JP3248127B2 - 浴水循環ろ過装置 - Google Patents
浴水循環ろ過装置Info
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- JP3248127B2 JP3248127B2 JP10693796A JP10693796A JP3248127B2 JP 3248127 B2 JP3248127 B2 JP 3248127B2 JP 10693796 A JP10693796 A JP 10693796A JP 10693796 A JP10693796 A JP 10693796A JP 3248127 B2 JP3248127 B2 JP 3248127B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、循環している浴
水を生物ろ過槽を用いてろ過および浄化し、浴水を長期
間入れ換えることなく入浴を可能とする浴水循環ろ過装
置に関するものである。
水を生物ろ過槽を用いてろ過および浄化し、浴水を長期
間入れ換えることなく入浴を可能とする浴水循環ろ過装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は浴水循環ろ過装置の模式図、図5
はその要部のブロック図、図6は浴水循環ろ過装置のろ
過槽の断面図である。図において、1は浴槽、2は浴槽
1に設置された浴水循環ろ過装置である。浴水循環ろ過
装置2は、一端に浴槽1内の浴水を吸い込む吸込口3a
を有する入水路3と、一端に浴槽1内に浴水を吹き出す
吹出口4aを有する出水路4と、入水路3の途中に設け
られ浴水を循環させる循環ポンプ5と、入水路3および
出水路4の他端が接続され、内部に例えば石炭系活性炭
などのろ材6aが充填されたろ過槽6と、出水路4の途
中に設けられ浴水を加熱するセラミックヒータ7と、浴
水を殺菌するためのオゾンを発生させるオゾン発生装置
9を有し、一端に空気流入口8aが設けられ他端が出水
路4に接続されたオゾン流路8と、入水路3の循環ポン
プ5とろ過槽6との間に設けられその一方のポートBが
一端に排水口11aを有する排水路11の他端に接続さ
れた三方弁10aと、出水路4のろ過槽6とセラミック
ヒータ7との間に設けられその一方のポートAが入水路
3が分岐した分岐路3bに接続された三方弁10bと、
ろ過槽6に設置され浴槽1からの浴水の温度を検知する
温度センサ12と、出水路4のセラミックヒータ7と吹
出口4aとの間に設置され浴槽1への浴水の流量を検知
する流量センサ13と、浴水の循環および浴水の加熱な
どを制御する制御部14と、自動洗浄周期を計測するタ
イマ15とから構成されている。
はその要部のブロック図、図6は浴水循環ろ過装置のろ
過槽の断面図である。図において、1は浴槽、2は浴槽
1に設置された浴水循環ろ過装置である。浴水循環ろ過
装置2は、一端に浴槽1内の浴水を吸い込む吸込口3a
を有する入水路3と、一端に浴槽1内に浴水を吹き出す
吹出口4aを有する出水路4と、入水路3の途中に設け
られ浴水を循環させる循環ポンプ5と、入水路3および
出水路4の他端が接続され、内部に例えば石炭系活性炭
などのろ材6aが充填されたろ過槽6と、出水路4の途
中に設けられ浴水を加熱するセラミックヒータ7と、浴
水を殺菌するためのオゾンを発生させるオゾン発生装置
9を有し、一端に空気流入口8aが設けられ他端が出水
路4に接続されたオゾン流路8と、入水路3の循環ポン
プ5とろ過槽6との間に設けられその一方のポートBが
一端に排水口11aを有する排水路11の他端に接続さ
れた三方弁10aと、出水路4のろ過槽6とセラミック
ヒータ7との間に設けられその一方のポートAが入水路
3が分岐した分岐路3bに接続された三方弁10bと、
ろ過槽6に設置され浴槽1からの浴水の温度を検知する
温度センサ12と、出水路4のセラミックヒータ7と吹
出口4aとの間に設置され浴槽1への浴水の流量を検知
する流量センサ13と、浴水の循環および浴水の加熱な
どを制御する制御部14と、自動洗浄周期を計測するタ
イマ15とから構成されている。
【0003】また、ろ過槽6は、図6(a)に示すよう
に、入水路3および出水路4が接続された有底円筒状の
外槽21と、外槽21内に収容され内部にろ材6aが充
填された有底円筒状の内槽22と、両者21,22の間
隙からなる環状流路23と、底部に逆止弁24aを有し
頭部が内槽22の底面から突出するように内槽22の底
部のほぼ中心部に設けられたノズル24と、内槽22の
底部のノズル24近傍に設けられた逆止弁25と、ノズ
ル24の噴出口24bがほぼ中心になるようにノズル2
4の上部に配設されたリフト管26およびフィルター2
7と、外槽21および内槽22の上部を覆うように設け
られた蓋28とからなり、ノズル24とリフト管26に
よってエジェクタ29が構成されている。
に、入水路3および出水路4が接続された有底円筒状の
外槽21と、外槽21内に収容され内部にろ材6aが充
填された有底円筒状の内槽22と、両者21,22の間
隙からなる環状流路23と、底部に逆止弁24aを有し
頭部が内槽22の底面から突出するように内槽22の底
部のほぼ中心部に設けられたノズル24と、内槽22の
底部のノズル24近傍に設けられた逆止弁25と、ノズ
ル24の噴出口24bがほぼ中心になるようにノズル2
4の上部に配設されたリフト管26およびフィルター2
7と、外槽21および内槽22の上部を覆うように設け
られた蓋28とからなり、ノズル24とリフト管26に
よってエジェクタ29が構成されている。
【0004】このように構成した浴水循環ろ過装置2
は、浴槽1内にほぼ所定量の浴水が満たされている状態
で電源スイッチ(図示せず)がONされると、制御部1
4は循環ポンプ5を駆動させ、浴槽1内の浴水を吸込口
3aから入水路3へ汲み上げる。ついで、図4の実線に
示すように、浴水を三方弁10aのポートA−Cを通し
てろ過槽6に送り、図6(a)に示すように、ろ過槽6
の環状流路23から内槽22内に送ってろ材6aにより
浴水の老廃物を浄化させ、逆止弁25等を介して出水路
4に送る。そして、三方弁10bのポートC−Bを通し
て吹出口4aから浴槽1内へ送る。この時、オゾン発生
装置9によりオゾンを発生させ、浴水とともに浴槽1内
へ送る。また、浴水の循環中、温度センサ12は入水路
3からろ過槽6に送られた浴水の温度を検知しており、
制御部14は温度センサ12からの検知温度に基づいて
セラミックヒータ7をON/OFFさせ、浴槽1内の浴
水の温度を設定した温度に保持する。これを繰り返し行
って浴水を長期間入れ換えることなく入浴可能とする。
は、浴槽1内にほぼ所定量の浴水が満たされている状態
で電源スイッチ(図示せず)がONされると、制御部1
4は循環ポンプ5を駆動させ、浴槽1内の浴水を吸込口
3aから入水路3へ汲み上げる。ついで、図4の実線に
示すように、浴水を三方弁10aのポートA−Cを通し
てろ過槽6に送り、図6(a)に示すように、ろ過槽6
の環状流路23から内槽22内に送ってろ材6aにより
浴水の老廃物を浄化させ、逆止弁25等を介して出水路
4に送る。そして、三方弁10bのポートC−Bを通し
て吹出口4aから浴槽1内へ送る。この時、オゾン発生
装置9によりオゾンを発生させ、浴水とともに浴槽1内
へ送る。また、浴水の循環中、温度センサ12は入水路
3からろ過槽6に送られた浴水の温度を検知しており、
制御部14は温度センサ12からの検知温度に基づいて
セラミックヒータ7をON/OFFさせ、浴槽1内の浴
水の温度を設定した温度に保持する。これを繰り返し行
って浴水を長期間入れ換えることなく入浴可能とする。
【0005】また、タイマ15は電源スイッチがONさ
れると同時に作動し、浴水循環ろ過装置2の運転開始か
ら24時間が経過すると、制御部14は三方弁10a,
10bをろ材6aの洗浄用に切り換えて、図4の一点鎖
線に示すように、浴槽1からの浴水を入水路3の分岐路
3bおよび三方弁10bのポートA−Cを通して出水路
4からろ過槽6に送る。ついで、図6(b)に示すよう
に、ろ過槽6に送られた浴水はノズル24で集中して噴
射口24bからろ材6aとともにリフト管26を介して
吹き上げられ、ろ材6aは内槽22内で撹拌される。こ
れを30秒間行い、ろ材6aに付着している浴水の老廃
物を剥がす。そして、汚れた浴水を入水路3および三方
弁10aのポートC−Bを通し、排水路11の排水口1
1aから外部へ排出させて、ろ材6aを自動洗浄する。
なお、この自動洗浄は、図7に示すように、タイマ15
の計測時間に基づいて制御部14により一定の周期、例
えば24時間毎に30秒間行われる。
れると同時に作動し、浴水循環ろ過装置2の運転開始か
ら24時間が経過すると、制御部14は三方弁10a,
10bをろ材6aの洗浄用に切り換えて、図4の一点鎖
線に示すように、浴槽1からの浴水を入水路3の分岐路
3bおよび三方弁10bのポートA−Cを通して出水路
4からろ過槽6に送る。ついで、図6(b)に示すよう
に、ろ過槽6に送られた浴水はノズル24で集中して噴
射口24bからろ材6aとともにリフト管26を介して
吹き上げられ、ろ材6aは内槽22内で撹拌される。こ
れを30秒間行い、ろ材6aに付着している浴水の老廃
物を剥がす。そして、汚れた浴水を入水路3および三方
弁10aのポートC−Bを通し、排水路11の排水口1
1aから外部へ排出させて、ろ材6aを自動洗浄する。
なお、この自動洗浄は、図7に示すように、タイマ15
の計測時間に基づいて制御部14により一定の周期、例
えば24時間毎に30秒間行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の浴
水循環ろ過装置2は、運転が開始されるとタイマ15も
同時に作動し、運転開始から24時間経過すると、制御
部14は三方弁10a,10bをろ過槽6のろ材6aの
洗浄用に切り換えて、ろ材6aの洗浄を30秒間自動的
に行っている。しかしながら、ろ過槽6のろ材6aは例
えば輸送時の振動などによって微粉が発生することがあ
り、この微粉を除去するために、ろ材6aの使用初期段
階においてユーザがろ過槽6にろ材6aを入れる際に手
洗浄を行っていたので、たいへん面倒であった。
水循環ろ過装置2は、運転が開始されるとタイマ15も
同時に作動し、運転開始から24時間経過すると、制御
部14は三方弁10a,10bをろ過槽6のろ材6aの
洗浄用に切り換えて、ろ材6aの洗浄を30秒間自動的
に行っている。しかしながら、ろ過槽6のろ材6aは例
えば輸送時の振動などによって微粉が発生することがあ
り、この微粉を除去するために、ろ材6aの使用初期段
階においてユーザがろ過槽6にろ材6aを入れる際に手
洗浄を行っていたので、たいへん面倒であった。
【0007】また、ろ材6aの自動洗浄は、浴水循環ろ
過装置2の運転開始後、一定の周期(24時間毎30秒
間)行っていたので、浴水循環ろ過装置2の設置環境、
例えば水質、入浴人数、配管スケールなどによって適し
た自動洗浄サイクルが得られてない場合があった。つま
り、ろ材6aに繁殖した微生物により浴水の浄化を行っ
ている浴水循環ろ過装置2では、例えば水質などの影響
によって微生物の発育速度が遅い場合、一定周期で自動
洗浄を行うと、図8に示すように、微生物数が極端に減
ってしまって微生物浄化の立ち上がりが遅れ、高い浄化
効果が得られない場合があった。
過装置2の運転開始後、一定の周期(24時間毎30秒
間)行っていたので、浴水循環ろ過装置2の設置環境、
例えば水質、入浴人数、配管スケールなどによって適し
た自動洗浄サイクルが得られてない場合があった。つま
り、ろ材6aに繁殖した微生物により浴水の浄化を行っ
ている浴水循環ろ過装置2では、例えば水質などの影響
によって微生物の発育速度が遅い場合、一定周期で自動
洗浄を行うと、図8に示すように、微生物数が極端に減
ってしまって微生物浄化の立ち上がりが遅れ、高い浄化
効果が得られない場合があった。
【0008】さらに、1日の入浴人数によって浴水の汚
れ量も異なるため(図9参照)、入浴人数が少ない場合
に一定周期で自動洗浄を行うと、浴水の老廃物が少ない
ために微生物の発育を阻害してしまうことがあり、人数
が多い場合には浴水の老廃物が多いためにろ材6aに堆
積してろ材6a表面の目詰まりが生じ、ろ材6aの洗浄
が行えないまたは浴水の浄化効果が得られないなどの問
題もあった。
れ量も異なるため(図9参照)、入浴人数が少ない場合
に一定周期で自動洗浄を行うと、浴水の老廃物が少ない
ために微生物の発育を阻害してしまうことがあり、人数
が多い場合には浴水の老廃物が多いためにろ材6aに堆
積してろ材6a表面の目詰まりが生じ、ろ材6aの洗浄
が行えないまたは浴水の浄化効果が得られないなどの問
題もあった。
【0009】また、自動洗浄が行われているかどうかの
確認は、ユーザがろ材6aが撹拌されてろ過槽6の蓋2
8に当たる音を直接聞いて確認していたため、ユーザが
自動洗浄時にその場所にいなければならず、音もわかり
にくい場合があったため、たいへん面倒であった。
確認は、ユーザがろ材6aが撹拌されてろ過槽6の蓋2
8に当たる音を直接聞いて確認していたため、ユーザが
自動洗浄時にその場所にいなければならず、音もわかり
にくい場合があったため、たいへん面倒であった。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ろ材の高い浄化効果が得られる
自動洗浄機能を備えた使い勝手の良い便利な浴水循環ろ
過装置を提供することを目的としたものである。
ためになされたもので、ろ材の高い浄化効果が得られる
自動洗浄機能を備えた使い勝手の良い便利な浴水循環ろ
過装置を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る浴水循環
ろ過装置は、浴水をろ過および浄化するろ材が充填され
たろ過槽を有し浴槽内の浴水が循環する循環流路と、浴
水を循環させる循環ポンプと、循環流路に設けられ浴水
の循環方向を切り換える複数の弁と、循環流路の下流側
に設置されろ過槽からの浴水を加熱する加熱手段と、循
環流路の下流側に接続され浴水を殺菌するオゾンを発生
させるオゾン発生装置と、浴水を浄化する浴水循環、ろ
過槽のろ材を洗浄する浴水循環および浴水の加熱を制御
する制御手段とを備えてなり、ろ過槽のろ材の洗浄を所
望期間停止させる洗浄停止期間を計測しまたろ過槽のろ
材の洗浄を周期的に行わせる洗浄周期を計測するタイマ
と、このタイマの洗浄停止期間および洗浄周期を任意に
設定する設定手段とを設けたものである。
ろ過装置は、浴水をろ過および浄化するろ材が充填され
たろ過槽を有し浴槽内の浴水が循環する循環流路と、浴
水を循環させる循環ポンプと、循環流路に設けられ浴水
の循環方向を切り換える複数の弁と、循環流路の下流側
に設置されろ過槽からの浴水を加熱する加熱手段と、循
環流路の下流側に接続され浴水を殺菌するオゾンを発生
させるオゾン発生装置と、浴水を浄化する浴水循環、ろ
過槽のろ材を洗浄する浴水循環および浴水の加熱を制御
する制御手段とを備えてなり、ろ過槽のろ材の洗浄を所
望期間停止させる洗浄停止期間を計測しまたろ過槽のろ
材の洗浄を周期的に行わせる洗浄周期を計測するタイマ
と、このタイマの洗浄停止期間および洗浄周期を任意に
設定する設定手段とを設けたものである。
【0012】また、この発明に係る浴水循環ろ過装置
は、ろ過槽のろ材の洗浄を所望期間停止させる洗浄停止
期間を計測する第1のタイマと、ろ過槽のろ材の洗浄を
所望時間周期的に行わせる洗浄周期を計測する第2のタ
イマと、第1のタイマの洗浄停止期間および第2のタイ
マの洗浄周期を任意に設定する設定手段とを設け、制御
手段は、第1のタイマの計測後に第2のタイマを作動さ
せるものである。
は、ろ過槽のろ材の洗浄を所望期間停止させる洗浄停止
期間を計測する第1のタイマと、ろ過槽のろ材の洗浄を
所望時間周期的に行わせる洗浄周期を計測する第2のタ
イマと、第1のタイマの洗浄停止期間および第2のタイ
マの洗浄周期を任意に設定する設定手段とを設け、制御
手段は、第1のタイマの計測後に第2のタイマを作動さ
せるものである。
【0013】さらに、この発明に係る浴水循環ろ過装置
は、タイマまたは第1のタイマにろ過槽のろ材の初期洗
浄を所定時間行わせる初期洗浄時間計測機能を設け、制
御手段は、タイマまたは第1のタイマにおいて初期洗浄
時間を計測後に洗浄停止期間を計測させるものである。
は、タイマまたは第1のタイマにろ過槽のろ材の初期洗
浄を所定時間行わせる初期洗浄時間計測機能を設け、制
御手段は、タイマまたは第1のタイマにおいて初期洗浄
時間を計測後に洗浄停止期間を計測させるものである。
【0014】また、この発明に係る浴水循環ろ過装置
は、ろ過槽の上部に設けられろ材の洗浄音を検知する音
検知手段と、警報手段とを設け、制御手段は、ろ材の洗
浄中において音検知手段による音検知がなされなかった
ときに警報手段を作動させるものである。
は、ろ過槽の上部に設けられろ材の洗浄音を検知する音
検知手段と、警報手段とを設け、制御手段は、ろ材の洗
浄中において音検知手段による音検知がなされなかった
ときに警報手段を作動させるものである。
【0015】
実施形態1.図1はこの発明の第1の実施形態の要部の
ブロック図である。なお、図4〜図6で説明した従来例
と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。図に
おいて、16aは図4の浴水循環ろ過装置2に設けられ
たろ過槽6のろ材6aの初期洗浄を行わせる初期自動洗
浄時間およびろ材6aの自動洗浄を停止させる自動洗浄
停止期間を計測する第1のタイマ、16bはろ材6aの
自動洗浄周期を計測する第2のタイマ、17は浴水循環
ろ過装置2の電源スイッチ等を有する操作部(図示せ
ず)に設けられ第1のタイマ16aの自動洗浄停止期間
および第2のタイマ16bの自動洗浄周期を設定する時
間設定部である。この第1の実施形態は、図1および図
4において、設置者またはユーザが時間設定部17によ
り任意に設定した第1のタイマ16aの自動洗浄停止期
間および第2のタイマ16bの自動洗浄周期に基づい
て、制御部14がろ過槽6のろ材6aの自動洗浄停止ま
たは自動洗浄作動を制御するものである。
ブロック図である。なお、図4〜図6で説明した従来例
と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。図に
おいて、16aは図4の浴水循環ろ過装置2に設けられ
たろ過槽6のろ材6aの初期洗浄を行わせる初期自動洗
浄時間およびろ材6aの自動洗浄を停止させる自動洗浄
停止期間を計測する第1のタイマ、16bはろ材6aの
自動洗浄周期を計測する第2のタイマ、17は浴水循環
ろ過装置2の電源スイッチ等を有する操作部(図示せ
ず)に設けられ第1のタイマ16aの自動洗浄停止期間
および第2のタイマ16bの自動洗浄周期を設定する時
間設定部である。この第1の実施形態は、図1および図
4において、設置者またはユーザが時間設定部17によ
り任意に設定した第1のタイマ16aの自動洗浄停止期
間および第2のタイマ16bの自動洗浄周期に基づい
て、制御部14がろ過槽6のろ材6aの自動洗浄停止ま
たは自動洗浄作動を制御するものである。
【0016】次に、この実施形態の作用について図2の
タイミングチャートを用いて説明する。まず、浴槽1内
にほぼ所定量の浴水を満たし、浴水循環ろ過装置2の操
作部に設けられた時間設定部17を操作して、第1のタ
イマ16aの自動洗浄停止期間例えば5日間と、第2の
タイマ16bの自動洗浄周期例えば24時間毎に30秒
間とを設定する。ついで、浴水循環ろ過装置2の電源ス
イッチ(図示せず)をONすると、制御部11は循環ポ
ンプ5を駆動させ、同時に第1のタイマ16aを作動さ
せて、浴槽1内の浴水を吸込口3aから入水路3へ汲み
上げる。そして、三方弁10a,10bをろ材6aの自
動洗浄用に切り換えた後、図4の一点鎖線に示すよう
に、浴水を入水路3の分岐路3bおよび三方弁10bの
ポートA−Cを通して出水路4からろ過槽6に送り、ノ
ズル24の噴射口24bからろ材6aとともにリフト管
26を介して吹き上げてろ材6aを内槽22内で撹拌
し、ろ材6aの微粉によって汚れた浴水を入水路3から
三方弁10aのポートC−Bおよび排水路11を通して
排水口11aから外部に排出させて、ろ過槽6のろ材6
aの使用初期段階における初期自動洗浄、微粉の除去を
5分間行う(図2の初期自動洗浄(1))。
タイミングチャートを用いて説明する。まず、浴槽1内
にほぼ所定量の浴水を満たし、浴水循環ろ過装置2の操
作部に設けられた時間設定部17を操作して、第1のタ
イマ16aの自動洗浄停止期間例えば5日間と、第2の
タイマ16bの自動洗浄周期例えば24時間毎に30秒
間とを設定する。ついで、浴水循環ろ過装置2の電源ス
イッチ(図示せず)をONすると、制御部11は循環ポ
ンプ5を駆動させ、同時に第1のタイマ16aを作動さ
せて、浴槽1内の浴水を吸込口3aから入水路3へ汲み
上げる。そして、三方弁10a,10bをろ材6aの自
動洗浄用に切り換えた後、図4の一点鎖線に示すよう
に、浴水を入水路3の分岐路3bおよび三方弁10bの
ポートA−Cを通して出水路4からろ過槽6に送り、ノ
ズル24の噴射口24bからろ材6aとともにリフト管
26を介して吹き上げてろ材6aを内槽22内で撹拌
し、ろ材6aの微粉によって汚れた浴水を入水路3から
三方弁10aのポートC−Bおよび排水路11を通して
排水口11aから外部に排出させて、ろ過槽6のろ材6
aの使用初期段階における初期自動洗浄、微粉の除去を
5分間行う(図2の初期自動洗浄(1))。
【0017】初期自動洗浄後、制御部14は三方弁10
a,10bを浴水浄化用に切り換え、図4の実線に示す
ように、循環ポンプ5により汲み上げられた浴水を三方
弁10aのポートA−Cを通してろ過槽6に送る。つい
で、ろ過槽6の環状流路23を通って内槽22内に送
り、浴水の老廃物をろ過槽6のろ材によって浄化させ、
逆止弁25等を介して出水路4に送る。そして、三方弁
10bのポートC−Bを通して吹出口4aから浴槽1内
へ送る。この時、オゾン発生装置9によりオゾンを発生
させ、浴水とともに浴槽1内へ送る。また、浴水の循環
中、温度センサ12は入水路3からろ過槽6に送られた
浴水の温度を検知しており、制御部14は温度センサ1
2からの検知温度に基づいてセラミックヒータ7をON
/OFFさせ、浴槽1内の浴水の温度を設定した温度に
保持する。これを繰り返し行って浴水を長期間入れ換え
ることなく入浴可能とする。
a,10bを浴水浄化用に切り換え、図4の実線に示す
ように、循環ポンプ5により汲み上げられた浴水を三方
弁10aのポートA−Cを通してろ過槽6に送る。つい
で、ろ過槽6の環状流路23を通って内槽22内に送
り、浴水の老廃物をろ過槽6のろ材によって浄化させ、
逆止弁25等を介して出水路4に送る。そして、三方弁
10bのポートC−Bを通して吹出口4aから浴槽1内
へ送る。この時、オゾン発生装置9によりオゾンを発生
させ、浴水とともに浴槽1内へ送る。また、浴水の循環
中、温度センサ12は入水路3からろ過槽6に送られた
浴水の温度を検知しており、制御部14は温度センサ1
2からの検知温度に基づいてセラミックヒータ7をON
/OFFさせ、浴槽1内の浴水の温度を設定した温度に
保持する。これを繰り返し行って浴水を長期間入れ換え
ることなく入浴可能とする。
【0018】この時、第1のタイマ16aにより計測さ
れている自動洗浄停止期間中、つまり5日間以内の場
合、制御部14はろ材6aに付着した老廃物によって発
生する微生物の発育速度を促すためにろ材6aの自動洗
浄を停止させ、微生物を発育させる(図2の自動洗浄停
止期間(2))。
れている自動洗浄停止期間中、つまり5日間以内の場
合、制御部14はろ材6aに付着した老廃物によって発
生する微生物の発育速度を促すためにろ材6aの自動洗
浄を停止させ、微生物を発育させる(図2の自動洗浄停
止期間(2))。
【0019】第1のタイマ16aによる自動洗浄停止期
間、5日間が経過すると、制御部14は第2のタイマ1
6bを作動させ、ろ材6aの第1回目の自動洗浄を30
秒間行う。そして、第1回目の自動洗浄が終了すると、
第2のタイマ16bはさらに自動洗浄周期を計測し、制
御部14は第2のタイマ16bの計測結果に基づいて2
4時間毎に30秒間ろ材6aの自動洗浄を行い、ろ材6
aに付着している余分な汚れ等を除去して浴水を長期間
入れ換えることなく入浴可能とする(図2の自動洗浄
(3))。
間、5日間が経過すると、制御部14は第2のタイマ1
6bを作動させ、ろ材6aの第1回目の自動洗浄を30
秒間行う。そして、第1回目の自動洗浄が終了すると、
第2のタイマ16bはさらに自動洗浄周期を計測し、制
御部14は第2のタイマ16bの計測結果に基づいて2
4時間毎に30秒間ろ材6aの自動洗浄を行い、ろ材6
aに付着している余分な汚れ等を除去して浴水を長期間
入れ換えることなく入浴可能とする(図2の自動洗浄
(3))。
【0020】このように、浴水循環ろ過装置2の運転開
始直後に、ろ過槽6のろ材6aの微粉を除去する初期自
動洗浄を5分間行うようにしたので、ユーザがろ過槽6
にろ材6aを入れる際に手洗浄することがなくなり、使
い勝手の良い便利な浴水循環ろ過装置2を得ることがで
きる。また、ろ材6aの初期自動洗浄後は、第1のタイ
マ16aにより計測される自動洗浄停止期間においてろ
材6aの自動洗浄を全く行わず、自動洗浄停止期間終了
後に周期的に自動洗浄を行うようにしたので、ろ材6a
の微生物を十分発育させることができ、浴水に対する高
い浄化効果を得ることができる。さらに、浴水循環ろ過
装置2の設置環境、例えば水質、入浴人数などを考慮し
て、設置者またはユーザが、第1のタイマ16aにより
計測される自動洗浄停止期間および第2のタイマ16b
により計測される自動洗浄周期を時間設定部17により
任意に設定することができるので、微生物浄化の立ち上
がりが遅れたり、浴水の多量の老廃物によるろ材6a表
面の目詰まりによって生じるろ材6aの浄化効果の低下
などを防ぐことができ、高い浄化効果を有する浴水循環
ろ過装置2を得ることができる。
始直後に、ろ過槽6のろ材6aの微粉を除去する初期自
動洗浄を5分間行うようにしたので、ユーザがろ過槽6
にろ材6aを入れる際に手洗浄することがなくなり、使
い勝手の良い便利な浴水循環ろ過装置2を得ることがで
きる。また、ろ材6aの初期自動洗浄後は、第1のタイ
マ16aにより計測される自動洗浄停止期間においてろ
材6aの自動洗浄を全く行わず、自動洗浄停止期間終了
後に周期的に自動洗浄を行うようにしたので、ろ材6a
の微生物を十分発育させることができ、浴水に対する高
い浄化効果を得ることができる。さらに、浴水循環ろ過
装置2の設置環境、例えば水質、入浴人数などを考慮し
て、設置者またはユーザが、第1のタイマ16aにより
計測される自動洗浄停止期間および第2のタイマ16b
により計測される自動洗浄周期を時間設定部17により
任意に設定することができるので、微生物浄化の立ち上
がりが遅れたり、浴水の多量の老廃物によるろ材6a表
面の目詰まりによって生じるろ材6aの浄化効果の低下
などを防ぐことができ、高い浄化効果を有する浴水循環
ろ過装置2を得ることができる。
【0021】なお、上述の実施形態では初期自動洗浄時
間および自動洗浄停止期間を計測する第1のタイマ16
aと自動洗浄周期を計測する第2のタイマ16bの2つ
のタイマを設けた場合を示したが、1つのタイマで初期
自動洗浄時間、自動洗浄停止期間および自動洗浄周期を
計測するようにしてもよい。
間および自動洗浄停止期間を計測する第1のタイマ16
aと自動洗浄周期を計測する第2のタイマ16bの2つ
のタイマを設けた場合を示したが、1つのタイマで初期
自動洗浄時間、自動洗浄停止期間および自動洗浄周期を
計測するようにしてもよい。
【0022】実施形態2.図3はこの発明の第2の実施
形態に係るろ過槽の断面図である。図1および図3にお
いて、18は第1の実施形態の浴水循環ろ過装置2のろ
過槽6の蓋28の上面に設けられ、ろ材6aの洗浄時の
ろ材6aが蓋28に当たる音を検知する音センサ、19
は例えばブザーなどの警報器で、両者18,19は制御
部14に電気的に接続されている。
形態に係るろ過槽の断面図である。図1および図3にお
いて、18は第1の実施形態の浴水循環ろ過装置2のろ
過槽6の蓋28の上面に設けられ、ろ材6aの洗浄時の
ろ材6aが蓋28に当たる音を検知する音センサ、19
は例えばブザーなどの警報器で、両者18,19は制御
部14に電気的に接続されている。
【0023】このように構成したこの実施形態において
も、第1の実施形態で説明した場合と同様に浴槽1内に
ほぼ所定量の浴水を満たし、時間設定部17を操作して
第1のタイマ16aの自動洗浄停止期間と第2のタイマ
16bの自動洗浄周期とを設定する。ついで、浴水循環
ろ過装置2の電源スイッチをONすると、制御部14は
循環ポンプ5を駆動させると同時に第1のタイマ16a
を作動させ、三方弁10a,10bを自動洗浄用に切り
換えてろ過槽6のろ材6aの微粉を除去するための初期
自動洗浄を5分間行う。初期自動洗浄後、制御部14は
三方弁10a,10bを浴水浄化用に切り換えて、第1
のタイマ16aの自動洗浄停止期間中浴水の浄化のみを
行い、ろ材6aの微生物を発育させる。自動洗浄停止期
間が終了すると、制御部14は第2のタイマ16bを作
動させて、ろ材6aの第1回目の自動洗浄を30秒間行
い、その後第2のタイマ16bによる自動洗浄周期に基
づいてろ材6aの自動洗浄を行い、浴水を長期間入れ換
えることなく入浴可能とする。
も、第1の実施形態で説明した場合と同様に浴槽1内に
ほぼ所定量の浴水を満たし、時間設定部17を操作して
第1のタイマ16aの自動洗浄停止期間と第2のタイマ
16bの自動洗浄周期とを設定する。ついで、浴水循環
ろ過装置2の電源スイッチをONすると、制御部14は
循環ポンプ5を駆動させると同時に第1のタイマ16a
を作動させ、三方弁10a,10bを自動洗浄用に切り
換えてろ過槽6のろ材6aの微粉を除去するための初期
自動洗浄を5分間行う。初期自動洗浄後、制御部14は
三方弁10a,10bを浴水浄化用に切り換えて、第1
のタイマ16aの自動洗浄停止期間中浴水の浄化のみを
行い、ろ材6aの微生物を発育させる。自動洗浄停止期
間が終了すると、制御部14は第2のタイマ16bを作
動させて、ろ材6aの第1回目の自動洗浄を30秒間行
い、その後第2のタイマ16bによる自動洗浄周期に基
づいてろ材6aの自動洗浄を行い、浴水を長期間入れ換
えることなく入浴可能とする。
【0024】初期自動洗浄時および通常の自動洗浄時に
おいて、音センサ18はろ材6aの蓋28に当たる音の
検知を行っており、制御部14は音センサ18による音
検知があった場合、ろ材6aの自動洗浄が正常に行われ
ていると判断して自動洗浄を継続させ、音検知がなかっ
た場合は、ろ材6aの自動洗浄が正常に行われていない
と判断して警報器19を作動させ、警報器19の警報音
などでユーザに自動洗浄が行われていないことを知らせ
る。
おいて、音センサ18はろ材6aの蓋28に当たる音の
検知を行っており、制御部14は音センサ18による音
検知があった場合、ろ材6aの自動洗浄が正常に行われ
ていると判断して自動洗浄を継続させ、音検知がなかっ
た場合は、ろ材6aの自動洗浄が正常に行われていない
と判断して警報器19を作動させ、警報器19の警報音
などでユーザに自動洗浄が行われていないことを知らせ
る。
【0025】このように、初期自動洗浄時および通常の
自動洗浄時において、制御部14は音センサ18による
音検知の有無によって自動洗浄の確認を行い、例えば音
センサ18による音検知がなかった場合、警報器19を
作動させその警報音などでユーザに自動洗浄が行われて
いないことを知らせることができるので、自動洗浄の確
認を容易に行うことができる。これにより、ユーザが自
動洗浄時にその場所にいて直接ろ材6aの音を聞いて確
認するなどの手間がなくなり、使い勝手の良い便利な浴
水循環ろ過装置2を得ることができる。
自動洗浄時において、制御部14は音センサ18による
音検知の有無によって自動洗浄の確認を行い、例えば音
センサ18による音検知がなかった場合、警報器19を
作動させその警報音などでユーザに自動洗浄が行われて
いないことを知らせることができるので、自動洗浄の確
認を容易に行うことができる。これにより、ユーザが自
動洗浄時にその場所にいて直接ろ材6aの音を聞いて確
認するなどの手間がなくなり、使い勝手の良い便利な浴
水循環ろ過装置2を得ることができる。
【0026】なお、上述の実施形態では音センサ18に
よる音検知がなかった場合、自動洗浄が行われていない
ことを警報器19の警報音によってユーザに知らせる場
合を示したが、例えば浴水循環ろ過装置2の操作部など
に警報ランプを設け、自動洗浄が行われなかったときに
警報ランプを点灯または点滅させるようにしてもよい。
この場合、いつでもユーザが自動洗浄の確認をすること
ができる。また、警報器19による警報音などを発生さ
せるとともに、浴水循環ろ過装置2の運転、例えば循環
ポンプ5を停止するようにしてもよい。
よる音検知がなかった場合、自動洗浄が行われていない
ことを警報器19の警報音によってユーザに知らせる場
合を示したが、例えば浴水循環ろ過装置2の操作部など
に警報ランプを設け、自動洗浄が行われなかったときに
警報ランプを点灯または点滅させるようにしてもよい。
この場合、いつでもユーザが自動洗浄の確認をすること
ができる。また、警報器19による警報音などを発生さ
せるとともに、浴水循環ろ過装置2の運転、例えば循環
ポンプ5を停止するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る浴水循環ろ
過装置は、浴水をろ過および浄化するろ材が充填された
ろ過槽を有し浴槽内の浴水が循環する循環流路と、浴水
を循環させる循環ポンプと、循環流路に設けられ浴水の
循環方向を切り換える複数の弁と、循環流路の下流側に
設置されろ過槽からの浴水を加熱する加熱手段と、循環
流路の下流側に接続され浴水を殺菌するオゾンを発生さ
せるオゾン発生装置と、浴水を浄化する浴水循環、ろ過
槽のろ材を洗浄する浴水循環および浴水の加熱を制御す
る制御手段とを備えてなり、ろ過槽のろ材の洗浄を所望
期間停止させる洗浄停止期間を計測しまたろ過槽のろ材
の洗浄を周期的に行わせる洗浄周期を計測するタイマ
と、このタイマの洗浄停止期間および洗浄周期を任意に
設定する設定手段とを設けた、または、ろ過槽のろ材の
洗浄を所望期間停止させる洗浄停止期間を計測する第1
のタイマと、ろ過槽のろ材の洗浄を所望時間周期的に行
わせる洗浄周期を計測する第2のタイマと、第1のタイ
マの洗浄停止期間および第2のタイマの洗浄周期を任意
に設定する設定手段とを設け、制御手段は、第1のタイ
マの計測後に第2のタイマを作動させるので、浴水循環
ろ過装置の設置環境に対応して自動洗浄停止期間および
自動洗浄周期を任意に設定することができ、ろ材の微生
物を十分発育させ、微生物浄化の立ち上がりが遅れた
り、老廃物によるろ材の目詰まりによって生じるろ材の
浄化効果の低下などを防ぐことができ、高い浄化効果を
有する浴水循環ろ過装置を得ることができる。
過装置は、浴水をろ過および浄化するろ材が充填された
ろ過槽を有し浴槽内の浴水が循環する循環流路と、浴水
を循環させる循環ポンプと、循環流路に設けられ浴水の
循環方向を切り換える複数の弁と、循環流路の下流側に
設置されろ過槽からの浴水を加熱する加熱手段と、循環
流路の下流側に接続され浴水を殺菌するオゾンを発生さ
せるオゾン発生装置と、浴水を浄化する浴水循環、ろ過
槽のろ材を洗浄する浴水循環および浴水の加熱を制御す
る制御手段とを備えてなり、ろ過槽のろ材の洗浄を所望
期間停止させる洗浄停止期間を計測しまたろ過槽のろ材
の洗浄を周期的に行わせる洗浄周期を計測するタイマ
と、このタイマの洗浄停止期間および洗浄周期を任意に
設定する設定手段とを設けた、または、ろ過槽のろ材の
洗浄を所望期間停止させる洗浄停止期間を計測する第1
のタイマと、ろ過槽のろ材の洗浄を所望時間周期的に行
わせる洗浄周期を計測する第2のタイマと、第1のタイ
マの洗浄停止期間および第2のタイマの洗浄周期を任意
に設定する設定手段とを設け、制御手段は、第1のタイ
マの計測後に第2のタイマを作動させるので、浴水循環
ろ過装置の設置環境に対応して自動洗浄停止期間および
自動洗浄周期を任意に設定することができ、ろ材の微生
物を十分発育させ、微生物浄化の立ち上がりが遅れた
り、老廃物によるろ材の目詰まりによって生じるろ材の
浄化効果の低下などを防ぐことができ、高い浄化効果を
有する浴水循環ろ過装置を得ることができる。
【0028】また、この発明に係る浴水循環ろ過装置
は、タイマまたは第1のタイマにろ過槽のろ材の初期洗
浄を所定時間行わせる初期洗浄時間計測機能を設け、制
御手段は、タイマまたは第1のタイマにおいて初期洗浄
時間を計測後に洗浄停止期間を計測させるので、ろ材の
使用初期時の微粉を容易かつ自動的に除去することがで
き、使い勝手の良い浴水循環ろ過装置を得ることができ
る。
は、タイマまたは第1のタイマにろ過槽のろ材の初期洗
浄を所定時間行わせる初期洗浄時間計測機能を設け、制
御手段は、タイマまたは第1のタイマにおいて初期洗浄
時間を計測後に洗浄停止期間を計測させるので、ろ材の
使用初期時の微粉を容易かつ自動的に除去することがで
き、使い勝手の良い浴水循環ろ過装置を得ることができ
る。
【0029】さらに、この発明に係る浴水循環ろ過装置
は、ろ過槽の上部に設けられろ材の洗浄音を検知する音
検知手段と、警報手段とを設け、制御手段は、ろ材の洗
浄中において音検知手段による音検知がなされなかった
ときに警報手段を作動させるので、ユーザに手間をかけ
ず自動洗浄の確認を容易に行うことができ、使い勝手の
良い便利な浴水循環ろ過装置を得ることができる。
は、ろ過槽の上部に設けられろ材の洗浄音を検知する音
検知手段と、警報手段とを設け、制御手段は、ろ材の洗
浄中において音検知手段による音検知がなされなかった
ときに警報手段を作動させるので、ユーザに手間をかけ
ず自動洗浄の確認を容易に行うことができ、使い勝手の
良い便利な浴水循環ろ過装置を得ることができる。
【図1】 この発明の第1および第2の実施形態の要部
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】 この発明の第1の実施形態の作用を示すタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
【図3】 この発明の第2の実施形態に係るろ過槽の断
面図である。
面図である。
【図4】 浴水循環ろ過装置の模式図である。
【図5】 従来の浴水循環ろ過装置の要部のブロック図
である。
である。
【図6】 従来の浴水循環ろ過装置に係るろ過槽の作用
説明図である。
説明図である。
【図7】 従来の浴水循環ろ過装置の作用を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図8】 従来の浴水循環ろ過装置の運転日数とろ材中
の微生物数との関係を示す線図である。
の微生物数との関係を示す線図である。
【図9】 従来の浴水循環ろ過装置を使用したときの1
日の入浴人数と浴水の汚れとの関係を示す線図である。
日の入浴人数と浴水の汚れとの関係を示す線図である。
1 浴槽、2 浴水循環ろ過装置、3 入水路、4 出
水路、5 循環ポンプ、6 ろ過槽、6a ろ材、7
セラミックヒータ、9 オゾン発生装置、10a,10
b 三方弁、11 排水路、12 温度センサ、14
制御部、16a第1のタイマ、16b 第2のタイマ、
17 時間設定部、18 音センサ、19 警報器。
水路、5 循環ポンプ、6 ろ過槽、6a ろ材、7
セラミックヒータ、9 オゾン発生装置、10a,10
b 三方弁、11 排水路、12 温度センサ、14
制御部、16a第1のタイマ、16b 第2のタイマ、
17 時間設定部、18 音センサ、19 警報器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 560 C02F 1/78 1/78 F24H 9/00 W F24H 9/00 B01D 35/02 J (72)発明者 齋藤 孝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−307448(JP,A) 特開 平8−38828(JP,A) 特開 平8−89723(JP,A) 実開 平7−3706(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 3/00 B01D 35/027 C02F 1/50 C02F 1/78 F24H 9/00
Claims (4)
- 【請求項1】 浴水をろ過および浄化するろ材が充填さ
れたろ過槽を有し浴槽内の浴水が循環する循環流路と、
浴水を循環させる循環ポンプと、前記循環流路に設けら
れ浴水の循環方向を切り換える複数の弁と、前記循環流
路の下流側に設置され前記ろ過槽からの浴水を加熱する
加熱手段と、前記循環流路の下流側に接続され浴水を殺
菌するオゾンを発生させるオゾン発生装置と、浴水を浄
化する浴水循環、前記ろ過槽のろ材を洗浄する浴水循環
および浴水の加熱を制御する制御手段とを備えてなり、 前記ろ過槽のろ材の洗浄を所望期間停止させる洗浄停止
期間を計測し、また、前記ろ過槽のろ材の洗浄を周期的
に行わせる洗浄周期を計測するタイマと、該タイマの洗
浄停止期間および洗浄周期を任意に設定する設定手段と
を設けたことを特徴とする浴水循環ろ過装置。 - 【請求項2】 前記ろ過槽のろ材の洗浄を所望期間停止
させる洗浄停止期間を計測する第1のタイマと、前記ろ
過槽のろ材の洗浄を所望時間周期的に行わせる洗浄周期
を計測する第2のタイマと、前記第1のタイマの洗浄停
止期間および第2のタイマの洗浄周期を任意に設定する
設定手段とを設け、前記制御手段は、前記第1のタイマ
の計測後に前記第2のタイマを作動させることを特徴と
する請求項1記載の浴水循環ろ過装置。 - 【請求項3】 タイマまたは第1のタイマに前記ろ過槽
のろ材の初期洗浄を所定時間行わせる初期洗浄時間計測
機能を設け、前記制御手段は、前記タイマまたは第1の
タイマにおいて初期洗浄時間を計測後に洗浄停止期間を
計測させることを特徴とする請求項1または2記載の浴
水循環ろ過装置。 - 【請求項4】 前記ろ過槽の上部に設けられ前記ろ材の
洗浄音を検知する音検知手段と、警報手段とを設け、前
記制御手段は、前記ろ材の洗浄中において前記音検知手
段による音検知がなされなかったときに前記警報手段を
作動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
記載の浴水循環ろ過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10693796A JP3248127B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 浴水循環ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10693796A JP3248127B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 浴水循環ろ過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09289952A JPH09289952A (ja) | 1997-11-11 |
JP3248127B2 true JP3248127B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=14446312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10693796A Expired - Fee Related JP3248127B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 浴水循環ろ過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248127B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2827278B2 (ja) * | 1989-05-22 | 1998-11-25 | 東陶機器株式会社 | 気泡発生浴槽における濾過装置 |
JP2606230Y2 (ja) * | 1993-05-31 | 2000-10-10 | 東陶機器株式会社 | 浴槽水浄化装置 |
JP2713176B2 (ja) * | 1994-08-01 | 1998-02-16 | 株式会社ノーリツ | 風呂ユニット |
JPH0889723A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 浴水循環浄化装置 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10693796A patent/JP3248127B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09289952A (ja) | 1997-11-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |