JP3623524B2 - 色素化合物およびそれを含む写真要素 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、色素および増感色素としてそのような色素を含有するハロゲン化銀写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハロゲン化銀写真は、通常、写真処理において現像して可視像を生成する潜像を形成するため、ハロゲン化銀写真要素を露光する必要がある。ハロゲン化銀は、本来的には、スペクトルの青領域の光にのみ感光する。ハロゲン化銀に青領域以外の領域に対し感光性を与えるために、増感色素をハロゲン化銀乳剤に使用する。増感色素は、発色化合物(通常シアニン色素化合物)である。これらの通常の作用は、ハロゲン化銀に吸着し、そして光(通常、青色光以外)を吸収し、そのエネルギーを電子を介してハロゲン化銀粒子に移動させ、ハロゲン化銀を、本来的に感光性を有している青以外の波長に対し感光させることである。しかし、増感色素は、スペクトルの青領域においてハロゲン化銀の感光性を増すことに使用することもできる。
【0003】
一般的に、増感色素は、処理中にフィルムもしくは印画紙から洗い流される。残った色素は、Dminに影響し、このことはしばしば、増感色素汚れと呼ばれる。色素汚れ(写真材料中に記録された画像に不利な影響を与える)は、多年に渡って心配の源である。残留した増感色素汚れの問題は、新しい乳剤、例えばより大きい表面積を有し、より多くの色素量を使用し、従ってより多くの色素汚れを生じる平板状粒子の出現により、さらに悪化することと成った。さらに、高塩化物乳剤の使用は、増感色素が本来的にハロゲン化銀乳剤に十分に吸着するのを弱める傾向にあるので、強化された、ハロゲン化銀への吸着性を有している増感色素の使用を好ましいものとする。このことは、色素汚れもまた多くすることに成る。その様な高塩化物乳剤は、またしばしば高速処理に供せられ、色素汚れの問題をさらに悪化させる。
【0004】
色素汚れを少なくするために、汚れ減少剤、例えば、ビス−トリアジンスチルベン化合物(蛍光増白剤としても知られている)を色素汚れを減少するのに使用している。しかし、これらの化合物は高価であり、写真要素の親水性層に組み込むのが困難とされる。ある場合では、色素汚れを減少する別の方法は、色素分子中に、ある種の置換基を組み込んで、色素汚れを減少する方法である。例えば、N,N−2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル窒素置換基(J.Gotze等の、米国特許第3,424,586号)は、一般的に、3−スルホプロピル基を備えた対応色素に比べて残留しない。Parton等の、米国特許第5,091,298号明細書に開示されている2−スルホエチルカルバモイルメチル基のような、その他の汚れ減少窒素置換基もまた開示されている。
【0005】
前述の色素構造を改良したものは、色素汚れを減少するのに対して有効であるが、問題は除去されなかった。低色素汚れの色素をもたらす、新しい置換基が常に望まれている。さらに、これら汚れ減少窒素置換基タイプの使用ができない、緑増感剤の重要な種類もある。特に、ベンゾオキサゾール色素(例:次の構造式A)を、カラーネガおよびリバーサルフィルム、並びにカラーペーパーのような多くの写真製品において、緑増感を与えるのに通常使用する。
【0006】
【化3】
Figure 0003623524
【0007】
多くの場合、ベンゾオキサゾール色素は、また望まない後処理汚れを生じる。しかし、ベンゾオキサゾール核は、反応性に富むので、これらの色素に前記汚れ減少窒素置換基を組み込むことはできなかった。例えば、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル置換基、2−スルホエチルカルバモイルメチルもしくは類似の基を、ベンゾオキサゾール核に配置しようとする試みは、ベンゾオキサゾールを開環する結果を生じる。従って、別の汚れ減少置換基が、ベンゾオキサゾール核を含む色素においては特に必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ハロゲン化銀写真要素の増感色素として有用で、色素汚れの比較的少ない新しい色素化合物を提供することが、本発明の目的である。さらに、比較的少ない色素汚れを示す新しいベンゾオキサゾール増感剤を提供することが本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次の構造
【0010】
【化4】
Figure 0003623524
【0011】
(式中:X およびX は、それぞれ独立して、ベンゾ縮合されている5員もしくは6員の複素環核を完成するために必要な原子を表し、Z およびZ によりそれぞれ置換されることに加えて、さらに置換もしくは非置換とすることができ、
nは、1〜4の正の整数であり、
pおよびqは、それぞれ独立して、0もしくは1を表し、
Lは、それぞれ独立して、置換されたもしくは非置換のメチン基を表し、
およびR は、それぞれ独立して、置換されたもしくは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非置換のアルキルを表し、
は、アミド基およびX (好ましくは、二以上のヘテロ原子を有する複素5員環を含まない)に結合もしくは縮合することができる芳香環の両方を含む置換基表し、そして
は、分子の電荷の釣合をとるために必要とされる対イオンである)のシアニン色素を提供する。
【0012】
定義されたZ 置換基を持つ上記構造の写真要素は、Z タイプの置換基を持たない対応する色素より、特にカラーフォーマットにおいて、良好な増感および低色素汚れを与える。
本発明は、構造式Iの増感色素から成るハロゲン化銀写真要素を、さらに提供する。
【0013】
【具体的な態様】
構造式Iタイプの色素では、「アミド」の語は、置換基に関連して使用される場合は、特定の構造配置に限定することができるが、その基の置換基位置に関係無く使用する場合、広く−CON−原子を含む基に解釈し、カルバモイル基を包含すると理解される。例えば、Z は、好ましくは、アリールアミドもしくはアリールカルバモイルである。これは、Z が、好ましくは、それぞれの構造(いずれも、広くいうと「アミド」である):
【0014】
【化5】
Figure 0003623524
【0015】
[式中、Ar(芳香環)は、さらに結合されていても良い]、
のいずれかを有することを意味する。芳香環の定義は、J.Marchの、Advanced Organic Chemistry、第2章、(1985年、John Wiley & Sons)に記載されている。この芳香環は、炭化水素もしくは複素環と成ることができる。さらに、上記Zの定義中の「複素原子」は、炭素以外の原子を意味する。
【0016】
の例は、芳香環が、フェニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、1−H−ピロール−2−イル、1−H−ピロール−3−イル、チオフェン−2−イル、もしくはチオフェン−3−イルを包含する。さらに、Z もしくはZ の芳香環は、X もしくはX に結合もしくは縮合することができ、または直接、例えば、Z−X基の相対的平面形状を維持することが好ましいが、置換もしくは非置換の基を通してそれらに結合することができる。例えば、結合基は、アルキレン基である。さらに、ZもしくはZの芳香環をXもしくはXに結合している鎖は、4、3、もしくは2以下の長さ(アミド基のNおよびCを含んでいる)であるのが好ましい。
【0017】
本発明の色素を含有する写真要素は、特に、好ましくはその中で増感色素が少なくとも部分的に移動できる水不混和性分散物を有するタイプのものと成ることができる。例えば、前記写真要素は、その中で増感色素が少なくとも部分的に移動できるカラーカプラー分散物を含有する層(通常、ハロゲン化銀および増感色素を含む層と必ずしも同一でないが)を持つカラー写真要素と成ることができる。
【0018】
好ましくは、前記増感色素は、以下の式IIの構造、
【0019】
【化6】
Figure 0003623524
【0020】
(式中、QおよびQは、独立してO、N、SもしくはSe)を有する。構造IIの色素は、少なくとも一つの核が、ベンゾオキサゾール(即ち、少なくともQもしくはQが、O)である場合、もしくは、より好ましくは、両方の核がベンゾオキサゾールでる場合が、特に有用である。Zは、好ましくは5位の置換基、即ちZが次に示す位置:
【0021】
【化7】
Figure 0003623524
【0022】
である。Zは、好ましくは次の構造:
Y1−CONR3−; Y1−NR4−CO−
R5R6N−CO−Y2− もしくは R7−CO−NR8−Y2
(式中、*は、Xに結合する位置を表し、Y1およびY2は置換もしくは非置換の芳香族基、そしてR3、R4、R5、R6、R7およびR8は、独立して置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する。「低級アルキル」とは、1〜6の炭素原子を有している意味である。例えば、Y1は置換されたベンゼン、フラン、ピロールもしくはチオフェン環と成ることができ、Y2は、置換されたベンゼン環と成ることができる。
【0023】
本発明の増感色素の構造は、さらに次の形が好ましい。
【0024】
【化8】
Figure 0003623524
【0025】
式IIIにおいて、R、R、ZおよびZは、既に定義されたものであるが、RおよびRが、それぞれ酸もしくは酸塩群で置換された低級アルキルであることが好ましい。R9は、H、アルキル、アルキレン、アルコキシ等を包含することができるが、低級アルキルが好ましい。さらにZは、芳香族およびアミド基の両方を含む置換基と成ることができ、Zは、H、もしくは好ましくは非芳香族(例えば、塩素もしくは弗素のようなハロゲン)の別の置換基と成ることができる。ZおよびZは、それぞれの環の5位の位置が好ましい。即ち、構造式は、
【0026】
【化9】
Figure 0003623524
【0027】
である。
さらに、Zは、より具体的に次の式:
Y1−CONH− もしくは Y1−NH−CO− 又は G−Y2−
(式中、*は、その核のベンゼン環に結合する場所を示し、Y1は既に定義したものもしくはより具体的には、フェニル、フラン−2−イル、1−H−ピロール−2−イル、1−H−ピロール−3−イル、チオフェン−2−イルもしくはチオフェン−3−イルと成ることができ、Y2は、1,4−フェニレンもしくは1,3−フェニレンであり、Gは、アセトアミドである)と成ることができる。さらに、Zは、ハロゲンと成ることができる。
【0028】
およびZが、カブリ防止、特に米国特許第5,032,500号明細書に記載されているタイプの一つ、もしくは、ヒドラジド化合物、特に米国特許第4,800,154号明細書に記載されているタイプの一つを運ぶ基でないことが、好ましい。
上記式のいずれにおいても、XおよびXは、独立して、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾセレナゾール、ベンゾテルラゾール、キノリン、ベンゾイミダゾール、ナフトチアゾール、ナフチアゾール、もしくはナフトテルラゾールである核と成ることができる。これらの核のいずれも、既知の置換基、例えばハロゲン(例えば、塩素、弗素、臭素)、ヒドロキシ、アルコキシ、(例えば、メトキシ、エトキシ)、置換もしくは非置換のアルキル(例えば、メチル、トリフルオロメチル)、アルケニル、チオアルキル(例えば、メチルチオもしくはエチルチオ)、置換もしくは非置換のアリール(例えば、フェニル、5−クロロフェニル)および当該技術分野において既知のその他のもので置換することができる。メチン基の置換基の例は、アルキル(好ましくは、炭素数1〜6、例えば、メチル、エチル、等)、アリール(例えば、フェニル)を包含する。さらに、メチン基上の置換基は、架橋結合を形成することができる。色素分子の電荷のバランスを取るために存在する、対イオンW1は、ナトリウム、カリウム、トリエチルアンモニウム等のような既知の対イオンを包含することができる。
【0029】
およびRは、独立して、置換もしくは非置換のアリール(好ましくは、炭素数6〜15)、又はより好ましくは、置換もしくは非置換のアルキル(好ましくは、炭素数1〜6)を表す。アリールの例は、フェニル、トリル、等を包含する。アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル等、並びにヒドロキシアルキル基(例えば、2−ヒドロキシエチル;もしくは、2−スルホブチル、3−スルホプロピル等のようなスルホアルキル基)のような、置換されたアルキル基(好ましくは、1〜6の炭素数を含む置換された低級アルキル)を包含する。前記アルキル基もしくはアリール基は、上記の置換されたアルキル基上の一つ以上の置換基により置換することができる。種々の置換基の例は、ベンズアミド、2−チオフェンカルボキシアミド、2−フランカルボキシアミド、3−ピロールカルボキシアミド、フェニルカルバモイル、4−アセトアミドフェニル、3−アセトアミドフェニルを包含する。
【0030】
非芳香族Zの例は、ハロゲン(例えば、塩素、弗素、臭素)、アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ)、置換もしくは非置換のアルキル(たとえば、メチル、トリフルオロメチル)、等である。あるいは、Zは、独立して、Xに縮合もしくは結合している置換もしくは非置換の芳香環、例えば、フェニル、ナフト等と成ることができ、このばあいにおいて、nが1もしくは2に等しい場合は、RおよびRもまた、2−スルホエチル基が好ましい。しかし、以下の例により示されるように、その様な色素は一般的に色素汚れが少ない傾向があるので、Zは、非芳香族置換基であることが好ましい。
【0031】
式Iに従う化合物の例は、次の表Iに掲げるものを包含する。
【0032】
【表1】
Figure 0003623524
【0033】
【表2】
Figure 0003623524
【0034】
【表3】
Figure 0003623524
【0035】
【表4】
Figure 0003623524
【0036】
【表5】
Figure 0003623524
【0037】
色素先駆体を、当該技術分野において周知の技法によって調製することができる。例えば、5−アミノ塩基と芳香族(B)酸塩化物との反応は、芳香族アミド置換された塩基を与える。
【0038】
【化10】
Figure 0003623524
【0039】
還元による芳香環(Ar)置換された塩基のニトロ化は、アミンを与える。酸クロライドとの反応は、アミド置換された芳香族塩基を与える。
【0040】
【化11】
Figure 0003623524
【0041】
構造式Iの色素を、当該技術分野において周知の技法に従って、Hamerの、Cyanine Dyes and Related Compounds、1964年(John Wiley & Sons、New York、NY発行)、およびJamesの、The Theory of the Photographic Process、第4版、1977年(Eastman Kodak Company、Rochester、NY)に記載されるように、上記色素先駆体から調製することができる。
【0042】
本発明において有用な増感色素の量は、好ましくは、ハロゲン化銀1モル当り0.1〜4.0ミリモル、より好ましくは、ハロゲン化銀1モル当り0.2〜2.2ミリモルである。最適な色素濃度は、当該技術分野において既知の方法によって決定される。
本発明の写真要素において使用するハロゲン化銀は、臭沃化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、等とすることができる。本発明の写真要素において使用するハロゲン化銀は、好ましくは、少なくとも塩化銀90%以上(例えば、少なくとも塩化銀95%、98%、99%もしくは100%)を含有する。特に、ハロゲン化銀を臭化物溶液で処理してその感度を高める可能性も又意図されるが、生じる乳剤の臭化物容積濃度は、典型的に約2〜2.5%以下、好ましくは約0.6と1.2%の間(残りは、ハロゲン化銀)である。前記%の数字は、モル%である。
【0043】
本発明の写真要素は、平板状粒子乳剤を伴う増感色素を使用するのが好ましい。ハロゲン化銀平板状粒子は、粒子上の他のいずれの面よりも大きい二つの実質的に平行な結晶面を有している粒子である。平板状粒子乳剤は、乳剤粒子の全投影面積の50%より多い部分が、厚さ0.3μm(青感性乳剤においては0.5μm)未満、かつ25より大きい(好ましくは100より大きい)平均平板状度(T)(「平板状度」の語は、
T=ECD/t
として用いることが認められている当該技術分野で使用するものであり、
式中、ECDは、μmで表す平板状粒子の平均等価円直径であり、そしてtは、μmで表す平板状粒子の平均厚である。)を有する平板状粒子によって占められている。
【0044】
ハロゲン化銀の粒子サイズは、写真用組成物に有用であるとして知られている任意の分布を有することができ、多分散もしくは単分散と成ることができる。
本発明に使用されるハロゲン化銀粒子は、Research Disclosure、(Kenneth Mason Publication Ltd、Emsworth、England)、308119項、1989年12月(以下、Research Disclosure Iという)、およびJamesの、The Theory of the Photographic Processに記載されているような、当該技術分野において既知の方法に従って調製することができる。
【0045】
本発明の写真要素は、典型的に、乳剤の形でハロゲン化銀を提供する。一般的に、写真用乳剤は、写真要素の層として乳剤と塗布するベヒクルを含む。前記乳剤は、写真用乳剤に有用である既知の任意の添加物も含むことができる。
ハロゲン化銀を、Research Disclosure Iに記載されているような、当該技術分野において既知の任意の方法により、本発明の色素によって増感することができる。この色素をハロゲン化銀粒子の乳剤および親水性コロイドに、写真要素上に乳剤を塗布する前(例えば、化学増感の前もしくは後)いつでももしくは同時に、添加することができる。その色素/ハロゲン化銀乳剤を、塗布の直前もしくは塗布に先だって(例えば、2時間前)、カラー画像生成カプラーの分散物に混合することができる。本質的に、任意のタイプの乳剤(例えば、カブらせていない内部潜像生成乳剤の表面感光乳剤のようなネガ型乳剤、表面をカブらせた乳剤のようなダイレクト−ポジ乳剤、もしくは例えば、Research Disclosure Iに記載されているその他のもの)を使用できる。上述の増感色素は、単独で使用でき、または例えば、また緑領域外の光の波長に対する感光性をハロゲン化銀に提供する、もしくはハロゲン化銀を超増感するその他の増感色素と組み合せて使用できる。
【0046】
乳剤中のその他の添加物は、Research Disclosure Iおよび本明細書で引用する文献に開示されている当該技術分野において周知のものを包含することができる。前記乳剤は、またスチルベン蛍光増白剤のような蛍光増白剤を包含することができる。その様な蛍光増白剤は、当該技術分野において周知であり、色素汚れを防止するために使用するが、一般的に本発明の色素は、蛍光増白剤を使用しないときでも色素汚れが少ない。
【0047】
本発明の色素で増感されたハロゲン化銀を含む乳剤層を、同時にもしくは順次、その他の乳剤層、下塗層、フィルタ色素層、中間層、もしくは上塗り層にと伏することができ、写真要素中に含まれるとして知られている種々の添加物を含有することができる。
本発明の写真要素は黒白と成ることができるが、むしろカラー要素が好ましい。一般的に、カラー写真要素は、三種類の銀乳剤層もしくは乳剤層の組み合せ(それぞれの層の組み合せは、しばしば同一スペクトル感性を有するが感度が異なる乳剤から成る):関連するイエロー色素生成カラーカプラーを有する青感性層、関連するマゼンタ色素生成カラーカプラーを有する緑感性層、および関連するシアン色素生成カラーカプラーを有する赤感性層、を含む。これらの色素生成カプラーは、典型的に、まず、水不混和性、高沸点有機溶剤中に色素生成カプラーを溶解もしくは分散し、その後、生じる混合物を乳剤に分散することにより乳剤に与えられる。適切な溶剤は、欧州特許出願第87119271.2号明細書中のものを包含する。色素生成カプラーは、当該技術分野において周知であり、たとえば、Research Disclosure Iに開示されている。
【0048】
本発明の組成物から成る写真要素を、例えば、Research Disclosure I、もしくはJamesの、The Theory of the Photographic Process、第4版、1977年、に記載されている任意の多くの周知処理組成物を使用する任意の多くの周知処理で、処理することができる。
【0049】
【実施例】
本発明を次の例においてさらに説明する。
合成例1−色素I−23の合成
中間体A: 5−(2−フランカルボキシアミド)−2−メチルベンゾオキサゾール:
5−アミノ−2−メチルベンゾオキサゾール(14.8g、0.100モル)および2,6−ルチジン(12.0g、0.111モル)を、テトラヒドロフラン(THF)100mlに混ぜ、その溶液を窒素下の氷浴中で3℃に冷却した。THF20ml中の塩化2−フロイル(13.7g、0.105モル)を、温度を10℃未満を維持するように、一滴づつ添加した。追加の氷浴を取り除き、1時間攪拌した後、その混合物を300mlの水に流し込んだ。固形分を集め、水で洗浄し、乾燥した。これは、21.1g(収率87%)の生成物;m.p.156〜158℃を与えた。
【0050】
中間体B: 無水5−(2−フランカルボキシアミド)−2−メチル−3−(4−スルホブチル)ベンゾオキサゾリウム水酸化物:
5−(2−フランカルボキシアミド)−2−メチルベンゾオキサゾール(5.0g、0.021モル)を、1,4−ブタンスルトン(3.0ml、0.029モル)およびブチロニトリル5mlに混ぜ、還流で21時間加熱した。生成した固形分を集め、アセトンで洗浄し、乾燥した(4.1g、収率52%)。
【0051】
無水−5−クロロ−9−エチル−5’−(2−フランカルボキシアミド)−3’−(4−スルホブチル)−3−(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニン水酸化トリエチルアンモニウム塩(色素I−23)の調製:
無水−5−(2−フランカルボキシアミド)−2−メチル−3−(4−スルホブチル)ベンゾオキサゾリウム水酸化物(2.5g、6.65ミリモル)を、無水−5−クロロ−2−(2−エトキシブテニル)−3−(3−スルホプロピル)ベンゾオキサゾリウム水酸化物(2.5g、6.68ミリモル)およびm−クレゾール20mlに混ぜ、127℃に加熱した。トリエチルアミン(5ml)を添加し、その混合物を攪拌しながら5分間加熱した。その混合物の加熱を止め、氷浴中で冷蔵し、エーテルで希釈した。生成したオレンジ色のオイルを50mlのエタノールで希釈し、酢酸カリウム(2.5g)を加えた。生成物が沈澱し、それを集めた。その色素を加熱したメタノールで処理し、その後、m−クレゾールおよびメタノールに溶解し、アセトンを加えて再沈澱することにより精製した。これは、580mg(収率12%)の色素;λ−max=502nm(MeOH)、ε−Max=14.5×10を与えた。
3131ClO10K−1.5HOの分析:
計算値:C、48.23;H、4.41;N、5.44。
実測値:C、48.21;H、4.39;N、5.37。
【0052】
色素評価例1:
本発明の色素および写真要素の写真特性を、ポリエステル支持体に、化学増感した0.2μm立方晶臭沃化銀(2.6モル%I)を10.8mgAg/dm、硬化ゼラチンを73mg/dm、そして増感色素(表III)を0.8ミリモル/モルAg含有するハロゲン化銀乳剤層を塗布することにより調製した黒白写真材料で測定した。その要素をウエッジ分光露光し、RP X−OMAT(商標、現像主薬としてヒドロキノンおよびp−メチルアミノフェノールを含有している現像液;このタイプの処理液は、さらに米国特許第4,900,652号明細書に記載されている)で処理した。
【0053】
色素の写真感度を、[λ−maxでの感度(単位100×logE)]−[400nmでの色素乳剤の固有感度(単位100×logE)]+200として定義される、増感比(SR)の語句で報告する。それぞれの増感色素について最適化されていない均一な化学増感を使用して、この感度測定値を比較例とすることができる。λ−maxを、吸光度測定から決定した。
【0054】
黒白汚れを、処理したフィルムを走査分光光度計の前に置くことによって測定する。全透過度を400および900nmの間で測定した。このデータを吸光度(−log1/T)としてプロットした。汚れを、前記領域の波長で最大吸光度として計算した。(表IV)
「カラー」としての材料を、ポリエステル支持体に、化学増感した0.7μm(等価円直径)多構造臭沃化銀(6モル%I)を16mgAg/dm、硬化ゼラチンを63mg/dm、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラアザインデンカブリ防止剤を5mg/dm、カプラー溶剤ジ−m−ブチルフタレート(8mg/dm)中のカプラー(次に示す)を14mg/dm、そして増感色素(表IV)を0.4ミリモル/モルAgを含有するハロゲン化銀乳剤層を塗布することにより調製する。
【0055】
前記写真要素を、ウエッジ分光露光し、塗膜をKodak C−41(商標)で処理した。色素の写真感度を増感比(SR)と共に、表Vに報告する。
【0056】
【化12】
Figure 0003623524
【0057】
未露光カラー塗膜を、次に記載する処理液で33℃で3.5分間処理し、次に漂白−定着液で1.5分間、その後洗浄3.5分間処理することによって、カラー汚れを得た。処理したフィルムを走査分光光度計の前に置くことによって、汚れを測定した。汚れを、400〜900nmの領域の波長で最大吸光度として計算した(表V)。いくつかの場合では、一以上の吸収ピークが観察されたが、それぞれのピークの波長の最大吸光度として、汚れを計算した。
【0058】
処理液
ベンジルアルコール 14.2ml
炭酸カリウム 28g
45%亜硫酸カリウム 2.75ml
トリエタノールアミン 11ml
硫酸ヒドロキシルアミン 3.2g
臭化カリウム 0.58g
塩化カリウム 0.13
塩化リチウム 0.13
抗カルシウム剤 0.8ml
水を加えて1.0リットルにする。
【0059】
pHを10.08に調節する。
使用した全ての色素は、効果的にハロゲン化銀乳剤を増感した。比較例色素を表IIに示す。汚れの数値を、光学濃度(「OD」)×10として表す。
【0060】
【表6】
Figure 0003623524
【0061】
【表7】
Figure 0003623524
【0062】
【表8】
Figure 0003623524
【0063】
【表9】
Figure 0003623524
【0064】
【表10】
Figure 0003623524
【0065】
表III〜Vに示されるデータは、特に、その中で色素が少なくとも部分的に移動できるカラーカプラーの水不混和性乳剤を含有するカラーフォーマットにおいて、本発明に従う色素が、効果的な増感を提供し、比較例の色素より後処理汚れが全く少ないことを示す。
本発明の好ましい態様を特に詳細に記載したが、本発明の精神および範囲内で変更および改造が可能であることは、理解されるであろう。
【0066】
【発明の効果】
本発明は、ハロゲン化銀写真要素において増感色素として有用な新しい色素化合物および比較的に色素汚れの少ない色素を含有する写真要素を提供する。本発明は、比較的に色素汚れの少ない、新しいベンゾオキサゾール増感剤を、さらに提供する。

Claims (2)

  1. 式、
    Figure 0003623524
    (式中:X1 およびX2 は、それぞれ独立して、ベンゾ縮合されている5員もしくは6員の複素環核を完成するために必要な原子を表し、Z1 およびZ2 によりそれぞれ置換されることに加えて、さらに置換もしくは非置換とすることができ、
    nは、1〜4の正の整数であり、
    pおよびqは、それぞれ独立して、0もしくは1を表し、
    Lは、それぞれ独立して、置換されたもしくは非置換のメチン基を表し、
    1 およびR2 は、それぞれ独立して、置換されたもしくは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非置換のアルキルを表し、
    1、次の構造:Y1−CONR3− * Y1−NR4−CO− * ;R5R6N−CO−Y2− * もしくは R7−CO−NR8−Y2− * (ここで、*は、X 1 に結合する位置を表し、Y1およびY2は置換もしくは非置換の芳香族基であり、そしてR3、R4、R5、R6、R7およびR8は独立して、Hまたは置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する置換基を表し、Z2 は、Hもしくは置換基を表し、そして
    W1は、分子の電荷の釣合をとるために必要とされる対イオンである)の増感色素を含んでなるハロゲン化銀写真要素。
  2. 式II、
    Figure 0003623524
    (式中:Q 1 およびQ 2 は、O、N、SもしくはSeであり、
    nは、1〜4の正の整数であり
    は、それぞれ独立して、置換されたもしくは非置換のメチン基を表し、
    1 およびR2 は、それぞれ独立して、置換されたもしくは非置換のアリールまたは置換されたもしくは非置換のアルキルを表し、
    1、次の構造:Y1−CONR3− * Y1−NR4−CO− * ;R5R6N−CO−Y2− * もしくは R7−CO−NR8−Y2− * (ここで、*は、X 1 に結合する位置を表し、Y1およびY2は置換もしくは非置換の芳香族基であり、そしてR3、R4、R5、R6、R7およびR8は独立して、Hまたは置換もしくは非置換の低級アルキルである)を有する置換基を表し、Z2 は、Hもしくは非芳香族置換基を表し、そして W1は、分子の電荷の釣合をとるために必要とされる対イオンである)の色素。
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