JP2001173973A - 浴槽給湯水改質システム - Google Patents
浴槽給湯水改質システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一旦溜めた浴槽水に脱塩素剤等改質材を投入
する手間や、改質のための循環装置など大掛かりな装置
を設けることなく、お湯はり機能と、水を改質する改質
機能を同時に使用できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 浴槽への給湯または給水配管を有する給
湯装置において、改質機能部を給湯装置と浴槽との配管
途中に設置し、浴槽へ改質したお湯や水を供給すること
を特徴とする。また、浴槽給湯水改質装置は、前記給湯
装置から浴槽への給湯を行うお湯はり時に前記改質機能
部へ通水可能とし、浴槽水の追炊き時に浴槽水を給湯装
置へ循環させる際には、浴槽から給湯装置へ向かう通水
を前記改質機能部をバイパスするバイパス経路へ通水可
能としたことを特徴とする。
する手間や、改質のための循環装置など大掛かりな装置
を設けることなく、お湯はり機能と、水を改質する改質
機能を同時に使用できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 浴槽への給湯または給水配管を有する給
湯装置において、改質機能部を給湯装置と浴槽との配管
途中に設置し、浴槽へ改質したお湯や水を供給すること
を特徴とする。また、浴槽給湯水改質装置は、前記給湯
装置から浴槽への給湯を行うお湯はり時に前記改質機能
部へ通水可能とし、浴槽水の追炊き時に浴槽水を給湯装
置へ循環させる際には、浴槽から給湯装置へ向かう通水
を前記改質機能部をバイパスするバイパス経路へ通水可
能としたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置から浴槽へ
の給湯水を改質する浴槽給湯給水改質システムに関する
ものである。
の給湯水を改質する浴槽給湯給水改質システムに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】水道水には殺菌の為塩素が含まれてお
り、髪や肌にダメージを与えるといわれている。この塩
素を除去する浴室用の商品として、シャワー中の塩素を
除去する浄水シャワーや、浴槽水の塩素を除去する入浴
剤などがある。一方、給湯機はお湯はり機能を有するい
わゆる自動給湯機が主流となっている。ここでお湯はり
機能とは、スイッチを押せばあらかじめ設定した水位に
設定温度のお湯を溜め自動で停止する機能である。
り、髪や肌にダメージを与えるといわれている。この塩
素を除去する浴室用の商品として、シャワー中の塩素を
除去する浄水シャワーや、浴槽水の塩素を除去する入浴
剤などがある。一方、給湯機はお湯はり機能を有するい
わゆる自動給湯機が主流となっている。ここでお湯はり
機能とは、スイッチを押せばあらかじめ設定した水位に
設定温度のお湯を溜め自動で停止する機能である。
【０００３】従来の技術では、浴室における改質したお
湯または水の利用は、主に塩素を除去したお湯または水
の使用となるが、前述したシャワーヘッドに浄水機能を
有する浄水シャワーによるものがほとんどで、浴槽水に
おいては、一旦溜めた浴槽水を脱塩素し浄化するもの、
例えば入浴剤等を使用して塩素を除去するもの、もしく
は浴室以外の給湯水も全て浄化するのものであった。給
湯機のお湯はり機能と、浴槽への給湯給水のみ改質する
機能とを有した製品はなかった。
湯または水の利用は、主に塩素を除去したお湯または水
の使用となるが、前述したシャワーヘッドに浄水機能を
有する浄水シャワーによるものがほとんどで、浴槽水に
おいては、一旦溜めた浴槽水を脱塩素し浄化するもの、
例えば入浴剤等を使用して塩素を除去するもの、もしく
は浴室以外の給湯水も全て浄化するのものであった。給
湯機のお湯はり機能と、浴槽への給湯給水のみ改質する
機能とを有した製品はなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の製品では、お湯
はり機能を有する給湯機による浴槽への給湯、給水には
対応していないため、便利なお湯はり機能と、水を改質
する改質機能を同時に使用できないというような問題点
があった。また給湯装置からの給湯水をすべて改質する
装置もあるが、例えば改質の機能が脱塩素の場合には、
飲用に利用する場合等、衛生上使用直前までは塩素が含
まれることが好ましい箇所までも改質してしまい、改質
を必要とするところと、不要なところを分けられないと
いう問題点がある。その他、一旦溜めた浴槽水から塩素
除去など改質する場合には、お湯をためる都度脱塩素剤
等改質材を投入する手間や、改質のための循環装置など
大掛かりな装置が必要であった。
はり機能を有する給湯機による浴槽への給湯、給水には
対応していないため、便利なお湯はり機能と、水を改質
する改質機能を同時に使用できないというような問題点
があった。また給湯装置からの給湯水をすべて改質する
装置もあるが、例えば改質の機能が脱塩素の場合には、
飲用に利用する場合等、衛生上使用直前までは塩素が含
まれることが好ましい箇所までも改質してしまい、改質
を必要とするところと、不要なところを分けられないと
いう問題点がある。その他、一旦溜めた浴槽水から塩素
除去など改質する場合には、お湯をためる都度脱塩素剤
等改質材を投入する手間や、改質のための循環装置など
大掛かりな装置が必要であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段および作用・効果】請求項
１における浴槽給湯水改質装置は、浴槽への給湯または
給水配管を有する給湯装置において、改質機能部を給湯
装置と浴槽との配管途中に設置し、浴槽へ改質したお湯
や水を供給することを特徴とする。このように給湯装置
と浴槽間の配管に改質装置を取付けることにより、給湯
装置から給湯給水される水またはお湯が改質機能部を通
り改質され、肌や髪等に良いとされる改質したお湯や水
を、給湯機の便利なお湯はり機能を使って、浴槽へ溜め
る事ができる。改質機能部は、水またはお湯に含まれる
塩素を除去する改質材を使用することで、塩素が除去さ
れた肌や髪に良いとされる浄化されたお湯や水に改質で
きる他、脱塩素以外の改質材を用いることもできる。一
例として、水またはお湯に含まれる金属イオンを吸着す
る改質材、例えばイオン交換樹脂やゼオライト等を用い
ることにより、浴槽へ給湯給水される水またはお湯のＣ
ａイオンを減らし水の硬度を低くすることが可能であ
る。この場合、Ｃａイオンが少なくなることで、石鹸の
成分と水中のＣａイオンによって生成される金属石鹸が
できにくくなり、日々の清掃の簡素化や、金属石鹸によ
る汚れがつきにくくなる。その他、改質機能部に水を酸
性化させる改質材、例えばＨ型イオン交換樹脂やビタミ
ンＣ、クエン酸等を用いることにより、浴槽へ給湯給水
される水またはお湯のＰＨを、肌のＰＨに近い弱酸性す
なわちＰＨ４〜６に調整することができる。この場合、
肌のＰＨに近いつまり肌に優しい水またはお湯を浴槽に
供給することができる。これらの改質材は、必要に応じ
て単独もしくは組み合わせて使用することが可能であ
る。
１における浴槽給湯水改質装置は、浴槽への給湯または
給水配管を有する給湯装置において、改質機能部を給湯
装置と浴槽との配管途中に設置し、浴槽へ改質したお湯
や水を供給することを特徴とする。このように給湯装置
と浴槽間の配管に改質装置を取付けることにより、給湯
装置から給湯給水される水またはお湯が改質機能部を通
り改質され、肌や髪等に良いとされる改質したお湯や水
を、給湯機の便利なお湯はり機能を使って、浴槽へ溜め
る事ができる。改質機能部は、水またはお湯に含まれる
塩素を除去する改質材を使用することで、塩素が除去さ
れた肌や髪に良いとされる浄化されたお湯や水に改質で
きる他、脱塩素以外の改質材を用いることもできる。一
例として、水またはお湯に含まれる金属イオンを吸着す
る改質材、例えばイオン交換樹脂やゼオライト等を用い
ることにより、浴槽へ給湯給水される水またはお湯のＣ
ａイオンを減らし水の硬度を低くすることが可能であ
る。この場合、Ｃａイオンが少なくなることで、石鹸の
成分と水中のＣａイオンによって生成される金属石鹸が
できにくくなり、日々の清掃の簡素化や、金属石鹸によ
る汚れがつきにくくなる。その他、改質機能部に水を酸
性化させる改質材、例えばＨ型イオン交換樹脂やビタミ
ンＣ、クエン酸等を用いることにより、浴槽へ給湯給水
される水またはお湯のＰＨを、肌のＰＨに近い弱酸性す
なわちＰＨ４〜６に調整することができる。この場合、
肌のＰＨに近いつまり肌に優しい水またはお湯を浴槽に
供給することができる。これらの改質材は、必要に応じ
て単独もしくは組み合わせて使用することが可能であ
る。
【０００６】請求項２における浴槽給湯水改質装置は、
前記給湯装置から浴槽への給湯を行うお湯はり時に前記
改質機能部へ通水可能とし、浴槽水の追炊き時に浴槽水
を給湯装置へ循環させる際には、浴槽から給湯装置へ向
かう通水を前記改質機能部をバイパスするバイパス経路
へ通水可能としたことを特徴とする。このように改質機
能部に逆方向から通水しない為のバイパス配管を設ける
ことにより、給湯装置の追炊き運転や保温運転を有する
いわゆる全自動給湯機にも対応できる。
前記給湯装置から浴槽への給湯を行うお湯はり時に前記
改質機能部へ通水可能とし、浴槽水の追炊き時に浴槽水
を給湯装置へ循環させる際には、浴槽から給湯装置へ向
かう通水を前記改質機能部をバイパスするバイパス経路
へ通水可能としたことを特徴とする。このように改質機
能部に逆方向から通水しない為のバイパス配管を設ける
ことにより、給湯装置の追炊き運転や保温運転を有する
いわゆる全自動給湯機にも対応できる。
【０００７】請求項３記載の発明は、前記配管途中に逆
流防止機能を備えると共に、この逆流防止機能と改質機
能部とをバイパスするバイパス径路を有することを特徴
とする。このように配管中に改質機能部に逆方向から通
水しない為の逆流防止機能を備え、この逆流防止機能と
改質機能部とを迂回するバイパス配管を設けることによ
り、逆流防止機能として逆止弁を設けるといった簡単な
構成により給湯装置の追炊き運転や保温運転を有するい
わゆる全自動給湯機にも対応できる。
流防止機能を備えると共に、この逆流防止機能と改質機
能部とをバイパスするバイパス径路を有することを特徴
とする。このように配管中に改質機能部に逆方向から通
水しない為の逆流防止機能を備え、この逆流防止機能と
改質機能部とを迂回するバイパス配管を設けることによ
り、逆流防止機能として逆止弁を設けるといった簡単な
構成により給湯装置の追炊き運転や保温運転を有するい
わゆる全自動給湯機にも対応できる。
【０００８】請求項４記載の発明は、前記改質機能部が
設けられた配管とバイパス経路への通水を、電磁弁や電
動弁にて制御することを特徴とする。このように給湯装
置からの運転信号等により電動弁もしくは電磁弁を制御
することで、改質機能部へ通水するか、バイパス配管へ
通水するかを選択することができる。よって、必要な時
のみ改質機能部へ通水することになり、改質材の長寿命
化ならびに追炊き運転や保温運転時の圧力損失を低くす
ることができる。さらには改質材を逆洗することもでき
るため、更に改質材の寿命を延ばすことができる。
設けられた配管とバイパス経路への通水を、電磁弁や電
動弁にて制御することを特徴とする。このように給湯装
置からの運転信号等により電動弁もしくは電磁弁を制御
することで、改質機能部へ通水するか、バイパス配管へ
通水するかを選択することができる。よって、必要な時
のみ改質機能部へ通水することになり、改質材の長寿命
化ならびに追炊き運転や保温運転時の圧力損失を低くす
ることができる。さらには改質材を逆洗することもでき
るため、更に改質材の寿命を延ばすことができる。
【０００９】請求項５記載の発明は、前記改質機能部は
不織布及び粒状活性炭と繊維状活性炭からなる改質材を
使用することを特徴とする。上記の発明において改質材
に不織布と繊維状活性炭と粒状活性炭からなる改質材を
用いることにより、脱塩素と不純物のろ過、カビ臭の脱
臭が可能となり、肌や髪によいといわれる塩素を除去し
たきれいな浴槽水を供給することができる。また、繊維
状活性炭と粒状活性炭の組み合わせにより、ろ過材自体
の強度と長寿命が両立できる。
不織布及び粒状活性炭と繊維状活性炭からなる改質材を
使用することを特徴とする。上記の発明において改質材
に不織布と繊維状活性炭と粒状活性炭からなる改質材を
用いることにより、脱塩素と不純物のろ過、カビ臭の脱
臭が可能となり、肌や髪によいといわれる塩素を除去し
たきれいな浴槽水を供給することができる。また、繊維
状活性炭と粒状活性炭の組み合わせにより、ろ過材自体
の強度と長寿命が両立できる。
【００１０】請求項６記載の発明は、前記改質機能部に
改質材の状態を目視できる確認窓を設けたことを特徴と
する。このように改質機能部に改質材の状態を目視でき
る確認窓を設けたことによって、容易に改質材の汚れ具
合を残量確認することができる為、汚れ具合や残量で寿
命の判断できる改質材の交換時期を、容易に目で見て判
断することができる。
改質材の状態を目視できる確認窓を設けたことを特徴と
する。このように改質機能部に改質材の状態を目視でき
る確認窓を設けたことによって、容易に改質材の汚れ具
合を残量確認することができる為、汚れ具合や残量で寿
命の判断できる改質材の交換時期を、容易に目で見て判
断することができる。
【００１１】請求項７記載の発明は、上記浴槽給湯水改
質システムにおいて、前記改質機能部は内部の改質材の
状態が目視できる透明な材料で構成されていることを特
徴とする。このように改質機能部は内部の改質材の状態
が目視できる透明な材料で構成されることよって、容易
に改質材の汚れ具合や残量を確認することができる為、
汚れ具合や残量で寿命の判断できる改質材の交換時期
を、容易に目で見て判断することができる。
質システムにおいて、前記改質機能部は内部の改質材の
状態が目視できる透明な材料で構成されていることを特
徴とする。このように改質機能部は内部の改質材の状態
が目視できる透明な材料で構成されることよって、容易
に改質材の汚れ具合や残量を確認することができる為、
汚れ具合や残量で寿命の判断できる改質材の交換時期
を、容易に目で見て判断することができる。
【００１２】請求項８記載の発明は、前記改質機能部の
積算通水量または圧力損失を測定し、この積算通水量若
しくは圧力損失が寿命と判断される条件に達した時に、
表示またはランプ等で改質材の交換時期を報知すること
を特徴とする。このように流量計または圧力計を設置す
る事により、改質材への積算通水量、もしくは圧力損失
を測定することで改質材の目詰まり状況を把握すること
により、改質材の交換時期を知らせることができ、改質
材交換時期確認の手間を省くことができる。
積算通水量または圧力損失を測定し、この積算通水量若
しくは圧力損失が寿命と判断される条件に達した時に、
表示またはランプ等で改質材の交換時期を報知すること
を特徴とする。このように流量計または圧力計を設置す
る事により、改質材への積算通水量、もしくは圧力損失
を測定することで改質材の目詰まり状況を把握すること
により、改質材の交換時期を知らせることができ、改質
材交換時期確認の手間を省くことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１に請求項１における浴槽給湯
水改質システムの構成図を示す。給湯装置１から浴槽５
への配管２及び配管３の途中にそれぞれ改質機能部４を
設けている。浴槽５への給湯時には通常お湯はり時間短
縮の為、浴槽５へ接続された２本の配管２，３を使用す
るが、両方の配管２，３に改質機能部４を設けることに
より、確実に改質された湯水を浴槽５に供給できる。給
湯装置１で加熱されたお湯は、配管２と配管３を通り、
改質機能部４を通過する時に改質材により改質されたお
湯となり、浴槽５へ給湯される。
水改質システムの構成図を示す。給湯装置１から浴槽５
への配管２及び配管３の途中にそれぞれ改質機能部４を
設けている。浴槽５への給湯時には通常お湯はり時間短
縮の為、浴槽５へ接続された２本の配管２，３を使用す
るが、両方の配管２，３に改質機能部４を設けることに
より、確実に改質された湯水を浴槽５に供給できる。給
湯装置１で加熱されたお湯は、配管２と配管３を通り、
改質機能部４を通過する時に改質材により改質されたお
湯となり、浴槽５へ給湯される。
【００１４】図２に請求項２および３に係る浴槽給湯水
改質システムの一実施形態を示す。この実施形態におい
ては給湯装置１が浴槽５へのお湯はり機能と、浴槽水の
追炊き保温機能を有するものである。浴槽５内の湯水を
沸かし直す追炊き運転や保温運転は、浴槽５内の湯また
は水を一旦給湯装置５に送り込み、再度加熱し浴槽５に
送り込むといった浴槽水の循環動作を行う。この場合、
給湯装置１への戻り配管２については、改質機能部４を
逆流する方向に流れてしまうため、浴槽水にゴミ等異物
が混入していると、改質機能部４において異物等がろ過
されてしまう。この溜まった異物等は、浴槽５への給
湯、給水時には流れ方向が逆になるため浴槽５内に流出
する恐れが有る。そのため、追炊き運転や保温運転時に
改質機能部４を逆流しないように、改質機能部の浴槽側
出口に逆止弁６と、改質機能部を迂回するバイパス配管
７、９を設置している。さらにバイパス配管には給湯機
側から流入しないように逆止弁８を設置している。
改質システムの一実施形態を示す。この実施形態におい
ては給湯装置１が浴槽５へのお湯はり機能と、浴槽水の
追炊き保温機能を有するものである。浴槽５内の湯水を
沸かし直す追炊き運転や保温運転は、浴槽５内の湯また
は水を一旦給湯装置５に送り込み、再度加熱し浴槽５に
送り込むといった浴槽水の循環動作を行う。この場合、
給湯装置１への戻り配管２については、改質機能部４を
逆流する方向に流れてしまうため、浴槽水にゴミ等異物
が混入していると、改質機能部４において異物等がろ過
されてしまう。この溜まった異物等は、浴槽５への給
湯、給水時には流れ方向が逆になるため浴槽５内に流出
する恐れが有る。そのため、追炊き運転や保温運転時に
改質機能部４を逆流しないように、改質機能部の浴槽側
出口に逆止弁６と、改質機能部を迂回するバイパス配管
７、９を設置している。さらにバイパス配管には給湯機
側から流入しないように逆止弁８を設置している。
【００１５】図３は請求項４における浴槽給湯水改質シ
ステムの一実施例を示す。追炊き運転または保温運転時
は浴槽５内のお湯または水が循環することになるが、こ
の浴槽水またはお湯は既に改質機能部４にて改質された
水のため、改質機能部４に通水する必要がない。これら
の水またはお湯は、ゴミ等が混入している可能性が高
く、改質機能部４に通水することによりつまり等の原因
になり、改質機能部４の寿命を著しく短くすることが予
想される。また改質機能部４では圧力損失もあることか
ら、追炊き運転時等改質機能部４に通水する必要がない
時は、改質機能部４に通水しないことが望ましい。この
場合電動弁１０、１１を設置し、給湯装置１等の動作信
号により電動弁１０、１１を制御することにより、改質
機能部への通水、非通水を制御することが可能である。
例えば、浴槽への給湯給水運転時には電動弁１０及び１
１を改質機能部通水側へ制御し、改質したお湯または水
を浴槽へ供給する。追炊きまたは保温運転時は、電動弁
１０及び１１を改質機能部へ通水しない側へ制御する。
このように必要時にのみ改質機能部へ通水することが可
能となる。
ステムの一実施例を示す。追炊き運転または保温運転時
は浴槽５内のお湯または水が循環することになるが、こ
の浴槽水またはお湯は既に改質機能部４にて改質された
水のため、改質機能部４に通水する必要がない。これら
の水またはお湯は、ゴミ等が混入している可能性が高
く、改質機能部４に通水することによりつまり等の原因
になり、改質機能部４の寿命を著しく短くすることが予
想される。また改質機能部４では圧力損失もあることか
ら、追炊き運転時等改質機能部４に通水する必要がない
時は、改質機能部４に通水しないことが望ましい。この
場合電動弁１０、１１を設置し、給湯装置１等の動作信
号により電動弁１０、１１を制御することにより、改質
機能部への通水、非通水を制御することが可能である。
例えば、浴槽への給湯給水運転時には電動弁１０及び１
１を改質機能部通水側へ制御し、改質したお湯または水
を浴槽へ供給する。追炊きまたは保温運転時は、電動弁
１０及び１１を改質機能部へ通水しない側へ制御する。
このように必要時にのみ改質機能部へ通水することが可
能となる。
【００１６】図４は図３の電動弁１０，１１のかわりに
電磁弁１２、１３，１４，１５を設けた例である。電動
弁１０，１１は流路を切り替えることができるが、電磁
弁１２，１３，１４，１５は基本的に開閉のみなので、
複数組み合わせることにより、改質機能部４への通水、
非通水を制御することになる。例えば、浴槽５への給湯
給水運転時には電磁弁１３、１５を開に、電磁弁１２,
１４を閉にすることにより改質機能部４へ通水し改質し
たお湯、水を浴槽５に供給する。追炊き、保温運転時な
どは電磁弁１３,１５を閉じ、電磁弁１２,１４を開くこ
とにより、改質機能部４へ通水しない様に制御できる。
電動弁、電磁弁の制御信号は、給湯装置１の運転信号に
は限らず、使用者がリモコン等を通じて入力しても良
い。
電磁弁１２、１３，１４，１５を設けた例である。電動
弁１０，１１は流路を切り替えることができるが、電磁
弁１２，１３，１４，１５は基本的に開閉のみなので、
複数組み合わせることにより、改質機能部４への通水、
非通水を制御することになる。例えば、浴槽５への給湯
給水運転時には電磁弁１３、１５を開に、電磁弁１２,
１４を閉にすることにより改質機能部４へ通水し改質し
たお湯、水を浴槽５に供給する。追炊き、保温運転時な
どは電磁弁１３,１５を閉じ、電磁弁１２,１４を開くこ
とにより、改質機能部４へ通水しない様に制御できる。
電動弁、電磁弁の制御信号は、給湯装置１の運転信号に
は限らず、使用者がリモコン等を通じて入力しても良
い。
【００１７】図５は、図３において改質機能部４を一つ
にした構成である。浴槽５への給湯給水運転時には電動
弁１６及び１８を改質機能部通水側へ制御し、電動弁１
７および１９を改質機能部４から配管２及び３に通水す
るように制御する。追炊き、保温運転時などは電動弁１
６,１7、１８，１９を改質機能部４へ通水しない位置へ
制御することにより、給湯装置１による浴槽水の循環運
転が可能となる。更に、改質機能部４の逆流洗浄も可能
である。逆洗の目的は、改質機能部４に逆方向から通水
させ、ろ過された異物を洗い流すことにより、改質機能
部４の圧力損失低下と、寿命の長寿命化が可能となる。
改質機能部４逆洗時における電動弁１６，１７，１８，
１９の制御の一例を以下に記す。給湯装置１から往配管
３にて給水を行い、電動弁１８を電動弁１９へと流れる
位置に制御する。電動弁１９を浄水機能部４へと流れる
位置に制御すると、改質機能部４に通常とは逆方向から
通水することになり、改質機能部４でろ過された異物の
一部は水流と共に改質材から放出される。電動弁１６を
改質機能部４から電動弁１７へ流れる位置に制御するこ
とによりこの異物を含んだ水は、電動弁１７を通過し浴
槽５へ排出され排水される。
にした構成である。浴槽５への給湯給水運転時には電動
弁１６及び１８を改質機能部通水側へ制御し、電動弁１
７および１９を改質機能部４から配管２及び３に通水す
るように制御する。追炊き、保温運転時などは電動弁１
６,１7、１８，１９を改質機能部４へ通水しない位置へ
制御することにより、給湯装置１による浴槽水の循環運
転が可能となる。更に、改質機能部４の逆流洗浄も可能
である。逆洗の目的は、改質機能部４に逆方向から通水
させ、ろ過された異物を洗い流すことにより、改質機能
部４の圧力損失低下と、寿命の長寿命化が可能となる。
改質機能部４逆洗時における電動弁１６，１７，１８，
１９の制御の一例を以下に記す。給湯装置１から往配管
３にて給水を行い、電動弁１８を電動弁１９へと流れる
位置に制御する。電動弁１９を浄水機能部４へと流れる
位置に制御すると、改質機能部４に通常とは逆方向から
通水することになり、改質機能部４でろ過された異物の
一部は水流と共に改質材から放出される。電動弁１６を
改質機能部４から電動弁１７へ流れる位置に制御するこ
とによりこの異物を含んだ水は、電動弁１７を通過し浴
槽５へ排出され排水される。
【００１８】図６は、図５における電動弁１６，１７，
１８，１９を電磁弁２１，２１，２２，２３に置換えた
場合の構成図である。先にも述べたが、電磁弁は基本的
に開閉のみなので、複数組み合わせることにより電動弁
と同様の制御が可能となる。浴槽への給湯給水運転時に
は電磁弁２０及び２２を閉じ電磁弁２１を開にすること
で改質機能部へ通水し、電磁弁２３を開にすることで配
管２、３へ改質したお湯または水を流し浴槽へ供給す
る。改質機能部４から配管２及び３に通水するように制
御する。追炊き、保温運転時などは電磁弁２０及び２２
を開き、電磁弁２１を閉にすることで改質機能部への通
水を防止する。電磁弁２３を閉にすることで配管２、３
との短絡を防止する。
１８，１９を電磁弁２１，２１，２２，２３に置換えた
場合の構成図である。先にも述べたが、電磁弁は基本的
に開閉のみなので、複数組み合わせることにより電動弁
と同様の制御が可能となる。浴槽への給湯給水運転時に
は電磁弁２０及び２２を閉じ電磁弁２１を開にすること
で改質機能部へ通水し、電磁弁２３を開にすることで配
管２、３へ改質したお湯または水を流し浴槽へ供給す
る。改質機能部４から配管２及び３に通水するように制
御する。追炊き、保温運転時などは電磁弁２０及び２２
を開き、電磁弁２１を閉にすることで改質機能部への通
水を防止する。電磁弁２３を閉にすることで配管２、３
との短絡を防止する。
【００１９】図７は請求項６における改質材の寿命の確
認手段の実施例を示す。改質材２５は使用状況により、
表面の汚れや体積の減少が進むなど、改質材２５の寿命
が目で見て判断できるものとする。よって改質機能部４
に改質材２５の状態を確認できるように透明の確認窓２
４を設けることにより、改質材２５の交換の目安とする
ことができる。
認手段の実施例を示す。改質材２５は使用状況により、
表面の汚れや体積の減少が進むなど、改質材２５の寿命
が目で見て判断できるものとする。よって改質機能部４
に改質材２５の状態を確認できるように透明の確認窓２
４を設けることにより、改質材２５の交換の目安とする
ことができる。
【００２０】図８は請求項７における改質材の寿命確認
手段の実施例である。改質材２５は使用状況により、表
面の汚れや体積の減少が進むなど、改質材２５の寿命が
目で見て判断できるものとする。改質材２５を収める改
質機能部４の材質を改質材２５が確認できるような透明
素材で作ることにより、改質材２５の状態を確認し改質
材２５交換の目安とすることができる。
手段の実施例である。改質材２５は使用状況により、表
面の汚れや体積の減少が進むなど、改質材２５の寿命が
目で見て判断できるものとする。改質材２５を収める改
質機能部４の材質を改質材２５が確認できるような透明
素材で作ることにより、改質材２５の状態を確認し改質
材２５交換の目安とすることができる。
【００２１】図９は請求項８における流量計を設置した
例を示す。改質機能部4の入口側に流量計２６を設置す
ることにより、改質機能部4への積算通水量を測定す
る。積算通水量があらかじめ寿命と設定しておいた通水
量に達した場合、表示やランプで使用者に知らせること
により、改質機能部4の改質材２５の交換時期を知らせ
ることができる。
例を示す。改質機能部4の入口側に流量計２６を設置す
ることにより、改質機能部4への積算通水量を測定す
る。積算通水量があらかじめ寿命と設定しておいた通水
量に達した場合、表示やランプで使用者に知らせること
により、改質機能部4の改質材２５の交換時期を知らせ
ることができる。
【００２２】図10は請求項８における圧力計を設置した
例を示す。改質材２５は使用するにつれ、異物等のろ過
により目詰まりを起こし、圧力損失が増加するものとす
る。改質機能部４の入口側に圧力計２７を設置すること
により、改質機能部４の圧力損失つまり改質材の目詰ま
り状況を知ることができる。あらかじめ改質材使用初期
の圧力Ｐｏを測定し記憶しておく。その後、通水毎に圧
力Ｐを測定する。測定した圧力Ｐから初期状態の圧力Ｐ
ｏを引いたＰｎが、通水による改質機能部４における圧
力増加分となる。すなわち改質材２５が目詰まりを起こ
せば、Ｐｎが高くなる。あらかじめ改質材交換時期の圧
力増加値Ｐｍを決めておけば、Ｐｎ≧Ｐｍとなった時を
改質材２５の交換時期とすることができ、表示やランプ
で使用者に改質材２５の交換時期を知らせることができ
る。
例を示す。改質材２５は使用するにつれ、異物等のろ過
により目詰まりを起こし、圧力損失が増加するものとす
る。改質機能部４の入口側に圧力計２７を設置すること
により、改質機能部４の圧力損失つまり改質材の目詰ま
り状況を知ることができる。あらかじめ改質材使用初期
の圧力Ｐｏを測定し記憶しておく。その後、通水毎に圧
力Ｐを測定する。測定した圧力Ｐから初期状態の圧力Ｐ
ｏを引いたＰｎが、通水による改質機能部４における圧
力増加分となる。すなわち改質材２５が目詰まりを起こ
せば、Ｐｎが高くなる。あらかじめ改質材交換時期の圧
力増加値Ｐｍを決めておけば、Ｐｎ≧Ｐｍとなった時を
改質材２５の交換時期とすることができ、表示やランプ
で使用者に改質材２５の交換時期を知らせることができ
る。
【図１】浴槽給湯水改質システム構成図
【図２】浴槽給湯水改質システムの別の実施例
【図３】浴槽給湯水改質システムの別の実施例
【図４】浴槽給湯水改質システムの別の実施例
【図５】浴槽給湯水改質システムの別の実施例
【図６】浴槽給湯水改質システムの別の実施例
【図７】改質機能部の実施例
【図８】改質機能部の別の実施例
【図９】流量計付浴槽給湯水改質システムの実施例
【図１０】圧力計付浴槽給湯水改質システムの実施例
１：給湯装置 ２：給湯機戻り配管 ３：給湯機往き配管 ４：改質機能部 ５：浴槽 ６：逆止弁 ７：戻り配管用バイパス配管 ８：逆止弁 ９：往き配管用バイパス配管 １０，１１：電動弁 １２〜１５：電磁弁 １６〜１９：電動弁 ２０〜２３：電磁弁 ２４：改質材確認用窓 ２５：改質材 ２６：流量計 ２７：圧力計
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3L024 CC02 DD16 DD21 DD32 FF11 GG50 HH03 HH60 3L036 AC07 AC23 AD04 AD31 3L073 AA01 AA12 AB02 AB16 AC02 AD08 AE08 4D024 AA02 AB02 AB11 BA02 BA07 BB01 BB02 DA04 DA05 4D064 AA11 BF33 BF34 BF36 BF40 DD14 DE01 DE06
Claims (8)
- 【請求項１】 浴槽への給湯または給水配管を有する給
湯装置において、改質機能部を給湯装置と浴槽との配管
途中に設置し、浴槽へ改質したお湯や水を供給すること
を特徴とする浴槽給湯水改質システム。 - 【請求項２】 前記浴槽給湯水改質システムは、前記給
湯装置から浴槽への給湯を行うお湯はり時に前記改質機
能部へ通水可能とし、浴槽水の追炊き時に浴槽水を給湯
装置へ循環させる際には浴槽から給湯装置へ向かう通水
を前記改質機能部をバイパスするバイパス経路へ通水可
能としたことを特徴とする請求項１記載の浴槽給湯水改
質システム。 - 【請求項３】 前記浴槽水改質システムは、前記配管途
中に逆流防止機能を備えると共に、この逆流防止機能と
改質機能部とをバイパスするバイパス径路を有すること
を特徴とする請求項２記載の浴槽給湯水改質システム。 - 【請求項４】 前記浴槽水改質システムは、前記改質機
能部が設けられた配管とバイパス経路への通水を、電磁
弁や電動弁にて制御することを特徴とする請求項２記載
の浴槽給湯水改質システム。 - 【請求項５】 上記浴槽給湯水改質システムにおいて、
前記改質機能部は不織布及び粒状活性炭と繊維状活性炭
からなる改質材を使用することを特徴とする請求項１乃
至４記載の浴槽給湯水改質システム。 - 【請求項６】 上記浴槽給湯水改質システムにおいて、
前記改質機能部に改質材の状態を目視できる確認窓を設
けたことを特徴とする請求項１乃至５記載の浴槽給湯水
改質システム。 - 【請求項７】 上記浴槽給湯水改質システムにおいて、
前記改質機能部は内部の改質材の状態が目視できる透明
な材料で構成されていることを特徴とする請求項１乃至
５記載の浴槽給湯水改質システム。 - 【請求項８】 上記浴槽給湯水改質システムにおいて、
前記改質機能部の積算通水量または圧力損失を測定し、
この積算通水量若しくは圧力損失が寿命と判断される条
件に達した時に、表示またはランプ等で改質材の交換時
期を報知することを特徴とする請求項１乃至７記載の浴
槽給湯水改質システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35772899A JP2001173973A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 浴槽給湯水改質システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35772899A JP2001173973A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 浴槽給湯水改質システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001173973A true JP2001173973A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18455625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35772899A Pending JP2001173973A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 浴槽給湯水改質システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001173973A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010175184A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Noritz Corp | 潜熱回収型温水装置 |
| JP4883230B1 (ja) * | 2011-02-07 | 2012-02-22 | パナソニック株式会社 | 給湯装置 |
| JP4883213B1 (ja) * | 2010-10-04 | 2012-02-22 | パナソニック株式会社 | 給湯装置 |
| JP2012189289A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2012220073A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2012220074A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Panasonic Corp | 溶解装置及びそれを備えた給湯装置 |
| JP2012220059A (ja) * | 2011-04-06 | 2012-11-12 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2012217889A (ja) * | 2011-04-06 | 2012-11-12 | Panasonic Corp | 溶解装置 |
| JP2012237529A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-06 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2012247076A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2013002669A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2014159938A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-04 | Panasonic Corp | 給湯装置 |
| JP2020106167A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 株式会社ノーリツ | 温水装置 |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP35772899A patent/JP2001173973A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2020106167A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 株式会社ノーリツ | 温水装置 |
| JP7230497B2 (ja) | 2018-12-26 | 2023-03-01 | 株式会社ノーリツ | 温水装置 |
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