JPH0968771A - 特別に増感されたハロゲン化銀乳剤を有する写真要素 - Google Patents

特別に増感されたハロゲン化銀乳剤を有する写真要素

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JPH0968771A
JPH0968771A JP8041366A JP4136696A JPH0968771A JP H0968771 A JPH0968771 A JP H0968771A JP 8041366 A JP8041366 A JP 8041366A JP 4136696 A JP4136696 A JP 4136696A JP H0968771 A JPH0968771 A JP H0968771A
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dye
acid
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JP8041366A
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John David Mee
デビッド ミー ジョン
Martin Higgins John
マーティン ヒギンズ ジョン
Julia Pich
ピッチ ジュリア
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/08Sensitivity-increasing substances
    • G03C1/10Organic substances
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 汚れが少なく且つ良好な増感を提供する四核
性メロシアニン色素を有する写真要素を提供する。 【解決手段】 式(I)の色素を用いて増感された感光
性ハロゲン化銀乳剤を含んで成る写真要素:

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の四核性錯体メ
ロシアニン色素類で増感された写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】その感度範囲を拡張するためにハロゲン
化銀写真乳剤を分光増感する操作は、一般的によく知ら
れている。特に、グラフィックアーツ用途の場合、ハロ
ゲン化銀粒子を特定の波長、例えば、ヘリウムネオンガ
スレーザ(HN)の633nmもしくはレーザダイオー
ド(LD)及び赤光発光ダイオード(LED)装置の約
670nmの波長の光に対して増感することが必要とな
る場合がある。この目的に適した多くの増感色素の例が
ある。例えば、主な文献として、The Theory ofthe Pho
tographic Process, T.H.James 編、第4 版、195-234
頁を参照されたい。英国特許第1,471,701号公
報には、この目的のための三核性シアニン色素の使用が
記載されている。しかし、グラフィックアーツ用途で
は、増感色素は低い後処理汚れと同時に良好なスピード
を提供するような、多くの他の品質を提供することも要
求される。後処理汚れは、混乱させるので望ましくない
と考えられる。ある状況では望ましくない高い紫外光最
小濃度を生じる可能性がある。
【0003】三核性メロシアニン増感色素の使用は、米
国特許第5,116,722号明細書、欧州特許第05
40295号公報、米国特許第3,682,640号明
細書及び旧ソ連邦発明者証第212,749号明細書に
記載されている。写真乳剤増感用の特定の四核性メロシ
アニン色素は、英国特許第489,335号公報に記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、汚れが少なく
且つ尚も良好な増感を提供する四核性メロシアニン色素
を提供することが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)の色
素を用いて増感された感光性ハロゲン化銀乳剤を含んで
成る写真要素を提供する:
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R3 は、アルキル基、アルケニル
基、もしくはアリール基であり、R4 及びR5 は、それ
ぞれ水素、アルキル基、アルケニル基もしくはアリール
基であり、R6 、R7 及びR8 は、独立して、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、もしくはHであり、前
記色素は少なくとも三個の酸もしくは酸塩置換基を有
し、そして各Lは、独立してメチン基を表し、pは、0
もしくは1であり、Z1 は、5員もしくは6員の複素環
式基を完成するのに必要な原子団を表し、(X)n は、
分子の電荷をバランスさせるのに必要な場合の対イオン
を表す)。
【0008】式(I)の色素は、本発明の写真要素中で
低色素汚れを生成するが、尚も良好な感光性を有するハ
ロゲン化銀を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の色素もしくは前駆体化合
物において示される式は、起こり得る全ての立体異性体
を包含するとして解釈されるべきであることは、本明細
書を通して理解されるであろう。このことは特に二重結
合に関する異性体にとってそうである。従って、次の式
を考えると:
【0010】
【化3】
【0011】上記式は、記載されているように、例え
ば、それぞれ次の構造:
【0012】
【化4】
【0013】のような立体異性体を包含することが理解
されるであろう。本明細書では、引用するいずれの化学
「基」(例えば、アルキル基、アリール基、ヘテロアリ
ール基、等)は、それが置換されたものか非置換のもの
かの両方(例えば、アルキル基及びアリール基には、そ
れぞれ置換及び非置換のアルキル基並びに置換及び非置
換のアリール基が含まれる)の可能性を包含する。一般
的に特に断らない限りは、ここでの分子に使用可能な置
換基は、置換もしくは非置換にかかわらず、写真の有用
性に必要な特性を損なわないいずれの基も包含する。引
用する特定の一般式の化合物は、その一般式の定義に入
る他のより具体的な式の化合物を包含することも、本明
細書全体を通して理解されるであろう。
【0014】式(I)の色素に関しては、Z1 は、特
に、オキサゾール基、ベンゾオキサゾール基、ナフトオ
キサゾール基、チアゾール基、ベンゾチアゾール基、ナ
フトチアゾール基、イミダゾール基、ベンズイミダゾー
ル基、ナフトイミダゾール基、ピリジン基、キノリン
基、1,3,4−チアジアゾール基、チアゾリン基、セ
レナゾール基、ベンゾセレナゾール基、ナフトセレナゾ
ール基、ベンゾテルラゾール基、もしくはナフトテルラ
ゾール基を完成する原子団を表すことができる。
【0015】式(I)の色素は、好ましくは、酸もしく
は酸塩置換基を含んだ(好ましくは、各R6 、R7 及び
8 上にそのような置換基を一つ有する)少なくともR
6 、R7 及びR8 を有する。更に、式(I)の色素は、
特に、少なくとも4個の酸もしくは酸塩置換基(5、6
個もしくはそれ以上のそのような置換基の可能性を含
む)を有することができる。好ましくは、R3 、R6
7 及びR8 の少なくとも3つ、最も好ましくは4つ全
てが、酸もしくは酸塩置換基を有する(それらの、各々
がそのような置換基を一つだけ有すのが好ましい)。し
かし、酸もしくは酸塩置換基を、必ず特定の基上に配置
する必要はない。例えば、R3 、R4 及び/もしくはR
5 は、一つ以上の酸もしくは酸塩置換基を有する場合が
ある。
【0016】好ましくは、式(I)の色素は、次の(I
a)の構造である:
【0017】
【化5】
【0018】上記式(Ia)では、R1 及びR2 は、独
立して、アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル)、アルケニル基、アルコキシ基(例えば、
メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ)、ア
ルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、ブチルチオ)、アシル基、アシルオキシ基、
アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、カル
バモイル基、もしくはスルファモイル基を表す。更に、
1 及びR2 は、独立して、アリール基(例えば、フェ
ニル)、もしくはアリールチオ基を表すことができる。
1 及びR2 は、さらに、独立して、ヘテロ芳香族基、
水素、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシ、もしくはシ
アノを表し、あるいはR1 及びR2 は、一緒に環状ベン
ゼン、ナフタレンもしくはアントラセン基を完成するの
に必要な原子団を表す(それらが置換されているいずれ
の場合も、その「置換基」には別の環状の芳香環は含ま
れない、即ち、ベンゼン基はナフタレンを含まないと、
理解される)。
【0019】上記二つの式のいずれの場合も、R3 、R
6 、R7 及びR8 は、特に、独立して、炭素数1〜5の
アルキル基と成ることができる。R4 及びR5 は、特
に、独立して、炭素数1〜5アルキル基もしくは水素と
なることができる(好ましくは、R4 が、水素そしてR
5 が、水素もしくは非置換のメチルもしくはエチル等の
アルキルである)。対イオン(X)n に関しては、X
は、対イオンを表すが、nは0もしくは対イオンの電荷
及び分子の電荷をバランスさせるのに必要な場合の対イ
オンの数に従う正の整数である(例えば、nは、1〜4
または更に〜5もしくは6)。
【0020】電荷のバランスが必要な場合、Xは、好ま
しくは置換もしくは非置換のアンモニウムイオンまたは
アルカリ金属イオン(例えば、Na+ もしくはK+ )で
ある。しかし、色素が酸塩基を一つも有していない場合
(即ち、いずれの酸基も、遊離酸の形として存在す
る)、その時は対イオンは必要でないかもしれない。上
記の全ての複素環式及び芳香族基(アリール及びアリー
ルチオを含む)は、特に、炭素数6〜20、もしくは6
〜15を有することができる。全てのヘテロアリール基
は、特に、炭素数4〜7(又は5もしくは6)を有する
ことができ、O、N、SもしくはSiから選ばれる1、
2、3もしくは4個のヘテロ原子を有する。芳香族基の
例には、フェニル、トリル、等が含まれ、いずれも置換
もしくは非置換となることができる。ヘテロアリールの
例には、チエニル、ピラゾーロ、及びフリルが含まれ
る。
【0021】本明細書中に記載する、全ての、アルキ
ル、アルコキシ、アルケニル、アルキルチオ、アシル、
アシルオキシ、アルコキシカルボニル、アルキルスルホ
ニル、カルバモイル、もしくはスルファモイル基は、特
に、炭素数1〜20(又は1〜10もしくは1〜8;ま
たは炭素数1、2、3もしくは4)を有することができ
る。これらの基の全ては、直鎖、分枝鎖もしくは環状と
なることができる。アルキルの例には、メチル、エチ
ル、プロピル等、及びヒドロキシアルキル基(例えば、
2−ヒドロキシエチル)、スルホアルキル基(例えば、
4−スルホブチル、3−スルホプロピル)等の置換アル
キル基(好ましくは炭素数1〜8の置換低級アルキル)
が含まれる。
【0022】上記の酸もしくは酸塩基に関して、そのよ
うな基には、カルボキシ基、スルホ基、ホスファト基、
ホスホノ基、スルホンアミド基、スルファモイル基、も
しくはアシルスルホンアミド基(例えば、−CH2 −C
O−NH−SO2 −CH3 のような基)が含まれる。前
述の用語は、遊離酸基もしくはその対応する塩だけを規
定するのに用いられ、イオン化もしくはイオン性プロト
ンのないエステルを含まないことに留意されたい。特に
好ましいものは、カルボキシ基及びスルホ基(例えば、
3−スルホブチル、4−スルホブチル、3−スルホプロ
ピル、2−スルホエチル、カルボキシメチル、カルボキ
シエチル、カルボキシプロピル等)である。 上記定義
の具体的な置換基上の置換基は、ハロゲン(例えば、ク
ロロ、フルオロ、ブロモ)、アルコキシ(特に炭素数1
〜10;例えば、メトキシ、エトキシ)、置換もしくは
非置換のアルキル(特に、炭素数1〜10;例えば、メ
チル、トリフルオロメチル)、アミドもしくはカルバモ
イル(特に、炭素数1〜10もしくは1〜6)、アルコ
キシカルボニル(特に、炭素数1〜10もしくは1〜
6)、及びその他の公知の置換基、並びに置換及び非置
換のアリール((特に、炭素数1〜10もしくは1〜
6)、例えば、フェニル、5−クロロフェニル)、チオ
アルキル(例えば、メチルチオもしくはエチルチオ)、
ヒドロキシもしくはアルケニル(特に、炭素数1〜10
もしくは1〜6)並びに当該技術分野で公知のものを含
むことができる。さらに、いずれの置換基も必要に応じ
て非芳香性となることができる。
【0023】式(I)の色素は、約550nmと750
nmとの間、好ましくは600nmと690nmとの間
(最も好ましくは620nmと680nmとの間)にあ
る最大感度の波長(λmax )を、特に感光性ハロゲン化
銀乳剤に提供する。式(I)のタイプの色素を、複合三
核性メロシアニン類の通常の合成方法を用いて合成する
ことができる。即ち、次の図式に示すように、対応する
メロシアニンのS−アルキル化、次にロダニンによる、
アルキル化された色素のアルキルチオ基の置換によっ
て、三核性メロシアニン色素を調製することが知られて
いる。
【0024】
【化6】
【0025】四核性メロシアニン類は英国特許第48
9,335号公報に記載されており、出発原料として三
核性メロシアニンを用いて、上記三核性メロシアニンに
関して記載したのと類似の方法で合成された。式(I)
の四核性メロシアニン色素を同様に調製できる。しか
し、そのような方法は、収率が悪いことが多く、合成用
出発原料としてメロシアニン色素が最初に合成されねば
ならない点で、都合が悪い。従って、Mee の1995年2 月
28日出願の米国特許出願(発明の名称「METHOD OF SY
NTHESIZING DYES AND PRECURSOR COMPOUNDS THEREFO
R」)明細書に詳細に記載されている方法で、式(I)
の色素を調製することが好ましい。前記特許出願明細書
及び本明細書中で引用する全ての他の文献を、本明細書
において引用することにより本明細書の内容とする。
【0026】特に、式(I)の色素を好ましくは次の反
応図式で調製する:
【0027】
【化7】
【0028】(式中、Z1 、X、n、及びR3 〜R8
それぞれは、式(I)に関連する上記定義の通りであ
り、Yは、脱離基である)。Yの例には、アルコキシも
しくはアルキルチオ(いずれも特に、炭素数1〜20、
1〜10、もしくは1〜6)、アセトアニリドもしくは
アリールチオ基(いずれも特に、炭素数6〜20もしく
は6〜12)、又はハロゲン(特に、クロロ)が含まれ
る。
【0029】低汚染の色素(複合メロシアニン増感色素
を含む)を生成するためには、一つ以上の水可溶化基を
有する色素を提供することがしばしば望ましい。水可溶
化基として特に有用なものは、カルボキシアルキル置換
基及び/もしくはスルホアルキル置換基である。N−カ
ルボキシアルキル置換基を含有する式(I)(式(I
a)を含む)のいずれの化合物もエステルとして保護さ
れたカルボキシ官能基を用いて有利に合成される。色素
生成の前もしくは後のいずれかで、エステルをカルボン
酸(もしくはそれの塩)に開裂させることが都合がよ
い。これは、好ましくは酸加水分解(塩基加水分解は、
中間体もしくは色素の分解をまねく傾向があるので)に
よって行われる。
【0030】加水分解は、一般的に約20℃と約100
℃との間で行うことができる。各化合物の加水分解の最
適時間及び温度は変えてもよい(最適条件は、急速な加
水分解と最小の分解との中間である)。例えば、酸は塩
酸水溶液(例えば、20〜30重量%のHCl)となる
ことができる。色素もしくは中間体がこの媒体に十分に
溶解されない場合は、補助溶剤を必要としてもよい。補
助溶剤としてはトリフルオロ酢酸が特に有用であること
がわかっている。
【0031】上記図式の式(V)の出発化合物を、出発
原料として環状ケトメチレンを用いて調製する。一般的
に、用いた方法を、次式(VIa)の化合物を合成する
方法として表すことができる:
【0032】
【化8】
【0033】[式中、R7 は、式(I)の色素に関する
上記定義のものであり、Gは下記に示すようなケトメチ
レン基を表す:
【0034】
【化9】
【0035】(式中、*は、式(VIa)において示さ
れるようなGの結合点であり、Zは、置換もしくは非置
換の4員〜7員の(好ましくは、5員もしくは6員)脂
環式もしくは複素環式環を完成するのに必要な原子団で
ある)]。特に、化合物(V)の合成では、Zは、窒素
上のR8 置換基を運ぶ式(V)のロダニン環を表す。そ
のような場合、この方法は、次式:
【0036】
【化10】
【0037】を、塩基の存在下で下記式(VII)のイ
ソチオシアネートと反応させて下記式(VIII)の化
合物を得ることから成る。
【0038】
【化11】
【0039】そして化合物(VIII)をハロ酢酸もし
くは式XCH2 CO226(ここでXはハロゲンであ
り、R26は、H、アルキル基もしくはアリール基であ
る)のハロ酢酸エステルと反応させて、化合物(IX)
を得て:
【0040】
【化12】
【0041】その後、HOR26を除去して化合物(VI
a)を生成させる。得られた生成物を用いて、このプロ
セスを再度繰り返してもう一つの環を付加して式(V)
の化合物を得ることができるとわかるであろう。特に、
1,3−チアゾリジン−4−オン環を、既に二つの環を
有するそのような出発ケトメチレン試薬に付加すること
ができる。
【0042】ケトメチレンもしくはマロノニトリルとイ
ソチオシアネートの反応を行うのに適した塩基は、それ
らのメチレン基からプロトンの除くのに十分強く、そし
てイソチオシアネート基の炭素の攻撃を促進する塩基で
ある。一般的に、そのような塩基は少なくとも10、よ
り好ましくは12(最も好ましくは13)のpKaを有
するであろう。好ましい塩基は、例えば、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DB
U)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5
−エン(DBN)、もしくは1,1,3,3−テトラメ
チルグアニジン等のアミジン化合物のような有機塩基で
ある。
【0043】水もしくはアルコールを除去して1,3−
チアゾリジン−4−オン環を生成する工程は、自発的に
起きることができ、即ち合成されるその化合物に依存し
ない。除去及び閉環が自発的に起きないかもしくは十分
速くない場合、室温より高く(即ち、20℃より高く、
好ましくは最大約100℃もしくは120℃、又は試薬
もしくは生成物の分解が生じない高さまで加熱する)加
熱するだけでなく、酸(例えば、p−トルエンスルホン
酸等のスルホン酸)の存在によりその工程を促進するこ
とができる。
【0044】この方法の全ての工程を任意の適合する溶
剤中で実施することができる。好ましくは、溶剤は、も
ちろんそれ自体がいずれの反応物(特にイソチオシアネ
ート)に対しても実質的に不活性である、非プロトン
性、極性溶剤である。適合する溶剤の例には、アセトニ
トリルもしくは他のアルキルニトリル溶剤、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド及
びジメチルスルホキシドが含まれる。いくつかの場合で
は、アルコール溶剤(プロトン性溶剤である)が適合す
るであろう。しかし、非プロトン性溶剤は、アルコール
もしくは水の除去を伴う最終工程では必要でない。この
最終工程では、時に、溶剤を必要としないか、酢酸等の
溶剤が適切である。
【0045】式(I)の色素の例は次のものである:
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】本発明の写真要素は、一般的に少なくとも
一層の感光性ハロゲン化銀乳剤層及び支持体を有するで
あろう。それらは、単色要素もしくは多色要素となるこ
とができるが、好ましくはグラフィックアーツ用途の白
黒要素である。グラフィックアーツ用途の写真要素の場
合、必要に応じてヒドラジド核生成剤及び/もしくはア
ミン増強剤も存在することができる。そのような要素及
びそれらの処理方法は、Pich等の、米国特許出願(発明
の名称「PHOTOGRAPHIC ELEMENTS WITH TETRA-NUCLEAR M
EROCYANINE SENSITIZERS」、1995年3 月31日出願)明細
書に詳細に記載されている。
【0049】しかし、本発明の増感色素を多色写真要素
にも用いることができる。そのような要素はスペクトル
の三原色の各領域に感度を有する色素画像生成単位を含
有する。各単位は、スペクトルの所定の領域に感度を有
する単一の乳剤層もしくは多層乳剤層を含んで成ること
ができる。この要素層(画像生成単位を含む)を、当該
技術分野で知られている種々の順序で配列することがで
きる。別のフォーマットでは、スペクトルの三原色の各
領域に感度を有する乳剤を、単一のセグメント層として
配置することができる。
【0050】典型的な多色写真要素は、それと組合わさ
る少なくとも一種のシアン色素生成カプラーを持つ少な
くとも一つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含むシアン色
素画像生成単位、それと組合わさる少なくとも一種のマ
ゼンタ色素生成カプラーを持つ少なくとも一つの緑感性
ハロゲン化銀乳剤層を含むマゼンタ色素画像生成単位、
及びそれと組合わさる少なくとも一種のイエロー色素生
成カプラーを持つ少なくとも一つの青感性ハロゲン化銀
乳剤層を含むイエロー色素画像生成単位を坦持する支持
体を含んで成る。しかし、多色写真要素は、少なくとも
一種の色素生成カプラーを組合わさる感光性ハロゲン化
銀乳剤層の他の多くの組合せを含んで成る画像生成単位
から成ることができる。
【0051】本発明の写真要素は、フィルター層、中間
層、オーバーコート層、下引き層等の追加の層を含むこ
ともできる。本発明の写真要素の全ての層を、透明もし
くは反射(例えば、紙支持体)となることができる支持
体に塗布することができる。紙材料の場合、蛍光増白剤
を用いるのが一般的である。これらを公知の技法、例え
ば、ゼラチンスーパーコート(支持体から最も離れた
層)に水溶性蛍光増白剤を溶解することによって、前記
材料中に組み込むことができる。ある態様では、水不溶
性蛍光増白剤を用いることができる。それらを、英国特
許第1,504,949号もしくは同1,504,95
0号各明細書に記載されるようにポリマー分散体の粒子
に吸収させることができ、前記材料(例えば、スーパー
コート)の層に組み込む前にカプラー溶剤の小滴に溶解
することができる。
【0052】また、本発明の写真要素は、リサーチディ
スクロージャー、アイテム34390 、1992年11月、に記載
される磁気記録材料、もしくは米国特許第4,279,
945号及び同4,302,523号各明細書に記載さ
れる、透明支持体の裏面に磁気粒子を含有する層のよう
な透明磁気記録層も通常含むことができる。この要素
は、典型的に、総厚5〜30μm(支持体を除く)を有
する。多色写真要素の色感性層の順序は変えることがで
きるが、透明支持体上の順序では、通常、赤感性、緑感
性及び青感性であり、反射支持体上では、反対の順序で
あるのが一般的である。
【0053】本発明の写真要素(特に多色写真要素)
は、使い捨てカメラ(即ち、「レンズ付きフィルム」ユ
ニット)と呼ばれるものを含む通常のカメラに用いるこ
とができる。これらのカメラはその中に予め装填された
フィルムと共に販売され、カメラの内部に露光済みフィ
ルムを残したままでカメラ全体が回収される。そのよう
なカメラはそれを通して写真要素を露光するガラスレン
ズもしくはプラスチックレンズを有することができる。
しかし既に述べたように、本発明の写真要素は、好まし
くはグラフィックアーツ(従って、典型的に白黒)フィ
ルムである。
【0054】本発明の要素に使用するのに適切な材料の
以下の検討においては、英国ハンプシャー州P010 7DQ
エムスワース 12aノースストリートダッドレーアネ
ックス、12a にあるKenneth Mason Publications, Ltd.
が発行しているリサーチディスクロージャー、1994年9
月、ナンバー365 、アイテム36544 (「リサーチディス
クロージャーI」と称する)を参照されたい。以下で言
及するセクションは、リサーチディスクロージャーIの
セクションである。
【0055】本発明の要素に用いられるハロゲン化銀乳
剤は、表面感受性乳剤もしくは未カブリ内部潜像形成乳
剤等のネガ型、もしくは内部潜像生成乳剤(要素中でカ
ブらせるか、処理時にカブらせる)のポジ型乳剤となる
ことができる。適当な乳剤及びそれらの調製並びに化学
増感及び分光増感方法については、セクションI〜Vに
記載されている。カラー材料及び現像改良剤は、セクシ
ョンV〜XXに記載されている。本発明の要素に使用で
きるベヒクルは、セクションIIに記載されており、蛍
光増白剤、カブリ防止剤、安定化剤、光吸収剤及び光散
乱剤、硬膜剤、塗布助剤、可塑剤、滑剤並びに艶消剤等
の種々の添加剤は、例えば、セクションVI〜XIII
に記載されている。
【0056】製造方法は全てのセクションに記載されて
おり、特に、セクションXIには層配列、XVIには露
光の別法、そしてセクションXIX及びXXには処理方
法並びに処理剤が記載されている。本発明の写真要素の
支持体には、セルロースエステル(例えば、三酢酸セル
ロース及び二酢酸セルロース)及び二塩基性芳香族カル
ボン酸と二価アルコールとのポリエステル(例えば、ポ
リ(エチレン−テレフタレート)、ポリ(エチレン−ナ
フタレート))のようなポリマーフィルム、紙並びにポ
リマーコート紙が含まれる。そのような支持体は、リサ
ーチディスクロージャーI、セクションXVに詳細に記
載されている。
【0057】また、この写真要素は、漂白もしくは定着
の処理工程を加速したり変更して画像の品質を向上させ
る物質を含有することもできる。欧州特許第193,3
89号;同301,477号;米国特許第4,163,
669号;同4,865,956号;及び同4,92
3,784号各明細書に記載の漂白促進剤が、特に有用
である。また、核生成剤、現像促進剤もしくはそれらの
前駆体(英国特許第2,097,140号;同2,13
1,188号各公報);電子移動剤;ヒドロキノン類、
アミノフェノール類、アミン類、没食子酸の誘導体;カ
テコール;アスコルビン酸;ヒドラジド類;スルホンア
ミドフェノール類等のカブリ防止剤及び混色防止剤;並
びに無呈色カプラーも使用できる。
【0058】また、この要素は、コロイド状銀ゾル、又
は水中油滴型分散体、ラテックス分散体もしくは固体粒
子分散体のいずれかとしてのイエロー及び/又はマゼン
タフィルター色素を含んでなるフィルター色素層を含む
こともできる。さらに、「スミア(smearing)」カプラ
ー(例えば、米国特許第4,366,237号;欧州特
許第96,570号;米国特許第4,420,556
号;及び米国特許第4,543,323号各明細書に記
載されているようなもの)とともに使用できる。また、
カプラー類は、例えば、特願昭第61−258249号
もしくは米国特許第5,019,492号各明細書に記
載されているような保護された形態でブロック又は塗布
することができる。
【0059】写真要素は、さらに「現像抑制剤放出型」
化合物(DIR)等の他の画像改良化合物を含有するこ
とができる。DIR化合物は、例えば、Photographic S
cience and Engineering, 13巻、174 頁、1969年に記載
のC. R. Barr, J. R. Thirtle 及びP. W. Vittumの論文
"Developer-Inhibitor-Releasing (DIR) Couplers for
color Photgraphy"に開示されている(引用することに
より本発明の内容とする)。カラーリバーサル要素にお
いて特定の用途を有するDIRは、特許された米国特許
出願第08/004,019号、同08/005,31
9号、同08/005,472号、及び同08/00
7,440号各明細書に記載されている。本発明の要素
を形成するのに使用される乳剤及び物質は、米国特許第
4,917,994号明細書に記載されているようなp
H調整支持体上に、エポキシ溶媒(欧州特許第164,
961号明細書)とともにか;追加の安定化剤(例え
ば、米国特許第4,346,165号;同4,540,
653号及び同4,906,559号各明細書に記載さ
れているようなもの)とともにか;カルシウム等の多価
カチオンに対する感受性を減少させるために米国特許第
4,994,359号明細書に記載されているようなバ
ラスト化キレート化剤とともにか;米国特許第5,06
8,171号及び同5,096,805号各明細書に記
載されているような汚染減少化合物とともに塗布でき
る。
【0060】本発明の写真要素に有用な他の化合物は、
特開昭58−09959号;同58−62586号;特
開平02−072629号;同02−072630号;
同02−072632号;同02−072633号;同
02−072634号;同02−077822号;同0
2−078229号;同02−078230号;同02
−079336号;同02−079338号;同02−
079690号;同02−079691号;同02−0
80487号;同02−080489号;同02−08
0490号;同02−080491号;同02−080
492号;同02−080494号;同02−0859
28号;同02−086669号;同02−08667
0号;同02−087361号;同02−087362
号;同02−087363号;同02−087364
号;同02−088096号;同02−088097
号;同02−093662号;同02−093663
号;同02−093664号;同02−093665
号;同02−093666号;同02−094668
号;同02−094055号;同02−094056
号;同02−101937号;同02−103409
号;同02−151577号の各明細書に開示されてい
る。
【0061】本発明の写真要素に使用されるハロゲン化
銀は、沃臭化銀、臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化
銀等となることができる。例えば、本発明の写真要素に
おいて用いられるハロゲン化銀は、少なくとも90%も
しくはそれ以上(例えば、少なくとも95%、98%、
99%もしくは100%塩化銀)で塩化銀を含有するこ
とができる。
【0062】そのような高塩化物ハロゲン化銀乳剤の場
合には、少量の臭化銀が存在できるが、一般的にヨウ化
銀は実質的に存在しない。「実質的にヨウ化物が存在し
ない」とは、ヨウ化物濃度が1%以下、好ましくは0.
5%未満もしくは0.1%未満であることを意味する。
特に、そのような場合では、その感度を高めるために塩
化銀を臭化物源で処理することが考えられるが、得られ
る乳剤中の臭化物の大部分の濃度は典型的に約2〜2.
5%以下、好ましくは約0.6〜1.2%(残りは塩化
銀である)となるであろう。ここで%は、モル%であ
る。
【0063】しかし、本発明の要素に用いるハロゲン化
銀乳剤(式Iの色素で増感されている)は、好ましくは
グラフィックアーツ用途に必要な高コントラスト画像を
提供するタイプである。そのような乳剤は、一般的に相
対的に塩化銀が多く、ヨウ化銀が少ない。それらの乳剤
は、塩化銀に加えて臭化銀及びヨウ化銀の両方を含有す
ることができる。好ましくは、これらの乳剤のヨウ化物
含量は10モル%未満である。この目的では、実質的に
純粋な塩化銀乳剤を用いることができるが、好ましい乳
剤は塩化物70モル%及び臭化物30モル%から成る。
グラフィックアーツの分野で知られているように、粒子
にロジウム、ルテニウム、イリジウムもしくは他の第八
族金属を、好ましくは銀1モル当たり10-9〜10-3
ル、より好ましくは10-6〜10-3モルの範囲の濃度で
ドープすることができる。好ましい、第八族金属はロジ
ウムである。
【0064】ハロゲン化銀粒子の種類には、好ましくは
多形態、立方及び八面体が含まれる。ハロゲン化銀の粒
径は、写真組成物に有用であることが知られているいず
れの分布を有していてもよく、多分散、単分散のいずれ
でもよい。本発明の写真要素に用いられるハロゲン化銀
乳剤は、表面感受性乳剤もしくは未カブリ内部潜像形成
乳剤等のネガ型、もしくは内部潜像生成乳剤(要素中で
カブらせるか、処理時にカブらせる)のポジ型乳剤とな
ることができる。
【0065】平板状粒子ハロゲン化銀乳剤も用いること
ができる。平板状粒子は、他の残りの粒子面よりも明ら
かに大きい二つの平行な主面を有するものであり、平板
状粒子乳剤は、平板状粒子が総粒子投影面積の少なくと
も30%、より典型的には少なくとも50%、好ましく
は70%を越え、そして最適には90%を越えるもので
ある。この平板状粒子は、総粒子投影面積の実質的に全
部(97%を越える)をしめることができる。この平板
状粒子乳剤は高アスペクト比平板状粒子乳剤(即ち、E
CD/t>8(ECDは平板状粒子のμmで表わす平均
等価円直径であり、tは平板状粒子のμmで表わす平均
厚を表わす))、中アスペクト比平板状粒子乳剤(即
ち、ECD/t>5〜8)、もしくは低アスペクト比平
板状粒子乳剤(即ち、ECD/t>2〜5)となること
ができる。
【0066】前記乳剤は、典型的に、高平板状度
(T)、T(即ち、ECD/t2 )>25(ECD及び
tは、両方ともμmで測定する)を示す。この平板状粒
子は、平板状粒子乳剤の目的の平均アスペクト比及び/
もしくは平均平板状度を達成するのに適合するいずれの
厚さにもなることができる。投影面積要件を満足する平
板状粒子は、0.3μmより薄い厚さを有するものが好
ましく、特に薄型(<0.2μm)平板状粒子が好まし
く、最大の平板状粒子性能増強のためには、極薄型(<
0.07μm)平板状粒子が考えられる。青スピードの
ためにヨウハロゲン化平板状粒子の固有の青吸収をあて
にする場合、より厚い平板状粒子、典型的に厚さが0.
5μmまでが考えられる。
【0067】高沃化物平板状粒子乳剤は、House の米国
特許第4,490,458号明細書、Maskaskyの同4,
459,353号明細書及びYagi等の欧州特許第041
0410号公報に説明されている。面心立方(岩塩型)
結晶格子構造を形成するハロゲン化銀から形成される平
板状粒子は、{100}もしくは{111}主面のいず
れも有することができる。{111}主面平板状粒子を
含む乳剤(粒子分散度、ハロゲン化物分布、双晶面間
隔、エッジ構造及び粒子転移並びに吸着される{11
1}粒子面安定剤、をコントロールしたものを含む)
は、リサーチディスクロージャーI、セクションI.
B.(3)(503 頁)に引用される文献に記載されてい
る。
【0068】本発明で使用されるハロゲン化銀粒子は、
リサーチディスクロージャーI及びJames の The theor
y of the Photographic Process に記載されているよう
な当該技術分野において公知の方法により製造できる。
これらの方法には、アンモニア性乳剤製造、中性もしく
は酸性乳剤製造及び当該技術分野において公知の他の方
法等が含まれる。これらの方法は、一般的に保護コロイ
ドの存在下で水溶性銀塩を水溶性ハロゲン化物塩と混合
させ、沈澱生成中に温度、PAg、pH値等を適当な値
に制御することを必要とする。
【0069】本発明で使用されるハロゲン化銀は、貴金
属(例えば、金)増感剤、中間カルコゲン(例えば、イ
オウ)増感剤、還元増感剤及び当該技術分野において公
知の他の増感剤で化学増感するのが有利である。ハロゲ
ン化銀の化学増感に有用な化合物及び手法は当該技術分
野において公知であり、リサーチディスクロージャーI
及びそこに引用されている文献に記載されている。
【0070】本発明の写真要素は、典型的には乳剤の形
態でハロゲン化銀を提供する。写真乳剤は、一般的には
写真要素の層として乳剤を塗布するためにベヒクルを含
んでいる。有用なベヒクルとしては、タンパク質、タン
パク質誘導体、セルロース誘導体(例えば、セルロース
エステル類)、ゼラチン(例えば、牛骨もしくは皮ゼラ
チン等のアルカリ処理ゼラチン、又は豚皮ゼラチン等の
酸処理ゼラチン)、ゼラチン誘導体(例えば、アセチル
化ゼラチン、フタル化ゼラチン等)等の天然物質、並び
にリサーチディスクロージャーIに記載されているよう
な他のベヒクルの両方が含まれる。
【0071】また、ベヒクルもしくはベヒクル増量剤と
して有用なものは、親水性透水性コロイドである。これ
らには、リサーチディスクロージャーIに記載されてい
るような、合成ポリマー解こう剤、キャリヤー、並びに
/もしくはポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルラ
クタム)、アクリルアミドポリマー、ポリビニルアセタ
ール、アルキル並びにスルホアルキルアクリレート及び
メタクリレートのポリマー、加水分解性ポリビニルアセ
テート、ポリアミド、ポリビニルピリジン、メタクリル
アミドコポリマー等の、バインダーが含まれる。
【0072】ベヒクルは、写真乳剤に有用な量で乳剤中
に存在することができる。また、この乳剤は、写真乳剤
に有用であるとして知られているいずれの添加剤も含有
することができる。これらの添加剤には、活性ゼラチ
ン、イオウ、セレン、テルル、金、白金、パラジウム、
イリジウム、オスミウム、ルテニウム、ロジウム、リ
ン、もしくはこれらの組み合わせ等の化学増感剤が含ま
れる。化学増感は、一般的にリサーチディスクロージャ
ーI、セクションIV(510-511 頁)及びそこで引用さ
れる文献に記載されているようなpAgレベル5〜1
0、pHレベル3〜8及び温度30〜80°Cで実施さ
れる。
【0073】増感色素を、乳剤を写真要素に塗布する前
のいずれかの時期(例えば、化学増感中もしくは化学増
感後)に、もしくは塗布と同時に、ハロゲン化銀粒子と
親水性コロイドからなる乳剤に添加することができる。
例えば、色素を水もしくはアルコールの水溶液として添
加することができる。式(I)の色素を一般的にハロゲ
ン化銀1モル当たり5〜500mgの量(好ましくは5
0〜350mg、より好ましくは、100〜300m
g)でハロゲン化銀乳剤(一般的にはハロゲン化銀乳剤
含有層)に用いる。色素/ハロゲン化銀乳剤を、塗布直
前もしくは塗布に先立ち(例えば、2時間前)、カラー
画像生成カプラーの分散体と混合することができる。
【0074】本発明の写真要素は、リサーチディスクロ
ージャーI、セクションXVIに記載されている技法を
含むいずれかの公知の技法を用いて像様露光することが
できる。これには、典型的にはスペクトルの可視領域
(約400〜700nm)での露光が含まれる。しか
し、本発明の好ましいグラフィックアーツフィルムの場
合では、そのような露光は、約500〜800nm、好
ましくは約600〜700nmの波長を有する放射線に
対する露光を含む。露光はレンズを通した実像に対して
である。しかし発光装置の手段(例えば、光バルブ、C
RT等によってコントロールされる光)によるコンピュ
ータ記憶画像もしくは生成画像に対する露光によって、
露光することができる。
【0075】本発明の写真要素は、任意の公知の処理方
法を用いて処理できる。処理方法は、リサーチディスク
ロージャーI、セクションXIX及びXX、もしくはT.
H. James編、 The Theory of the Photographic Proce
ss, 4版、Mcmillan, New York, 1977年に記載されてい
る。好ましいグラフィックアーツフィルムの場合では、
好ましくは、写真要素に含まれている感光性ハロゲン化
銀を、露光に続けて、アルカリ性媒体もしくは前記要素
に含まれている現像主薬の存在下で、このハロゲン化銀
を前記アルカリ性媒体と一緒にすることにより処理して
可視画像を生成する。写真要素が組込まれている現像主
薬を含有する場合、この要素をアクチベーターの存在下
で処理することができる。
【0076】グラフィックアーツフィルムでは、11〜
12.3の範囲のpH値で処理して、非常に高いコント
ラストの画像を得ることができるが、より低いpH値、
例えば、11より下、最も好ましくは、10.3〜1
0.5の範囲を、本明細書に記載する写真記録材料の処
理に用いるのが好ましい。好ましいグラフィックアーツ
フィルムの現像液は、典型的に水溶液であるが、ジエチ
レングリコール等の有機溶剤も、有機成分の溶解を容易
にするために含むことができる。これらの現像液は、ポ
リヒドロキシベンゼン、アミノフェノール、パラフェニ
レンジアミン、アスコルビン酸、ピラゾリドン、ピラゾ
ロン、ピリミジン、亜ジチオン酸塩、ヒドロキシルアミ
ン、等の通常の現像主薬もしくはその他の通常の現像主
薬の一つ又は組合せを含有する。
【0077】本発明に従って構成される好ましいグラフ
ィックアーツフィルムを処理する場合、ヒドロキノン及
び3−ピラゾリドン現像主薬を組み合せて用いるのが好
ましい。この現像液のpHをアルカリ金属水酸化物及び
炭酸塩、硼酸ナトリウム及びその他の塩基性塩類を用い
て調節することができる。現像時のゼラチン膨潤を減ら
すために、硫酸ナトリウム等の化合物を現像液中に混ぜ
ることができる。また、粒状度を減らすためにチオシア
ン酸ナトリウム等の化合物が存在することもできる。エ
チレン−ジアミン四酢酸もしくはそのナトリウム塩等の
キレート剤及び金属封鎖剤が存在することができる。
【0078】一般的に、グラフィックアーツフィルムに
適した通常の現像液組成物のいずれも本発明の好ましい
グラフィックアーツフィルムを処理するために使用する
ことができる。特定の具体的な写真現像液は、Handbook
of Chemistry and Physics, 36 版の3001ページ及び次
のページの、「Photographic Formulae 」、並びにProc
essing Chemicals and Formulas, 6版、(Eastman Koda
k Company (1963)により出版)、に記載されている。も
ちろん、グラフィックアーツ要素を、米国特許第3,5
73,914号及び英国特許第376,600号各明細
書に説明されているように、リソグラフィック写真要素
の通常の現像液で処理することができる。
【0079】ネガ型多色要素の処理の場合、この要素を
発色現像主薬(即ち、カラーカプラーで発色画像色素を
生成する現像主薬)で処理し、そして酸化剤及び溶剤で
処理して銀及びハロゲン化銀を除去する。リバーサルカ
ラー要素の処理の場合では、この要素をまず白黒現像主
薬(即ち、カプラー化合物で発色色素を生成しない現像
主薬)で処理した後、ハロゲン化銀をカブらせる処理
(通常、薬剤もしくは光を用いる)を続け、発色現像液
で処理する。好ましい発色現像主薬は、p−フェニレン
ジアミン類である。
【0080】とりわけ好ましい現像主薬は:4−アミノ
−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−3−
メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ
−3−メチル−N−エチル−N−(β−(メタンスルホ
ンアミド)エチルアニリンセスキ硫酸塩水和物、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ
エチル)アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(メタ
ンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチルアニリン
塩酸塩及び4−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキ
シエチル)−m−トルイジン ジ−p−トルエンスルホ
ン酸である。
【0081】現像後に、漂白定着により銀もしくはハロ
ゲン化銀を除去し、水洗し、乾燥する。
【0082】
【実施例】本発明を、以下の例によってさらに説明す
る。例1: この例で用いる感光性材料は、ハレーションバッ
クコートを有するポリエチレンテレフタレートベースに
塗布された少なくとも感光性層及びゼラチンオーバーコ
ートからなる。
【0083】前記感光性層は、アンモニウムヘキサクロ
ロローデートをドープした70:30塩臭化物立方体単
分散乳剤(0.18μmエッジ長)からなり、3.3m
g/m2 で塗布した。感光性層に含まれる他の添加物
は、増感色素、2−メチルメルカプト−5−カルボキシ
−6−メチルテトラアザインデン、1−(3−アセトア
ミドフェニル)−5−メルカプトテトラゾール、4−カ
ルボキシ−メチル−4−チアゾリン−2−チオン、並び
にアクリル酸メチル、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸及び2−アセトキシメチルメタクリ
レートのナトリウム塩(88:5:7重量比)のコポリ
マー、3,5−ジスルホカテコール二ナトリウム塩及び
ヒドロキノンである。
【0084】これらの例で、上記の増感色素(DYE1
〜DYE6)を水に溶解し、銀1モル当たり100、2
00もしくは300mgの比率で前もって化学増感した
乳剤に添加した。処理した乳剤をポリエチレン支持体上
に塗布した後、得られた塗膜を、670nmに最大強度
を有する固体レーザーダイオードを用いて10-6秒間露
光し、21ステップ、0〜2logE(0.1log
E)ステップウェッジを生成した。この塗膜をコダック
RA2000現像液(1+4)と同じ典型的なラピッド
アクセス現像液で30秒間処理し、3000Fixer
(1+3)中で30秒間定着し、そして洗浄し乾燥し
た。そのようにして生成したステップウェッジ銀像の濃
度を測定し、適当な相対露光量に対してプロットした。
【0085】いくつかのパラメータがデンシトメトリー
結果から誘導されたが、特に、最小濃度(Dmin )及び
「Sp.6」(Dmin +0.6の濃度での塗膜の対数単
位で表した相対スピード)を測定した。これらのデータ
を下記表Iに示す。
【0086】
【表1】
【0087】ハロゲン化銀が式(I)の色素で増感され
ている本発明の写真要素が低い汚れを有し、なお、乳剤
に対して良好な分光感度を与えることは、上記結果から
明らかである。この実施例は本発明の具体的な態様を説
明するが、本発明の組成もしくは材料の範囲を限定する
ものではない。本発明の精神及び範囲内で種々の変更及
び改造が可能であることは、理解されるであろう。
【0088】本発明の他の好ましい態様を次ぎに記載す
る。但し、態様1は請求項1と同じである。 (態様1)式(I)の色素を用いて増感された感光性ハ
ロゲン化銀乳剤を含んで成る写真要素:
【0089】
【化15】
【0090】(式中、R3 は、アルキル基、アルケニル
基、もしくはアリール基であり、R4 及びR5 は、それ
ぞれ水素、アルキル基、アルケニル基もしくはアリール
基であり、R6 、R7 及びR8 は、独立して、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、もしくはHであり、前
記色素は少なくとも三個の酸もしくは酸塩置換基を有
し、そして各Lは、独立してメチン基を表し、pは、0
もしくは1であり、Z1 は、5員もしくは6員の複素環
式基を完成するのに必要な原子団を表し、(X)n は、
分子の電荷をバランスさせるのに必要な場合の対イオン
を表す)。
【0091】(態様2)pが、0である態様1に記載の
写真要素。 (態様3)Z1 が、オキサゾール基、ベンゾオキサゾー
ル基、ナフトオキサゾール基、チアゾール基、ベンゾチ
アゾール基、ナフトチアゾール基、イミダゾール基、ベ
ンズイミダゾール基、ナフトイミダゾール基、ピリジン
基、キノリン基、1,3,4−チアジアゾール基、チア
ゾリン基、セレナゾール基、ベンゾセレナゾール基、ナ
フトセレナゾール基、ベンゾテルラゾール基、もしくは
ナフトテルラゾール基を完成する原子団を表す態様2に
記載の写真要素。
【0092】(態様4)少なくともR6 、R7 及びR8
が、酸もしくは酸塩置換基を有する態様1に記載の写真
要素。 (態様5)各Lが、CHである態様1に記載写真要素。 (態様6)前記色素が少なくとも4個の酸もしくは酸塩
置換基を有する態様1に記載の写真要素。
【0093】(態様7)R3 、R6 、R7 及びR8 の全
てが、酸もしくは酸塩置換基を有する態様1に記載の写
真要素。 (態様8)前記酸もしくは酸塩置換基が、全てカルボキ
シもしくはスルホ置換基である態様1に記載の写真要
素。 (態様9)式(Ia)の色素を用いて増感された感光性
ハロゲン化銀乳剤を含んで成る写真要素:
【0094】
【化16】
【0095】(式中、R1 及びR2 は、独立して、水
素、ヒドロキシ、ハロゲン原子、アリール基、ヘテロ芳
香族基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、ア
ルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、アシルオキ
シ基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル
基、カルバモイル基、スルファモイル基、カルボキシ、
もしくはシアノであり、あるいはR1 及びR2 は、一緒
に環状ベンゼン、ナフタレン、アントラセン基もしくは
ヘテロ芳香族基を完成するのに必要な原子団を表し、R
4 及びR5 は、それぞれ水素もしくはアルキル基であ
り、R3 は、アルキル基であり、R6 、R7 及びR
8 は、独立して、アルキル基であり、R3 、R6 、R 7
及びR8 の少なくとも三個は、酸もしくは酸塩置換基を
有し、(X)n は、分子の電荷をバランスさせるのに必
要な場合の対イオンである)。
【0096】(態様10)前記色素が少なくとも4個の
酸もしくは酸塩置換基を有する態様9に記載の写真要
素。 (態様11)R1 及びR2 が一緒になって環状ベンゼン
基もしくはナフタレン基を形成する態様9に記載の写真
要素。 (態様12)R3 、R6 、R7 及びR8 の4つ全てが、
酸もしくは酸塩置換基を有する態様9に記載の写真要
素。
【0097】(態様13)前記酸もしくは酸塩置換基
が、全てカルボキシもしくはスルホ置換基である態様9
に記載の写真要素。 (態様14)R1 及びR2 が環状ベンゼンもしくはナフ
タレン基を形成する態様13に記載に写真要素。 (態様15)R3 、R6 、R7 及びR8 が、独立して、
炭素数1〜5のアルキル基であり、R4 が、水素であ
り、そしてR5 が、水素もしくは炭素数1〜5の非置換
のアルキルである態様11に記載の写真要素。
【0098】(態様16)R5 が、水素、メチルもしく
はエチルである態様15に記載の写真要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュリア ピッチ イギリス国,ハートフォードシャー ダブ リュディー3 2エイチディー,リックマ ンズワース,チャーチ レーン 40

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)の色素を用いて増感された感光
    性ハロゲン化銀乳剤を含んで成る写真要素: 【化1】 (式中、R3 は、アルキル基、アルケニル基、もしくは
    アリール基であり、 R4 及びR5 は、それぞれ水素、アルキル基、アルケニ
    ル基もしくはアリール基であり、 R6 、R7 及びR8 は、独立して、アルキル基、アルケ
    ニル基、アリール基、もしくはHであり、 前記色素は少なくとも三個の酸もしくは酸塩置換基を有
    し、そして各Lは、独立してメチン基を表し、 pは、0もしくは1であり、 Z1 は、5員もしくは6員の複素環式基を完成するのに
    必要な原子団を表し、 (X)n は、分子の電荷をバランスさせるのに必要な場
    合の対イオンを表す)。
JP8041366A 1995-03-31 1996-02-28 特別に増感されたハロゲン化銀乳剤を有する写真要素 Pending JPH0968771A (ja)

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