JP2000171094A - 浴湯循環浄化装置 - Google Patents

浴湯循環浄化装置

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JP2000171094A
JP2000171094A JP10349997A JP34999798A JP2000171094A JP 2000171094 A JP2000171094 A JP 2000171094A JP 10349997 A JP10349997 A JP 10349997A JP 34999798 A JP34999798 A JP 34999798A JP 2000171094 A JP2000171094 A JP 2000171094A
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Japan
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water
bath
flow path
way valve
valve
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JP10349997A
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English (en)
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Akihiro Fujino
晃弘 藤野
Daisuke Kinoshita
大助 木下
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴湯循環浄化装置の逆洗効率を向上させるこ
と。 【解決手段】浴槽(1) とボイラ(A2)とを浴湯循環流路
(R) を介して接続し、同浴湯循環流路(R) の中途に、濾
過タンク(T) を具備する浄化流路(R3)を流路切換弁(V)
を介して接続した浴湯循環浄化装置(A) において、前記
ボイラ(31)を、貯湯式とするとともに、前記水源と前記
流路切換弁(V) の上流側とを接続し、流路切換弁(V) の
切換操作により、濾過タンク(T) を上水により逆洗可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴湯循環浄化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴湯循環浄化装置とし
て、浴槽と熱交換器とを浴湯循環流路を介して接続し、
同浴湯循環流路の中途に、流路切換弁を介して濾過タン
クを具備する浄化流路を接続したものがあり、浴湯を循
環浄化するとともに、熱交換器により適宜加熱し、長期
にわたって一定温度を保持して常時入浴可能にしたもの
がある。
【0003】特に、熱交換器として、燃料に灯油を使用
するとともに、水源から供給された上水を加熱して複数
の出湯先に給湯可能にしたものは、熱出力が大きいので
急速な加熱、保温が行えることから経済的であり、装置
本体を屋外に設置するので浴室内のスペースを狭めるこ
とがないことから、給湯システムとして一般に普及して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の浴湯循環浄
化装置は、濾過能力の低下防止を図るために、濾過タン
クの濾材を定期的に洗浄する必要があり、一般に、逆洗
機能を有している。
【0005】すなわち、浴湯の流れを逆にして、濾過タ
ンク出口から浴湯をタンク内に流入させ、濾材中を逆方
向に進行させることにより捕捉されている汚れを剥離し
て濾過タンク入口から流出させ、その後、排出口に導出
するものである。
【0006】また、通常は、その後に洗浄運転を行って
配管内に残った汚れを排出口から排出するようにしてい
る。
【0007】しかしながら、上記逆洗運転に使用する水
はあくまでも浴湯であり、特に、上記構成の浴湯循環浄
化装置では、浴湯は常時入浴温度に保温されていること
から逆洗に使用するには温度が高過ぎるという欠点があ
る。
【0008】すなわち、本出願人が試験した結果、図3
に示すように、常温の水の方が40℃の湯よりも逆洗展開
率がはるかに高いことが分かった。
【0009】この結果が示すように、従来の浴湯循環浄
化装置は、逆洗効率が追求されておらず、逆洗する時間
を長くとらざるを得ないものとなっていた。
【0010】本発明は、上記課題を解決することのでき
る浴湯循環浄化装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、浴槽と、水源から供給
された上水を加熱して給湯可能な貯湯式のボイラ部とを
浴湯循環流路を介して接続し、同浴湯循環流路の中途
に、濾過タンクを具備する浄化流路を流路切換弁を介し
て接続した浴湯循環浄化装置において、前記水源と前記
流路切換弁の上流側とを接続し、流路切換弁の切換操作
により、濾過タンクを上水により逆洗可能とした。した
がって、逆洗展開率の高い常温の水で逆洗できることに
なり、逆洗効率が向上して逆洗時間を短くすることがで
きる。
【0012】また、請求項2記載の本発明では、流路切
換弁を五方弁とし、同五方弁を切り換えることにより、
濾過運転、濾材逆洗運転、洗浄排水運転とを選択可能と
したことにも特徴を有する。
【0013】また、請求項3記載の本発明では、前記浴
湯循環流路中に三方弁を配設し、同三方弁を切り換える
ことにより、濾過加熱運転を行えるようにしたことにも
特徴を有する。
【0014】また、請求項4記載の本発明では、浴槽内
の水位を検出する水位検出手段を設けるとともに、水源
と循環流路とを連通連結する上水供給流路の中途に浴槽
水位制御用の弁体を配設し、前記水位検出手段による検
出結果に基づいて、前記弁体を開閉して浴槽水位を一定
に保持可能としたことにも特徴を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る浴湯循環浄化装置
は、浴槽と、水源から供給された上水を加熱して給湯可
能な貯湯式のボイラ部とを浴湯循環流路を介して接続
し、同浴湯循環流路の中途に、濾過タンクを具備する浄
化流路を流路切換弁を介して接続した基本構造を有する
ものであり、特徴となるのは、前記水源と前記流路切換
弁の上流側とを接続し、流路切換弁の切換操作により、
濾過タンクを上水により逆洗可能としたことにある。
【0016】すなわち、濾過タンク内の濾材を逆洗する
場合、逆洗に使用する水の温度は、流速を一定とした場
合、入浴に適する温度よりも低い方が好ましいことが試
験の結果判明したことにより、逆洗に用いる水を浴湯で
はなく上水を使用するようにしたものである。
【0017】ここで逆洗展開率とは、濾過タンク内に濾
材を積層し、濾過運転時には上方から逆洗水を流入させ
るようにした構造の濾過タンクにおいて、同濾過タンク
の下方から逆洗水を流入させた場合の濾材の舞い上がる
割合を示したものであり、当然ながら、値の大きい方が
逆洗効率が高い。
【0018】逆洗展開率は、濾材により差はあるもの
の、温度による水の密度の差によって異なることが分か
っており、密度が高い方が逆洗展開が大きい。
【0019】したがって、4℃の水を用いることが最も
逆洗展開率を高めることになるが、少なくとも上水であ
れば浴湯よりも温度が低く、十分に逆洗効率を高めるこ
とができることから、上記したように上水を逆洗に使用
できる構成としている。
【0020】したがって、本発明によれば、逆洗効率が
向上し、逆洗に費やす時間を短縮することができる。し
かも、上水を利用すれば、残留塩素によって濾過タンク
内に雑菌が繁殖することを防止する効果も期待できる。
【0021】また、逆洗に浴湯を使用しないので浴槽内
の水位は下がることがなく、したがって、下がった水位
を回復するために上水を浴槽内へ給水し、給水により低
下した浴湯の温度を上昇させるためにバーナ装置を使用
して燃料である灯油を無用に消費することもない。
【0022】さらに、浴槽内の浴湯が減らないので、逆
洗終了後に浴槽内に足し湯することなく即座に入浴する
ことが可能となる。
【0023】また、熱交換器を、水源から供給された上
水を加熱して給湯可能な貯湯式のボイラとしているの
で、各種の出湯先で自由に湯を使うことができるので、
きわめて便利である。
【0024】上記構成の中で、流路切換弁は五方弁とす
ることが好ましく、同五方弁を切り換えることにより、
濾過運転、濾材逆洗運転、洗浄排水運転とを容易に選択
することができる。さらに、浴湯循環流路中に三方弁を
設けることで、濾過加熱運転を行うことも可能となる。
なお、五方弁及び三方弁の切換操作は、例えばリモコン
等で運転を選択すれば自動的に行われるように制御する
とよい。
【0025】また、浴槽内の水位を検出する水位検出手
段を設けるとともに、水源と循環流路とを連通連結する
上水供給流路の中途に浴槽水位制御用の弁体を配設し、
前記水位検出手段による検出結果に基づいて、前記弁体
を開閉して浴槽水位を一定に保持可能とすることもでき
る。
【0026】水位検出手段としては、コストや耐久性等
の点から電極式のものを好適に用いることができるが、
例えば、水圧を検知して水位を制御するものでもよく、
特に限定するものではない。
【0027】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、各種の出湯先で湯を使うことができるとともに、浴
槽内には常時入浴可能な浄化された適温の湯が張られて
いつでも入浴可能となる。しかも、浄化力の回復を図る
ための濾材の逆洗が効率的に行えるので逆洗時間も短く
なる。
【0028】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明を具体的に説明する。
【0029】図1は本発明に係る浴湯循環浄化装置Aの
設置状態を示す説明図、図2は同浴湯循環浄化装置Aの
模式的説明図である。
【0030】本実施例に係る浴湯循環浄化装置Aは、浄
化機能によって浴湯を浄化する浴湯循環機構部A1と、灯
油を燃料として水や浴湯を加熱するボイラ部A2とを備え
ている。そして、複数の給湯先、例えば、図1に示す浴
室BのカランB2や洗面所Wの蛇口W1、あるいは台所(図
示せず)等のその他蛇口に出湯可能な構成としている。
なお、2は灯油タンクである。
【0031】また、本浴湯循環浄化装置Aは、その機能
部の殆どが浴室B外に設置された矩形形状のケーシング
C内に収納されており、浴室Bに設置された操作板B1に
より風呂に関する運転を、洗面所w1に設けた操作板w2に
より給湯に関する運転を行うようにしている。
【0032】浴湯循環浄化装置Aは、浴室Bに設けられ
た浴槽1の浴湯吸入口10と浴湯吐出口11とを連通連結し
た循環流路Rの中途に設けられており、前記操作板B1の
操作により浴槽1の浴湯を循環させながら浄化するとと
もに、所定の温度に保持することができる。さらに本実
施例では、浴湯吐出口11にエア電磁弁14を設けたエア流
路13を連通し、浴湯吐出口11から気泡混じりの浴湯を吐
出できる構成としている。また、前述したように、ボイ
ラ部A2で加熱した湯をカランB2等に供給することができ
る。
【0033】以下、本実施例に係る浴湯循環浄化装置A
の構成について図2を参照しながら詳述する。
【0034】浴湯循環浄化装置Aの浴湯循環機構部A1
は、浴槽1の浴湯吸入口10と循環ポンプPの吸入側とを
吸入流路R1で連通連結するとともに、その中途にサーミ
スタ20を取付けている。
【0035】また、循環ポンプPの吐出側と浴槽1の浴
湯吐出口11とを、中途に流量センサ21を設けた吐出流路
R2で連通連結するとともに、その中途に流路切換弁とし
ての五方弁Vと三方弁Vとを設けている。
【0036】すなわち、五方弁Vの流入ポートV1を吐出
流路R2の循環ポンプP側に接続し、五方弁Vの吐出ポー
トV5を吐出流路R2の浴湯吐出口11側に接続し、吐出流路
R2の五方弁Vの下流側に三方弁4を設け、同三方弁4を
切り換えることで浴湯を浴槽1に還流させる浴湯濾過運
転を行うことができる他、浴湯をボイラ部A2へ導入さ
せ、適宜加熱して浴槽1へ還流する浴湯濾過加熱運転を
可能としている。
【0037】ところで、五方弁Vは、前記した流入ポー
トV1、吐出ポートV5の他、第2ポートV2、第3ポートV
3、排出ポートV4を備えており、流入ポートV1から流入
してきた浴湯を、第2ポートV2を通過する流路と、第3
ポートV3を通過する流路とに切り換えて吐出ポートV5へ
導くことができるとともに、排出ポートV4へ流路を切り
換えて排出管22から捨水することもできる。
【0038】本実施例では、第2ポートV2と第3ポート
V3との間に浄化流路R3を接続するとともに、同浄化流路
R3の上流側から順に、紫外線殺菌ランプと光触媒とを組
み合わせて構成した殺菌装置Sと、濾材Eを内蔵した濾
過タンクTと配設している。なお、濾材Eの材料として
は特に限定するものではないが、珪石や麦飯石や活性炭
を有し、かつ、物理濾過が可能なものが望ましい。
【0039】なお、T1は浴湯をシャワー状に流入可能と
したノズルであり、濾過タンクTの上部に設けた濾過タ
ンク入口に取り付けている。また、T2は濾過タンクTの
最下部に設けた濾過タンク出口である。
【0040】上記構成により、五方弁Vを切換操作する
ことで浴湯を第2ポートV2から浄化流路R3に導入して浴
湯を浄化することができる。また、浴湯を浄化した後、
第3ポートV3から吐出ポートV5を通し、さらに、三方弁
4を介してボイラ部A2に導入し、必要に応じて加熱して
浴槽1へ還流させる浴湯濾過加熱運転が行える。40は三
方弁4の流入ポート、41は第1ポート、42は第2ポート
である。
【0041】このように、五方弁Vや三方弁4を設けた
ことで、ケーシングC内における配管のレイアウトをコ
ンパクトにすることができる。
【0042】次にボイラ部A2の構成について説明する
と、ボイラ部A2は、貯湯可能に形成するとともに、各出
湯先に連通した出湯管30を備えた缶体3にバーナ装置D
を設け、同バーナ装置Dの下方に熱交換器31を配設し、
同熱交換器31の入口31a と出口31b とを前記吐出流路R2
に接続している。
【0043】すなわち、熱交換器31の入口31a が三方弁
4の第1ポート41に連通連結し、熱交換器31の出口31b
と吐出流路R2の三方弁4の下流側とが連通連結してい
る。
【0044】また、前記三方弁4の上流側と下流側と
を、中途にオリフィス34を設けたバイパス流路35で連通
連結し、さらに、同バイパス流路35のオリフィス34の下
流側には銀系の粒状抗菌材をケースに収納した抗菌ユニ
ット36を配設している。
【0045】さらに、このバイパス流路35のオリフィス
34と抗菌ユニット36との間と、三方弁4の第2ポート42
とを流量調整流路R4で連通連結している。
【0046】また、ボイラ部A2は、上水水源に給水主流
路37を介して連通しており、同給水主流路37の中途に上
流側からバキュームブレーカ38と減圧弁39とを設けてい
る。そして、同減圧弁39の下流側と、浴湯循環機構部A1
の吸入流路R1とを給水連結流路40を介して連通させてい
る。同給水連結流路60には、上流側から、逆止弁41、水
位制御用電磁弁62を配設している。
【0047】この水位制御用電磁弁62は、浴槽1の側壁
に設けた水位検知口12に接続した電極式水位検知器43に
制御部5を介して接続しており、水位が下がると制御部
5の指示信号により開弁して上水を浴槽1内に導水する
ことができる。
【0048】なお、制御部5はケーシングC内に配設さ
れており、この電極式水位検知器43の他、前記したサー
ミスタ20や流量センサ21等と電気的に接続して、五方弁
Vや各電磁弁等の開閉を制御したり、殺菌装置Sを駆動
するようにしている。
【0049】上記構成の浴湯循環浄化装置Aは、通常運
転として、前述したように浴湯濾過運転、浴湯濾過加熱
運転を行うことができ、各運転時の浴湯の流れは以下の
通りである。
【0050】すなわち、浴湯濾過運転の場合は、浴湯吸
入口10→サーミスタ20→循環ポンプP→五方弁Vの流入
ポートV1→同第2ポートV2→殺菌装置S→濾過タンクT
のノズルT1→濾材E→濾過タンク出口T2→五方弁Vの第
3ポートV3→同吐出ポートV5→バイパス流路35(同時に
三方弁4の流入ポート40→第2ポート42→流量調整流路
R4)→抗菌ユニット36→流量センサ21→浴湯吐出口11と
なる。
【0051】また、浴湯濾過加熱運転の場合は、浴湯は
浴湯吸入口10→サーミスタ20→循環ポンプP→五方弁V
の流入ポートV1→同第2ポートV2→殺菌装置S→濾過タ
ンクTのノズルT1→濾材E→濾過タンク出口T2→五方弁
Vの第3ポートV3→同吐出ポートV5→バイパス流路35と
流れるとともに、一部の浴湯は三方弁4の流入ポート40
→熱交換器31と流れ、バイパス流路35を通過して抗菌ユ
ニット36を通過した先前記の浴湯と合流し、流量センサ
21→浴湯吐出口11→浴槽1内へて還流する。
【0052】このときに、エア電磁弁14を開弁し、エゼ
クタ効果により空気を吸い込んで気泡混じりの浴湯とし
て噴出することができる。
【0053】また、上記浴湯濾過加熱運転において、熱
交換器31からの加熱された浴湯は、抗菌ユニット36の下
流側で合流するので、熱に弱い銀系の抗菌材に悪影響を
及ぼすことがない。
【0054】このように、上記各運転を行うことによ
り、浴湯を常時きれいに保持しつつ、入浴に適した温度
に保持することができる。
【0055】また、本浴湯循環浄化装置Aは、各出湯先
から要求があれば、前述したようにボイラ部A2から出湯
管30を介して各出湯先へ湯を供給することもできる。
【0056】上記構成の浴湯循環浄化装置Aにおいて、
本発明の特徴となるのは、前記上水水源と前記五方弁V
の上流側とを接続し、五方弁Vの切換操作により、濾過
タンクTを上水により逆洗可能としたことにある。
【0057】すなわち、逆洗運転を行う場合の水の流れ
を、給水主流路37→バキュームブレーカ38→給水連結流
路60→逆止弁61→水位制御用電磁弁62→吸入流路R1→循
環ポンプP→五方弁Vの流入ポートV1→同第3ポートV3
→濾過タンク出口T2→濾材E→ノズルT1→殺菌装置S→
五方弁Vの第2ポートV2→同排出ポートV4→排出管22と
し、上水により逆洗するようにしている。
【0058】図3に示すように、逆洗する場合の逆洗展
開率、すなわち、逆洗水により濾材Eが舞い上がる量の
割合は、流速が一定の場合、水温が低い方が有利になる
ことが分かっている。これは、温度による水の密度の差
によるものと考えられ、密度が高い方、すなわち水温の
低い方が展開率が高い。
【0059】したがって、少なくとも浴湯よりも温度の
低い上水を使用することにより、十分に逆洗効率を高め
ることができ、逆洗効率が向上して逆洗に費やす時間を
短縮することができる。なお、図3において使用した試
験用濾材は活性炭であり、その充填高さを900mm とする
とともに、カラム直径を40mmとした。
【0060】さらに、逆洗運転に上水を利用することに
よって、残留塩素により濾過タンクT内に雑菌が繁殖す
ることを防止することもできるという効果を奏する。
【0061】また、本実施例では、逆洗運転後に洗浄排
水運転を行うようにしている。洗浄水排水運転は、逆洗
時に濾材Eから剥離された汚れ等が配管内に留まるのを
防止するために行うものであり、給水主流路37→バキュ
ームブレーカ38→給水連結流路60→逆止弁61→水位制御
用電磁弁62→吸入流路R1→循環ポンプP→五方弁Vの流
入ポートV1→同第2ポートV2→殺菌装置S→濾過タンク
TのノズルT1→濾材E→濾過タンク出口T2→五方弁Vの
第3ポートV3→同排出ポートV4→排出管22と上水が流
れ、配管内を洗浄して系外へ流出する。
【0062】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、逆洗効率が著しく向上するので逆洗時間が短くて済
み、逆洗運転を行うことが煩わしくなり、逆洗運転を行
うインターバルが長くなって浴湯が汚れたりすることが
ない。
【0063】また、逆洗に浴湯を使用しないので浴槽1
内の水位が下がることがない。したがって、下がった水
位を回復するために上水を浴槽1内へ給水し、給水によ
り低下した浴湯の温度を上昇させるためにバーナ装置D
を使用し、燃料である灯油を無用に消費することもな
い。
【0064】また、本実施例では、水位検出手段として
の電極式水位検知器43と、浴槽1内への上水の給水量を
制御する水位制御用電磁弁62とを具備しているので、通
常の入浴によるかけ湯等で浴湯を使用して浴槽1の水位
が下がると、これを検知して水位制御用電磁弁62を駆動
させて一定水位まで回復させることができ、いつでも快
適な入浴が可能となっている。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は上記
した形態で実施されるものであり、以下の効果を奏す
る。
【0066】請求項1記載の本発明では、浴槽と、水
源から供給された上水を加熱して給湯可能な貯湯式のボ
イラ部とを浴湯循環流路を介して接続し、同浴湯循環流
路の中途に、濾過タンクを具備する浄化流路を流路切換
弁を介して接続した浴湯循環浄化装置において、前記水
源と前記流路切換弁の上流側とを接続し、流路切換弁の
切換操作により、濾過タンクを上水により逆洗可能とし
たことにより、逆洗展開率の高い常温の水で逆洗できる
ことになり、逆洗効率が向上して逆洗時間を短くするこ
とができる。したがって、常時入浴が可能で、なおかつ
給湯もできる浴湯循環浄化装置の利便性をより高めるこ
とができる。
【0067】請求項2記載の本発明では、流路切換弁
を五方弁とし、同五方弁を切り換えることにより、濾過
運転、濾材逆洗運転、洗浄排水運転とを選択可能とした
ことにより、運転操作が容易かつ確実に行えるととも
に、浴湯循環浄化装置の流路用配管をコンパクトにレイ
アウトすることができる。
【0068】請求項3記載の本発明では、浴湯循環流
路中に三方弁を配設し、同三方弁を切り換えることによ
り、濾過加熱運転を行えるようにしたことにより、濾過
加熱運転を行うことも可能となる。
【0069】請求項4記載の本発明では、浴槽内の水
位を検出する水位検出手段を設けるとともに、水源と循
環流路とを連通連結する上水供給流路の中途に浴槽水位
制御用の弁体を配設し、前記水位検出手段による検出結
果に基づいて、前記弁体を開閉して浴槽水位を一定に保
持可能としたことにより、いつでも快適な入浴が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴湯循環浄化装置の設置状態を示
す説明図である。
【図2】同浴湯循環浄化装置の模式的説明図である。
【図3】逆洗展開率を示すグラフである。
【符号の説明】 A 浴湯循環浄化装置 A2 ボイラ部 R 浴湯循環流路 R3 浄化流路 V 五方弁(流路切換弁) T 濾過タンク 1 浴槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 35/16 B01D 35/14 101 Fターム(参考) 3L024 CC02 DD03 DD17 DD27 DD32 DD34 GG12 GG38 HH13 HH45 4D064 AA11 BF32 BF40 DC05 DD11 DE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽と、水源から供給された上水を加熱し
    て給湯可能な貯湯式のボイラ部とを浴湯循環流路を介し
    て接続し、同浴湯循環流路の中途に、濾過タンクを具備
    する浄化流路を流路切換弁を介して接続した浴湯循環浄
    化装置において、 前記水源と前記流路切換弁の上流側とを接続し、流路切
    換弁の切換操作により、濾過タンクを上水により逆洗可
    能としたことを特徴とする浴湯循環浄化装置。
  2. 【請求項2】流路切換弁を五方弁とし、同五方弁を切り
    換えることにより、濾過運転、濾材逆洗運転、洗浄排水
    運転とを選択可能としたことを特徴とする請求項1記載
    の浴湯循環浄化装置。
  3. 【請求項3】浴湯循環流路中に三方弁を配設し、同三方
    弁を切り換えることにより、濾過加熱運転を行えるよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の浴湯循環浄化装
    置。
  4. 【請求項4】浴槽内の水位を検出する水位検出手段を設
    けるとともに、水源と循環流路とを連通連結する上水供
    給流路の中途に浴槽水位制御用の弁体を配設し、前記水
    位検出手段による検出結果に基づいて、前記弁体を開閉
    して浴槽水位を一定に保持可能としたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の浴湯循環浄化装
    置。
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