JP3620976B2 - シャッターボックスの取付構造 - Google Patents

シャッターボックスの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体内にシャッターを巻き取って収納したシャッターボックスの、壁面、窓枠や扉枠等への取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シャッターボックスは図2及び図3に示すように構成されている。なお、図2はシャッターボックス1の内部構造を示す斜視図、図3はシャッターボックス1の取り付け状態を示す斜視図である。
【0003】
シャッターボックス1は、通常図3に示すように、通路や窓等の上部に取り付けられる。シャッターボックス1の両端の下側にはガイドレール2,3が配設され、シャッターボックス1内に巻き取ったシャッター4の上下動を案内する。そして、シャッター4はシャッターボックス1から引き出されてガイドレール2,3に沿って下ろされ、窓や通路等を塞ぐ。
【0004】
シャッターボックス1の具体的な構造は図2のようになっている。図中の5は巻き取り軸である。この巻き取り軸5の両端部にはブラケット6,7が配設され、巻き取り軸5を回転可能に支持している。各ブラケット6,7は、複数の補強板8,9で補強されている。なお、補強板8,9は、断面L字型に形成されている。また、ブラケット6,7及び補強板8,9には、それらを覆う箱状の化粧板10(図3参照)が取り付けられている。巻き取り軸5には、引き出されたシャッター4を軽い力で持ち上げられるようにするためのスプリング11が設けられている。
【0005】
前記構成のシャッターボックス1は、窓等の上部に取り付けられた支持板12,13で支持される。この支持板12,13は、シャッターボックス1の壁側の補強板9に引っ掛かることで、シャッターボックス1を支持するようになっている。
【0006】
この支持板12,13は具体的には、支持板12,13自身を壁等に固定するためのネジ穴12A,13Aを備えた平板部12B,13Bと、この平板部12B,13Bの上部に設けられ、断面L字型の補強板9の縦板部分に係止してシャッターボックス1を支持する係止用段部12C,13Cと、この係止用段部12C,13Cの上部に前方(取り付けられるシャッターボックス1側)へ傾斜して形成され、補強板9の縦板部分を係止用段部12C,13Cへ案内する案内板部12D,13Dと、平板部12B,13Bの下部に水平に張り出して設けられると共にその中央部にネジ穴12E,13Eが設けられ、シャッターボックス1を下側から固定して支持する下側支持板部12F,13Fとから構成されている。
【0007】
このように構成された支持板12,13は、シャッターボックス1が取り付けられる位置の壁等に固定される。そして、シャッターボックス1は、支持板12,13に吊り込んで支持される。
【0008】
シャッターボックス1の取り付けは次のようにして行われる。支持板12,13の位置までシャッターボックス1を運び、一旦上方へ持ち上げて、補強板9を支持板12,13の案内板部12D,13Dに掛ける。補強板9が案内板部12D,13Dに掛かった状態で、シャッターボックス1をそのまま下ろす。これにより、補強板9が案内板部12D,13Dに案内されて係止用段部12C,13Cにはまり込んで支持される。シャッターボックス1の下部は下側支持板部12F,13Fに支持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記構成のシャッターボックス1の取付構造では、シャッターボックス1を支持板12,13に吊り込むために一旦持ち上げる必要がある。このため、天井近くにシャッターボックス1を取り付ける場合には、シャッターボックス1を持ち上げて支持板12,13に吊り込むためのスペースを、シャッターボックスの上部に確保する必要がある。このスペースはシャッターボックス1の取り付けのときだけ必要なもので、その後は無駄なスペースとなる。さらに、設計上の制約も受ける。
【0010】
また、シャッターボックス1を取り付けるときには、シャッターボックス1を、作業者が手で持ったり、或いはクレーンやフォークリフトを用いて、取付位置よりも高い位置まで一旦持ち上げて、補強板9を支持板12,13に位置合わせしなければならない。
【0011】
しかし、シャッターボックス1を手で持ち上げる場合には、シャッターボックス1が相当な重さであるため、補強板9を支持板12,13に位置合わせして掛ける作業は容易ではなく、取付け作業性が悪い。また、クレーンやフォークリフトを用いる場合は、さらに位置合わせが困難で、取付け作業性が悪い。
【0012】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、取り付けのためのスペースを必要とせずに、取り付け作業性を向上させたシャッターボックスの取付構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るシャッターボックスの取付構造は、取り付け対象部位に設けられる支持部材と、その支持部材に支持されると共に内部にシャッターが巻き取られて収納されるボックス本体とを備えたシャッターボックスの取付構造において、前記支持部材は、対象部位に対して別体又は一体に構成され、前記ボックス本体を一時的に引っ掛けて支持すると共に支持したボックス本体のほぼ水平方向の移動を許容する仮付け部を備え、当該仮付け部は、前記シャッターボックスを両側から挟むように延出して設けられた縦板状部材で構成され、かつその上端部がほぼ水平に形成されると共に、前記ボックス本体が仮付けされたときに先端が当該ボックス本体の重心よりも先に位置して当該ボックス本体を支持し、前記ボックス本体は、前記仮付け部に引っ掛かってボックス本体を支持すると共にほぼ水平方向に移動できるフック部を備え、当該フック部は、前記ボックス本体が前記仮付け部に上側から載置されて引っ掛かるように、ボックス本体の両側壁に形成され、前記支持部材とボックス本体との間には、前記仮付け部に一時的に引っ掛けて支持されたボックス本体を仮付け部に案内されて押し込むことでボックス本体が支持部材側に結合される結合手段を備え、当該結合手段は、前記仮付け部の奥側に設けられた被嵌合部と、前記フック部の先端部近傍に設けられ、前記ボックス本体が押し込まれることで前記被嵌合部に嵌合して前記ボックス本体が前記仮付け部側に結合される嵌合部とから構成されたことを特徴とする。
【0014】
前記構成により、ボックス本体を取り付けるときは、支持部材の仮付け部にボックス本体のフック部を引っ掛ける。次いで、ボックス本体の水平方向の奥側へ押し込む。これだけで、取付作業は完了する。
【0015】
このときフック部は、支持部材の仮付け部に上側から乗せるだけで容易に引っ掛かり、仮付けが容易にできる。ボックス本体を仮付け部に一時的に引っ掛けた状態で押し込むと、結合手段でボックス本体が支持部材側に結合され、容易に固定される。即ち、ボックス本体を仮付け部に一時的に引っ掛けた状態で押し込むと、最奥の位置で被嵌合部に嵌合部が嵌合して、ボックス本体が仮付け部側に容易に固定される。
第2の発明に係るシャッターボックスの取付構造は、第1の発明に係るシャッターボックスの取付構造において、前記被嵌合部は、前記仮付け部に形成されたくさび状突起によって構成され、前記嵌合部は、前記フック部が前記くさび状突起を乗り越えて覆い被さった状態でこのくさび状突起に嵌合する嵌合穴によって構成されたことを特徴とする。
【0016】
前記構成により、ボックス本体を仮付け部に一時的に引っ掛けた状態で押し込むと、ボックス本体のフック部がくさび状突起を乗り越えて覆い被さり、嵌合穴がくさび状突起に整合したところで嵌合する。これにより、ボックス本体が仮付け部側に固定される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシャッターボックスについて、添付図面を参照しながら説明する。なお、シャッターボックスの全体構成及び取り付け状態は図3で説明した前記従来のシャッターボックス1と同様であるため、ここでは同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】
本実施形態に係るシャッターボックス21は、図1及び図4に示したように構成されている。図中の22は巻き取り軸である。この巻き取り軸22は前記従来の巻き取り軸5と同様である。巻き取り軸22の両端部にはブラケット23,24が配設され、巻き取り軸22を回転可能に支持している。巻き取り軸22には、従来と同じスプリング11が設けられている。
【0019】
各ブラケット23,24は、補強板25で補強されている。この補強板25は従来の補強板8と同様の構成を有している。なお、シャッターボックス21の固定手段として従来の支持板12,13を用いないので、従来の補強板9は必要なく、省略されている。各ブラケット23,24及び補強板25には化粧板10が取り付けられている。そして、これらブラケット23,24、補強板25及び化粧板10で、シャッター4を収納できるだけの十分な強度を備えたボックス本体が構成されている。
【0020】
ブラケット23,24は、その周縁部のうち前後両側及び下側が、補強等のために内側へ折り曲げられている。このブラケット23,24の上部には、後述する仮付け板部35C,36Cに引っ掛けるフック部28,29が設けられている。このフック部28,29は、ブラケット23,24の上端部を外側に折り曲げて、下方が開口した溝状に形成されている。このフック部28,29の溝底は水平に形成されており、仮付け板部35C,36Cに引っ掛かった状態で水平方向に摺動できるようになっている。これにより、シャッターボックス21が仮付け板部35C,36Cに沿って前後方向に摺動できるようになっている。
【0021】
フック部28,29の上面壁(溝底壁)には嵌合穴31,32が設けられている。この嵌合穴31,32は、後述する仮付け板部35C,36Cの係止爪35F,36Fが嵌合することで、シャッターボックス21を位置決め固定するためのものである。嵌合穴31,32は、フック部28,29の溝底のうち、取り付け壁側(図1中の右奥側)の端部近傍に設けられている。これは、作業者がシャッターボックス21を持ち上げ、仮付け板部35C,36Cに引っ掛けて仮付けをするとき、即ち、シャッターボックス21を最終的に位置決め固定する前に、一時的に取り付けるときに邪魔にならないようにするためである。換言すれば、シャッターボックス21を仮付け板部35C,36Cに引っ掛けて仮付けするときに、障害にならず、その後押し込んで最終的に位置決め固定する段階で、嵌合穴31,32が係止爪35F,36Fに確実に嵌合できるようにするためである。
【0022】
シャッターボックス21が取り付けられる位置には支持板35,36が設けられる。この支持板35,36は、支持板35,36自身を壁等に固定するための釘穴35A,36Aを備えた平板部35B,36Bと、この平板部35B,36Bの外側に設けられ、シャッターボックス21を一時的に引っ掛けて支持すると共に支持したシャッターボックス21の水平方向の移動を許容する仮付け部としての仮付け板部35C,36Cと、平板部35B,36Bの下部に設けられ、シャッターボックス21を下側から固定支持するネジ穴35D,36Dを備えた下側支持板部35E,36Eとから構成されている。平板部35B,36B及び下側支持板部35E,36Eは、前記従来の平板部12B,13B及び下側支持板部12F,13Fと同様である。下側支持板部35E,36Eのネジ穴35D,36Dは、ブラケット23,24の下側の折り返し部分に設けられたネジ穴(図示せず)と整合し、ネジ38でシャッターボックス21と各支持板35,36とが固定されるようになっている。
【0023】
仮付け板部35C,36Cは、各平板部35B,36Bの外側に位置し、平板部35B,36B(取り付けられる壁等)に対して直角方向(前方方向)に延びて形成されている。これにより、各仮付け板部35C,36Cはシャッターボックス21を外側から挟んで支持するように配設されている。仮付け板部35C,36Cはほぼ台形状に形成されている。具体的には、仮付け板部35C,36Cの上端の縁部は水平になるように形成されている。下側の縁部はシャッターボックス21を支持するのに十分な強度を持たせるために傾斜させて形成されている。
【0024】
これにより、シャッターボックス21を各仮付け板部35C,36Cの間に挿入すると、各仮付け板部35C,36Cが各フック部28,29の下側に入り込んで、シャッターボックス21が支持板35,36に支持されるようになっている。
【0025】
仮付け板部35C,36Cの上端の縁部のうちの奥側には被嵌合部としての係止爪35F,36Fが設けられている。この係止爪35F,36Fは、前記嵌合穴31,32に嵌合することで、シャッターボックス21を位置決め固定するためのものである。この係止爪35F,36Fは、仮付け板部35C,36Cの上端の縁部のうち、最奥側に設けることが望ましい。これは、仮付けを容易にするためである。即ち、フック部28,29が係止爪35F,36Fに接触しないで仮付け板部35C,36Cに引っ掛かって、重いシャッターボックス21を支持板35,36に支持できるようにするためである。また、仮付け板部35C,36Cの全長は、シャッターボックス21の奥行き寸法(ブラケット23,24の横幅)の6割から7割程度に設定されている。これにより、シャッターボックス21が支持板35,36に仮付けされたとき、仮付け板部35C,36Cの先端がシャッターボックス21の重心よりも先に位置して、シャッターボックス21が安定して支持できるようになっている。
【0026】
係止爪35F,36Fは、奥側へ向けて徐々にせり出したくさび状に形成されている。これにより、フック部28,29が仮付け板部35C,36Cに引っ掛けられて最奥へ移動すると、このフック部28,29の先端部(奥側端部)がくさび状の係止爪35F,36Fに乗り上げ、嵌合穴31,32と係止爪35F,36Fとが整合したところではまり合って位置決め固定されるようになっている。
【0027】
[動作]
以上のように構成されたシャッターボックス21は、次のようにして取り付けられる。
【0028】
まず、水切板(図示せず)を床部に取り付け、レール支持枠(図示せず)を窓等の両側に取り付ける。次いで、支持板35,36を窓等の上部に取り付ける。この場合、設計された取付態様に応じて、窓等の周囲の壁部に取り付けたり、窓のサッシ、レール支持枠等に直接取り付けたりする。
【0029】
次いで、シャッターボックス21を支持板35,36に取り付ける。具体的には、まずシャッターボックス21の各フック部28,29を各支持板35,36の仮付け板部35C,36Cに引っ掛けて仮付けする。
【0030】
次いで、シャッターボックス21を水平方向奥側へ押し込み、嵌合穴31,32と係止爪35F,36Fを嵌合させて位置決め固定する。
【0031】
その後、シャッターボックス21の下側をネジ38で固定する。
【0032】
次に、ガイドレール2,3を、その上端部がシャッターボックス21内に挿入した状態で、上記レール支持枠に固定する。
【0033】
以上で、取付作業は完了する。
【0034】
[効果]
以上のように、シャッターボックス21は、支持板35,36に引っ掛けて水平方向に押し込むことで取り付けられるため、一旦持ち上げる作業が不要となる。また、重いシャッターボックス21を位置決め固定する前に、支持板35,36に容易に引っ掛けて仮付けすることができると共に仮付け後に押し込むだけで容易に位置決め固定される。このため、シャッターボックス21の取り付け作業性が大幅に向上する。
【0035】
また、シャッターボックス21を取り付けるときは、シャッターボックス21を各支持板35,36の間に挿入するだけでよく、取り付けに際してシャッターボックス21を一旦持ち上げて吊り込む作業が不要になった。このため、吊り込むためのスペースをシャッターボックス21の上部に確保する必要がなくなり、無駄なスペースを省略することができると共に、設計上の制約もなくなる。
【0036】
[変形例]
(1) 前記実施形態では、支持板35,36を独立した部材として構成したが、窓のサッシや、扉、通路の枠等に一体的に形成してもよい。これによっても、前記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0037】
(2) フック部28,29はブラケット23,24の上端部に設けたが、ブラケット23,24の中間位置や下部に設けてもよい。
【0038】
(3) 結合手段として嵌合穴31,32と係止爪35F,36Fを設けたが、これに限らず、互いに結合できるものであればよい。例えば、棒状の嵌合部と、この嵌合部が挿入される嵌合穴とで、結合手段を構成してもよい。また、接着剤を用いてもよい。
【0039】
さらに、マグネットを用いてもよい。なお、マグネットを用いる場合は、シャッターボックス21だけでなく、ガイドレール2,3等の他の部材も、ある程度強力なマグネットで取り受けるようにしてもよい。このように、マグネットを使用すると、シャッターの取り付け作業と取り外し作業の両方が容易にできるため、台風等の非常時にのみシャッターを取り付け、通常はシャッターを設けないというような使用態様も可能になる。
【0040】
(4) シャッター4は、上から下へ引き下げることで閉める構成にしたが、横方向に引くことで、又は下から上に引き上げることで閉める構成にしてもよい。
【0041】
(5) 下側支持板部35E,36Eは設けずに、仮付け板部35C,36Cにネジ穴を設けて、支持板35,36とブラケット23,24とを横方向からネジで固定するようにしてもよい。
【0042】
(6) 支持板35,36の仮付け板部35C,36Cは、それぞれに1つだけ設けたが、シャッターボックス21が大型で重い場合等には、上下二段にしてもよい。
【0043】
(7) フック部28,29は、ブラケット23,24の一部を折り返して形成したが、別部材として構成してブラケット23,24に取り付けるようにしてもよい。
【0044】
(8) 支持板35,36の仮付け板部35C,36Cの上端部は水平に形成され、フック部28,29が引っ掛けられた状態でシャッターボックス21が水平方向奥側に押し込まれるようにしたが、仮付け板部35C,36Cの上端部は多少傾斜させてもよい。例えば、平板部35B,36Bから延出される前方へ向けて、上方へ傾斜させてもよい。この場合は、引っ掛けられたフック部28,29が平板部35B,36Bの傾斜に沿って滑りやすくなり、シャッターボックス21を奥側に軽い力で容易に押し込むことができるようになる。
【0045】
(9) 本実施形態では、支持部材の仮付け部を仮付け板部35D,36Dで構成したが、板材に限らず、棒材を用いてもよい。さらに、仮付け部の配設位置もシャッターボックス21の両側端部に限らず、中央付近に設けてもよい。例えば、図5に示すように、支持部材として2本の棒材41,42を用い、この棒材41,42を互いに近接させて設け、シャッターボックス21の中央付近に設けたフック部としての挿入穴43,44に挿入して、シャッターボックス21を支持させるようにしてもよい。なお、棒材41,42には補強用のリブ41A,42Aを設けてもよい。この棒材41,42に係止爪(35F,36F)を設ける場合は、棒材41,42のうち、真上の位置に限らず、斜め、横側、下側の位置でもよい。なお、横側、下側の位置に係止爪を設ける場合は、棒材41,42と係止爪の寸法を、挿入穴43,44の内径寸法よりも多少大きく設定する。
【0046】
また、図6に示すように、支持部材として板材46を用い、この板材46をシャッターボックス21の中央付近に設けたフック部としての挿入穴47に挿入して、シャッターボックス21を支持させるようにしてもよい。板材46の場合も必要に応じて補強用リブを設ける。
【0047】
さらに、挿入穴43,44,47は、シャッターボックス21の上部に内蔵して設けたが、シャッターボックス21の上端から外側に膨らませて設けてもよい。また、挿入穴43,44,47は、シャッターボックス21の下部に設けてもよい。この場合も、挿入穴43,44,47をシャッターボックス21内に内蔵しても、下側に膨らませて設けてもよい。
【0048】
さらに、棒材41,42の挿入穴43,44の場合にはブラケット23,24に設けてもよい。この場合も、上記同様に、内蔵しても、外側に膨らませて設けてもよい。
【0049】
(10) 本実施形態では、フック部28,29を、ブラケット23,24の一部を折り返して下方に開口した溝状に形成したが、溝状でなくてもよい。具体的には、フック部28,29のうち、ブラケット23,24から水平に張り出した底板部だけでもよい。この場合でも、支持板35,36の仮付け板部35C,36Cは、シャッターボックス21の両側からブラケット23,24にほぼ密着する状態になるので、シャッターボックス21が左右にずれて落ちることはなく、確実に支持される。
【0050】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、次のような効果を奏する。
【0051】
シャッターボックスは、支持部材に引っ掛けて水平方向に押し込むことで取り付けられるため、取り付け作業性が大幅に向上する。
【0052】
また、シャッターボックスを取り付けるときは、一旦持ち上げて吊り込む作業が不要になるので、吊り込むためのスペースをシャッターボックスの上部に確保する必要がなくなり、無駄なスペースを省略することができると共に、設計上の制約をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシャッターボックスの内部構造を示す斜視図である。
【図2】従来のシャッターボックスの内部構造を示す斜視図である。
【図3】シャッターボックスの取り付け状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るシャッターボックスの取付状態を示す側面断面図である。
【図5】本発明の第1変形例を示す要部斜視図である。
【図6】本発明の第2変形例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
2,3:ガイドレール、4:シャッター、10:化粧板、11:スプリング、21:シャッターボックス、22:巻き取り軸、23,24:ブラケット、25:補強板、28,29:フック部、31,32:嵌合穴、35,36:支持板、35A,36A:釘穴、35B,36B:平板部、35C,36C:仮付け板部、35D,36D:ネジ穴、35E,36E:下側支持板部、35F,36F:係止爪、38:ネジ。

Claims (2)

  1. 取り付け対象部位に設けられる支持部材と、その支持部材に支持されると共に内部にシャッターが巻き取られて収納されるボックス本体とを備えたシャッターボックスの取付構造において、
    前記支持部材は、対象部位に対して別体又は一体に構成され、前記ボックス本体を一時的に引っ掛けて支持すると共に支持したボックス本体のほぼ水平方向の移動を許容する仮付け部を備え、当該仮付け部は、前記シャッターボックスを両側から挟むように延出して設けられた縦板状部材で構成され、かつその上端部がほぼ水平に形成されると共に、前記ボックス本体が仮付けされたときに先端が当該ボックス本体の重心よりも先に位置して当該ボックス本体を支持し、
    前記ボックス本体は、前記仮付け部に引っ掛かってボックス本体を支持すると共にほぼ水平方向に移動できるフック部を備え、当該フック部は、前記ボックス本体が前記仮付け部に上側から載置されて引っ掛かるように、ボックス本体の両側壁に形成され、
    前記支持部材とボックス本体との間には、前記仮付け部に一時的に引っ掛けて支持されたボックス本体を仮付け部に案内されて押し込むことでボックス本体が支持部材側に結合される結合手段を備え、当該結合手段は、前記仮付け部の奥側に設けられた被嵌合部と、前記フック部の先端部近傍に設けられ、前記ボックス本体が押し込まれることで前記被嵌合部に嵌合して前記ボックス本体が前記仮付け部側に結合される嵌合部とから構成されたことを特徴とするシャッターボックスの取付構造。
  2. 請求項1に記載のシャッターボックスの取付構造において、
    前記被嵌合部は、前記仮付け部に形成されたくさび状突起によって構成され、
    前記嵌合部は、前記フック部が前記くさび状突起を乗り越えて覆い被さった状態でこのくさび状突起に嵌合する嵌合穴によって構成されたことを特徴とするシャッターボックスの取付構造。
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