JP3880120B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源器により作り出された湯を自動的に浴槽に注湯することができる風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
には注湯機能付き風呂装置(器具)のシステム構成のモデル例が示されている。同図に示すように、この風呂装置は熱源器である給湯熱交換器1と風呂熱交換器26を有すると共に、上記給湯熱交換器1を燃焼加熱する図示されていない給湯バーナと、風呂熱交換器26を燃焼加熱する図示されていない風呂バーナとをそれぞれ別個に有している。
【0003】
上記給湯熱交換器1の入側には給水通路3が接続され、給湯熱交換器1の出側には給湯通路4が接続されており、この給湯通路4は台所やシャワー等の給湯栓19に接続される。
【0004】
前記風呂熱交換器26の一端側には管路29の一端側が接続され、この管路29の他端側は浴槽24に接続されている。風呂熱交換器26の他端側には管路31の一端側が接続され、該管路31の他端側は循環ポンプ28の吐出口側に接続されており、循環ポンプ28の吸込口側には管路32の一端側が接続され、管路32の他端側は浴槽24に接続されている。上記管路29と風呂熱交換器26と管路31と循環ポンプ28と管路32により、浴槽24の湯水を循環させながら追い焚きを行う追い焚き循環通路27が構成されている。
【0005】
また、前記浴槽24には排水通路10が連通し、この排水通路10には該通路の開閉を行う排水弁11が介設されている。
【0006】
前記給湯通路4と追い焚き循環通路27を接続する湯張り通路30が設けられており、この湯張り通路30には該通路の開閉を行う注湯制御弁22が介設されている。前記給湯通路4と湯張り通路30と追い焚き循環通路27により注湯通路が構成されており、上記注湯制御弁22を開弁することによって給湯熱交換器1により作り出された湯を給湯通路4と湯張り通路30と追い焚き循環通路27を順に介して浴槽24に湯を注湯することができる。
【0007】
なお、図中に示す7は開弁量によって水流量を可変制御する流量制御弁を表し、12は水供給源から給水通路3を通って導かれた入水流量を検出する水流センサを表し、13は給水通路3の入水の温度を検出する入水温度センサを表し、14は出湯湯温を検出する出湯温度センサを表し、15は風呂の湯水の温度を検出する風呂温度センサを表し、16は浴槽の水位を検出する水位センサを表している。
【0008】
上記風呂装置には制御装置20が設けられ、この制御装置20にはリモコン18が接続されている。上記リモコン18には給湯の湯温を設定するための給湯温度設定手段や、風呂の湯水温度を設定するための風呂温度設定手段や、浴槽水位の設定を行う浴槽水位設定手段34等が設けられている。上記浴槽水位設定手段34は予め段階的に定められた複数の浴槽水位を器具の使用者等が自在に選択して浴槽水位を設定できる仕組みになっている。
【0009】
上記制御装置20には、給湯機能や、注湯機能や、追い焚き機能や、保水機能を含む保温機能や、排水機能等の様々な器具運転のシーケンスプログラムが予め与えられており、制御装置20は上記シーケンスプログラムに従って器具運転を行う。例えば、給湯栓19が開けられて、水流センサ12が給水通路3の通水を検知すると、給湯バーナーの燃焼を開始させ、給湯熱交換器1の通水を給湯バーナーの燃焼火炎により加熱して設定の給湯湯温の湯が出湯するように湯を作り出し、この作り出した湯を給湯通路4を通して所望の給湯場所に出湯させる。そして、給湯栓19が閉められ水流センサ12のセンサ出力によって給水通路3の通水停止を検知すると、給湯バーナーの燃焼を停止して給湯運転を終了する。
【0010】
また、浴槽への注湯を行うときには、例えば、注湯制御弁22を開弁し、上記同様に給湯熱交換器1で作り出された湯を給湯通路4と湯張り通路30と追い焚き循環通路27を通して浴槽24に注湯する。そして、例えば、水位センサ16のセンサ出力に基づいて検出した浴槽水位が浴槽水位設定手段34に設定されている設定水位に達したときに注湯制御弁22を閉弁することによって、風呂に設定水位の湯を自動的に張ることができる。
【0011】
追い焚きを行うときには、例えば、循環ポンプ28を駆動させて浴槽湯水を追い焚き循環通路27を通して循環させると共に、風呂バーナーを燃焼させて風呂熱交換器26の循環湯水を風呂バーナーの燃焼加熱によって加熱する。そして、風呂温度センサ15のセンサ出力に基づいて検出した風呂の温度が設定の風呂湯温になったときに循環ポンプ28の駆動を停止すると共に風呂バーナーの燃焼を停止して追い焚きを終了する。
【0012】
保温機能を行うときには、例えば、予め定められた時間間隔(例えば、30分間隔)で、循環ポンプ28を駆動させ浴槽水を追い焚き循環通路27を通して循環させると共に、風呂温度センサ15のセンサ出力に基づいて浴槽湯温(風呂温度)を検出し、該検出風呂温度が設定の風呂温度よりも予め定めた許容温度を越えて下がっているときには前記の如く追い焚きを行って浴槽湯温を設定の風呂温度に高めて風呂温度を設定温度に保つ。
【0013】
保水機能を行うときには、例えば、前記湯張りによって風呂に設定水位の湯が張られた後に、水位センサ16のセンサ出力に基づいて浴槽水位を検出し、該検出浴槽水位が浴槽水位設定手段34に設定されている設定水位よりも低下しているときには、前記同様にして浴槽24への注湯を行って浴槽水位を設定水位まで高めて浴槽水位を設定水位に保持する。
【0014】
浴槽水の排水を行うときには、排水弁11を開弁して浴槽24の湯水を排水通路10を介して排水し自動的に浴槽水の排水を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記保水機能を含む保温機能を常に作動させて浴槽の湯水を24時間、設定湯温、設定水位に保ち、好きなときにすぐに風呂に入ることができる24時間対応タイプの風呂装置がある。このような24時間風呂装置の場合、前記の如く、浴槽水位を設定水位に保つために、浴槽内面の喫水線(浴槽水面ぎわの線)の位置が設定水位に定まり、設定水位の喫水線部分の浴槽内面に浴槽湯水の水面に浮遊している垢等が付着固定し喫水線部分の浴槽内面が汚れてしまうという問題が生じる。その喫水線部分の汚れは浴槽内面にこびり付き易く、こびり付いてしまった浴槽の汚れを洗浄するのには非常に手間がかかるという問題が生じる。
【0016】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、設定水位の喫水線部分の浴槽内面に汚れが付着固定するのを防止することができる風呂装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためにこの発明は次のような構成をもって前記課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能と、浴槽水を自動的に排水する排水機能とを備えた風呂装置において、前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位よりも予め定められた上昇分だけ高い上限水位と、上記設定水位よりも予め定められた低下分だけ低い下限水位とが与えられ、浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に熱源器により作り出した湯を浴槽に注湯し前記上限水位まで浴槽水位を高める浴槽水位上昇動作と、前記下限水位まで浴槽水を排水して浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行い、浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0018】
第2の発明は、浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能と、浴槽水を自動的に排水する排水機能とを備えた風呂装置において、浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に予め定めた注湯時間だけ浴槽に注湯を行い浴槽水位を高める浴槽水位上昇動作と、予め定めた排水時間だけ浴槽から湯を排水し浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0019】
第3の発明は、浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能を備えた風呂装置において、浴槽と別個の貯水容器と;該貯水容器と浴槽を連通する連通通路と;浴槽から連通通路を介して貯水容器に浴槽水を流出させる浴槽水流出手段と;貯水容器から連通通路を介して浴槽に湯水を流入させる湯水流入手段と;前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位よりも予め定められた上昇分だけ高い上限水位と、上記設定水位よりも予め定められた低下分だけ低い下限水位とが格納されるデータ格納部と;浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に上記浴槽水流出手段により浴槽水を上記連通通路を介して貯水容器に流出させ浴槽水位を前記下限水位まで低下させる浴槽水位低下動作と、上記湯水流入手段により貯水容器の湯を前記連通通路を介して浴槽に流入し浴槽水位を前記上限水位まで上昇させる浴槽水位上昇動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0020】
第4の発明は、上記第1又は第3の発明の構成に加えて、上限水位と下限水位のうちの一方又は両方を予め定めたタイミングで可変・自動更新する限界水位可変更新部を設けた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0021】
第5の発明は、浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能を備えた風呂装置において、浴槽と別個の貯水容器と;該貯水容器と浴槽を連通する連通通路と;浴槽から連通通路を介して貯水容器に浴槽水を流出させる浴槽水流出手段と;貯水容器から連通通路を介して浴槽に湯水を流入させる湯水流入手段と;浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に前記浴槽水流出手段により浴槽から湯を貯水容器に予め定めた排水時間だけ流出させ浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作と、前記湯水流入手段により貯水容器の湯を浴槽に予め定めた注湯時間だけ流入させ浴槽水位を高める浴槽水位上昇動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けた構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0022】
第6の発明は、前記第2または第5の発明の構成に加えて、浴槽水位設定手段により設定された設定水位よりも予め定められた上昇分だけ高い許容上限水位と、上記設定水位よりも予め定められた低下分だけ低い許容下限水位とが与えられており、予め定めたタイミングで浴槽水位を検出し該検出浴槽水位が上記許容下限水位よりも低下しているときには浴槽に注湯を行って上記許容下限水位から許容上限水位までの許容水位範囲内に浴槽水位を高め、上記検出浴槽水位が許容上限水位よりも高いときには上記許容水位範囲内の浴槽水位まで浴槽水を排水する水位保持手段が設けられている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0023】
第7の発明は、前記第1の発明乃至第6の発明のうちの一つの発明を構成する浴槽水位変動制御部は予め定められた期間中のみ又は予め定められたタイミングで浴槽水位変動動作を行う構成をもって前記課題を解決する手段としている。
0024
上記構成の発明において、例えば、浴槽に設定水位の湯が張られた後に、浴槽水位変動制御部は熱源器から又は貯水容器から浴槽に注湯を行って浴槽の水位を上昇させる浴槽水位上昇動作と、浴槽水を外部へ排水し又は浴槽から貯水容器へ浴槽湯水を流出させ浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる。
0025
このように、設定水位の湯を張った後に浴槽水位を変動させることによって、浴槽の喫水線が一定位置に定まらず変動するので、浴槽水面に浮遊している垢等が浴槽に付着固定するのが防止される。
0026
【発明の実施の形態】
の発明に係る実施形態例を説明する前に、まず、本発明に至る前の段階の本発明者の考えた風呂装置の制御構成を説明する。
0027
図1には本発明に至る前段階の風呂装置の一つにおいて特徴的な制御ブロック構成(以下、第1の制御構成という)が実線により示されている。なお、この第1の制御構成を有する風呂装置は前記図に示すシステム構成を有し24時間対応タイプのものであり、そのシステム構成の説明は前述したのでその重複説明は省略する。
0028
第1の制御構成を有する風呂装置制御装置20は、図1の実線に示すように、燃焼制御部36とデータ格納部37と浴槽水位変動制御部38と上限・下限水位設定部39とを有して構成されている。上記燃焼制御部36には前述したような給湯や注湯や追い焚きや保温や排水等のシーケンスプログラムが与えられており、燃焼制御部36は水位センサ16等の様々なセンサ出力や、リモコン18の情報を取り込み、それら取り込んだ情報に基づき上記シーケンスプログラムに従って器具運転動作を制御する。
0029
データ格納部37は記憶装置であり、データ格納部37には予め定めた加算係数α(ただし、αは0よりも大きい数(例えば、2cm))と減算係数β(ただし、βは0よりも大きい数(例えば、2cm))が格納されている。上限・下限水位設定部39は燃焼制御部36の運転動作情報を取り込み、その取り込んだ情報に基づき予め定められたタイミング(例えば、浴槽水位設定手段34により浴槽水位が設定・変更されたと検知したタイミング)で、浴槽水位設定手段34に設定されている設定水位Hsを取り込む。
0030
そして、上限・下限水位設定部39は上記データ格納部37の加算係数αと減算係数βを読み出し、上記取り込んだ設定水位Hsに上記加算係数αを加算して上限水位Hoを求め、また、上記設定水位Hsから上記減算係数βを差し引き下限水位Huを求め、それら算出した上限水位Hoと下限水位Huをデータ格納部37の予め定められた上限水位Hoと下限水位Huの格納位置に上書き格納する。
0031
浴槽水位変動制御部38は前記燃焼制御部36の運転動作情報を取り込み、この情報により浴槽24の湯張りが行われて浴槽24に設定水位Hsの湯が張られ風呂が沸き上がったと検知した直後に、注湯により浴槽水位を上昇させる次に示す浴槽水位上昇動作と浴槽水の排水による浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動動作を開始する。
0032
上記浴槽水位上昇動作を行うときには、浴槽水位変動制御部38は、まず、燃焼制御部36へ注湯開始の指令を発して浴槽24への注湯を開始させる。つまり、注湯制御弁22を開弁させて給湯熱交換器1により作り出された湯を浴槽24へ注湯し浴槽水位の上昇を開始させる。
0033
また、浴槽水位変動制御部38はサンプリング時間を設定するタイマ(図示せず)を内蔵しており、上記の如く、注湯開始の指令を発すると共に、水位センサ16のセンサ出力の取り込みを開始し、また、データ格納部37から前記上限水位Hoを読み出す。そして、浴槽水位変動制御部38は時々刻々と取り込まれる水位センサ16のセンサ出力に基づいて検出された浴槽水位と上限水位Hoを比較し、浴槽水位が上限水位Hoに達したと判断したときに、燃焼制御部36に注湯停止の指令を発し注湯制御弁22を閉弁させて浴槽24への注湯を終了し浴槽水位の上昇を停止する。
0034
前記浴槽水位低下動作を行うときには、浴槽水位変動制御部38は燃焼制御部36に排水開始の指令を発して浴槽水の排水を開始させる。すなわち、排水弁11を開弁させて浴槽水の排水を開始させ浴槽水位を低下させる。
0035
また、浴槽水位変動制御部38は排水開始の指令を発すると共にデータ格納部37から前記下限水位Huを読み出し、また、水位センサ16のセンサ出力の取り込みを開始する。そして、浴槽水位変動制御部38は、時々刻々と取り込まれる水位センサ16のセンサ出力に基づいて検出した浴槽水位と下限水位Huを比較し、浴槽水位が下限水位Huまで低下したと判断したときに、燃焼制御部36に排水停止の指令を発し排水弁11を閉弁させて浴槽水の排水を終了し浴槽水位低下を停止する。
0036
浴槽水位変動制御部38は、上記の如く、注湯を行って浴槽水位を上昇させる浴槽水位上昇動作と、浴槽水の排水を行って浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる。
0037
この第1の制御構成によれば、浴槽水位変動制御部38を設け、設定水位に湯が張られた後に、浴槽水位変動制御部38により浴槽水位を上下に変動させる構成にしたので、浴槽の喫水線が一定位置に定まらず変動することになり、このことにより、浴槽水の水面に浮遊している人の垢等が浴槽内面に付着固定するのを回避することができる。また、上記の如く、浴槽内面に垢等が付着固定するのを回避できるので、浴槽洗浄の手間を大幅に削減することができる。
0038
なお、上記第1の制御構成では、上限・下限水位設定部39は予め定めた加算係数αを設定水位Hsに加算して上限水位Hoを求めていたが、例えば、予め定めた係数αa(ただし、αaは1よりも大きい数(例えば、1.1))を設定水位Hsに乗算して上限水位Hoを求めてもよいし、計算以外の手法により上限水位Hoを求めてもよい。また、上限・下限水位設定部39は予め定めた減算係数βを 設定水位Hsから差し引いて下限水位Huを求めていたが、例えば、予め定めた係数βb (ただし、βbは1よりも小さい数(例えば、0.9))を設定水位Hsに乗算して下限水位Huを求めてもよいし、計算以外の手法により下限水位Huを求めてもよい。
0039
以下に、本発明に至る前の段階の別の風呂装置の制御構成(以下、第2の制御構成という)を説明する。この第2の制御構成において特徴的なことは、前記第1の制御構成に示した上限・下限水位設定部39を限界水位可変更新部として機能させ、上限・下限水位設定部39により上限水位Hoと下限水位Huを予め定めたタイミングで可変設定する構成にしたことである。それ以外の構成は前記第1の制御構成と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
0040
データ格納部37には図2の(a)に示すような加算係数αと時間Tの関係を示す加算係数可変データと、図2の(b)に示すような減算係数βと時間Tの関係を示す減算係数可変データとが予め定められて格納されている。図2に示す上記加算係数可変データ、減算係数可変データは時間Tの経過に従って加算係数α、減算係数βが周期的に可変している。
0041
上限・下限水位設定部39にはタイマ(図示せず)が内蔵され、上限・下限水位設定部39は予め定めたタイミング(例えば、予め定めたサンプリング時間間隔(例えば、30分間隔))で浴槽水位設定手段34から設定水位Hsを取り込み、また、上記タイマの時間を前記データ格納部37の加算係数可変データ,減算係数可変データに照らし合わせ上記タイマの時間に対応する加算係数α、減算係数βを求める。
0042
そして、上限・下限水位設定部39は、上記のように求めた加算係数αを上記設定水位Hsに加算して上限水位Hoを算出し、また、上記求めた減算係数βを設定水位Hsから差し引いて下限水位Huを算出し、それら算出した上限水位Ho、下限水位Huをデータ格納部37の上限水位Ho、下限水位Huに上書きして自動更新する。
0043
浴槽水位変動制御部38は、前記第1の制御構成の説明で述べたように、注湯を行わせてデータ格納部37の上限水位Hoまで浴槽水位を上昇させる浴槽水位上昇動作と、浴槽水の排水を行って浴槽水位をデータ格納部37の下限水位Huまで低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行う浴槽水位変動動作を行う。
0044
この第2の制御構成によれば、前記第1の制御構成同様の効果を奏することができる上に、上限・下限水位設定部39を限界水位可変更新部として機能させ、上限・下限水位設定部39によって上限水位Hoと下限水位Huを予め定めたタイミングで可変・更新するので、浴槽水位が上限水位Hoであるときの喫水線の位置や、浴槽水位が下限水位Huであるときの喫水線の位置が変動し、上限水位Hoや下限水位Huの喫水線部分の浴槽内面に浴槽水面に浮遊している垢等が付着固定するのを回避することができ、浴槽内面に垢等が付着固定するのをより確実に防止することができる。
0045
なお、この第2の制御構成では、上限・下限水位設定部39は予め定めた時間間隔で上限水位Hoと下限水位Huを可変設定し自動更新していたが、例えば、浴槽に人が入浴する度に上限水位Hoと下限水位Huを可変設定し自動更新する等、時間以外の予め定めたタイミングによって上限水位Hoと下限水位Huを自動更新してもよい。
0046
なお、人が浴槽24に入浴しているか否かは、例えば、水位センサ16のセンサ出力により次のようにして検出することができる。例えば、水位センサ16のセンサ出力を取り込み、水位センサ16のセンサ出力の予め定めた単位時間当たりの変化量を求め、水位センサ16のセンサ出力が浴槽水位が上昇する方向に変化し上記求めた単位時間当たりの変化量が予め定めた基準値よりも大きかったときには浴槽24に人が入浴したと判断することができ、また、水位センサ16のセンサ出力が浴槽水位低下する方向に変化し上記単位時間当たりの水位センサ16のセンサ出力の変化量が予め定めた基準値よりも大きかったときには浴槽24から人が出たと判断することができる。
0047
それというのは、人が浴槽24に入るときや出るときの浴槽水位は急激に変化し、その入浴による浴槽水位変化は注湯や排水による浴槽水位変動に比べて格段に激しいものであるので、注湯・排水による浴槽水位変動か人の出入りによる浴槽水位変動かを簡単に判別することができるからである。
0048
また、上記第2の制御構成では、上限水位Hoと下限水位Huを同時に可変設定していたが、上限水位Hoを可変設定するタイミングと下限水位Huを可変設定するタイミングをずらしてもよい。
0049
さらに、上記第2の制御構成では、加算係数可変データと減数係数可変データはグラフデータにより与えられていたが、表データや演算式データ等の他のデータ形式により格納してもよい。さらに、上記第2の制御構成では、上限・下限水位設定部39は計算により上限水位Hoと下限水位Huを求めていたが、計算以外の手法により上限水位Hoと下限水位Huを求めてもよい。
0050
さらに、上記第2の制御構成では、上限水位Hoと下限水位Huを共に可変設定していたが、上限水位Hoと下限水位Huのうちのどちらか一方だけを可変設定するようにしてもよい。
0051
以下に、本発明に至る前段階のさらに別の風呂装置の制御構成(以下、第3の制御構成という)を説明する。この第3の制御構成において特徴的なことは、設定水位の湯を張った後に水位センサ16のセンサ出力に基づいて浴槽水位変動を制御するのではなく、時間によって浴槽水位変動を制御する構成にしたことである。それ以外の構成は前記第1又は第2の制御構成と同様であり、その重複説明は省略する。
0052
図3には第3の制御構成を有する制御装置20の制御ブロック構成が実線により示されており、この制御装置20は、図3の実線に示すように、燃焼制御部36とデータ格納部37と浴槽水位変動制御部38と時間計測部40を有して構成されている。なお、上記燃焼制御部36の構成は上記第1や第2の制御構成の説明で述べた燃焼制御部36の構成と同様であるのでその重複説明は省略する。
0053
データ格納部37は記憶装置であり、データ格納部37には注湯時間Ttと排水時間Thが記憶されている。上記注湯時間Ttは注湯制御弁22を開弁して浴槽24への注湯を開始してから浴槽水位を予め定めた水位(例えば、2cm)分だけ上昇させるのに必要な時間(例えば、1分間)であり、その注湯時間Ttは実験や演算等により予め求められデータ格納部37に格納される。
0054
また、上記排水時間Thは排水弁11を開弁して浴槽水の排水を開始してから浴槽水位が予め定めた水位(例えば、2cm)分だけ低下するのに要する時間(例えば、1分間)であり、その排水時間Thは実験や演算等により予め求められデータ格納部37に格納される。
0055
浴槽水位変動制御部38は燃焼制御部36の運転情報を取り込み、この取り込んだ情報に基づき浴槽24に浴槽水位設定手段34により設定された設定水位の湯が張られ風呂が沸き上がったと検知した直後に、次に示すような浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返す浴槽水位変動動作を開始する。
0056
上記浴槽水位上昇動作を行うときには、浴槽水位変動制御部38は燃焼制御部36に注湯開始の指令を発し注湯制御弁22を開弁させて浴槽24への注湯を開始させる。この注湯の開始と同時に、つまり、注湯制御弁22の開弁タイミングに同期させて、浴槽水位変動制御部38は時間計測部40に注湯制御弁22が開弁してからの経過時間の計測を開始させると共に、前記データ格納部37から注湯時間Ttを読み出す。
0057
そして、浴槽水位変動制御部38は時間計測部40の計測時間を時々刻々と取り込み、取り込んだ計測時間を前記注湯時間Ttに比較し、時間計測部40の計測時間が前記注湯時間Ttに達したと判断したときに、燃焼制御部36に注湯停止の指令を発し浴槽24への注湯を停止させる。
0058
浴槽水位低下動作を行うときには、浴槽水位変動制御部38は燃焼制御部36に排水開始の指令を発して排水弁11を開弁させ浴槽水の排水を開始させ浴槽水位を低下させる。また、排水弁11の開弁と同時に、浴槽水位変動制御部38は時間計測部40に排水弁11が開弁してからの経過時間の計測を開始させると共に、データ格納部37から排水時間Thを読み出す。
0059
そして、浴槽水位変動制御部38は時間計測部40の計測時間を時々刻々と取り込み、取り込んだ計測時間を前記排水時間Thに比較し、時間計測部40の計測時間が排水時間Thに達したと判断したときに、燃焼制御部36に排水停止の指令を発して排水弁11を閉弁させ浴槽水の排水を停止させる。
0060
浴槽水位変動制御部38は、上記のように、時間によって注湯を制御して浴槽水位を上昇させる浴槽水位上昇動作と、時間によって浴槽水の排水を制御して浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる。
0061
なお、設定水位に湯が張られた後に、浴槽水位変動制御部38が浴槽水位変動動作をまず浴槽水位上昇動作から開始する場合には、その第1回目の浴槽水位上昇動作時においてのみ、注湯を開始してから前記注湯時間Ttの半分の時間が経過したときに注湯を停止してもよい。また、設定水位に湯が張られた後に浴槽水位変動制御部38が浴槽水位変動動作をまず浴槽水位低下動作から開始する場合には、その第1回目の浴槽水位低下動作時においてのみ、排水を開始してから前記排水時間Thの半分の時間が経過したときに排水を停止するようにしてもよい。このようにした場合には、設定水位Hsを中心にして浴槽水位を上下に変動させることができる。
0062
この第3の制御構成によれば、浴槽水位変動制御部38を設け、この浴槽水位変動制御部38により時間によって浴槽24への注湯と浴槽水の排水を制御して浴槽水位を変動させる構成にしたので、前記第1や第2の制御構成と同様に、ほぼ設定水位の湯が張られた後に浴槽水位が変動し、浴槽の喫水線が一定に定まらず変動するので、浴槽水面に浮遊している垢等が喫水線部分の浴槽内面に付着固定するのを回避することができる。このことによって、浴槽洗浄の手間の大幅な低減を図ることができる。
0063
なお、上記第3の制御構成では、注湯時間Ttと排水時間Thは予め定めた値に固定されていたが、注湯・排水時間可変設定部を設け、この注湯・排水時間可変設定部により予め定めたタイミング(例えば、1時間毎)に上記注湯時間Ttと排水時間Thのうちの一方又は両方を可変設定しデータ格納部37の注湯時間Ttと排水時間Thを自動更新してもよい。
0064
以下に、本発明に至る前段階のさらに別の風呂装置の制御構成(以下、第4の制御構成という)を説明する。この第4の制御構成において特徴的なことは、前記第3の制御構成に加えて、図3の点線に示すように、水位保持手段42を設けたことである。それ以外の構成は前記第3の制御構成と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
0065
ところで、水供給源の水圧変動等により注湯時間Tt当たりの注湯量が変動してしまうというように、注湯時間Tt当たりの注湯量や排水時間Th当たり排水量が変動する虞があることから、前記第3の制御構成に示したように、浴槽水位変動制御部38が時間によって浴槽24への注湯動作と浴槽水の排水動作を制御し浴槽水位変動制御を行うと、上記注湯量や排水量の変動に起因して浴槽水位が設定水位から大きくずれてしまう場合がある。そこで、この第4の制御構成では、水位保持手段42を設け、水位保持手段42により浴槽水位が設定水位から大きくずれるのを防止する構成にした。
0066
水位保持手段42にはタイマ(図示せず)が内蔵されており、水位保持手段42は予め定められたタイミング(例えば、サンプリング時間間隔(例えば、30分間隔))で水位センサ16のセンサ出力に基づいて浴槽水位を検出すると共に、浴槽水位設定手段34に設定されている設定水位Hsを浴槽水位設定手段34から取り込む。なお、水位保持手段42は、浴槽水位を検出する際には浴槽水位変動制御部38の浴槽水位変動動作を中断させる。
0067
また、水位保持手段42はデータ格納部37に予め定めて格納されている上側許容分Ko(例えば、3cm)と下側許容分Ku(例えば、3cm)を読み出し、上記取り込んだ設定水位Hsに上記上側許容分Koを加えて許容上限水位Hkoを求め、また、上記設定水位Hsから上記下側許容分Kuを差し引いて許容下限水位Hkuを求める。
0068
そして、水位保持手段42は、上記許容上限水位Hkoおよび許容下限水位Hkuと、上記検出した浴槽水位とを比較し、浴槽水位が許容上限水位Hkoよりも上側にあると判断したときに浴槽水位が設定水位から大きく上側にずれていると判断し、燃焼制御部36に排水開始の指令を発して排水弁11を開弁させて浴槽水の排水を開始させる。
0069
この浴槽水の排水中に、水位保持手段42は水位センサ16のセンサ出力に基づいて浴槽水位を時々刻々検出し、この検出した浴槽水位と許容上限水位Hkoを比較し、浴槽水位が許容上限水位Hkoよりも低下したと判断したときに、つまり、浴槽水位がほぼ設定水位Hsまで低下したと判断したときに、燃焼制御部36に排水停止の指令を発して排水弁11を閉弁させ浴槽水の排水を停止し、浴槽水位を許容下限水位Hkuから許容上限水位Hkoまでの許容水位範囲内に保持する。
0070
また、水位保持手段42は、前記許容下限水位Hkuと検出浴槽水位の比較により、検出浴槽水位が上記許容下限水位Hkuよりも低下していると判断したときに浴槽水位が設定水位Hsから大きく下側にずれていると判断し、燃焼制御部36に注湯開始の指令を発して注湯制御弁22を開弁させ浴槽24への注湯を開始させて浴槽水位を上昇させる。
0071
この注湯中に、水位保持手段42は水位センサ16のセンサ出力に基づいて浴槽水位を時々刻々と検出し、この検出浴槽水位と前記許容下限水位Hkuを比較し、検出浴槽水位が許容下限水位Hkuよりも上昇したと判断したときに、つまり、浴槽水位が前記許容水位範囲内まで上昇したと判断したときに、燃焼制御部36に注湯停止の指令を発し注湯制御弁22を閉弁させ浴槽24への注湯を停止させ、浴槽水位を許容水位範囲内に保持する。
0072
さらに、水位保持手段42は、許容上限水位Hkoおよび許容下限水位Hkuと、検出浴槽水位との比較により、検出浴槽水位が許容下限水位Hku以上、かつ、許容上限水位Hko以下であると判断したときには、浴槽水位が許容水位範囲内にあり、つまり、ほぼ設定水位Hsであるので浴槽水位をほぼ設定水位Hsにするための浴槽排水動作や注湯動作を行う必要がないと判断し、浴槽水位変動制御部38に浴槽水位変動動作を再開させる。
0073
この第4の制御構成によれば、前記第3の制御構成に加えて、水位保持手段42を設けたので、水位保持手段42による浴槽水位保持動作により浴槽水位が設定水位Hsから大きくずれることを防止することができる。このことから、浴槽水位変動動作により浴槽水位が設定水位から大きくずれて湯が浴槽から溢れてしまったり、浴槽水位が非常に低く下がって入浴者に不快感を与えてしまうという問題を防止することができる。
0074
もちろん、この第4の制御構成においても、浴槽水位変動制御部38の浴槽水位変動動作によって浴槽水位変動を行うので、前記第1〜第3の制御構成と同様に、喫水線が一定に定まらずに変動し、このことによって、浴槽水面に浮遊している垢等が喫水線部分の浴槽内面に付着固定してしまうという問題を回避することができる。
0075
本発明者は、上述したような風呂装置よりもより一層良いものを得るべく研究開発を推し進めて本発明を考え出した。以下に、本発明に係る第1の実施形態例を説明する。この第1の実施形態例の風呂装置は前記図6に示すシステム構成を有する24時間対応タイプのものであり、第1の実施形態例において特徴的なことは、前述した前段階の第1〜第4の各制御構成に加えて、図1や図3の鎖線に示す浴槽水位過上昇制御部44を設けたことである。それ以外の制御構成は前記第1〜第4の制御構成と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。また、図6に示すシステム構成の説明も前述したのでその重複説明は省略する。
0076
上記浴槽水位過上昇制御部44はタイマ(図示せず)を内蔵しており、浴槽水位変動制御部38から取り込んだ動作情報により浴槽水位変動が行われていると検知しているときに、予め定めた周期(例えば、24時間周期、又は、浴槽24へ入浴した延べ人数が予め定めた人数に達する毎)で浴槽水を溢れさせる構成を有している。
0077
例えば、浴槽水位過上昇制御部44は、上記予め定めた周期で燃焼制御部36に注湯開始の指令を発して浴槽24への注湯を開始させ、予め定めた注湯期間が終了したときに(例えば、予め定めた注湯量(浴槽から湯を溢れさせるのに十分な注湯量)の注湯を終了したときに、又は、予め定めた注湯時間(浴槽から湯を溢れさせるのに十分な注湯時間)が経過したときに)注湯停止の指令を発して注湯動作を停止させる。このようにして、浴槽水位過上昇制御部44は予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる。
0078
この第1の実施形態例によれば、前述した前段階の第1〜第4の各制御構成と同様に浴槽水位変動を行うので、前記前段階の第1〜第4の各制御構成同様に、喫水線部分の浴槽内面に浴槽水面の垢等が付着固定するのを回避することができる。その上、前記前段階の第1〜第4の各制御構成に加えて、浴槽水位過上昇制御部44を設けて浴槽水を予め定めた周期で溢れさせる構成にしたので、浴槽水面に浮遊していた垢や髪や雑菌等を浴槽の外に排出することができる。このように、浴槽水面の垢等が除去されるので、喫水線部分の浴槽内面に垢等による汚れが付着固定するのを確実に防止することができる。
0079
ところで、通常、24時間対応タイプの風呂装置には追い焚き循環通路27等に垢や髪や雑菌等を取り除くためのフィルター等が設けられ、追い焚き循環通路27を循環している浴槽水中の垢や髪や雑菌等を前記フィルターで除去するクリーニング機能を備えているが、レジオネラ菌は水面表面に浮いているアメーバー内で繁殖するので水に浮き、このレジオネラ菌等の水に浮く雑菌を浴槽水中に取り込んで追い焚き循環通路27に導入することができず、上記追い焚き循環通路27に設けられたフィルターで上記レジオネラ菌等の水に浮く雑菌を浴槽水から除去することができない。
0080
これに対して、この第1の実施形態例では予め定めた周期で浴槽水を溢れさせるので、浴槽水面に浮くレジオネラ菌等の雑菌をも浴槽から確実に除去することができ、浴槽水の清潔度を格段に向上させることができ、上記レジオネラ菌等の雑菌による発病等の重大な問題を確実に回避することができるという画期的な効果を奏することができる。
0081
なお、この第1の実施形態例の構成に加えて、設定水位を可変設定する図1や図3の鎖線に示す設定水位可変制御手段45を設け、この設定水位可変制御手段45により設定された設定水位に基づいて器具運転が行われる構成としてもよい。
0082
設定水位可変制御手段45が設けられる場合には、例えば、データ格納部37には図4の(a)や(b)に示すような変化値データが格納され。上記変化値データは変化値γと時間Tの関係を示すデータであり、予め定められて図4に示すようなグラフデータや、表データや、演算式データ等のデータ形式によりデータ格納部37に格納されている。その変化値データは、図4の(a)や(b)に示すように、時間の経過に従って変化値γが連続的に又は段階的に周期的に可変している。
0083
設定水位可変制御手段45はタイマ(図示せず)を内蔵しており、予め定められたタイミング(例えば、予め定めた時間間隔毎)で断続的に又は連続的に浴槽水位設定手段34に設定されている設定水位Hsを取り込むと共に、上記タイマの時間を前記変分値データに照らし合わせて上記時間に対応する変分値γを読み出す。そして、設定水位可変制御手段45は取り込んだ設定水位Hsに上記変化値γを加える(変化値γが負の値であるときには設定水位Hsから変化値γを差し引く)演算を行い、この演算により算出した値を設定水位として確定設定する。このように、設定水位可変制御手段45は設定水位を連続的に又は予め定めたタイミングで段階的に可変設定する。
0084
上記のような設定水位可変制御手段45が設けられる場合には、例えば、燃焼制御部36や浴槽水位変動制御部38や上限・下限水位設定部39や水位保持手段42や浴槽水位過上昇制御部44は上記設定水位可変制御手段45により設定された設定水位に基づいて器具の運転動作を行う。
0085
設定水位可変制御手段45を設けて設定水位を可変設定することにより、浴槽に設定水位の湯が張られた後に、燃焼制御部36による浴槽水位変動がより複雑に変動することになり、つまり、浴槽の喫水線の変動がより複雑になり、浴槽水面に浮遊していた垢等が喫水線部分の浴槽内面に付着固定するのをより確実に回避することができる。
0086
なお、上述の説明では、設定水位可変制御手段45は演算により設定水位を可変設定していたが、演算以外の手法により設定水位を可変設定してもよい。また、設定水位可変制御手段45は、時間により定められたタイミングで設定水位を可変設定していたが、時間以外のタイミング、例えば、人の入浴を検知したとき等のタイミングで設定水位を可変設定してもよい。
0087
以下に、第の実施形態例を説明する。この第2の実施形態例において特徴的なことは、前記第1の実施形態例の構成に加えて、図5に示すように、浴槽24に連通する貯水容器であるサージタンク46を設け、浴槽水を外部に排水して浴槽水位を低下させるのではなく、浴槽24からサージタンク46に浴槽水を流出して浴槽水位を低下させ、また、給湯熱交換器1で作られた湯を浴槽24に注湯して浴槽水位を上昇させるのではなく、サージタンク46の湯を浴槽24に注湯して浴槽水位を上昇させて浴槽水位を変動させる構成にしたことである。それ以外の構成は前記第1の実施形態例と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
0088
上記サージタンク46には循環ポンプ28の吐出口側の追い焚き循環通路27に三方弁47を介して連通する管路48と、循環ポンプ28の吸入口側の追い焚き循環通路27に三方弁50を介して連通する管路51とが接続されており、上記追い焚き循環通路27と三方弁47,50と管路48,51により浴槽24とサージタンク46を連通する連通通路が構成されている。
0089
上記三方弁47を、循環ポンプ28から管路48に向かって湯水が流れるように切り換え、三方弁50を、浴槽24から循環ポンプ28に向かって湯水が流れるように切り換えた状態で循環ポンプ28を駆動すると、追い焚き循環通路27に導入された浴槽水は三方弁50と循環ポンプ28と三方弁47と管路48を順に介してサージタンク46に流れ込み、浴槽水位が低下する。
0090
また、三方弁47を、循環ポンプ28から風呂熱交換器26に向かって湯水が流れるように切り換え、三方弁50を、管路51から循環ポンプ28に向かって湯水が流れる方向に切り換えた状態で循環ポンプ28を駆動すると、サージタンク46の湯が管路51と三方弁50と循環ポンプ28と三方弁47と風呂熱交換器26を順に介して浴槽24に流れ込み、浴槽水位が上昇する。
0091
さらに、三方弁47を、循環ポンプ28から風呂熱交換器26に向かう方向に湯水が流れるように切り換え、三方弁50を、浴槽24から循環ポンプ28に向かう方向に湯水が流れるように切り換えた基準状態で循環ポンプ28を駆動させることによって、浴槽水が追い焚き循環通路27を循環し、追い焚きを行うことができる。さらにまた、上記基準状態に三方弁47,50を切り換え、注湯制御弁22を開弁することによって給湯熱交換器1により作り出された湯を湯張り通路30と追い焚き循環通路27を通して浴槽24に注湯することができる。
0092
上記サージタンク46と三方弁47,50と管路48,51を設けた場合には図1や図3の鎖線に示す湯水出入制御部52が制御装置20に設けられる。この湯水出入制御部52は、浴槽水位変動制御部38が浴槽水の排水開始の指令を発したときに、浴槽24からサージタンク46に浴槽水を流出させるように、前述したように三方弁47,50を切り換えると共に循環ポンプ28の駆動を開始させ、浴槽水位を低下させる。そして、浴槽水位変動制御部38が浴槽水の排水停止の指令を発したときに上記循環ポンプ28の駆動を停止すると共に、三方弁47,50を基準状態に切り換える。
0093
また、湯水出入制御部52は、浴槽水位変動制御部38が注湯開始の指令を発したときに、サージタンク46の湯水が浴槽24に流入するように三方弁47,50を切り換えると共に、循環ポンプ28を駆動させ、サージタンク46の湯を浴槽24に流れ込ませて浴槽水位を上昇させる。そして、浴槽水位変動制御部38が注湯停止の指令を発したときに循環ポンプ28の駆動を停止し、三方弁47,50を前記基準状態に切り換える。
0094
上記循環ポンプ28と三方弁47,50と湯水出入制御部52は、上記のように、浴槽24から浴槽水をサージタンク46に流出させる浴槽水流出手段と、サージタンク46の湯を浴槽24に流入する湯水流入手段とを兼用する構成と成している。
0095
この第2の実施形態例によれば、サージタンク46を設けて、浴槽24から湯水をサージタンク46に流出させることによって浴槽水位を低下させ、サージタンク46の湯を浴槽24に流入させることによって浴槽水位を上昇させる構成にしたので、前記第1の実施形態例に示すように、浴槽水位低下動作を行う度に浴槽水を排水するというような水の無駄をなくすことができる。
0096
その上、サージタンク46には浴槽24の湯が貯められているので、サージタンク46の湯温はほぼ風呂の設定湯温であることから、サージタンク46から浴槽24に注湯する際にサージタンク46の湯を加熱する必要がなく、前記第1の実施形態例に示したように浴槽水位上昇動作を行う度に給湯バーナーを燃焼させて湯を作り出す場合に比べて、省エネルギー化を図ることができる。また、保温機能が備えられている場合には、上記の如く、浴槽24とサージタンク46間の湯水のやりとりによって湯温が低下しても、上記保温機能によって浴槽24の湯温を設定湯温に保持することができる。
0097
さらに、サージタンク46を浴槽24に追い焚き循環通路27を介して連通させ、浴槽24とサージタンク46間の湯水の出入を行うための動力として循環ポンプ28を用いるので、浴槽24とサージタンク46間の湯水出入専用のポンプを循環ポンプ28と別個に設ける必要がなく、循環ポンプ28以外のポンプを備える必要がない分、装置の大型化や装置の価格上昇を抑制することができる。
0098
もちろん、この第2の実施形態例においても浴槽水位変動が行われるので、前記第1の実施形態例と同様に浴槽側面の汚れ付着を防止することができる。
0099
なお、上記第の実施形態例では、浴槽水位変動制御部38が排水停止、注湯停止の指令を発して浴槽水位上昇動作、浴槽水位上昇動作を停止させるときに、湯水出入制御部52は循環ポンプ28の駆動を停止させると共に、三方弁47,50を基準状態に切り換えていたが、上記浴槽水位上昇動作に引き続き浴槽水位低下動作を行う場合や、浴槽水位低下動作に引き続き浴槽水位上昇動作を行うときには、湯水出入制御部52は循環ポンプ28の駆動を引き続き行わせると共に、三方弁47,50を基準状態に戻さずに次の水位変動動作状態に切り換えてもよい。
0100
また、上記第の実施形態例では、サージタンク46は追い焚き循環通路27を介して浴槽24に連通していたが、追い焚き循環通路27を介さずに浴槽24に専用の連通通路を介して連通してもよい。この場合には、もちろん、浴槽24からサージタンク46に浴槽水を流出させるための浴槽水流出手段とサージタンク46から浴槽24に湯水を流入させるための湯水流入手段が設けられる。
0101
なお、この発明は上記各実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記各実施形態例では、浴槽水位変動制御部38による浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作は連続的に交互に繰り返し行われていたが、例えば、浴槽水位上昇動作が終了してから予め定めた期間(例えば、8分間)が経過した後に、浴槽水位低下動作を開始し、この浴槽水位低下動作が終了してから予め定めた期間(例えば、8分間)が経過した後に、浴槽水位上昇動作を開始するというように、浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を断続的に交互に繰り返し行ってもよい。
0102
また、上記各実施形態例では、風呂に湯が張られているときには連続的に浴槽水位変動動作が行われていたが、例えば、人の入浴を検知したときには、浴槽水位変動動作を中断して浴槽水位の変動による不快感を入浴者に与えるのを防止するようにし、人が浴槽から出たことを検知した後に浴槽水位変動動作を再開するようにしてもよい。このように、人の入浴を検知して浴槽水位変動を中断するときには浴槽水位を設定水位にしてから浴槽水位変動を停止するようにしてもよい。
0103
さらに、例えば、風呂に設定水位の湯が張らた後に、予め定めた浴槽水位変動期間(例えば、1時間)の間、浴槽水位変動を行い、その浴槽水位変動を停止してから予め定めた中断期間(例えば、5時間)を終了した後に再び上記浴槽水位変動期間、浴槽水位変動を行うというように、風呂に湯が張られているときに予め定めたタイミングで浴槽水位変動を予め定められた期間だけ行うようにしてもよい。
0104
さらに、上記各実施形態例は図に示すシステム構成の風呂装置を例にして説明したが、この発明は、図の風呂装置以外のシステム構成の風呂装置にも適用するものである。例えば、図に示すように、図に示す風呂熱交換器26と追い焚き循環通路27と風呂バーナーが省略された風呂装置や、図に示すように、給湯熱交換器1と風呂熱交換器26が一体化され、給湯熱交換器1と風呂熱交換器26を共通に燃焼加熱するバーナー(図示せず)が設けられている一缶二水路タイプの風呂装置等にも本発明は適用することができる。
0105
また、図の風呂装置では、浴槽24に注湯する湯を作り出す熱源器として給湯熱交換器1と給湯バーナーが設けられていたが、給湯熱交換器1と給湯バーナーの代わりに電気温水器を用いたものでもよい。さらに、上記各実施形態例に示した風呂装置は24時間対応タイプの風呂装置であったが、注湯と排水を自動的に行う機能を有した風呂装置であれば、この発明を適用することができる。例えば、風呂の湯張りを行って風呂が沸き上がりから予め定められた時間(例えば、4時間)が経過するまでの間だけ保水機能を含む保温機能を行う風呂装置にもこの発明は適用することができる。この場合には、上記保温機能を行っている間だけ浴槽水位変動動作を行うようにしてもよい。
0106
【発明の効果】
この発明によれば、浴槽水位変動制御部を設け、浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に、上記浴槽水位変動制御部によって、水位センサのセンサ出力に基づいて浴槽への注湯動作と浴槽水の排水動作を制御したり、時間に基づいて浴槽への注湯動作と浴槽水の排水動作を制御して連続的に又は予め定められた期間中のみ又は予め定められたタイミングで浴槽水位を変動させる場合には、設定水位に湯を張った後に浴槽水位が変動するので、浴槽の喫水線が設定水位に定まらず変動し、このことにより、浴槽水面に浮遊している垢等が設定水位の喫水線部分の浴槽内面に付着固定し喫水線部分の浴槽内面が汚れるのを回避することができる。このように、設定水位の喫水線部分の浴槽内面に汚れが付着固定するのを回避できるので、浴槽洗浄の手間を大幅に低減することができる。
0107
浴槽に連通する貯水容器を設けて、浴槽から貯水容器に浴槽水を流出(排水)させて浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作と、貯水容器の湯を浴槽に流入(注湯)させ浴槽水位を上昇させる浴槽水位上昇動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位変動を行う構成にあっては、浴槽から貯水容器に取り込んだ湯を再び浴槽に戻すので、浴槽水位低下動作を行う度に浴槽水を外部に排水する場合に比べて、水の無駄をなくすことができ、節水を図ることができる。
0108
その上、貯水容器の湯は浴槽から取り込まれたものであるので、貯水容器の湯はほぼ風呂の設定湯温であり、貯水容器の湯を浴槽に注湯する際にその湯を加熱しなくても済む。このため、浴槽水位上昇動作時に熱源器で作られた湯を浴槽に注湯する場合に比べて、貯水容器から浴槽に注湯する際に湯水を加熱しなくてよい分、省エネルギー化を図ることができる。
0109
浴槽水位変動制御部により浴槽水位を注湯によって上限水位まで高めて浴槽水位を上昇させる浴槽水位上昇動作と、浴槽水の排水によって浴槽水位を下限水位まで低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位変動を行う構成に加えて、限界水位可変更新部を設け、この限界水位可変更新部により上記上限水位と下限水位のうちの一方又は両方を予め定めたタイミングで可変設定し自動更新する場合には、上限水位と下限水位のうちの一方又は両方が変動するので、上限水位又は下限水位の喫水線部分の浴槽内面に浴槽水面に浮遊している垢等が付着するのを回避することができ、喫水線部分の浴槽内面に汚れが付着固定するのをより確実に防止することができる。
0110
浴槽水位変動制御部によって、時間により浴槽への注湯と浴槽水の排水を制御して浴槽水位変動を制御する構成に加えて、水位保持手段を設け、この水位保持手段によって、浴槽水位を予め定めた許容水位範囲内に保持する場合には、予め定めたタイミングで浴槽水位を検出して該検出浴槽水位に基づいて浴槽水位保持動作を行うので、浴槽水位変動動作によって、浴槽水位が設定水位から大きくずれるのを防止することができる。
0111
このことから、浴槽水位変動動作に起因して浴槽から湯が溢れたり、浴槽水位が設定水位から大きく下がって入浴者に不快感を与えてしまうのを確実に回避することができる。
0112
浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部を設け、予め定めた周期で浴槽から湯を溢れさせるので、その溢れ出た湯と共に浴槽水面に浮遊していた垢や髪や雑菌等を予め定めた周期で浴槽から取り除くことができる。特に、レジオネラ菌等の一部の雑菌は水に浮くので、上記の如く、湯を溢れさせることにより、浴槽水面に浮遊していた上記レジオネラ菌等の雑菌を完璧に浴槽水から除去することができ、それら雑菌に起因して発病する等の重大な事態を回避することができるという画期的な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 浴槽水位変動を水位センサのセンサ出力に基づいて制御する制御構成の一例を示すブロック図である。
【図2】 加算係数可変データ、減算係数可変データの一例を示すグラフである。
【図3】 浴槽水位変動を時間により制御する制御構成の一例を示すブロック図である。
【図4】 変化値データの一例を示すグラフである。
【図5】 サージタンクを設けた風呂装置のシステム構成の一例を示すモデル図である。
【図】 風呂装置のシステム構成の一例を示すモデル図である。
【図】 風呂装置のその他のシステム構成例を示すモデル図である。
【図】 さらに風呂装置のその他のシステム構成例を示すモデル図である。
【符号の説明】
4 給湯通路
16 水位センサ
20 制御装置
24 浴槽
27 追い焚き循環通路
28 循環ポンプ
30 湯張り通路
34 浴槽水位設定手段
38 浴槽水位変動制御部
39 上限・下限水位設定部
42 水位保持手段
44 浴槽水位過上昇制御部
45 設定水位可変制御手段
46 サージタンク
47,50 三方弁

Claims (7)

  1. 浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能と、浴槽水を自動的に排水する排水機能とを備えた風呂装置において、前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位よりも予め定められた上昇分だけ高い上限水位と、上記設定水位よりも予め定められた低下分だけ低い下限水位とが与えられ、浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に熱源器により作り出した湯を浴槽に注湯し前記上限水位まで浴槽水位を高める浴槽水位上昇動作と、前記下限水位まで浴槽水を排水して浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行い、浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けたことを特徴とする風呂装置。
  2. 浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能と、浴槽水を自動的に排水する排水機能とを備えた風呂装置において、浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に予め定めた注湯時間だけ浴槽に注湯を行い浴槽水位を高める浴槽水位上昇動作と、予め定めた排水時間だけ浴槽から湯を排水し浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けたことを特徴とする風呂装置。
  3. 浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能を備えた風呂装置において、浴槽と別個の貯水容器と;該貯水容器と浴槽を連通する連通通路と;浴槽から連通通路を介して貯水容器に浴槽水を流出させる浴槽水流出手段と;貯水容器から連通通路を介して浴槽に湯水を流入させる湯水流入手段と;前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位よりも予め定められた上昇分だけ高い上限水位と、上記設定水位よりも予め定められた低下分だけ低い下限水位とが格納されるデータ格納部と;浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に上記浴槽水流出手段により浴槽水を上記連通通路を介して貯水容器に流出させ浴槽水位を前記下限水位まで低下させる浴槽水位低下動作と、上記湯水流入手段により貯水容器の湯を前記連通通路を介して浴槽に流入し浴槽水位を前記上限水位まで上昇させる浴槽水位上昇動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けたことを特徴とする風呂装置。
  4. 上限水位と下限水位のうちの一方又は両方を予め定めたタイミングで可変・自動更新する限界水位可変更新部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の風呂装置。
  5. 浴槽の水位を設定する浴槽水位設定手段と、浴槽の水位を検出する水位センサとを有し、熱源器により作り出した湯を注湯通路を通して浴槽に注湯し前記浴槽水位設定手段により設定された設定水位に湯を張る注湯機能を備えた風呂装置において、浴槽と別個の貯水容器と;該貯水容器と浴槽を連通する連通通路と;浴槽から連通通路を介して貯水容器に浴槽水を流出させる浴槽水流出手段と;貯水容器から連通通路を介して浴槽に湯水を流入させる湯水流入手段と;浴槽にほぼ設定水位の湯を張った後に前記浴槽水流出手段により浴槽から湯を貯水容器に予め定めた排水時間だけ流出させ浴槽水位を低下させる浴槽水位低下動作と、前記湯水流入手段により貯水容器の湯を浴槽に予め定めた注湯時間だけ流入させ浴槽水位を高める浴槽水位上昇動作とを交互に繰り返し行って浴槽水位を変動させる浴槽水位変動制御部と;浴槽水位上昇動作と浴槽水位低下動作を交互に繰り返し行っている浴槽水位変動中に予め定めた周期で浴槽水を溢れさせる浴槽水位過上昇制御部と;を設けたことを特徴とする風呂装置。
  6. 浴槽水位設定手段により設定された設定水位よりも予め定められた上昇分だけ高い許容上限水位と、上記設定水位よりも予め定められた低下分だけ低い許容下限水位とが与えられており、予め定めたタイミングで浴槽水位を検出し該検出浴槽水位が上記許容下限水位よりも低下しているときには浴槽に注湯を行って上記許容下限水位から許容上限水位までの許容水位範囲内に浴槽水位を高め、上記検出浴槽水位が許容上限水位よりも高いときには上記許容水位範囲内の浴槽水位まで浴槽水を排水する水位保持手段が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項5記載の風呂装置。
  7. 浴槽水位変動制御部は予め定められた期間中のみ又は予め定められたタイミングで浴槽水位変動動作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちの一つに記載の風呂装置。
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