JP3619914B2 - 浄化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴槽水を循環して浄化する浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に浴槽水浄化装置を備えた強制循環式風呂装置は、浴槽水を循環させて湯温を検出し、湯温の低下を検出した場合には浴槽水を循環させながら加熱動作を行ない湯温を一定に保つ保温機能を持つだけでなく、浴槽水浄化装置により浴槽水を常に清潔に保つことができるため、何ヵ月も浴槽水を入れ替える必要がなく、24時間いつでも入浴でき、しかも節水効果もあるという優れた機能を持つ。
【0003】
浴槽水循環装置には、髪の毛等の異物を取り除くフィルターと、微細な異物を取り除き細菌を殺菌するバクテリア繁殖部材とが一般に用いられる。バクテリア繁殖部材には、麦飯石や天然セラミック等が用いられる。バクテリア等の微生物を繁殖部材に着床させ浄化を行なうことで、長期間に渡って浴槽水を清潔に保つことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような生物浄化を用いた浄化装置には次の様な問題がある。その1つは、使用を開始してから微生物が繁殖部材に着床し、浄化が行なわれるまでに数日から1ヵ月程度かかることである。そのため、浴槽水が汚れてくると、使用者の判断により浴槽水を入れ替えなければならない。このような浴槽水の汚れは入浴直前に分ることが多いので、風呂の水抜き、湯はりといった操作を行なわなければならず煩わしい。また、この判断基準は使用者の主観によるものであるため、実際は水質が悪くても入浴してしまうことも考えられる。
【0005】
2つめは、使用開始からしばらくすると、着床した微生物が繁殖しすぎて水の浄化が充分行なわれなくなり、また浴槽水の循環流量が減少するということである。このため、微生物の間引きを行なわなければならない。
【0006】
このような問題を解決するために、特開平5−15713においては循環パイプの途中に流量検出手段と圧力検出手段とを設け、それらの検出結果により、循環流量減少の原因が浴槽本体内の吸入フィルタにあるのか、浄化器内の目詰まりによるものかを判定するといった構成をとっている。しかしながらこの技術では水質を直接測っていないため、浴槽水が汚くなってから微生物の間引きを行なうことがあり得る。更に、使用し始めた頃の微生物の着床前に起こる浴槽水の汚れを検出できないため、1つめの問題を解決できない。
【0007】
また、特開平7−8720においては、浴槽水濁度検出器を設けることにより洗浄時期を判断するといった構成をとっているが、一般に濁度検出器は光学的な計測器が用いられるため、配管内に汚れがついてしまうとたとえ水がきれいでも汚れていると判断してしまう欠点がある。また、使用し始めた頃の微生物の着床前に起こる浴槽水の汚れがあった場合、微生物の繁殖のしすぎと判断して浄化装置の洗浄を行なってしまうことが考えられ、1つめの問題を解決することができない。
【0008】
本発明の浄化装置は上記課題を解決し、浴槽水の水質を検出し、適切な対処をすることで、浴槽水を常に清潔に保つことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項記載の浄化装置は、浴槽水を循環路に循環させる強制循環手段と、
上記循環路で上記浴槽水を浄化する浄化手段と、
上記浴槽水の水質を検出する水質検出手段と
を備えた浄化装置において、
上記浄化手段の運転時間を検出する時間検出手段と、
上記水質検出手段が水質の悪化を検出した時、上記時間検出手段が検出した運転時間が所定時間未満の場合には上記浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行ない、上記運転時間が所定時間以上の場合には上記浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう選択処理手段と
を備えたことを要旨とする。
【0011】
上記課題を解決する本発明の請求項記載の浄化装置は、浴槽水を循環路に循環させる強制循環手段と、
上記循環路で上記浴槽水を浄化する浄化手段と、
上記浴槽水の水質を検出する水質検出手段と
を備えた浄化装置において、
上記循環路において循環する上記浴槽水の循環流量を検出する流量検出手段と、
上記水質検出手段が水質の悪化を検出した時、上記流量検出手段が検出した循環流量が所定流量以上だった場合には上記浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行ない、上記循環流量が所定流量未満だった場合には上記浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう選択処理手段と
を備えたことを要旨とする。
【0012】
上記課題を解決する本発明の請求項記載の浄化装置は、浴槽水を循環路に循環させる強制循環手段と、
上記循環路で上記浴槽水を浄化する浄化手段と、
上記浴槽水の水質を検出する水質検出手段と
を備えた浄化装置において、
上記循環路において循環する上記浴槽水の圧力を検出する圧力検出手段と、
上記水質検出手段が水質の悪化を検出した時、上記圧力検出手段が検出した圧力が所定範囲内だった場合には上記浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行ない、上記圧力が所定範囲外だった場合には上記浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう選択処理手段と
を備えたことを要旨とする。
【0014】
上記構成を有する本発明の請求項記載の浄化装置は、水質検出手段が浴槽水が汚れていると判断した時、使用開始後浄化装置内の微生物がまだ充分着床していないため浄化効果が低い事が原因なのか、微生物が繁殖しすぎた事が原因なのかを時間検出手段により判断する。時間検出手段が検出した運転時間が所定時間未満の場合、前者であると考えられるため、浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行なう。所定時間以上の場合、後者であると考えられるため、浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう。
【0015】
上記構成を有する本発明の請求項記載の浄化装置は、水質検出手段が浴槽水が汚れていると判断した時、使用開始後浄化装置内の微生物がまだ充分着床していないため浄化効果が低い事が原因なのか、微生物が繁殖しすぎた事が原因なのかを流量検出手段により判断する。流量検出手段が検出した循環流量が所定流量以上だった場合、浄化槽を流れる循環流量が正常であることから前者であると考えられるため、浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行なう。所定流量未満だった場合、浄化槽が詰まっていることから後者であると考えられるため、浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう。
【0016】
上記構成を有する本発明の請求項記載の浄化装置は、水質検出手段が浴槽水が汚れていると判断した時、使用開始後浄化装置内の微生物がまだ充分着床していないため浄化効果が低い事が原因なのか、微生物が繁殖しすぎた事が原因なのかを圧力検出手段により判断する。圧力検出手段が検出した圧力が所定範囲内だった場合、浄化槽が詰まっていないことから前者であると考えられるため、浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行なう。所定範囲外だった場合、浄化槽が詰まっていることから後者であると考えられるため、浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の浄化装置の好適な実施例について説明する。
【0018】
図1は、第1実施例としての風呂システムの概略構成図である。この風呂システムは、浴槽10と、浴槽水の強制循環加熱動作及び給湯器の役割をする給湯付風呂釜20と、浴槽水の浄化を行なう浄化装置40と、各種の操作を行なうリモートコントローラ60(以下、単にリモコンと呼ぶ)とからなる。
【0019】
浴槽10には、浄化用循環路41への吸入口にフィルタ11を備え、髪の毛等の異物を取り除く。
【0020】
給湯付風呂釜20は、浴槽水を循環して加熱する強制循環加熱部22と、通水される水を加熱して給湯する給湯部23と、これらの動作を制御するコントローラ24とからなる。
【0021】
強制循環加熱部22は、浴槽水を循環させる加熱用循環路21と、加熱用循環路21の途中にサーミスタ25とを備え、更にサーミスタ25の下流側から順に循環ポンプ26、水流スイッチ27、循環される温水を加熱する熱交換器28を備える。強制循環加熱部22は、循環ポンプ26が定期的に浴槽水の循環を行ない、サーミスタ25が浴槽水温を検出し、検出した温度が設定温度以下の場合熱交換器28により循環水を加熱し、設定温度に達すると加熱を停止するといった浴槽水の保温運転を行なう。
【0022】
給湯部23は、冷水が供給される給水管29と、供給された冷水を加熱する熱交換器30と、熱交換器30により加熱された湯を出湯する出湯管31とを備える。給湯管29には通水量を検出する流量センサ32を備える。出湯管31は出湯温センサ33を備え、その下流側で一般給湯路34と風呂給湯路35に分岐され、風呂給湯路35は給水弁36を介して強制循環加熱部22に接続される。給湯部23は、リモコンにより設定された温度になるように燃焼を制御して、一般給湯路34から洗面所等の給湯栓に所定の温度の湯を出湯する。また、給水弁36を開くことにより浴槽10にも出湯できる。尚、ここでは図示しないがガス燃焼により熱交換器28、30を加熱するバーナ、バーナに点火する点火装置、燃焼用空気を供給するファン等の燃焼装置を備える。
【0023】
コントローラ24は、循環加熱制御、給湯制御等を司どるもので、図示しない周知の算術論理演算回路を構成するCPU,RAM,ROMと、各種センサからの信号を入力する入力インターフェースと、各種のアクチュエータに駆動信号を出力する出力インターフェース等から構成される。
【0024】
浄化装置40は、浴槽水を循環して浄化する強制循環浄化部42と、この動作を制御するコントローラ43とからなる。
【0025】
強制循環浄化部42は浴槽水を循環させる浄化用循環路41と、浄化用循環路41の途中に循環ポンプ44とを備え、更に循環ポンプ44の下流側から順に、通水方向を切り換える三方弁45,電磁弁46、浴槽10内の有機物や細菌を微生物により分解、殺菌する浄化槽47、水質を検出する水質センサ48、電磁弁49、紫外線により殺菌する紫外線装置50を備える。また、三方弁45と電磁弁46との間には浴槽水を排水する排水路51が分岐され、排水路51の途中に電磁弁52を備える。さらに、三方弁45から電磁弁46、浄化槽47、水質センサ48をバイパスするバイパス路53が分岐され、通常の循環動作時には、三方弁45は浄化槽側(矢印a)に通水し、電磁弁52は閉じており、電磁弁46、49は開いている。
【0026】
ここで、水質センサ48の構成について、図2を用いて説明する。水質センサ48は、交流定圧電源1と、循環水中に設けられた2枚の電極2と、電流計3とにより構成される。浴槽水の汚れの主因は有機物と細菌で、これらは電荷を有しているため、浴槽水が汚れると電流が流れやすくなると考えられる。電流と水質度は図3のグラフに示す様な関係になる。よって、このような構成で浴槽水の汚れ具合を検出することができる。
【0027】
コントローラ43は、循環浄化制御、逆洗運転制御、排水運転制御等を司どるもので、図示しない周知の算術論理演算回路を構成するCPU、RAM,ROMと、各種センサからの信号を入力する入力インターフェースと、各種のアクチュエータに駆動信号を出力する出力インターフェース等から構成される。
【0028】
ここで、逆洗運転とは浄化槽47内の微生物の間引きを行なうもので、コントローラ43が電磁弁49を閉じ、電磁弁46、52を開き、三方弁45によりバイパス路53を開いて(矢印b)、循環ポンプ44を駆動することで、浴槽水が浄化用循環路41を通り浄化槽47を逆方向に流れ、排水される事によって行なわれる。
【0029】
また、排水運転とは浴槽水を排水するもので、コントローラ43が電磁弁46を閉じ、電磁弁52を開き、三方弁45を浄化槽側(矢印a)に切り換え、循環ポンプ44を駆動することで、浴槽水を排水する。排水運転の後、給湯部23から浴槽10に出湯することで浴槽水の入れ替えを行なうことができる。
【0030】
コントローラ24、43には、浴室に設けられたリモコン60が接続される。リモコン60には、図示しない温度表示器、温度設定スイッチ等のスイッチを備える。また、異常時に報知を行なうブザーを備え、報知すると共に温度表示器に異常内容を表示する。
【0031】
次に、浴槽水の汚れの原因の判別を行なうためにコントローラ43が行なう制御処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】
システムが運転を開始すると(S10)、コントローラ43内のタイマーがスタートする(S11)。強制循環浄化部40は循環ポンプ44により常に浴槽水を循環し、浄化槽47に通水して浄化する。水質センサ48は循環される温水中での2つの電極間に流れる電流値を定期的に検出する。水質センサ48が所定値以上の電流値を検出すると温水が汚れていると判断し(S12:YES)、タイマーの経過時間、つまり運転開始からの経過時間に応じて、異なった処理を行なう。タイマーが所定時間(例えば2ヵ月)以内である場合(S13:YES)、浄化槽47の微生物がまだ充分繁殖していない事が原因であると考えられるため、浴槽水の排水運転と浴槽への出湯運転により浴槽水の入れ替えを行なう(S14)。タイマーが所定時間(2ヵ月)以上経過している場合には(S13:NO)、浄化槽47の微生物が増えすぎた事が原因であると考えられるため、浄化槽47の逆洗運転を行ない(S15)、タイマーをリセットする(S16)。
【0033】
このように、タイマーの経過時間に応じて浄化槽47の浄化効果が悪い原因を判別することで、適切な処理を行なうことができる。尚、ステップ14で浴槽水の入れ替え、ステップ15で浄化槽47の逆洗運転を行なうが、そういった動作を行なわずにリモコン60の表示器にその処理すべき内容を記号、文字等で表示して使用者に処理をうながしてもよく、また動作と報知の両方を行なってもよい。
【0034】
次に、本発明の第2実施例について説明する。図5は、第2実施例としての風呂システムの概略構成図である。第1実施例(図1)との相異点は、浄化用循環路41の浄化槽47の下流側に流量センサ54を備えている点及びコントローラ43の処理が異なる。各部の動作は第1実施例と同様である。
【0035】
第2実施例において、浴槽水の汚れの原因の判別を行なうためにコントローラ43が行なう制御処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0036】
システムが運転を開始すると(S20)、水質センサ48が循環される温水の水質を定期的に検出する(S21)。更に、循環される温水の流量を流量センサ54が検出する(S22)。水質センサ48が汚れを検出していないのに温水の流量が所定流量以下になった場合(S22:YES)、フィルタ11の目詰まりが原因であると考えられるため、リモコン60のブザーにより報知動作を行なうと共に、表示器にフィルタ詰まりを示すコードを表示する(S23)。
【0037】
水質センサ48が温水の汚れを検出した場合には(S21:YES)、流量センサ54の検出する流量に応じて異なった処理を行なう。流量が所定流量以下の場合(S24:YES)、浄化槽47の微生物が増えすぎた事が原因であると考えられるため、浄化槽47の逆洗運転を行なう(S25)。また、流量が所定流量以上の場合(S24:NO)、浄化槽47の微生物がまだ充分繁殖していない事が原因であると考えられるため、浴槽水の排水運転と浴槽への出湯運転により浴槽水の入れ替えを行なう(S26)。
【0038】
このように、流量センサ54の検出する流量に応じて浄化槽47の浄化効果が悪い原因を判別することで、適切な処理を行なうことができる。更に、浴槽水が汚れていない時の循環流量の減少により、フィルター11の目詰まりを判別し、報知により使用者に知らせることができる。尚、ステップ25で浄化槽47の逆洗運転、ステップ26で浴槽水の入れ替えを行なうが、そういった動作を行なわずにリモコン60の表示器にその処理すべき内容を記号、文字等で表示して使用者に処理をうながしてもよく、また動作と報知の両方を行なってもよい。
【0039】
次に、本発明の第3実施例について説明する。図7は、第3実施例としての風呂システムの概略構成図である。第1実施例(図1)との相異点は、浄化用循環路41の循環ポンプ44の上流側に圧力センサ55を備えている点及びコントローラ43の処理が異なる。各部の動作は第1実施例と同様である。
【0040】
第3実施例において、浴槽水の汚れの原因の判別を行なうためにコントローラ43が行なう制御処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0041】
システムが運転を開始すると(S30)、水質センサ48が循環される温水の水質を定期的に検出する(S31)。更に、循環される温水の圧力を圧力センサ55が検出し、初期(使用開始時)の圧力と現在の圧力とを比較する(S32)。水質センサ48が汚れを検出していないのに、検出された圧力と初期の圧力との差が一定値以上の場合(S32:NO)、フィルタ11の目詰まりが原因であると考えられるため、リモコン60のブザーにより報知動作を行なうと共に、表示器にフィルタ詰まりを示すコードを表示する(S33)。
【0042】
水質センサ48が温水の汚れを検出した場合には(S31:YES)、圧力センサ55の検出する圧力に応じて異なった処理を行なう。検出された圧力と初期の圧力との差が一定値以下の場合(S34:YES)、浄化槽47の微生物がまだ充分繁殖していない事が原因であると考えられるため、浴槽水の入れ替えを行なう(S35)。検出された圧力と初期の圧力との差が一定値以上の場合(S34:NO)、浄化槽47の微生物が増えすぎた事が原因であると考えられるため、浄化槽47の逆洗運転を行なう(S36)。
【0043】
このように、圧力センサ55の検出する圧力に応じて浄化槽47の浄化効果が悪い原因を判別することで、適切な処理を行なうことができる。更に、温水が汚れていない時の圧力変化により、フィルター11の目詰まりを判別し、報知により使用者に知らせることができる。尚、ステップ35で浴槽水の入れ替え、ステップ36で浄化槽47の逆洗運転を行なうが、そういった動作を行なわずにリモコン60の表示器にその処理すべき内容を記号、文字等で表示して使用者に処理をうながしてもよく、また動作と報知の両方を行なってもよい。
【0044】
以上の様に本実施例では、水質センサ48が循環温水に流れる電流を測定することで浴槽水の汚れ具合を正確に検出することができるため、汚れがひどくなる前に対応することができる。更に、タイマー、流量センサ54、圧力センサ55を併用することで、浴槽水の汚れの原因を判定し、適切に処理することができる。
従来のものでは図9の推移Aに示すように、使用開始時には浄化槽47が充分な効果を発揮しないことから水質が悪くなり、その後しばらく安定し、微生物が増えすぎると再び水質が悪くなり、ここで間引きが行なわれる。しかし本実施例では、前述した構成により、推移Bに示すように、t1の時点で浴槽水の入れ替え,t2の時点で浄化槽47の逆洗を行なうため、常に浴槽水を清潔に保つことができる。
【0045】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0047】
【補正の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の浄化装置によれば、水質センサが浴槽水の汚れを検出した時、浄化運転時間に応じて浄化槽内の微生物がまだ充分着床していないため浄化効果が低い事が原因なのか、微生物が繁殖しすぎた事が原因なのかを判断することができるため、浴槽水を常に清潔に保つことができる。
【0048】
更に、本発明の請求項記載の浄化装置によれば、水質センサが浴槽水の汚れを検出した時、循環流量に応じて浄化槽内の微生物がまだ充分着床していないため浄化効果が低い事が原因なのか、微生物が繁殖しすぎた事が原因なのかを判断することができるため、浴槽水を常に清潔に保つことができる。
【0049】
更に、本発明の請求項記載の浄化装置によれば、水質センサが浴槽水の汚れを検出した時、圧力に応じて浄化槽内の微生物がまだ充分着床していないため浄化効果が低い事が原因なのか、微生物が繁殖しすぎた事が原因なのかを判断することができるため、浴槽水を常に清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例としての風呂システムの概略構成図である。
【図2】水質センサの概略構成図である。
【図3】電流と濁度との関係のグラフである。
【図4】原因判別のためにコントローラが行なう制御処理のフローチャートである。
【図5】第2実施例としての風呂システムの概略構成図である。
【図6】原因判別のためにコントローラが行なう制御処理のフローチャートである。
【図7】第3実施例としての風呂システムの概略構成図である。
【図8】原因判別のためにコントローラが行なう制御処理のフローチャートである。
【図9】水質の変化を表すグラフである。
【符号の説明】
10…浴槽、 20…給湯付風呂釜、 22…強制循環加熱部、
23…給湯部、 40…浄化装置、 47…浄化槽、 60…リモコン。

Claims (3)

  1. 浴槽水を循環路に循環させる強制循環手段と、
    上記循環路で上記浴槽水を浄化する浄化手段と、
    上記浴槽水の水質を検出する水質検出手段と
    を備えた浄化装置において、
    上記浄化手段の運転時間を検出する時間検出手段と、
    上記水質検出手段が水質の悪化を検出した時、上記時間検出手段が検出した運転時間が所定時間未満の場合には上記浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行ない、上記運転時間が所定時間以上の場合には上記浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう選択処理手段と
    を備えたことを特徴とする浄化装置。
  2. 浴槽水を循環路に循環させる強制循環手段と、
    上記循環路で上記浴槽水を浄化する浄化手段と、
    上記浴槽水の水質を検出する水質検出手段と
    を備えた浄化装置において、
    上記循環路において循環する上記浴槽水の循環流量を検出する流量検出手段と、
    上記水質検出手段が水質の悪化を検出した時、上記流量検出手段が検出した循環流量が所定流量以上だった場合には上記浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行ない、上記循環流量が所定流量未満だった場合には上記浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう選択処理手段と
    を備えたことを特徴とする浄化装置。
  3. 浴槽水を循環路に循環させる強制循環手段と、
    上記循環路で上記浴槽水を浄化する浄化手段と、
    上記浴槽水の水質を検出する水質検出手段と
    を備えた浄化装置において、
    上記循環路において循環する上記浴槽水の圧力を検出する圧力検出手段と、
    上記水質検出手段が水質の悪化を検出した時、上記圧力検出手段が検出した圧力が所定範囲内だった場合には上記浴槽水の入れ替え動作又は入れ替えすべき旨の報知動作を行ない、上記圧力が所定範囲外だった場合には上記浄化手段の洗浄動作又は洗浄すべき旨の報知動作を行なう選択処理手段と
    を備えたことを特徴とする浄化装置。
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