JPH11309079A - 浴水循環浄化装置 - Google Patents

浴水循環浄化装置

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JPH11309079A
JPH11309079A JP10119815A JP11981598A JPH11309079A JP H11309079 A JPH11309079 A JP H11309079A JP 10119815 A JP10119815 A JP 10119815A JP 11981598 A JP11981598 A JP 11981598A JP H11309079 A JPH11309079 A JP H11309079A
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JP
Japan
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circulation
water
hot water
bath water
switching valve
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Application number
JP10119815A
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English (en)
Inventor
Kensuke Matsuo
謙介 松尾
Yoji Murakami
洋二 村上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴水の全循環流路を自動的にかつ確実に洗浄
及び殺菌し、雑菌の堆積を抑制して衛生面の向上を図る
ことのできる浴水循環浄化装置を提供する。 【解決手段】 浄化槽を有する浴水の循環流路と、循環
ポンプと、浴水の循環方向を切り換える複数の弁と、浴
水の加熱手段と、循環ポンプ、複数の弁及び加熱手段を
制御し、通常の浴水循環、熱水循環、排水及び熱水洗浄
を行わせる制御手段とを備えてなり、制御手段は、装置
内部の循環流路を洗浄及び殺菌する熱水循環後の高温浴
水を装置外部の循環流路を介して自重落下させ、装置外
部の循環流路を洗浄及び殺菌する熱水洗浄を行わせるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環している浴水
を生物浄化槽を用いてろ過および浄化し、浴水を長期間
入れ換えることなく入浴を可能とする浴水循環浄化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は浴水循環浄化装置の模式図であ
る。図において、1は浴槽、2は浴槽1に近接して設置
された浴水循環浄化装置である。この浴水循環浄化装置
2は、一端に浴槽1内の浴水を吸い込む吸込口3aを有
する入水路3と、一端に浴槽1内に浴水を吹き出す吹出
口4aを有する出水路4と、入水路3の途中に設けられ
浴水を出水路4を介して循環させる循環ポンプ5と、入
水路3および出水路4の他端が接続され、内部に例えば
活性炭などのろ材が充填されてろ材に付着した微生物に
より浴水をろ過および浄化する浄化槽6と、出水路4の
浄化槽6の近傍に設けられ浴水を加熱するヒーター7
と、入水路3の吸込口3aと循環ポンプ5との間に設け
られ、その一方のポートCが出水路4が分岐した分岐路
4bに接続された三方弁である吸込口側切換弁8と、出
水路4の吹出口4aとヒーター7との間に設けられ、そ
の一方のポートCが入水路3が分岐した分岐路3bに接
続された三方弁である吹出口側切換弁9と、入水路3の
循環ポンプ5と浄化槽6との間に設けられ、その一方の
ポートCが一端に排水口11aを有す排水路11の他端
に接続された三方弁である排水口側切換弁10と、入水
路3を通過する浴水の温度を検知する温度センサ13
と、各切換弁8,9,10の切り換えによる浴水の循環
およびヒーター7による浴水の加熱などを制御する制御
部(図示せず)とから構成されている。
【0003】このように構成した浴水循環浄化装置2
は、浴槽1にほぼ所定量の浴水が満たされている状態で
電源スイッチ(図示せず)がONされると、制御部は、
吸込口側切換弁8、吹出口側切換弁9および排水口側切
換弁10を通常の浴水循環モードに切り換えるととも
に、循環ポンプ5を駆動して浴槽1内の浴水を吸込口3
aから入水路3に汲み上げ、図5の太線矢印に示すよう
に、浴水を吸込口側切換弁8のポートA−Bおよび排水
口側切換弁10のポートA−Bを通して浄化槽6に送
る。この時、循環ポンプ5によって入水路3に吸い込ま
れた浴水は、吸込口3aに設けられたプレフィルタ(図
示せず)によって髪の毛などの荒ゴミが除去される。つ
いで、浄化槽6のろ材により浴水中の老廃物を吸着、生
物分解して浄化し、出水路4に送った浴水を予め設定し
た浴水温度例えば35℃〜45℃程度になるようにヒー
ター7で加熱しながら、吹出口側切換弁9のポートB−
Aを通して吹出口4aから浴槽1内へ送る。これを繰り
返し行って浴水を長期間入れ換えることなく入浴可能と
する。
【0004】また、浴水循環浄化装置2の運転開始から
所定の時間が経過すると、制御部は、吸込口側切換弁8
および吹出口側切換弁9を通常の浴水循環モードから装
置内部の入水路3および出水路4等を洗浄および殺菌す
るための浴水循環モード(以下、熱水循環モードとい
う)に切り換えて、吸込口3aの入水路3への浴水の汲
み上げおよび出水路4の吹出口4aからの浴水の吹き出
しを停止し、装置内部の入水路3および出水路4等の浴
水を外部と遮断させるとともに、ヒーター7による装置
内部の浴水の加熱温度を例えば70℃〜80℃程度に切
り換える。そして、図6の太線矢印に示すように、駆動
している循環ポンプ5により装置内部の入水路3および
出水路4等の浴水を吸込口側切換弁8のポートC−Bお
よび排水口側切換弁10のポートA−Bを通して浄化槽
6に送る。ついで、浄化槽6から出水路4の分岐路4b
を通して吸込口側切換弁8に送り、熱水である浴水を循
環させる。また、浴水の一部は入水路3の分岐路3bか
ら吹出口側切換弁9のポートC−Bを通ってヒーター7
へ送られ、さらにヒーター7から出水路4の分岐路4b
を通って吸込口側切換弁8に送られて循環される。そし
て、装置内部の入水路3、出水路4および分岐路3b,
4bを洗浄および殺菌する。
【0005】次に、熱水循環が所定時間行われると、制
御部は、排水口側切換弁10を熱水循環モードから浴水
排水モードに切り換え、図7の太線矢印に示すように、
装置内部の入水路3および出水路4等を循環している浴
水(熱水)を浄化槽6のろ材を洗浄しつつ排水口側切換
弁10のポートB−Cを通して排水路11の排水口11
aから外部に排出する。そして、汚れた浴水の排出が終
了すると、制御部は、吸込口側切換弁8、吹出口側切換
弁9および排水口側切換弁10を通常の浴水循環モード
に切り換えて浴槽1内の浴水を循環させ、入浴可能状態
とする。なお、この熱水循環および浴水排水は制御部に
より一定の周期で行われ、浴水排水は行われず熱水循環
のみが行われる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の浴
水循環浄化装置2は、その装置内部の入水路3および出
水路4等を洗浄および殺菌する場合、制御部によって吸
込口側切換弁8、吹出口側切換弁9および排水口側切換
弁10を熱水循環モードに切り換え、装置内部の入水路
3および出水路4等の浴水を外部と遮断させて循環さ
せ、熱水である浴水により入水路3および出水路4等を
洗浄および殺菌し、場合によっては浴水を排水路11の
排水口11aから外部に排出させていた。しかしなが
ら、熱水循環は吸込口側切換弁8および吹出口側切換弁
9を熱水循環モードに切り換え外部と遮断させて行って
いたので、吸込口側切換弁8と吸込口3aとの間の入水
路3および吹出口側切換弁9と吹出口4aとの間の出水
路4においては、装置内部の熱水循環している浴水(熱
水)が循環されず、自動的に洗浄および殺菌を行うこと
ができなかった。このため、ユーザーは、吸込口側切換
弁8と吸込口3aとの間の入水路3および吹出口側切換
弁9と吹出口4aとの間の出水路4の洗浄および殺菌を
定期的に手動で行わなければならず、たいへん面倒であ
った。
【0007】また、これらを手動で行っていたため、洗
浄および殺菌を行う頻度が少なかったり、不十分なこと
があるとともに、場合によってはし忘れたりすることも
あって、吸込口側切換弁8と吸込口3aとの間の入水路
3および吹出口側切換弁9と吹出口4aとの間の出水路
4に汚れや雑菌が他の場所よりも多く付着したり、残留
してしまって、雑菌の住処となるおそれがあった。
【0008】さらに、熱水循環後に通常の浴水循環に切
り換わった際、熱水が吸込口側切換弁8と吸込口3aと
の間の入水路3および吹出口側切換弁9と吹出口4aと
の間の出水路4に流れ込むものの、循環ポンプ5の停止
時間が短いため、洗浄および殺菌の効果が期待できる水
量が得られず、十分な洗浄および殺菌を行うことができ
なかった。
【0009】そこで、熱水循環後に通常の浴水循環に切
り換え、循環ポンプ5により装置内部の熱水を浴槽1に
排水させることも考えられるが、吹出口側切換弁9と吹
出口4aとの間の出水路4しか熱水が通過せず、吸込口
側切換弁8と吸込口3aとの間の入水路3を熱水により
洗浄および殺菌することが困難であるとともに、吹出口
4aから大量の熱水が一度に浴槽1内に排出されるた
め、浴槽1内の浴水が設定浴水温度より相当高くなって
しまい、直ぐに入浴可能状態とすることができないとい
う問題があった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、吸込口から吹出口へ至るまでの浴
水の循環流路を余すところ無くすべて自動的にかつ確実
に洗浄および殺菌し、雑菌の堆積を抑制することのでき
る衛生面での向上が図れ、使い勝手の良い浴水循環浄化
装置を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る浴水循環浄
化装置は、浴水をろ過および浄化する浄化槽を有し、一
端に吸込口が設けられ他端に吹出口が設けられて浴槽内
の浴水が循環する循環流路と、浴水を循環させる循環ポ
ンプと、循環流路に設けられ浴水の循環方向を切り換え
る複数の弁と、循環している浴水を加熱する加熱手段
と、循環ポンプ、複数の弁および加熱手段を制御し、通
常の浴水循環、熱水循環、排水および熱水洗浄を行わせ
る制御手段とを備えてなり、制御手段は、装置内部にお
ける循環流路を洗浄および殺菌する熱水循環後の高温浴
水を、装置内部から浴槽内に位置する吸込口および吹出
口までの装置外部の循環流路を介して自重落下させ、こ
の装置外部の循環流路を洗浄および殺菌する熱水洗浄を
行わせるものである。
【0012】本発明に係る浴水循環浄化装置は、循環流
路において、吸込口からの浴水を装置内部の循環流路に
流入または遮断する吸込口側切換弁を設けるとともに、
吹出口への浴水を装置内部の循環流路から流出または遮
断する吹出口側切換弁を設け、制御手段は、熱水洗浄時
において、吸込口側切換弁および吹出口側切換弁を、装
置内部の循環流路と装置外部の循環流路とを連通するよ
うに切り換えるとともに、循環ポンプを停止させるもの
である。
【0013】本発明に係る浴水循環浄化装置は、制御手
段に熱水洗浄を少なくとも30秒間行わせるための熱水
洗浄時間を計測するタイマーを設け、制御手段は、タイ
マーの計測中循環ポンプを停止させ、タイマーの計測後
に循環ポンプを駆動させるものである。
【0014】本発明に係る浴水循環浄化装置は、制御手
段に熱水洗浄を少なくとも1日1回の割合で行わせるた
めの熱水洗浄回数をカウントするカウンターを設け、制
御手段は、カウンターのカウント値に基づいて循環ポン
プを駆動または停止させるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の模式
図、図2は本発明の実施の形態の要部のブロック図であ
る。なお、図5で説明した従来例と同一部分には同じ符
号を付し、説明を省略する。図において、12は浴水循
環浄化装置2に設けられた操作部で、装置をON/OF
Fするための電源スイッチおよび浴槽1内の浴水温度を
設定するための温度設定スイッチなどを備えている。1
4はマイクロコンピュータからなり、各切換弁8,9,
10の切り換えによる浴水の循環およびヒーター7によ
る浴水の加熱などを制御する制御部である。
【0016】制御部14は、操作部12からの入力信
号、温度センサ13からの入力信号および後述するタイ
マーからの入力信号などに基づいて、吸込口側切換弁
8、吹出口側切換弁9および排水口側切換弁10を通常
の浴水循環モード、熱水循環モード、浴水排水モードま
たは熱水洗浄モードに切り換え、浴水を循環または排水
させたり、ヒーター7をON/OFFして予め設定され
た浴水温度に加熱するための演算処理を行う演算部15
と、熱水循環モードから通常の浴水循環モードに切り換
わってから循環ポンプの駆動を再開させるまでの所定時
間、つまり吸込口側切換弁8と吸込口3aとの間の入水
路3および吹出口側切換弁9と吹出口4aとの間の出水
路4を熱水により洗浄する熱水洗浄時間例えば30秒間
を計測するとともに、熱水循環時間例えば3分間を計測
する第1のタイマー16と、熱水循環周期(例えば12
時間毎に1回)を計測する第2のタイマー17と、浴水
排水周期(例えば24時間毎に1回)を計測する第3の
タイマー18、吸込口側切換弁8と吸込口3aとの間の
入水路3および吹出口側切換弁9と吹出口4aとの間の
出水路4の熱水洗浄の回数(例えば24時間以内に1
回)をカウントするカウンター19とを備えている。
【0017】次に、この実施の形態の作用について図3
および図4のフローチャートを用いて説明する。まず、
浴槽1にほぼ所定量の浴水が満たされている状態で操作
部12の電源スイッチがONされると(S−1)、制御
部14は、操作部12の入力信号に基づく演算部14の
処理結果により、吸込口側切換弁8、吹出口側切換弁9
および排水口側切換弁10を通常の浴水循環モードに切
り換えて循環ポンプ5を駆動し(S−2)、同時に第2
のタイマー17および第3のタイマー18を作動させて
(S−3)、浴槽1内の浴水を吸込口3aから入水路3
に汲み上げ、吸込口側切換弁8および排水口側切換弁1
0を介して浄化槽6に送る。ついで、浄化槽6のろ材に
より浄化され出水路4に送られた浴水を、操作部12の
温度設定スイッチにより予め設定した浴水温度例えば4
0℃になるようにヒーター7で加熱しつつ吹出口側切換
弁9を介して吹出口4aから浴槽1内へ送る。これを繰
り返し行って浴水を長期間入れ換えることなく入浴可能
とする(図5参照)。
【0018】そして、浴水循環浄化装置2の運転開始か
ら第2のタイマー17により計測されている計測時間が
例えば12時間を経過すると(S−4)、制御部14
は、循環ポンプ5の駆動を一旦停止させて、吸込口側切
換弁8および吹出口側切換弁9を通常の浴水循環モード
から熱水循環モードに切り換え、吸込口3aの入水路3
への浴水の汲み上げおよび出水路4の吹出口4aからの
浴水の吹き出しを停止させて、装置内部の入水路3およ
び出水路4等の浴水を外部と遮断させ、再び循環ポンプ
5を駆動させる(S−5)。また、ヒーター7による浴
水の加熱温度を例えば80℃に切り換えるとともに、第
2のタイマー17をリセットし、第1のタイマー16を
作動させる(S−6,S−7)。そして、装置内部の入
水路3および出水路4等において浴水(熱水)を所定時
間、例えば3分間循環させ、装置内部の入水路3および
出水路4等の洗浄および殺菌を行い雑菌等の堆積を抑制
する(図6参照)。
【0019】第1のタイマー16により計測される計測
時間、熱水循環時間3分間が経過すると(S−8)、制
御部14は、第1のタイマー16をリセットするととも
に(S−9)、行われた熱水洗浄の回数をカウントする
カウンター19のカウント値が1回以上であるかを判断
し(S−10)、1回も行われていない場合は、循環ポ
ンプ5の駆動を停止させて吸込口側切換弁8および吹出
口側切換弁9を熱水循環モードから通常の浴水循環モー
ドと同じである熱水洗浄モードに切り換え(S−1
1)、第1のタイマー16を作動させる(S−12)。
そして、装置内部の入水路3および出水路4等における
浴水(熱水)を、図1の太線矢印に示すように、吸込口
側切換弁8と吸込口3aとの間の入水路3および吹出口
側切換弁9と吹出口4aとの間の出水路4を介して自重
落下させつつ吸込口3aおよび吹出口4から浴槽1内に
排出させ、吸込口側切換弁8と吸込口3aとの間の入水
路3および吹出口側切換弁9と吹出口4aとの間の出水
路4の洗浄および殺菌を行う。
【0020】第1のタイマー16により計測される計測
時間、熱水洗浄時間30秒間が経過すると(S−1
3)、制御部14は、第1のタイマー16をリセットす
るとともに(S−14)、カウンター19における熱水
洗浄モードの回数をカウントアップする(S−15)。
そして、循環ポンプ5を駆動し(S−16)、同時に第
2のタイマー17を作動させて(S−17)、通常の浴
水循環を行う(S−4・・・)。
【0021】また、カウンター19における熱水洗浄モ
ードの回数が1回以上であり(S−10)、浴水循環浄
化装置2の運転開始から第3のタイマー18により計測
される計測時間が24時間を経過すると(S−18)、
制御部14は、排水口側切換弁10を熱水循環モードか
ら浴水排水モードに切り換え(S−19)、装置内部の
入水路3および出水路4等を循環している浴水(熱水)
を浄化槽6のろ材を洗浄しつつ排水路11の排水口11
aから外部に排出させる(図7参照)。そして、各タイ
マー16,17,18およびカウンター19をリセット
し(S−20)、電源がOFFになるまで上述の通常の
浴水循環および熱水循環を繰り返し行い、1日1回熱水
洗浄および浴水排水も行う(S−21,S−2・・
・)。
【0022】ここで、表1に熱水による洗浄時間と、吸
込口側切換弁8と吸込口3aとの間の入水路3および吹
出口側切換弁9と吹出口4aとの間の出水路4における
単位面積当たりの一般菌の数との関係を示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1からわかるように、入水路3等を熱水
が少なくとも30秒間通ることにより、一般菌を3.3
5CFU/mm2 にまで大幅に減少させることができ
る。これにより、熱水洗浄は少なくとも30秒間行うこ
とが望ましい。
【0025】このように、一定の周期で装置内部の入水
路3および出水路4の洗浄および殺菌を行うとともに、
この熱水循環後の浴水(熱水)を、少なくとも30秒間
吸込口側切換弁8と吸込口3aとの間の入水路3および
吹出口側切換弁9と吹出口4aとの間の出水路4を介し
て自重落下させて通過させることにより、自動的に洗浄
および殺菌を確実に行うことができ、雑菌等の付着およ
び堆積を抑制することができる。また、ユーザーが手動
で定期的に洗浄等を行うことがないため、洗浄不足やし
忘れなどもなくなり、残留雑菌等による住処となるおそ
れもない。さらに、熱水循環後の浴水(熱水)を自重落
下させるので、大量の熱水が一度に浴槽1内に排出する
のを防ぎ、通常の浴水循環モードに切り換わると直ぐに
入浴可能状態とすることができる浴水循環浄化装置を得
ることができる。
【0026】なお、上述の実施の形態では熱水循環を1
日に2回の割合で行う場合を示したが、例えば1回でも
よく、複数回行ってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明に係る浴水循環浄化
装置は、浴水をろ過および浄化する浄化槽を有し、一端
に吸込口が設けられ他端に吹出口が設けられて浴槽内の
浴水が循環する循環流路と、浴水を循環させる循環ポン
プと、循環流路に設けられ浴水の循環方向を切り換える
複数の弁と、循環している浴水を加熱する加熱手段と、
循環ポンプ、複数の弁および加熱手段を制御し、通常の
浴水循環、熱水循環、排水および熱水洗浄を行わせる制
御手段とを備えてなり、制御手段は、装置内部における
循環流路を洗浄および殺菌する熱水循環後の高温浴水
を、装置内部から浴槽内に位置する吸込口および吹出口
までの装置外部の循環流路を介して自重落下させ、この
装置外部の循環流路を洗浄および殺菌する熱水洗浄を行
わせるので、装置外部の循環流路をユーザーが手動で定
期的に行うこともなくなり、洗浄不足やし忘れなどがな
くなって残留雑菌等による住処となるのを防止すること
ができ、衛生的で使い勝手の良い浴水循環浄化装置を得
ることができる。また、高温浴水を自重落下させるた
め、大量の熱水が一度に浴槽内に排出されるのを防ぐこ
とができ、通常の浴水循環に切り換わると直ぐに入浴可
能状態とすることができる。
【0028】本発明に係る浴水循環浄化装置は、循環流
路において、吸込口からの浴水を装置内部の循環流路に
流入または遮断する吸込口側切換弁を設けるとともに、
吹出口への浴水を装置内部の循環流路から流出または遮
断する吹出口側切換弁を設け、制御手段は、熱水洗浄時
において、吸込口側切換弁および吹出口側切換弁を、装
置内部の循環流路と装置外部の循環流路とを連通するよ
うに切り換えるとともに、循環ポンプを停止させるの
で、装置外部の循環流路を自動的に熱水洗浄することが
できる。
【0029】本発明に係る浴水循環浄化装置は、制御手
段に熱水洗浄を少なくとも30秒間行わせるための熱水
洗浄時間を計測するタイマーを設け、制御手段は、タイ
マーの計測中循環ポンプを停止させ、タイマーの計測後
に循環ポンプを駆動させるので、装置外部の循環流路を
確実に洗浄および殺菌でき、雑菌等の付着および堆積を
抑制することができる。
【0030】本発明に係る浴水循環浄化装置は、制御手
段に熱水洗浄を少なくとも1日1回の割合で行わせるた
めの熱水洗浄回数をカウントするカウンターを設け、制
御手段は、カウンターのカウント値に基づいて循環ポン
プを駆動または停止させるので、装置外部の循環流路の
熱水洗浄を定期的にかつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の模式図である。
【図2】 本発明の実施の形態の要部のブロック図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態の作用を示すフローチャ
ートである。
【図4】 本発明の実施の形態の作用を示すフローチャ
ートである。
【図5】 浴水循環浄化装置の模式図および通常の浴水
循環時の作用説明図である。
【図6】 浴水循環浄化装置の熱水循環時の作用説明図
である。
【図7】 浴水循環浄化装置の排水時の作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1 浴槽、2 浴水循環浄化装置、3 入水路、3a
吸込口、4 出水路、4a 吹出口、5 循環ポンプ、
6 浄化槽、7 ヒーター、8 吸込口側切換弁、9
吹出口側切換弁、10 排水口側切換弁、14 制御
部、16 第1のタイマー、19 カウンター。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴水をろ過および浄化する浄化槽を有
    し、一端に吸込口が設けられ他端に吹出口が設けられて
    浴槽内の浴水が循環する循環流路と、浴水を循環させる
    循環ポンプと、前記循環流路に設けられ浴水の循環方向
    を切り換える複数の弁と、循環している浴水を加熱する
    加熱手段と、前記循環ポンプ、前記複数の弁および前記
    加熱手段を制御し、通常の浴水循環、熱水循環、排水お
    よび熱水洗浄を行わせる制御手段とを備えてなり、 該制御手段は、装置内部における前記循環流路を洗浄お
    よび殺菌する熱水循環後の高温浴水を、装置内部から前
    記浴槽内に位置する前記吸込口および吹出口までの装置
    外部の循環流路を介して自重落下させ、該装置外部の循
    環流路を洗浄および殺菌する熱水洗浄を行わせることを
    特徴とする浴水循環浄化装置。
  2. 【請求項2】 循環流路において、前記吸込口からの浴
    水を装置内部の循環流路に流入または遮断する吸込口側
    切換弁を設けるとともに、前記吹出口への浴水を装置内
    部の循環流路から流出または遮断する吹出口側切換弁を
    設け、前記制御手段は、熱水洗浄時において、前記吸込
    口側切換弁および吹出口側切換弁を、装置内部の循環流
    路と装置外部の循環流路とを連通するように切り換える
    とともに、前記循環ポンプを停止させることを特徴とす
    る請求項1記載の浴水循環浄化装置。
  3. 【請求項3】 制御手段に前記熱水洗浄を少なくとも3
    0秒間行わせるための熱水洗浄時間を計測するタイマー
    を設け、前記制御手段は、前記タイマーの計測中前記循
    環ポンプを停止させ、前記タイマーの計測後に前記循環
    ポンプを駆動させることを特徴とする請求項1または2
    記載の浴水循環浄化装置。
  4. 【請求項4】 制御手段に前記熱水洗浄を少なくとも1
    日1回の割合で行わせるための熱水洗浄回数をカウント
    するカウンターを設け、前記制御手段は、前記カウンタ
    ーのカウント値に基づいて前記循環ポンプを駆動または
    停止させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    記載の浴水循環浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116443971A (zh) * 2023-06-19 2023-07-18 佛山市小熊厨房电器有限公司 用于水路灭菌的智能化控制系统及方法、水路系统
CN116443971B (zh) * 2023-06-19 2023-10-17 佛山市小熊厨房电器有限公司 用于水路灭菌的智能化控制系统及方法、水路系统

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