JP2008185951A - 蝶番 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動を繰り返しても、二つの部材20、30間にガタが生じず、長期間安定して適当な「アガキ」が得られる蝶番10を提供する。
【解決手段】対向して設けられる一対の連結片21、22を有する固定部材20と、連結片21、22間に挿着される連結片31を有する可動部材30と、固定部材20に固着される軸体40とを備え、連結片31に設けられた貫通孔に軸体40を挿通する。そして、軸体40が鞘体50を備え、該鞘体50の外表面を摺動面としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、二つの部材を相対的に回動自在に連結する蝶番に関し、特に、二つの部材を繰り返し相対的に回動させてもガタが生じることのない蝶番に関する。
二つの部材、例えばメガネフレームのヨロイとテンプルとを相対的に回動自在に連結する蝶番には種々のタイプのものがあり、例えば、図7に示すような蝶番110が一般に知られている。すなわち、この蝶番110は、対向して設けられる一対の連結片121、122を有する固定部材120と、固定部材120の一対の連結片121、122間に回動自在に挿着される連結片131を有する可動部材130と、固定部材120の連結片121、122と可動部材130の連結片131とを回動自在に連結する連結部材であるネジ140とを備えている。
この場合、固定部材120の一方の連結片121には貫通孔123が貫通した状態で設けられ、他方の連結片122にはネジ孔124が貫通した状態で設けられ、可動部材130の連結片131には貫通孔132が貫通した状態で設けられている。なお、固定部材120及び可動部材130がチタン等から形成されている場合には、可動部材130の連結片131と固定部材120の連結片121、122との間にそれぞれ洋白等からなるワッシャ141が介装されるようになっている。
そして、固定部材120の連結片121、122間に可動部材130の連結片131を挿着し、固定部材120の一方の連結片121の貫通孔123及び可動部材130の連結片131の貫通孔132内にネジ140を挿通させ、ネジ140の先端部を固定部材120の他方の連結片122のネジ孔124に螺合させ、所定のトルクで締付けることで、固定部材120と可動部材130とが相対的に回動自在に連結され、固定部材120が取り付けられるヨロイ(図示せず)と可動部材130が取り付けられるテンプル(図示せず)とが相対的に回動自在となるものである。そして、固定部材120の対向する連結片121、122間の距離をネジ140により調整することにより、またワッシャ141の作用により、適当な「アガキ」が得られる構造となっている。
しかしながら、上記のような構成の蝶番110にあっては、ヨロイに対してテンプルを回動させたときに、可動部材130の連結片131がネジ140の周辺を回動することになるので、ネジ140に緩む方向への力が加わってしまう。このため、ヨロイに対してテンプルを繰り返し回動させることにより、ネジ140に次第に緩みが生じて「アガキ」が消滅し、短期間でヨロイとテンプルとの間にガタが生じてしまう。
この問題を解決するために、特許文献1には、連結部材と固定部材の少なくとも一方の連結片との間を固着手段により一体に固着した蝶番が提案されている。
そして、付勢力のあるワッシャを併用することにより、固定部材の連結片間距離が多少広くなっても、適当な「アガキ」が得られることになる。しかしながら、可動部材の連結片に雌ネジを形成すると共に連結部材に雄ネジを形成して両ネジを螺合させるなど、加工及び組み立てに手間がかかる蝶番となっている。
特開2003−336622号公報
したがって、本発明の目的は、回動を繰り返しても、二つの部材間にガタが生じることがなく、長期間安定して適当な「アガキ」が得られる蝶番を提供することにある。また、構造が簡単であると共に加工、組み立てが容易にできる蝶番を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に係る蝶番は、対向して設けられる一対の連結片を有する固定部材と、前記一対の連結片間に挿着される連結片を有する可動部材と、前記固定部材に固着される軸体とを備え、前記可動部材の連結片に設けられた貫通孔に前記軸体を挿通することにより前記固定部材と前記可動部材とが相対的に回動自在となっている蝶番であって、前記軸体が鞘体を備え、該鞘体の外表面を摺動面とする手段を採用している。また、本発明の請求項2に係る蝶番は、対向して隣り合うn個の連結片を有する固定部材と、前記n個の連結片間に挿着されるn−1個の連結片を有する可動部材と、前記固定部材に固着される軸体とを備え、前記可動部材のn−1個の連結片に設けられた貫通孔に前記軸体を挿通することにより、前記固定部材と前記可動部材とが相対的に回動自在となっている蝶番であって、前記軸体が鞘体を備え、該鞘体の外表面を摺動面とする手段を採用している。
また、本発明の請求項3に係る蝶番は、請求項1又は2に記載の蝶番において、前記鞘体が、樹脂製である手段を採用している。また、本発明の請求項4に係る蝶番は、請求項1乃至3の何れかに記載の蝶番において、前記各部品を組み立てる前において、前記鞘体の内径が前記軸体の外径よりも小さい手段を採用している。また、本発明の請求項5に係る蝶番は、請求項1乃至4の何れかに記載の蝶番において、前記各部品を組み立てる前において、前記鞘体の外径が前記可動部材の前記貫通孔の直径よりも小さい手段を採用している。また、本発明の請求項6に係る蝶番は、請求項1乃至5の何れかに記載の蝶番において、前記軸体が、パイプ状である手段を採用している。また、本発明の請求項7に係る蝶番は、請求項1乃至6に記載の蝶番において、前記軸体が、軸方向にスリットが設けられたパイプ状である手段を採用している。
本発明の蝶番は、上記の手段を採用することにより、回動を繰り返しても、二つの部材間にガタが生じることがなく、長期間安定して適当な「アガキ」を得ることができる。実際に、2万回もの回動を繰り返した試験の後においても、試験前とほぼ同様の「アガキ」が得られた。また、本発明の蝶番は、構造が簡単であると共に加工、組み立てを容易に行うことができる。
以下、本発明の実施例を図1〜6により説明するが、これらの図は本願発明を何ら限定するものではない。
本発明の蝶番10は、対向して設けられる一対の連結片21、22を有する固定部材20と、前記一対の連結片21、22間に挿着される連結片31を有する可動部材30と、前記固定部材20に固着される軸体40とを備え、前記可動部材30の連結片31に設けられた貫通孔32に前記軸体40を挿通することにより前記固定部材20と前記可動部材30とが相対的に回動自在となっている。そして、前記軸体40が鞘体50を備え、該鞘体50の外表面を摺動面としていることを特徴としている。
図1〜6に示す実施例では、固定部材20が2個の連結片21、22を備え、可動部材30が1個の連結片31を備えている場合を示している。しかし、連結片の数は、例えば、固定部材の連結片を3個とし可動部材の連結片を2個とすることも可能である。或いは、固定部材の連結片を4個とし可動部材の連結片を3個とすることも可能である。すなわち、一般的に、固定部材の連結片をn個とし可動部材の連結片をn−1個とすることができる。
この場合、本発明の蝶番は、対向して隣り合うn個の連結片を有する固定部材と、前記n個の連結片間に挿着されるn−1個の連結片を有する可動部材と、前記固定部材に固着される軸体とを備え、前記可動部材のn−1個の連結片に設けられた貫通孔に前記軸体を挿通することにより、前記固定部材と前記可動部材とが相対的に回動自在となっている蝶番である。そして、前記軸体が鞘体を備え、該鞘体の外表面を摺動面とすることを特徴とする蝶番である。図1〜6に示す実施例はnが2の場合であり、以下の説明はこの場合について行うこととし、他の場合については同様であるため、詳細な説明を省略する。
固定部材20の一対の連結片21、22には、それぞれ貫通孔23、24が設けられている。可動部材30の連結片31には、貫通孔32が設けられている。そして、固定部材20の連結片21、22間に可動部材30の連結片31を挿着し、各貫通孔23、32、24に軸体40を挿通させ、固着手段により固定部材20に軸体40を固着することで、固定部材20と可動部材30とが相対的に回動自在に連結され、固定部材20が取り付けられるヨロイ(図示せず)と可動部材30が取り付けられるテンプル(図示せず)とが相対的に回動自在となるものである。
固着手段としては、かしめ付けする方法や、接着する方法、或いはネジを形成して螺合する方法等が有効である。軸体40は、図4(a)に示すような棒状とすることができる。また、図4(b)に示すようなパイプ状とすることにより、容易にかしめ付けすることができるのでより好ましい。さらに、図4(c)に示すように軸方向にスリットが設けられたパイプ状とすることにより、半径方向に大きな反力を永久的に与えることができるので、最も好ましい。
鞘体50は、樹脂製とすることが好ましく、特に、弾力性及び耐摩耗性に優れたポリエステル又はポリプロピレンとすることが好ましい。鞘体50は、図5に示すような短管状であり、可動部材30の連結片31の厚みにほぼ等しい長さとすることが好ましい。また、鞘体50は、軸体40により強固に保持されることが好ましい。したがって、これらの部品を組み立てる前においては、鞘体50の内径dが、軸体40の外径Bよりも小さいことが好ましい。
本発明の蝶番10は、鞘体50の外表面を摺動面とすることを特徴とするものである。すなわち、蝶番10を組み立てたときに、鞘体50の外表面と可動部材30の貫通孔32の内面との間に、適当な「アガキ」を得ることが必要である。鞘体50の外径Dは、軸体40を挿通することにより拡大する。したがって、これらの部品を組み立てる前においては、鞘体50の外径Dが、可動部材30の貫通孔32の直径Aよりも少し小さいことが好ましい。
本発明の蝶番10は、図1に示すように構造が簡単である。また同時に、その加工及び組み立てが容易にできるものであり、図6にそれを示す。最初に、図6(a)に示すように、固定部材20の連結片21、22間に可動部材30の連結片31を挿着する。このとき、可動部材30の貫通孔32には鞘体50を入れた状態としておく。
次に、先端を細く形成すると共に充分な長さを有する軸体40を用意し、図6(a)のように位置させる。そして、図6(b)に示すように、軸体40を後端部から押し込むことにより、貫通孔23、24に挿通される。さらに、突出した先端部を切断し、かしめ付け等の固着手段により軸体40を固定部材20に固着させる。
このとき、鞘体50は軸体40により半径方向に拡大され、軸体40によって強固に保持された状態とすることができる。さらに、鞘体50の外径も拡大されるので、その外表面が可動部材30の貫通孔32の内表面に対して適度に密着した状態とすることができる。したがって、鞘体50の外表面と貫通孔32の内表面とが摺動面となり、適当な「アガキ」が得られることになる。
本発明の蝶番の実施の形態を示した説明図であって、組み立てた状態を示した断面図である。 図1に示す固定部材の平面図及び側面図である。 図1に示す可動部材の平面図及び側面図である。 図1に示す軸体の平面図及び側面図である。 図1に示す鞘体の平面図及び側面図である。 図1に示す蝶番の組み立ての様子を示す断面図である。 従来の蝶番の一例を示した説明図であって、組み立てた状態を示した断面図である。
符号の説明
10、110 蝶番
20、120 固定部材
21、22、31、121、122、131 連結片
23、24、32、123、132 貫通孔
30、130 可動部材
40 軸体
50 鞘体
124 ネジ孔
140 ネジ
141 ワッシャ

Claims (7)

  1. 対向して設けられる一対の連結片を有する固定部材と、前記一対の連結片間に挿着される連結片を有する可動部材と、前記固定部材に固着される軸体とを備え、前記可動部材の連結片に設けられた貫通孔に前記軸体を挿通することにより前記固定部材と前記可動部材とが相対的に回動自在となっている蝶番であって、前記軸体が鞘体を備え、該鞘体の外表面を摺動面とすることを特徴とする蝶番。
  2. 対向して隣り合うn個の連結片を有する固定部材と、前記n個の連結片間に挿着されるn−1個の連結片を有する可動部材と、前記固定部材に固着される軸体とを備え、前記可動部材のn−1個の連結片に設けられた貫通孔に前記軸体を挿通することにより、前記固定部材と前記可動部材とが相対的に回動自在となっている蝶番であって、前記軸体が鞘体を備え、該鞘体の外表面を摺動面とすることを特徴とする蝶番。
  3. 前記鞘体が、樹脂製であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蝶番。
  4. 前記各部品を組み立てる前において、前記鞘体の内径が前記軸体の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の蝶番。
  5. 前記各部品を組み立てる前において、前記鞘体の外径が前記可動部材の前記貫通孔の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の蝶番。
  6. 前記軸体が、パイプ状であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の蝶番。
  7. 前記軸体が、軸方向にスリットが設けられたパイプ状であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の蝶番。
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