JP2001336819A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JP2001336819A
JP2001336819A JP2000158070A JP2000158070A JP2001336819A JP 2001336819 A JP2001336819 A JP 2001336819A JP 2000158070 A JP2000158070 A JP 2000158070A JP 2000158070 A JP2000158070 A JP 2000158070A JP 2001336819 A JP2001336819 A JP 2001336819A
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bathtub
water
bath
temperature
bathing
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JP2000158070A
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English (en)
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Hirokazu Masuda
博和 増田
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風呂装置において、浄化運転中でも正確な入浴
検知を行えるようにすること。 【解決手段】浴槽1と循環路3との間で浴槽水を循環さ
せながら濾過する浄化運転を実行可能とした風呂装置2
において、浴槽1に対して入浴者が入浴する行為につい
て、従来例のように水位センサ21によって調べるので
はなく、浴槽水温度の降下度合いによって調べる形態に
している。これにより、循環ポンプ4を駆動する浄化運
転中においても、循環ポンプ4を一時停止して浄化運転
を中断することなく、正確に入浴検知の有無を認識でき
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽と循環路との
間で浴槽水を循環させながら濾過する浄化運転を実行可
能とした風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、風呂装置として、浴槽水に混
入している垢やごみなどの異物を除去する浄化運転を実
行可能にしているとともに、この浄化運転中において浴
槽水の温度を入浴者が指定した設定温度に保つための保
温動作を実行可能にしたものがある。
【0003】ちなみに、保温動作は、浴槽水温度を計測
し、計測温度が設定温度よりも所定温度低下している場
合に、浴槽水温度を設定温度に達するまで速やかに上昇
させるようにするものである。
【0004】ところで、本願出願人は、上記風呂装置に
おいて、次のような親切機能として特殊追焚動作を付加
することを考えている。この特殊追焚動作とは、浴槽に
対して入浴者が入る入浴行為を検知したときに、浴槽水
温度が保温動作の必要な温度まで低下していなくとも設
定温度よりも低ければ、保温動作時よりも低い加熱能力
でもって浴槽水温度を設定温度にまで緩やかに上昇させ
るようにするものである。
【0005】前述した入浴検知処理は、例えば浴槽に接
続される循環路に圧力感知式の水位センサを設置してお
き、この水位センサによる検知出力を利用することが考
えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術では、下
記するような理由により、親切機能を浄化運転中に行わ
せることができない。というのは、親切機能に関する入
浴検知処理は、水位センサの出力に基づいて行うように
しているが、この水位センサは、循環ポンプを駆動する
浄化運転中だと、循環ポンプにおける動圧変動の影響を
受けて検出出力がばらつきやすいために、入浴検知の信
頼性が低下すると言え、結果的に親切機能の実行要否判
断が正確に行えなくなるのである。
【0007】これに対して、浄化運転中でも親切機能を
実行可能とするには、例えば浄化運転において、定期的
に入浴検知のために循環ポンプを一時停止させるように
すればよいが、それでは、浄化運転がおろそかになる
他、循環ポンプの耐久性に悪影響を与えることが懸念さ
れる。
【0008】このような事情に鑑み、本発明は、風呂装
置において、浄化運転中でも正確な入浴検知を行えるよ
うにすることを目的としている。また、本発明は、風呂
装置において、浄化運転中でも正確な入浴検知を行える
ようにして、入浴検知結果に応じて浴槽水温度を緩やか
に上昇させる特殊追焚動作を実行可能とすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明第1の風呂装置
は、浴槽と循環路との間で浴槽水を循環させながら濾過
する浄化運転を実行可能としたもので、浄化運転中にお
ける浴槽水温度の降下度合いに基づいて浴槽に対する入
浴者の入浴行為を検知する入浴検知処理を行う、ことを
特徴としている。
【0010】本発明第2の風呂装置は、浴槽に接続され
て浴槽から浴槽水を取り出して浴槽へ戻すための循環路
と、循環路に設けられる循環ポンプと、循環路に設けら
れて循環水を濾過する濾過器と、循環路に設けられて浴
槽水温度を検知する温度センサと、要求に応じて浴槽と
循環路との間で浴槽水を循環させながら濾過する浄化運
転を実行する管理要素とを含み、前記管理要素が、浄化
運転中における浴槽水温度の降下度合いに基づいて浴槽
に対する入浴者の入浴行為を検知する入浴検知処理を行
う、ことを特徴としている。
【0011】本発明第3の風呂装置は、浴槽と循環路と
の間で浴槽水を循環させながら濾過する浄化運転を実行
可能とするとともに、浄化運転中で必要に応じて浴槽水
の温度を設定温度に保つための保温動作を実行可能とし
たもので、浄化運転中における浴槽水温度の降下度合い
に基づいて浴槽に対する入浴者の入浴行為を検知する入
浴検知処理と、入浴検知したときに、浴槽水温度が保温
動作の必要な温度まで低下していなくとも設定温度より
も低ければ、保温動作時よりも低い加熱能力でもって浴
槽水温度を設定温度にまで緩やかに上昇させる特殊追焚
処理を行う、ことを特徴としている。
【0012】本発明第4の風呂装置は、浴槽に接続され
て浴槽から浴槽水を取り出して浴槽へ戻すための循環路
と、循環路に設けられる循環ポンプと、循環路に設けら
れて循環水を濾過する濾過器と、循環路に設けられて浴
槽水温度を検知する温度センサと、循環路に設けられて
循環水を加熱する加熱要素と、要求に応じて浴槽と循環
路との間で浴槽水を循環させながら濾過する浄化運転を
実行するとともに、浄化運転中で必要に応じて浴槽水の
温度を設定温度に保つための保温動作を実行する管理要
素とを含み、前記管理要素が、浄化運転中における浴槽
水温度の降下度合いに基づいて浴槽に対する入浴者の入
浴行為を検知する入浴検知処理と、入浴検知したとき
に、浴槽水温度が保温動作の必要な温度まで低下してい
なくとも設定温度よりも低ければ、保温動作時よりも低
い加熱能力でもって浴槽水温度を設定温度にまで緩やか
に上昇させる特殊追焚処理とを行う、ことを特徴として
いる。
【0013】本発明第5の風呂装置は、上記第1または
第3の構成において、前記入浴検知処理にて入浴検知し
たときに、浴槽水の水位上昇の有無を調べて先の入浴検
知を正誤判定する入浴検知再確認処理をさらに行う、こ
とを特徴としている。
【0014】本発明第6の風呂装置は、上記第第5の構
成において、前記入浴検知再確認処理では、浄化運転を
中断した状態で行う、ことを特徴としている。
【0015】本発明第7の風呂装置は、上記第2または
第4の構成において、循環路に設けられて浴槽の水位を
検知する水位センサをさらに有し、前記入浴検知処理に
て入浴検知したときに、浴槽水の水位上昇の有無を調べ
て先の入浴検知を正誤判定する入浴検知再確認処理をさ
らに行う、ことを特徴としている。
【0016】本発明第8の風呂装置は、上記第7の構成
において、前記水位センサが、圧力感知タイプのものと
され、前記入浴検知再確認処理が、循環ポンプを一時的
に停止することにより浄化運転を中断した状態で行う、
ことを特徴としている。
【0017】本発明第9の風呂装置は、上記第1ないし
第8のいずれかの構成において、前記入浴検知処理で
は、自然放熱による浴槽水温度の降下度合いを予め計測
して作成した経験値と、所要タイミングごとに計測する
浴槽水温度に基づいて降下度合いを算出した実測値とを
対比することにより、入浴検知の有無を判定するもので
ある、ことを特徴としている。
【0018】以上、要するに、本発明では、入浴者が浴
槽に対して入浴することによって吸熱されて浴槽水温度
が低下する事象に着目して、浴槽水温度の降下度合いで
もって入浴検知を行うようにしている。これにより、水
位変化で入浴検知を行う従来例のように浄化運転を中断
せずに済む。つまり、循環ポンプを連続駆動させたまま
にできるので、循環ポンプの駆動、停止を繰り返す場合
に比べて故障が起き難くなる。
【0019】特に、本発明第3、第4の構成のように、
入浴検知に伴い、浴槽水温度を緩やかに上昇させる特殊
追焚処理を実行させるようにしていれば、入浴者の手を
煩わせることなく、入浴者をほのかに暖めることが可能
になるなど、入浴感向上に貢献できる。
【0020】また、本発明第5の構成のように、入浴検
知した後で、水位上昇の有無を調べることにより入浴検
知の正誤を判定するようにしていれば、入浴検知の判定
ミスが無くなり、信頼性が高まる。
【0021】但し、第7の構成のように水位センサを循
環路に設置する場合には、循環ポンプを駆動したままで
あると、循環ポンプの動圧変動の影響を受けて水位セン
サの検出出力がばらつくので、入浴検知の正誤判定が疑
わしいものになる。そこで、このような状況では、本発
明第8の構成のように、入浴検知再確認処理を行うとき
に、循環ポンプを一時的に停止させるようにすれば、水
位センサの検出出力がばらつくことを防止でき、入浴検
知の正誤判定が正確なものとなる。この水位変化による
再確認処理は、上述した温度降下による入浴検知をした
ときに行うものであるから、従来例に比べて循環ポンプ
の停止回数が少なくて済む。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0023】ここでは、風呂装置として給湯付き追焚装
置を例に挙げる。図1ないし図3は本発明の一実施形態
を示している。図1は、給湯付き追焚装置を示す構成
図、図2は、浄化運転時の動作説明に用いるフローチャ
ート、図3は、図2の続きを示すフローチャートであ
る。
【0024】図中、1は浴槽、2は給湯付き追焚装置で
ある。ここでの給湯付き追焚装置2は、主として、浴槽
1と接続した循環路3と、浴槽水循環用の循環ポンプ4
と、追焚加熱部5と、給湯加熱部7と、濾過器8と、紫
外線殺菌槽9と、コンローラ10とを備えている。な
お、11は給湯付き追焚装置の各部を制御するための遠
隔操作装置である。
【0025】循環路3は、その浴槽水導入端および浴槽
水還流端が循環金具12を介して浴槽1の側壁に連結さ
れており、この循環路3において浴槽水導入側としての
戻り側3aと浴槽水還流側としての往き側3bとにはバ
イパス路15が接続されている。なお、装置ケースに配
置される循環路3の浴槽水導入端および浴槽水還流端に
は、手動式の水抜き栓13a,13bが取り付けられて
いる。
【0026】このバイパス路15に電磁式あるいはモー
タ駆動式の第1二方弁16が、循環路3の戻り側3aに
対するバイパス路15の接続位置よりも下流に電磁式あ
るいはモータ駆動式の三方弁17が、さらに、循環路3
の往き側3bに対するバイパス路15の接続位置よりも
下流に電磁式あるいはモータ駆動式の第2二方弁18
が、それぞれ配設されている。三方弁17には、排水管
19が接続されており、この排水管19には、電磁式あ
るいはモータ駆動式の排水二方弁20が配設されてい
る。この他、循環路3の戻り側3aに対するバイパス路
15の接続位置よりも上流側には、浴槽1内の水位を検
出する半導体圧力センサなどの圧力感知式の水位センサ
21が、また、循環路3の戻り側3aに対するバイパス
路15の接続位置よりも下流側には、循環路3内におけ
る浴槽水循環量に応じてオン・オフする水流スイッチ2
2が、さらに、循環路3において追焚用熱交換器5aの
上流にはサーミスタなどの入水温度センサ23が、それ
ぞれ設けられている。さらに、循環路3の戻り側3aに
対するバイパス路15の接続位置よりも上流の領域に
は、下記するような逆さU字形管40が配設されてい
る。この逆さU字形管40は、その立ち上がり流路41
の下端が約90度屈曲されていて、この屈曲部43が循
環路3の戻り側3aに対するバイパス路15の接続位置
にバイパス路15と一直線に連なる形態で接続され、ま
た、立ち下がり流路42の下端が前記接続位置よりも浴
槽1寄りの位置に接続されている。なお、逆さU字形管
40における立ち上がり流路41の高さ寸法は、循環ポ
ンプ4の圧力振幅よりも大きく設定するのが好ましい。
【0027】循環ポンプ4は、循環路3において三方弁
17よりも下流側に配設されており、循環路3内で湯水
を強制的に流動させるものである。
【0028】追焚加熱部5は、循環路3を流れる浴槽水
を必要に応じて加熱するものであり、追焚用熱交換器5
aと、追焚用加熱器5bと、追焚用ファン5cとを有し
ている。追焚用熱交換器5aは、循環路3において循環
ポンプ4から循環路3の往き側3bに対するバイパス路
15の接続位置までの領域に配設されるもので、追焚用
加熱器5bにより加熱されることによって熱交換を行
う。
【0029】給湯加熱部7は、循環路3において追焚用
熱交換器5aの下流から循環路3の往き側3bに対する
バイパス路15の接続位置までの領域に給湯路24bを
介して接続され、循環路3を通じて浴槽1内に所要温度
の湯水を供給するものであり、給湯用熱交換器7aと、
給湯用加熱器7bと、給湯用ファン7cとを有してい
る。この給湯加熱部7では、給湯用熱交換器7aの上流
に対して給水路24aが接続されるとともに、給湯用熱
交換器7aの下流に対して給湯路24bが接続されてお
り、給水路24aの途中と給湯路24bの途中とに対し
てバイパス路24cが接続されている。この給湯路24
bにおいてバイパス路24cの接続位置よりも下流に流
量制御弁などの過流出防止弁25、電磁式あるいはモー
タ駆動式の給湯二方弁26、ならびに逆止弁27がこの
記載順に設置されている。また、給湯路24bは、過流
出防止弁25と給湯二方弁26との間で分岐されてい
て、台所などに設置されるカラン28に接続されてい
る。さらに、バイパス路24cの途中には電磁式あるい
はモータ駆動式の流量制御弁29が設置されている。な
お、前述した過流出防止弁25は、給湯路24bと給水
路24aの2ヶ所に設置される流量センサ30,31の
検出出力に基づき、例えば流量センサ30の検出出力に
基づき逆洗経路からの呼び水流量を制御したり、また流
量センサ30の検出出力に基づき給湯流量を設定温度の
給湯を得るための加熱能力に見合う流量に制御される。
【0030】濾過器8および紫外線殺菌槽9は、浴槽1
内の浴槽水を浄化する浄化ユニットを構成している。濾
過器8は、循環路3において三方弁17と循環ポンプ4
との間に配設されて、浴槽水に含まれる垢やごみなどの
異物を分離するものであり、内部に溜まる空気を空気抜
き弁で外部へ排出させたり、あるいは空気抜き弁を用い
ずに外部へ排出させる構造になっている。紫外線殺菌槽
9は、循環路3において循環ポンプ4と追焚用熱交換器
5aとの間に配設されて、浴槽水を紫外線照射により殺
菌するものである。なお、濾過器8を循環ポンプ4の上
流に設置しているのは、循環ポンプ4に対して浴槽1か
ら取り出した浴槽水に混じっている垢やごみなどの異物
が流入することを防止するためである。
【0031】コントローラ10は、例えばマイクロコン
ピュータからなり、下記する自動運転モードを実行す
る。すなわち、自動運転モードが指示されると、まず、
浴槽1内に対して給湯する自動湯張り運転を行い、湯張
り完了時点から所要時間(例えば96時間)にわたって
浴槽1内の浴槽水の水質を維持する浄化運転を行う。こ
の浄化運転中において開始から所要時間(例えば4時
間)が経過するまでの間については浴槽水の保温ならび
に補水動作の実行を許容し、その実行許容時間が経過す
ると、この時点から所要時間(例えば1時間)が経過す
るのを待ち、循環路3から浴槽1へ戻さずに循環路3内
部を循環させながら循環水を所要温度(例えば80度)
に加熱することにより循環路3およびそれに付設される
全構成部品(4,5a,8,9,15,16,17)を
熱殺菌する熱殺菌運転を行う。この熱殺菌運転の終了時
点から所要時間(例えば5分間)が経過するのを待っ
て、濾過器8を洗浄する逆洗運転を所要量(例えば20
リットル)供給して行い、以降は水質のみを維持する浄
化運転を継続して行う。
【0032】この実施形態では、浄化運転の期間中、入
浴者の入浴行為を検知したときに、浴槽水温度が保温動
作の必要な温度にまで低下していなくとも設定温度より
も低ければ、保温動作時よりも低い加熱能力でもって浴
槽水温度を設定温度にまで緩やかに上昇させる形態の特
殊追焚動作(ごきげんオートと呼ぶ)を実行可能とする
とともに、当該ごきげんオートの実行要否判定に係る入
浴検知処理の形態を工夫している、ことに特徴がある。
【0033】なお、上記入浴検知処理については、入浴
者の入浴に伴う浴槽水の温度降下現象を認識する形態に
している。
【0034】次に、上記各動作について詳細に説明す
る。
【0035】〔自動湯張り運転〕施工後の最初の自動湯
張り運転では、遠隔操作装置11にて自動湯張り操作を
行うと、給湯二方弁26が開かれ、循環路3を介して浴
槽1に給湯加熱部7で設定風呂温度に加熱された湯が供
給されて湯張りが行われる。
【0036】この自動湯張り時には、上記した各弁を開
閉および切り換えて下記する逆洗経路、戻り側片搬送経
路、往き側片搬送経路、両搬送経路が形成される。
【0037】逆洗経路は、第1二方弁16および第2二
方弁18を閉じるとともに三方弁17を排水側に切り換
えて設定風呂温度の湯を図中の一点鎖線に示した経路で
供給するものである。
【0038】戻り側片搬送経路は、第1二方弁16を開
けて第2二方弁18を閉じ、さらに三方弁17を遮断位
置に切り換えて循環路3の戻り側3aのみを介して設定
風呂温度の湯を浴槽1に供給するものである。
【0039】往き側片搬送経路は、第1二方弁16を閉
じて第2二方弁18を開け、さらに三方弁17を遮断位
置に切り換えて循環路3の往き側3bのみを介して設定
風呂温度の湯を浴槽1に供給するものである。
【0040】両搬送経路は、第1二方弁16および第2
二方弁18を開くとともに三方弁17を遮断位置に切り
換えて循環路3の戻り側3aおよび往き側3bの両方か
ら設定風呂温度の湯を浴槽1に供給するものである。
【0041】これらの経路のうち、逆洗経路は、主とし
て濾過器8と循環ポンプ4と紫外線殺菌槽9への呼び水
およびエアパージのためのものであって、自動湯張り運
転の最初に形成され、この逆洗経路から所定量の設定風
呂温度の湯が供給された後に戻り側片搬送経路と往き側
片搬送経路が順次形成されて、それぞれ循環路3の戻り
側3aと往き側3bのエアパージが行われる。
【0042】そして、これらの経路から所定量の設定風
呂温度もしくは所定温度(例えば37℃)の湯が供給さ
れた後、循環ポンプ4を駆動して浴槽水の流れを水流ス
イッチ22で確認する循環判定を行い、循環判定の結
果、浴槽水の流れを検知すると、循環金具12が浴槽1
の湯面より下にあると判断して三方弁17を遮断位置に
切り換えて水位センサ21により水位を検知し、その水
位センサ21の出力値を記憶する。そして、その後、三
方弁17を元の循環側に戻して両搬送経路を形成し、循
環路3の戻り側3aと往き側3bから設定風呂温度の湯
を所定量供給し、循環判定により浴槽水の流れを確認し
た後、再び、三方弁17を遮断位置に切り換えて水位セ
ンサ21により水位を検知するのである。
【0043】この後、上記前後に検出した水位センサ2
1の出力値の差と前後の水位検知間に浴槽1に供給した
湯量との関係から、浴槽断面積を演算し、その演算した
断面積から、水位センサ21が所要の出力値となるのに
必要な追加湯量を算出し、三方弁17を元の状態に戻し
てその算出湯量を両搬送経路を介して浴槽1に供給し、
最後にその設定水位での水位センサ21の出力値を記憶
するのである。
【0044】そして、次に第1二方弁16を閉じて第2
二方弁18を開けた状態とし、三方弁17を循環側に切
り換えて循環ポンプ4を駆動し、追焚用加熱器5bを燃
焼動作させて追焚運転を行う。
【0045】この追焚運転によって浴槽水が設定風呂温
度に上昇したことを入水温度センサ23により確認する
と、追焚用加熱器5bの燃焼動作を停止させて自動湯張
り運転を終了する。
【0046】なお、冒頭の逆洗経路から濾過器8と循環
ポンプ4と紫外線殺菌槽9への呼び水を行う際、濾過器
8内のろ材は乾燥状態にあるので、いきなり多量の設定
風呂温度の湯を供給すると、ろ材が流出しやすい。そこ
で、この呼び水の開始当初は、供給する湯量を少量(例
えば2リットル/分)とし、その後の供給湯量を増加
(例えば8リットル/分)させるように流量制御するこ
とが望ましい。
【0047】また、循環ポンプ4を駆動して循環判定を
行った際、浴槽水の流れが確認できないときは、まず、
濾過器8などの内部の湯が循環路3に流出した状態が予
想されるので、改めて濾過器8などの内部のエアパージ
を行うために、逆洗経路を形成して、この逆洗経路から
所定量の設定風呂温度の湯を供給した後、戻り側片搬送
経路を形成して、さらに所定量の設定風呂温度の湯を浴
槽1に供給した後に、再び、循環判定を行うようにす
る。
【0048】さらにまた、戻り側片搬送経路から往き側
片搬送経路にあるいはその逆に切り換える際には、閉塞
状態が生じないように一旦両搬送経路を形成してから、
例えば第1二方弁16および第2二方弁18の両方を一
旦開けた状態にしてから、一方の二方弁を閉じるように
するのが好ましい。
【0049】以上のように施工後において最初に行う自
動湯張り運転を説明したが、その後に行う自動湯張り運
転についても、逆洗経路からの呼び水およびエアパージ
と、循環路3において戻り側片搬送経路から戻り側3a
および循環路3において往き側片搬送経路から往き側3
bのエアパージと、循環判定で浴槽水の流れが確認され
ない場合の再度の逆洗経路からの呼び水およびエアパー
ジと、循環路3において戻り側片搬送経路から戻り側3
aのエアパージとをそれぞれ実行するものであるが、そ
の詳細については省略する。
【0050】なお、循環判定で循環無しと判定されれば
呼び水を行うが、この呼び水の実行回数は数回に制限さ
れており、最後の呼び水を行っても循環判定で循環無し
と判定したときには、浴槽1の排水栓(図示省略)が抜
けているものと考えられるので、エラー表示して湯張り
運転を終了する。この呼び水の実行回数は、すべての呼
び水を行えば浴槽1が空であっても浴槽1内の循環金具
12を水没させるのに十分な量となるように設定してい
る。ちなみに、循環金具12が水没した状況であれば、
循環ポンプ4の駆動によって浴槽1と循環路3との間で
浴槽水の循環が可能になり、水位判定が正確に行える状
態になる。
【0051】〔浄化運転〕上記自動湯張り運転が終了し
てから、所要時間(例えば96時間)について浴槽水を
濾過しながら循環させる浄化運転を行うが、この浄化運
転の開始から所要時間(例えば4時間)が経過するまで
の間については、必要に応じて保温および補水動作の実
行を許容する。なお、保温・補水動作の実行許容時間が
経過した後は、保温・補水動作は行わないが、遠隔操作
装置11で浄化運転のキャンセル操作が行われない限
り、循環ポンプ4を継続して駆動し続け、浄化運転を継
続する。そして、浄化運転の全実行時間が経過すると、
運転を終了し、必要に応じて遠隔操作装置11の表示部
に対して例えば「浴槽水を入れ替えてください」といっ
たメッセージを表示する。
【0052】ところで、上記浄化運転では、25分が経
過してから、浄化運転を5分間休止するようにし、これ
らの合計の30分間が経過するごとに、補水動作が必要
か否かを調べて、必要に応じて対処するようになってい
る。この浄化運転の過程では、保温動作を必要に応じて
実行するが、この実施形態では、さらに上述したごきげ
んオートが付加されている。
【0053】具体的に、自動運転モードでの湯張り運転
が終了して、上記浄化運転にエントリーすると、図2お
よび図3のフローチャートに示すように、まず、ステッ
プS1で浄化運転を実行する。この浄化運転では、給湯
二方弁26、第1二方弁16を閉じ、第2二方弁18を
開け、三方弁17を循環側の状態として、循環ポンプ4
を駆動することにより、図1中の破線矢印で示すような
経路で循環が行われる。この循環により、濾過器8およ
び紫外線殺菌槽9により浴槽水が濾過、殺菌される。
【0054】そして、ステップS2〜ステップS4にお
いて、浄化運転に伴う自然放熱による浴槽水温度の降下
度合いを調べる。つまり、ステップS2でまず浴槽水温
度Th1を計測し、所要時間t0の経過を待ってからス
テップS4で再度浴槽水温度Th2を計測するととも
に、(Th2−Th1)/t0の計算式に基づいて単位
時間当たりの降下温度th0を求め、メモリに記憶する
のである。
【0055】続くステップS5では、保温動作の要否を
調べるために、浴槽水温度Th3を計測し、ステップS
6において、上記ステップS5で計測した浴槽水温度T
h3が例えば設定風呂温度Th−所定温度y(例えば2
℃)未満であるか否かを調べることにより、保温動作の
要否を判断する。ここで、未満つまり保温動作が必要で
あると判断されれば、ステップS7ないしS9で保温動
作を実行する。この保温動作では、追焚用加熱器5bを
燃焼動作させて追焚用熱交換器5aを加熱し、現在の浴
槽水温度Th2が設定風呂温度Thに再び上昇したこと
を入水温度センサ23により検知すると追焚加熱器5b
の燃焼動作を停止させる。
【0056】しかし、上記ステップS6において、以上
つまり保温動作が不要であると判断されれば、上記ステ
ップS7ないしS9をスキップしてステップS10に移
行する。
【0057】ステップS10では、所定時間t1(上記
25分間)が経過したか否かを調べる。ここで、経過し
たと判断されれば、ステップS11〜ステップS16に
おいて補水動作を必要に応じて実行する一方で、経過し
ていないと判断されれば、浄化運転を継続しつつステッ
プS17〜ステップS24においてごきげんオートを必
要に応じて実行する。
【0058】次に、上記ステップS11〜ステップS1
6では、まず、ステップS11において、循環ポンプ4
を停止するとともに、所定時間t2(上記5分間)のイ
ンターバルタイマをスタートさせて、ステップS12に
おいて、インターバルタイマがタイムアップするのを待
つ。この後、続くステップS13において、浴槽水の現
在水位H1を水位センサ21により計測する。
【0059】続くステップS14では、上記ステップS
13で計測した現在水位H1が設定風呂水位Hs未満で
あるか否かを調べる。ここで、未満つまり補水動作が必
要であると判断されれば、ステップS15、S16にお
いて下記する補水動作を実行するが、以上つまり補水動
作が不要であると判断されれば、上記ステップS15、
S16をスキップして上記ステップS5に戻る。
【0060】ここで、前述の補水動作は、上記湯張り運
転で説明した両搬送経路を形成し、給湯二方弁26を開
けることにより設定風呂温度Thの湯を、設定風呂水位
Hsに到達するまであるいは所定量を供給するようにし
ている。
【0061】次に、上記ステップS17〜ステップS2
1について説明する。まず、ステップS17でまず浴槽
水温度Th4を計測し、ステップS18で所要時間t3
の経過を待ってからステップS19で再度浴槽水温度T
h5を計測する。
【0062】この後、ステップS20において、入浴者
が浴槽1に対して入浴したか否かを浴槽水温度の降下度
合いに基づいて調べる。つまり、自然放熱による浴槽水
温度の降下度合いを予め計測して作成した経験値(上記
ステップS2〜S4で算出した単位時間当たりの降下温
度th0)と、所要タイミングごとに計測する浴槽水温
度に基づいて算出した降下度合いの実測値とを対比する
ことにより、入浴検知の有無を判定するようにしてい
る。この実測値については、(Th5−Th4)/t3
の計算式に上記ステップS17〜S19で計測した結果
を代入して単位時間当たりの降下温度th1を求める。
上記ステップS20では、前記求めた降下温度th1が
上記ステップS2〜S4で記憶した経験値th0よりも
低ければ、入浴を検知したと判断して、ステップS21
において、循環ポンプ4を停止させることにより浄化運
転を停止するとともに、浴槽水の現在の水位H2を計測
し、続くステップS22において、入浴検知が正しいか
誤りかを水位変化の有無に基づいて再確認する。この入
浴者検知の再確認処理では、計測した現在水位H2が、
設定水位Hsに対して入浴による水位上昇分(例えば2
cm)を加えた所定値よりも上昇したか否かを求めるこ
とにより、先の入浴検知の正誤を判定する。
【0063】このステップS22において、上昇した、
つまり入浴検知が正しいと判断されれば、ステップS2
3で循環ポンプ4を駆動して、ステップS24でごきげ
んオートを実行するが、上昇していない、つまり入浴検
知が誤りと判断されれば、ステップS23、S24のご
きげんオートを実行せずにスキップして上記ステップS
5に戻る。
【0064】このごきげんオートでは、上記保温動作と
類似しているが、加熱能力を保温動作時よりも例えば半
減させた状態で設定風呂温度Thにまで緩やかに焚き上
げるようにする。このようにした理由としては、仮に入
浴者が入浴している状態で急激に加熱すると循環路3か
ら熱湯が浴槽1に対して還流されることになって入浴者
に不快感を与えることになるが、上述したように緩やか
に焚き上げれば、上述した不具合を回避できて、入浴感
を高めるうえで有利となるからである。
【0065】〔熱殺菌運転〕上記浄化運転における保温
・補水動作の実行許容時間が過ぎてから所要時間(例え
ば1時間)が経過すると、熱殺菌運転が行われる。
【0066】この熱殺菌運転では、図1中の二点鎖線矢
印で示す熱殺菌経路を形成する。つまり、循環ポンプ4
を停止した後、第1二方弁16を開けて第2二方弁18
を閉じる。このとき、給湯二方弁26は閉じており、三
方弁17は循環側になっているので、熱殺菌経路が確保
される。
【0067】そして、追焚用加熱器5bを最大加熱量で
燃焼動作させることにより、追焚用熱交換器5aを加熱
する。この加熱により、浴槽水温度が第1設定温度(例
えば78度)にまで上昇すると追焚用加熱器5bの加熱
量を半減させ、さらに浴槽水温度が第2設定温度(例え
ば80度)にまで上昇すると、追焚用加熱器5bの燃焼
動作を停止させ、この停止から一定時間(例えば5分
間)にわたって循環ポンプ4の駆動を継続し、この一定
時間の経過により熱殺菌運転を終了する。これにより、
循環路3に残存する細菌を死滅させることができる。
【0068】ところで、上記熱殺菌経路は、循環路3の
戻り側3aにおいてバイパス路15の接続位置の上流領
域と下流領域とを連通させた状態にすることにより、従
来のように浴槽1から完全に切り離さない形態にしてい
るが、循環路3に逆さU字形管40を設けることによ
り、逆さU字形管40における立ち上がり流路41およ
び屈曲部43に溜められる湯水によって熱殺菌経路を浴
槽1から切り離して密封させているので、熱殺菌経路を
循環する循環水が浴槽1側へ流出しなくなっている。こ
の水封構造であれば、熱殺菌運転において熱殺菌経路を
循環させている循環水の加熱に伴う熱殺菌経路の内圧が
上昇してもその圧力を循環路3の戻り側3aから浴槽1
内へ逃がせるようになる。
【0069】〔逆洗運転〕上記熱殺菌運転が終了する
と、まず、循環ポンプ4の駆動を停止し、次に第1二方
弁16および第2二方弁18を閉じるとともに三方弁1
7を排出側に切り換えて、図1中の一点鎖線矢印で示す
逆洗経路を形成する。この状態で、給湯二方弁26およ
び排水二方弁20を開けて設定風呂温度もしくは所定温
度(例えば37℃)の湯を所定量(例えば20リット
ル)供給し、濾過器8に対して濾過時と逆向きつまり下
から上へと通過させることにより、濾過器8内部に溜ま
っている異物を排水管19から外部へ排出させる。
【0070】この逆洗運転では、給湯加熱部7から設定
風呂温度もしくは所定温度(例えば37℃)の温水を導
入して行うようにしているから、上記熱殺菌運転時に熱
的作用で剥離しやすくなっている異物を排出させやすく
なる。しかも、この実施形態のように熱殺菌運転の実行
後に逆洗運転を引き続いて実行させるようにしていれ
ば、熱殺菌運転によって死滅させた細菌などの残渣を逆
洗運転によって速やかに除去できて、外部へ排出させる
ことが可能となり、浴槽水が汚れることを防げる。
【0071】以上説明した実施形態では、浴槽1に対し
て入浴者が入浴する行為について、従来例のように水位
センサ21の出力によって調べるのではなく、浴槽水温
度の降下度合いによって調べるようにしている。そのた
め、循環ポンプ4を駆動する浄化運転中においても、循
環ポンプ4を一時停止して浄化運転を中断することな
く、正確に入浴検知の有無を認識できるようになる。
【0072】また、上記実施形態では、上述したような
正確な入浴検知処理でもってごきげんオートの実行要否
判定を行うようにしているから、入浴感を高めるための
ごきげんオートを従来では不可能であった浄化運転中に
実行することが可能になるなど、快適な入浴が可能とな
って使い勝手が向上するという効果をもたらす。
【0073】さらに、上記実施形態では、浴槽水温度の
降下度合いによって入浴行為を検知したときに、水位セ
ンサ21により浴槽水水位の上昇の有無を調べる再確認
処理を行うようにしているから、入浴検知の判定間違い
を無くすことができるなど、入浴検知の信頼性を高める
うえで有利となる。この水位変化による入浴検知再確認
についても、上記実施形態では、循環ポンプ4を停止さ
せてから行うようにしているから、圧力感知式の水位セ
ンサ21が循環ポンプ4の動圧変動の影響を受けずに済
んで、水位センサ21の検知出力が信頼性の高いものと
なる。
【0074】このようなことから、より多くの親切機能
を付加した使い勝手のよい給湯機能付き追焚装置2を提
供できるようになる。
【0075】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものでなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0076】(1)上記実施形態では、自動運転モード
として、自動湯張り運転、浄化運転、熱殺菌運転ならび
に逆洗運転をシーケンシャルに連係させて行うようにし
た例を挙げているが、遠隔操作装置11に対して前記各
運転を個別に実行させるためのスイッチ(図示省略)を
設けておき、各スイッチ操作に応答して選択的に独立し
て行わせるようにしてもよい。
【0077】(2)上記実施形態では、バイパス路15
に第1二方弁16を、循環路3の往き側3bに対するバ
イパス路15の接続位置よりも浴槽1側に第2二方弁1
8をそれぞれ配設した例を挙げているが、図4に示すよ
うに、前記2つの二方弁16,18の代わりに、循環路
3の往き側3bに対するバイパス路15の接続位置に電
磁式あるいはモータ駆動式の三方弁50を1つ配設した
構成も本発明に含まれる。この三方弁50は、湯張り運
転や浄化運転を行うときに、循環路3から浴槽1へのみ
循環水を導く第1状態に、また、熱殺菌経路や逆洗経路
を確保するときに、循環路3の循環水を浴槽1へ戻さず
にバイパス路15へのみ導く第2状態に切り換えられ
る。
【0078】(3)上記各実施形態において、排水二方
弁20は省略してもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1ないし9の発明にかかる風呂装
置は、浴槽に対して入浴者が入浴する行為について、従
来例のように水位変化を調べるのではなく、浴槽水温度
の降下度合いによって調べるようにしているから、浄化
運転中においても浄化運転を中断することなく、正確に
入浴検知の有無を認識できるようになる。しかも、循環
ポンプを連続駆動させたままにできるので、循環ポンプ
の駆動、停止を繰り返す場合に比べて故障が起き難くな
るなど、耐久性においても有利となるとともに、浄化運
転を継続できることに伴い浄化効率の向上に貢献できる
ようになる。
【0080】特に、請求項3、4の発明では、上述した
ような正確な入浴検知に伴い、浴槽水温度を緩やかに上
昇させる特殊追焚処理を従来では不可能であった浄化運
転中に実行させることが可能になり、入浴者の手を煩わ
せることなく、入浴者をほのかに暖めることが可能にな
るなど、入浴感向上に貢献できる。
【0081】特に、請求項5の発明では、浴槽水温度の
降下度合いによって入浴検知した後で、水位上昇の有無
を調べることにより入浴検知の正誤を判定するように念
入り確認しているから、入浴検知の判定ミスが無くな
り、信頼性を高めるうえで有利となる。
【0082】但し、請求項7の発明のように水位センサ
を循環路に設置する場合には、循環ポンプを駆動したま
まであると、循環ポンプの動圧変動の影響を受けて水位
センサの検出出力がばらつくので、入浴検知の正誤判定
が疑わしいものになる。そこで、このような状況では、
請求項8の発明のように、入浴検知再確認処理を行うと
きに、循環ポンプを一時的に停止させるようにすれば、
圧力感知式の水位センサが循環ポンプの動圧変動の影響
を受けずに済むので、水位センサの検知出力がばらつく
ことを防止できて、入浴検知の正誤判定が正確なものと
なる。しかも、この水位変化による再確認処理は、上述
した温度降下による入浴検知をしたときに行うものであ
るから、従来例に比べて循環ポンプの停止回数が少なく
て済む。
【0083】このようなことから、より多くの親切機能
を付加した使い勝手のよい給湯機能付き追焚装置を提供
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる給湯付き追焚装置
を示す構成図
【図2】浄化運転の動作説明に用いるフローチャート
【図3】図2の続きを示すフローチャート
【図4】本発明の他の実施形態にかかる給湯付き追焚装
置を示す構成図
【符号の説明】
1 浴槽 2 給湯付き追焚装置 3 循環路 3a 循環路の戻り側(浴槽水導入側) 3b 循環路の往き側(浴槽水還流側) 4 循環ポンプ 5 追焚加熱部 7 給湯加熱部 8 濾過器 10 コントローラ 21 水位センサ 23 入水温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L024 CC02 CC08 CC11 DD06 DD13 DD17 DD21 DD27 DD28 DD32 DD34 EE02 GG06 GG12 GG22 GG24 GG28 GG38 GG41 GG42 HH13 HH22 HH24 HH26 HH32 HH33 HH36 HH42 HH45 HH47 HH48 4D064 AA11 BF34 BF37 BF39 BF40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽と循環路との間で浴槽水を循環させな
    がら濾過する浄化運転を実行可能とした風呂装置であっ
    て、 浄化運転中における浴槽水温度の降下度合いに基づいて
    浴槽に対する入浴者の入浴行為を検知する入浴検知処理
    を行う、ことを特徴とする風呂装置。
  2. 【請求項2】浴槽に接続されて浴槽から浴槽水を取り出
    して浴槽へ戻すための循環路と、 循環路に設けられる循環ポンプと、 循環路に設けられて循環水を濾過する濾過器と、 循環路に設けられて浴槽水温度を検知する温度センサ
    と、 要求に応じて浴槽と循環路との間で浴槽水を循環させな
    がら濾過する浄化運転を実行する管理要素とを含み、 前記管理要素が、浄化運転中における浴槽水温度の降下
    度合いに基づいて浴槽に対する入浴者の入浴行為を検知
    する入浴検知処理を行う、ことを特徴とする風呂装置。
  3. 【請求項3】浴槽と循環路との間で浴槽水を循環させな
    がら濾過する浄化運転を実行可能とするとともに、浄化
    運転中で必要に応じて浴槽水の温度を設定温度に保つた
    めの保温動作を実行可能とした風呂装置であって、 浄化運転中における浴槽水温度の降下度合いに基づいて
    浴槽に対する入浴者の入浴行為を検知する入浴検知処理
    と、 入浴検知したときに、浴槽水温度が保温動作の必要な温
    度まで低下していなくとも設定温度よりも低ければ、保
    温動作時よりも低い加熱能力でもって浴槽水温度を設定
    温度にまで緩やかに上昇させる特殊追焚処理を行う、こ
    とを特徴とする風呂装置。
  4. 【請求項4】浴槽に接続されて浴槽から浴槽水を取り出
    して浴槽へ戻すための循環路と、 循環路に設けられる循環ポンプと、 循環路に設けられて循環水を濾過する濾過器と、 循環路に設けられて浴槽水温度を検知する温度センサ
    と、 循環路に設けられて循環水を加熱する加熱要素と、 要求に応じて浴槽と循環路との間で浴槽水を循環させな
    がら濾過する浄化運転を実行するとともに、浄化運転中
    で必要に応じて浴槽水の温度を設定温度に保つための保
    温動作を実行する管理要素とを含み、 前記管理要素が、浄化運転中における浴槽水温度の降下
    度合いに基づいて浴槽に対する入浴者の入浴行為を検知
    する入浴検知処理と、 入浴検知したときに、浴槽水温度が保温動作の必要な温
    度まで低下していなくとも設定温度よりも低ければ、保
    温動作時よりも低い加熱能力でもって浴槽水温度を設定
    温度にまで緩やかに上昇させる特殊追焚処理とを行う、
    ことを特徴とする風呂装置。
  5. 【請求項5】請求項1または3の風呂装置において、 前記入浴検知処理にて入浴検知したときに、浴槽水の水
    位上昇の有無を調べて先の入浴検知を正誤判定する入浴
    検知再確認処理をさらに行う、ことを特徴とする風呂装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5の風呂装置において、 前記入浴検知再確認処理では、浄化運転を中断した状態
    で行う、ことを特徴とする風呂装置。
  7. 【請求項7】請求項2または4の風呂装置において、 循環路に設けられて浴槽の水位を検知する水位センサを
    さらに有し、 前記入浴検知処理にて入浴検知したときに、浴槽水の水
    位上昇の有無を調べて先の入浴検知を正誤判定する入浴
    検知再確認処理をさらに行う、ことを特徴とする風呂装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7の風呂装置において、 前記水位センサが、圧力感知タイプのものとされ、 前記入浴検知再確認処理が、循環ポンプを一時的に停止
    することにより浄化運転を中断した状態で行う、ことを
    特徴とする風呂装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかの風呂装置に
    おいて、 前記入浴検知処理では、自然放熱による浴槽水温度の降
    下度合いを予め計測して作成した経験値と、所要タイミ
    ングごとに計測する浴槽水温度に基づいて降下度合いを
    算出した実測値とを対比することにより、入浴検知の有
    無を判定するものである、ことを特徴とする風呂装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137818A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 株式会社ノーリツ 熱源機および風呂装置
JP2017075742A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 株式会社コロナ 貯湯式給湯機
JP2022032637A (ja) * 2020-08-13 2022-02-25 大阪瓦斯株式会社 入浴システム

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