JPH10244267A - 浴槽水循環用水回路の浄化装置 - Google Patents
浴槽水循環用水回路の浄化装置Info
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- JPH10244267A JPH10244267A JP9051313A JP5131397A JPH10244267A JP H10244267 A JPH10244267 A JP H10244267A JP 9051313 A JP9051313 A JP 9051313A JP 5131397 A JP5131397 A JP 5131397A JP H10244267 A JPH10244267 A JP H10244267A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浴槽水の循環用水回路に堆積する垢や各種細
菌を浄化する。 【解決手段】 浴槽水の循環用水回路の1Aにおいて、
ろ過槽10に充填したろ過材9を逆洗後、少なくとも循
環ポンプ5、戻り管4、循環用アダプタ3からなる戻り
循環用水回路に切換弁A6aを介して残留塩素含有水A
を一定量通水することにより、循環用水回路1Aに堆積
する垢や各種細菌を浄化する。これによって、複数の人
が続けて入浴したり、浴槽水を続けて使用しても、循環
用水回路を常にきれいに、清潔に保つことができる。
菌を浄化する。 【解決手段】 浴槽水の循環用水回路の1Aにおいて、
ろ過槽10に充填したろ過材9を逆洗後、少なくとも循
環ポンプ5、戻り管4、循環用アダプタ3からなる戻り
循環用水回路に切換弁A6aを介して残留塩素含有水A
を一定量通水することにより、循環用水回路1Aに堆積
する垢や各種細菌を浄化する。これによって、複数の人
が続けて入浴したり、浴槽水を続けて使用しても、循環
用水回路を常にきれいに、清潔に保つことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽の浴槽水を循
環する循環用水回路を浄化・殺菌して清潔に保つことが
できる装置に関するものである。
環する循環用水回路を浄化・殺菌して清潔に保つことが
できる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽の浴槽水浄化装置は図12に
示すように構成されており、浴槽水1は浴槽2に取りつ
けた循環用アダプタ3の戻り部に接続した戻り管4、循
環ポンプ5、切換弁A6、加熱源7、切換弁B8、ろ過
材9を充填したろ過槽10、切換弁C11を通り、循環
用アダプタ3の往き部に接続した往き管12から浴槽2
へと循環するが、その際浴槽水1の汚れ成分はろ過槽1
0に充填されているろ過材9よりろ過浄化される。ろ過
槽10のろ過材9が浴槽水1の汚れ成分(比較的大きな
垢粒子等)により目詰りすると、切換弁B8、切換弁C
11を逆洗通路13側に切り換え、浴槽水1を用い循環
ポンプ5により逆洗し、排水管13Aより排水してい
た。
示すように構成されており、浴槽水1は浴槽2に取りつ
けた循環用アダプタ3の戻り部に接続した戻り管4、循
環ポンプ5、切換弁A6、加熱源7、切換弁B8、ろ過
材9を充填したろ過槽10、切換弁C11を通り、循環
用アダプタ3の往き部に接続した往き管12から浴槽2
へと循環するが、その際浴槽水1の汚れ成分はろ過槽1
0に充填されているろ過材9よりろ過浄化される。ろ過
槽10のろ過材9が浴槽水1の汚れ成分(比較的大きな
垢粒子等)により目詰りすると、切換弁B8、切換弁C
11を逆洗通路13側に切り換え、浴槽水1を用い循環
ポンプ5により逆洗し、排水管13Aより排水してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
浴槽水の浄化装置では、単に浴槽水の汚れ成分である比
較的大きな垢粒子(おおよそ10ミクロン以上)を循環
用水回路のろ過槽9でろ過浄化できるが、複数の人が続
けて入浴したり、浴槽水を続けて使用することによって
生じる微細粒子(約1ミクロン程度)の各種細菌(一般
細菌、大腸菌等)による汚れ成分はろ過槽9では十分ろ
過浄化ができず、浴槽水は汚れ、不潔になりやすい。さ
らに重要なことは、循環用水回路中の循環ポンプ5、加
熱源7、ろ過槽9、各種切換弁、往き管12、戻り管4
および循環用アダプタ3の接続部分は、凹凸構成部で、
水の流れが悪く(乱流大)、各種細菌の栄養源となる垢
が堆積しやすく、また各種細菌が増殖しやすい環境とな
っている。特に、ろ過槽入口までは、浴槽水の汚れ成分
はそのまま循環するため、さらに不清潔になりやすいこ
と、さらに増殖した各種細菌が浴槽の浴槽水に流入し、
浴槽水の汚れより大きくし、不清潔する。これらをきれ
いに、清潔にするためには浴槽水を常時交換し、浴槽を
掃除するか、洗浄剤で通水洗浄するかして強制的に洗浄
しなければならないため、大変不経済で手間のかかる作
業であるという課題を有していた。
浴槽水の浄化装置では、単に浴槽水の汚れ成分である比
較的大きな垢粒子(おおよそ10ミクロン以上)を循環
用水回路のろ過槽9でろ過浄化できるが、複数の人が続
けて入浴したり、浴槽水を続けて使用することによって
生じる微細粒子(約1ミクロン程度)の各種細菌(一般
細菌、大腸菌等)による汚れ成分はろ過槽9では十分ろ
過浄化ができず、浴槽水は汚れ、不潔になりやすい。さ
らに重要なことは、循環用水回路中の循環ポンプ5、加
熱源7、ろ過槽9、各種切換弁、往き管12、戻り管4
および循環用アダプタ3の接続部分は、凹凸構成部で、
水の流れが悪く(乱流大)、各種細菌の栄養源となる垢
が堆積しやすく、また各種細菌が増殖しやすい環境とな
っている。特に、ろ過槽入口までは、浴槽水の汚れ成分
はそのまま循環するため、さらに不清潔になりやすいこ
と、さらに増殖した各種細菌が浴槽の浴槽水に流入し、
浴槽水の汚れより大きくし、不清潔する。これらをきれ
いに、清潔にするためには浴槽水を常時交換し、浴槽を
掃除するか、洗浄剤で通水洗浄するかして強制的に洗浄
しなければならないため、大変不経済で手間のかかる作
業であるという課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ろ過槽および逆洗通路を有する循環用水回
路に残留塩素通水手段を設けるとともに、ろ過槽を逆洗
後、循環用水回路に残留塩素含有水を通水させる制御部
を設けたものである。
するために、ろ過槽および逆洗通路を有する循環用水回
路に残留塩素通水手段を設けるとともに、ろ過槽を逆洗
後、循環用水回路に残留塩素含有水を通水させる制御部
を設けたものである。
【0005】上記発明によれば、浴槽水の汚れ成分であ
る比較的大きな垢粒子をろ過槽でろ過浄化させ、循環用
水回路の凹凸構成部への垢堆積を排水毎に逆洗通水する
通水力で洗浄または軽減し各種細菌の増殖を抑えるとと
もに、ろ過槽でろ過浄化しにくい小さな各種細菌を残留
塩素含有水により殺菌浄化することにより、循環用水回
路を常にきれいに、清潔に保つことができる。また循環
用水回路を常にきれいに、清潔に保つことによって、複
数の人が続けて入浴したり、浴槽水を続けて使用するこ
とができる。
る比較的大きな垢粒子をろ過槽でろ過浄化させ、循環用
水回路の凹凸構成部への垢堆積を排水毎に逆洗通水する
通水力で洗浄または軽減し各種細菌の増殖を抑えるとと
もに、ろ過槽でろ過浄化しにくい小さな各種細菌を残留
塩素含有水により殺菌浄化することにより、循環用水回
路を常にきれいに、清潔に保つことができる。また循環
用水回路を常にきれいに、清潔に保つことによって、複
数の人が続けて入浴したり、浴槽水を続けて使用するこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、浴槽水を循環する循環
用水回路と、この循環用水回路に設けた循環ポンプ及び
ろ過槽と、切換弁の切換えによって前記ろ過槽に浴槽水
を逆流させる逆洗通路と、前記循環用水回路に残留塩素
含有水を通水させる残留塩素含有水通水手段と、前記切
換弁及び残留塩素含有水通水手段を制御してろ過槽を逆
洗後、循環用水回路に残留塩素含有水を通水させる制御
部を設けて構成してあり、循環用水回路の垢堆積を洗浄
あるいは軽減浄化するとともに、各種細菌を殺菌浄化
し、循環用水回路を常にきれいに、清潔に保つことがで
きる。
用水回路と、この循環用水回路に設けた循環ポンプ及び
ろ過槽と、切換弁の切換えによって前記ろ過槽に浴槽水
を逆流させる逆洗通路と、前記循環用水回路に残留塩素
含有水を通水させる残留塩素含有水通水手段と、前記切
換弁及び残留塩素含有水通水手段を制御してろ過槽を逆
洗後、循環用水回路に残留塩素含有水を通水させる制御
部を設けて構成してあり、循環用水回路の垢堆積を洗浄
あるいは軽減浄化するとともに、各種細菌を殺菌浄化
し、循環用水回路を常にきれいに、清潔に保つことがで
きる。
【0007】また、制御部は少なくとも循環用水回路に
残留塩素含有水を通水後、前記残留塩素含有水を一定時
間循環水回路に滞留させる構成としてあり、より時間的
な殺菌効果を大きくして浄化することができる。
残留塩素含有水を通水後、前記残留塩素含有水を一定時
間循環水回路に滞留させる構成としてあり、より時間的
な殺菌効果を大きくして浄化することができる。
【0008】また、残留塩素含有水を加熱する熱源を設
けるとともに制御部はこの熱源を制御して残留塩素含有
水を温水あるいは冷水のまま通水させる構成としてあ
り、冷水通水は残留塩素の分解を遅らせ残留塩素濃度を
保持させて殺菌効果をより大きくし、温水通水は循環用
水回路の凹凸部への堆積付着垢の付着力を小さくさせ、
垢堆積を洗浄または軽減して、浄化能力を大きくするこ
とができる。
けるとともに制御部はこの熱源を制御して残留塩素含有
水を温水あるいは冷水のまま通水させる構成としてあ
り、冷水通水は残留塩素の分解を遅らせ残留塩素濃度を
保持させて殺菌効果をより大きくし、温水通水は循環用
水回路の凹凸部への堆積付着垢の付着力を小さくさせ、
垢堆積を洗浄または軽減して、浄化能力を大きくするこ
とができる。
【0009】また、残留塩素含有水の通水温を55℃以
上としてあり、残留塩素濃度が低下しても、各種細菌を
高温で殺菌し、残留塩素殺菌と高温殺菌の相乗効果によ
り、殺菌時間を短時間にすることができる。
上としてあり、残留塩素濃度が低下しても、各種細菌を
高温で殺菌し、残留塩素殺菌と高温殺菌の相乗効果によ
り、殺菌時間を短時間にすることができる。
【0010】さらにまた、残留塩素含有水として水道水
を用いるようにしてあり、一般家庭に供給されている給
水を使用することができるため、利便性と経済性に優れ
た浄化ができる。
を用いるようにしてあり、一般家庭に供給されている給
水を使用することができるため、利便性と経済性に優れ
た浄化ができる。
【0011】(実施例1)以下、本発明の実施例1にお
ける浴槽水循環用水回路の浄化装置について図面を用い
説明する。なお、従来と同一構成要素のものについては
同一番号を付し説明する。
ける浴槽水循環用水回路の浄化装置について図面を用い
説明する。なお、従来と同一構成要素のものについては
同一番号を付し説明する。
【0012】図1において、10は給湯用水回路6bと
戻り管4及び往き管7からなる循環用水回路1Aとの接
続部に設けた切換弁Aで、残留塩素含有通水手段となる
もので、給湯用水回路6bから残留塩素含有水Aを循環
用水回路1Aに供給する時に給湯用水回路6bと循環用
水回路1Aを連通させるものである。14は加熱源7を
バイパスするバイパス路15の分岐部に設けた切換弁
B、8、11はろ過槽10の上下流部分に設けた切換弁
C、Dで、加熱源7からの浴槽水を浄化する時にはこの
循環水がろ過槽10側へ流れるように切換えるものであ
る。また上記切換弁B8、C11は浴槽水がろ過槽10
内を逆流する(図1の下側から上側向きに逆流する)よ
うにしてろ過槽10に堆積した汚れ成分を排出口13a
から排出する逆洗浄を行なわせるものである。16は上
記各切換弁A16a、B14、C8、D11及び循環ポ
ンプ5を制御するもので、それらの制御は以下の浄化動
作で説明する。
戻り管4及び往き管7からなる循環用水回路1Aとの接
続部に設けた切換弁Aで、残留塩素含有通水手段となる
もので、給湯用水回路6bから残留塩素含有水Aを循環
用水回路1Aに供給する時に給湯用水回路6bと循環用
水回路1Aを連通させるものである。14は加熱源7を
バイパスするバイパス路15の分岐部に設けた切換弁
B、8、11はろ過槽10の上下流部分に設けた切換弁
C、Dで、加熱源7からの浴槽水を浄化する時にはこの
循環水がろ過槽10側へ流れるように切換えるものであ
る。また上記切換弁B8、C11は浴槽水がろ過槽10
内を逆流する(図1の下側から上側向きに逆流する)よ
うにしてろ過槽10に堆積した汚れ成分を排出口13a
から排出する逆洗浄を行なわせるものである。16は上
記各切換弁A16a、B14、C8、D11及び循環ポ
ンプ5を制御するもので、それらの制御は以下の浄化動
作で説明する。
【0013】まず、制御部16は循環ポンプ5を作動さ
せると、浴槽水は浴槽2に取りつけた循環用アダプタ3
の戻り部に接続した戻り管4、循環ポンプ5、切換弁A
6a、切換弁D14、浴槽水1を加熱する加熱源7を通
り、ろ過槽10の上部往き通路12aの切換弁B8より
下向流でろ過槽10を通りろ過材9で比較的大きな垢粒
子汚れ成分が浄化される。そして、浄化された浴槽水1
は切換弁C11を通り、浴槽2に取りつけた循環用アダ
プタ3の往き部に接続した往き管12、循環用アダプタ
3より浴槽2に戻り、制御部16の信号による循環ポン
プ5の停止まで浴槽水1は循環する。
せると、浴槽水は浴槽2に取りつけた循環用アダプタ3
の戻り部に接続した戻り管4、循環ポンプ5、切換弁A
6a、切換弁D14、浴槽水1を加熱する加熱源7を通
り、ろ過槽10の上部往き通路12aの切換弁B8より
下向流でろ過槽10を通りろ過材9で比較的大きな垢粒
子汚れ成分が浄化される。そして、浄化された浴槽水1
は切換弁C11を通り、浴槽2に取りつけた循環用アダ
プタ3の往き部に接続した往き管12、循環用アダプタ
3より浴槽2に戻り、制御部16の信号による循環ポン
プ5の停止まで浴槽水1は循環する。
【0014】また、ろ過槽10に充填したろ過材9が浴
槽水1の汚れ成分(比較的大きな垢粒子等)により目詰
りすると、例えば使用者が逆洗指示操作またはプログラ
ムタイマー等による逆洗指示が行われることにより制御
部16は循環ポンプ5を一旦停止させ、切換弁D14を
バイパス通路15側および切換弁B8と切換弁C11を
逆洗通路13側に切り換える。そして再度循環ポンプ5
を作動させ浴槽水1を用い、切換弁D14、バイパス通
路15、逆洗通路13、切換弁C11を通り、上向流で
ろ過槽10に充填したろ過材9を逆洗洗浄し、前記逆洗
洗浄した浴槽水1を切換弁B8に接続した排水管13a
より排水する。そして、浴槽2の浴槽水1が一定時間排
水されると制御部16は循環ポンプ5を停止させ、切換
弁A6aを戻り循環用水回路側に切り換え、前記切換弁
A6aより、残留塩素含有水Aを一定量通水させる。こ
れにより、戻り循環用水回路(戻り管4)の各種細菌の
栄養源となる垢の堆積を洗浄浄化するとともに、各種細
菌を残留塩素により殺菌浄化させる。ここで上記制御部
16は切換弁A6aとともに切換弁D14を切換え制御
することによって残留塩素含有水を、前記の戻り循環用
水回路への通水に加え、(1)戻りと往き循環用水回路
(往き管12等)に交互に繰り返し通水させる、(2)
戻りと往き循環用水回路に同時通水させるが、少なくと
も戻り循環用水回路に残留塩素含有水を通水することに
より、全循環用水回路の各種細菌の栄養源となる垢の堆
積を洗浄浄化するとともに、各種細菌を残留塩素により
殺菌浄化させることができる。
槽水1の汚れ成分(比較的大きな垢粒子等)により目詰
りすると、例えば使用者が逆洗指示操作またはプログラ
ムタイマー等による逆洗指示が行われることにより制御
部16は循環ポンプ5を一旦停止させ、切換弁D14を
バイパス通路15側および切換弁B8と切換弁C11を
逆洗通路13側に切り換える。そして再度循環ポンプ5
を作動させ浴槽水1を用い、切換弁D14、バイパス通
路15、逆洗通路13、切換弁C11を通り、上向流で
ろ過槽10に充填したろ過材9を逆洗洗浄し、前記逆洗
洗浄した浴槽水1を切換弁B8に接続した排水管13a
より排水する。そして、浴槽2の浴槽水1が一定時間排
水されると制御部16は循環ポンプ5を停止させ、切換
弁A6aを戻り循環用水回路側に切り換え、前記切換弁
A6aより、残留塩素含有水Aを一定量通水させる。こ
れにより、戻り循環用水回路(戻り管4)の各種細菌の
栄養源となる垢の堆積を洗浄浄化するとともに、各種細
菌を残留塩素により殺菌浄化させる。ここで上記制御部
16は切換弁A6aとともに切換弁D14を切換え制御
することによって残留塩素含有水を、前記の戻り循環用
水回路への通水に加え、(1)戻りと往き循環用水回路
(往き管12等)に交互に繰り返し通水させる、(2)
戻りと往き循環用水回路に同時通水させるが、少なくと
も戻り循環用水回路に残留塩素含有水を通水することに
より、全循環用水回路の各種細菌の栄養源となる垢の堆
積を洗浄浄化するとともに、各種細菌を残留塩素により
殺菌浄化させることができる。
【0015】次に、残留塩素含有水について詳述する。
残留塩素含有水とは、残留塩素として0.1ppm以上
を含有した新鮮水で、塩素ガスを溶解させたもの、次亜
塩素酸ナトリウムを溶解させたもので、濃度制御したも
のである。濃度制御として、残留塩素濃度は前記0.1
ppm以上としたが、循環用水回路の構成部品の材質と
して、銅および銅合金、NBRおよびEPDMゴム、P
PおよびPOM樹脂等が一般的であり、これらの材質の
耐久性を考慮すると10ppm以下が望ましい。また、
短時間で殺菌浄化を効果的にし、かつ構成部品材質の耐
久性を考慮すると、好ましい残留塩素含有水の残留塩素
濃度は、0.3〜5ppmである。
残留塩素含有水とは、残留塩素として0.1ppm以上
を含有した新鮮水で、塩素ガスを溶解させたもの、次亜
塩素酸ナトリウムを溶解させたもので、濃度制御したも
のである。濃度制御として、残留塩素濃度は前記0.1
ppm以上としたが、循環用水回路の構成部品の材質と
して、銅および銅合金、NBRおよびEPDMゴム、P
PおよびPOM樹脂等が一般的であり、これらの材質の
耐久性を考慮すると10ppm以下が望ましい。また、
短時間で殺菌浄化を効果的にし、かつ構成部品材質の耐
久性を考慮すると、好ましい残留塩素含有水の残留塩素
濃度は、0.3〜5ppmである。
【0016】図2は本発明と従来法の浄化効果を判定す
る循環用水回路構成および浄化判定プレ−ト構成を示
す。(a)は循環用水回路の構成図で、浄化判定プレー
ト部18、19は循環用アダプタ3に接続した戻り管
4、往き管12を各々設置している。また、(b)は浄
化判定プレ−ト部18、19の上面構成図、(c)は浄
化判定プレート部18、19の断面構成図を示し、浄化
判定プレ−ト20(幅:10mm、厚さ:1mmの白色
樹脂プレ−ト)をシール治具を介して戻り管4、往き管
12の通水部に装着している。
る循環用水回路構成および浄化判定プレ−ト構成を示
す。(a)は循環用水回路の構成図で、浄化判定プレー
ト部18、19は循環用アダプタ3に接続した戻り管
4、往き管12を各々設置している。また、(b)は浄
化判定プレ−ト部18、19の上面構成図、(c)は浄
化判定プレート部18、19の断面構成図を示し、浄化
判定プレ−ト20(幅:10mm、厚さ:1mmの白色
樹脂プレ−ト)をシール治具を介して戻り管4、往き管
12の通水部に装着している。
【0017】表1は、図2で詳述した循環用水回路構成
を用い、本発明と従来法の浄化効果を示したものであ
る。表中に記載していない詳細な条件および評価とし
て、(1)入浴条件:4人/日、42℃/4時間保温、
(2)浄化条件:通水時の残留塩素含有水の残留塩素濃
度は0.5〜1ppm、(3)浴槽水温:42℃/4時
間保温以外は自然冷却、(4)循環条件:11時間連続
循環ポンプ作動後、ろ過槽の逆洗浄流量20l/分で1
分、循環ポンプ停止59分の繰り返しおよび(5)評
価:表2の評価指数(汚れ指数5段階評価:色変化=垢
堆積を目視評価)にて評価した。
を用い、本発明と従来法の浄化効果を示したものであ
る。表中に記載していない詳細な条件および評価とし
て、(1)入浴条件:4人/日、42℃/4時間保温、
(2)浄化条件:通水時の残留塩素含有水の残留塩素濃
度は0.5〜1ppm、(3)浴槽水温:42℃/4時
間保温以外は自然冷却、(4)循環条件:11時間連続
循環ポンプ作動後、ろ過槽の逆洗浄流量20l/分で1
分、循環ポンプ停止59分の繰り返しおよび(5)評
価:表2の評価指数(汚れ指数5段階評価:色変化=垢
堆積を目視評価)にて評価した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1から明らかなように、残留塩素含有水
を通水させることにより、循環用水回路に堆積しやすい
汚れ成分(垢)を軽減することができる。また、一般的
に言われている水垢(垢が栄養源となり各種細菌が異常
増殖したもの)は、評価指数4レベルで発生しやすく、
従来法の戻り管の評価指数4では前記水垢が微少ではあ
るが発生していたことからも、本発明の残留塩素含有水
を通水させることにより、各種細菌の増殖を押さえ、循
環用水回路を清潔に保つことができる。
を通水させることにより、循環用水回路に堆積しやすい
汚れ成分(垢)を軽減することができる。また、一般的
に言われている水垢(垢が栄養源となり各種細菌が異常
増殖したもの)は、評価指数4レベルで発生しやすく、
従来法の戻り管の評価指数4では前記水垢が微少ではあ
るが発生していたことからも、本発明の残留塩素含有水
を通水させることにより、各種細菌の増殖を押さえ、循
環用水回路を清潔に保つことができる。
【0021】(実施例2)本発明の実施例2の浴槽水循
環用水回路の浄化装置について図3〜図5に基づいて説
明する。実施例1と異なるのは制御部16が図4に示す
制御を行うことである。
環用水回路の浄化装置について図3〜図5に基づいて説
明する。実施例1と異なるのは制御部16が図4に示す
制御を行うことである。
【0022】すなわち、制御部16は循環ポンプ5を停
止させ、切換弁A6aを切換えることによって残留塩素
含有水Aを設定通水量(循環用水回路中に充満する量)
だけ、実施例1で詳述した(1)の往き管12側と
(2)の戻り管4側へ同時通水させる。そして、設定通
水量を通水後、切換弁A6aを切換え残留塩素含有水の
通水を停止させ、一定時間すなわち滞留設定時間だけ滞
留させることにより、より殺菌浄化効果を大きくするこ
とができる。
止させ、切換弁A6aを切換えることによって残留塩素
含有水Aを設定通水量(循環用水回路中に充満する量)
だけ、実施例1で詳述した(1)の往き管12側と
(2)の戻り管4側へ同時通水させる。そして、設定通
水量を通水後、切換弁A6aを切換え残留塩素含有水の
通水を停止させ、一定時間すなわち滞留設定時間だけ滞
留させることにより、より殺菌浄化効果を大きくするこ
とができる。
【0023】上記、一定時間すなわち滞留設定時間は、
残留塩素含有水の残留塩素濃度によって決定される。各
種細菌により殺菌濃度と時間は異なるが、一般的には残
留塩素濃度が低濃度の場合、設定時間は長時間とし、ま
た高濃度の場合、設定時間は短時間の設定となっている
が、本発明者らが実施した殺菌評価の結果を図5に示
す。図5の殺菌評価条件は、(1)検水量:500ml、
(2)水温:20℃、(3)初期一般細菌数:5、00
0、000コ/ml、(4)残留塩素濃度:0、0.1、
0.5、2ppmの各種条件で試験した。
残留塩素含有水の残留塩素濃度によって決定される。各
種細菌により殺菌濃度と時間は異なるが、一般的には残
留塩素濃度が低濃度の場合、設定時間は長時間とし、ま
た高濃度の場合、設定時間は短時間の設定となっている
が、本発明者らが実施した殺菌評価の結果を図5に示
す。図5の殺菌評価条件は、(1)検水量:500ml、
(2)水温:20℃、(3)初期一般細菌数:5、00
0、000コ/ml、(4)残留塩素濃度:0、0.1、
0.5、2ppmの各種条件で試験した。
【0024】図5に示したように、水道水基準である一
般細菌数100コ/ml以下にするための滞留時間は、残
留塩素含有水の低残留塩素濃度が0.1ppmで約15
分、0.5ppmで約5分、2ppmで約2分で可能と
なる。よって、好ましい滞留時間は、残留塩素濃度によ
って異なるが15分以上である。詳細は次の表3に示す
通りである。
般細菌数100コ/ml以下にするための滞留時間は、残
留塩素含有水の低残留塩素濃度が0.1ppmで約15
分、0.5ppmで約5分、2ppmで約2分で可能と
なる。よって、好ましい滞留時間は、残留塩素濃度によ
って異なるが15分以上である。詳細は次の表3に示す
通りである。
【0025】
【表3】
【0026】(実施例3)本発明の実施例3の浴槽水循
環用水回路の浄化装置について図6、図7に基づいて説
明する。
環用水回路の浄化装置について図6、図7に基づいて説
明する。
【0027】すなわち、制御部16は切換弁A6aを切
り換えると同時に、給湯用水回路6bの加熱源21で残
留塩素含有水Aを加熱して設定通水量分だけ、実施例1
で詳述した(2)の戻りと往き循環用水回路に同時加熱
通水させる。次に、設定通水量を通水後、制御部16の
信号により滞留設定時間だけ滞留させ、特に循環用水回
路1Aの凹凸部に堆積した堆積付着垢の付着力を小さく
して剥離浄化効果を大きくさせる。そして、給湯用水回
路6bの加熱源21を停止し、再度残留塩素含有水の冷
水(機械的に冷却したものでない大気温度レベルの水)
通水後、必要に応じ再度制御部16の信号により滞留設
定時間だけ滞留させることによって、さらにより殺菌浄
化効果を大きくすることができる。また、冷水通水は加
熱通水が高温の場合、循環用水回路1Aも同時に高温と
なることから、一定時間滞留した後、循環用水回路1A
の構成部品の耐久性、火傷の防止等も考慮して、冷却さ
せるのである。なお残留塩素含有水を加熱する手段とし
て加熱源21を設けたが、これは熱源部7で代用するこ
とも可能である。
り換えると同時に、給湯用水回路6bの加熱源21で残
留塩素含有水Aを加熱して設定通水量分だけ、実施例1
で詳述した(2)の戻りと往き循環用水回路に同時加熱
通水させる。次に、設定通水量を通水後、制御部16の
信号により滞留設定時間だけ滞留させ、特に循環用水回
路1Aの凹凸部に堆積した堆積付着垢の付着力を小さく
して剥離浄化効果を大きくさせる。そして、給湯用水回
路6bの加熱源21を停止し、再度残留塩素含有水の冷
水(機械的に冷却したものでない大気温度レベルの水)
通水後、必要に応じ再度制御部16の信号により滞留設
定時間だけ滞留させることによって、さらにより殺菌浄
化効果を大きくすることができる。また、冷水通水は加
熱通水が高温の場合、循環用水回路1Aも同時に高温と
なることから、一定時間滞留した後、循環用水回路1A
の構成部品の耐久性、火傷の防止等も考慮して、冷却さ
せるのである。なお残留塩素含有水を加熱する手段とし
て加熱源21を設けたが、これは熱源部7で代用するこ
とも可能である。
【0028】(実施例4)本発明の実施例4の浴槽水循
環用水回路の浄化装置について図8〜図10に基づいて
説明する。実施例1と異なるのは制御部16が図9に示
す制御を行うことである。
環用水回路の浄化装置について図8〜図10に基づいて
説明する。実施例1と異なるのは制御部16が図9に示
す制御を行うことである。
【0029】すなわち、制御部16は切換弁A6aを切
り換えると同時に、給湯用水回路の加熱源21で残留塩
素含有水を設定通水量分だけ、実施例1で詳述した
(2)の戻りと往き循環用水回路に同時に高温に加熱し
て通水させる。次に、設定通水量を通水後、制御部16
の信号により滞留設定時間だけ滞留させることにより、
各種細菌を高温殺菌と残留塩素含有水の相乗効果によ
り、より確実に殺菌浄化することができる。
り換えると同時に、給湯用水回路の加熱源21で残留塩
素含有水を設定通水量分だけ、実施例1で詳述した
(2)の戻りと往き循環用水回路に同時に高温に加熱し
て通水させる。次に、設定通水量を通水後、制御部16
の信号により滞留設定時間だけ滞留させることにより、
各種細菌を高温殺菌と残留塩素含有水の相乗効果によ
り、より確実に殺菌浄化することができる。
【0030】高温殺菌とは、各種細菌が高温に弱い性質
を利用して、殺菌するものである。各種細菌により高温
殺菌温度と時間は異なるが、一般的には比較的低温度の
場合、保持時間は長時間とし、高温度の場合、短時間の
保持でよいとなっているが、本発明者らが実施した高温
殺菌評価の結果を図10に示す。図10の高温殺菌評価
条件は、(1)検水量:100ml、(2)初期一般細菌
数:5、000、000コ/mlをビ−カに入れ、前記検
水に熱電対を浸せきしたものを、電子レンジで加熱、
(3)水温:50、55、60、65、70℃の条件で
試験した。前記の加熱温度は、温度上昇の最高温度で、
公差2deg以内とし、保持時間内は恒温水槽で保持し
た。また、保持時間とは、温度上昇の最高温度で、公差
2deg以内に達してからの時間である。
を利用して、殺菌するものである。各種細菌により高温
殺菌温度と時間は異なるが、一般的には比較的低温度の
場合、保持時間は長時間とし、高温度の場合、短時間の
保持でよいとなっているが、本発明者らが実施した高温
殺菌評価の結果を図10に示す。図10の高温殺菌評価
条件は、(1)検水量:100ml、(2)初期一般細菌
数:5、000、000コ/mlをビ−カに入れ、前記検
水に熱電対を浸せきしたものを、電子レンジで加熱、
(3)水温:50、55、60、65、70℃の条件で
試験した。前記の加熱温度は、温度上昇の最高温度で、
公差2deg以内とし、保持時間内は恒温水槽で保持し
た。また、保持時間とは、温度上昇の最高温度で、公差
2deg以内に達してからの時間である。
【0031】図10に示したように、水道水基準である
一般細菌数100コ/ml以下にするための加熱温度は、
55℃以上で5分以上が必要である。また60℃では、
60℃に達したらほぼ100%高温殺菌浄化が可能であ
る。詳細は(表4)に示す通りである。
一般細菌数100コ/ml以下にするための加熱温度は、
55℃以上で5分以上が必要である。また60℃では、
60℃に達したらほぼ100%高温殺菌浄化が可能であ
る。詳細は(表4)に示す通りである。
【0032】
【表4】
【0033】(実施例5)本発明の実施例5の浴槽水循
環用水回路の浄化装置について図11に基づいて説明す
る。
環用水回路の浄化装置について図11に基づいて説明す
る。
【0034】図11において、制御部16の信号により
切換弁A6aを切換えると同時に、残留塩素含有水とし
て、一般家庭で使用している水道水を設定通水量分だ
け、実施例3で詳述した(2)の戻りと往き循環用水回
路に同時通水させることによって、利便性と経済性に優
れた浄化方法とすることができる。
切換弁A6aを切換えると同時に、残留塩素含有水とし
て、一般家庭で使用している水道水を設定通水量分だ
け、実施例3で詳述した(2)の戻りと往き循環用水回
路に同時通水させることによって、利便性と経済性に優
れた浄化方法とすることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の浴槽水の循環用
水回路浄化装置は、ろ過槽を逆洗後、循環用水回路に残
留塩素含有水を通水させるので、特に循環用水回路の接
続部分の凹凸部やろ過槽等に堆積しやすい各種細菌の栄
養源となる垢堆積を軽減し、各種細菌の増殖を抑え、循
環用水回路を常にきれいに、清潔に保ち、複数の人が続
けて入浴したり、浴槽水を続けて使用することができ
る。
水回路浄化装置は、ろ過槽を逆洗後、循環用水回路に残
留塩素含有水を通水させるので、特に循環用水回路の接
続部分の凹凸部やろ過槽等に堆積しやすい各種細菌の栄
養源となる垢堆積を軽減し、各種細菌の増殖を抑え、循
環用水回路を常にきれいに、清潔に保ち、複数の人が続
けて入浴したり、浴槽水を続けて使用することができ
る。
【0036】また、通水後一定時間、残留塩素含有水を
滞留させることにより、より循環用水回路の殺菌浄化効
果を大きくして浄化することができる。
滞留させることにより、より循環用水回路の殺菌浄化効
果を大きくして浄化することができる。
【0037】また、冷水と温水を繰り返し通水すること
により、さらに循環用水回路の接続部分の凹凸部に堆積
しやすい各種細菌の栄養源となる垢堆積を軽減し、各種
細菌の増殖を抑えることができる。
により、さらに循環用水回路の接続部分の凹凸部に堆積
しやすい各種細菌の栄養源となる垢堆積を軽減し、各種
細菌の増殖を抑えることができる。
【0038】また、高温加熱通水することにより、高温
殺菌と残留塩素含有水の相乗効果により、より確実に殺
菌することができる。
殺菌と残留塩素含有水の相乗効果により、より確実に殺
菌することができる。
【0039】さらにまた、残留塩素含有水として、水道
水を通水することにより、利便性と経済性に優れたもの
とすることができる。
水を通水することにより、利便性と経済性に優れたもの
とすることができる。
【図1】本発明の実施例1における浴槽水循環用回路の
浄化装置の構成図
浄化装置の構成図
【図2】(a)同実施例1と従来法の比較試験用循環用
水回路の構成図 (b)同比較試験用循環用水回路の浄化プレ−ト部の上
面構成図 (c)同比較試験用循環用水回路の浄化プレ−ト部の断
面構成図
水回路の構成図 (b)同比較試験用循環用水回路の浄化プレ−ト部の上
面構成図 (c)同比較試験用循環用水回路の浄化プレ−ト部の断
面構成図
【図3】本発明の実施例2における浴槽水循環用水回路
の浄化装置の構成図
の浄化装置の構成図
【図4】実施例2の浄化モードを示すフローチャート
【図5】同実施例2の殺菌評価効果を示すグラフ
【図6】本発明の実施例3における浴槽水循環用水回路
浄化装置の構成図
浄化装置の構成図
【図7】同実施例3の浄化モードを示すフロ−チャ−ト
【図8】本発明の実施例4における浴槽水循環用水回路
浄化装置の構成図
浄化装置の構成図
【図9】同実施例4の浄化モードを示すフローチャート
【図10】同実施例4の高温殺菌評価効果を示すグラフ
【図11】本発明の実施例5における浴槽水循環用水回
路浄化装置の構成図
路浄化装置の構成図
【図12】従来の浴槽水浄化装置の構成図
1 浴槽水 1A 循環用水回路 4 戻り管 5 循環ポンプ 6a 切換弁A(残留塩素含有通水手段) 7 加熱源(熱源) 8 切換弁B 10 ろ過槽 11 切換弁C 12 往き管 13 逆洗通路 13a 排水管 14 切換弁D 16 制御部 21 加熱源(熱源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550H 550L 560 560A 560Z A47K 3/00 A47K 3/00 L B01D 29/66 B01D 35/16 35/027 C02F 1/76 A 35/16 F24H 9/00 W C02F 1/76 B01D 29/38 520B F24H 1/00 302 35/02 J 9/00 F24H 1/00 602L (72)発明者 青木 哲郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山内 博明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】浴槽水を循環する循環用水回路と、この循
環用水回路に設けた循環ポンプおよびろ過槽と、切換弁
の切換えによって前記ろ過槽に浴槽水を逆流させる逆洗
通路と、前記循環用水回路に残留塩素含有水を通水させ
る残留塩素含有水通水手段と、前記切換弁及び残留塩素
含有水通水手段を制御してろ過を逆洗後循環用水回路に
残留塩素含有水を通水させる制御部とからなる浴槽水循
環用水回路の浄化装置。 - 【請求項2】制御部は少なくとも循環用水回路に残留塩
素含有水を通水後、前記残留塩素含有水を一定時間循環
水回路に滞留させる構成とした請求項1記載の浴槽水循
環用水回路の浄化装置。 - 【請求項3】残留塩素含有水を加熱する熱源を設けると
ともに制御部はこの熱源を制御して残留塩素含有水を温
水あるいは冷水通水させる構成とした請求項1または2
記載の浴槽水循環用水回路の浄化装置。 - 【請求項4】残留塩素含有水の通水温を55℃以上とし
てなる請求項3記載の浴槽水循環用水回路の浄化装置。 - 【請求項5】残留塩素含有水として、水道水を用いる請
求項1ないし4のいずれか1項記載の浴槽水循環用水回
路の浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9051313A JPH10244267A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 浴槽水循環用水回路の浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9051313A JPH10244267A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 浴槽水循環用水回路の浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244267A true JPH10244267A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12883441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9051313A Pending JPH10244267A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 浴槽水循環用水回路の浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10244267A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104961A (ja) * | 1999-10-06 | 2001-04-17 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 浴水浄化装置 |
JPWO2013186822A1 (ja) * | 2012-06-15 | 2016-02-01 | 三菱電機株式会社 | 蓄熱熱交加熱装置 |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP9051313A patent/JPH10244267A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001104961A (ja) * | 1999-10-06 | 2001-04-17 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 浴水浄化装置 |
JP4597290B2 (ja) * | 1999-10-06 | 2010-12-15 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 浴水浄化装置 |
JPWO2013186822A1 (ja) * | 2012-06-15 | 2016-02-01 | 三菱電機株式会社 | 蓄熱熱交加熱装置 |
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