JP2003336622A - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2003336622A
JP2003336622A JP2002145023A JP2002145023A JP2003336622A JP 2003336622 A JP2003336622 A JP 2003336622A JP 2002145023 A JP2002145023 A JP 2002145023A JP 2002145023 A JP2002145023 A JP 2002145023A JP 2003336622 A JP2003336622 A JP 2003336622A
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JP2002145023A
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Tsuyoshi Watanabe
津代志 渡辺
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BISO JAPAN CO Ltd
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BISO JAPAN CO Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C5/00Constructions of non-optical parts
    • G02C5/22Hinges
    • G02C5/2281Special hinge screws

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回動を繰り返してもガタが生じることのない
蝶番を提供する。 【解決手段】 対向して設けられる一対の連結片3、6
を有する固定部材2と、固定部材2の一対の連結片3、
6間に回動自在に挿着される連結片11を有する可動部
材10と、固定部材2の連結片3、6と可動部材10の
連結片11との間を貫通する連結部材17とを備える。
連結部材17の雄ネジ21を可動部材10の連結片11
の雌ネジ15に螺合させ、連結部材17の両端部を固定
部材2の各連結片3、6に設けた貫通孔4、7内に遊嵌
させることにより、固定部材2と可動部材10とが連結
部材17を介して回動自在に連結される。固定部材2に
対して可動部材10と連結部材17とが一体となって相
対的に回動するので、連結部材17と可動部材10との
締結部に緩みが生じることはなく、固定部材2と可動部
材10との間にガタが生じることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの部材を相対
的に回動自在に連結する蝶番に関し、特に、二つの部材
を繰り返し相対的に回動させてもガタが生じることのな
い蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二つの部材、例えばメガネフレームのヨ
ロイとテンプルとを相対的に回動自在に連結する蝶番に
は種々のタイプのものがあり、例えば、図10に示すよ
うな蝶番31が一般に知られている。
【0003】すなわち、この蝶番31は、対向して設け
られる一対の連結片33、36を有する固定部材32
と、固定部材32の一対の連結片33、36間に回動自
在に挿着される連結片41を有する可動部材40と、固
定部材32の連結片33、36と可動部材40の連結片
41とを回動自在に連結する連結部材であるネジ47と
を備えている。
【0004】この場合、固定部材32の一方の連結片3
3には貫通孔34が貫通した状態で設けられ、他方の連
結片36にはネジ孔37が貫通した状態で設けられ、可
動部材40の連結片41には貫通孔42が貫通した状態
で設けられている。
【0005】なお、固定部材32及び可動部材40がチ
タン等から形成される場合には、可動部材40の連結片
41と固定部材32の連結片33、36との間にそれぞ
れ洋白等からなるワッシャ48が介装されるようになっ
ている。
【0006】そして、固定部材32の連結片33、36
間に可動部材40の連結片41を挿着し、固定部材32
の一方の連結片33の貫通孔34及び可動部材40の連
結片41の貫通孔42内にネジ47を挿通させ、ネジ4
7の先端部を固定部材32の他方の連結片36のネジ孔
37に螺合させ、所定のトルクで締付けることで、固定
部材32と可動部材40とが相対的に回動自在に連結さ
れ、固定部材32が取り付けられるヨロイ(図示せず)
と可動部材40が取り付けられるテンプル(図示せず)
とが相対的に回動自在となるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の蝶番31にあっては、ヨロイに対してテン
プルを回動させたときに、可動部材40の連結片41が
ネジ47の周面を回動することになるので、ネジ47に
緩む方向への力が加わってしまう。このため、ヨロイに
対してテンプルを繰り返し回動させることにより、ネジ
47に次第に緩みが生じ、短期間でヨロイとテンプルと
の間にガタが生じてしまう。このため、定期的にネジ4
7を増し締めして緩みが発生するのを防止しなければな
らず、そのメンテナンスに手間がかかることになる。さ
らに、固定部材32及び可動部材40をチタン等で形成
した場合には、固定部材32の連結片33、36と可動
部材40の連結片41との間にカジリが生じるのを防止
するため、潤滑を目的とした洋白等からなるワッシャ4
8を介在させなければならないため、構造が複雑にな
り、部品点数が増えてしまい、加工、組立てに手間がか
かることになる。
【0008】本発明は、前記のような従来のもののもつ
問題を解決したものであって、回動を繰り返しても、二
つの部材間にガタが生じることがなく、長期的に安定し
た性能が得られる蝶番を提供することを目的とするもの
である。また、構造を簡単にすることができるととも
に、部品点数を少なくすることができて、加工、組立て
を容易にすることができる蝶番を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、対向して設けられる一対の連結
片を有する固定部材と、前記一対の連結片間に回動自在
に挿着される連結片を有する可動部材と、前記固定部材
の連結片と前記可動部材の連結片との間を貫通し、それ
らを回動自在に連結する連結部材とを備えた蝶番であっ
て、前記連結部材と前記可動部材の連結片とを締結手段
により一体に締結し、前記固定部材の一対の連結片に対
して前記連結部材と前記可動部材の連結片とを一体に相
対的に回動自在とした手段を採用したものである。ま
た、前記締結手段は、前記連結部材の前記可動部材の連
結片に対応する部分に螺設される雄ネジと、前記可動部
材の連結片の前記連結部材に対応する部分に螺設される
とともに、前記雄ネジと相互に螺合可能な雌ネジとから
なる手段を採用したものである。さらに、前記連結部材
の前記固定部材の各連結片に対応する部分を、各連結片
に設けた貫通孔内に遊嵌させた手段を採用したものであ
る。
【0010】さらに、対向して設けられる一対の連結片
を有する固定部材と、前記一対の連結片間に回動自在に
挿着される連結片を有する可動部材と、前記固定部材の
連結片と前記可動部材の連結片との間を貫通し、それら
を回動自在に連結する連結部材とを備えた蝶番であっ
て、前記連結部材と前記固定部材の少なくとも一方の連
結片との間を固着手段により一体に固着し、前記連結部
材と前記可動部材の連結片との間を締結手段により相対
的に回動自在に締結し、前記可動部材の連結片に対して
前記固定部材の一対の連結片と連結部材とを一体に相対
的に回動自在とした手段を採用したものである。さら
に、前記固着手段は、前記連結部材と前記固定部材の少
なくとも一方の連結片との間をかしめ付けにより固着す
るものであり、前記締結手段は、前記連結部材の前記可
動部材の連結片に対応する部分に螺設される雄ネジと、
前記可動部材の連結片の前記連結部材に対応する部分に
螺設されるとともに、前記雄ネジと相互に螺合可能な雌
ネジとからなるものである手段を採用したものである。
さらに、前記可動部材の連結片と前記固定部材の一方の
連結片との間に、前記可動部材の連結片を前記固定部材
の他方の連結片の方向に付勢する付勢部材を設けた手段
を採用したものである。
【0011】
【作用】本発明は、上記のような手段を採用したことに
より、連結部材と可動部材の連結片とは締結手段によっ
て一体に締結されることになるので、固定部材の連結片
に対して連結部材と可動部材の連結片とが一体に相対的
に回動自在となる。この場合、連結部材と可動部材の連
結片とは、連結部材側に設けた雄ネジと可動部材の連結
片側に設けた雌ネジとを相互に螺合させることにより、
一体に締結されることになる。また、連結部材と固定部
材の一対の連結片とは、連結部材を固定部材の各連結片
に設けた貫通孔内に遊嵌させることにより、相対的に回
動自在となる。
【0012】また、連結部材と固定部材の少なくとも一
方の連結片との間は固着手段により一体に固着され、連
結部材と可動部材の連結片との間は締結手段により相対
的に回動自在に締結されることになるので、可動部材の
連結片に対して固定部材の一対の連結片と連結部材とが
一体に相対的に回動自在となる。この場合、連結部材と
固定部材の少なくとも一方の連結片との間は、かしめ付
けにより固着され、連結部材と可動部材の連結片とは、
連結部材側に設けた雄ネジと可動部材の連結片側に設け
た雌ネジとを相互に螺合させることにより、相対的に回
動自在に締結されることになる。また、可動部材の連結
片と固定部材の一方の連結片との間の付勢部材により、
可動部材の連結片が固定部材の他方の連結片の方向に付
勢されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態について説明する。図1〜図7には、本発明による
蝶番の第1の実施の形態が示されていて、この蝶番1
は、固定部材2と可動部材10と連結部材17とを備え
ている。
【0014】固定部材2は、図2及び図3に示すよう
に、所定の間隔をおいて対向して設けられる一対の略円
板状の連結片3、6と、両連結片3、6の根元部に一体
に設けられる台座部5とからなるものであって、両連結
片3、6の中央部には軸線方向に貫通する貫通孔4、7
が設けられるようになっている。この場合、一方の連結
片3の貫通孔4の方が他方の連結片6の貫通孔7よりも
大径に形成されるようになっている。他方の連結片6の
貫通孔7の一方の開口端部(一方の連結片3と反対側の
開口端部)は、一回り大きい段部8に形成されるように
なっている。
【0015】可動部材10は、図4及び図5に示すよう
に、略円板状の連結片11と、連結片11の根元部に一
体に設けられる台座部16とからなるものであって、連
結片11の中央部には軸線方向に貫通する孔12が設け
られ、この孔12の内周面は、大径部13と大径部13
よりも小径の小径部14の2段に形成され、小径部14
の内周面に雌ネジ15が螺設されるようになっている。
【0016】連結部材17は、図6及び図7に示すよう
に、棒状をなすものであって、外周面は、大径部18と
大径部18よりも小径の中径部20と中径部20よりも
小径の小径部22の3段に形成され、大径部18の端面
に所定の幅、深さのI型溝19が設けられるようになっ
ている。
【0017】大径部18は、固定部材2の一方の連結片
3の貫通孔4内に遊嵌し得る大きさに形成されるように
なっている。大径部18は、固定部材2の一方の連結片
3の貫通孔4よりも若干長く形成されている。
【0018】中径部20の周面には全体に渡って雄ネジ
21が螺設され、この雄ネジ21は可動部材10の連結
片11の孔の小径部14の雌ネジ15に螺合し得る大き
さに形成されるようになっている。中径部20は、可動
部材10の連結片11の小径部14よりも若干長く形成
され、小径部22との境界部が可動部材10の連結片1
1の大径部13内に位置するようになっている。
【0019】小径部22は、固定部材2の他方の連結片
6の貫通孔7内に遊嵌し得る大きさに形成されるように
なっている。小径部22は、固定部材2の他方の連結片
6の貫通孔7よりも若干長く形成されるようになってい
る。
【0020】そして、図1に示すように、上記のように
構成した固定部材2の一対の連結片3、6間に可動部材
10の連結片11を挿入し、固定部材2の一対の連結片
3、6と可動部材10の連結片11とを連結部材17を
介して相対的に回動自在に連結する。
【0021】具体的には、連結部材17を小径部22側
から固定部材2の一方の連結片3の貫通孔4内に挿入
し、大径部18の端面のI型溝19内にネジ回し等の専
用の工具(図示せず)を差込み、専用の工具により連結
部材17を回転させ、中径部20の雄ネジ21を可動部
材10の連結片11の雌ネジ15に螺着させ、大径部1
8の中径部20との境界面が可動部材10の連結片11
側に圧接されるまで所定のトルクで締付ける。
【0022】この場合、連結部材17の大径部18は、
固定部材2の一方の連結片3の貫通孔4内に遊嵌され、
小径部22は固定部材2の他方の連結片6の貫通孔7内
に遊嵌され、先端部が貫通孔7から外方に所定の長さ突
出した状態となる。
【0023】このようにして、固定部材2の一対の連結
片3、6と可動部材10の連結片11とが連結部材17
を介して相対的に回動自在に連結されるものである。
【0024】上記のように構成したこの実施の形態によ
る蝶番1にあっては、連結部材17の中径部20の雄ネ
ジ21が可動部材10の連結片11の雌ネジ15に螺着
され、大径部18が固定部材2の一方の連結片3の貫通
孔4内に遊嵌され、小径部22が固定部材2の他方の連
結片6の貫通孔7内に遊嵌されることになるので、固定
部材2と可動部材10とを相対的に回動させたときに、
可動部材10の連結片11と連結部材17とが一体とな
って固定部材2の一対の連結片3、6に対して相対的に
回動することになる。
【0025】従って、例えば、図示はしないが、固定部
材2の台座部5をメガネフレームのヨロイ側に連結し、
可動部材10の台座部16をテンプル側に連結し、固定
部材2の一対の連結片3、6と可動部材10の連結片1
1とを連結部材17によって回動自在に連結することに
より、ヨロイに対してテンプルを相対的に回動させるこ
とを繰り返しても、連結部材17の雄ネジ21と可動部
材10の連結片11の雌ネジ15との間の緩みが生じる
ようなことはなく、固定部材2と可動部材10との間に
雄ネジ21と雌ネジ15との緩みによるガタが生じるこ
とはなくなる。この結果、連結部材17を増し締めする
ようなメンテナンスが不要となるので、メンテナンスフ
リーの状態で長期的に安定した性能が得られることにな
る。
【0026】さらに、可動部材10及び固定部材2がチ
タン等から形成されるものであっても、可動部材10の
連結片11と固定部材2の連結片3、6との間にワッシ
ャを介在させる必要がないので、構造を簡単にすること
ができ、部品点数を少なくすることができ、加工、組立
てを容易にすることができることになる。
【0027】なお、この実施の形態による蝶番1をメガ
ネフレーム以外の他の公知の二つの部材の連結に使用し
ても良いものであり、その場合にも同様の作用効果を奏
することは勿論のことである。
【0028】図8及び図9には、本発明による蝶番の第
2の実施の形態が示されていて、この蝶番25は、連結
部材17の大径部18と固定部材2の一方の連結片3の
貫通孔4との間、及び小径部22と他方の連結片6の貫
通孔7との間を固着手段であるかしめ付け27によりそ
れぞれ一体に固着し、固定部材2の他方の連結片6の端
面と可動部材10の連結片11の端面との間に付勢部材
であるアール付きワッシャ26を介装させ、アール付き
ワッシャ26の付勢力により可動部材10の連結片11
の端面を固定部材2の他方の連結片6の端面に圧接した
ものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に
示すものと同様である。
【0029】そして、上記のように構成したこの実施の
形態による蝶番25にあっては、連結部材17の大径部
18が固定部材2の一方の連結片3に固着され、小径部
22が他方の連結片6に固着され、中径部20と可動部
材10の連結片11との間はフリーの状態となっている
ので、中径部20の雄ネジ21に対して可動部材10の
連結片11の雌ネジ15が相対的に回動自在となる。し
かも、付勢部材であるアール付きワッシャ26の付勢力
により適当な「アガキ」を有することになる。
【0030】従って、例えば、図示はしないが、固定部
材2の台座部5をメガネフレームのヨロイ側に連結し、
可動部材10の台座部16をテンプル側に連結し、ヨロ
イに対してテンプルを相対的に回動させることを繰り返
しても、連結部材17の大径部18と固定部材2の一方
の連結片3との間、及び小径部22と固定部材2の他方
の連結片6との間に緩みが生じるようなことはなく、雄
ネジ21と可動部材10の連結片11の雌ネジ15とは
適当な「アガキ」を有した状態で滑らかに相対的に回動
することになる。この結果、連結部材17を増し締めす
るようなメンテナンスが不要となるので、メンテナンス
フリーの状態で長期的に安定した性能が得られることに
なる。
【0031】なお、この実施の形態においては、連結部
材17の大径部18と固定部材2の一方の連結片3との
間、及び小径部22と他方の連結片6との間の両方をか
しめ付け27によって固着させたが、何れか一方をかし
め付けによって固着させるように構成しても良いもので
あり、その場合にも同様の作用効果を奏するものであ
る。また、固着手段はかしめ付け27に限らず、他の公
知の手段(例えば溶接等)でも良い。さらに、この実施
の形態による蝶番25をメガネフレーム以外の他の公知
の二つの部材の連結に使用しても良いものであり、その
場合にも同様の作用効果を奏することは勿論のことであ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は、請求項1のように構成したこ
とにより、可動部材の連結片と連結部材とは、締結手段
により一体に締結されることになるので、固定部材と可
動部材とを相対的に回動させるときに、可動部材の連結
片と連結部材とが一体となって固定部材の連結片に対し
て相対的に回動することになる。従って、連結部材と可
動部材の連結片との締結部に緩みが生じる方向への力が
加わることはないので、固定部材と可動部材とを相対的
に回動させることを繰り返しても、固定部材と可動部材
との間にガタが生じることはなく、長期的に安定した性
能が得られることになる。この結果、例えばメガネフレ
ームのヨロイとテンプルとの連結に使用した場合には、
ネジを増し締めするような煩雑なメンテナンスが不要と
なり、メンテナンスフリーの状態で長期的に安定した性
能が得られることになる。さらに、可動部材及び固定部
材をチタン等で形成した場合であっても、可動部材の連
結片と固定部材の連結片との間に潤滑を目的としたワッ
シャを介在させる必要がないので、構造を簡単にするこ
とができ、部品点数を少なくすることができ、加工、組
立てを容易にすることができることになる。
【0033】また、請求項2のように構成したことによ
り、可動部材の連結片と連結部材とは、連結部材の雄ネ
ジと可動部材の連結片の雌ネジとを相互に螺合させるこ
とにより一体に締結されることになるので、固定部材と
可動部材とを相対的に回動させるときに、可動部材の連
結片と連結部材とが一体となって固定部材の連結片に対
して相対的に回動することになる。従って、連結部材と
可動部材の連結片との締結部に緩みが生じる方向への力
が加わることはないので、固定部材と可動部材とを相対
的に回動させることを繰り返しても、固定部材と可動部
材との間にガタが生じることはなく、長期的に安定した
性能が得られることになる。この結果、例えばメガネフ
レームのヨロイとテンプルとの連結に使用した場合に
は、ネジを増し締めするような煩雑なメンテナンスが不
要となり、メンテナンスフリーの状態で長期的に安定し
た性能が得られることになる。さらに、可動部材及び固
定部材をチタン等で形成した場合であっても、可動部材
の連結片と固定部材の連結片との間に潤滑を目的とした
ワッシャを介在させる必要がないので、構造を簡単にす
ることができ、部品点数を少なくすることができ、加
工、組立てを容易にすることができることになる。
【0034】さらに、請求項3のように構成したことに
より、可動部材の連結片と連結部材とは、連結部材の雄
ネジと可動部材の連結片の雌ネジとを相互に螺合させる
ことにより一体に締結されるとともに、連結部材と固定
部材の連結片とは、連結部材を固定部材の連結片に設け
た貫通孔内に遊嵌させることにより相対的に回動自在と
なるので、固定部材と可動部材とを相対的に回動させる
ときに、可動部材の連結片と連結部材とが一体となって
固定部材の連結片に対して相対的に回動することにな
る。従って、連結部材と可動部材の連結片との締結部に
緩みが生じる方向への力が加わることはないので、固定
部材と可動部材とを相対的に回動させることを繰り返し
ても、固定部材と可動部材との間にガタが生じることは
なく、長期的に安定した性能が得られることになる。こ
の結果、例えばメガネフレームのヨロイとテンプルとの
連結に使用した場合には、ネジを増し締めするような煩
雑なメンテナンスが不要となり、メンテナンスフリーの
状態で長期的に安定した性能が得られることになる。さ
らに、可動部材及び固定部材をチタン等で形成した場合
であっても、可動部材の連結片と固定部材の連結片との
間に潤滑を目的としたワッシャを介在させる必要がない
ので、構造を簡単にすることができ、部品点数を少なく
することができ、加工、組立てを容易にすることができ
ることになる。
【0035】さらに、請求項4のように構成したことに
より、連結部材と固定部材の少なくとも一方の連結片と
の間は固着手段により一体に固着され、連結部材と可動
部材の連結片との間は締結手段により相対的に回動自在
に締結されることになるので、固定部材と可動部材とを
相対的に回動させるときに、可動部材の連結片に対して
連結部材と固定部材の連結片とが一体となって相対的に
回動することになる。従って、連結部材と固定部材との
間に緩みが生じることがないので、固定部材と可動部材
とを相対的に回動させることを繰り返しても、固定部材
と可動部材との間にガタが生じることはなく、長期的に
安定した性能が得られることになる。この結果、例えば
メガネフレームのヨロイとテンプルとの連結に使用した
場合には、ネジを増し締めするような煩雑なメンテナン
スが不要となり、メンテナンスフリーの状態で長期的に
安定した性能が得られることになる。
【0036】さらに、請求項5のように構成したことに
より、連結部材と固定部材の少なくとも一方の連結片と
の間はかしめ付けにより固着され、連結部材の雄ネジと
可動部材の連結片の雌ネジとは相対的に回動自在に締結
されることになるので、固定部材と可動部材とを相対的
に回動させるときに、可動部材の連結片に対して連結部
材と固定部材の連結片とが一体となって相対的に回動す
ることになる。従って、連結部材と固定部材の連結片と
の間に緩みが生じることがないので、固定部材と可動部
材とを相対的に回動させることを繰り返しても、固定部
材と可動部材との間にガタが生じることはなく、長期的
に安定した性能が得られることになる。この結果、例え
ばメガネフレームのヨロイとテンプルとの連結に使用し
た場合には、ネジを増し締めするような煩雑なメンテナ
ンスが不要となり、メンテナンスフリーの状態で長期的
に安定した性能が得られることになる。
【0037】さらに、請求項6のように構成したことに
より、可動部材の連結片と固定部材の一方の連結片との
間に介装した付勢部材により、可動部材の連結片が固定
部材の他方の連結片の方向に付勢されることになる。従
って、連結部材と固定部材の連結片との間に緩みが生じ
ることがないので、固定部材と可動部材とを相対的に回
動させることを繰り返しても、固定部材と可動部材との
間にガタが生じることはなく、長期的に安定した性能が
得られることになる。この結果、例えばメガネフレーム
のヨロイとテンプルとの連結に使用した場合には、ネジ
を増し締めするような煩雑なメンテナンスが不要とな
り、メンテナンスフリーの状態で長期的に安定した性能
が得られることになる。また、付勢部材の付勢力により
適当な「アガキ」を有することになるので、滑らかな回
動が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蝶番の第1の実施の形態を示した
説明図であって、組立てた状態を示した断面図である。
【図2】図1に示す固定片の平面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図1に示す固定片の平面図である。
【図5】図4の左側面図である。
【図6】図1に示す連結部材の平面図である。
【図7】図6の左側面図である。
【図8】本発明による蝶番の第2の実施の形態を示した
説明図であって、組立てた状態を示した断面図である。
【図9】第2の実施の形態の蝶番の固定部材と可動部材
と連結部材と付勢部材との関係を示した斜視図である。
【図10】従来の蝶番の一例を示した説明図であって、
組立てた状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1、25、31……蝶番 2、32……固定部材 3、33……一方の連結片 4、7、34、42……貫通孔 5、16……台座部 6、36……他方の連結片 8……段部 10、40……可動部材 11、41……連結片 12……孔 13、18……大径部 14、22……小径部 15……雌ネジ 17……連結部材 19……I型溝 20……中径部 21……雄ネジ 26……ワッシャ 27……固着手段(かしめ付け) 37……ネジ孔 47……連結部材(ネジ) 48……ワッシャ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して設けられる一対の連結片を有す
    る固定部材と、前記一対の連結片間に回動自在に挿着さ
    れる連結片を有する可動部材と、前記固定部材の連結片
    と前記可動部材の連結片との間を貫通し、それらを回動
    自在に連結する連結部材とを備えた蝶番であって、前記
    連結部材と前記可動部材の連結片とを締結手段により一
    体に締結し、前記固定部材の一対の連結片に対して前記
    連結部材と前記可動部材の連結片とを一体に相対的に回
    動自在としたことを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】 前記締結手段は、前記連結部材の前記可
    動部材の連結片に対応する部分に螺設される雄ネジと、
    前記可動部材の連結片の前記連結部材に対応する部分に
    螺設されるとともに、前記雄ネジと相互に螺合可能な雌
    ネジとからなることを特徴とする請求項1に記載の蝶
    番。
  3. 【請求項3】 前記連結部材の前記固定部材の各連結片
    に対応する部分を、各連結片に設けた貫通孔内に遊嵌さ
    せたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蝶番。
  4. 【請求項4】 対向して設けられる一対の連結片を有す
    る固定部材と、前記一対の連結片間に回動自在に挿着さ
    れる連結片を有する可動部材と、前記固定部材の連結片
    と前記可動部材の連結片との間を貫通し、それらを回動
    自在に連結する連結部材とを備えた蝶番であって、前記
    連結部材と前記固定部材の少なくとも一方の連結片との
    間を固着手段により一体に固着し、前記連結部材と前記
    可動部材の連結片との間を締結手段により相対的に回動
    自在に締結し、前記可動部材の連結片に対して前記固定
    部材の一対の連結片と連結部材とを一体に相対的に回動
    自在としたことを特徴とする蝶番。
  5. 【請求項5】 前記固着手段は、前記連結部材と前記固
    定部材の少なくとも一方の連結片との間をかしめ付けに
    より固着するものであり、前記締結手段は、前記連結部
    材の前記可動部材の連結片に対応する部分に螺設される
    雄ネジと、前記可動部材の連結片の前記連結部材に対応
    する部分に螺設されるとともに、前記雄ネジと相互に螺
    合可能な雌ネジとからなるものであることを特徴とする
    請求項4に記載の蝶番。
  6. 【請求項6】 前記可動部材の連結片と前記固定部材の
    一方の連結片との間に、前記可動部材の連結片を前記固
    定部材の他方の連結片の方向に付勢する付勢部材を設け
    たことを特徴とする請求項4又は5に記載の蝶番。
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