JP3381160B2 - メガネのレンズ止着構造 - Google Patents

メガネのレンズ止着構造

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JP3381160B2
JP3381160B2 JP2000148043A JP2000148043A JP3381160B2 JP 3381160 B2 JP3381160 B2 JP 3381160B2 JP 2000148043 A JP2000148043 A JP 2000148043A JP 2000148043 A JP2000148043 A JP 2000148043A JP 3381160 B2 JP3381160 B2 JP 3381160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメガネのレンズの着
脱が容易であると共にガタ付くことなく安定して取付け
られるレンズの止着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の一般的な縁無しメガネを
示している具体例である。両レンズ(イ)、(イ)は連結部
材(ロ)によってネジ止めされ、レンズ(イ)、(イ)の外側
にはヨロイ(ハ)、(ハ)がネジ止めにて取着されている。
そして、このヨロイ(ハ)には継手部を介してツル(ニ)が
折畳み出来るように取付けされ、さらにレンズ(イ)の内
側には上記連結部材(ロ)から延びる脚先端に鼻当てパッ
ト(ホ)が設けられている。
【0003】ところで、両レンズ(イ)、(イ)は連結部材
(ロ)にてネジ止めされ、同じくヨロイ(ハ)はレンズ外側
にネジ止めされているが、1本のネジでレンズ(イ)と連
結固定する場合、ネジを中心として回転しない構造とし
なければならない。縁無しメガネではレンズの外周に当
接する当り片を連結部材並びにヨロイ(ハ)に設けること
で、レンズの回転を阻止した構造が採用されている。ま
た、ネジ穴を多角形断面、楕円形断面などに形成し、こ
のネジ穴に挿通するネジ断面も同じく多角形、楕円形と
することで回転を防止することが出来る。
【0004】又、実用新案登録第3009460号に係
る「ツーポイント眼鏡フレームのレンズ止着構造」に見
られるように、ネジ穴の内壁に食い込むことになる尖突
起を胴周に備えた嵌合部材を嵌めてネジ止めすることも
出来る。この嵌合部材は連結部材及びヨロイに固設さ
れ、ネジ締めと同時に尖突起がネジ穴の内壁に食い込む
ことでレンズの回転は防止される。
【0005】このように縁無しメガネと称される該メガ
ネのレンズの止着構造には色々な形態が知られている
が、基本的にはレンズを貫通した穴を形成し、この穴に
ネジを挿通して締め付けるといった構造である。しか
し、レンズにネジ穴を加工することは簡単ではなく、特
に湾曲したレンズ面に穴の位置を正しく定めることは容
易でない。
【0006】連結部材及びヨロイに当り片を設けてレン
ズの回転防止を図っている縁無しメガネでは、レンズの
ネジ穴の位置がズレるならば、当り片がレンズ外周に接
することが出来ず、レンズにガタ付きが発生する。そし
て縁無しメガネではフロント部に作用する力は全てレン
ズのネジ穴に高い応力となって集中することになり、そ
の結果、このネジ穴部分から亀裂が生じてレンズ割れを
生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の縁無
しメガネにおけるレンズ止着構造には上記のような問題
がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点で
あり、レンズに穴を貫通して形成することなく、そして
レンズ割れを極力防止することが出来るレンズの止着構
造を提供する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るメガネレンズ
止着構造はレンズにネジ穴を設けることなく、フロント
フレームに形成した挟持部によってレンズの両側部を挟
み込む構造としている。フロントフレームは連続した1
本の線材で構成され、連結部の両側にはリム片を形成す
ると共に、リム片の両側には上記挟持部を有している。
そしてリム片の外側にはヨロイ部が連続して形成され、
ヨロイ部先端にはツルが折畳み出来るように取付けられ
る。
【0009】ところで、上記挟持部は概略コ型を成して
いて上片と下片、及び前片と後片を有している。そこで
前片はレンズ正面に位置し、後片はレンズ裏面に位置し
てレンズを挟み込み、そして上片と下片はレンズ外周に
形成した凹溝に嵌ってレンズを支える。リム片はレンズ
外周に沿った弓型形状を成し、上片及び下片はリム片の
バネ性を利用して凹溝に嵌合する。又、両リム片を連結
している連結部には鼻当てパットを取付ける脚を成形す
ることもある。
【0010】ここで、レンズ外側に樹脂製の当り片を接
着し、この当り片に凹溝を形成することで挟持部の上片
及び下片が嵌るようにすることも出来る。又は、樹脂製
のリングをレンズに嵌め、この樹脂製リングの外側に凹
溝を形成して挟持部の上下片を嵌めることも出来る。す
なわち、レンズに直接凹溝を形成しないことでレンズは
さらに割れ難くなる。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】図1〜図3は本発明に係るレンズ止着構造を
用いて構成したメガネを示している。フロントフレーム
1は連続した1本の線材を曲げ成形して製作され、連結
部2の両側には弓型に湾曲したリム片3,3を有し、各
リム片3,3の両側には挟持部4,4を形成している。
そして外側の挟持部4,4からはヨロイ部6,6が連続
して延び、このヨロイ部6,6の先端にはツル7,7が
折畳み出来るように取付けられている。
【0012】そこで、レンズ5は上記両挟持部4,4間
に挟まれて取付けられ、特別なネジ止めはなく安定して
止着されている。リム片3は弓型に湾曲していて、レン
ズ5を両挟持部4,4間に嵌めることでリム片3の湾曲
度は小さくなる(引き伸ばされる)が、その結果、両挟持
部4,4はレンズ5にバネ力を付勢することになる。
【0013】図4はレンズ挟持部4,4の詳細を示して
いるが、挟持部4はレンズ側部を挟み込むことが出来る
形状を成し、上片8と下片9、及び前片10と後片11
を有している。そしてこれら上片8、前片10、下片
9、及び後片11はリム片3から連続して形成され、レ
ンズ5は前片10と後片11とで両面が挟まれ、そして
上片8と下片9はレンズ外周に設けた凹溝に嵌ることに
なる。
【0014】図5はレンズ5を単独で示しているが、レ
ンズ外周12には凹溝13a,13bが設けられてい
て、挟持部4の上片8は凹溝13aに嵌り、下片9は凹
溝13bに嵌合する。上下片8,9が凹溝13a,13
bに嵌合することでレンズ5は位置ズレすることなく挟
持部4に挟まれて支持される。そして、両挟持部4,4
間距離はレンズの幅寸法に対して小さくなっている為
に、レンズ5を嵌めることでリム片3は引き伸ばされて
両側からバネ力Pが働く。従って上下片8,9は凹溝1
3a,13bから外れることはない。
【0015】図6はツル継手構造の具体例であり、図3
におけるA部の展開図を示している。勿論、本発明では
同図に示すような継手構造に限定するものではないが、
ヨロイ部先端には軸穴15を持つリング14を形成し、
ツル端部はU型に折り返されて2箇所に軸穴15a,1
5bを有すリング16a,16bを形成している。
【0016】ツル端部に形成したリング16a,16b
の間にヨロイ端に形成した上記リング14を嵌め、そし
て間には樹脂製ワッシャ17,17を介在し、これらリ
ングの軸穴15,15…には下方からナット18を嵌め
ると共に、該ナット18のネジ穴にはネジ19を螺合し
て連結することが出来る。そしてツル端部をU型に折り
返してストッパー20を形成し、ツル7を開いた際には
該ストッパー20はヨロイ部6に当ってその開き度が規
制される。
【0017】ところで、この実施例ではフロントフレー
ム1に鼻当てパットを備えておらず、連結部2は図2に
示すように円弧を成している。すなわち、この連結部2
が直接鼻に当ってフロントフレーム1が支えられる構造
となっているが、別に鼻当てパットを取付けることも出
来る。鼻当てパットを取付ける為に別部品として製作し
た脚をロウ付けしてもよいが、図7に示すようにフロン
トフレーム1と共に、1本のワイヤーを曲げ成形して作
ることも出来る。すなわち、連結部2の両側に脚21,
21を成形し、この脚先端に鼻当てパット22,22が
取付けられる。
【0018】図8はレンズ5の別形態を示しているが、
レンズ外側に凹溝を直接形成しないで、凹溝13a,1
3bを形成した樹脂製の当り片23,23をレンズ外側
に接着する。したがって、挟持部4の上片8及び下片9
は当り片23の凹溝13a,13bに嵌り、レンズ5に
は直接接することはなく、レンズ割れを防止する上で一
段と効果がある。
【0019】図9はレンズ5のさらに別形態を示してい
る。レンズ5には樹脂製リング24が嵌っていて、この
樹脂製リング24の外側に凹溝13a,13bを形成し
ている。したがって、挟持部4の上片8及び下片9は樹
脂製リング24の凹溝13a,13bに嵌り、レンズ5
には直接接することはなく、レンズ割れを防止する上で
一段と効果がある。ここで、樹脂製リング24は樹脂製
メガネフレームのリムにレンズを嵌める場合と同じよう
に嵌めることが出来る。
【0020】以上述べたように、本発明のレンズ止着構
造はフロントフレームを1本のワイヤーを成形して製作
し、連結部の両側にはリム片を有すと共にリム片の外側
にはヨロイ部を形成し、そしてリム片の両側にはレンズ
を挟む挟持部を設けたものであり、次のような効果を得
ることが出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るレンズの止着構造はフロン
トフレームに形成した両挟持部にレンズを嵌めて支持す
ることが出来、従来の縁無しメガネのようにレンズにネ
ジ穴を貫通する必要はない。従って、ネジ穴に生じる亀
裂によってレンズ割れを発生したが、本発明ではレンズ
に高い応力が発生する箇所は無く、レンズ割れを防止す
る上で大きな効果がある。特に、レンズ外側に樹脂製の
当り片を接着したり、又は樹脂製のリングをレンズに嵌
め、これに挟持部の上下片が嵌る凹溝を形成するなら
ば、レンズ割れを無くす上で一段と大きな効果が得られ
る。
【0022】そして両挟持部はリム片のバネ性によって
レンズにバネ力が付勢され、挟持されるレンズがガタ付
くことはなく、又挟持部から外れることもない。そして
レンズは両挟持部を広げて簡単に嵌めることが出来、レ
ンズの着脱作業は極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ止着構造を有すメガネの正
面図。
【図2】本発明に係るレンズ止着構造を有すメガネの平
面図。
【図3】本発明に係るレンズ止着構造を有すメガネの側
面図。
【図4】レンズの挟持部を示す詳細図。
【図5】外周に凹溝を形成したレンズ。
【図6】ツル継手部の展開図。
【図7】フロントフレームに鼻当てパットを取付ける脚
を備えたメガネ。
【図8】レンズの別形態。
【図9】レンズの別形態。
【図10】従来の縁無しメガネ。
【符号の説明】
1 フロントフレーム 2 連結部 3 リム片 4 挟持部 5 レンズ 6 ヨロイ部 7 ツル 8 上片 9 下片 10 前片 11 後片 12 外周 13 凹溝 14 リング 15 軸穴 16 リング 17 ワッシャ 18 ナット 19 ネジ 20 ストッパー 21 脚 22 鼻当てパット 23 当り片 24 樹脂製リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 1/04 G02C 5/00 - 5/02 G02C 5/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガネのフロントフレームにレンズを止
    着する構造において、フロントフレームは1本の線材を
    曲げ成形して製作したものであり、連結部の両側にはリ
    ム片を有すと共に該リム片の両側には挟持部を形成し、
    そして外側の挟持部からは連続してヨロイ部を設け、上
    記両挟持部にてレンズを挟んで取付け、挟持部は上片と
    下片及び前片と後片からなり、前後片にてレンズを挟み
    込み、上下片はレンズ外側に形成した凹溝に嵌めること
    を特徴とするメガネのレンズ止着構造。
  2. 【請求項2】 レンズ外側に樹脂製の当り片を接着し、
    この当り片には挟持部の上下片が嵌る凹溝を形成した請
    求項1記載のメガネのレンズ止着構造。
  3. 【請求項3】 レンズ外周に樹脂製のリングを嵌め、こ
    の樹脂製リングの外側には挟持部の上下片が嵌る凹溝を
    形成した請求項1記載のメガネのレンズ止着構造。
  4. 【請求項4】 上記連結部の両側に脚を連続して形成
    し、この脚先端に鼻当てパットを取付けた請求項1、請
    求項2、又は請求項3記載のメガネのレンズ止着構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3055952U (ja) 1998-07-17 1999-02-02 株式会社理研オプテック 簡易メガネ

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