において、破断用ツマミ部39を把持し、この破断用ツマミ部39を鍔部33方向に引き上げていくことによって、口金保持部31の一部が切り込み溝に沿って破断される。このことによって、鉗子栓3の取り外しを容易に行えるとともに、取り外された鉗子栓3の再使用が確実に防止される。
図1及び図3を参照して穿刺針4の構成を説明する。
図1及び図3に示すように穿刺針4は、超音波内視鏡2の処置具挿通用チャンネルに挿入される処置具挿入部41と、この処置具挿入部41の基端部に配置された把持部を兼ねる操作ハンドル部42とで主に構成されている。
処置具挿入部41は、外装を構成するシース43と、このシース43内に摺動自在に配置される針管44と、針管44内に摺動自在に配置されるスタイレット45とを備えて構成されている。シース43は処置具挿入部41の外装を構成する。針管44は生体組織に穿刺されて病変組織等の採取を行うものである。スタイレット45は針管44を穿刺する途中で目的部位以外の体組織が針管内に侵入することを防止するため、或いは採取した病変組織等を針管内から押し出すとき等に使用される。
シース43は、コスト低減が可能な例えばポリエーテルサルホンやPTFEなどの樹脂部材で形成される。針管44は細長で薄肉の例えばステンレスパイプで形成され、先端部は生体組織への穿刺性を考慮した形状に形成される。スタイレット45は、細長な例えばステンレス棒状部材又はニッケルチタン合金製棒状部材で形成され、先端部は採取した病変組織等の押し出しを考慮した形状に形成される。
一方、前記操作ハンドル部42は本体部材であるハンドル本体46に設けられる処置具挿入部長調整機構部(以下挿入部長調整機構部と略記する)47と、穿刺用摺動部48と、スタイレット操作部49とで主に構成されている。
前記ハンドル本体46は例えばABS樹脂で形成された摺動部であり、太径部46aと細径部46bとを設けて構成されている。ハンドル本体46の太径部46aには挿入部長調整部47を構成する処置具挿入部長調整部材(以下、挿入部長調整部材)47aが摺動自在に配置され、細径部46bには穿刺用摺動部48のスライダ本体55を構成する摺動部本体55a、先端部形成部材55c及びストッパ部56を構成するストッパ本体56aが摺動自在に配置される。
挿入部長調整部材47aの先端部には、超音波内視鏡2の操作部2bに設けられている口金部28又は、この口金部28に取り付けられた鉗子栓3のハンドル部係止部30に取り付け可能な、着脱性を考慮した着脱機構部50が設けられている。
着脱機構部50は、樹脂製で図示しない係合孔と係合解除孔とを備えた細長なスライド部材50aと、このスライド部材50aが操作ハンドル部42の長手軸方向に対して直交する方向に移動自在となるように保持する樹脂製の保持部材50bとで構成されている。保持部材50bはスライド部材50aを保持した状態で接着又はネジ50cによって挿入部長調整部材47aに一体的に配設されるようになっている。
また、挿入部長調整部材47aの先端面からは口金部28の開口を介してチャンネル(図2の符号27a参照)内に挿通配置される例えばステンレスパイプ製の操作部支持パイプ51が突設している。操作部支持パイプ51の基端部は、挿入部長調整部材47aの先端部に配設された支持パイプ取り付け部材(不図示)に例えば接着によって一体的に固定されている。操作部支持パイプ51の内孔には処置具挿入部41を構成するシース43が挿通している。
さらに、図3及び図4に示すように挿入部長調整部材47aには長手軸方向に細長な長孔47bが形成されている。この長孔47bにはツマミ部52aを有する固定ネジ52のネジ部52bが配置されている。固定ネジ52のネジ部52bは太径部46aの雌ネジ部(図4の符号46d参照)に螺合して連結されている。なお、ツマミ部52aの径寸法はネジ部52bの径寸法より太径である。
つまり、固定ネジ52を締結方向に回転させていくことによって、ツマミ部52aの面部52cが挿入部長調整部材47aの外周面の一部に当接する。すると、固定ネジ52の締め付け力が挿入部長調整部材47aに対して伝達され、その後、この挿入部長調整部材47aから太径部46aに対して、挿入部長調整部材47aと太径部46aとを一体的に固定させる固定力が働く。これに対して、固定ネジ52が挿入部長調整部材47aに対して緩んだ状態であるときには、挿入部長調整部材47aは太径部46aに対して摺動移動可能な状態になる。
ここで、挿入部長調整部材47a及び固定ネジ52はともにコスト低減可能な樹脂部材で形成される。具体的に、挿入部長調整部47aは例えばABS樹脂で形成され、固定ネジ52はポリカーボネート樹脂で形成されている。このことによって、ポリカーボネート樹脂で形成された固定ネジ52の硬度が、ABS樹脂で形成された挿入部長調整部材47aの硬度より硬くなっている。
このため、固定ネジ52を締結方向に回動させて、固定ネジ52の締め付け力によって挿入部長調整部材47aと太径部46aとを一体に固定させるとき、固定ネジ52の硬度が挿入部長調整部材47aの硬度より硬いことによって、固定ネジ52の面部52cが挿入部長調整部材47aの接触面に食い込んだ状態になる。
このことによって、固定ネジ52が緩むことによって固定力が減少することが防止される、言い換えれば、固定ネジの締め付け状態が保持されて、挿入部長調整部材47aと太径部46aとが確実に密着して一体に固定した状態になる。つまり、固定ネジ52を形成するポリカーボネート樹脂と、挿入部長調整部材47aを形成するABS樹脂とが挿入部長調整部材47aと太径部46aとの一体固定状態を保持する固定保持手段になっている。
なお、挿入部長調整部材47aを形成する樹脂部材及び固定ネジ52を形成する樹脂部材はABS樹脂及びポリカーボネート樹脂に限定されるものではなく、固定ネジ52の硬度が挿入部長調整部材47aより硬くなるように、挿入部長調整部材47aを形成する第1樹脂部材と固定ネジ52を形成する第2樹脂部材とが選択的に設定される。
図1及び図3に示すようにハンドル本体46の細径部46bに配設されるスライダ本体55は、樹脂製の摺動部本体55aと、この摺動部本体55aの基端部に固設される例えば樹脂製の吸引用口金55bと、この摺動部本体55aの先端部に固設される、該摺動部本体55aを細径部46bに対して摺動自在に配置させるための、例えば樹脂製の先端部形成部材55cとで構成されている。なお、吸引用口金55bには針管44の基端部が固設される。
一方、ストッパ部56は、細径部46bに配設される例えばABS 樹脂製のストッパ本体56aと、このストッパ本体56aに螺合配置されるポリカーボネート樹脂製の締結用ネジ56bとで構成されている。ストッパ部56はスライダ本体55の摺動距離、言い換えれば針管44の突出距離の設定を行う。
ストッパ本体56aは、このストッパ本体56aを細径部46bの所望する位置に配置させた状態にして、締結用ネジ56bを締め付けていくことによって、細径部46bに一体的に固定された状態になってスライダ本体55の移動距離が設定されて、針管44のシース43先端面からの突出距離が決定される。この状態において、締結用ネジ56bの先端面が細径部46bに食い込んだ状態になって締結用ネジ56bが緩むことが防止される。
なお、符号46cは周溝である。周溝46cは、細径部46bの中途部に、長手軸方向に対して直交する方向に形成されている。周溝21aには図示しないCリング形状の移動規制部材が着脱自在に配設されるようになっている。
また、細径部46bの外周面所定位置には図示しない突起部が設けられている。この突起部は、先端部形成部材55cの先端面に当接して、スライダ本体55が細径部46bの後方側所定位置に配置されるように規制する。
スタイレット操作部49は例えば樹脂部材で形成されており、スタイレット45の基端部が一体的に固設されている。スタイレット操作部49をスライダ本体55の吸引用口金55bに当接させることによって、スタイレット45の先端が二点鎖線に示すように針管44の先端面より所定量突出するようにそれぞれの長さ寸法が設定されている。
本実施形態において穿刺針4は、滅菌消毒された状態で、図示しない滅菌袋内に収納されている。滅菌袋に収納された状態の穿刺針4の挿入部長調整部材47aは太径部46aの最基端側に移動された状態で固定ネジ52が締め付け状態になっている。つまり、シース43の延出長が最短状態になっている。また、周溝21aに予め移動規制部材を圧入配置させて穿刺用摺動部48の移動量を規制した状態にしている。
上述のように構成した内視鏡装置1の作用を説明する。
まず、図1の矢印に示すように医療従事者によって、鉗子栓3を口金部28に予め圧入配置しておく。このとき、鉗子栓3の口金配置空間34bに形成されている凸部36の弾性力によってこの鉗子栓3が脱落することなく口金部28に確実に固設される。また、この固設状態のとき、気密閉塞部材3bのスリット37bが弾性力によって密着した状態になる。このことにより、超音波内視鏡2の処置具挿通用チャンネル内は外部に対して閉塞された状態である。なお、穿刺針は滅菌袋に収納された状態で検査室に用意されている。
次に、術者は、内視鏡画像と超音波断層像とを図示しない表示装置の画面上に表示させて挿入部2aを目的観察近傍まで導入する。超音波断層像観察下において、術者が穿刺を行う必要があると判断したなら、医療従事者は滅菌袋に収納されている穿刺針4を取り出す。そして、穿刺針4の処置具挿入部41を構成するシース43を、鉗子栓3を構成する外装部材3aの貫通孔35、気密閉塞部材3bのOリング状部37a、スリット37b、処置具密着部材3cの小孔38a、口金部28の処置具開口27を介して処置具挿通用チャンネル内に挿通する。このとき、シース43は、スリット37b、小孔38aの弾性力に抗して、これらスリット37b及び小孔38aを通過して、チャンネル孔27a内に導かれる。
また、シース43がスリット37bを通過して小孔38aに導入される際、処置具密着部材3cの上部側にスリット37bに対向する曲面で構成された案内面部38dが設けられていることによって、シース43の先端が案内面部38dに当接した場合でも、シース43先端の挿入方向が曲面によって変化されて小孔38aにスムースに導かれる。そして、シース43がスリット37b及び小孔38aに挿通されたとき、スリット37b及び小孔38aの内周面がシース43の外周面に密着した状態になって、外部に対して閉塞された状態が保持される。
次いで、さらにシース43を超音波内視鏡2の先端側に導入していく。すると、操作ハンドル部42近傍に位置する操作部支持パイプ51が貫通孔35を通過し、その後、Oリング状部37aの付勢力、スリット37bの付勢力、小孔38aの付勢力に抗して、チャンネル孔27a内に配置される。
そして、この状態において、まず、操作ハンドル部42に設けられているスライド部材50aの係合解除孔を、ハンドル部係止部30を構成する処置具係止部32と鍔部33との間に配置させて、操作ハンドル部42の先端面を鍔部33に当接させる。
次いで、操作ハンドル部42の先端面を鍔部33に当接させた状態において、スライド部材50aを移動操作して、スライド部材50aに設けられている係合解除孔の代わりに係合孔を処置具係止部32と鍔部33との間にを配置させる。このことによって、穿刺針4の操作ハンドル部42が鉗子栓3を介して操作部2bに一体的に配設される。
ここで、術者はシース長の長さ調整を行う。すなわち、固定ネジ52を挿入部長調整部材47aに対して緩めた状態にして、挿入部長調整部材47aを太径部46aに対して摺動移動させて、シース43の長さ調整を行う。そして、シース長が所望の状態になったと判断したなら、固定ネジ52を締め付け状態にする。
このことによって、固定ネジ52の締め付け力によって挿入部長調整部材47aとハンドル本体46の太径部46aとが一体的に固定される。このとき、固定ネジ52の硬度が挿入部長調整部材47aの硬度より硬いことによって、固定ネジ52の面部52cが該挿入部長調整部材47aに食い込んだ状態になって、固定ネジ52の締め付け状態が保持されて、挿入部長調整部材47aの太径部46aに対する摺動位置が確実に、安定的に保持される。
次に、術者は、締結用ネジ56bを緩めた状態にしてストッパ本体56aを例えば移動規制部材に当接するまで移動させ、再び締結用ネジ56bを締結状態にする。このことによって、穿刺針4の針管44の突出距離が、この穿刺針4を使用するに当たって推奨されている針管突出距離に設定される。このとき、締結用ネジ56bの先端面が細径部46bに食い込んだ状態になって、締結用ネジ56bの締結状態が保持されて、ストッパ本体56aの細径部46bに対する位置が確実に、安定的に保持された状態になる。
そして、術者が穿刺を行う場合、まず、摺動部本体55aの先端部形成部材55cを先端側に移動させるため、所定の力量以上の負荷を摺動部本体55aにかける。すると、先端部形成部材55cが突起部の係止抵抗に抗して徐々に移動されて、突起部を通過する。このことによって、摺動部本体55aは突起部による規制が解除されて、細径部46bに対して摺動自在な状態になる。
この状態において、スライダ本体55を細径部46bに対して摺動移動させる。すると、スライダ本体55の先端面を構成する先端部形成部材55cが、ストッパ本体56aに当接した状態になる。このとき、図5に示すように針管44は、超音波内視鏡2に設けた図示しない処置具出口から穿刺針4を使用するに当たって推奨されている針管突出距離だけ突出されて、観察目的部位に対して理想の穿刺を行う。
この後、スタイレット操作部49を把持してスタイレット45を針管44から抜去し、吸引用口金55bに例えば図示しないシリンジを装着して吸引を行い、針管44の先端部に生体組織を取り込む。
そして、生体組織の取り込みを完了したなら、スライド部材50aを移動させて処置具係止部32と鍔部33との間に再び係合解除孔47cを配置させる。この状態で、穿刺針4の操作ハンドル部42を鉗子栓3から取り外し、その後、処置具挿入部41を処置具挿通用チャンネル内から抜去する。このとき、鉗子栓3は口金部28に圧入配置させたままの状態にしておく。
次いで、再びスタイレット45を針管44に挿通して、針管44内に取り込まれている生体組織を針管44内から押し出して生体組織の採取を行う。その後、穿刺針4の処置具挿通用チャンネル内への挿入及び抜去を繰り返し行って、複数箇所の生体組織の採取を行う。
なお、針管の突出距離を、推奨された突出距離より延長させる場合には、術者は、周溝21aから前記移動規制部材を取り外して移動規制状態を解除する。
このように、穿刺針の処置具操作ハンドル部を構成するハンドル本体、ストッパ本体、スライダ本体、着脱機構部及びスタイレット本体に加えて、挿入部長調整機構部を構成する挿入部長調整部材、固定ネジ及び締結用ネジを樹脂部材で形成することによって、安価な穿刺針を提供することができる。
また、挿入部長調整部材をABS樹脂部材で形成する一方、固定ネジをポリカーボネート樹脂で形成して、固定ネジの硬度を挿入部長調整部材の硬度より硬く設定することによって、固定ネジの締め付け状態が安定的に確実に保持されて、挿入部長調整部材の太径部に対する移動位置を確実に一体固定することができる。
なお、本実施形態においては、滅菌袋に収納された状態の穿刺針を検査室に用意して、この穿刺針を必要に応じて内視鏡の操作部に予め取り付けておいた鉗子栓に取り付けて生体組織の採取を行うとしているが、穿刺針を予め内視鏡の操作部に取り付けた状態にして超音波内視鏡の挿入部を体腔内の目的観察近傍まで導入し、その後、生体組織の採取を行うようにしても良い。
また、図6に示すように面部52cに、例えば同心円上に形成した固定状態保持手段として複数の凸部52dを設けて固定ネジ52Aを構成するようにしてもよい。このことによって、固定ネジ52Aを締め付けていった際、挿入部長調整部材47aへの凸部52dがより深く食い込むことによって、固定ネジ52Aの締め付け力量を固定ネジ52の力量に比べてより増大させることができる。したがって、挿入部長調整部材47aが太径部46aに対してより確実に一体的に固定される。
さらに、図7に示すように面部52cに形成した凸部52dの先端形状を鋭利な刃物形状52eにして固定ネジ52Bを構成するようにしてもよい。このことによって、固定ネジ52Bを締め付けていった際の挿入部長調整部材47aへの凸部52dの食い込みがより深く、強固になって、固定ネジ52Bの締め付け力量を固定ネジ52の力量に比べてより増大させることができる。
したがって、挿入部長調整部材47aが太径部46aに対してより確実に一体的に固定される。なお、凸部52dの先端形状を鋭利な刃物形状52eで形成した場合には、凸部52dを1つ設けるだけで、固定ネジ52Aと同様の作用効果を得られる。
又、図8に示すように固定ネジ52のネジ部52bに金属製の歯付座金57を挿通配置させて固定ネジ52による締め付け力量の増大を図るようにしてもよい。このことによって、部品点数及び組み立て工数が増大するが、固定ネジ52Bを締め付けていった際、面部52cによって歯付座金57が押圧されるにしたがって、この歯付座金57の刃部が挿入部長調整部材47aに食い込むことによって、挿入部長調整部材47aが太径部46aに対してより確実に一体的に固定される。
なお、図6及び図7に示すように固定ネジ51、51A、51Bに凸部52dを設ける構成及び図8に示すように歯付座金57を配設する構成においては、固定ネジ51、51A、51Bと挿入部長調整部材47aとを同じ樹脂部材で形成するようにしてもよい。
また、図6及び図7に示す構成においては、ネジ部52bに長孔47bの幅寸法より幅広なフランジ状凸部52fを設け、太径部46aにフランジ状凸部52fが配設される座ぐり部46eを設けている。
このことによって、滅菌袋に収納された状態の穿刺針4を輸送する際、輸送時に発生する振動等によって固定ネジ52A、52Bが締む方向に回転された場合に、フランジ状凸部52fが長孔47bの内周面側に当接して固定ネジ52A、52Bの挿入部長調整部材47aから脱落することを防止することができる。
なお、固定ネジ52の面部52cが長孔47b近傍に密着する構成において、前記フランジ状凸部52f及び座ぐり部46eを設ける構成を採用することによって、固定ネジ52が挿入部長調整部材47aから脱落することが防止されるので、固定ネジ52を太径部46aにやや緩めた状態で連結した状態で滅菌を行うことによって、滅菌時間の短縮を実現してコスト削減を図れる。
また、フランジ状凸部52fのネジ部先端面側に傾斜面を形成することによって、固定ネジ52のフランジ状凸部52fをスムースに長孔47bを通過させて座ぐり部46e内に配置することができる。加えて、フランジ状凸部52fのツマミ部52a側に例えば曲面を形成することによって、固定ネジ52の取り外しを比較的容易に行えるようになる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
1.内視鏡の処置具挿通口を気密に閉塞する内視鏡用鉗子栓において、
スリットを有する第1弾性弁部材と、
小孔を有する第2弾性弁部材と、
第1及び第2弾性弁部材を覆う外殻部材とを具備し、
第1弾性弁部材と第2弾性弁部材とが互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とする内視鏡用鉗子栓。
2.嵌合部は、前記第1弾性弁部材に設けられる凸部と、前記第2弾性弁部材に設けられて前記凸部に対して外嵌配置される凹部とで構成される付記1記載の内視鏡用鉗子栓。
3.外殻部材に内視鏡用処置具を構成する処置具操作ハンドル部が配設される係止部を設けた付記1又は付記2に記載の内視鏡用鉗子栓。
ところで、一般に、医療用として使用される内視鏡は、生体内に挿入される挿入部と、この挿入部の基端部に設けられた操作部とで主に構成されている。挿入部の内部に処置具挿通用チャンネルを設けた内視鏡では、この処置具挿通用チャンネルを介して生検鉗子などの処置具を体腔内に導入することによって診断や処置等を行うことができる。
挿入部内に設けられる処置具挿通用チャンネルの先端側は、挿入部の先端部に形成されているチャンネル開口に連通し、基端側はチャンネル分岐部を経て一方が操作部に設けられている処置具挿通口に連通し、他方が吸引管路に連通している。吸引管路は口金やチューブなどを介して吸引機へ接続される。
一般的に内視鏡検査では、体腔内の粘液など検査の支障となる液状物質を取り除くために吸引をかける必要があるが、このときに鉗子チャンネルの開口から空気が吸引される状態になってしまうと、チャンネル開口から目的の粘液などを吸引できなくなる。このため、鉗子チャンネル入口に鉗子栓を装着することによって、鉗子チャンネル開口からの空気漏れを防いで、目的の粘液などの吸引を行えるようにしている。
例えば、特開2001-275947号公報には内視鏡用穿刺針操作器具に設けられている穿刺スイッチを使用者の所望する位置にしてハンドル部を内視鏡の鉗子チャンネル入口に確実に固定することを可能にする内視鏡用穿刺針操作器具が示されている。
しかしながら、内視鏡用穿刺針操作器具においては、内視鏡用穿刺針操作器具を鉗子チャンネル入り口に取り付ける際、この鉗子チャンネル入口に取り付けられている鉗子栓をそのたびに、取り外さなくてはならない。したがって、内視鏡用穿刺針操作器具を鉗子チャンネル入り口に取り付ける際の作業が煩雑になるという不具合があった。
この不具合を解消するため、内視鏡用鉗子栓においては、処置具挿通口に内視鏡用鉗子栓を取り付けられた状態のとき処置具挿通口を略気密に閉塞するとともに、内視鏡用鉗子栓が処置具挿通口に取り付けられた状態において、処置具の導入が可能であるとともにこの処置具に設けられている処置具操作ハンドル部を内視鏡用鉗子栓の一部に着脱自在に取り付けることが可能で、かつ、処置具を導入させた状態においても略気密状態が保持される、処置具挿通口に対する脱着作業を不要にした内視鏡用鉗子栓が望まれている。
付記1乃至付記3に記載の構成によれば、処置具を鉗子チャンネルに挿通させるたびに、処置具挿通口から鉗子栓を脱着する作業を不要にして、術者の負担の軽減及び検査時間の短縮を図れる内視鏡用鉗子栓を実現できる。
また、処置具やシリンジ等を装着する作業を行ったとき、第1弾性弁部材と第2弾性弁部材との位置ずれが発生して、スリットが開いたままの状態になることを確実に防止して良好な閉塞状態を得られる内視鏡用鉗子栓を実現できる。
内視鏡装置の構成例を説明する図 鉗子栓の構成を説明する図 超音波用穿刺針の構成を説明する図 図3のA−A線断面図 穿刺針の針管を観察目的部位に穿刺した状態を示す図 固定ネジ及び太径部の他の構成例を説明する図 固定ネジの別の構成例を説明する図 歯付座金を配設した構成例を説明する図
符号の説明
4…超音波用穿刺針 42…処置具操作ハンドル部 46…ハンドル本体
47…処置具挿入部長調整機構部 47a…挿入部長調整部材 47b…長孔
50…着脱機構部 50a…スライド部材 50b…保持部材 52…固定ネジ
52a…ツマミ部 52b…ネジ部 52c…面部 55a…摺動部本体
55b…吸引用口金 55c…先端部形成部材 56a…ストッパ本体
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (5)

  1. 内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルを介して体腔内へ導入可能な処置具挿入部と、この処置具挿入部の基端側に配設されて前記内視鏡の操作部に取り付け可能な処置具操作ハンドル部とを具備し、
    前記処置具操作ハンドル部に、該処置具操作ハンドル部を構成する本体部材と、
    この本体部材に対して摺動自在な処置具挿入部長調整部材と、
    前記本体部材と前記処置具挿入部長調整部材とを固定するための固定ネジとで構成され、
    前記固定ネジの締め付け状態を変化させることによって前記本体部材に対して前記処置具挿入部長調整部材が摺動可能な状態と一体固定された状態とに変化させて、前記処置具挿入部の長さ調整を行う処置具挿入部長調整機構部を設けた内視鏡用処置具であって、
    前記処置具操作ハンドル部を構成する各部を樹脂部材で形成し、
    前記処置具挿入部長調整部材又は前記固定ネジの少なくとも一方は、該固定ネジを締め付けて、かつ前記固定ネジを食い込ませて前記処置具挿入部長調整部材と前記本体部材とを一体固定状態にするとき、この一体固定状態を保持する固定状態保持手段を有することを特徴とする内視鏡用処置具。
  2. 内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルを介して体腔内へ導入可能な処置具挿入部と、この処置具挿入部の基端側に配設されて前記内視鏡の操作部に取り付け可能な処置具操作ハンドル部とを具備し、
    前記処置具操作ハンドル部に、該処置具操作ハンドル部を構成する本体部材と、この本体部材に対して摺動自在で長手軸方向に細長な長孔を有する処置具挿入部長調整部材と、この処置具挿入部長調整部材の長孔内に配置されるネジ部及びこのネジ部より太径なツマミ部を有する固定ネジとで構成され、前記固定ネジの締め付け状態を変化させることによって前記本体部材に対して前記処置具挿入部長調整部材が摺動可能な状態と一体固定された状態とに変化させて、前記処置具挿入部の長さ調整を行う処置具挿入部長調整機構部を設けた内視鏡用処置具であって、
    前記処置具操作ハンドル部を構成する各部を樹脂部材で形成し、
    前記処置具挿入部長調整部材又は前記固定ネジの少なくとも一方は、該固定ネジを締め付けて、かつ前記固定ネジを食い込ませて前記処置具挿入部長調整部材と前記本体部材とを一体固定状態にするとき、この一体固定状態を保持する固定状態保持手段を有することを特徴とする内視鏡用処置具。
  3. 前記固定状態保持手段は、前記処置具挿入部長調整部材を形成する第1樹脂部材及び前記固定ネジを形成する前記第1樹脂部材と異なる第2樹脂材料であって、
    前記第2樹脂材料で形成される固定ネジの硬度が、前記第1樹脂部材で形成される処置具挿入部長調整部材の硬度より硬いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡用処置具。
  4. 前記固定状態保持手段は、前記固定ネジを締め付け状態にしたときに前記処置具挿入部長調整部材の長孔近傍に当接する、前記固定ネジを構成するツマミ部の面部に設けた少なくとも1つの凸部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の内視鏡用処置具。
  5. 前記凸部の先端形状は、先端が鋭利な刃物形状であることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
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