JP3613668B2 - 縁無しメガネにおけるレンズ止着構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は縁無しメガネを対象とし、このメガネのレンズがガタ付くことなく安定して取付けられる止着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の一般的な縁無しメガネを示している具体例である。両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)によってネジ止めされ、レンズ(イ)、(イ)の外側にはヨロイ(ハ)、(ハ)がネジ止めにて取着されている。そして、このヨロイ(ハ)には継手部を介してツル(ニ)が折畳み出来るように取付けされ、さらにレンズ(イ)の内側には上記連結部材(ロ)から延びる脚先端に鼻当てパット(ホ)が設けられている。
【0003】
ところで、両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)にてネジ止めされ、同じくヨロイ(ハ)はレンズ外側にネジ止めされているが、1本のネジでレンズ(イ)と連結固定する場合、ネジを中心として回転しない構造としなければならない。縁無しメガネではレンズの外周に当接する当り片を連結部材並びにヨロイ(ハ)に設けることで、レンズの回転を阻止した構造が採用されている。また、ネジ穴を多角形断面、楕円形断面などに形成し、このネジ穴に挿通するネジ断面も同じく多角形、楕円形とすることで回転を防止することが出来る。
【0004】
又、実用新案登録第3009460号に係る「ツーポイント眼鏡フレームのレンズ止着構造」に見られるように、ネジ穴の内壁に食い込むことになる尖突起を胴周に備えた嵌合部材を嵌めてネジ止めすることが出来る。この嵌合部材は連結部材及びヨロイに固設され、ネジ締めと同時に尖突起がネジ穴の内壁に食い込むことでレンズの回転は防止される。
【0005】
ところで、上記嵌合部材は連結部材及びヨロイに固設されているが、一般にロウ付けされる。嵌合部材にはツルを開いてメガネを掛ける際の曲げモーメントが作用し、レンズの回転を阻止する捩れ応力が働くなどして、ロウ付けされた嵌合部材は外れる場合が多い。そして嵌合部材のロウ付け位置がズレるならば、左右レンズのバランスが崩れ、ヨロイ並びに該ヨロイに連結するツルの位置ズレを生じる。一方、レンズはその厚みが色々あって、嵌合部材が前以てヨロイや連結部材に固設されている場合、厚みに合わないケースが発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
実用新案登録第3009460号に係る「ツーポイント眼鏡フレームのレンズ止着構造」には上記のような問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、嵌合部材をロウ付けすることなく連結部材及びヨロイと係合させて、レンズが回転しないように止着するレンズの止着構造を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明のレンズ止着構造は上記嵌合部材を別部品としてに独立させ、連結部材の両サイド、及びヨロイ端部と係合する。嵌合部材は外径がテーパーを成した筒体であり、外周には先端を尖らせた複数の歯を有し、レンズに貫通したレンズ穴に嵌めてネジ締めすることで上記歯はレンズ穴の内周面に食い込むことが出来る。連結部材及びヨロイと係合することで位置決めされると共に回転しないように連結し、この状態で中心穴にネジが挿通する。
【0008】
ネジは嵌合部材の中心穴を通ってレンズ裏側へ延び、突出したネジにはワッシャを介してナットが螺合している。ここで、ナットを締める際にネジが共回りしないように、ネジの頭が連結部材やヨロイ又は嵌合部材に係合するように構成することが出来る。又嵌合部材の中心穴入口に嵌合させることも出来る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本発明のレンズ止着構造を示している具体例であり、(a)は組付け図、(b)は展開図であって、レンズ1とヨロイ2の連結形態を示している。同図の3はレンズ外側に貫通しているレンズ穴、4はネジ、5は嵌合部材、6はワッシャ、7はナットをそれぞれ示している。上記嵌合部材5はレンズ1のレンズ穴3に嵌り、レンズ表面から突出した連結部8はヨロイ端に形成している連結穴9に嵌合し、ネジ4は嵌合部材5の中心穴を挿通して裏側へ突出する。そしてレンズ裏側ではワッシャ6を介在すると共に、ネジ先端にナット7を螺合して締付けられる。
【0010】
レンズ1にヨロイ2が取付けられた状態は(b)に示すように、外観上は従来と大差はないが、上記嵌合部材5を独立した部品として用いている。図2はこの嵌合部材5を示しているが、連結部8と嵌合歯部10から成り、連結部8はその外形を正方形とし、嵌合歯部10はその外周に複数の歯11,11…を有している。そして嵌合歯部10は先端の外径が小さくなるようにテーパーとし、中心軸には穴12が貫通している。
【0011】
この嵌合部材5はレンズ穴3に嵌るが、嵌合歯部10の最大外径はレンズ穴より幾分大きくなっていて、ネジ締めと共に歯11,11…の先はレンズ穴内周面に食い込むことになる。連結部8がヨロイ端に形成している連結穴9に嵌ることでヨロイ2は回転することは出来なくなり、又嵌合部材5の中心穴12にネジ4を挿通してネジ締めされ、ネジ頭に押えられてヨロイ2は嵌合部材5に固定される。
【0012】
したがってヨロイ2は嵌合部材5の連結部8から抜けることはなく、同時に嵌合歯部10の各歯11,11…はレンズ穴3の内周面に食い込むことが出来、嵌合部材5はレンズ穴3に固定される。図1はヨロイ2とレンズ1との連結構造であるが、同じように両レンズ1,1を繋ぐ連結部材との連結構造を構成出来る。
【0013】
図3は本発明の他の実施例であり、嵌合部材13、ネジ14、ヨロイ15の形態が前記実施例とは一部違っている。嵌合部材13の拡大図は図4に示しているが、連結部16a,16bが嵌合歯部10の端面から対を成して延びている。そして中心には穴12が貫通している。嵌合歯部10は前記図2に示している嵌合部材5と同じく、複数の歯11,11…を有し、一方側を細くしたテーパー状を成している。
【0014】
そこで、ネジ14は穴12に挿通し、ネジの頭17は角型を成して穴18を貫通しているが、この頭17は両連結部16a,16bの間に嵌ることが出来る。そしてヨロイ15の端部には平坦な当り面19を有し、頭17に形成した穴18に嵌り、その状態でレンズ裏側でナット7を締め付けるならばヨロイ15は固定され、同時に嵌合部材13の歯11,11…はレンズ穴3の内周面に食い込んで固定される。
【0015】
ネジ14の頭17を両連結部16a,16b間に嵌めることで、ナットを締めても共回りすることはなく便利である。そして当り面19には穴18にヨロイ15の端部を挿入してネジ締めすることで頭17の穴内面が当接すると共に、僅かな段差が設けられている為に、ヨロイ15は穴18から外れることはない。このように嵌合部材13がレンズ穴3に食い込んで固定され、この嵌合部材13の連結部16a,16bに嵌ているネジの頭17に挿通して固定されたヨロイ15は回転することなく安定して取付けられる。
【0016】
ところで、嵌合部材とネジ頭、及びヨロイとの連結形態は色々あり、前記実施例に示した場合に限定しないことにする。前記実施例では嵌合部材の嵌合歯部端面から突出した連結部にネジ頭、またはヨロイが嵌る構造としているが、嵌合歯部の端面に凹部を持って連結部を形成し、そしてネジ頭やヨロイに凸部を設け、この凸部が嵌合部材側に形成した凹部に嵌るようにすることも出来る。そして、実施例ではヨロイとレンズの連結構造について説明したが、両レンズを繋ぐ連結部材についても同じように構成できる。
【0017】
以上述べたように、本発明のレンズ止着構造はレンズ穴に嵌合部材を嵌めて連結部にてヨロイや連結部材と係合すると共に、中心に設けた穴にネジを挿通してネジ締めしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0018】
【発明の効果】
本発明のレンズ止着構造はレンズ穴に嵌合部材を嵌めると共にネジ締めすることで外周に形成した歯先が穴内周面に食い込むことで該嵌合部材はレンズ穴に固定される。そしてこの嵌合部材の連結部に係合してヨロイ及び連結部材が連結し、外れないようにネジ止めされることで連結部材の両側にレンズは安定して繋がれ、又レンズ外側にはヨロイが位置ズレすることなく取付けられる。
【0019】
そして、上記レンズ穴に嵌る嵌合部材は独立部品として構成され、連結部材やヨロイとは連結部を介して位置ズレしないように連結固定されるが、ヨロイや連結部材とはロウ付けされていない為に、大きな曲げや捩れが作用しても外れることはない。又嵌合部材は独立部品であることから、レンズ厚さ及びレンズ穴に適した大きさのものを使用出来、さらにフレームのデザインに左右されることなく単独で製作可能となる。
【0020】
嵌合部材は連結部材やヨロイにロウ付けされない為に、ロウ付け熱により特性が変わる形状記憶合金及び超弾性合金を使用することが出来、又嵌合部材を硬質樹脂とすることも可能である。そして、表面処理の制約がなく、例えばチタンの陽極酸化カラー処理のように、そのままではロウ付け面に処理が出来ないようなものも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ止着構造を示す実施例。
【図2】レンズ穴に嵌る嵌合部材。
【図3】本発明に係るレンズ止着構造を示す実施例。
【図4】レンズ穴に嵌る嵌合部材。
【図5】縁無しメガネの具体例。
【符号の説明】
1 レンズ
2 ヨロイ
3 レンズ穴
4 ネジ
5 嵌合部材
6 ワッシャ
7 ナット
8 連結部
9 連結穴
10 嵌合歯部
11 歯
12 穴
13 嵌合部材
14 ネジ
15 ヨロイ
16 連結部
17 頭
18 穴
19 当り面
【発明の属する技術分野】
本発明は縁無しメガネを対象とし、このメガネのレンズがガタ付くことなく安定して取付けられる止着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の一般的な縁無しメガネを示している具体例である。両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)によってネジ止めされ、レンズ(イ)、(イ)の外側にはヨロイ(ハ)、(ハ)がネジ止めにて取着されている。そして、このヨロイ(ハ)には継手部を介してツル(ニ)が折畳み出来るように取付けされ、さらにレンズ(イ)の内側には上記連結部材(ロ)から延びる脚先端に鼻当てパット(ホ)が設けられている。
【0003】
ところで、両レンズ(イ)、(イ)は連結部材(ロ)にてネジ止めされ、同じくヨロイ(ハ)はレンズ外側にネジ止めされているが、1本のネジでレンズ(イ)と連結固定する場合、ネジを中心として回転しない構造としなければならない。縁無しメガネではレンズの外周に当接する当り片を連結部材並びにヨロイ(ハ)に設けることで、レンズの回転を阻止した構造が採用されている。また、ネジ穴を多角形断面、楕円形断面などに形成し、このネジ穴に挿通するネジ断面も同じく多角形、楕円形とすることで回転を防止することが出来る。
【0004】
又、実用新案登録第3009460号に係る「ツーポイント眼鏡フレームのレンズ止着構造」に見られるように、ネジ穴の内壁に食い込むことになる尖突起を胴周に備えた嵌合部材を嵌めてネジ止めすることが出来る。この嵌合部材は連結部材及びヨロイに固設され、ネジ締めと同時に尖突起がネジ穴の内壁に食い込むことでレンズの回転は防止される。
【0005】
ところで、上記嵌合部材は連結部材及びヨロイに固設されているが、一般にロウ付けされる。嵌合部材にはツルを開いてメガネを掛ける際の曲げモーメントが作用し、レンズの回転を阻止する捩れ応力が働くなどして、ロウ付けされた嵌合部材は外れる場合が多い。そして嵌合部材のロウ付け位置がズレるならば、左右レンズのバランスが崩れ、ヨロイ並びに該ヨロイに連結するツルの位置ズレを生じる。一方、レンズはその厚みが色々あって、嵌合部材が前以てヨロイや連結部材に固設されている場合、厚みに合わないケースが発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
実用新案登録第3009460号に係る「ツーポイント眼鏡フレームのレンズ止着構造」には上記のような問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、嵌合部材をロウ付けすることなく連結部材及びヨロイと係合させて、レンズが回転しないように止着するレンズの止着構造を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明のレンズ止着構造は上記嵌合部材を別部品としてに独立させ、連結部材の両サイド、及びヨロイ端部と係合する。嵌合部材は外径がテーパーを成した筒体であり、外周には先端を尖らせた複数の歯を有し、レンズに貫通したレンズ穴に嵌めてネジ締めすることで上記歯はレンズ穴の内周面に食い込むことが出来る。連結部材及びヨロイと係合することで位置決めされると共に回転しないように連結し、この状態で中心穴にネジが挿通する。
【0008】
ネジは嵌合部材の中心穴を通ってレンズ裏側へ延び、突出したネジにはワッシャを介してナットが螺合している。ここで、ナットを締める際にネジが共回りしないように、ネジの頭が連結部材やヨロイ又は嵌合部材に係合するように構成することが出来る。又嵌合部材の中心穴入口に嵌合させることも出来る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本発明のレンズ止着構造を示している具体例であり、(a)は組付け図、(b)は展開図であって、レンズ1とヨロイ2の連結形態を示している。同図の3はレンズ外側に貫通しているレンズ穴、4はネジ、5は嵌合部材、6はワッシャ、7はナットをそれぞれ示している。上記嵌合部材5はレンズ1のレンズ穴3に嵌り、レンズ表面から突出した連結部8はヨロイ端に形成している連結穴9に嵌合し、ネジ4は嵌合部材5の中心穴を挿通して裏側へ突出する。そしてレンズ裏側ではワッシャ6を介在すると共に、ネジ先端にナット7を螺合して締付けられる。
【0010】
レンズ1にヨロイ2が取付けられた状態は(b)に示すように、外観上は従来と大差はないが、上記嵌合部材5を独立した部品として用いている。図2はこの嵌合部材5を示しているが、連結部8と嵌合歯部10から成り、連結部8はその外形を正方形とし、嵌合歯部10はその外周に複数の歯11,11…を有している。そして嵌合歯部10は先端の外径が小さくなるようにテーパーとし、中心軸には穴12が貫通している。
【0011】
この嵌合部材5はレンズ穴3に嵌るが、嵌合歯部10の最大外径はレンズ穴より幾分大きくなっていて、ネジ締めと共に歯11,11…の先はレンズ穴内周面に食い込むことになる。連結部8がヨロイ端に形成している連結穴9に嵌ることでヨロイ2は回転することは出来なくなり、又嵌合部材5の中心穴12にネジ4を挿通してネジ締めされ、ネジ頭に押えられてヨロイ2は嵌合部材5に固定される。
【0012】
したがってヨロイ2は嵌合部材5の連結部8から抜けることはなく、同時に嵌合歯部10の各歯11,11…はレンズ穴3の内周面に食い込むことが出来、嵌合部材5はレンズ穴3に固定される。図1はヨロイ2とレンズ1との連結構造であるが、同じように両レンズ1,1を繋ぐ連結部材との連結構造を構成出来る。
【0013】
図3は本発明の他の実施例であり、嵌合部材13、ネジ14、ヨロイ15の形態が前記実施例とは一部違っている。嵌合部材13の拡大図は図4に示しているが、連結部16a,16bが嵌合歯部10の端面から対を成して延びている。そして中心には穴12が貫通している。嵌合歯部10は前記図2に示している嵌合部材5と同じく、複数の歯11,11…を有し、一方側を細くしたテーパー状を成している。
【0014】
そこで、ネジ14は穴12に挿通し、ネジの頭17は角型を成して穴18を貫通しているが、この頭17は両連結部16a,16bの間に嵌ることが出来る。そしてヨロイ15の端部には平坦な当り面19を有し、頭17に形成した穴18に嵌り、その状態でレンズ裏側でナット7を締め付けるならばヨロイ15は固定され、同時に嵌合部材13の歯11,11…はレンズ穴3の内周面に食い込んで固定される。
【0015】
ネジ14の頭17を両連結部16a,16b間に嵌めることで、ナットを締めても共回りすることはなく便利である。そして当り面19には穴18にヨロイ15の端部を挿入してネジ締めすることで頭17の穴内面が当接すると共に、僅かな段差が設けられている為に、ヨロイ15は穴18から外れることはない。このように嵌合部材13がレンズ穴3に食い込んで固定され、この嵌合部材13の連結部16a,16bに嵌ているネジの頭17に挿通して固定されたヨロイ15は回転することなく安定して取付けられる。
【0016】
ところで、嵌合部材とネジ頭、及びヨロイとの連結形態は色々あり、前記実施例に示した場合に限定しないことにする。前記実施例では嵌合部材の嵌合歯部端面から突出した連結部にネジ頭、またはヨロイが嵌る構造としているが、嵌合歯部の端面に凹部を持って連結部を形成し、そしてネジ頭やヨロイに凸部を設け、この凸部が嵌合部材側に形成した凹部に嵌るようにすることも出来る。そして、実施例ではヨロイとレンズの連結構造について説明したが、両レンズを繋ぐ連結部材についても同じように構成できる。
【0017】
以上述べたように、本発明のレンズ止着構造はレンズ穴に嵌合部材を嵌めて連結部にてヨロイや連結部材と係合すると共に、中心に設けた穴にネジを挿通してネジ締めしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0018】
【発明の効果】
本発明のレンズ止着構造はレンズ穴に嵌合部材を嵌めると共にネジ締めすることで外周に形成した歯先が穴内周面に食い込むことで該嵌合部材はレンズ穴に固定される。そしてこの嵌合部材の連結部に係合してヨロイ及び連結部材が連結し、外れないようにネジ止めされることで連結部材の両側にレンズは安定して繋がれ、又レンズ外側にはヨロイが位置ズレすることなく取付けられる。
【0019】
そして、上記レンズ穴に嵌る嵌合部材は独立部品として構成され、連結部材やヨロイとは連結部を介して位置ズレしないように連結固定されるが、ヨロイや連結部材とはロウ付けされていない為に、大きな曲げや捩れが作用しても外れることはない。又嵌合部材は独立部品であることから、レンズ厚さ及びレンズ穴に適した大きさのものを使用出来、さらにフレームのデザインに左右されることなく単独で製作可能となる。
【0020】
嵌合部材は連結部材やヨロイにロウ付けされない為に、ロウ付け熱により特性が変わる形状記憶合金及び超弾性合金を使用することが出来、又嵌合部材を硬質樹脂とすることも可能である。そして、表面処理の制約がなく、例えばチタンの陽極酸化カラー処理のように、そのままではロウ付け面に処理が出来ないようなものも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ止着構造を示す実施例。
【図2】レンズ穴に嵌る嵌合部材。
【図3】本発明に係るレンズ止着構造を示す実施例。
【図4】レンズ穴に嵌る嵌合部材。
【図5】縁無しメガネの具体例。
【符号の説明】
1 レンズ
2 ヨロイ
3 レンズ穴
4 ネジ
5 嵌合部材
6 ワッシャ
7 ナット
8 連結部
9 連結穴
10 嵌合歯部
11 歯
12 穴
13 嵌合部材
14 ネジ
15 ヨロイ
16 連結部
17 頭
18 穴
19 当り面
Claims (3)
- 両レンズを連結部材の両サイドにネジ止めし、レンズ外側にはヨロイをネジ止めすると共に、該ヨロイにはツルを折畳み可能に取付けて構成する縁無しメガネにおけるレンズ止着構造において、レンズの両側部にはレンズ穴を設けて該レンズ穴には嵌合部材を嵌め、該嵌合部材は外周に複数の歯を有すと共に外径をテーパー状とした嵌合歯部と該嵌合歯部の端面に連結部を有し、各々の嵌合部材の連結部にはヨロイ及び連結部材を係合し、そして嵌合部材の中心穴にネジを挿通してナット締めしたことを特徴とする縁無しメガネのレンズ止着構造。
- 両レンズを連結部材の両サイドにネジ止めし、レンズ外側にはヨロイをネジ止めすると共に、該ヨロイにはツルを折畳み可能に取付けて構成する縁無しメガネにおけるレンズ止着構造において、レンズの両側部にはレンズ穴を設けて該レンズ穴には嵌合部材を嵌め、該嵌合部材は外周に複数の歯を有すと共に外径をテーパー状とした嵌合歯部と該嵌合歯部の端面に連結部を有し、各々の嵌合部材の連結部にはネジの頭を係合し、又ネジ頭には連結部材及びヨロイを係合すると共に嵌合部材の中心穴にネジを挿通してナット締めしたことを特徴とする縁無しメガネのレンズ止着構造。
- ネジ頭に貫通穴を設け、この穴にヨロイ及び連結部材の端部を挿入して締付けた請求項2記載の縁無しメガネのレンズ止着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34725699A JP3613668B2 (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 縁無しメガネにおけるレンズ止着構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34725699A JP3613668B2 (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 縁無しメガネにおけるレンズ止着構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001166264A JP2001166264A (ja) | 2001-06-22 |
JP3613668B2 true JP3613668B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=18388992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34725699A Expired - Fee Related JP3613668B2 (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 縁無しメガネにおけるレンズ止着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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KR100458377B1 (ko) * | 2001-10-10 | 2004-11-26 | 안광훈 | 무테안경 조립구조 |
KR20010088491A (ko) * | 2001-07-26 | 2001-09-28 | 손태선 | 톱니형 고정부를 갖는 무테 안경다리 및 안경코 |
JP2004126462A (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-22 | Vision Megane:Kk | 縁無し眼鏡のレンズ取付構造 |
-
1999
- 1999-12-07 JP JP34725699A patent/JP3613668B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2001166264A (ja) | 2001-06-22 |
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